JP3877108B2 - 内燃機関のノッキング検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の燃焼に伴って発生するイオン電流を検出してノッキングの有無を判定する内燃機関のノッキング検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、内燃機関の燃焼室内で混合気が燃焼する際にイオンが発生することに着目し、点火毎に点火プラグの電極間に流れるイオン電流を検出して、ノッキング判定区間でイオン電流をピークホールドし、そのピークホールド値をノッキング判定値と比較することで、ノッキングの有無を判定するようにしたものがある。
【0003】
しかし、点火プラグの電極間に流れるイオン電流は微弱であるため、各種ノイズの影響を極めて受けやすい。このノイズの影響を排除するために、ノッキングの発生周波数帯域が特定の周波数(例えば6kHz付近)であることに着目し、特開昭61−57830号公報に示すように、イオン電流検出信号を2種類のフィルタを通すことで、ノッキング発生周波数帯域の信号(ノッキング信号)と、それ以外の周波数帯域の信号(ノイズ信号)とに分離し、両周波数帯域の出力比を判定値と比較してノッキングの有無を判定するようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、イオン電流検出信号に重畳する代表的なノイズとして、点火プラグの異常帯電ノイズと残留磁気ノイズがある。異常帯電ノイズは、点火プラグの碍子部に帯電した電荷がグランド側に放電する過程で単発的に発生するスパイク状のノイズであり、一般にスパイクノイズと呼ばれている。一方、残留磁気ノイズは、点火プラグの火花放電終了直後に点火コイルの二次側の浮遊容量に残った電荷がLC共振により振動減衰する過程で発生するLC共振波形のノイズである。
【0005】
これらスパイクノイズと残留磁気ノイズは、発生原因が異なり、例えば、スパイクノイズは、帯電の生じやすい異種の点火プラグを使用した時や、点火プラグの異常により帯電が生じやすくなった時に発生しやすい。一方、点火プラグの火花放電終了直後に発生する残留磁気ノイズは、点火系が正常であれば、ノッキング判定区間の前に減衰するため、通常は問題とならないが、点火コイルの異常や点火プラグの電極間ギャップの異常等により点火プラグの火花放電時間が異常に長くなると、残留磁気ノイズの発生タイミングが遅れてノッキング判定区間に重なることがあり、ノッキング検出上、問題となる。
【0006】
従って、ノッキング判定区間にスパイクノイズや残留磁気ノイズが生じているときには、それらのノイズの発生原因となっている異常箇所を早期発見して適切な処置をとることが望ましいが、上記従来のイオン電流検出システムでは、イオン電流検出信号からノッキング発生周波数帯域以外の周波数帯域の信号(ノイズ信号)を取り出しても、そのノイズ信号からノイズの種類やノイズの発生原因となっている異常箇所を判別することができないため、ノイズの種類に応じた適切な処置をとることができない。
【0007】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、イオン電流検出信号に重畳した特定のノイズを検出することができる内燃機関のノッキング検出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の内燃機関のノッキング検出装置は、イオン電流検出手段の出力から、ノッキング発生周波数帯域の信号をノッキング信号抽出手段により抽出すると共に、ノッキング発生周波数帯域以外の周波数帯域の信号をノイズ信号抽出手段により抽出し、これらノッキング信号抽出手段とノイズ信号抽出手段との出力比を出力比算出手段により算出する。この出力比は、図5に示すように、ノッキング信号とスパイクノイズとでは、明らかに分布が異なり、両者は、それぞれ異なる傾きの直線に沿って分布する。この点に着目し、ノイズ判定手段は、出力比が特定のノイズの分布のばらつきに対応する特定の範囲内にあるか否かで特定のノイズが発生しているか否かを判定する。これにより、イオン電流検出信号に重畳した特定のノイズを検出することができ、そのノイズの種類に応じた適切な処置をとることができる。
