JP3882163B2 - 面状照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、看板や各種表示装置等の照明手段に用いられる面状照明装置に関するものであり、特に液晶表示装置の照明手段として用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】
低消費電力で作動する液晶表示装置は、薄型、軽量等の特徴があるので、主にパーソナルコンピュータや携帯電話用等を中心とした表示装置としての需要が増大している。さて、液晶表示装置の構成部材である液晶は、ブラウン管等の発光型素子と異なり自ら発光しないため、暗所での使用を可能とするための照明手段を、別個に使用することが必要となる。特に、近年の電子製品の薄型化および省電力化の要求の中では、液晶表示装置を照射するための照明手段として、サイドライト方式(導光板方式)の面状照明装置を使用することが多い。
【0003】
図8には、面状照明装置1の基本的構成部分を示している。面状照明装置1は、透明基板2および棒状の光源部11を主構成として、透明基板2の下面5を反射型液晶表示素子(図示省略)の表示面に対向配置させるものである。透明基板2の上面6には、透明基板2の一側端面3から入射される棒状の光源部11の光を、反射型液晶表示素子の表示面に照射させるための光反射パターン7が形成されている。光反射パターン7は、図示の例では、断面形状ほぼ三角形の多数の溝部8及び溝部8に隣接する平坦部9とで構成されている。光反射パターン7は、棒状の光源部11からの距離に左右されることなく透明基板2の何れの位置においても明るさがほぼ均一になるように、溝部8の形成される間隔が場所によって異なっている。すなわち、平坦部9の幅(占有面積)に対する溝部8の幅(占有面積)の比率は、透明基板2の一側端面3から遠ざかるに従って徐々に大きくなるように設定されている。なお、透明基板2に形成される光反射パターン7の溝部8は、非常に微細であるため、画面の観察においては目視で確認できない。
【0004】
棒状の光源部11は、棒状の透明材料からなる導光体13と、導光体13の両端部のうち少なくとも一方に配置される点状光源12とで構成されている。点状光源12としては発光ダイオードを使用し、さらに透明材料からなる導光体13は、透明基板2の一側端面3に沿うように配置されるものであり、導光体13の一方の端部14に、点状光源12を近接配置している。一方、導光体13には、導光体13の一方に端部14から入射される点状光源12の光を、透明基板2の一側端面3にほぼ垂直に入射させるための光路変更手段15が形成されている。図示の例では、光路変更手段15は、断面形状ほぼ三角形の凹凸を、導光体13の長手方向に一定の規則に沿って並べたものである。
【0005】
また、導光体13の透明基板2に対向する面以外の長手方向周囲は、光線を高効率で透明基板2内へ導くために、光反射部材(リフレクタ)16によって覆われている。光反射部材16は、銀等の金属を蒸着したフィルム、または、白色フィルムまたは白色の塗料を塗布したフィルム等のシート状のもの、もしくは、鏡面加工を施したアルミ板等の金属板を曲げ加工したものを使用している。
【0006】
このような面状照明装置1を反射型液晶表示素子(図示省略)に付加すると、棒状の光源部11からの発光光線は、透明基板2の一側端面3から透明基板2の内部へ入射して、その内部で反射・屈折を繰り返しながら対向面10へ向かって進行する間に、少しづつ透明基板2の下面5から出射することによって、透明基板2に隣接して配置されている反射型液晶表示素子を照射する。さらに、透明基板2には光反射パターン7を形成していることから、下面5からの出射光の量をほぼ均一な分布とすることができる。
【0007】
また、面状照明装置1は、携帯電話機用等の電子製品の表示装置として、その内部に実際に組み込まれる際には、図9に示すハウジングフレーム25によって各部品が1つにまとめられ、組立時や分解時の取扱い性の向上等を図っている。ハウジングフレーム25は、枠状の樹脂成形品であり、透明基板2の位置決め部と点状光源12(チップ型LED)の位置決め部と、導光体13の位置決め部とを備えている。図10には、導光体13の位置決め部として設けた座部29に、導光体13を嵌め込み、かつ、点状光源12の位置決め部である凹部28に、点状光源12を嵌め込んだ状態を示している。
