JP3880500B2 - デジタル放送選局装置及び選局方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送選局装置及び選局方法、より詳細には、地上波デジタル放送などのデジタル放送における放送サービスの選局を容易に行うためのデジタル放送選局装置及び選局方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、BS放送、CS放送、地上波デジタル放送などをはじめとする放送のデジタル化により、多チャンネルサービスが行われるようになってきた。例えば、BS放送やCS放送などはそれぞれ数百チャンネルの放送サービスを有している。ここで、BS/CS放送を含むデジタル放送における選局手順は、例えば、BS/CS識別ボタンを押してから、選局番号(以下、しばしば、チャンネル番号又はSID(サービスID)という)を3桁押す方法や、リモコンのBS/CS専用テンキーボタンでチャンネル番号を3桁押す方法などがある。この選局方法の具体例としては、チャンネル番号をリモコン等の入力装置を用いて直接選択して選局するダイレクト選局や、所定のリモコンボタンにより全チャンネル番号を順次選択するアップ・ダウン選局、所望のチャンネル番号がプリセットされたリモコンボタンにより当該チャンネルを選局するプリセット選局など、チャンネル番号に基づいた選局方法が広く採用されている。
【0003】
ところで、一般的に、映像信号をデジタル化すると、その情報量は膨大となり、情報を圧縮することなく伝送又は記録等を行うことは通信速度などの点で困難となるため、例えばMPEG方式等の高能率な画像圧縮技術が必須となる。このような画像圧縮技術を用いることにより、テレビジョン信号などを圧縮符号化データとして伝送することができる地上波デジタル放送が期待されている。これは、上記画像圧縮技術を利用することにより、従来の非圧縮符号化データより所要伝送周波数帯域幅を大幅に狭域化して多チャンネル化を図ることができるとともに、高画質の映像をユーザに提供することが可能となる。
【0004】
上述した地上波デジタル放送においては、全国的にデジタル放送用チャンネルへ随時移行されるが、県域放送や広域放送、各局のブランドイメージなどによりチャンネル番号が同じで異なる内容の放送サービスを受信する地域が発生することが予想される。この対応として、地上波デジタル放送における放送チャンネル(例えば、3桁からなる)に、さらに一桁多い4桁目(枝番号)を設け、この4桁目を識別子としてデジタル放送受信機のメーカ等が任意に使用できるようにし、上記のようにチャンネル番号が同じで異なる内容の放送サービスを選局したい場合、ユーザは、放送サービスを識別するために4桁のチャンネル番号を押してダイレクトに選局しなければならない。
【0005】
このような場合に、ユーザは、放送サービスの選局時に、例えば3桁のチャンネル番号に、さらに枝番号として一桁多く入力しないと、所望の放送サービスをダイレクトに選局することができない。すなわち、枝番号を含む4桁の数字を順番に押すことになり、選局操作が煩雑となる上に、4桁全てのチャンネル番号と放送サービスとを対応付けて覚えておくことは難しく、使い勝手が悪いという問題がある。また、チャンネル番号のアップ・ダウンボタンを用いて選局するには時間がかかり過ぎてしまうという問題がある。
【0006】
従来のデジタル放送における選局方法には、同じチャンネル番号を有する放送サービスが存在する場合において所望の放送サービスをダイレクト選局する際にチャンネル番号が入力されると、入力されたチャンネル番号に応じた数値と同じチャンネル番号が複数あれば、それらのチャンネル番号を同時にユーザに提示して選択させることにより、同じチャンネル番号が存在する場合においても放送元を意識することなく従来からのダイレクト選局やチャンネルアップ・ダウン選局を実現できるようにしたものが開示されている。(例えば、特許文献1参照)
【0007】
【特許文献1】
特開2002−94889号公報(第3−5頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術は、チャンネル番号を入力する度に、同じチャンネル番号があるかどうか検索し、検索した結果、同じチャンネル番号が複数あれば、それらのチャンネル番号を同時にユーザに提示して選択させるもので、枝番号を用いてダイレクトに選局操作を行うようになっていない上に、例えば、前回選択したチャンネル番号のように選択頻度の高いチャンネル番号を選択するにも同様にチャンネル番号を検索し、その結果をユーザに提示して選択させるために使い勝手が悪かった。
