JP3877299B2 - 油圧ジャッキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばパレットに荷物を載せて運搬するパレットトラック、並びに荷物または作業台を高位置に昇降させるリフトトラックなどの荷役作業車に設ける油圧ジャッキ装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、台車に荷台を昇降自在に取付けると共に、荷台を上昇させる油圧シリンダを、プランジャポンプによって駆動する技術がある。しかし、荷台の上昇速度を変更させる場合、能力の異なる複数のプランジャポンプを設けて択一的に使用したり、プランジャポンプの操作ストロークを変更したり、油圧シリンダを作動させるプランジャポンプの油流量を制御する必要があり、プランジャポンプ構造の簡略化、プランジャポンプ操作構造の簡略化、油圧シリンダとプランジャポンプを接続させる油圧回路の簡略化などを容易に行い得ず、製造コストの低減並びに構造の簡略化及びコンパクト化などを容易に図り得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
然るに、本発明は、荷役用油圧シリンダをプランジャポンプによって駆動する油圧ジャッキ装置において、プランジャポンプのシリンダ本体に出入させるプランジャにプランジャヘッドを設け、該プランジャヘッドを介してシリンダ本体の内部に加圧室と背圧室に形成し、前記加圧室と背圧室を連通させる通路をプランジャに設け、該通路にスプールを摺動自在に内装させ、該スプールを背圧バネにて加圧室側に弾圧し、該スプールの軸芯方向に貫通孔を形成し、前記貫通孔に設けた弁座に復流用チェック弁を当接し、該復流用チェック弁を弁座に弾圧し、該油圧シリンダの作動油圧が一定圧力以上で、該復流用チェック弁を短絡させることにより該加圧室と背圧室を連通させて、プランジャの吐出油量を少なくし、油圧シリンダを遅揚り動作させる構成であって、一定圧力以上のプランジャポンプの吐出油圧によって、前記背圧バネに抗してスプールが移動すると、該スプールの移動と共に該復流用チェック弁が移動し、該復流用チェック弁が当接して開動する操作ロッドを設けたので、油圧シリンダの作動油圧が一定以上に大きくなると、切換バルブを操作具によって開状態に速やかに切換えるから、プランジャポンプのプランジャ径とプランジャヘッド径の差だけプランジャの1ストローク当りの吐出油量よりもプランジャヘッドの1ストローク当りの吐出油量を多くし、プランジャポンプの1ストローク当りの油圧シリンダの作動速度を異ならせ、例えば複数のプランジャポンプを設ける必要がなく、またプランジャポンプの操作ストロークを変更させる必要がなく、また油圧シリンダを作動させるプランジャポンプの油流量を制御する必要がなく、プランジャポンプ及び油圧回路構造の簡略化並びにプランジャポンプ操作構造の簡略化などを容易に行い得、製造コストの低減並びにコンパクト化などを容易に図り得るものである。
【0004】
また、一定以上のプランジャポンプの吐出油圧によってバネに抗して移動するスプールと、スプールの移動によって操作ロッドに当接して開動する復流用チェック弁を設けるもので、スプールと操作ロッドをプランジャの軸芯部にコンパクトに組込み得るものである。
【0005】
また、該操作ロッドをプランジャの上方外側端に開口した挿入孔に上方から螺入し、該操作ロッドをプランジャの外側から位置調整自在に設けたので、操作ロッドの位置をプランジャの外側から調整して復流用チェック弁が切換わる油圧シリンダの作動油圧を変更し得、遅揚り動作または早揚り動作に切換わるときの油圧シリンダの作動油圧の設定をプランジャポンプを分解することなく行い得るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
図1は全体の側面図、図2は同平面図、図3は要部側面図である。
