JP3874751B2 - オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 - Google Patents
オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3874751B2 JP3874751B2 JP2003316030A JP2003316030A JP3874751B2 JP 3874751 B2 JP3874751 B2 JP 3874751B2 JP 2003316030 A JP2003316030 A JP 2003316030A JP 2003316030 A JP2003316030 A JP 2003316030A JP 3874751 B2 JP3874751 B2 JP 3874751B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- mmol
- compound
- room temperature
- solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 0 CC(C)*(**(C(C)C)C(c(cccc1)c1OC12*3)=*1c1ccccc1)c1cccc4c1O[C@@]23*(c1ccccc1)=C4 Chemical compound CC(C)*(**(C(C)C)C(c(cccc1)c1OC12*3)=*1c1ccccc1)c1cccc4c1O[C@@]23*(c1ccccc1)=C4 0.000 description 31
- JMEYBFYLRBAGMT-ZHBRIHKXSA-N CC(C)(C)/C(/C(/C)=C\OC)=C(/C(CCNc1ccccc1)=[IH])\O Chemical compound CC(C)(C)/C(/C(/C)=C\OC)=C(/C(CCNc1ccccc1)=[IH])\O JMEYBFYLRBAGMT-ZHBRIHKXSA-N 0.000 description 1
- LAUBVNOFXDQHLQ-HZHRSRAPSA-N CC(C)(C)c(cc1/C=N/c2ccccc2)cc(C(C)(C)C)c1OC Chemical compound CC(C)(C)c(cc1/C=N/c2ccccc2)cc(C(C)(C)C)c1OC LAUBVNOFXDQHLQ-HZHRSRAPSA-N 0.000 description 1
- VJZKEDJUYULLSF-ZIKZKNKQSA-N CC(C)(C)c(cccc1/C=N/c2ccc(C3C=CC([C@H]4C=CC=CC4)=CC3)cc2)c1O Chemical compound CC(C)(C)c(cccc1/C=N/c2ccc(C3C=CC([C@H]4C=CC=CC4)=CC3)cc2)c1O VJZKEDJUYULLSF-ZIKZKNKQSA-N 0.000 description 1
- JGXXTHUVDFWWQK-LDADJPATSA-N CC(C)(C)c1cccc(/C=N/c2ccccc2)c1O Chemical compound CC(C)(C)c1cccc(/C=N/c2ccccc2)c1O JGXXTHUVDFWWQK-LDADJPATSA-N 0.000 description 1
- RYUBJFPDHJQFRV-WEMUVCOSSA-N CC(C)(c1ccccc1)c(cc1C(C)(C)c2ccccc2)cc(/C=N/c2ccccc2)c1O Chemical compound CC(C)(c1ccccc1)c(cc1C(C)(C)c2ccccc2)cc(/C=N/c2ccccc2)c1O RYUBJFPDHJQFRV-WEMUVCOSSA-N 0.000 description 1
- RCXAMZWRHRKXPI-UDWIEESQSA-N CC(CCC=C1C)=C1/N=C/c(ccc1ccccc11)c1O Chemical compound CC(CCC=C1C)=C1/N=C/c(ccc1ccccc11)c1O RCXAMZWRHRKXPI-UDWIEESQSA-N 0.000 description 1
- BOCIIAKUJCHNRP-LFVJCYFKSA-N CCC(C)(C)c(cc1C(C)(C)CC)cc(/C=N/c2ccccc2)c1O Chemical compound CCC(C)(C)c(cc1C(C)(C)CC)cc(/C=N/c2ccccc2)c1O BOCIIAKUJCHNRP-LFVJCYFKSA-N 0.000 description 1
- VMEPTHKTVFRAAW-XNTDXEJSSA-N Cc(cccc1/C=N/c2ccccc2)c1O Chemical compound Cc(cccc1/C=N/c2ccccc2)c1O VMEPTHKTVFRAAW-XNTDXEJSSA-N 0.000 description 1
- RNVCVTLRINQCPJ-UHFFFAOYSA-N Cc1ccccc1N Chemical compound Cc1ccccc1N RNVCVTLRINQCPJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- MGJVMUNYZTUORQ-XSFVSMFZSA-N Oc1c(/C=N/c2ccccc2)cccc1-c1ccccc1 Chemical compound Oc1c(/C=N/c2ccccc2)cccc1-c1ccccc1 MGJVMUNYZTUORQ-XSFVSMFZSA-N 0.000 description 1
- WIUBTEMXECBJSY-LDADJPATSA-N Oc1c(cccc2)c2ccc1/C=N/c1ccccc1 Chemical compound Oc1c(cccc2)c2ccc1/C=N/c1ccccc1 WIUBTEMXECBJSY-LDADJPATSA-N 0.000 description 1
Images
Description
際に著しく不利である。またこのシクロペンタン骨格は共重合体のガラス転移温度を上昇させる効果があり、ゴムとしての低温特性を損なうことから、好ましくない骨格である。
本発明に係る第1のオレフィン重合用触媒は、
(A)下記一般式(I)で表される遷移金属化合物と、
(B)(B-1) 有機金属化合物、
(B-2) 有機アルミニウムオキシ化合物、および
(B-3) 遷移金属化合物と反応してイオン対を形成する化合物
から選ばれる少なくとも1種の化合物とから形成されている。
本発明で用いられる(A)遷移金属化合物は、下記一般式(I)で表される化合物である。
式(I)中、Mは周期律表第3〜11族の遷移金属原子(3族にはランタノイドも含まれる)を示し、好ましくは3〜9族(3族にはランタノイドも含まれる)の金属原子であり、より好ましくは3〜5族および9族の金属原子であり、特に好ましくは4族または5族の金属原子である。具体的には、スカンジウム、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、コバルト、ロジウム、イットリウム、クロム、モリブデン、タングステン、マンガン、レニウム、鉄、ルテニウムなどであり、好ましくはスカンジウム、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、コバルト、ロジウムなどであり、より好ましくは、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、コバルト、ロジウム、バナジウム、ニオブ、タンタルなどであり、特に好ましくはチタン、ジルコニウム、ハフニウムである。
ビニル、アリル、イソプロペニルなどの炭素原子数が2〜30、好ましくは2〜20の直鎖状または分岐状のアルケニル基;
エチニル、プロパルギルなど炭素原子数が2〜30、好ましくは2〜20の直鎖状または分岐状のアルキニル基;
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、アダマンチルなどの炭素原子数が3〜30、好ましくは3〜20の環状飽和炭化水素基; シクロペンタジエニル、インデニル、フルオレニルなどの炭素数5〜30の環状不飽和炭化水素基;
フェニル、ベンジル、ナフチル、ビフェニル、ターフェニル、フェナントリル、アントラセニルなどの炭素原子数が6〜30、好ましくは6〜20のアリール基;
トリル、iso-プロピルフェニル、t-ブチルフェニル、ジメチルフェニル、ジ-t-ブチル
フェニルなどのアルキル置換アリール基などが挙げられる。
基などが好ましい。
ロフェニル)シリルなどが挙げられる。これらの中では、メチルシリル、ジメチルシリル、トリメチルシリル、エチルシリル、ジエチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、トリフェニルシリルなどが好ましい。特にトリメチルシリル、トリエチルシリル、トリフェニルシリル、ジメチルフェニルシリルが好ましい。炭化水素置換シロキシ基として具体的には、トリメチルシロキシなどが挙げられる。
基として具体的には、ジメチルアミノ、エチルメチルアミノ、ジフェニルアミノなどが挙げられる。
ジメチル(ペンタフルオロフェニル)シリルなどが挙げられる。特に好ましくは、トリメチルシリル、トリエチルフェニル、ジフェニルメチルシリル、イソフェニルシリル、ジメチルフェニルシリル、ジメチル-t-ブチルシリル、ジメチル(ペンタフルオロフェニル)シ
リルなどが挙げられる。
脂肪環、芳香環または、窒素原子などの異原子を含む炭化水素環を形成していてもよく、これらの環はさらに置換基を有していてもよい。
ていてもよい。
いアリール基、ハロゲン原子等を示す)が挙げられる。
このような式(I)で表される遷移金属化合物としては、下記一般式(I-a)で表され
る化合物が好ましい。
挙げられる。
特に、以下のものが好ましい。
ペンタフルオロフェニル)シリルなどが挙げられる。これらの中では特に、メチルシリル、ジメチルシリル、トリメチルシリル、エチルシリル、ジエチルシリル、トリエチルシリル、トリフェニルシリルなどが好ましい。
クロペンチル、シクロヘキシル、アダマンチルなどの炭素原子数が3〜20の環状飽和炭化水素基;フェニル、ベンジル、ナフチル、ビフェニリル、トリフェニリルなどの炭素原子数が6〜20のアリール基;および、これらの基に炭素原子数が1〜20のアルキル基、炭素原子数が1〜20のハロゲン化アルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基などの置換基がさらに置換した基などが好ましく挙げられる。
ジメチル(ペンタフルオロフェニル)シリルなどが挙げられる。
ていてもよい。
のアリーロキシ基;フェニルメトキシ、フェニルエトキシなどのアリールアルコキシ基などが挙げられる。
で示される基のうち2個の基(但し、R1 同士を除く)が連結されている化合物は、たとえば下記一般式(I-a-2)で表される化合物である。
り、R11〜R16はR1 〜R6 と同じである。特に好ましくは以下のような基が挙げられる。
素基、ヘテロ環式化合物残基、炭化水素置換シリル基、炭化水素置換シロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリーロキシ基、アリールチオ基、アシル基、エステル基、チオエステル基、アミド基、イミド基、アミノ基、イミノ基、スルホンエステル基、スルホンアミド基、シアノ基、ニトロ基などを示し、具体的にはR1 〜R6 と同様の原子または
基を示す。R1〜R16のうちの2個以上の基、好ましくは隣接する基は互いに連結して脂
肪族環、芳香族環または、窒素原子などの異原子を含む炭化水素環を形成していてもよい。
、−Sn(CH3)2 −などのスズ原子含有基;−BH−、−B(CH3)−、−BF−などの硼素原子含有基など、あるいは単結合が挙げられる。
らに限定されるものではない。
また、本発明では(A)遷移金属化合物として、下記一般式(I-b)で表される遷移金属
化合物を用いることもできる。
たは第9族、特に好ましくは第4族または第5族の遷移金属原子であり、特にチタン、ジルコニウム、ハフニウム、コバルトまたはロジウムである。
合物において例示したものと同様のものが挙げられる。
い。
限定されるものではない。
上記遷移金属化合物(A)以外の遷移金属化合物として、具体的には、下記のような遷移金属化合物を用いることができるが、この限りではない。
(a-1)下記式で表される遷移金属イミド化合物(I-c)
(a-2)下記式で表される遷移金属アミド化合物(I-d)
示す。
(a-3)下記式で表される遷移金属ジフェノキシ化合物(I-e)
0のハロゲン化炭化水素、または、酸素、硫黄またはケイ素を含有する置換基を持つ炭化水素基、または炭素原子数1〜50のハロゲン化炭化水素基であり、AとA'は同一でも
異なっていてもよい。
(a-4)下記式で表される少なくとも1個のヘテロ原子を含むシクロペンタジエニル骨格を
有する配位子を含む遷移金属化合物(I-f)
(a-5)式RB(Pz)3MXn で表される遷移金属化合物
式中、Mは, 周期律表3〜11族遷移金属化合物を示し、Rは水素原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基または炭素原子数1〜20のハロゲン化炭化水素基を示し、Pzは、ピラゾイル基または置換ピラゾイル基を示す。
(a-6) 下記式で示される遷移金属化合物(I-g)
(a-7) 下記式(I-h)で表される化合物とVIII族の遷移金属原子との化合物
(a-8) 下記式(I-i)で示される遷移金属化合物
mは、0〜3の整数であり、
nは、0または1の整数であり、
pは、1〜3の整数であり、
qは、Mの価数を満たす数である。
連結して環を形成していてもよい。
本発明で用いられる(B-1) 有機金属化合物として、具体的には下記のような周期律表第1、2族および第12、13族の有機金属化合物が用いられる。
(式中、Ra およびRb は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示し、mは0<m≦3、nは0≦n<3、pは0≦p<3、qは0≦q<3の数であり、かつm+n+p+q=3である。)
で表される有機アルミニウム化合物。
(式中、M2 はLi、NaまたはKを示し、Ra は炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示す。)
で表される周期律表第1族金属とアルミニウムとの錯アルキル化物。
(式中、Ra およびRb は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、M3 はMg、ZnまたはCdである。)
で表される周期律表第2族または第12族金属のジアルキル化合物。
(式中、Ra およびRb は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、mは好ましくは1.5≦m≦3の数である。)
で表される有機アルミニウム化合物、
一般式 Ra m AlX3-m
(式中、Ra は炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示し、mは好ましくは0<m<3である。)で表される有機アルミニウム化合物、
一般式 Ra m AlH3-m
(式中、Ra は炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、mは好ましくは2≦m<3である。)
で表される有機アルミニウム化合物、
一般式 Ra m Al(ORb )n Xq
(式中、Ra およびRb は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数が1〜15
、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示し、mは0<m≦3、nは0≦n<3、qは0≦q<3の数であり、かつm+n+q=3である。)
で表される有機アルミニウム化合物。
トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリn-ブチルアルミニウム、トリプロピルアルミニウム、トリペンチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、トリデシルアルミニウムなどのトリn-アルキルアルミニウム;
トリイソプロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリsec-ブチルアルミニウム、トリ tert-ブチルアルミニウム、トリ2-メチルブチルアルミニウム、トリ3-メチルブチルアルミニウム、トリ2-メチルペンチルアルミニウム、トリ3-メチルペンチルアルミニウム、トリ4-メチルペンチルアルミニウム、トリ2-メチルヘキシルアルミニウム、トリ3-メチルヘキシルアルミニウム、トリ2-エチルヘキシルアルミニウムなどのトリ分岐鎖アルキルアルミニウム;
トリシクロヘキシルアルミニウム、トリシクロオクチルアルミニウムなどのトリシクロアルキルアルミニウム;
トリフェニルアルミニウム、トリトリルアルミニウムなどのトリアリールアルミニウム;
ジイソブチルアルミニウムハイドライドなどのジアルキルアルミニウムハイドライド;
(i-C4H9)x Aly(C5H10)z (式中、x、y、zは正の数であり、z≧2xである。)などで表されるトリイソプレニルアルミニウムなどのトリアルケニルアルミニウム;
イソブチルアルミニウムメトキシド、イソブチルアルミニウムエトキシド、イソブチルアルミニウムイソプロポキシドなどのアルキルアルミニウムアルコキシド;
ジメチルアルミニウムメトキシド、ジエチルアルミニウムエトキシド、ジブチルアルミニウムブトキシドなどのジアルキルアルミニウムアルコキシド;
エチルアルミニウムセスキエトキシド、ブチルアルミニウムセスキブトキシドなどのアルキルアルミニウムセスキアルコキシド;
Ra 2.5Al(ORb)0.5などで表される平均組成を有する部分的にアルコキシ化された
アルキルアルミニウム;
ジエチルアルミニウムフェノキシド、ジエチルアルミニウム(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノキシド)、エチルアルミニウムビス(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノキシド)、ジイソブチルアルミニウム(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノキシド)、イソブチルアルミニウムビス(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノキシド)などのジアルキルアルミニウムアリーロキシド;
ジメチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、ジブチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムブロミド、ジイソブチルアルミニウムクロリドなどのジアルキルアルミニウムハライド;
エチルアルミニウムセスキクロリド、ブチルアルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニウムセスキブロミドなどのアルキルアルミニウムセスキハライド; エチルアルミニウムジクロリド、プロピルアルミニウムジクロリド、ブチルアルミニウムジブロミドなどのアルキルアルミニウムジハライドなどの部分的にハロゲン化されたアルキルアルミニウム;
ジエチルアルミニウムヒドリド、ジブチルアルミニウムヒドリドなどのジアルキルアルミニウムヒドリド;
エチルアルミニウムジヒドリド、プロピルアルミニウムジヒドリドなどのアルキルアルミニウムジヒドリドなどその他の部分的に水素化されたアルキルアルミニウム;
エチルアルミニウムエトキシクロリド、ブチルアルミニウムブトキシクロリド、エチルアルミニウムエトキシブロミドなどの部分的にアルコキシ化およびハロゲン化されたアルキルアルミニウムなどを挙げることができる。
げることができる。
LiAl(C2H5)4、LiAl(C7H15)4 などを挙げることができる。
本発明で用いられる(B-2) 有機アルミニウムオキシ化合物は、従来公知のアルミノキサンであってもよく、また特開平2−78687号公報に例示されているようなベンゼン不溶性の有機アルミニウムオキシ化合物であってもよい。