【0009】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、デジタル放送において選局番号が同じで内容の異なる放送サービスがある場合に、これらの放送サービスを識別するための識別子を選局番号に付加し、その識別子に応じた入力信号を取得することにより所望の放送サービスを容易に選局できるようにすること、より具体的には、リモコン等の入力装置を用いてダイレクト入力し易い選局番号及び識別子により前回選局した放送サービスなどの選局頻度の高い放送サービスを容易に選局できるようにすること、を目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための第1の技術手段は、選局番号が予め割り当てられた放送サービスに応じた放送信号を受信する受信手段と、該受信した放送信号に応じた放送サービスを選局する際に選局番号を取得し、該取得した選局番号に基づいて選局可能な放送サービスを検索する放送サービス検索手段と、該検索した結果により同一の選局番号が割り当てられた放送サービスがある場合に、該放送サービスを識別するための識別子を前記同一の選局番号に付加する識別子付加手段と、該付加した識別子のうちのいずれか1に応じた入力信号を取得し、該取得した入力信号に基づいて前記同一の選局番号が割り当てられた放送サービスの中から所望の放送サービスを選局する放送サービス選局手段とを有するデジタル放送選局装置において、前記放送サービス選局手段により前回選局した放送サービスに応じた選局番号と、該選局番号に付加した識別子とを記憶する選局番号記憶手段を有し、前記放送サービス選局手段は、前記選局番号記憶手段により記憶した選局番号の下一桁に応じた入力信号を前記識別子とし、該識別子に基づいて選局した放送サービスを前回選局した放送サービスとすることを特徴としたものである。
【0011】
上記第1の技術手段によると、前回選択した選局番号及び識別子を記憶し、記憶した前回の選局番号の下一桁に応じた入力信号を識別子とし、この識別子に基づいて選局した放送サービスを前回選局した放送サービスとすることにより、リモコン等の入力手段を用いて、選局番号の下一桁の連続押しというユーザにとって最も入力し易い選局方法により、前回選局した放送サービスを簡単に選局することができる。
【0012】
また、第2の技術手段は、選局番号が予め割り当てられた放送サービスに応じた放送信号を受信する受信手段と、該受信した放送信号に応じた放送サービスを選局する際に選局番号を取得し、該取得した選局番号に基づいて選局可能な放送サービスを検索する放送サービス検索手段と、該検索した結果により同一の選局番号が割り当てられた放送サービスがある場合に、該放送サービスを識別するための識別子を前記同一の選局番号に付加する識別子付加手段と、該付加した識別子のうちのいずれか1に応じた入力信号を取得し、該取得した入力信号に基づいて前記同一の選局番号が割り当てられた放送サービスの中から所望の放送サービスを選局する放送サービス選局手段とを有するデジタル放送選局装置において、前記放送サービス選局手段により前回選局した放送サービスに応じた選局番号と、該選局番号に付加した識別子とを記憶する選局番号記憶手段を有し、前記放送サービス選局手段は、前記選局番号記憶手段により記憶した選局番号の全て又は一部の桁に応じた入力信号を取得し、該選局番号に基づいて選局した放送サービスを前回選局した放送サービスとすることを特徴としたものである。
【0013】
上記第2の技術手段によると、前回選択した選局番号及び識別子を記憶し、記憶した前回の選局番号の全て又は一部の桁に応じた入力信号に基づいて選局した放送サービスを前回選局した放送サービスとすることにより、リモコン等の入力手段を用いて、識別子の入力を必要とせず選局番号の全て又は一部の桁のみというユーザにとって入力し易い選局方法により、前回選局した放送サービスを簡単に選局することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタル放送選局装置の構成例を説明するためのブロック図で、図中、1は地上波デジタル放送受信アンテナ、2はBS/CSデジタル放送受信アンテナ、3はフロントエンド部で、該フロントエンド部3は、チューナ部3a,復調回路3b,誤訂正部3cを有し、4はトランスポート部で、該トランスポート部4は、トランスポートデコーダ部4aを有し、5はデコード部で、該デコード部5は、デコーダ部5a,OSD(On Screen Display)表示部5b,ビデオエンコーダ部5c,音声DAC(Digital Analog Converter)部5dを有し、6はCPU、7は入力I/F、8は入出力I/F、9はリモコン受光部、10は不揮発性補助記憶装置、11は入力手段(本例ではリモコン)、12はROM、13はRAM、14はユーザにより前回選択された選局番号及び識別子(例えば、123−2)からなる選局データで、選局データ14は、ROM12又はRAM13に記憶されている。
【0015】
本デジタル放送選局装置は、検索手段12a,識別子付加手段12b,選局手段12cを有し、これらの各手段は、選局番号及び識別子を利用したダイレクト選局処理を実行するためのプログラムとしてROM12又はRAM13に格納され、CPU6により適宜読み出されて実行されるものとする。ここで、識別子とは、同じ選局番号(例えば3桁からなる)を持つ放送サービスがある場合に、これらの放送サービスを識別するために4桁目として付加するもので、例えば数字,文字,記号等、識別が可能であればどのようなものでもよいが、本実施形態においては、説明を簡単にするために、この識別子をしばしば枝番号という。