図中1は先端に走行用前輪2・2を下方に突出可能に取付けてなる、二叉のフォーク形荷台、3は下部に走行用後輪4・4を軸支していて前記荷台1の後端を支えてこれを昇降させるジャッキ装置、5は下端のシリンダ頭5bに車軸6を介して後輪4・4を取付ける油圧シリンダ、7は前記荷台1の支え部8に球体9を介して当接させるラム形ピストン、10は前記シリンダ5中間に略水平に固定支持する油圧ベース、11は前記油圧ベース10下方のシリンダ5周側部に回転自在に設けていて前記ピストン7の上動に比例させて前輪2を突出させるアーム12及びロッド13を連結させる軸受プレート、14は前記油圧ベース10上面のシリンダ5周側に固設する油タンク、15は前記シリンダ5に圧油を送るプランジャポンプ、16は前記タンク14の背部上方に固設するハンドルブラケット、17は前記ブラケット16に回動支点ピン18を介して支持させていて前記ポンプ15のプランジャ19に当接させるプレッシャロール20を軸支してなるハンドルベース、21は上端部にループ形握部21aを設けていて基端を前記ハンドルベース17に連結固定する昇降操作並びに押引操作用のポンピングハンドル、22はプランジャ19を突出させハンドル21を立設支持する復帰バネであり、前記ポンピングハンドル21を前記タンク14にハンドルブラケット16を介して後倒自在に立設支持させている。
【0007】
さらに、図4乃至図8に示す如く、前記油圧ベース10に昇降操作バルブ23並びに過負荷防止バルブ24を設ける。そして、前記操作バルブ23の吸込球25を介してタンクポート26をポンプポート27に、また前記操作バルブ23の圧力球28を介して前記ポンプポート27をシリンダポート29に夫々連通させる。また、前記圧力球28とこれを封入させるプラグ30間の背圧室に弁座を介して絞り球31を設けると共に、プラグ30と絞り球31間に復帰バネを張設させ、このバネ力により絞り球31を圧力球28に当接させるもので、前記プランジャポンプ15を作動時、吸込球25を介してタンク14の作動油をポンプ15に吸入し、復帰バネに抗して圧力球28を開作動させてシリンダ5にポンプ15からの圧油を送る。
【0008】
また、前記操作バルブ23に圧抜き用プッシュロッド32を設け、前記ハンドル21上端側の圧抜レバー33操作によって、プッシュロッド32を押入させることにより、吸込球25のみを先に開放維持し、プランジャポンプ15を空作動すべく、操作バルブ23を中立操作状態に切換える一方、前記プッシュロッド32を更に押入させることにより、吸込球25を圧力球28に当接させ、シリンダ5からの戻り油圧に抗して圧力球28を開作動し、シリンダポート29をタンクポート26に連通させ、圧力球28と絞り球31による油圧絞り作用によって希望する流圧でシリンダ5の圧油をタンク14に戻す。
【0009】
さらに、前記プランジャポンプ15の円筒形シリンダ本体33下端を油圧ベース10に溶接固定させ、シリンダ本体33上端側にシリンダヘッド34を着脱自在に螺着させ、シリンダヘッド34を介してシリンダ本体33に内挿させるプランジャ19下端にプランジャヘッド35を一体形成し、プランジャヘッド35によってシリンダ本体33内部を上下に仕切り、シリンダ本体33内部の下側に加圧室36を形成し、上側に背圧室37を形成する。
【0010】
さらに、加圧室36と背圧室37を連通させる通路38をプランジャ19の下端側に設ける。そして、前記通路38にスプール39を摺動自在に内装させ、前記スプール39の軸芯方向に貫通孔40を形成すると共に、前記貫通孔40に挿入してスプール39の弁座に当接させる復流用チェック弁41と、前記復流用チェック弁41をスプール39の弁座に弾圧する復流用バネ42と、前記スプール39に螺着させて復流用チェック弁41と復流用バネ42を支持するバネ座金43とを、前記スプール39に備える。また、スプール39を加圧室36側に弾圧する背圧バネ44と、プランジャ19に係止させてスプール39を支持する座金45とをプランジャ19の通路38に内装する。
【0011】
さらに、前記通路38に連通させる挿入孔46をプランジャ19の上端側の軸芯部に設け、前記プランジャ19の上方外側端に挿入孔46を開口させると共に、前記挿入孔46に上方開口から螺入させる操作ロッド47と、前記挿入孔46に螺入させて操作ロッド47の遊転を防ぐロックネジ48と、前記挿入孔46の上方開口に螺着させて該部を閉鎖するプラグ49及び油漏れ防止ボール50とを設ける。