【0009】
この場合、請求項2のように、ノイズ信号抽出手段は、イオン電流検出手段の出力からノッキング発生周波数帯域だけを除去した信号を抽出するようにすると良い。
また、ノイズ判定手段で判定する特定のノイズは、請求項のように、スパイクノイズ(異常帯電ノイズ)と残留磁気ノイズの少なくとも一方である。スパイクノイズと残留磁気ノイズは、イオン電流検出信号に重畳するノイズの代表的なものであり、他のノイズと比較して発生頻度が高く、しかも大きいノイズであるためである。
【0010】
更に、請求項のように、ノッキング判定区間内において複数のタイミングで出力比を算出し、この出力比が特定の範囲内にある時(つまり特定のノイズが検出された時)に、該出力比を求めたタイミング(ノイズの発生タイミング)から特定のノイズの種類を判別するようにしても良い。例えば、スパイクノイズと残留磁気ノイズは、発生周波数が同じであるため、両者が同じ傾きの直線に沿って分布するが、残留磁気ノイズは、ノッキング判定区間の初期に発生し、スパイクノイズは、燃焼室内の圧力が低下した時に発生しやすい。このように、ノイズの種類によってノイズの発生タイミングが異なるため、検出される特定のノイズが複数種類存在する場合でも、そのノイズの発生タイミングから特定のノイズの種類を判別することができる。
【0011】
また、特定のノイズの発生原因は、予め判明しているため、請求項のように特定のノイズが検出された時に、異常診断手段により該ノイズの種類から異常箇所を判定し、フェールセーフ処理を実施するようにしても良い。このようにすれば、検出した特定のノイズの発生原因に応じた適切なフェールセーフ処理が可能となる。
【0012】
ところで、点火コイル、点火プラグ、高圧コード等の点火系の部品の固体差や経時劣化により、回路のインダクタンスやキャパシタンスが変化して、特定のノイズの発生周波数が変化し、それに伴って、特定のノイズの分布の傾きが変化する。
【0013】
この点を考慮して、請求項のように、内燃機関の運転条件が特定のノイズが発生しやすい特定の運転条件である時に、学習補正手段によって出力比を学習し、その学習値に基づいて、ノイズ判定用の特定の範囲を補正するようにしても良い。つまり、特定のノイズは、特定の運転条件で発生しやすいため、その運転条件の時に、出力比を学習すれば、特定のノイズに関する出力比の分布を学習することができる。従って、この学習値に基づいて、ノイズ判定用の特定の範囲を補正すれば、点火系の部品の固体差や経時劣化により特定のノイズの分布の傾きが変化しても、その分布の傾きの変化に追従してノイズ判定用の特定の範囲を補正することができ、点火系の部品の固体差や経時劣化に左右されない信頼性の高いノイズ判定を行うことができる。
【0014】
この場合、請求項のように、特定の運転条件としては、燃料カット時とアイドル時の少なくとも一方を含むようにすることが好ましい。つまり、燃料カット時には、燃焼室内で燃焼イオンが発生しないため、点火プラグの碍子部に帯電した電荷が燃焼イオンで中和されずに残り、スパイクノイズが発生しやすくなる。また、アイドル時には、点火プラグの火花放電が安定して発生するため、火花放電時間が長くなり、残留磁気ノイズの発生タイミングが遅れる。特に、点火コイルの異常や点火プラグの電極間ギャップの異常等があると、アイドル時に火花放電時間が異常に長くなり、残留磁気ノイズの発生タイミングがノッキング判定区間に重なることがある。従って、燃料カット時やアイドル時に出力比の分布を学習すれば、スパイクノイズや残留磁気ノイズに関する出力比の分布を学習することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1に基づいて点火制御系及びイオン電流検出系の回路構成を説明する。点火コイル11の一次コイル12の一端は電源(+B)側に接続され、該一次コイル12の他端は、点火制御用のパワートランジスタ15のコレクタに接続されている。点火コイル11の二次コイル16の一端は点火プラグ17に接続され、該二次コイル16の他端は、2つのツェナーダイオード18,19を介してグランド側に接続されている。
【0016】