【0016】
本デジタル放送選局装置において、BS/CSデジタル放送受信アンテナ2により受信された放送信号の中から、所望の周波数の放送信号が、チューナ部3aでセレクトされ、このチューナ部3aからの出力信号が復調回路3bで復調され、復調回路3bからの出力信号が誤訂正部3cで誤まり訂正され、誤訂正部3cからの出力信号がトランスポートデコーダ部4aでトランスポート(TS)信号として復調されて出力される。トランスポートデコーダ部4aからのTS信号がデコーダ部5a(例えば、MPEGデコーダ等)でデコードされ、デコードされたTS信号は、ビデオエンコーダ部5cと、音声DAC部5dとにそれぞれ入力されて、ビデオエンコーダ部5c及び音声DAC部5dはそれぞれ映像信号と音声信号として出力する。この際、映像信号は、OSD表示部5bを介して出力される。
【0017】
また、地上波デジタル放送受信アンテナ1により受信された放送信号の中から、所望の周波数の放送信号が、チューナ部3aでセレクトされ、このチューナ部3aからの出力信号が復調回路3bで復調され、復調回路3bからの出力信号が誤訂正部3cで誤まり訂正され、誤訂正部3cからの出力信号がトランスポートデコーダ部4aでトランスポート(TS)信号として復調されて出力される。トランスポートデコーダ部4aからのTS信号がデコーダ部5a(例えば、MPEGデコーダ等)でデコードされ、デコードされたTS信号は、ビデオエンコーダ部5cと、音声DAC部5dとにそれぞれ入力されて、ビデオエンコーダ部5c及び音声DAC部5dはそれぞれ映像信号と音声信号として出力する。この際、映像信号は、OSD表示部5bを介して出力される。
【0018】
また、ユーザは所望の放送サービスを選局したい場合に、リモコン11のテンキーやアップ・ダウンキー、プリセットキー等から所望の放送サービスに応じた選局番号を入力し、本デジタル放送選局装置は、リモコン11の出力信号をリモコン受光部9を介して取得し、取得した信号を入出力I/F8からCPU6に入力する。CPU6は、入力された信号に基づいてフロントエンド部3,トランスポート部4,デコード部5における各処理を制御してユーザに対して放送サービスを提供する。この際、リモコン11以外の入力手段を用いることも可能で、この入力手段による操作入力は入力I/F7に入力される。具体的には、例えば、OSD表示する液晶モニタ等に搭載可能なタッチパネルや、本デジタル放送選局装置に内蔵したテンキー等を含む操作パネルなどが想定される。
【0019】
ここで、検索手段12aは、地上波デジタル放送受信アンテナ1又はBS/CSデジタル放送受信アンテナ2により受信した放送信号に応じた放送サービスを選局する際に、リモコン11から選局番号として、例えば3桁の123を取得し(以下、選局番号123)、取得した選局番号123に基づいて選局可能な放送サービスを検索する。識別子付加手段12bは、検索手段12aにより検索した結果により同一の選局番号123が割り当てられた放送サービスがある場合に、その放送サービスを識別するための枝番号として、例えば1,2,3,・・・を同一の選局番号123に付加する。選局手段12cは、識別子付加手段12bにより付加した枝番号1,2,3,・・・のうちのいずれか1に応じた入力信号を取得し、取得した入力信号に基づいて同一の選局番号123が割り当てられた放送サービスの中から所望の放送サービスを選局する。また、OSD表示部5bは、同一の選局番号123に付加した各識別子と、各識別子に応じた放送サービスとの対応関係を選局情報として提示し、ユーザに枝番号の選択を促すメッセージを提示することができる。
【0020】
本デジタル放送選局装置において、ROM12又はRAM13には、選局手段12cにより前回選局した放送サービスに応じた選局番号と、その選局番号に付加した枝番号とが記憶される。これは、例えば前回選局した放送局の選局番号が123、枝番号が2であった場合に、この123−2が記憶される。また、選局手段12cは、ROM12又はRAM13に記憶した前回の選局番号123の下一桁に応じた入力信号を枝番号(本例では3)とし、この枝番号3に基づいて選局した放送サービスを前回選局した放送サービスとするものである。すなわち、リモコン11から選局番号123を入力した後に、その下一桁(本例では3)を枝番号として連続して入力することにより(結果として、選局番号123−3となる)、ROM12又はRAM13に記憶した前回の選局番号123−2に対応した放送サービスを選局するようにしたものである。これにより、選局番号の下一桁の連続押しというユーザにとって最も入力し易い選局番号及び枝番号により、前回選局した放送サービスを簡単に選局することができる。
【0021】