(1)吸着水を含有する化合物または結晶水を含有する塩類、たとえば塩化マグネシウム水和物、硫酸銅水和物、硫酸アルミニウム水和物、硫酸ニッケル水和物、塩化第1セリウム水和物などの炭化水素媒体懸濁液に、トリアルキルアルミニウムなどの有機アルミニウム化合物を添加して、吸着水または結晶水と有機アルミニウム化合物とを反応させる方法。
(2)ベンゼン、トルエン、エチルエーテル、テトラヒドロフランなどの媒体中で、トリアルキルアルミニウムなどの有機アルミニウム化合物に直接水、氷または水蒸気を作用させる方法。
(3)デカン、ベンゼン、トルエンなどの媒体中でトリアルキルアルミニウムなどの有機アルミニウム化合物に、ジメチルスズオキシド、ジブチルスズオキシドなどの有機スズ酸化物を反応させる方法。
R17−B−(OH)2 …(V)
(式中、R17は前記と同じ基を示す。)
有機アルミニウム化合物とを、不活性ガス雰囲気下に不活性溶媒中で、−80℃〜室温の温度で1分〜24時間反応させることにより製造できる。
ェニルボロン酸が好ましい。これらは1種単独でまたは2種以上組み合わせて用いられる。
本発明で用いられる遷移金属化合物と反応してイオン対を形成する化合物(B-3) (以下、「イオン化イオン性化合物」という。)は、前記遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物であり、このような化合物としては、特開平1−501950号公報、特開平1−502036号公報、特開平3−179005号公報、特開平3−179006号公報、特開平3−207703号公報、特開平3−207704号公報、USP−5321106号などに記載されたルイス酸、イオン性化合物、ボラン化合物およびカルボラン化合物などを挙げることができる。さらに、ヘテロポリ化合物およびイソポリ化合物も挙げることができる。
リ(メチルフェニル)カルボニウムカチオン、トリ(ジメチルフェニル)カルボニウムカチオンなどの三置換カルボニウムカチオンなどが挙げられる。
ル)アンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ホウ素、トリプロピルアンモニウムテトラ(o,p-ジメチルフェニル)ホウ素、トリ(n-ブチル)アンモニウムテトラ(m,m-ジメチルフェニル)ホウ素、トリ(n-ブチル)アンモニウムテトラ(p-トリフルオロメチルフェニル)ホウ素、トリ(n-ブチル)アンモニウムテトラ(3,5-ジトリフルオロメチルフェニル)ホウ素、トリ(n-ブチル)アンモニウムテトラ(o-トリル)ホウ素などが挙げられる。
合物などを挙げることもできる。
デカボラン(14);
ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕ノナボレート、ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕デカボレート、ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕ウンデカボレート、ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕ドデカボレート、ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕デカクロロデカボレート、ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕ドデカクロロドデカボレートなどのアニオンの塩;
トリ(n-ブチル)アンモニウムビス(ドデカハイドライドドデカボレート)コバルト酸塩(III)、ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕ビス(ドデカハイドライドドデカボレート)ニッケル酸塩(III)などの金属ボランアニオンの塩などが挙げられる。
4-カルバノナボラン(14)、1,3-ジカルバノナボラン(13)、6,9-ジカルバデカボラン(14)、ドデカハイドライド-1-フェニル-1,3-ジカルバノナボラン、ドデカハイドライド-1-メチル-1,3-ジカルバノナボラン、ウンデカハイドライド-1,3-ジメチル-1,3-ジカルバノナボラン、7,8-ジカルバウンデカボラン(13)、2,7-ジカルバウンデカボラン(13)、ウンデカハイドライド-7,8-ジメチル-7,8-ジカルバウンデカボラン、ドデカハイドライド-11-メチル-2,7-ジカルバウンデカボラン、トリ(n-ブチル)アンモニウム1-
カルバデカボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウム1-カルバウンデカボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウム1-カルバドデカボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウム1-トリメチルシリル-1-カルバデカボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウムブロモ-1-カルバドデカボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウム6-カルバデカボレート(14)、トリ(n-ブチル)アンモニウム6-カルバデカボレート(12)、トリ(n-ブチル)アンモニウム7-カルバウンデカボレート(13)、トリ(n-ブチル)アンモニウム7,8-ジカルバウンデカボレート(12)、トリ(n-ブチル)アンモニウム2,9-ジカルバウンデカボレート(12)、トリ(n-ブチル)アンモニウムドデカハイドライド-8-メチル-7,9-ジカルバウンデカボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウムウンデカハイドライド-8-エチル-7,9-ジカルバウンデカボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウムウンデカハイドライド-8-ブチル-7,9-ジカルバウンデカボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウムウンデカハイドライド-8-ア
リル-7,9-ジカルバウンデカボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウムウンデカハイドラ
イド-9-トリメチルシリル-7,8-ジカルバウンデカボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウムウンデカハイドライド-4,6-ジブロモ-7-カルバウンデカボレートなどのアニオンの塩;
トリ(n-ブチル)アンモニウムビス(ノナハイドライド-1,3-ジカルバノナボレート)
コバルト酸塩(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウムビス(ウンデカハイドライド-7,8-
ジカルバウンデカボレート)鉄酸塩(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウムビス(ウンデカハイドライド-7,8-ジカルバウンデカボレート)コバルト酸塩(III)、トリ(n-ブチル
)アンモニウムビス(ウンデカハイドライド-7,8-ジカルバウンデカボレート)ニッケル
酸塩(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウムビス(ウンデカハイドライド-7,8-ジカルバ
ウンデカボレート)銅酸塩(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウムビス(ウンデカハイドライド-7,8-ジカルバウンデカボレート)金酸塩(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウム
ビス(ノナハイドライド-7,8-ジメチル-7,8-ジカルバウンデカボレート)鉄酸塩(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウムビス(ノナハイドライド-7,8-ジメチル-7,8-ジカルバウンデカボレート)クロム酸塩(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウムビス(トリブロモオクタハイドライド-7,8-ジカルバウンデカボレート)コバルト酸塩(III)、トリス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕ビス(ウンデカハイドライド-7-カルバウンデカボレート)クロム酸塩(III)、ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕ビス(ウンデカハイドライド-7-
カルバウンデカボレート)マンガン酸塩(IV)、ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕ビス(ウンデカハイドライド-7-カルバウンデカボレート)コバルト酸塩(III)、ビス〔
トリ(n-ブチル)アンモニウム〕ビス(ウンデカハイドライド-7-カルバウンデカボレー
ト)ニッケル酸塩(IV)などの金属カルボランアニオンの塩などが挙げられる。
対して非常に高い重合活性を示す。また助触媒成分としてトリフェニルカルボニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなどのイオン化イオン性化合物(B-3)を用
いると良好な活性で非常に分子量の高いオレフィン重合体が得られる。
本発明で用いられる(C)担体は、無機または有機の化合物であって、顆粒状ないしは微粒子状の固体である。
O3、CaO、ZnO、BaO、ThO2など、またはこれらを含む複合物または混合物を使用、例えば天然または合成ゼオライト、SiO2-MgO、SiO2-Al2O3、SiO2-TiO2 、SiO2-V2O5 、SiO2-Cr2O3、SiO2-TiO2-MgOなどを使用す
ることができる。これらのうち、SiO2および/またはAl2O3を主成分とするものが
好ましい。
必要に応じて100〜1000℃、好ましくは150〜700℃で焼成して使用される。
HAsO4)2・H2O、α−Zr(HPO4)2、α−Zr(KPO4)2・3H2O、α−Ti(HPO4)2、α−Ti(HAsO4)2・H2O、α−Sn(HPO4)2・H2O、γ―Zr(HPO4)2、γ−Ti(HPO4)2、γ−Ti(NH4PO4)2・H2Oなどの多価金属の結晶性酸性
塩などが挙げられる。
径20オングストローム以上の細孔容積が0.1cc/g以上のものが好ましく、0.3〜5cc/gのものが特に好ましい。ここで、細孔容積は、水銀ポロシメーターを用いた水銀圧入法により、細孔半径20〜3×104Åの範囲について測定される。
O2などのコロイド状無機化合物などを共存させることもできる。また、ピラーとしては
、上記金属水酸化物イオンを層間にインターカレーションした後に加熱脱水することにより生成する酸化物などが挙げられる。
ペンテンなどの炭素原子数が2〜14のα−オレフィンを主成分として生成される(共)重合体またはビニルシクロヘキサン、スチレンを主成分として生成される(共)重合体、およびびそれらの変成体を例示することができる。
本発明において、(D)有機化合物成分は、必要に応じて、重合性能および生成ポリマーの物性を向上させる目的で使用される。このような有機化合物としては、アルコール類、フェノール性化合物、カルボン酸、リン化合物およびスルホン酸塩等が挙げられるが、この限りではない。
が好ましい。
(1)成分(A)と、(B-1) 有機金属化合物、(B-2) 有機アルミニウムオキシ化合物および(B-3) イオン化イオン性化合物から選ばれる少なくとも1種の成分(B)(以下単に「成
分(B)」という。)とを任意の順序で重合器に添加する方法。
(2)成分(A)と成分(B)とを予め接触させた触媒を重合器に添加する方法。 (3)成分
(A)と成分(B)を予め接触させた触媒成分、および成分(B)を任意の順序で重合器
に添加する方法。この場合、成分(B)は、同一でも異なっていてもよい。
(4)成分(A)を担体(C)に担持した触媒成分、および成分(B)を任意の順序で重合
器に添加する方法。
(5)成分(A)と成分(B)とを担体(C)に担持した触媒を重合器に添加する方法。
(6)成分(A)と成分(B)とを担体(C)に担持した触媒成分、および成分(B)を任
意の順序で重合器に添加する方法。この場合、成分(B)は、同一でも異なっていてもよい。
(7)成分(B)を担体(C)に担持した触媒成分、および成分(A)を任意の順序で重合
器に添加する方法。
(8)成分(B)を担体(C)に担持した触媒成分、成分(A)、および成分(B)を任意
の順序で重合器に添加する方法。この場合、成分(B)は、同一でも異なっていてもよい。
(9)成分(A)を担体(C)に担持した成分、および成分(B)を担体(C)に担持した成分を
任意の順序で重合器に添加する方法。
(10)成分(A)を担体(C)に担持した成分、成分(B)を担体(C)に担持した成分、および成分(B)を任意の順序重合器に添加する方法。この場合、成分(B)は、同一でも異なっていてもよい。
(11)成分(A)、成分(B)、および有機化合物成分(D)を任意の順序で重合器に添加する方法。
(12)成分(B)と成分(D)をあらかじめ接触させた成分、および成分(A) を任意の順序で
重合器に添加する方法。
(13)成分(B)と成分(D)を担体(C)に担持した成分、および成分(A) を任意の順序で
重合器に添加する方法。
(14)成分(A)と成分(B)を予め接触させた触媒成分、および成分(D)を任意の順序で重合器に添加する方法。
(15)成分(A)と成分(B)を予め接触させた触媒成分、および成分(B)、成分(D)を任意の順序で重合器に添加する方法。
(16)成分(A)と成分(B)を予め接触させた触媒成分、および成分(B)と成分(D)をあらかじめ接触させた成分を任意の順序で重合器に添加する方法。
(17)成分(A)を担体(C)に担持した成分、成分(B)、および成分(D)を任意の順序で重合器に添加する方法。
(18)成分(A)を担体(C)に担持した成分、および成分(B)と成分(D)をあらかじめ接触させた成分を任意の順序で重合器に添加する方法。
(19)成分(A)と成分(B)と成分(D)を予め任意の順序で接触させた触媒成分を重合器に添加する方法。
(20)成分(A)と成分(B)と成分(D)を予め接触させた触媒成分、および成分(B)を任意の順序で重合器に添加する方法。この場合、成分(B)は、同一でも異なっていてもよい。
(21)成分(A)と成分(B)と成分(D)を担体(C)に担持した触媒を重合器に添加方法。
(22)成分(A)と成分(B)と成分(D)を担体(C)に担持した触媒成分、および成分(B)を任意の順序で重合器に添加する方法。この場合、成分(B)は、同一でも異なっていてもよい。
)と成分(B-2)中のアルミニウム原子とのモル比〔(D)/(B-2)〕が通常0.001〜2、好ましくは0.005〜1となるような量で、成分(B-3)の場合は、モル比〔(D)
/(B-3)〕が通常0.01〜10、好ましくは0.1〜5となるような量で用いられる。
キセン、4-メチル-1-ペンテン、3-メチル-1-ペンテン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オクタデセン、1-エイコセン;
炭素原子数が3〜30、好ましくは3〜20の環状オレフィン、たとえばシクロペンテン、シクロヘプテン、ノルボルネン、5-メチル-2-ノルボルネン、テトラシクロドデセン
、2-メチル1,4,5,8-ジメタノ-1,2,3,4,4a,5,8,8a-オクタヒドロナフタレン;
極性モノマー、たとえば、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、ビシクロ(2,2,1)-5-ヘプテン-2,3-ジカルボン酸無水物など
のα,β−不飽和カルボン酸、およびこれらのナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、
亜鉛塩、マグネシウム塩、カルシウム塩などの金属塩;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n-プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n-ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸 tert-ブチル、アクリル酸2-エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n-プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n-ブチル、メタクリル酸イソブチルなどのα,β−不飽和カルボン酸エステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、トリフルオロ酢酸ビニルなどのビニルエステル類;アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、イタコン酸モノグリシジルエステルなどの不飽和グリシジルなどを挙げることができる。また、ビニルシクロヘキサン、ジエンまたはポリエンなどを用いることもできる。ジエンまたはポリエンとしては、炭素原子数が4〜30、好ましくは4〜20であり二個以上の二重結合を有する環状又は鎖状の化合物が用いられる。具体的には、ブタジエン、イソプレン、4-メチル-1,3-ペンタジエン、1,3-ペン
タジエン、1,4-ペンタジエン、1,5-ヘキサジエン、1,4-ヘキサジエン、1,3-ヘキサジエン、1,3-オクタジエン、1,4-オクタジエン、1,5-オクタジエン、1,6-オクタジエン、1,7-オクタジエン、エチリデンノルボルネン、ビニルノルボルネン、ジシクロペンタジエン;
7-メチル-1,6- オクタジエン、4-エチリデン-8- メチル-1,7-ノナジエン、5,9-ジメチ
ル-1,4,8- デカトリエン;
さらに芳香族ビニル化合物、例えばスチレン、o-メチルスチレン、m-メチルスチレン、p-メチルスチレン、o,p-ジメチルスチレン、o-エチルスチレン、m-エチルスチレン、p-エチルスチレンなどのモノもしくはポリアルキルスチレン;
メトキシスチレン、エトキシスチレン、ビニル安息香酸、ビニル安息香酸メチル、ビニルベンジルアセテート、ヒドロキシスチレン、o-クロロスチレン、p-クロロスチレン、ジビニルベンゼンなどの官能基含有スチレン誘導体;および
3- フェニルプロピレン、4-フェニルプロピレン、α- メチルスチレンなどが挙げられ
る。
が好ましく、エチレン、プロピレンが特に好ましい。これらのα−オレフィンは、1種単独でまたは2種以上組合わせて用いることができる。
ン、1,3-オクタジエンなどの炭素原子数が4〜30、好ましくは4〜20の脂肪族共役ジエンが挙げられる。これらの共役ジエンは、1種単独でまたは2種以上組合わせて用いることができる。
- ノナジエン、5,9-ジメチル-1,4,8- デカトリエン等を挙げることができる。
次に、本発明に係る第2のオレフィン重合用触媒について説明する。
(A')下記一般式(II)で表される遷移金属化合物と、
(B)(B-1) 有機金属化合物、
(B-2) 有機アルミニウムオキシ化合物、および
(B-3) 遷移金属化合物(A')と反応してイオン対を形成する化合物
から選ばれる少なくとも1種の化合物とから形成されている。
本発明で用いられる(A')遷移金属化合物は、下記一般式(II)で表される遷移金属
化合物である。
R1〜R10は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭化水
素基、ヘテロ環式化合物残基、酸素含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、イオウ含有基、リン含有基、ケイ素含有基、ゲルマニウム含有基、またはスズ含有基を示し、これらのうちの2個以上が互いに連結して環を形成していてもよく、
nは、Mの価数を満たす数であり、
Xは、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、アルミニウム含有基、リン含有基、ハロゲン含有基、ヘテロ環式化合物残基、ケイ素含有基、ゲルマニウム含有基、またはスズ含有基を示し、nが2以上の場合は、Xで示される複数の基は互いに同一でも異なっていてもよく、またXで示される複数の基は互いに結合して環を形成してもよく、 Yは、酸素、硫黄、炭素、窒素、リン、ケイ素、セレン、スズおよび硼素からなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を含む2価の結合基を示し、炭化水素基である場合には炭素原子3個以上からなる基である。