【0008】
また、面状照明装置1は、ハウジングフレーム25の、点状光源12の位置決め部である凹部28と導光体13の位置決め部である平面状座部29を、上面および下面から覆う補強フレーム32を有している。補強フレーム32は、図9に点線でその斜視図を、図11に実線でその断面図を示すように、断面コ字状の部材であり、ステンレススチール等の金属で構成されている。そして、その下方に位置する一辺32aは、ハウジングフレーム25の下面に密着し、補強フレーム32の上方に位置する一辺32bは、点状光源12の位置決め部である凹部28を上方から覆うFPC30を、点状光源12と共に、凹部28へと押しつけることが可能な形状を有している。
【0009】
上記構成を有する面状照明装置は、面状照明装置1の主要構成部品である透明基板2、点状光源12、導光体13等を、ハウジングフレーム25によって一体にまとめ、かつ、各部品の位置決めを高精度に行うことが可能である等、面状照明装置として優れた特徴を得ることを可能とするものであり、本出願人によって、特願2001−234887明細書に詳細に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成をなす従来の面状照明装置1は、次のような課題を包含するものであった。ハウジングフレーム25は、前述のごとく、面状照明装置1の各構成部品の位置精度を高める機能を有している。そして、かかる機能をより高いものとするためには、図11に示すように、ハウジングフレーム25の、点状光源12の位置決め部である凹部28と、点状光源12とのクリアランスを極めて小さくすることが望ましい。
【0011】
しかしながら、かかる構造では、LEDである点状光源12は、発光により発熱するものであるにもかかわらず十分な放熱を行うことができず、点状光源12は次第に温度上昇し(約50℃程度まで上昇する)、光度を低下させてしまう。そして、点状光源12の光度の低下は、面状照明装置1の機能を著しく低下させることになる。
また、点状光源12の熱が、点状光源12に隣接して配置された導光体13(図10参照)に伝わり、アクリル樹脂製の導光体13を軟化させて、形状変化による光学的特性の低下を招くおそれがあった。
【0012】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、面状照明装置の主要構成部品である点状光源、導光体等を、ハウジングフレームによって一体にまとめ、かつ、各部品の位置決めを高精度に行うことを可能とし、さらに、点状光源の放熱対策を施して、面状照明装置の信頼性を向上させることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、本発明の請求項1に係る面状照明装置は、透光性材料からなる透明基板の側端面のうち少なくとも一面に沿って近接配置される棒状の透明材料からなる導光体と、該導光体の両端部のうち少なくとも一方に配置される点状光源とで構成した棒状の光源部を具備して、前記透明基板の側端面に照射され前記透明基板内に導かれた光を、前記透明基板の表面から液晶表示装置の表示部へと供給するサイドライト方式の面状照明装置において、前記点状光源と前記導光体とを、ハウジングフレームに形成した、前記点状光源の位置決め部である凹部前記導光体の位置決め部である平面状座部とで支持し、前記点状光源と前記導光体との位置決め部、前記ハウジングフレームに比して熱伝導性の高い素材で構成した補強フレームで覆前記点状光源の位置決め部である凹部の底面または壁面に貫通穴を形成して、該貫通穴から、前記補強フレームに形成した凸部を挿入し、該凸部を前記点状光源に当接させたことを特徴とするものである。
【0014】
本発明によれば、面状照明装置の主要構成部品である前記点状光源と前記導光体とを、前記ハウジングフレームによって支持することにより、夫々の位置精度を高め、かつ、前記点状光源に、前記ハウジングフレームに比して熱伝導性の高い素材で構成した補強フレームの一部分を当接させることで、前記点状光源の放熱を促進する。