この際、識別子付加手段12bは、同一の選局番号123に枝番号を付加する際に、ROM12又はRAM13に記憶した選局番号123の下一桁以外、つまり3以外を枝番号として付加する。従って、枝番号として付加されるのは、1,2,4、・・・となるように関連付けし、下一桁の数字は欠番となるようにしておく。こうすることで、選局番号の下一桁の連続押しによる選局番号123−3を前回の選局番号123−2に割り当てることができる。ここで、本発明は、いずれの選局番号においても同様に適用できることは言うまでもない。
【0022】
本発明によると、前回選択した選局番号及び識別子を記憶し、記憶した前回の選局番号の下一桁に応じた入力信号を識別子とし、この識別子に基づいて選局した放送サービスを前回選局した放送サービスとすることにより、リモコン等の入力手段を用いて、選局番号の下一桁の連続押しというユーザにとって最も入力し易い選局方法により、前回選局した放送サービスを簡単に選局することができる。
【0023】
図2は、本発明に係るチャンネル登録テーブルの一例を示す図で、図中、15はチャンネル登録テーブルである。このチャンネル登録テーブル15には、キー番号、放送局名、チャンネル番号(SID)を少なくとも含む各項目に応じた情報が登録されている。チャンネル登録テーブル15に登録する情報は、これらに限らず、例えば、放送エリアを表す地域番号,チャンネル番号に対応した放送周波数が登録されている。このチャンネル登録テーブル15に登録された情報は、本デジタル放送選局装置に与えられる。これにより、本デジタル放送選局装置は、例えば、放送エリアを表す地域番号,地域番号毎に放送されているチャンネル番号,チャンネル番号に応じた放送周波数などの情報を取得することができる。
【0024】
図2において、放送局A,B,Cの3つの放送局には同じチャンネル番号123が割り当てられている。前述の検索手段12aは、リモコン11から入力される選局番号123に基づいて検索を実行し、その結果、同じチャンネル番号123を持つ放送局A,B,Cを抽出することができる。
【0025】
図3は、本発明に係る入力手段の一例であるリモコン11の外観を示す正面図である。リモコン11は、ダイレクト選局時にチャンネル番号を選択するための番号からなるテンキー、チャンネル番号の昇順又は降順に順送り又は逆送りで選局するためのアップ・ダウンキー、チャンネル番号がプリセットされたプリセットキー(又はテンキー)などからなる操作キーを有し、これらの操作キーに応じた信号を出力することにより、本デジタル放送選局装置を操作することができる。ユーザは、リモコン11を用いて、例えば、ダイレクト選局や、アップ・ダウン選局、プリセット選局などの選局を行うことができる。
【0026】
図4は、本発明が適用されるデジタル放送選局方法の一例を説明するためのフロー図である。図4(A)において、まず、前回選択したSID(枝番号を含む)をROM12又はRAM13に記憶する(ステップS1)。ユーザはリモコン11から多桁入力し(ステップS2)、検索対象とするSIDを確定する(ステップS3)。検索手段12aは、同一SIDを持つ放送局がいくつあるか検索し(ステップS4)、複数の放送局がある場合に枝番号を割り振る(ステップS5)。このステップS5における枝番号の割り振り処理の詳細は後述するものとする。
【0027】
次に、全てのSIDについて検索したかどうか判断し(ステップS6)、全てのSIDについて検索していない場合(NOの場合)、ステップS4に戻り処理を繰り返す。ステップS6において、全てのSIDについて検索した場合(YESの場合)、枝番号が一つしかないかどうか判断し(ステップS7)、枝番号が一つの場合(YESの場合)、その枝番号に基づいて選局を開始する(ステップS8)。ステップS7において、枝番号が一つでなく複数の場合(NOの場合)、OSD表示等を用いてユーザに枝番号の選択を促し(ステップS9)、ユーザは所望の放送サービスに応じた枝番号を選択し(ステップS10)、ステップS8に移行して、選択した枝番号に基づいて選局を開始する。上記ステップS9において、OSD表示部5bは、同一SIDに付加した各識別子と、各識別子に応じた放送サービスとの対応関係を選局情報として提示し、ユーザに枝番号の選択を促すメッセージを提示することができる。
【0028】
ここで、上記ステップS9及びステップS10における選局動作の他の実施形態として、ステップS9を省略し、OSD表示せずにリモコン11単独で枝番号を選択するようにしてもよく、また、本デジタル放送選局装置に接続される液晶モニタなどに搭載可能なタッチパネルを利用して枝番号を選択するようにしてもよい。また、本デジタル放送選局装置にテンキー等を含む操作パネルを内蔵して枝番号を選択するようにしてもよい。
【0029】
図4(B)において、図4(A)に示すフロー図に基づき実際のSIDを用いて具体的に説明する。本例では、SIDが123の場合について説明するものとする。まず、ステップS1において、前回選局したB放送局に割り当てられている枝番号2を含むSID123−2をROM12又はRAM13に記憶しておく。ステップS2において、ユーザはリモコン11からSID123を入力する。ステップS3においてSID123が確定され、ステップS4において、確定したSID123を持つ放送局を検索し、検索した結果、例えば、放送局A,B,Cの3つを抽出する。