、炭化水素基、ヘテロ環式化合物残基、酸素含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、イオウ含有基、リン含有基、ケイ素含有基、ゲルマニウム含有基、またはスズ含有基であることが好ましい。
いて挙げたM、R1〜R6およびXと同じ基を用いることができる。Yの具体例は、後に記載する。
素基、炭化水素置換シリル基、アルコキシ基、アリーロキシ基、エステル基、アミド基、アミノ基、スルホンアミド基、ニトリル基またはニトロ基を示し、これらのうちの2個以上、好ましくは隣接する基が互いに連結して環を形成していてもよい。
子、炭化水素基、炭化水素置換シリル基、アルコキシ基、アリーロキシ基、エステル基、アミド基、アミノ基、スルホンアミド基、ニトリル基またはニトロ基であることが好ましい。
(I-a)において説明したXおよびR1〜R6と同様の基が挙げられる。Xとしては、特に
、ハロゲン原子、炭素原子数が1〜20の炭化水素基またはスルホネート基が好ましい。nが2以上の場合、2個以上のXが互いに連結して形成する環は、芳香族環であっても、脂肪族環であってもよい。
有基;−SiH2−、−Si(CH3)2−などのケイ素原子含有基;−SnH2−、−Sn
(CH3)2−などのスズ原子含有基;−BH−、−B(CH3)−、−BF−などの硼素原
子含有基などが挙げられる。炭化水素基としては−(CH2)4−、−(CH2)5−、−(CH2)6−などの炭素原子数が3〜20の飽和炭化水素基、シクロヘキシリデン基、シクロ
ヘキシレン基などの環状飽和炭化水素基、これらの飽和炭化水素基の一部が1〜10個の炭化水素基、フッ素、塩素、臭素などのハロゲン、酸素、硫黄、窒素、リン、ケイ素、セレン、スズ、硼素などのヘテロ原子で置換された基、ベンゼン、ナフタレン、アントラセンなどの炭素原子数が6〜20の環状炭化水素の残基、ピリジン、キノリン、チオフェン、フランなどのヘテロ原子を含む炭素原子数が3〜20の環状化合物の残基などが挙げられる。
遷移金属化合物(A)の場合と同様に、他の遷移金属化合物と組み合わせて使用することも可能であり、具体的には、前記例示した(a-1)〜(a-8)の化合物が挙げられる。
有機アルミニウムオキシ化合物(B-2)、および遷移金属化合物(A')と反応してイオン対を形成する化合物(B-3)としては、前記したものと同様のものが挙げられる。
ウムオキシ化合物、および(B-3) イオン化イオン性化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物(B)とともに、必要に応じて前記したような担体(C)を用いることもできる。さらに、必要に応じて、前記したような特定の有機化合物(D)を用いることもできる。
本発明に係る新規な遷移金属化合物は、下記一般式(III)で表される。
mは、1〜3の整数を示し、
R1は、炭化水素基、炭化水素置換シリル基、炭化水素置換シロキシ基、アルコキシ基
、アルキルチオ基、アリーロキシ基、アリールチオ基、エステル基、チオエステル基、スルホンエステル基またはヒドロキシ基を示し、
R2〜R5は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、ヘテロ環式化合物残基、炭化水素置換シリル基、炭化水素置換シロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリーロキシ基、アリールチオ基、エステル基、チオエステル基、アミド基、イミド基、アミノ基、イミノ基、スルホンエステル基、スルホンアミド基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホ基、メルカプト基またはヒドロキシ基を示し、
R6は、ハロゲン原子、炭化水素基、炭化水素置換シリル基、炭化水素置換シロキシ基
、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリーロキシ基、アリールチオ基、エステル基、チオエステル基、アミド基、イミド基、イミノ基、スルホンエステル基、スルホンアミド基またはシアノ基を示し、
R1〜R6のうちの2個以上が互いに連結して環を形成していてもよく、
また、mが2以上の場合にはR1〜R6で示される基のうち2個の基が連結されていてもよく(但し、R1同士が結合されることはない)、
nは、Mの価数を満たす数であり、
Xは、ハロゲン原子、炭化水素基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、アルミニウム含有基、リン含有基、ハロゲン含有基、ヘテロ環式化合物残基、ケイ素含有基、ゲルマニウム含有基、またはスズ含有基を示し、nが2以上の場合は、Xで示される複数の基は互いに同一でも異なっていてもよく、またXで示される複数の基は互いに結合して環を形成してもよい。
タン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタルである。
R1〜R5は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭化水素基、アルコキシ基または炭化水素置換シリル基を示し、
R6は、ハロゲン原子、炭化水素基、炭化水素置換シリル基、アルコキシ基、アルキル
チオ基またはシアノ基を示し、
R1〜R6のうちの2個以上が互いに連結して環を形成していてもよく、
また、mが2以上の場合にはR1〜R6で示される基のうち2個の基が連結されていてもよく(但し、R1同士が結合されることはない)、
nは、Mの価数を満たす数であり、
Xは、ハロゲン原子、炭化水素基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基、ハロゲン含有基またはケイ素含有基を示し、nが2以上の場合は、Xで示される複数の基は互いに同一でも異なっていてもよく、またXで示される複数の基は互いに結合して環を形成してもよい。これらのうち、Xはハロゲン原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素原子数1〜20のハロゲン化炭化水素基、酸素含有基、イオウ含有基、ケイ素含有基であることが好ましい。
挙げたものと同じ基を挙げることができる。
一般式(I)、(II)および(III)で表される遷移金属化合物は、特に限定されるこ
となく、たとえば以下のようにして製造することができる。
を用いてもよい。また、脱水剤として、モレキュラシーブス、硫酸マグネシウムまたは硫酸ナトリウムを用いたり、ディーンシュタークにより脱水を行うと、反応進行に効果的である。
本発明に係るα−オレフィン・共役ジエン共重合体は、α−オレフィンから誘導される構成単位が1〜99.9モル%、共役ジエンから誘導される構成単位が99〜0.1モル%、好ましくはα−オレフィンから誘導される構成単位が50〜99.9モル%、共役ジエンから誘導される構成単位が50〜0.1モル%であることが望ましい。
が好ましく、エチレン、プロピレンが特に好ましい。これらのα−オレフィンは、1種単独でまたは2種以上組合わせて用いることができる。
ン、1,3-オクタジエンなどの炭素原子数が4〜30、好ましくは4〜20の脂肪族共役ジエンが挙げられる。これらの共役ジエンは、1種単独でまたは2種以上組合わせて用いることができる。
合は、Die Makromolekulare Chemie, 192 巻、2591頁(1991年)に記載の方法で、13C−NMRおよび 1H−NMRにより測定することができる。
、フマル酸-N-モノブチルアミド、フマル酸-N,N-ジブチルアミド、マレイミド、N-ブチルマレイミド、N-フェニルマレイミド、アクリル酸ナトリウム、メタクリル酸ナトリウム、アクリル酸カリウム、メタクリル酸カリウムなどが挙げられる。これらのグラフトモノマーの中では無水マレイン酸を使用することが好ましい。
o-メチルスチレン、m-メチルスチレン、p-メチルスチレン、o,p-ジメチルスチレン、o-エチルスチレン、m-エチルスチレン、p-エチルスチレンなどのモノもしくはポリアルキルスチレン;
メトキシスチレン、エトキシスチレン、ビニル安息香酸、ビニル安息香酸メチル、ビニルベンジルアセテート、ヒドロキシスチレン、o-クロロスチレン、p-クロロスチレン、ジビニルベンゼンなどの官能基含有スチレン誘導体;
3-フェニルプロピレン、4-フェニルブテン、α−メチルスチレンなどが挙げられる。これらのなかではスチレンまたは4-メトキシスチレンが好ましい。
ポリオレフィン樹脂、および必要に応じ(ii)充填剤とブレンドして樹脂組成物とし、種々の用途に使用できる。
本発明に係るα−オレフィン・共役ジエン系共重合体にブレンドできる(i)ポリオレフ
ィン樹脂としては、結晶性ポリオレフィンであっても、非晶性ポリオレフィンであってもよく、また複数種のポリオレフィン樹脂の混合物であってもよい。
、1-エイコセンなどが挙げられる。
-1,2,3,4,4a,5,8,8a-オクタヒドロナフタレンなどが挙げられる。
(1)エチレン単独重合体(製法は、低圧法、高圧法のいずれでも良い)
(2)エチレンと、20モル%以下の他のα−オレフィンまたはビニルモノマー(例:酢酸ビニル、エチルアクリレートなど)または環状オレフィンとの共重合体
(3)プロピレン単独重合体
(4)プロピレンと20モル%以下の他のα−オレフィンとのランダム共重合体(5)プロピレンと30モル%以下の他のα−オレフィンとのブロック共重合体(6)1-ブテン単独重合体
(7)1-ブテンと20モル%以下の他のα−オレフィンとのランダム共重合体
(8)4-メチル-1-ペンテン単独重合体
(9)4-メチル-1-ペンテンと20モル%以下の他のα−オレフィンとのランダム共重合
体
(10)シクロペンテン単独重合体
(11)シクロペンテンと20モル%以下の他のα−オレフィンとのランダム共重合体など。
、1-ヘキセン、1-オクテンが用いられる。また、環状オレフィンとしては、好ましくは、シクロペンテン、シクロヘキセン、ノルボルネン、テトラシクロドデセンが用いられる。
(1)ノルボルネンの単独重合体
(2)エチレンとノルボルネンの共重合体、またはエチレンとノルボルネンと他のα−オレフィンとの共重合体
(3)エチレンとテトラシクロドデセンの共重合体、またはエチレンとテトラシクロドデセンと他のα−オレフィンとの共重合体など。
本発明に係るα−オレフィン・共役ジエン系共重合体にブレンドできる (ii) 充填剤としては、特に制限なく一般に用いられるものを必要に応じて用いることができる。
マイカなどのフレーク状充填剤;
塩基性硫酸マグネシウムウィスカー、チタン酸カルシウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー、セピオライト、PMF(Processed Mineral Fiber)、ゾノトライト、
チタン酸カリ、エレスタダイトなどの繊維状充填剤;
ガラスバルン、フライアッシュバルンなどのバルン状充填剤;
などを挙げることができる。
および(ii)充填剤をブレンドする場合、得られる組成物の合計量を100重量部とするとき、α−オレフィン・共役ジエン系共重合体は10〜90重量部、好ましくは15〜80重量部、さらに好ましくは20〜75重量部の量で含有されていることが望ましい。
99重量部、好ましくは10〜85重量部、さらに好ましくは20〜80重量部の量で含有されていることが望ましい。
るとともに、剛性、強度、耐熱性、成形性に優れたα−オレフィン/共役ジエン系重合体組成物が得られる。
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
酸溶解後、ICP法により分析;SHIMAZU ICPS-8000)、炭素、水素、窒素含有量分析(ヘラウス社CHNO型)等を用いて決定した。
配位子(L1)の合成
充分に窒素置換した100mlの反応器にエタノール40ml、アニリン0.71g(7.62mmol)および3-t-ブチルサリチルアルデヒド1.35g(7.58mmol)を装入し、室温で24時間撹拌を続けた
。反応液を減圧濃縮して溶媒を除去し、再度エタノール40mlを加えて室温で12時間撹拌を続けた。この反応液を減圧濃縮してL1で示される橙色オイルの化合物を1.83g( 7.23mmol,収率95%)得た。
IR(neat) : 1575, 1590, 1610 cm-1
FD-質量分析 : 253
[配位子合成例2]
配位子(L2)の合成
充分に窒素置換した100mlの反応器にエタノール30ml、α-ナフチルアミン1.43g(9.99mmol)および3-t-ブチルサリチルアルデヒド1.40g(7.86mmol)を装入し、モレキュラーシーブス3Aを5g添加後、還流下8時間撹拌し、さらに室温で12時間撹拌を続けた。この反応液
を減圧濃縮し、シリカゲルカラムにより精製して、L2で示される橙色オイルの化合物を2.35g( 7.75mmol,収率98%)得た。
FD-質量分析 : 303
[配位子合成例3]
配位子(L3)の合成
充分に窒素置換した100mlの反応器にエタノール30ml、t-ブチルアミン0.90g(12.0mmol)および3-t-ブチルサリチルアルデヒド1.78g(10.0mmol)を装入し、モレキュラーシーブス3Aを5g添加後、室温で12時間撹拌を続けた。この反応液を減圧濃縮し、シリカゲルカラムにより精製することで、L3で示される蛍黄色オイルの化合物を2.17g( 9.3mmol,収率93%)得た。
FD-質量分析 : 233
[配位子合成例4〜42]
上記配位子合成例と同様の方法で、以下の配位子 L4 〜L42 を合成した。
化合物A-1 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した300mlの反応器に、化合物L1;1.785g(7.05mmol)とジエ
チルエーテル100mlを仕込み、-78℃に冷却し、撹拌した。これにn-ブチルリチウム4.78ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、7.40mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温
まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃
に冷却した四塩化チタン溶液7.05ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、3.53mmol)とジエチルエーテル40mlの混合溶液に徐々に滴下した。
した後、この反応液をグラスフィルターで濾過し、さらに得られた固体を塩化メチレン50mlで溶解洗浄し、不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体を塩化メチレン10mlに溶解し、ペンタン70mlを撹拌しながらゆっくり添加した。この混合液を室温静置して赤褐色の結晶を析出させた。この結晶をガラスフィルターでろ別し、ペンタンで洗浄後、減圧乾燥させることにより下記式で示される赤褐色結晶の化合物A-1 を1.34g(2.15mmol
収率61%)得た。
IR(KBr) : 1550, 1590, 1600 cm-1
FD-質量分析 : 622(M+)
元素分析 : Ti;7.7%(7.7)
C;65.8%(65.5) H;6.0%(5.8) N;4.5%(4.5) ( )内は計算値
融点 : 265℃
X線結晶構造解析 : 得られた化合物A-1の構造を図3に示す。
化合物B-1の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した200mlの反応器に化合物L1;1.53g(6.04mmol)とテトラヒドロフラン60mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム4.1ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、6.34mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇
温し、さらに室温で4時間撹拌した。これにテトラヒドロフランを10mlを加えた混合溶液を、-78℃に冷却した四塩化ジルコニウム 0.70g(純度99.9%品、3.02mmol)のテトラヒドロフラン30ml溶液に徐々に添加した。添加後、ゆっくりと室温まで昇温した。室温で2時間撹拌した後、還流下4時間撹拌を続けた。
サンで洗浄後、減圧乾燥させることにより下記式で示される蛍黄色結晶の化合物B-1 を1.09g(1.63mmol、収率54%)得た。
IR(KBr) : 1550, 1590, 1605 cm-1
FD-質量分析 : 664(M+)
元素分析 : Zr;13.5%(13.7)
C;61.0%(61.2) H;5.5%(5.4) N;4.2%(4.2) ( )内は計算値
融点 : 287℃
X線結晶解析 : 得られた化合物B-1の構造を図4に示す。
化合物C-1の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に化合物L1;0.66g(2.60mmol)とジエチルエーテル8mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.81ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.80mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温
し、さらに室温で2時間撹拌した。これにテトラヒドロフラン10mlを加えた混合溶液を、-78℃に冷却した四塩化ハフニウム0.385g(純度99.9%品、3.02mmol)をテトラヒドロフラン10ml溶液に徐々に添加した。添加後、ゆっくりと室温まで昇温した。室温で2時間撹拌し
た後、50℃で加熱しながらさらに2時間撹拌を続けた。
FD-質量分析 : 754(M+)
元素分析 : Hf;23.5%(23.7)
C;54.4%(54.2) H;4.8%(4.8) N;3.6%(3.7) ( )内は計算値
融点 : 277℃
[合成実施例4]
化合物D-1の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に化合物L1;0.61g(2.40mmol)とジエチルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.61ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.50mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、さらに室温で4時間撹拌した。-78℃に冷却した四塩化ハフニウム0.385g(純度99.9%品、3.02mmol)の無水ジエチルエーテル10ml溶液に徐々に添加した。添加後、ゆっくりと室
温まで昇温し、さらに室温で4時間撹拌を続けた。
溶解後、この溶液に撹拌しながらヘキサン10mlをゆっくり加えると、黒緑色の固体が析出した。この固体をろ別し、ヘキサンで室温で1時間リスラリー洗浄した後、減圧乾燥することで、下記式で示される黒紺色粉末の化合物D-1を0.55g(0.88mmol、収率73%)得た。
FD-質量分析 : 625(M+)
元素分析 : V;8.4%(8.1)
C;65.3%(65.2) H;5.5%(5.8) N;4.5%(4.8) ( )内は計算値
[合成実施例5]
化合物E-1の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に化合物L1;0.61g(2.40mmol)とジエチルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.60ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.50mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、さらに室温で4時間撹拌した。これにテトラヒドロフラン5mlを加えた混合溶液を、-78℃に冷却した五塩化ニオブ0.34g(純度95%品、1.20mmol)のテトラヒドロフラン10ml溶液
に徐々に添加した。添加後、ゆっくりと室温まで昇温した後、さらに室温で15時間撹拌を続けた。