2つのツェナーダイオード18,19は互いに逆向きに直列接続され、一方のツェナーダイオード18にコンデンサ20が並列に接続され、他方のツェナーダイオード19にイオン電流検出抵抗21が並列に接続されている。コンデンサ20とイオン電流検出抵抗21との間の電位Vが抵抗22を介して反転増幅回路23の反転入力端子(−)に入力されて反転増幅される。イオン電流検出回路24(イオン電流検出手段)は、ツェナーダイオード18,19、コンデンサ20、イオン電流検出抵抗21、反転増幅回路23等から構成されている。
【0017】
エンジン運転中は、後述するマイクロコンピュータ39から出力される点火信号IGtの立ち上がり/立ち下がりでパワートランジスタ15がオン/オフする。パワートランジスタ15がオンすると、電源(+B)から一次コイル12に一次電流が流れ、その後、パワートランジスタ15がオフすると、一次コイル12の一次電流が遮断されて、二次コイル16に高電圧が電磁誘導され、この高電圧によって点火プラグ17の電極29,30間に火花放電が発生する。この際、火花放電電流は点火プラグ17の接地電極29から中心電極30へ流れ、二次コイル16を経てコンデンサ20に充電されると共に、ツェナーダイオード18,19を経てグランド側に流れる。
【0018】
これに対し、イオン電流は、火花放電電流とは反対方向に流れる。つまり、イオン電流は、中心電極30から接地電極29へ流れ、更に、グランド側からイオン電流検出抵抗21を通ってコンデンサ20に流れる。この際、イオン電流検出抵抗21に流れるイオン電流の変化に応じて反転増幅回路23の入力電位Vinが変化し、反転増幅回路23の出力端子からイオン電流に応じた電圧のイオン電流検出信号Vion がハイパスフィルタ(HPF)31に出力される。
【0019】
このハイパスフィルタ31では、例えば3KHz未満の信号成分(燃焼で生じるイオン電流)がカットされ、3KHz以上の信号成分がハイパスフィルタ31を通過してマスク回路32に入力される。このマスク回路32は、点火プラグ17の火花放電終了直後に発生する残留磁気ノイズを取り除くように設定されたマスク区間でイオン電流検出信号の通過を一時的に遮断する。このマスク区間は、マイクロコンピュータ39からのタイミング信号に基づいて設定される。このマスク回路32を通過したイオン電流検出信号Aは、バンドパスフィルタ(以下「BPF」と略記する)33とバンドエリミネーティドフィルタ(以下「BEF」と略記する)34の双方に入力される。
【0020】
BPF33は、図2に示すように、イオン電流検出信号Aからノッキング発生周波数fo (例えば6KHz付近)のノッキング信号Bを抽出するノッキング信号抽出手段として機能する。一方、BEF34は、イオン電流検出信号Aからノッキング発生周波数帯域以外の周波数帯域のノイズ信号Cを抽出するノイズ信号抽出手段として機能する。
【0021】
BPF33、BEF34を通過した信号B,Cは、それぞれピークホールド回路35,36に入力される。各ピークホールド回路35,36は、マイクロコンピュータ39からのタイミング信号に基づいてマスク区間後に設定されたノッキング判定区間(ピークホールド区間)でそれぞれの入力信号B,Cのピーク値PH1,PH2をピークホールドする。各ピークホールド回路35,36でピークホールドされたピークホールド値PH1,PH2は、それぞれA/D変換器37,38を介してエンジン制御用のマイクロコンピュータ39に読み込まれる。
【0022】
ところで、点火プラグ17の火花放電直後に点火コイル11の二次側の浮遊容量に残った電荷がLC共振により振動減衰し、図3に示すように、イオン電流検出信号Vion にLC共振波形の残留磁気ノイズが重畳する。一方、燃焼室内の混合気は点火プラグ19の火花放電により着火し、火炎が拡散する過程で燃焼室内にイオンが発生するため、LC共振後に点火プラグ17の電極29,30間にイオン電流が流れ始める。このとき、ノッキングが発生すると、イオン電流検出信号Vion に特定の周波数fo (6KHz付近)のノッキング信号波形が現れる。また、スパイクノイズ(異常帯電ノイズ)が発生すると、図3(c)に示すように、イオン電流検出信号Vion にスパイクノイズの波形が現れる。
【0023】