【0012】
そして、ポンピングハンドル21を操作して復帰バネ22に抗してプランジャ19を押下げることにより、荷台1の荷物が軽くて油圧シリンダ5に圧送させる加圧室36の油圧が低い軽負荷作業のとき、背圧バネ44によってスプール39が座金45に当接維持されると共に、スプール39内の復流用バネ42によって複流用チェック弁41がスプール39の弁座に当接維持されてスプール39の貫通孔40を閉状態にし、加圧室36の油がプランジャヘッド35によって油圧シリンダ5に圧力球28を介して圧送され、プランジャ19の1ストローク当りのピストン7の上昇寸法を大きくし、荷台1を早揚り動作させる。また、図7、図8のように、吸込25球と並列に補助吸込弁25a を設け、復帰バネ22によってプランジャ19が退出するとき、吸込球25と吸込弁25a の両方を介して油タンク14の油を加圧室36に吸込み、吸込球25による油の吸込量の不足を吸込弁25a によって補う。
【0013】
一方、図9に示す如く、ポンピングハンドル21を操作して復帰バネ22に抗してプランジャ19を押下げることにより、荷台1の荷物が重くて油圧シリンダ5に圧送させる加圧室36の油圧が高い重負荷作業のとき、加圧室36の油圧によって背圧バネ44に抗してスプール39が上方に移動し、操作ロッド47によって復流用バネ42に抗して復流用チェック弁41を押し下げて開動させ、スプール39の貫通孔40を速やかに開状態にして通路38を開放させ、通路38を介して加圧室36の油を背圧室37に流入させ、シリンダ本体33へのプランジャ19の進入量だけ加圧室36から油圧シリンダ5に圧力球28を介して油が圧送され、プランジャ19の1ストローク当りのピストン7の上昇寸法を小さくし、荷台1を遅揚り動作させる。また、図10に示す如く、復帰バネ22によってプランジャ19が退出するとき、背圧バネ44によってスプール39が座金45に当接維持されると共に、背圧室37の油圧によって復流用バネ42に抗して復流用チェック弁41を開動させ、背圧室37の油を加圧室36側に移動させ乍ら、油タンク14の油を吸込球25及び吸込弁25a を介して加圧室36に吸込む。
【0014】
また、プレッシャロール20を上方に持上げた状態下でプラグ49及び油漏れ防止ボール50及びロックネジ48を取外し、プランジャ19上端側の挿入孔46の開口からドライバなどの治具を差込んで操作ロッド47を上方から上下に螺出入させ、操作ロッド47の下端側の高さ位置を調節し、復流用チェック弁41と操作ロッド47の下端側との間隔を変更させ、背圧バネ44に抗してスプール39が移動して操作ロッド47が復流用チェック弁41を開にする加圧室36の油圧力、即ち、荷台1に載せられた荷物の重量を設定する。
【0015】
上記から明らかなように、荷役用油圧シリンダ5をプランジャポンプ15によって駆動する油圧ジャッキ装置において、プランジャポンプ15のシリンダ本体33に出入させるプランジャ19にプランジャヘッド35を設け、プランジャヘッド35を介してシリンダ本体33の内部に加圧室36と背圧室37を形成し、加圧室36と背圧室37を短絡させることによりプランジャ19の吐出油によって油圧シリンダ5を遅揚り動作させる切換バルブである復流用チェック弁41と、油圧シリンダ5の作動油圧が一定圧力以上で復流用チェック弁41を開動させる操作具である操作ロッド47を設ける。そして、油圧シリンダ5の作動油圧が一定以上に大きくなると、油圧シリンダ5の作動油圧によって背圧バネ44を抗してスプール39が移動すると共に、操作ロッド47が復流用バネ42に抗して復流用チェック弁41を押し下げて開動させ、スプール39の貫通孔40を速やかに開状態に切換え、前記復流用チェック弁41が開動するときに油が絞られる時間を従来よりも短縮させる。
【0016】