した。この溶液に撹拌下、室温でヘキサン12mlをゆっくり滴下すると黒色の固体が析出した。この固体をろ別し、ヘキサンで室温下1時間リスラリー洗浄後、減圧乾燥することで、下記式で示される蛍黄白色の化合物E-1 を0.36g(0.51mmol、収率43%)得た。
FD-質量分析 : 702(M+)
元素分析 : Nb;13.0%(13.2)
C;58.4%(58.0) H;5.0%(5.2) N;3.9%(4.0) ( )内は計算値
[合成実施例6]
化合物F-1の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に化合物L1;0.61g(2.40mmol)とトルエン10mlを仕込み、-40℃に冷却し撹拌した。これに五塩化タンタル0.43g(純度99.99%品、1.20mmol)を固体のまま徐々に添加した。添加後、ゆっくりと室温まで昇温した後、さらに60℃に加温しで16時間撹拌を続けた。
チルエーテル1mlに溶解させた。この溶液を撹拌しながらヘキサン9mlをゆっくり滴下すると山吹色の固体が析出した。この固体をろ別し、ヘキサンで室温下1時間リスラリー洗浄後、減圧乾燥することで、下記式で示される山吹色粉末の化合物F-1 を0.15g(0.26mmol
、収率22%)得た。
FD-質量分析 : 575(M+)
元素分析 : Ta;31.0%(31.5)
C;58.4%(58.0) H;3,3%(3.2) N;4.5%(4.8) ( )内は計算値
[合成実施例7]
化合物A-2 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L2;0.91g(3.0mmol)とジエチ
ルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し、撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.90ml(1
.54mmol/ml n-ヘキサン溶液、3.3mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで
昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
後、四塩化チタン溶液3.0ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.50mmol)とジエチルエーテル10mlとの混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を
続けた。さらに室温で8時間撹拌した後、この反応液をグラスフィルターで濾過した。得
られた固体を塩化メチレン50mlで溶解洗浄し、不溶物を濾過して除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される茶褐色結晶の化合物A-2 を0.53g(0.73mmol収率49%)得た。
FD-質量分析 : 722(M+)
元素分析 : Ti;6.6%(6.6)
C;69.9%(69.7) H;5.5%(5.6) N;3.4%(3.9) ( )内は計算値
[合成実施例8]
化合物B-2 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L2;0.91g(3.0mmol)とジエチ
ルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し、撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.94ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、3.0mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで
昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷
却した四塩化ジルコニウム(0.35g,1.50mmol)のテトラヒドロフラン10ml溶液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時
間撹拌した後、この反応液を濃縮乾固したのち、固体を塩化メチレン50mlで溶解洗浄し、不溶物を濾過して除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄色結晶の化合物B-2 を0.2 1g(0.73mmol収率18%)得た。
FD-質量分析 : 766(M+)
元素分析 : Zr;12.1%(11.9) ( )内は計算値
[合成実施例9]
化合物A-3 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L3;0.70g(3.0mmol)とジエチ
ルエーテル30mlを仕込み、-78℃に冷却し、撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.90ml(1.54mmol/ml n-ヘキサン溶液、3.3mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで
昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
後、四塩化チタン溶液3.0ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.50mmol)を徐々に滴下した。
滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、この反応液をグラスフィルターで濾過した。得られた固体を塩化メチレン50mlで溶解洗浄し、不溶物を濾過して除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄褐色結晶の化合物A-3 を0.15g(0.26mmol収率17%)得た。
FD-質量分析 : 582(M+)
元素分析 : Ti;8.2%(8.2)
C;62.1%(61.8) H;7.1%(7.6) N;4.7%(4.8) ( )内は計算値
[合成実施例10]
化合物B-3 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L3;0.70g(3.0mmol)テトラヒ
ドロフラン30mlを仕込み、-78℃に冷却し、撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.90ml(1.54mmol/ml n-ヘキサン溶液、3.3mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで
昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
し、四塩化ジルコニウム(0.38g,1.65mmol)を固体のまま添加した。添加終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後反応液を溶媒留去し、得られた固体を塩化メチレン50mlで溶解洗浄し、不溶物を濾過して除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体を塩化メチレンとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄色粉末の化合物B-3 を0.31g(0.50mmol収率30%)得た。
FD-質量分析 : 626(M+)
元素分析 : Zr;15.0%(14.6)
C;52.9(57.5) H;7.2(7.1) N;4.7(4.8) ( )内は計算値
[合成実施例11]
化合物A-4 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L4;0.50g(2.02mmol)とジエチルエーテル30mlを仕込み、-78℃に冷却し、撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.36ml(1.54mmol/ml n-ヘキサン溶液 2.09mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで
昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
し、四塩化チタン溶液2.00ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.00mmol)を徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌し
た後、この反応液をグラスフィルターで濾過した。得られた固体を塩化メチレン50mlで溶解洗浄し、不溶物を濾過して除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体を塩化メチレンとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される濃茶色粉末の化合物A-4 を0.34g(0.56mmol収率56%)得た。
FD-質量分析 : 610(M+)
元素分析 : Ti;7.8%(7.8)
C;62.4%(66.8) H;4.9%(4.4) N;4.2%(4.6) ( )内は計算値
[合成実施例12]
化合物B-4 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L4;0.46g(1.86mmol)とジエチルエーテル30mlを仕込み、-78℃に冷却し、撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.30ml(1
.54mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.00mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
し、四塩化ジルコニウム(0.21g,0.91mmol)を固体のまま添加した。添加終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で16時間撹拌した後ジエチルエーテルを20ml追加し、グラスフィルターで不溶物を除去した。得られたろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄鶯色粉末の化合物B-4 を0.25g(0.38mmol収率42%)得た。
FD-質量分析 : 652(M+)
元素分析 : Zr;14.3%(13.9) ( )内は計算値
[合成実施例13]
化合物A-5 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L5;0.83g(3.00mmol)とジエチルエーテル30mlを仕込み、-78℃に冷却し、撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.00ml(1.54mmol/ml n-ヘキサン溶液3.08mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液3.00ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.50mmol)に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、この反応液をグラスフィルターで濾過した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体を塩化メチレンとヘキサンで再沈させ、減圧乾燥させて下記式で示される黄土色粉末の化合物A-5 を0.07g(0.10mmol収率7%)得た。
元素分析 : Ti;7.3%(7.2) ( )内は計算値
[合成実施例14]
化合物B-5 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L5;0.50g(1.82mmol)とテトラヒドロフラン15mlを仕込み、-78℃に冷却し、撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.36ml
(1.54mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.09mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温
まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に
冷却し、四塩化ジルコニウム・2THF錯体(0.38g,1.00mmol)のテトラヒドロフラン10ml溶液を滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で10時間、50℃で4時間撹拌した後、グラスフィルターで不溶物を除去した。得られた溶液を減圧濃縮し、析出した固体を塩化メチレン、ジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄鶯色粉末の化合物B-5 を0.04g(0.05mmol収率5%)得た。
元素分析 : Zr;13.3%(12.8) ( )内は計算値
[合成実施例15]
化合物A-6 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L6;0.93g(3.01mmol)とジエチルエーテル30mlを仕込み、-78℃に冷却し、撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.1ml(1.54mmol/ml n-ヘキサン溶液3.23mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇
温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却し
、四塩化チタン溶液3.0ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.50mmol)を徐々に滴下した。滴
下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、この反応液をグラスフィルターで濾過した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体を-78
℃でヘキサン再結晶し、減圧乾燥させて下記式で示される茶色粉末の化合物A-6 を0.41g
(0.56mmol収率37%)得た。
FD-質量分析 : 734(M+)
元素分析 : Ti;6.6%(6.5)
C;67.9%(68.6) H;7.4%(7.1) N;3.9%(3.8) ( )内は計算値
[合成実施例16]
化合物B-6 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L6;0.93g(3.01mmol)とジエチルエーテル30mlを仕込み、-78℃に冷却し、撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.1ml(1.54mmol/ml n-ヘキサン溶液、3.23mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで
昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
し、四塩化ジルコニウム(0.35g,1.50mmol)を固体のまま添加した。添加終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で14時間撹拌した後塩化メチレンを20ml追加し、グラスフィルターで不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体を-78℃でヘキサン再結晶し、減圧乾燥させることにより下記式で示される鶯色粉末の化合
物B-6 を0.55g(0.71mmol収率47%)得た。
FD-質量分析 : 776(M+)
元素分析 : Zr;11.2%(11.7) ( )内は計算値
[合成実施例17]
化合物A-7 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L7;1.0g(3.66mmol)とジエチ
ルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.48ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液3.84mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却し
た四塩化チタン溶液3.66ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.83mmol)とジエチルエーテル20ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、この反応液をグラスフィルターで濾過した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンにリスラリーしたのち、ヘキサンを濾別することによって洗浄し、減圧乾燥させることにより下記式で示される茶色粉末の化合物A-7 を0.95g
(1.43mmol収率78%)得た。
FD-質量分析 : 662(M+)
元素分析 : Ti;6.5%(6.5)
C;62.0%(62.2) H;3.7%(3.8) N;3.8%(3.8) ( )内は計算値
[合成実施例18]
化合物B-7 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L7;1.0g(3.66mmol)とジエチ
ルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.48ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、3.84mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.41g,1.77mmol)のジエチルエーテル30ml混合液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後塩化メチレンを20ml追加し、グラスフィルターで不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンにリスラリーしたのち、ヘキサンを濾別することによって洗浄し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄緑色粉末の化合物B-7 を0.94g(1.33mmol収率73%)得た。
FD-質量分析 : 704(M+)
元素分析 : Zr;11.5%(11.7) ( )内は計算値
[合成実施例19]
化合物A-8 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L8;1.0g(2.93mmol)とジエチ
ルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.0ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液3.10mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温
し、室温で4時間撹拌を続けリチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却した
四塩化チタン溶液2.9ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.45mmol)とジエチルエーテル20ml
の混合溶液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、この反応液をグラスフィルターで濾過した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンにリスラリーしたのち、ヘキサンを濾別することによって洗浄し、減圧乾燥させて下記式で示される茶色粉末の化合物A-8 を1.06g(1.33mmol収率91%)得た。