より具体的には、前記点状光源の位置決め部を、前記ハウジングフレームに形成した凹部により構成し、該凹部に前記点状光源を取りつけることのみによって、必要な組立精度を確実に得ることができる。また、該凹部の底面または壁面に貫通穴を形成して、該貫通穴から、前記補強フレームに形成した凸部を挿入し、該凸部を前記点状光源に当接させることで、前記点状光源の放熱を促進する。
また、前記補強フレームに形成した凸部が前記ハウジングフレームの貫通穴に係合することで、前記ハウジングフレームから前記補強フレームが脱落することを防止する。
【0015】
また、本発明の請求項に係る面状照明装置は、請求項記載の面状照明装置において、前記ハウジングフレームに形成された貫通穴と前記ハウジングフレームの側辺とをつなぐ凹溝を設けたものである。
本発明によれば、前記ハウジングフレームに前記補強フレームを嵌め込む際に、ハウジングフレームに設けた前記凹溝が、前記補強フレームに形成した凸部を案内するガイドとなり、かつ、前記補強フレームの変形量を抑えて、当該嵌め込み作業を容易とすることができる。
【0016】
また、本発明の請求項に係る面状照明装置は、請求項または記載の面状照明装置において、前記凸部は、球面形状を有することとしたものである。
この構成によれば、前記補強フレームに形成する凸部形状を単純化することができる。
【0017】
また、本発明の請求項に係る面状照明装置は、請求項からのいずれか1項記載の面状照明装置において、前記ハウジングフレームに形成された貫通穴の、前記補強フレームの嵌め込み方向と直交する方向の寸法を、前記凸部に比して大きく形成したものである。
この構成によれば、前記ハウジングフレームの貫通穴と前記補強フレームの凸部との位置ずれを吸収し、前記ハウジングフレームに対し、前記補強フレームを確実に取り付け、かつ、補強フレームの一部を確実に前記点状光源に接触させることができる。
【0018】
また、本発明の請求項に係る面状照明装置は、請求項1からのいずれか1項記載の面状照明装置において、前記ハウジングフレームを樹脂で形成し、前記補強フレームを金属で形成したものである。
この構成によれば、前記補強フレームの熱伝導性を、前記ハウジングフレームに比して高くすることが可能となり、前記点状光源に、前記補強フレームの一部分を当接させることで、前記ハウジングフレームに固定された前記点状光源の放熱を促進することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、従来技術と同一部分または相当する部分については同一符号で示し、詳しい説明は省略する。
【0020】
なお、本説明において、「上面」、「下面」、「上方」、「下方」、「後方」、「側方」の用語は、説明の便宜上、本発明の実施の形態に係る面状照明装置の要部断面を示す図1〜図5において、各部材の位置関係を表現するために使用するものである。よって、本発明の実施の形態に係る面状照明装置が、パーソナルコンピュータや携帯電話用等の電子製品内に組み込まれ、実際に使用される時に、例えば、「上面」が必ずしも「下面」の上方にあるということを意味するものではない。
【0021】
本発明の実施の形態係る面状照明装置1においても、点状光源12と導光体13と透明基板2との位置決め部を有するハウジングフレーム25(図9、図10参照)が用いられている。図1(a)は、本発明の実施の形態に係る面状照明装置1を、ハウジングフレーム25の、点状光源12の位置決め部である凹部28において切断したときの切断面であり、従来技術の図11に相当するものである。また、図1(b)は図1(a)の下面図である。
【0022】
本発明の実施の形態に係るハウジングフレーム25には、凹部28の底面に、貫通穴33を形成している。また、補強フレーム32の下方に位置する一辺32aに、凸部34を形成している。図1の例では、凸部34は球面状の突起である。
【0023】
図示のごとく、ハウジングフレーム25に補強フレーム32を嵌め込むことにより、ハウジングフレーム25の凹部28の底面に形成した貫通穴33に、補強フレーム32の凸部34を挿入し、凸部34を、凹部28の中の点状光源12に当接させることができる。なお、補強フレーム32の凸部34の突起量は、熱の伝達を確実にするため、ハウジングフレーム25の貫通穴33にはまり込んで、点状光源12に確実に当接し得るものであって、かつ、光軸ズレを防止するために、凸部34によって点状光源12の位置ズレが生じないことが必要である。