また、一定以上のプランジャポンプ15の吐出油圧によって背圧バネ44に抗して移動するスプール39と、スプール39の移動によって操作ロッド47に当接してスプール39の貫通孔40を開動する復流用チェック弁41を設け、プランジャ19の軸芯部に設けた加圧室36と背圧室37を連通させる通路38にスプール39を、プランジャ19の軸芯部に設けた挿入孔46に操作ロッド47を夫々コンパクトに組込めるもので、プランジャ19の軸芯部に長尺の操作ロッド47を内挿入させ、プランジャ19の下端側の復流用チェック弁41を操作ロッド47の下端で開動させ、かつ、プランジャ19の上端側に操作ロッド47上端を位置させ、プランジャ19上端からの操作ロッド47出入操作または操作ロッド47の螺出入量の調節操作などの取扱い性を向上させる。
【0017】
また、復流用チェック弁41と操作ロッド47をプランジャ19に組込み、操作ロッド47をプランジャ19の外側から位置調整自在に設ける。そして、プランジャ19上端に螺着したプラグ49と、油漏れ防止ボール50と、ロックネジ48とを取外し、挿入孔46上端開口を介して復流用チェック弁41が操作ロッド47に当接する位置をプランジャ19の外側から調整し、復流用チェック弁41が開動する油圧シリンダ5の作動油圧を変更させ、遅揚り動作または早揚り動作に切換わるときの油圧シリンダ5の作動油圧の設定をプランジャポンプ15を分解することなく行う。
【0018】
さらに、図11乃至図17に示す如く、前後輪51・52を設ける台車53にリフト用油圧シリンダ54及びマスト55を立設させ、マスト55に荷台56を昇降自在に取付け、荷台56に載せる荷物を高位置に昇降させるリフトトラックにおいて、油圧シリンダ54の外側に油タンク57を設け、油タンク57にブラケット58を固定させ、ポンピング支点軸59を介してブラケット58にベース60を回転自在に軸支させ、足踏み操作用のペダル61をベース60に取付けると共に、台車53に油圧ベース62を固定させ、前記シリンダ54及びタンク57を油圧ベース62に立設させるもので、上記の図1乃至図8のパレットトラックと同様に、油圧ベース62にプランジャポンプ15を設け、前記ペダル61の足踏み操作により、ベース60のプレッシャロール20によってプランジャポンプ15を作動させ、油圧シリンダ54のラム形ピストン63を上方に進出させ、荷台56を上昇させるもので、上記と同様に、荷台56の荷重が小さいときに早揚り動作させ、荷重が大きいときに遅揚り動作させるもので、プランジャポンプ15の上下幅寸法を大きくする必要がないから、前記ペダル61を低い位置に設置して簡単に足踏み操作できる共に、ペダル61を早い速度で足踏み操作してプランジャ19を高速で下降させても、復流用チェック弁41が操作ロッド47によって瞬敏に開動される。
【0019】
また、図15乃至図17に示す如く、前記油圧シリンダ54から油タンク57に圧油を戻す圧抜バルブ64を設けると共に、油圧シリンダ54と圧抜バルブ64の接続油路の途中に急降下防止バルブ65を設け、荷台56が重いときでも、圧抜バルブ64の開操作時、荷台56を遅い速度で降下させる。
【0020】
さらに、図18に示す如く、図13に示すペダル61に代え、ベース60に手漕ぎ操作用のレバー66を取付け、レバー66の手漕ぎ操作によってプランジャポンプ15を駆動し、上記と同様に、荷台56を早揚り動作または遅揚り動作させることも行える。
【0021】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、荷役用油圧シリンダをプランジャポンプによって駆動する油圧ジャッキ装置において、プランジャポンプのシリンダ本体に出入させるプランジャにプランジャヘッドを設け、該プランジャヘッドを介してシリンダ本体の内部に加圧室と背圧室に形成し、前記加圧室と背圧室を連通させる通路をプランジャに設け、該通路にスプールを摺動自在に内装させ、該スプールを背圧バネにて加圧室側に弾圧し、該スプールの軸芯方向に貫通孔を形成し、前記貫通孔に設けた弁座に復流用チェック弁を当接し、該復流用チェック弁を弁座に弾圧し、該油圧シリンダの作動油圧が一定圧力以上で、該復流用チェック弁を短絡させることにより該加圧室と背圧室を連通させて、プランジャの吐出油量を少なくし、油圧シリンダを遅揚り動作させる構成であって、一定圧力以上のプランジャポンプの吐出油圧によって、前記背圧バネに抗してスプールが移動すると、該スプールの移動と共に該復流用チェック弁が移動し、