ここで、スパイクノイズと残留磁気ノイズの発生周波数(基本周波数fN )を図4に示すノイズ電流発生の等価回路を用いて説明する。点火コイル11の二次コイル16は、インダクタンスL2 、抵抗R2 、浮遊容量C2 を持つ。また、点火プラグ17は、帯電部電圧V1 、帯電部容量C3 、浮遊容量Cp 、帯電部放電の等価スイッチSW、イオン電流検出部の等価抵抗Ri を持つ。スパイクノイズは、点火プラグ17の帯電部容量C3 に帯電した電圧V1 の電荷が放電(等価スイッチSWのオン)によりグランド側にリークする過程で単発的に発生するスパイク状のノイズである。一方、残留磁気ノイズは、点火プラグ17の火花放電終了直後に点火系の二次側の浮遊容量C2 ,Cp に残った電荷がLC共振により振動減衰する過程で発生するLC共振波形のノイズである。
【0024】
これらスパイクノイズと残留磁気ノイズは、いずれも点火系の二次側の浮遊容量CとインダクタンスL等からなる直列共振回路を介してイオン電流に重畳するため、スパイクノイズと残留磁気ノイズの基本周波数fN は共に次式で求められる。
【0025】
【数1】
Figure 0003877108
【0026】
通常の回路では、スパイクノイズと残留磁気ノイズの基本周波数fN は、4KHz付近である(ノッキング信号の基本周波数fo は6KHz付近である)。従って、イオン電流によってノッキングを精度良く検出するためには、イオン電流検出信号Vion から周波数fo のノッキング信号だけを抽出し、他の周波数帯域のノイズ成分、特にスパイクノイズや残留磁気ノイズは除去する必要がある。残留磁気ノイズは、点火系が正常であれば、ノッキング判定区間の前に設定されたマスク区間内に減衰するため、通常は問題とならないが、点火コイル11の異常や点火プラグ17の電極間ギャップの異常等により点火プラグ17の火花放電時間が異常に長くなると、残留磁気ノイズの発生タイミングが遅れてノッキング判定区間に重なることがある。
【0027】
そこで、本実施形態では、マスク区間終了後にマスク回路32を通過したイオン電流検出信号AをBPF33とBEF34によって特定周波数帯域のノッキング信号Bと他の周波数帯域のノイズ信号Cとに分離し、BPF33とBEF34のピークホールド回路35,36の出力比から次のようにしてスパイクノイズや残留磁気ノイズが発生しているか否かを判定する。
【0028】
BPF33の出力ピークホールド値PH1(ピークホールド回路35の出力)とBEF34の出力ピークホールド値PH2(ピークホールド回路36の出力)との関係を調べると、図5に示すように、ノッキングやノイズが発生していない時には、BPF33の出力ピークホールド値PH1とBEF34の出力ピークホールド値PH2が小さい範囲に分布するが、ノッキングが発生すると、BPF33の出力ピークホールド値PH1が大きくなるため、PH1>PH2の範囲に分布する。一方、スパイクノイズが発生すると、BEF34の出力ピークホールド値PH2が大きくなるため、PH1<PH2の範囲に分布する。スパイクノイズは、発生周波数fN が一定で、大きさの異なる信号であるため、一定の傾きの直線Dに沿って分布する。この直線Dの傾きは、2つの出力ピークホールド値PH1,PH2の比(PH1/PH2)であるから、この出力比PH1/PH2が直線Dに沿ったスパイクノイズの分布のばらつきに対応する特定の範囲内(C1 〜C2 )にあるか否かでスパイクノイズが発生しているか否かを判定する。
【0029】
点火直後に発生する残留磁気ノイズは、点火系が正常であれば、ノッキング判定区間の前に設定されたマスク区間内で減衰するため、通常は問題とならないが、点火コイル11の異常や点火プラグ17の電極間ギャップの異常等により点火プラグ17の火花放電時間が異常に長くなると、残留磁気ノイズの発生タイミングが遅れてノッキング判定区間に重なることがある。この残留磁気ノイズも、スパイクノイズと同じ周波数fN で発生するため、残留磁気ノイズもスパイクノイズと同じ直線Dに沿って分布する。
【0030】
そこで、本実施形態では、スパイクノイズと残留磁気ノイズとを次のような方法で判別する。残留磁気ノイズは、ノッキング判定区間の初期に発生し、スパイクノイズは、燃焼室内の圧力が低下した時に発生しやすい。従って、スパイクノイズと残留磁気ノイズとは発生タイミングが異なるため、ノイズの発生タイミングによってスパイクノイズと残留磁気ノイズとを判別する。
【0031】