【0030】
次に、ステップS5において、上記3つの放送局A,B,Cに枝番号を割り振るが、この際、SID123の下一桁の3以外の数字を割り振るようにして、A放送局:123−1,B放送局:123−2(前回選局),C放送局:123−4というように枝番号を割り振る。さらに、ステップS9において、OSD表示等を用いてユーザに対して割り振った枝番号の選択を促す。ステップS10において、ユーザは所望の放送サービスに応じた枝番号を選択するが、この際、ユーザがSID123−3(下一桁の連続押し)を選択すると、B放送局、すなわち前回選局した放送局を簡単に選局することができる。次に、ステップS8に移行して、本デジタル放送選局装置は、ステップS10にて選択した枝番号に基づいて選局を開始する。
【0031】
図5は、図4のステップS5における枝番号の割り振り処理の一例を説明するためのフロー図である。まず、SIDの下一桁をX、枝番号をbranchとする(ステップS21)。同一SIDを持つ放送局分のflag(flag=1)を設定し、flagが下一桁Xに等しいかどうか判断し(ステップS22)、flagが下一桁Xに等しい場合(YESの場合)、枝番号branch=flag+1に設定し(ステップS23)、flagが下一桁Xに等しくない場合(NOの場合)、枝番号branch=flagに設定する(ステップS24)。次に、下一桁Xに等しい枝番号branchを前回選局の枝番号とし(ステップS25)、全てのflagについて終了したかどうか判断し(ステップS26)、全てのflagについて終了していない場合(NOの場合)、ステップS22に戻り、処理を繰り返し、全てのflagについて終了した場合(YESの場合)、処理を終了する。
【0032】
図6は、本発明の他の実施形態に係るデジタル放送選局装置の構成例を説明するためのブロック図である。本実施形態におけるデジタル放送選局装置は、選局番号登録手段12dをROM12又はRAM13に格納している点において図1に示したデジタル放送選局装置と異なる。その他の構成については、図1に示したデジタル放送選局装置と同じ構成をとるものとする。
【0033】
図6において、検索手段12aは、地上波デジタル放送受信アンテナ1又はBS/CSデジタル放送受信アンテナ2により受信した放送信号に応じた放送サービスを選局する際に、リモコン11から選局番号として、例えば3桁の123を取得し(以下、選局番号123)、取得した選局番号123に基づいて選局可能な放送サービスを検索する。識別子付加手段12bは、検索手段12aにより検索した結果により同一の選局番号123が割り当てられた放送サービスがある場合に、その放送サービスを識別するための枝番号として、例えば1,2,3,・・・を同一の選局番号123に付加する。また、ROM12又はRAM13には、選局手段12cにより前回選局した放送サービスに応じた選局番号と、その選局番号に付加した枝番号とが記憶される。本例では123−2が記憶される。
【0034】
本実施形態における選局手段12cは、ROM12又はRAM13に記憶した選局番号123の全て又は一部の桁に応じた入力信号をリモコン11から取得し、取得した選局番号に基づいて前回選局した放送サービスを選局する。これは、表示桁を固定(本例では3桁)とした場合に、選局番号123の「1」,「12」,「123」のいずれかに応じた入力信号に基づいて前回選局した放送サービスを選局するようにしたもので、選局番号123の全て又は一部の桁の数字がROM12又はRAM13に記憶した選局番号及び枝番号123―2に関連付けされており、前述の図1に示した実施形態と異なり枝番号の入力を必要としない。これにより、ユーザは、枝番号を入力することなく、選局番号123の全て又は一部の桁の入力のみで簡単に前回選局した放送サービスを選局することができる。
【0035】
また、ユーザは、前回選局した放送サービス以外の放送サービスを選局したい場合、選局番号123を入力した後に、ROM12又はRAM13に記憶した枝番号(本例では2)以外で識別子付加手段12bにより付加した枝番号(本例では、1,3,・・・)を入力し、入力した枝番号に基づいて前回選局した放送サービスと異なる放送サービスを選局することができる。
【0036】
また、選局番号登録手段12dは、ROM12又はRAM13に記憶した選局番号及び識別子(123−2)をリモコン11等の入力手段が備える任意の操作キーに登録する。ユーザが当該操作キーを選択すると、選局番号登録手段12dにより登録した選局番号及び識別子(123−2)に基づいて前回選局した放送サービスを選局することができる。これにより、ユーザは、一つの操作キーを押し下げるだけのシングルアクションで、より簡単に前回選局した放送サービスを選局することができる。
【0037】
ここで、識別子付加手段12bは、同一の選局番号123に枝番号を付加する際に、選局番号123が割り当てられた各放送サービスの放送地域に関する情報に基づいて枝番号を付加するようにしてもよい。このように枝番号に意味を持たせることにより、ユーザは所望の放送サービスと枝番号とを関連付けておくことができるために、選局操作がし易くなる。
