JP3876745B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷暖房を行う空気調和機の熱交換器に生じる結露水を処理する空気調和機のドレン処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
冷暖房を行う空気調和機では、冷房運転時に熱交換器に結露水が生じるため結露水を処理するドレン処理装置が設けられている。従来のドレン処理装置は、熱交換器の下方に配備される水受け皿と、水受け皿の底部に設けられた排水口と、排水口に接続されたドレンパイプで構成されている。水受け皿には、排水口に近接する上方の水位を検知する水位検知センサーが設けられ、この水位検知センサーが当該水位を検知すると、空気調和機の制御手段が制御信号を出力し、表示手段に異常警告を表示させ、空気調和機の運転を停止するようになっている。これにより、排水口及びドレンパイプの詰まりが監視され、水受け皿から結露水が溢れ出すことが防止されている。異常警告の表示により、利用者はメンテナンス業者に連絡し、ドレン処理装置の異常を解消してもらう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の空気調和機のドレン処理装置においては、排水口やドレンパイプが、塵埃や水分中の微生物により生成されるスライム等により排水不良や排水不能になると、異常警告を表示し、空気調和機の運転を停止してしまうため、利用者はドレン処理装置の異常を解消するまで冷房を断念するしかなく、不便を強いられることがある。
【0004】
本発明は、係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その課題とするところは、結露水の排水不良を補足できるドレン処理装置を具備した空気調和機を得ることであり、空気調和機の結露水の排水不良にまつわる不便を解消することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために請求項1の発明は、熱媒と室内空気との間で熱交換を行う熱交換器の下方に、熱交換器に生じる結露水を受容する水受け皿を備えた空気調和機について、水受け皿に高さの異なる上下二個の排水口を設け、そのうちの低い排水口に近接する上方の水位を検知する水位検知センサーを設け、この水位検知センサーの出力によって制御手段が空気調和機の運転を継続したまま異常警告を発するようにする手段を採用する。
【0006】
前記課題を達成するために請求項2の発明は、請求項1に係る前記手段における水受け皿の高い排水口に近接する上方の水位を検知する水位検知センサーを設け、この水位検知センサーの出力によって制御手段が異常警告とともに空気調和機の運転を停止するようにする手段を採用する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図4によって示す本実施の形態は、熱媒と室内空気との間で熱交換して冷暖房を行う空気調和機に関するものである。図1に示すように熱媒と室内空気との間で熱交換する熱交換器1の下方には、冷房時に熱交換器1に生じる結露水を処理するドレン処理装置が具備されている。ドレン処理装置は、図3及び図4に示すように熱交換器1に生じる結露水を受容する水受け皿2と、高さの異なる第1と第2の二個の排水口3,4と、ドレンパイプ5とから構成されている。第1の排水口3は、水受け皿2の底面に設けられ、室外へドレンパイプ5で連絡される。第2の排水口4は、水受け皿2の底面上部に設けられ、室外へドレンパイプ5で連絡される。
【0012】
水受け皿2には、第1の排水口3に近接する上方の水位を検知する電極式の下位水位検知センサー6と、第2の排水口4と水受け皿2の上端との間の水位を検知する電極式の上位水位検知センサー7とが設けられている。下位水位検知センサー6と上位水位検知センサー7の出力は、ともに制御回路8へ取込まれ、制御回路8に組込まれたプログラムに従って処理される。制御回路8にはその出力側に室内空気を循環させる送風機9を駆動させる駆動回路(図示しない)と表示手段10が接続されている。
【0013】
制御回路8は、制御動作は図2に示すフローチャートに示すとおりである。即ち、空気調和機の冷房運転開始とともにステップ♯1において下位水位検知センサ6ーに出力が有るかどうかを判定する。下位水位検知センサー6に出力がなければドレン水位は正常として、ステップ♯2において運転を継続する処理をし、下位水位検知センサー6に出力があれば、ステップ♯3でドレン水位が異常であるとして表示手段10に異常警告を表示し、運転を継続する処理をしてステップ♯4へ進む。ステップ♯4では上位水位検知センサー7に出力が有るかどうかを判定する。上位水位検知センサー7に出力がなければ、ステップ♯5において異常警告の継続と、運転の継続を行う処理をし、上位水位検知センサー7に出力があれば、ステップ♯6でドレン水位が異常であるとして表示手段10に異常警告を表示し、冷房運転を停止する処理をする。
【0014】
下位水位検知センサー6に出力があれば、第1の排水口3か接続されたドレンパイプ5が、塵埃や水分中の微生物により生成されるスライム等により排水不良や排水不能にあるわけで、異常警告を表示し、空気調和機の運転は継続する。異常警告を認知した利用者はメンテナンス業者に連絡し、異常の解消を依頼する。しかし、メンテナンス業者が即座に対応してくれない場合もあるが、この間、冷房が出来ないという不便はない。異常警告から時間が経過して、水受け皿2に結露水が溜まっていき、第2の排水口4の水位になると、結露水は第2の排水口4からドレンパイプ5を経て排水される。第2の排水口4やドレンパイプ5は常時機能しているわけではないので、詰まったりすることは殆どない。
【0015】
しかし、第1、第2の排水口3,4又はドレンパイプ5が共に詰まることもある。そんな場合には異常警告を続行したまま、上位水位検知センサー7の水位にまで結露水が溜まると運転を停止し、水受け皿2からのオバーフローが未然に防止される。このように、本空気調和機では、第1の排水口3又はドレンパイプ5が排水不良になっても、それを解消する間も冷房運転は継続できるので便利である。排水不良を解消するまでの猶予時間もとれる。なお、第1と第2の排水口3,4は、水受け皿2の底面に設ける方がドレン処理装置を小型に構成できるが、側面に設けても機能についての問題はない。
【0016】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、結露水の排水不良を運転を継続したまま補足し、排水不良を警告して排水不良解消の措置を促すことができる空気調和機が得られる。
【0017】
請求項2の発明によれば、請求項1に係る前記効果とともに水受け皿からの結露水のオバーフローを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態の空気調和機を示す構成図である。
【図2】 実施の形態の空気調和機の制御回路の制御動作を示すフローチャートである。
【図3】 実施の形態の空気調和機のドレン処理装置の斜視図である。
【図4】 実施の形態の空気調和機のドレン処理装置の断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器、 2 水受け皿、 3 第1の排水口、 4 第2の排水口、6 下位水位検知センサー、 7 上位水位検知センサー、 8 制御回路、
10 表示手段。
Claims (2)
- 熱媒と室内空気との間で熱交換を行う熱交換器の下方に、同熱交換器に生じる結露水を受容する水受け皿を備えた空気調和機であって、その水受け皿に高さの異なる上下二個の排水口を設け、そのうちの低い排水口に近接する上方の水位を検知する水位検知センサーを設け、この水位検知センサーの出力によって制御手段が空気調和機の運転を継続したまま異常警告を発するようにした空気調和機。
- 請求項1に記載の空気調和機であって、高い排水口に近接する上方の水位を検知する水位検知センサーを設け、この水位検知センサーの出力によって制御手段が異常警告とともに空気調和機の運転を停止するようにした空気調和機。
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