具体的には、図6に示すように、ノッキング判定区間(ピークホールド回路35,36のピークホールド区間)の開始直後と終了直前に、BPF33の出力ピークホールド値PH1とBEF34の出力ピークホールド値PH2をA/D変換して取り込んで出力比PH1/PH2を算出し、ノッキング判定区間の開始直後に特定の範囲内のノイズが検出されれば、残留磁気ノイズと判断し、ノッキング判定区間の終了直前に特定の範囲内のノイズが検出されれば、スパイクノイズと判断する。尚、本実施形態では、ノッキング判定区間(ピークホールド回路35,36のピークホールド区間)の開始タイミングはATDC15°CA、1回目のノイズ検出タイミング(A/D変換タイミング)はATDC20°CA、2回目のノイズ検出タイミングはATDC80°CA、ノッキング判定区間の終了タイミングはATDC90°CAに設定されている。このタイミング設定は、あくまでも一例であり、他のタイミングに設定しても良いことは言うまでもない。
【0032】
以上説明したスパイクノイズと残留磁気ノイズの判定は、マイクロコンピュータ39のROM(記憶媒体)に記憶された図7〜図9の各プログラムによって実行される。以下、これら各プログラムの処理内容を説明する。
【0033】
[ノイズ判定]
図7に示すノイズ判定プログラムは、マイクロコンピュータ39によってノッキング判定区間の開始直後(ATDC20°CA)と終了直前(ATDC80°CA)に実行され、特許請求の範囲でいうノイズ判定手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まずステップ101で、ノッキング判定用のBPF33の出力ピークホールド値PH1とノイズ判定用のBEF34の出力ピークホールド値PH2を読み込み、次のステップ102で、BPF33側とBEF34側との出力比Z(Z=PH1/PH2)を算出する。このステップ102の処理が特許請求の範囲でいう出力比算出手段としての役割を果たす。
【0034】
この後、ステップ103で、BPF33の出力ピークホールド値PH1を、PH1の平均値PH1AVに係数a1 を乗算した値と比較して、PH1>PH1AV×a1 であるか否かでノイズの有無を判定する。ここで、PH1の平均値PH1AVは、ノイズ無し時にノッキング判定を行うために算出され、このPH1AVがノッキング判定値より大きいか否かでノッキングの有無が判定される。また、係数a1 は1より大きく、例えばa1 =2に設定されている。
【0035】
もし、PH1≦PH1AV×a1 であれば、ノイズ無しと判断して、ステップ106に進み、ノイズフラグFSをノイズ無しを意味する「0」にリセットする。これに対し、PH1>PH1AV×a1 であれば、ノイズである可能性があるので、ステップ104に進み、出力比Zが特定の範囲内(C1 <Z<C2 )にあるか否かで、特定のノイズ(スパイクノイズと残留磁気ノイズ)の有無を判定する。ここで、特定の範囲の下限値C1 と上限値C2 は、後述する図9の学習補正プログラムによって学習補正される。
【0036】
上記ステップ104で、出力比Zが特定の範囲外(Z≦C1 ,Z≧C2 )と判定されれば、ステップ106に進み、ノイズフラグFSをノイズ無しを意味する「0」にリセットする。一方、出力比Zが特定の範囲内(C1 <Z<C2 )であれば、特定のノイズ有りと判断して、ステップ105に進み、ノイズフラグFSをノイズ有りを意味する「1」にセットする。
【0037】
以上のようにしてステップ105又は106で、ノイズフラグFSをセット/リセットした後、ステップ107に進み、1回目のノイズ検出タイミング(ATDC20°CA)であるか否かを判定する。もし、1回目のノイズ検出タイミングであれば、ステップ108に進み、ノイズフラグFSが「1」であるか否かを判定し、FS=1であれば、残留磁気ノイズ有りと判断してステップ109に進み、残留磁気ノイズフラグFS1を残留磁気ノイズ有りを意味する「1」にセットし、FS=0であれば、残留磁気ノイズ無しと判断してステップ110に進み、残留磁気ノイズフラグFS1を「0」にリセットする。
【0038】