【0038】
本発明によると、前回選択した選局番号及び識別子を記憶し、記憶した前回の選局番号の全て又は一部の桁に応じた入力信号に基づいて選局した放送サービスを前回選局した放送サービスとすることにより、リモコン等の入力手段を用いて、識別子の入力を必要とせず選局番号の全て又は一部の桁のみというユーザにとって入力し易い選局方法により、前回選局した放送サービスを簡単に選局することができる。
【0039】
図7は、本発明が適用されるデジタル放送選局方法の他の例を説明するためのフロー図である。図7(A)において、まず、前回選択したSID(枝番号を含む)をROM12又はRAM13に記憶する(ステップS31)。ユーザはリモコン11から入力し(ステップS32)、検索対象とするSIDを確定するかどうか判断し(ステップS33)、SIDを確定する場合(YESの場合)、検索手段12aは、同一SIDを持つ放送局がいくつあるか検索し(ステップS34)、複数の放送局がある場合に枝番号を割り振る(ステップS35)。
【0040】
次に、全てのSIDについて検索したかどうか判断し(ステップS36)、全てのSIDについて検索していない場合(NOの場合)、ステップS34に戻り処理を繰り返す。ステップS36において、全てのSIDについて検索した場合(YESの場合)、枝番号が一つしかないかどうか判断し(ステップS37)、枝番号が一つの場合(YESの場合)、その枝番号に基づいて選局を開始する(ステップS38)。ステップS37において、枝番号が一つでなく複数の場合(NOの場合)、OSD表示等を用いてユーザに枝番号の選択を促し(ステップS39)、ユーザは所望の放送サービスに応じた枝番号を選択し(ステップS40)、ステップS38に移行して、選択した枝番号に基づいて選局を開始する。ここで、上記ステップS39において、OSD表示部5bは、同一SIDに付加した各識別子と、各識別子に応じた放送サービスとの対応関係を選局情報として提示し、ユーザに枝番号の選択を促すメッセージを提示することができる。
【0041】
一方、上記ステップS33において、SIDを確定しない場合(NOの場合)、SIDの全て又は一部の桁に基づいて前回選択したSIDを選択し(ステップS41)、選択したSIDにより選局を開始する(ステップS38)。
【0042】
ここで、上記ステップS39及びステップS40における選局動作の他の実施形態として、ステップS39を省略し、OSD表示せずにリモコン11単独で枝番号を選択するようにしてもよく、また、本デジタル放送選局装置に接続される液晶モニタなどに搭載可能なタッチパネルを利用して枝番号を選択するようにしてもよい。また、本デジタル放送選局装置にテンキー等を含む操作パネルを内蔵して枝番号を選択するようにしてもよい。
【0043】
図7(B)において、図7(A)に示すフロー図に基づき実際のSIDを用いて具体的に説明する。本例では、SIDが123の場合について説明するものとする。まず、ステップS31において、前回選局したB放送局に割り当てられている枝番号2を含むSID123−2をROM12又はRAM13に記憶しておく。ステップS32において、ユーザはリモコン11からSID123の全て又は一部の桁、すなわち、「1」,「12」,「123」のいずれかを入力する。ステップS33においてSID123を確定しない場合には、「1」,「12」,「123」のいずれかの入力に基づいて前回のSID123−2(B放送局)を選択し(ステップS41)、SID123を確定した場合には、ステップS34において、確定したSID123を持つ放送局を検索し、検索した結果、例えば、放送局A,B,Cの3つを抽出する。
【0044】
次に、ステップS35において、上記3つの放送局A,B,Cに枝番号を割り振るが、本例の場合、SID123に1,2,3、又は、1,2の数字を割り振るようにして、A放送局:123−1,B放送局:123−2(前回選局)又は123−(枝番号なし),C放送局:123−3又は123−2というように枝番号を割り振る。さらに、ステップS39において、OSD表示等を用いてユーザに対して割り振った枝番号の選択を促す。ステップS40において、ユーザは所望の放送サービスに応じた枝番号を選択する。次に、ステップS38に移行して、本デジタル放送選局装置は、ステップS40にて選択した枝番号に基づいて選局を開始する。
【0045】
図8は、ユーザに選局を促すための選局情報を画面上に表示した場合の一例を示す図で、図中、20はデジタル放送選局装置、21はモニタである。ユーザはリモコン11から、例えば選局番号123を入力し、デジタル放送選局装置20は、選局番号123を持つ放送局を検索し、検索した放送局に枝番号を割り当てて、その結果を選局情報としてモニタ21にOSD表示させる。ユーザはこのモニタ21にOSD表示された選局情報に基づいて枝番号を選択して所望の放送局を選局する。
【0046】