FD-質量分析 : 798(M+)
元素分析 : Ti;6.0%(6.0) ( )内は計算値
[合成実施例20]
化合物B-8 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L8;1.0g(2.93mmol)とジエチ
ルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.0ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、3.10mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇
温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.34g,1.44mmol)のジエチルエーテル20ml混合液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌し
た後ジエチルエーテルを20ml追加した後、グラスフィルターで不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンにリスラリーしたのち、ヘキサンを濾別することによって洗浄し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄緑色粉末の化合物B-8 を1.02g(1.21mmol収率83%)得た。
FD-質量分析 : 842(M+)
元素分析 : Zr;11.1%(10.8) ( )内は計算値
[合成実施例21]
化合物A-9 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L9;0.50g(1.23mmol)とジエチルエーテル15mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム0.84ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液1.30mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却し
た四塩化チタン溶液1.2ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、0.60mmol)とジエチルエーテル15mlの混合溶液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続
けた。さらに室温で8時間撹拌した後、この反応液をグラスフィルターで濾過した。ろ液
を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンにリスラリーしたのち、ヘキサンを濾別することによって洗浄し、減圧乾燥させることにより下記式で示される茶色粉末の化合物A-9 を0.33g(0.36mmol収率58%)得た。
FD-質量分析 : 926(M+)
元素分析 : Ti;5.3%(5.2) ( )内は計算値
[合成実施例22]
化合物B-9 の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L9;0.50g(1.23mmol)とジエチルエーテル15mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム0.84ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、1.30mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.14g,0.60mmol)とジエチルエーテル15mlの混合溶液を滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後溶媒を留去し、得られた固体を塩化メチレン50mlジエチルエーテル10mlで溶解した後、グラスフィルターで不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンにリスラリーしたのち、ヘキサンを濾別することによって洗浄し、減圧乾燥させることにより下記式で示される淡黄色粉末の化合物B-9 を0.19g(0.20mmol収率32%)得た。
FD-質量分析 : 970(M+)
元素分析 : Zr;9.6%(9.4) ( )内は計算値
[合成実施例23]
化合物A-10の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L10;0.32g(1.03mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム0.77ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液1.19mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液1.0ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、0.50mmol)とジエチルエーテル10ml混合溶液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続
けた。さらに室温で15時間撹拌した後、この反応液をグラスフィルターで濾過した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体を塩化メチレンとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される茶色粉末の化合物A-10を0.16g(0.22mmol収率43%)得た。
FD-質量分析 : 739(M+)
元素分析 : Ti;5.3%(5.2) ( )内は計算値
[合成実施例24]
化合物A-11の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L11;0.68g(2.40mmol)とジエ
チルエーテル30mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.49ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液2.40mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液2.4ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.20mmol)ジエチルエーテル15m
l混合溶液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続け
た。さらに室温で15時間撹拌した後、この反応液の溶媒を留去し、析出した固体を塩化メチレン50mlに溶解し、不溶物をグラスフィルターで濾過した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体を0℃で塩化メチレンとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより赤茶色粉末
の化合物A-11を0.37g(0.54mmol収率45%)得た。
8.05-8.20(m,2H)
FD-質量分析 : 682(M+)
元素分析 : Ti;7.0%(7.0) ( )内は計算値
[合成実施例25]
化合物B-11の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L11;0.64g(2.26mmol)とジエ
チルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.40ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.26mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷
却した四塩化ジルコニウム・2THF(0.42g,1.10mmol)のテトラヒドロフラン20ml溶液にゆっくり滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後反応液を溶媒留去した。得られた固体を塩化メチレン50mlで溶解し、不溶物をグラスフィルターで不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体を塩化メチレンとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄緑色粉末の化合物B-11を0.25g(0.34mmol収率31%)得た。
FD-質量分析 : 726(M+)
元素分析 : Zr;12.4%(12.6) ( )内は計算値
[合成実施例26]
化合物A-12の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L12;1.0g(2.31mmol)とジエチルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.56ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液2.42mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却し
た四塩化チタン溶液2.3ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.15mmol)ジエチルエーテル20ml
混合溶液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、不溶物をグラスフィルターで濾過した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンにリスラリーしたのち、ヘキサンを濾別することにより洗浄し、減圧乾燥させることにより赤茶色粉末の化合物A-12を0.45g(0.45mmol収率40%)得た。
FD-質量分析 : 982(M+)
元素分析 : Ti;5.0%(4.9) ( )内は計算値
[合成実施例27]
化合物B-12の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L12;1.0g(2.31mmol)とジエチルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.56ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.42mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.27g,1.15mmol)とジエチルエーテル20ml混合液にゆっくり滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、不溶物をグラスフィルターで不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテル、ヘキサン、ヘプタン、ペンタンで再沈、リスラリー洗浄し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄緑色粉末の化合物B-12を0.02g(0.02mmol収率1%)得た。
FD-質量分析 : 1026(M+)
元素分析 : Zr;9.1%(8.9) ( )内は計算値
[合成実施例28]
化合物A-13の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L13;1.10g(3.26mmol)とジエ
チルエーテル22mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.2ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液3.41mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇
温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液3.26ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.13mmol)とジエチルエーテル22ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、この反応液の不溶物をグラスフィルターで濾過した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルとペンタンで再沈し、減圧乾燥させることにより赤茶色粉末の化合物A-13を0.22g(0.28mmol収率17%)得た。
FD-質量分析 : 790(M+)
元素分析 : Ti;6.3%(6.1) ( )内は計算値
[合成実施例29]
化合物B-13の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L13;1.03g(3.02mmol)とジエ
チルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.0ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、3.10mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで
昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷
却した四塩化ジルコニウム(0.35g,1.50mmol)のジエチルエーテル20ml混合液にゆっくり
滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、グラスフィルターで不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をペンタン再から結晶し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄緑色粉末の化合物B-13を0.27g(0.32mmol収率21%)得た。
FD-質量分析 : 834(M+)
元素分析 : Zr;10.9%(10.9) ( )内は計算値
[合成実施例30]
化合物A-14の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L14;0.98g(2.97mmol)とジエ
チルエーテル30mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.0ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液3.22mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇
温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液3.0ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.50mmol)とジエチルエーテル15ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続け
た。さらに室温で15時間撹拌した後、この反応液の不溶部をろ別し、ろ物をジエチルエーテル30ml及び塩化メチレン50mlに溶解し、不溶物をグラスフィルターで濾過した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルで再結晶し、減圧乾燥させることにより黒褐色粉末の化合物A-14を0.66g(0.85mmol収率57%)得た。
FD-質量分析 : 774(M+)
元素分析 : Ti;6.2%(6.2) ( )内は計算値
[合成実施例31]
化合物B-14の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L14;1.01g(3.05mmol)とジエ
チルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.0ml(1.
61mmol/ml n-ヘキサン溶液、3.22mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで
昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷
却した四塩化ジルコニウム(0.36g,1.52mmol)のテトラヒドロフラン溶液にゆっくり滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間
撹拌した後、不溶部をグラスフィルターで除去した。ろ液を濃縮乾固し、析出した固体を塩化メチレンとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される蛍黄色粉末の化合物B-14を0.61g(0.74mmol収率49%)得た。
FD-質量分析 : 818(M+)
元素分析 : Zr;11.0%(11.1) ( )内は計算値
[合成実施例32]
化合物A-15の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L15;0.40g(1.01mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム0.77ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液1.19mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液1.0ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、0.50mmol)とジエチルエーテル10ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続け
た。さらに室温で15時間撹拌した後、不溶物をグラスフィルターで濾過した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより赤茶色粉末の化合物A-15を0.19g(0.21mmol収率42%)得た。
FD-質量分析 : 900(M+)
元素分析 : Ti;5.5%(5.3) ( )内は計算値
[合成実施例33]
化合物B-15の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L15;0.40g(1.02mmol)とテト
ラヒドロフラン10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム0.77ml
(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、1.19mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温
まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に
冷却後、四塩化ジルコニウム(0.12g,0.50mmol)を固体のまま添加した。添加終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後反応液を溶媒留去した。得られた固体を塩化メチレン50mlで溶解し、不溶物をグラスフィルターで不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される灰白色粉末の化合物B-15を0.20g(0.21mmol収率42%)得た。
FD-質量分析 : 944(M+)
元素分析 : Zr;9.4%(9.6) ( )内は計算値
[合成実施例34]
化合物A-16の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L16;1.0g(4.73mmol)とジエチルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム3.2ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液4.96mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温