一方、2回目のノイズ検出タイミング(ATDC80°CA)であれば、ステップ111に進み、FS1=1(残留磁気ノイズ有り)か否かを判定し、FS1=1であれば、ステップ112に進み、スパイクノイズフラグFS2をスパイクノイズ無しを意味する「0」にリセットする。これは、ノッキング判定区間内に残留磁気ノイズが発生している場合は、スパイクノイズが発生しても、スパイクノイズが残留磁気ノイズに埋もれてしまい、区別できないためである。
【0039】
上記ステップ111で、FS1=0(残留磁気ノイズ無し)と判定された場合には、ステップ113に進み、FS=1(ノイズ有り)か否かを判定し、FS=1であれば、ステップ114に進み、スパイクノイズフラグFS2をスパイクノイズ有りを意味する「1」にセットする。
【0040】
これに対し、FS=0(ノイズ無し)であれば、ステップ115に進み、スパイクノイズフラグFS2を「0」にリセットし、次のステップ116で、BPF33の出力ピークホールド値PH1の平均値PH1AVを算出する。
【0041】
尚、本実施形態では、BPF33の出力ピークホールド値PH1の平均値PH1AVがノッキング判定値より大きいか否かでノッキングの有無を判定するが、ノッキングが発生すると、BPF33の出力ピークホールド値PH1が大きくなり、図5に示すように、PH1>PH2となる点に着目し、BPF33側とBEF34側との出力比Zが判定値より大きいか否かでノッキングの有無を判定するようにしても良い。
【0042】
[異常診断]
図8に示す異常診断プログラムは、マイクロコンピュータ39によって所定時間毎又は所定クランク角毎に実行され、特許請求の範囲でいう異常診断手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まずステップ201で、FS1=1(残留磁気ノイズ有り)か否かを判定し、FS1=1であれば、ステップ202に進み、残留磁気ノイズの発生頻度がd1 %(例えば5%)を越えているか否かを判定する。残留磁気ノイズの発生頻度がd1 %以下であれば、正常と判断して、本プログラムを終了するが、残留磁気ノイズの発生頻度がd1 %を越えている場合には、ステップ203に進み、残留磁気異常と判定する。この場合には、ノッキングを検出できない頻度が多くなるため、ステップ204に進み、フェールセーフ処置として点火時期を遅角してノッキングの発生を防止する。
【0043】
一方、上記ステップ201で、FS1=0(残留磁気ノイズ無し)と判定された場合には、ステップ205に進み、FS2=1(スパイクノイズ有り)か否かを判定し、FS2=0(スパイクノイズ無し)であれば、正常と判断して、本プログラムを終了する。もし、ステップ205で、FS2=1(スパイクノイズ有り)と判定されれば、ステップ206に進み、スパイクノイズの発生頻度がd2 %(例えば5%)を越えているか否かを判定する。残留磁気ノイズの発生頻度がd2 %以下であれば、正常と判断して、本プログラムを終了するが、残留磁気ノイズの発生頻度がd2 %を越えている場合には、ステップ207に進み、点火プラグ17の異常と判定する。この場合も、正常にノッキングを検出できないため、ステップ204に進み、フェールセーフ処置として点火時期を遅角してノッキングの発生を防止する。
【0044】
尚、フェールセーフ処置として、警告ランプの点灯や、異常箇所を示す異常コードの不揮発性メモリへの記憶等を行うようにしても良い。このようにすれば、異常箇所の早期発見が可能となり、異常箇所が長期間放置されることを未然に防止することができる。
【0045】
[学習補正]
図9に示す学習補正プログラムは、マイクロコンピュータ39によってノッキング判定区間の開始直後(ATDC20°CA)と終了直前(ATDC80°CA)に実行され、前述した図7のノイズ判定プログラムのステップ104で用いる特定の範囲の下限値C1 と上限値C2 を学習補正するプログラムであり、特許請求の範囲でいう学習補正手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まずステップ301で、現在の運転条件がスパイクノイズや残留磁気ノイズが発生しやすい特定の運転条件であるか否かを判定する。ここで、特定の運転条件とは、燃料カット時やアイドル時である。
【0046】