また、上記選局動作の他の実施形態として、モニタ21にOSD表示せずにリモコン11単独で枝番号を選択するようにしてもよく、また、モニタ21に搭載可能なタッチパネルを利用して枝番号を選択するようにしてもよい。また、デジタル放送選局装置20にテンキー等を含む操作パネルを内蔵して枝番号を選択するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明によると、デジタル放送において選局番号が同じで内容の異なる放送サービスがある場合に、これらの放送サービスを識別するための識別子を選局番号に付加し、その識別子に応じた入力信号を取得することにより所望の放送サービスを容易に選局することができるとともに、リモコン等の入力装置を用いてダイレクト入力し易い選局番号及び識別子により前回選局した放送サービスなどの選局頻度の高い放送サービスを容易に選局することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタル放送選局装置の構成例を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明に係るチャンネル登録テーブルの一例を示す図である。
【図3】本発明に係る入力手段の一例であるリモコンの外観を示す正面図である。
【図4】本発明が適用されるデジタル放送選局方法の一例を説明するためのフロー図である。
【図5】図4における枝番号の割り振り処理の一例を説明するためのフロー図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係るデジタル放送選局装置の構成例を説明するためのブロック図である。
【図7】本発明が適用されるデジタル放送選局方法の他の例を説明するためのフロー図である。
【図8】ユーザに選局を促すための選局情報を画面上に表示した場合の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…地上波デジタル放送受信アンテナ、2…BS/CSデジタル放送受信アンテナ、3…フロントエンド部、3a…チューナ部、3b…復調回路、3c…誤訂正部、4…トランスポート部、4a…トランスポートデコーダ部、5…デコード部、5a…デコーダ部、5b…OSD表示部、5c…ビデオエンコーダ部、5d…音声DAC部、6…CPU、7…入力I/F、8…入出力I/F、9…リモコン受光部、10…不揮発性補助記憶装置、11…入力手段(リモコン)、12…ROM、12a…検索手段、12b…識別子付加手段、12c…選局手段、12d…選局番号登録手段、13…RAM、14…選局データ、15…チャンネル登録テーブル、20…デジタル放送選局装置、21…モニタ。

Claims (12)

  1. 選局番号が予め割り当てられた放送サービスに応じた放送信号を受信する受信手段と、該受信した放送信号に応じた放送サービスを選局する際に選局番号を取得し、該取得した選局番号に基づいて選局可能な放送サービスを検索する放送サービス検索手段と、該検索した結果により同一の選局番号が割り当てられた放送サービスがある場合に、該放送サービスを識別するための識別子を前記同一の選局番号に付加する識別子付加手段と、該付加した識別子のうちのいずれか1に応じた入力信号を取得し、該取得した入力信号に基づいて前記同一の選局番号が割り当てられた放送サービスの中から所望の放送サービスを選局する放送サービス選局手段とを有するデジタル放送選局装置において、前記放送サービス選局手段により前回選局した放送サービスに応じた選局番号と、該選局番号に付加した識別子とを記憶する選局番号記憶手段を有し、前記放送サービス選局手段は、前記選局番号記憶手段により記憶した選局番号の下一桁に応じた入力信号を前記識別子とし、該識別子に基づいて選局した放送サービスを前回選局した放送サービスとすることを特徴とするデジタル放送選局装置。
  2. 請求項1に記載のデジタル放送選局装置において、前記識別子付加手段は、前記同一の選局番号に識別子を付加する際に、前記選局番号記憶手段により記憶した選局番号の下一桁以外を前記識別子として付加することを特徴とするデジタル放送選局装置。
  3. 請求項1または2に記載のデジタル放送選局装置において、前記識別子付加手段により前記同一の選局番号に付加した各識別子と、該各識別子に応じた放送サービスとの対応関係を選局情報として提示する選局情報提示手段を有することを特徴とするデジタル放送選局装置。
  4. 選局番号が予め割り当てられた放送サービスに応じた放送信号を受信する受信手段と、該受信した放送信号に応じた放送サービスを選局する際に選局番号を取得し、該取得した選局番号に基づいて選局可能な放送サービスを検索する放送サービス検索手段と、該検索した結果により同一の選局番号が割り当てられた放送サービスがある場合に、該放送サービスを識別するための識別子を前記同一の選局番号に付加する識別子付加手段と、該付加した識別子のうちのいずれか1に応じた入力信号を取得し、該取得した入力信号に基づいて前記同一の選局番号が割り当てられた放送サービスの中から所望の放送サービスを選局する放送サービス選局手段とを有するデジタル放送選局装置において、前記放送サービス選局手段により前回選局した放送サービスに応じた選局番号と、該選局番号に付加した識別子とを記憶する選局番号記憶手段を有し、前記放送サービス選局手段は、前記選局番号記憶手段により記憶した選局番号の全て又は一部の桁に応じた入力信号を取得し、該選局番号に基づいて選局した放送サービスを前回選局した放送サービスとすることを特徴とするデジタル放送選局装置。