し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却し
た四塩化チタン溶液4.7ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、2.35mmol)とジエチルエーテル20ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた
。さらに室温で15時間撹拌した後、反応液をろ過し、ろ物を塩化メチレン50mlで溶解させた。溶解液中の不溶物を除去したのち、溶解液を減圧濃縮して固体を析出させ、塩化メチレンとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより薄茶色粉末の化合物A-16を0.96g(1.78mmol収率75%)得た。
FD-質量分析 : 538(M+)
元素分析 : Ti;9.0%(8.9) ( )内は計算値
[合成実施例35]
化合物B-16の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L16;1.0g(4.73mmol)とジエチルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム3.2ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、4.96mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇
温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.55g,2.36mmol)とジエチルエーテル20ml混合液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後反応液をろ過した。ろ液からの溶媒を留去し、固体を析出させ、ジエチルエーテル、塩化メチレンとヘキサンで再結晶し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄緑色粉末の化合物B-16を0.49g(0.84mmol収率36%)得た。
FD-質量分析 : 582(M+)
元素分析 : Zr;15.9%(15.7) ( )内は計算値
[合成実施例36]
化合物A-17の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L17;1.0g(2.77mmol)とジエチルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.87ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液2.90mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却し
た四塩化チタン溶液2.76ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.38mmol)とジエチルエーテル20ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、不溶物をグラスフィルターで濾過した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンにリスラリーしたのち、ヘキサンを濾別することにより洗浄し、減圧乾燥させることにより茶色粉末の化合物A-17を0.15g(0.18mmol収率13%)得た。
FD-質量分析 : 838(M+)
元素分析 : Ti;5.9%(5.7) ( )内は計算値
[合成実施例37]
化合物B-17の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L17;1.0g(2.77mmol)とジエチルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.87ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.90mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.32g,1.37mmol)とジエチルエーテル20ml混合液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターで不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンにリスラリーしたのち、ヘキサンを濾別することにより洗浄し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄緑色粉末の化合物B-17を0.71g(0.88mmol収率58%)得た。
FD-質量分析 : 882(M+)
元素分析 : Zr;10.6%(10.3) ( )内は計算値
[合成実施例38]
化合物A-18の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L18;0.59g(2.20mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.49ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液2.31mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液2.2ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.10mmol)とテトラヒドロフラ
ン10ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、濃縮乾固し、得られた固体を塩化メチレン20mlに溶解する。不溶物をグラスフィルターで濾過後ろ液を減圧濃縮し、析出した固体を-78℃
でジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより茶色粉末の化合物A-18を0.27g(0.41mmol収率37%)得た。
FD-質量分析 : 650(M+)
元素分析 : Ti;7.1%(7.4) ( )内は計算値
[合成実施例39]
化合物B-18の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L18;0.60g(2.25mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.52ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.36mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.26g,1.12mmol)のテトラヒドロフラン10ml溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌し
た後反応液を溶媒留去した。得られた固体を塩化メチレン20mlで溶解し、不溶物をグラスフィルターで除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄緑色粉末の化合物B-18を0.16g
(0.24mmol収率21%)得た。
FD-質量分析 : 694(M+)
元素分析 : Zr;13.1%(13.1) ( )内は計算値
[合成実施例40]
化合物B-19の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L19;0.70g(2.25mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.52ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.36mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.26g,1.12mmol)のテトラヒドロフラン10ml溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、反応液から溶媒を留去させた。得られた固体を塩化メチレン20mlで溶解し、不溶物をグラスフィルターで除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄緑色粉末の化合物B-19を0.16g(0.20mmol収率18%)得た。
FD-質量分析 : 778(M+)
元素分析 : Zr;12.1%(11.7) ( )内は計算値
[合成実施例41]
化合物B-20の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L20;0.63g(2.25mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.52ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.36mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.26g,1.12mmol)のテトラヒドロフラン10ml溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後反応液を溶媒留去した。得られた固体を塩化メチレン25mlで溶解し、不溶物をグラスフィルターで除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄色粉末の化合物B-20を0.35g(0.48mmol収率43%)得た。
FD-質量分析 : 720(M+)
元素分析 : Zr;12.8%(12.6) ( )内は計算値
[合成実施例42]
化合物A-21の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L21;0.80g(2.50mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.7ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液2.64mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと0℃まで昇温し、0℃で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却した四塩化チタン溶液2.5ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.25mmol)とジエチルエーテル10ml
混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌した後、濃縮乾固し、得られた固体をジエチルエーテル50mlと塩
化メチレン60mlに溶解する。不溶物をグラスフィルターで濾過した後、ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルで再結晶し、減圧乾燥させることにより赤褐色粉末の化合物A-21を0.07g(0.09mmol収率8%)得た。
FD-質量分析 : 758(M+)
元素分析 : Ti;6.5%(6.3) ( )内は計算値
[合成実施例43]
化合物B-21の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L21;1.03g(3.20mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.0ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液、3.22mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと-15℃まで昇温し、-15℃で2時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却した四塩化ジルコニウム(0.36g,1.54mmol)のテトラヒドロフラン10ml溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌後、反応液を溶媒留去した。これをトルエン20mlに溶解し、還流条件下でさらに3時間反応を続けた。反応液から溶媒を留去し、得られた固体を塩化メチレン50mlで溶解し、不溶物をグラスフィルターで除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄土色粉末の化合物B-21を0.33g(0.41mmol収率27%)得た。
FD-質量分析 : 802(M+)
元素分析 : Zr;11.7%(11.4) ( )内は計算値
[合成実施例44]
化合物A-22の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L22;0.50g(1.77mmol)とジエ
チルエーテル40mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.20ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液1.86mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液1.77ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、0.89mmol)とジエチルエーテル50ml混合液に徐々に滴下した。
化合物A-22を0.31g(0.45mmol収率51%)得た。
FD-質量分析 : 682(M+)
元素分析 : Ti;7.3%(7.0) ( )内は計算値
[合成実施例45]
化合物B-22の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L22;0.50g(1.77mmol)とジエ
チルエーテル25mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.20ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、1.86mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.21g,0.99mmol)のジエチルエーテル10ml、テトラヒドロフラン60ml混合溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後反応液を溶媒留去した。得られた固体をヘキサン70mlでリスラリーし、グラスフィルターで不溶物を分別した。ろ滓をジエチエルエーテル100ml
、ヘキサン70mlで溶解し、溶解液中の不溶物を取り除いた後、溶解液を減圧濃縮する。析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄緑色粉末の化合物B-22を0.08g(0.11mmol収率11%)得た。
FD-質量分析 : 726(M+)
元素分析 : Zr;12.3%(12.6) ( )内は計算値
[合成実施例46]
化合物A-23の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L23;1.01g(4.33mmol)とジエ
チルエーテル22mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.9ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液4.50mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇
温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液4.25ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、2.13mmol)とジエチルエーテル20ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、反応液を濾別し、ろ液を濃縮乾固して、固体を得た。得られた固体を塩化メチレン、ジエチルエーテルとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより茶色粉末の化合物A-23を0.26g(0.44mmol収率21%)得た。
FD-質量分析 : 594(M+)
元素分析 : Ti;8.0%(8.0) ( )内は計算値
[合成実施例47]
化合物B-23の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L23;1.02g(4.25mmol)とジエ
チルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム3.43ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、5.32mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.50g,2.15mmol)とジエチルエーテル20ml混合液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、グラスフィルターで不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテル、塩化メチレンとヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄緑色粉末の化合物B-23を0.61g(0.96mmol収率45%)得た。
FD-質量分析 : 638(M+)
元素分析 : Zr;14.0%(14.3) ( )内は計算値
[合成実施例48]
化合物A-24の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L24;0.52g(2.05mmol)とジエ
チルエーテル40mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.36ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液2.11mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩スラリーを調製した。この溶液を-78℃に冷
却した四塩化チタン溶液2.04ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.02mmol)とジエチルエーテ
ル40ml、テトラヒドロフラン20ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、反応液を溶媒留去した。得られた固体をジエチルエーテル100mlでリスラリーし、グラスフィルターで不溶物を
分別し、ろ滓をジエチルエーテルで洗浄後、塩化メチレンに溶解し、溶解液中の不溶物を除去した後、溶解液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥させることにより橙色粉末の化合物A-24を0.12g(0.19mmol収率19%)得た。
FD-質量分析 : 624(M+)
元素分析 : Ti;8.1%(7.7) ( )内は計算値
[合成実施例49]
化合物B-24の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L24;0.76g(2.99mmol)とジエ
チルエーテル40mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.91ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液、3.08mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩スラリーを調製した。この溶液を-78℃に
冷却した四塩化ジルコニウム・2THF錯体(0.563g,1.49mmol)のテトラヒドロフラン80ml混合溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。