燃料カット時には、燃焼室内で燃焼イオンが発生しないため、点火プラグ17の碍子部に帯電した電荷が燃焼イオンで中和されずに残り、スパイクノイズが発生しやすくなる。また、アイドル時には、点火プラグ17の火花放電が安定して発生するため、火花放電時間が長くなり、残留磁気ノイズの発生タイミングが遅れる。特に、点火コイル11の異常や点火プラグ17の電極間ギャップの異常等があると、アイドル時に火花放電時間が異常に長くなり、残留磁気ノイズの発生タイミングがノッキング判定区間に重なることがある。従って、燃料カット時やアイドル時に出力比Zの分布を学習すれば、スパイクノイズや残留磁気ノイズに関する出力比Zの分布(特定の範囲の下限値C1 と上限値C2 )を学習することができる。尚、ステップ301で判定する特定の運転条件は、燃料カット時とアイドル時の両方でも良いが、いずれか一方のみでも良く、勿論、他の運転条件を追加しても良い。
【0047】
現在の運転条件が特定の運転条件でない場合には、ステップ302以降の処理を行わずに、本プログラムを終了する。一方、現在の運転条件が特定の運転条件である場合には、ステップ302に進み、ノッキング判定用のBPF33の出力ピークホールド値PH1とノイズ判定用のBEF34の出力ピークホールド値PH2を読み込み、次のステップ303で、ノイズ判定用のBEF34の出力ピークホールド値PH2が所定値a2 (例えば0.5V)よりも大きいか否かを判定し、所定値a2 以下であれば、ノイズが発生していないと判断して、本プログラムを終了する。
【0048】
これに対し、BEF34の出力ピークホールド値PH2が所定値a2 よりも大きい場合には、ステップ304に進み、BPF33側とBEF34側の出力比Z(Z=PH1/PH2)を算出する。次のステップ305で、出力比Zが特定の範囲内(C3 <Z<C4 )にあるか否かで、特定のノイズ(スパイクノイズと残留磁気ノイズ)の有無を判定する。ここで用いる特定の範囲(C3 <Z<C4 )は、図7のノイズ判定プログラムのステップ104で用いる特定の範囲内(C1 <Z<C2 )よりもやや幅広く設定されている。
【0049】
上記ステップ305で、出力比Zが特定の範囲外(Z≦C3 ,Z≧C4 )と判定された場合には、特定のノイズが発生していないと判断して、本プログラムを終了する。一方、出力比Zが特定の範囲内(C3 <Z<C4 )であれば、特定のノイズ有りと判断して、ステップ306に進み、出力比Zの平均値C0 を算出する。この出力比Zの平均値C0 は、特定のノイズの分布の中心線の傾きとなり、この中心線に沿って特定のノイズが分布する。
【0050】
この後、ステップ307で、出力比Zの平均値C0 を算出するための出力比Zの積算数nが所定数(本実施形態では100個)を越えたか否かを判断し、100個以下であれば、本プログラムを終了する。そして、出力比Zの積算数nが100個を越えた時点で、ステップ308に進み、出力比Zの平均値C0 を用いて次式により図7のノイズ判定プログラムのステップ104で用いる特定の範囲の下限値C1 と上限値C2 を更新する。
【0051】
C1 =C0 −ΔC
C2 =C0 +ΔC
ここで、ΔCは、特定のノイズの出力比分布のばらつきの範囲を設定する定数であり、2×ΔCが出力比分布のばらつきに相当する。
【0052】
以上説明した学習補正処理により、特定の範囲の下限値C1 と上限値C2 を随時更新すれば、点火コイル11、点火プラグ17、高圧コード等の点火系の部品の固体差や経時劣化により、回路のインダクタンスやキャパシタンスが変化して特定のノイズの発生周波数が変化し、特定のノイズの分布の傾きが変化したとしても、その分布の傾きの変化に追従してノイズ判定用の特定の範囲を補正することができ、点火系の部品の固体差や経時劣化に左右されない信頼性の高いノイズ判定を行うことができる。
【0053】
尚、本実施形態では、ノッキング判定区間内で2回のノイズ検出を行うようにしたが、1回又は3回以上のノイズ検出を行うようにしても良い。また、特定のノイズとして、スパイクノイズと残留磁気ノイズの両方を検出するようにしたが、いずれか一方のみを検出するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における点火制御系とイオン電流検出系の構成を示す回路図
【図2】イオン電流検出信号、ノッキング信号、ノイズ信号の周波数特性を示す図