該復流用チェック弁が当接して開動する操作ロッドを設けたので、油圧シリンダ5の作動油圧が一定以上に大きくなると、復流用チェック弁41を操作ロッド47によって開状態に速やかに切換えるから、プランジャポンプ15のプランジャ19径とプランジャヘッド35の差だけプランジャ19の1ストローク当りの吐出油量よりもプランジャヘッド35の1ストローク当りの吐出油量を多くし、プランジャポンプ15の1ストローク当りの油圧シリンダ5の作動速度を異ならせ、例えば複数のプランジャポンプ15を設ける必要がなく、またプランジャポンプ15の操作ストロークを変更させる必要がなく、また油圧シリンダ5を作動させるプランジャポンプ15の油流量を制御する必要がなく、プランジャポンプ15及び油圧回路構造の簡略化並びにプランジャポンプ15操作構造の簡略化などを容易に行うことができ、製造コストの低減並びにコンパクト化などを容易に図ることができるものである。
【0022】
また、一定以上のプランジャポンプ15の吐出油圧によってバネ44に抗して移動するスプール39と、スプール39の移動によって操作ロッド47に当接して開動する復流用チェック弁41を設けるもので、スプール39と操作ロッド47をプランジャ19の軸心部にコンパクトに組込むことができるものである。
【0023】
また、該操作ロッドをプランジャの上方外側端に開口した挿入孔に上方から螺入し、該操作ロッドをプランジャの外側から位置調整自在に設けたので、操作ロッド47の位置をプランジャ19の外側から調整して復流用チェック弁41が切換わる油圧シリンダ5の作動油圧を変更させることができ、遅揚り動作または早揚り動作に切換わるときの油圧シリンダ5の作動油圧の設定をプランジャポンプ15を分解することなく行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パレットトラックの全体側面図。
【図2】 同平面図。
【図3】 油圧シリンダ部の側面図。
【図4】 プランジャポンプ部の側面図。
【図5】 プランジャポンプ部の分解説明図。
【図6】 油圧ベース部の斜視図。
【図7】 同平面図。
【図8】 油圧回路図。
【図9】 プランジャポンプの動作説明図。
【図10】 プランジャポンプの動作説明図。
【図11】 リフトトラックの全体側面図。
【図12】 同平面図。
【図13】 プランジャポンプ部の側面図。
【図14】 同拡大図。
【図15】 油圧ベースの平面図。
【図16】 同断面平面図。
【図17】 油圧回路図。
【図18】 図11の変形例を示す全体側面図。
【符号の説明】
5 油圧シリンダ
15 プランジャポンプ
19 プランジャ
33 シリンダ本体
35 プランジャヘッド
36 加圧室
37 背圧室
39 スプール
41 復流用チェック弁
44 背圧バネ(バネ)
47 操作ロッド
Claims (1)
- 荷役用油圧シリンダをプランジャポンプによって駆動する油圧ジャッキ装置において、プランジャポンプのシリンダ本体に出入させるプランジャにプランジャヘッドを設け、該プランジャヘッドを介してシリンダ本体の内部に加圧室と背圧室に形成し、前記加圧室と背圧室を連通させる通路をプランジャに設け、該通路にスプールを摺動自在に内装させ、該スプールを背圧バネにて加圧室側に弾圧し、該スプールの軸芯方向に貫通孔を形成し、前記貫通孔に設けた弁座に復流用チェック弁を当接し、該復流用チェック弁を弁座に弾圧し、該油圧シリンダの作動油圧が一定圧力以上で、該復流用チェック弁を短絡させることにより該加圧室と背圧室を連通させて、プランジャの吐出油量を少なくし、油圧シリンダを遅揚り動作させる構成であって、一定圧力以上のプランジャポンプの吐出油圧によって、前記背圧バネに抗してスプールが移動すると、該スプールの移動と共に該復流用チェック弁が移動し、該復流用チェック弁が当接して開動する操作ロッドを設け、該操作ロッドをプランジャの上方外側端に開口した挿入孔に上方から螺入し、該操作ロッドをプランジャの外側から位置調整自在に設けたことを特徴とする油圧ジャッキ装置。
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