また、ハウジングフレーム25の貫通穴33の、補強フレーム32の嵌め込み方向と直交する方向の寸法を、図1(b)に示すように、前記凸部に比して大きく形成している。
【0024】
上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。まず、面状照明装置1の主要構成部品である点状光源12と導光体13とを、ハウジングフレーム25によって支持することにより、夫々の位置精度を高めることができる。しかも、点状光源12に、補強フレーム32の一部分である突起(凸部34)を当接させることで、点状光源12の放熱を促進することができる。補強フレーム32は、樹脂成形品であるハウジングフレーム25に比して熱伝導性の高い素材(ステンレススチール等)で構成されているので、点状光源12の熱を、補強フレーム32を介して外部へと効率的に放出することができる。
したがって、点状光源12の温度上昇に起因する光度の低下を防ぎ、また、導光体13(図9、図10参照)の軟化を防ぎ、面状照明装置1の信頼性を向上させることができる。
【0025】
また、ハウジングフレーム25に形成した凹部28により点状光源12の位置決め部を構成していることから、凹部28に点状光源12を取りつけることのみによって必要な組立精度を確実に得る。これと共に、凹部28の底面に貫通穴33を形成し、貫通穴33から補強フレーム32に形成した凸部34を挿入して、凸部34を点状光源12に当接させているので、構造上、点状光源12の熱が溜まりやすい凹部28からの放熱を積極的に行うことができる。
また、図1の例では、凸部34を球面形状とすることで、補強フレーム32に形成する凸部形状を単純化し、よって、凸部34を形成する金型の形状も単純化され、金型コストを低減することができる。
【0026】
さらに、ハウジングフレーム25の貫通穴33の、補強フレーム32の嵌め込み方向と直交する方向の寸法を、凸部34に比して大きく形成しているので、部品精度等に起因する、ハウジングフレーム25の貫通穴33と補強フレーム32の凸部34との位置ずれを吸収して、ハウジングフレーム25に対する補強フレーム32の取付けを容易かつ確実に行うことが可能となる。また、補強フレーム32の凸部34を確実に点状光源12に接触させることができるので、放熱を確実に行い、面状照明装置の信頼性を向上させることが可能となる。
なお、貫通穴33の、補強フレーム32の嵌め込み方向の寸法については、凸部34とほぼ同一として、補強フレーム32が脱落する方向のガタの発生を防いでいる。
【0027】
さて、図2には、本発明の実施の形態に係る面状照明装置1の応用例を示している。図2(a)は図1(a)に相当する断面図であり、図2(b)は図1(b)に相当する下面図である。
【0028】
図2の例では、ハウジングフレーム25に、凹部28の貫通穴33とハウジングフレーム25の側辺(図2(a)の右端の縦壁)とをつなぐ凹溝35を設けている。そして、凹溝35を設けることにより、ハウジングフレーム25に補強フレーム32を嵌め込む際に、ハウジングフレーム25に設けた凹溝35が、補強フレーム32に形成した凸部34を案内するガイドとして機能し、当該嵌め込み作業を容易とすることができる。また、凹溝35は、ハウジングフレーム25に補強フレーム32を嵌め込む際の、補強フレーム32の変形量を抑えて、当該嵌め込み作業に要する力を低減し、嵌め込みを容易とすることができる。なお、ハウジングフレーム25に設けた凹溝35の幅は、図2に示されているように一定である必要はなく、ガイドとしての機能を更に向上させるために、ハウジングフレーム25の側辺から貫通穴33に近づくに従って狭小化するように構成してもよい。
また、補強フレーム32に形成した球面状の凸部34の頂部には、点状光源12との接触面積を大きくするために、平坦部を設けてもよい。
【0029】
さらに、図3には、図2に示す応用例の、さらに別の応用例を示している。図3(a)は図2(a)に相当する断面図であり、図3(b)は図2(b)に相当する下面図である。
【0030】
