JP3879722B2 - 検査装置 - Google Patents
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Description
また、ゲート電極のように接触電流が流れない場所への接触には、力検出による接触確認や、交流バイアス印加による接触電流実効値の飽和等を用いて接触確認を行うことが出来る。また、本発明では、試料表面の探針を接触させるべき位置の電位をモニタすることで、正確な接触確認を行うこともできる。つまり、探針と試料間にバイアスを与えた状態で、探針と試料を接触させると、探針・試料間に接触抵抗がある場合には、この接触抵抗により電圧降下が起きるため、探針が接触した位置の試料電位はこの電圧降下の分だけ探針電位より小さくなる(探針側がプラスの場合)。そこで、この探針が接触した位置の試料電位が探針に印加した電圧と、ある誤差範囲で等しくなることで、接触抵抗が小さくなったと判断できる。こうして、接触確認を行うことができる。本発明では、上記の試料電位モニタには、エネルギーフィルタを有する2次電子検出器を用いている
しかし、本発明では、観察に電子やイオンといった荷電粒子を用いているため、探針と試料の接触時に試料表面の電位が変化するため、この1次荷電粒子ビームが電界変化により曲げられ、観察位置がずれるといった問題が生じる。これを補正するために、本発明では接触直前の探針先端位置を顕微鏡像のパタン情報としてメモリに記録し、探針接触により観察位置ずれが生じたら、観察領域を広げてメモリのパタン情報とのパタン照合を行い探針先端位置を割り出して、その位置を中心にして高倍観察に戻すという手法を用いる。
次に、探針1を電極5に正確に接触させるために高倍観察を行う(図6(c))。この図6(c)の観察領域は、図6(a)の領域131に相当する。ここで、探針1が電極5に接触すると、観察領域が図6(a)の領域132のようにずれるため、観察像が図6(d)のように、探針も電極も見えない状態になる。そこで、図6(a)の像ずれ補正回路130により、偏向レンズ11で1次電子ビーム20を広領域走査に切換えて、観察をする(図6(e))。ここで、画像メモリ133に取り込んでおいた初期画像(図6(b))と現在の画像(図6(e))を像ずれ補正回路130で照合し、パタン認識から初期中心位置を割り出す。この割り出された中心位置のずれの量だけ、像ずれ補正回路130により偏向レンズ11にオフセットを加え、1次電子ビーム20のずれを補正し、初期中心位置に戻す(図6(f))。こうして、この補正された位置を中心にして、高倍観察に戻す(図6(g))ことで、像ずれを補正することができる。
すなわち、イオンビーム154を試料9表面上で走査し、試料9から放出される2次電子を2次電子検出器13で検出することにより、いわゆる走査型イオン顕微鏡として観察することができる。もちろんこの場合には、試料9表面ができるだけ損傷を受けないようにするため、加工する場合よりイオン電流量を絞る必要がある。それでも、イオンビームによる損傷が問題になる場合には、図8では電子照射系を取り除いてイオン照射系を導入しているが、電子照射系も併存させて電子ビームによる観察を行うこともできる。
しかし、このままでは、探針を接触させることができないので、この場合には、図9(b)に示すように、測定したい素子163の上の層をイオンビーム154で削り取り、素子163に探針が接触できるように加工する必要がある。また、探針を配線に直接接触させることが難しい場合には、図9(c)に示すように、ガスノズル165により堆積性ガス166を導入しながらイオンビーム154を照射することで、金属膜を形成することができるため、配線167と導通が取れる探針接触用パッド164を形成することが可能である。また、図9(b)のように広範囲を削りとらなくても、図9(d)に示すように下層の素子163を測定したい場合には、配線168までイオンビーム154でコンタクトホール169をあけ、図9(c)と同様に、図9(d')のように金属膜170によりコンタクトホール169を埋め込み、この埋め込み金属部170に探針を接触させることで、素子163の特性を測定することも可能になる。
例えば、図10(a)のように、素子160を測定するために探針を接触させるべき配線167の上に汚染物質172が存在する場合には、図8に示すような装置でイオンビーム154を照射することにより173のように汚染物質を除去することが可能である。
ため、ばね構造部41の弾性変形で十分に追従できる。また、このばね構造部43は試料表面に垂直方向のドリフトも吸収することができるため、接触状態を一定に保つことができる。
こうして2本ともトンネル状態に保った後、同時に2本の探針1、2を接近させ、それぞれ電極5、6に接触させる。これにより、観察像がずれて、探針1、2先端と電極5、6の接触位置が見えなくなったとしても、正しく接触させることができる。ここでは2本の探針の場合を説明したが、これ以上の複数の探針を用いる場合にも、一旦すべての探針をトンネル状態に保った後、同時にすべての探針を接近させて接触させることで、同様に像移動の影響を受けることなく正しく接触させることができる。