さらに室温で15時間撹拌した後、トルエン50mlを加えて80℃で10時間、90℃で30時間加熱攪拌した。反応液を溶媒留去し、得られた固体をジエチルエーテル150mlでリスラリーし
、グラスフィルターで不溶物を分別した。ろ物をジエチエルエーテルで洗浄後、塩化メチレンで溶解し、溶解液中の不溶物を取り除いた後、溶解液を減圧濃縮する。析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄色粉末の化合物B-24を0.43g(0.64mmol収率43%)得た。
FD-質量分析 : 668(M+)
元素分析 : Zr;13.2%(13.6) ( )内は計算値
[合成実施例50]
化合物A-25の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L25;0.50g(1.93mmol)とジエ
チルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.42ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液2.20mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却し
た四塩化チタン溶液1.93ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、0.97mmol)とジエチルエーテル50ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターで濾過し、ろ物をジエチルエーテルで洗浄後、塩化メチレンに溶解した。溶解液中の不溶物を除去した後、溶解液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥させることにより赤茶色粉末の化合物A-25を0.11g(0.17mmol収率18%)得た。
FD-質量分析 : 634(M+)
元素分析 : Ti;7.6%(7.5) ( )内は計算値
[合成実施例51]
化合物B-25の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L25;0.50g(1.93mmol)とジエ
チルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.42ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.20mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.23g,0.99mmol)のジエチルエーテル50ml溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で15時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターでろ過し、ろ液を減圧濃縮した。析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥させて下記式で示される黄土色粉末の化合物B-25を0.28g(0.41mmol
収率43%)得た。
FD-質量分析 : 678(M+)
元素分析 : Zr;13.3%(13.4) ( )内は計算値
[合成実施例52]
化合物A-26の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L26;0.61g(2.28mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.6ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液2.48mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇
温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液2.2ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.10mmol)とテトラヒドロフラ
ン10ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で12時間撹拌した後、反応液中の不溶物をグラスフィルターで濾過し、得られたろ液を減圧濃縮し、析出した固体を-78℃でジエチルエーテルとヘキサンで再沈
させ、減圧乾燥させて褐色粉末の化合物A-26を0.36g(0.55mmol収率51%)得た。
FD-質量分析 : 650(M+)
元素分析 : Ti;7.4%(7.3) ( )内は計算値
[合成実施例53]
化合物B-26の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L26;0.61g(2.28mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.6ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.48mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで
昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.27g,1.15mmol)のジエチルエーテル10ml溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で12時間撹拌した後、不溶物をグラスフィルターで除去した。ろ液を減圧濃縮して析出した固体をジエチルエーテルとヘキサンで再沈させ、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄緑色粉末の化合物B-26を0.14g(0.20mmol収率18%)得た。
FD-質量分析 : 694(M+)
元素分析 : Zr;13.1%(13.1) ( )内は計算値
[合成実施例54]
化合物A-27の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L27;0.30g(1.00mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム0.65ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液1.00mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液1.0ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、0.50mmol)とジエチルエーテル10ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続け
た。室温で12時間撹拌、次いで還流下1時間撹拌した後、反応液中の不溶物をグラスフィルターで濾過した。ろ液を減圧濃縮して析出した固体をジエチルエーテルとヘキサンで再沈させ、減圧乾燥して橙色粉末の化合物A-27を0.18g(0.25mmol収率50%)得た。
FD-質量分析 : 706(M+)
元素分析 : Ti;6.8%(6.8) ( )内は計算値
[合成実施例55]
化合物B-27の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L27;0.95g(3.20mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.08ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、3.22mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.37g,1.60mmol)のテトラヒドロフラン10ml溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。室温で12時間撹拌、次いで還流下6時間撹拌後、反応液を溶媒留去した。得られた固体を塩化メチレン50mlで溶解し、不溶物をグラスフィルターで不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮し、析出した固体を塩化メチレンとヘキサンで再沈させ、減圧乾燥して下記式で示される黄色粉末の化合物B-27を0.18g(0.24mmol収率15%)得た。
FD-質量分析 : 750(M+)
元素分析 : Zr;12.0%(12.2)
C;63.5%(64.0) H;6.6%(6.4) N;3.5%(3.7) ( )内は計算値
[合成実施例56]
化合物A-28の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L28;0.50g(1.37mmol)とジエ
チルエーテル40mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム0.92ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液1.43mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却し
た四塩化チタン溶液1.37ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、0.69mmol)とジエチルエーテル40ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターで濾過し、ろ滓をジエチル
エーテルで洗浄して、不溶物を濾過して取り除き、ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥して茶色粉末の化合物A-28を0.17g(0.20mmol収率29%)得た。
FD-質量分析 : 846(M+)
元素分析 : Ti;5.5%(5.7) ( )内は計算値
[合成実施例57]
化合物B-28の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L28;0.50g(1.37mmol)とジエ
チルエーテル40mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム0.92ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液、1.43mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.16g,0.69mmol)の無水ジエチルエーテル20ml、テトラヒドロフラン50ml混合溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で12時間撹拌した後、反応液から溶媒を留去させた。得られた固体をジエチルエーテルでリスラリーし、グラスフィルターで不溶物を取り除いた後、ろ液を減圧濃縮した。析出した固体を-78℃においてヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることによ
り下記式で示される黄色粉末の化合物B-28を0.26g(0.29mmol収率43%)得た。
FD-質量分析 : 890(M+)
元素分析 : Zr;9.9%(10.2) ( )内は計算値
[合成実施例58]
化合物A-29の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L29;0.60g(1.79mmol)とジエ
チルエーテル40mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.17ml(1.55mmol/ml n-ヘキサン溶液1.81mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却し
た四塩化チタン溶液1.79ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、0.90mmol)とジエチルエーテル50ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で12時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターで濾過し、不溶物を除去した後、ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥して赤茶色粉末の化合物A-29を0.10g(0.13mmol収率14%)得た。
FD-質量分析 : 786(M+)
元素分析 : Ti;6.4%(6.1) ( )内は計算値
[合成実施例59]
化合物B-29の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L29;0.50g(1.48mmol)とジエ
チルエーテル40mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.02ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液、1.64mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム・2THF錯体(0.26g,0.69mmol)のテトラヒドロフラン40ml溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌した後、トルエン70mlを加え、80℃で20時間加熱攪拌を行った。反応液から
溶媒を留去させ、得られた固体をジエチルエーテル50mlでリスラリーし、グラスフィルターでろ過して不溶物を取り除いた後、ろ液を減圧濃縮して、再度固体を析出させた。析出した固体は、-78℃においてヘキサンで再沈させ、減圧乾燥させることにより下記式で示
される黄白色粉末の化合物B-29を0.04g(0.05mmol収率7%)得た。
FD-質量分析 : 830(M+)
元素分析 : Zr;11.3%(11.0) ( )内は計算値
[合成実施例60]
化合物A-30の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L30;0.51g(1.86mmol)とジエ
チルエーテル50mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.20ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液1.93mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却し
た四塩化チタン溶液1.85ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、0.93mmol)とテトラヒドロフラン
60ml溶液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌した後、反応液を60℃に昇温して8時間加熱攪拌した。
(0.21mmol収率23%)得た。
FD-質量分析 : 662(M+)
元素分析 : Ti;7.1%(7.2) ( )内は計算値
[合成実施例61]
化合物B-30の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L30;0.51g(1.86mmol)とジエ
チルエーテル50mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.20ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液、1.93mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.22g,0.94mmol)のテトラヒドロフラン60ml溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で12時間撹拌した後、トルエン60mlを加え、85℃で12時間加熱攪拌を行った。
グラスフィルターでろ過し、不溶物を取り除いた後、ろ液を減圧濃縮した。析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥させることにより下記式で示される乳白色粉末の化合物B-30を0.10g(0.14mmol収率15%)得た。
FD-質量分析 : 704(M+)
元素分析 : Zr;13.3%(12.9) ( )内は計算値
[合成実施例62]
化合物A-31の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L31;1.00g(4.22mmol)とジエ
チルエーテル20mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.75ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液4.43mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液4.22ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、2.11mmol)とジエチルエーテル20ml混合液に徐々に滴下した。
FD-質量分析 : 578(M+)
元素分析 : Ti;8.0%(8.3) ( )内は計算値
[合成実施例63]
化合物B-31の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L31;1.20g(5.18mmol)とジエ
チルエーテル24mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム3.38ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液、5.44mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム(0.60g,2.57mmol)とジエチルエーテル24ml混合液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。室温で12時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターでろ過した。ろ物を塩化メチレン60mlで溶解したのち、溶解液中の不溶物を除去したのち、溶解液を減圧濃縮し、析出した固体を塩化メチレンとヘキサンで再沈させ、減圧乾燥させて下記式で示される緑色粉末の化合物B-31を0.20g(0.32mmol収率12%)得た。
FD-質量分析 : 621(M+)
元素分析 : Zr;14.9%(14.6) ( )内は計算値
[合成実施例64]
化合物A-32の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L32;1.00g(5.05mmol)とジエ
チルエーテル50mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム3.25ml(1.63mmol/ml n-ヘキサン溶液5.30mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却し
、四塩化チタン溶液2.52ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.26mmol)を徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で12時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターで濾過し、ろ物をジエチルエーテルで洗浄後、塩化メチレンに溶解し、溶解液中の不溶物を除去した後、溶解液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥させて橙色粉末の化合物A-32を0.23g(0.45mmol収率18%)得た。
[合成実施例65]
化合物A-33の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L33;1.09g(4.39mmol)とジエ