図3の例においても、ハウジングフレーム25に、凹部28の貫通穴33と側辺とをつなぐ凹溝35を設け、ハウジングフレーム25に対する補強フレーム32の嵌め込み作業の容易化を図っている。加えて、補強フレーム32の下方に位置する一辺32aに、球面状の凸部34に替えて凸部36を形成している。凸部36は、図3(a)に示すように一方向に傾斜する突起であり、ハウジングフレーム25に補強フレーム32を嵌め込む際の作業性を損なうことなく、凹部28の貫通穴33と、補強フレーム32の凸部36との当接面積を増やして、補強フレーム32の抜け止めをより確実に行うものである。
【0031】
以上のごとく、本発明の実施の形態によれば、図9〜図11に示す従来の面状照明装置と同様に、ハウジングフレーム25を用い、点状光源12と導光体13と透明基板2とを所定の位置関係で支持することにより、点状光源12と導光体13と透明基板2とを、ハウジングフレーム25の所定の位置決め部に取りつけることのみによって、必要な組立精度を確実に得ることができる。また、各部材を正確に位置決めするための作業性を向上させることができる。かかる効果に加え、ハウジングフレーム25に嵌め込まれた点状光源12の放熱を促進することが可能となり、面状照明装置1の信頼性を向上させることが可能となる。
【0032】
以上の実施例では、何れもハウジングフレーム25に形成された点状光源位置決め用凹部の底面に貫通穴を形成した場合を説明したが、この形態に限定されるものではない。例えば、図4に示すように、点状光源12の側面に対向する凹部の壁面(側辺に対応)に貫通穴37を形成し、補強フレーム32の後方に位置する一辺32cに、点状光源12と当接する凸部38を形成することが可能である。あるいは、図5(図9のB−B線に相当する位置における断面図である)に示すように、点状光源12の背面に対向する凹部の壁面(図9の右端の縦壁)に貫通穴39を形成し、補強フレーム32には側方に位置する一辺32dを形成して、かかる一辺32dに、点状光源12と当接する凸部40を形成することも可能である。図5に示す例の場合には、図示は省略するが、ハウジングフレーム25に、貫通穴39とハウジングフレーム25の側辺(図9の後端の縦壁に相当する側辺)とをつなぐ凹溝を設けることとしてもよい。さらに、以上の各例の組合わせであってもよい。
なお、本発明の面状照明装置は、従来技術で説明した反射型液晶表示素子への適用に限定されるものではなく、透過型液晶素子を含めて補助照明手段を要するあらゆる表示装置に適用できるものである。
【0033】
【実施例】
図6には、本発明(改善品)と従来技術(従来品)とで、LEDの温度差を示しており、図6(a)は、それらの値をまとめた図表を、図6(b)はそれらの値に基づきグラフ化した図を示している。このように、本発明の温度上昇防止効果は顕著である。そして、図7に示すLEDの周囲温度Ta(℃)と相対光度(a.u.)との関係のグラフから把握されるように、本発明の相対光度は従来技術に比して高い値となることがわかる。
【0034】
【発明の効果】
本発明はこのように構成したので、以下のような効果を有する。まず、本発明の請求項1に係る面状照明装置によれば、面状照明装置の主要構成部品である点状光源、導光体等を、ハウジングフレームによって一体にまとめ、かつ、各部品の位置決めを高精度に行うことを可能とし、さらに、点状光源の放熱対策を施して、面状照明装置の信頼性を向上させることが可能となる。
【0035】
また、本発明の請求項に係る面状照明装置によれば、必要な組立精度を確実に得ることを可能とし、かつ、前記点状光源の放熱を促進することができる。また、前記ハウジングフレームから前記補強フレームが脱落することを防止して、面状照明装置の信頼性を向上させることができる。
【0036】
また、本発明の請求項に係る面状照明装置によれば、前記ハウジングフレームに対する補強フレームの嵌め込み作業を容易として、面状照明装置の信頼性の向上を促進することができる。
また、本発明の請求項に係る面状照明装置によれば、前記補強フレームの凸部を球面形状とすることで、前記補強フレームに形成する凸部形状を単純化し、よって、凸部を形成する金型の形状も単純化され、金型コストを低減することができる。
【0037】