まず、切り替えスイッチ65を電圧計64側に接続して、探針1を電極5に接近させて行くと、Z61から原子間力Faが急激に大きくなる。ここで、ある力F62になったところZ62で接近を中止する。これにより、接触直前位置の検出ができる。ただし、原子間力検出位置Z62で単に接近を止めるだけでは、図2でも説明したように、探針移動機構14の応答速度やクリープ現象のために、探針1が電極5に接近して勝手に接触してしまうことがあるので、原子間力がF62で一定になるように探針移動機構14に探針移動制御回路18からフィードバックを掛けた方が良い。その後、切換えスイッチ65を電流計30側に接続し、接近速度を小さくして、探針1を電極5に接近させる。図15(c)は、探針1を接近させるときの接近距離Ztと接触電流Icの関係を示した図である。この後は、図2の説明と同じであり、Z63で探針1と電極5が接触し、この接触電流が飽和する位置Z64で探針1の接近を止め、接触完了とする。
Claims (9)
- 真空容器と、
当該真空容器内に、
試料の所望箇所にそれぞれ接触させる複数の探針を少なくとも有し、
前記試料または前記探針に電子ビームを照射する照射光学系と、
前記試料または前記探針に前記電子ビームを照射して発生する二次粒子を検出する検出器と、
前記検出された二次粒子を画像化して表示する表示手段と、
前記複数の探針ごとに設けられ、前記探針を移動させる移動手段と、
前記探針と前記試料との間に電圧を印加する手段と、
前記試料の電気特性を測定する手段とを備え、
前記移動手段は、前記探針の各々を第一の速度で移動させ、前記所望箇所に前記探針が接触する前に当該探針を第一の速度よりも遅い第二の速度として前記所望箇所に接触させ、
前記探針の第一の速度による移動時には、当該探針及び前記試料を含む二次粒子の画像を第一の倍率で前記表示手段に表示し、前記探針の前記第二の速度による移動時には、当該探針及び前記試料を含む二次粒子の画像を前記第一の倍率よりも高倍率な第二の倍率で前記表示手段に表示することを特徴とする検査装置。 - 真空容器と、
当該真空容器内に、
試料の所望箇所にそれぞれ接触させる複数の探針とを少なくとも有し、
前記試料または前記探針に電子ビームを照射する照射光学系と、
前記試料または前記探針に前記電子ビームを照射して発生する二次粒子を検出する検出器と、
前記検出された二次粒子を画像化して表示する表示手段と、
前記探針を移動する移動手段と、
前記探針と前記試料との間に電圧を印加する手段と、
前記試料の電気特性を測定する手段とを備え、
前記移動手段は、前記探針及び前記試料を含む二次粒子の画像をもとに前記探針の各々を第一の速度で移動させ、前記所望箇所に前記探針が接触する前に当該探針を第一の速度よりも遅い第二の速度として前記所望箇所に接触させることを特徴とする検査装置。 - 請求項1または2に記載の検査装置において、
前記試料の電気特性を測定する手段からの測定値に基づいて不良を特定する手段を有することを特徴とする検査装置。 - 請求項1または2に記載の検査装置において、
前記駆動手段は、前記探針の前記所望箇所への位置合わせを行うための移動機構と、前記所望箇所に接触させるための接近機構を備えることを特徴とする検査装置。 - 請求項1または2に記載の検査装置において、
前記所望箇所近傍に前記探針が到達したことを検知する検知手段を備えることを特徴とする検査装置。 - 請求項5に記載の検査装置において、
前記検知手段は、前記試料と前記探針との間に流れるトンネル電流を検知することを特徴とする検査装置。 - 請求項5に記載の検査装置において、
前記検知手段は、前記探針と前記試料との間に働く原子間力を検知することを特徴とする検査装置。 - 請求項1または2に記載の検査装置において、
前記第一の倍率における前記探針を含む二次粒子画像を記憶する手段と、
当該二次粒子画像を基に前記探針の形状を認識する手段を備えることを特徴とする検査装置。 - 真空容器と、
当該真空容器内に、
試料の所望箇所にそれぞれ接触させる複数の探針とを少なくとも有し、
前記試料または前記探針に電子ビームを照射する照射光学系と、
前記試料または前記探針に前記電子ビームを照射して発生する二次粒子を検出する検出器と、
前記検出された二次粒子を画像化して表示する表示手段と、
前記探針を移動する移動手段と、
前記探針と前記試料との間に電圧を印加する手段と、
前記試料の電気特性を測定する手段とを備え、
前記移動手段は、前記探針及び前記試料を含む二次粒子の画像をもとに前記探針の各々を第一の速度で前記所望箇所近傍まで移動させ、前記所望箇所近傍に前記探針が到達したときに当該探針を第一の速度よりも遅い第二の速度で前記所望箇所に接触させることを特徴とする検査装置。
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