【図3】(a)はノッキングが無い場合のイオン電流検出信号Vion とBPF出力Bの波形図、(b)はノッキング発生時のイオン電流検出信号Vion とBPF出力Bの波形図、(c)はスパイクノイズ発生時のイオン電流検出信号Vion とBPF出力Bの波形図
【図4】ノイズ電流発生のメカニズムを説明するための等価回路図
【図5】ノッキング信号の分布、スパイクノイズ信号の分布、ノッキング無し時の信号分布を示す図
【図6】イオン電流検出信号Vion 、BPF出力B、BEF出力C、PH1、PH2の波形図
【図7】ノイズ判定プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図8】異常診断プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図9】学習補正プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
11…点火コイル、17…点火プラグ、21…イオン電流検出抵抗、24…イオン電流検出回路(イオン電流検出手段)、32…マスク回路、33…バンドパスフィルタ(BPF,ノッキング信号抽出手段)、34…バンドエリミネーティドフィルタ(BEF,ノイズ信号抽出手段)、35,36…ピークホールド回路、39…マイクロコンピュータ(ノッキング判定手段,出力比算出手段,ノイズ判定手段,異常診断手段)。

Claims (6)

  1. 内燃機関の燃焼に伴って発生するイオン電流を検出するイオン電流検出手段と、
    前記イオン電流検出手段の出力からノッキング発生周波数帯域の信号を抽出するノッキング信号抽出手段と、
    前記イオン電流検出手段の出力からノッキング発生周波数帯域以外の周波数帯域の信号を抽出するノイズ信号抽出手段と、
    前記ノッキング信号抽出手段の出力に基づいてノッキングの有無を判定し又は前記ノッキング信号抽出手段及び前記ノイズ信号抽出手段の両方の出力に基づいてノッキングの有無を判定するノッキング判定手段と、
    前記ノッキング信号抽出手段と前記ノイズ信号抽出手段との出力比を算出する出力比算出手段と、
    前記出力比算出手段で算出した出力比が特定の範囲内にあるか否かで特定のノイズが発生しているか否かを判定するノイズ判定手段とを備え
    前記ノイズ判定手段で判定する前記特定のノイズは、点火プラグの異常帯電ノイズと残留磁気ノイズの少なくとも一方であることを特徴とする内燃機関のノッキング検出装置。
  2. 前記ノイズ信号抽出手段は、前記イオン電流検出手段の出力からノッキング発生周波数帯域だけを除去した信号を抽出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のノッキング検出装置。
  3. 前記出力比算出手段は、ノッキング判定区間内において複数のタイミングで前記出力比を算出し、
    前記ノイズ判定手段は、前記出力比が特定の範囲内にある時に該出力比を求めたタイミングから前記特定のノイズの種類を判別することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関のノッキング検出装置。
  4. 前記ノイズ判定手段で特定のノイズが検出された時に、該ノイズの種類から異常箇所を判定し、フェールセーフ処理を実施する異常診断手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の内燃機関のノッキング検出装置。
  5. 内燃機関の運転条件が前記特定のノイズが発生しやすい特定の運転条件である時に前記出力比算出手段で算出した出力比を学習し、その学習値に基づいて前記特定の範囲を補正する学習補正手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の内燃機関のノッキング検出装置。
  6. 前記特定の運転条件は、燃料カット時とアイドル時の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項に記載の内燃機関のノッキング検出装置。
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