また、本発明の請求項に係る面状照明装置によれば、前記ハウジングフレームの貫通穴と前記補強フレームの凸部との位置ずれを吸収し、前記ハウジングフレームに対し、前記補強フレームを確実に取り付け、かつ、補強フレームの一部を確実に前記点状光源に接触させることができる。よって、面状照明装置の信頼性を向上させることが可能となる。
【0038】
また、本発明の請求項に係る面状照明装置によれば、前記点状光源に、前記補強フレームの一部分を当接させることで、前記ハウジングフレームに固定された点状光源の放熱を促進することができる。よって、面状照明装置の信頼性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る面状照明装置を示すものであり、(a)はその要部断面図(b)は下面図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る面状照明装置の応用例を示すものであり、(a)はその要部断面図(b)は下面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る面状照明装置の別の応用例を示すものであり、(a)はその要部断面図(b)は下面図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る面状照明装置の別の応用例を示す、要部断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係る面状照明装置の別の応用例を示す、要部断面図である。
【図6】 本発明(改善品)と従来技術(従来品)とのLEDの温度差を示すものであり、(a)はそれらの値をまとめた図表を、(b)はそれらの値に基づきグラフ化した図である。
【図7】 LEDの周囲温度Ta(℃)と相対光度(a.u.)との関係を示すグラフである。
【図8】 従来の面状照明装置の、基本的構成部分を示す分解斜視図である。
【図9】 従来の面状照明装置の要部を示す斜視図である。
【図10】 従来の面状照明装置の、図9と同じ部分を、別方向から見た斜視図である。
【図11】 図9のA−A線における断面図である。
【符号の説明】
1 面状照明装置
12 点状光源
13 導光体
25 ハウジングフレーム
28 凹部
29 座部
30 FPC
32 補強フレーム
32a 下方に位置する一辺
32b 上方に位置する一辺
32c 後方に位置する一辺
32d 側方に位置する一辺
33、37、39 貫通穴
34、36、38、40 凸部(突起)
35 凹溝

Claims (5)

  1. 透光性材料からなる透明基板の側端面のうち少なくとも一面に沿って近接配置される棒状の透明材料からなる導光体と、該導光体の両端部のうち少なくとも一方に配置される点状光源とで構成した棒状の光源部を具備して、前記透明基板の側端面に照射され前記透明基板内に導かれた光を、前記透明基板の表面から液晶表示装置の表示部へと供給するサイドライト方式の面状照明装置において、
    前記点状光源と前記導光体とを、ハウジングフレームに形成した、前記点状光源の位置決め部である凹部前記導光体の位置決め部である平面状座部とで支持し、前記点状光源と前記導光体との位置決め部、前記ハウジングフレームに比して熱伝導性の高い素材で構成した補強フレームで覆
    前記点状光源の位置決め部である凹部の底面または壁面に貫通穴を形成して、該貫通穴から、前記補強フレームに形成した凸部を挿入し、該凸部を前記点状光源に当接させたことを特徴とする面状照明装置。
  2. 前記ハウジングフレームに形成された貫通穴と前記ハウジングフレームの側辺とをつなぐ凹溝を設けたことを特徴とする請求項記載の面状照明装置。
  3. 前記凸部は、球面形状を有することを特徴とする請求項または記載の面状照明装置。
  4. 前記ハウジングフレームに形成された貫通穴の、前記補強フレームの嵌め込み方向と直交する方向の寸法を、前記凸部に比して大きく形成したことを特徴とする請求項からのいずれか1項記載の面状照明装置。
  5. 前記ハウジングフレームを樹脂で形成し、前記補強フレームを金属で形成したことを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の面状照明装置。
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