  5. 請求項4に記載のデジタル放送選局装置において、前記放送サービス選局手段は、前記選局番号記憶手段により記憶した識別子以外で前記識別子付加手段により付加した識別子に応じた入力信号を取得し、該取得した識別子に基づいて前回選局した放送サービスと異なる放送サービスを選局することを特徴とするデジタル放送選局装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1に記載のデジタル放送選局装置において、放送サービスに応じた選局番号及び識別子を入力可能な入力手段と、前記選局番号記憶手段により記憶した選局番号及び識別子を前記入力手段が備える任意の操作キーに登録する選局番号登録手段を有し、該操作キーが選択されると、前記選局番号登録手段により登録した選局番号及び識別子に基づいて前回選局した放送サービスを選局することを特徴とするデジタル放送選局装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1に記載のデジタル放送選局装置において、前記識別子付加手段は、前記同一の選局番号が割り当てられた各放送サービスの放送地域に関する情報に基づいて前記同一の選局番号に識別子を付加できるようにしたことを特徴とするデジタル放送選局装置。
  8. 選局番号が予め割り当てられた放送サービスに応じた放送信号を受信する受信ステップと、該受信した放送信号に応じた放送サービスを選局する際に選局番号を取得し、該取得した選局番号に基づいて選局可能な放送サービスを検索する放送サービス検索ステップと、該検索した結果により同一の選局番号が割り当てられた放送サービスがある場合に、該放送サービスを識別するための識別子を前記同一の選局番号に付加する識別子付加ステップと、該付加した識別子のうちのいずれか1に応じた入力信号を取得し、該取得した入力信号に基づいて前記同一の選局番号が割り当てられた放送サービスの中から所望の放送サービスを選局する放送サービス選局ステップとを有するデジタル放送選局方法において、前記放送サービス選局ステップにて前回選局した放送サービスに応じた選局番号と、該選局番号に付加した識別子とを記憶する選局番号記憶ステップを有し、前記放送サービス選局ステップは、前記選局番号記憶ステップにて記憶した選局番号の下一桁に応じた入力信号を前記識別子とし、該識別子に基づいて選局した放送サービスを前回選局した放送サービスとすることを特徴とするデジタル放送選局方法。
  9. 請求項8に記載のデジタル放送選局方法において、前記識別子付加ステップは、前記同一の選局番号に識別子を付加する際に、前記選局番号記憶ステップにて記憶した選局番号の下一桁以外を前記識別子として付加することを特徴とするデジタル放送選局方法。
  10. 請求項8または9に記載のデジタル放送選局方法において、前記識別子付加ステップにて前記同一の選局番号に付加した各識別子と、該各識別子に応じた放送サービスとの対応関係を選局情報として提示する選局情報提示ステップを有することを特徴とするデジタル放送選局方法。
  11. 選局番号が予め割り当てられた放送サービスに応じた放送信号を受信する受信ステップと、該受信した放送信号に応じた放送サービスを選局する際に選局番号を取得し、該取得した選局番号に基づいて選局可能な放送サービスを検索する放送サービス検索ステップと、該検索した結果により同一の選局番号が割り当てられた放送サービスがある場合に、該放送サービスを識別するための識別子を前記同一の選局番号に付加する識別子付加ステップと、該付加した識別子のうちのいずれか1に応じた入力信号を取得し、該取得した入力信号に基づいて前記同一の選局番号が割り当てられた放送サービスの中から所望の放送サービスを選局する放送サービス選局ステップとを有するデジタル放送選局方法において、前記放送サービス選局ステップにより前回選局した放送サービスに応じた選局番号と、該選局番号に付加した識別子とを記憶する選局番号記憶ステップを有し、前記放送サービス選局ステップは、前記選局番号記憶ステップにて記憶した選局番号の全て又は一部の桁に応じた入力信号を取得し、該選局番号に基づいて選局した放送サービスを前回選局した放送サービスとすることを特徴とするデジタル放送選局方法。
  12. 請求項11に記載のデジタル放送選局方法において、前記放送サービス選局ステップは、前記選局番号記憶ステップにて記憶した識別子以外で前記識別子付加ステップにて付加した識別子に応じた入力信号を取得し、該取得した識別子に基づいて前回選択した放送サービスと異なる放送サービスを選局することを特徴とするデジタル放送選局方法。
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