チルエーテル70mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.80ml(1.63mmol/ml n-ヘキサン溶液4.56mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却し
、四塩化チタン溶液8.78ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、4.39mmol)を徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で12時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターで濾過し、ろ物をジエチルエーテルで洗浄後、塩化メチレンに溶解し、溶解液中の不溶物を除去した後、溶解液を減圧濃縮し、析出した固体をジエ
チルエーテルで洗浄し、減圧乾燥させて茶色粉末の化合物A-33を0.22g(0.36mmol収率16%)得た。
[合成実施例66]
化合物A-34の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L34;0.60g(2.13mmol)とジエ
チルエーテル40mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム2.75ml(1.63mmol/ml n-ヘキサン溶液4.48mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却し
、四塩化チタン・テトラヒドロフラン錯体0.71g(2.13mmol)を徐々に添加した。滴下終
了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌した後、
反応液をグラスフィルターで濾過し、ろ物をジエチルエーテルで洗浄後、塩化メチレンに溶解した。溶解液中の不溶物を除去した後、溶解液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥させて赤色粉末の化合物A-34を0.19g(0.48mmol収率23%)得た。
[合成実施例67]
化合物A-35の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、水素化ナトリウム0.19g(60wt%品4.75mmol)とテトラヒドロフラン50mlを仕込み、室温で攪拌しながら化合物L35;1.00g(2.30mmol)とテトラヒドロフラン20ml溶液を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、50℃で2時間撹拌を続け、ナトリウム塩溶液を調製した。この溶液を室温で攪拌した四塩化チタン・テトラヒドロフラン錯体0.77g(2.31mmol)とテトラヒドロフラン50ml溶
液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターで濾過し、ろ物をジエチルエーテ
ルで洗浄後、不溶物を濾過して除去した後、ろ液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチル
エーテルでリスラリーし、反応液をグラスフィルターで濾過し、ろ滓をジエチルエーテルで洗浄した後、塩化メチレンに溶解した。溶解液中の不純物を除去した後、溶解液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥させること
により赤橙色粉末の化合物A-35を1.10g(2.00mmol収率87%)得た。
[合成実施例68]
化合物A-36の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、水素化ナトリウム0.19g(60wt%品4.75mmol)とテトラヒドロフラン50mlを仕込み、室温で攪拌しながら化合物L36;1.00g(2.23mmol)とテトラヒドロフラン20ml溶液を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、50℃で2時間撹拌を続け、ナトリウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却し、四塩化チタン溶液4.50ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、2.25mmol)を徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌した後
、反応液をグラスフィルターで濾過し、ろ物をジエチルエーテルで洗浄した後、塩化メチレンに溶解した。溶解液中の不溶物を除去した後、溶解液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥させることにより橙色粉末の化合物A-36を0.55g(0.97mmol
収率44%)得た。
[合成実施例69]
化合物B-37の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、水素化ナトリウム0.30g(60wt%品7.50mmol)とテトラヒドロフラン50mlを仕込み、室温で攪拌しながら化合物L37;1.00g(3.16mmol)とテトラヒドロフラン20ml溶液を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、60℃で2時間撹拌を続け、ナトリウム塩溶液を調製した。この溶液を室温で攪拌した四塩化ジルコニウム・2THF錯体1.19g(3.15mmol)とテトラヒドロフラン50ml溶液に
徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室
温で8時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターで濾過し、ろ物をテトラヒドロフラン
で洗浄後、不溶物を濾過して除去した後、ろ液の溶媒を3分の1程減圧濃縮し、析出した固体をグラスフィルターで濾過し、析出物を冷テトラヒドロフランで洗浄し、減圧乾燥させて黄色粉末の化合物B-37を1.00g(2.10mmol収率66%)得た。
[合成実施例70]
化合物B-38の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、水素化ナトリウム0.23g(60wt%品5.75mmol)とテトラヒドロフラン50mlを仕込み、室温で攪拌しながら化合物L38;1.00g(2.73mmol)とテトラヒドロフラン20ml溶液を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、50℃で2時間撹拌を続け、ナトリウム塩溶液を調製した。この溶液を室温で攪拌した四塩化ジルコニウム・2THF錯体1.03g(2.73mmol)とテトラヒドロフラン50ml溶液に
徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターで濾過し、ろ物をテトラヒドロフラン
で洗浄後、不溶物を濾過して除去した後、ろ液を2時間放置することにより固体を析出さ
せた。この析出固体をグラスフィルターで濾過し、ろ物を冷テトラヒドロフランで洗浄し、減圧乾燥させて黄色粉末の化合物B-38を1.15g(2.18mmol収率80%)得た。
[合成実施例71]
化合物A-39の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L39;0.50g(1.87mmol)とジエ
チルエーテル50mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.20ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液1.93mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却し
た四塩化チタン溶液1.87ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、0.94mmol)とジエチルエーテル70
ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターで濾過し、ろ物をジエチル
エーテルで洗浄後、塩化メチレンに溶解させた。溶解液中の不溶物を除去した後、溶解液を減圧濃縮し、析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥させることにより赤色粉末の化合物A-39を0.11g(0.17mmol収率18%)得た。
FD-質量分析 : 650(M+)
元素分析 : Ti;7.2%(7.3) ( )内は計算値
[合成実施例72]
化合物B-39の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L39;0.50g(1.87mmol)とジエ
チルエーテル40mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.20ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液、1.93mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム・2THF錯体(0.352g,0.93mmol)のテトラヒドロフラン50ml
混合溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌した後、反応液を60℃で3時間加熱攪拌した後、反応液から溶媒を留去させた。得られた固体をジエチルエーテル50mlでリスラリーし、グラスフィルターで不溶物を分別した。ろ物をジエチエルエーテル100mlで洗浄後、塩化メチレンに溶解し、不溶
物を取り除いた後、ろ液を減圧濃縮した。析出した固体をヘキサンで洗浄し、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄白色粉末の化合物B-39を0.30g(0.43mmol収率46%)得た。
FD-質量分析 : 694(M+)
元素分析 : Zr;12.9%(13.1) ( )内は計算値
[合成実施例73]
化合物A-40の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L40;0.58g(2.02mmol)とジエ
チルエーテル40mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.50ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液2.42mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却し
た四塩化チタン溶液2.00ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.00mmol)とジエチルエーテル80ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌した後、反応液をグラスフィルターで濾過し、不溶物を除去し
た後、ろ液を減圧濃縮し、析出した固体を-78℃においてヘキサンで再沈させ、減圧乾燥
して赤橙色粉末の化合物A-40を0.19g(0.28mmol収率28%)得た。
FD-質量分析 : 692(M+)
元素分析 : Ti;7.0%(6.9) ( )内は計算値
[合成実施例74]
化合物B-40の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L40;0.58g(2.02mmol)とジエ
チルエーテル40mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.50ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.42mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム・2THF錯体(0.38g,1.00mmol)のテトラヒドロフラン80ml混合溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。さらに室温で8時間撹拌した後、反応液から溶媒を留去させた。得られた固体をジエチルエーテ
ル150mlでリスラリーし、グラスフィルターで不溶物を取り除いた後、ろ液を減圧濃縮し
た。析出した固体を-78℃においてヘキサンで再沈し、減圧乾燥させることにより下記式
で示される黄色粉末の化合物B-40を0.23g(0.31mmol収率31%)得た。
FD-質量分析 : 734(M+)
元素分析 : Zr;12.2%(12.4) ( )内は計算値
[合成実施例75]
化合物A-41の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L41;0.50g(1.15mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.47ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液2.36mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液2.3ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.15mmol)とジエチルエーテル10ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続け
た。室温で8時間撹拌した後、反応液から溶媒を留去させ、得られた固体を塩化メチレン25mlに溶解した。溶解液中の不溶物をグラスフィルターを用いて濾過した後、溶解液を減
圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテル、塩化メチレンとヘキサンで再沈させ、減圧乾燥させることにより橙色粉末の化合物A-41を0.49g(0.93mmol収率76%)得た。
元素分析 : Ti;8.9%(9.1) ( )内は計算値
[合成実施例76]
化合物B-41の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L41;0.50g(1.15mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.47ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.36mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム・2THF錯体(0.43g,1.15mmol)のテトラヒドロフラン10ml溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。室温で8時
間撹拌、次いで還流下12時間撹拌後、反応液を溶媒留去した。得られた固体を塩化メチレン25mlに溶解させ、溶解液から不溶物をグラスフィルターで除去した。溶解液を減圧濃縮して析出した固体を塩化メチレン、ジエチルエーテルとヘキサンで再沈させ、減圧乾燥させて下記式で示される黄色粉末の化合物B-41を0.36g(0.63mmol収率51%)得た。
FD-質量分析 : 568(M+)
元素分析 : Zr;16.2%(16.0) ( )内は計算値
[合成実施例77]
化合物A-42の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L42;0.500g(1.22mmol)とジエチルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.52ml(1.61mmol/ml n-ヘキサン溶液2.45mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を、-78℃に冷却
した四塩化チタン溶液2.45ml(0.5mmol/mlヘプタン溶液、1.23mmol)とジエチルエーテル10ml混合液に徐々に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。室温で8時間撹拌した後、反応液を溶媒留去し、得られた固体を塩化メチレン25mlに
溶解した。溶解液から不溶物をグラスフィルターで濾過した後、溶解液を減圧濃縮し、析出した固体をジエチルエーテル、塩化メチレンとヘキサンで再沈させ、減圧乾燥させることにより赤茶色粉末の化合物A-42を0.25g(0.45mmol収率40%)得た。
元素分析 : Ti;9.0%(8.7) ( )内は計算値
[合成実施例78]
化合物B-42の合成:
充分に乾燥、アルゴン置換した100mlの反応器に、化合物L42;0.50g(1.22mmol)とジエ
チルエーテル10mlを仕込み、-78℃に冷却し撹拌した。これにn-ブチルリチウム1.52ml(1
.61mmol/ml n-ヘキサン溶液、2.45mmol)を5分かけて滴下し、その後ゆっくりと室温まで昇温し、室温で4時間撹拌を続け、リチウム塩溶液を調製した。この溶液を-78℃に冷却
した四塩化ジルコニウム・2THF錯体(0.46g,1.22mmol)のテトラヒドロフラン10ml溶液に滴下した。滴下終了後、ゆっくりと室温まで昇温しながら撹拌を続けた。室温で8時
間撹拌、次いで還流下6時間撹拌後、反応液から溶媒を留去させた。得られた固体を塩化
メチレン25mlに溶解させ、溶解液中の不溶物をグラスフィルターで不溶物を除去した。溶解液を減圧濃縮し、析出した固体を塩化メチレン、ジエチルエーテルとヘキサンで再沈させ、減圧乾燥させることにより下記式で示される黄色粉末の化合物B-42を0.22g(0.37mmol収率32%)得た。
元素分析 : Zr;15.5%(15.3) ( )内は計算値
なお、以上の遷移金属化合物合成における操作はすべてアルゴン、もしくは窒素雰囲気下行い、溶媒は市販の無水溶媒を用いた。
充分に窒素置換した内容積500mlのガラス製オートクレーブにトルエン250mlを装入し、エチレン100リットル/hrで液相および気相をエチレンで飽和させた。その
後、メチルアルミノキサン(MAO)をアルミニウム原子換算で1.1875mmol、引き続き、前記合成実施例1で得られた化合物A-1 を0.00475mmol加え重合を開始した。常圧のエチレンガス雰囲気下、25℃で30分間反応させた後、少量のイソブタノールを添加することにより重合を停止した。重合終了後、反応物を大量のメタノールに投入してポリマーを全量析出させた後、塩酸を加えてグラスフィルターで濾過した。ポリマーを80℃、10時間で減圧乾燥した後、ポリエチレン(PE)を8.02g得た。
8.44dl/gであった。
充分に窒素置換した内容積500mlのガラス製オートクレーブに、トルエン250mlを装入し、エチレン100リットル/hrで液相、及び気相を飽和させた。その後、メチ
ルアルミノキサンをアルミニウム原子換算で1.25mmol、化合物A-1 を0.005mmol加え、重合を開始した。50℃にて10分間重合を行った後、少量のイソブタノールを添加することにより重合を停止した。
、80℃にて10時間減圧乾燥した。得られたポリエチレンは、3.30gであり、重合活性は3960g/mmol-Ti・hrであり、極限粘度[η]は6.37dl/gであった。
重合温度を75℃にした以外は実施例2と同様に重合を行った。結果を表1に示す。
重合温度を25℃にし、かつエチレンとともに水素を2リットル/hrで供給した以外は
、実施例2と同様に重合を行った。結果を表1に示す。
充分に窒素置換した内容積500mlのガラス製オートクレーブにトルエン250mlを装入し、液相および気相をエチレン100リットル/hr で飽和させた。その後、トリイソブチルアルミニウム(TIBA)を0.25mmol、引き続き化合物A-1 を0.005mmol、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(TrB)を0.006mmol加え重合を開始した。常圧のエチレンガス雰囲気下、25℃で1時間反応させた後、少量のイソブタノールを添加することにより重合を停止した。重合終了後、反応物を大量のメタノールに投入してポリマーを全量析出させた後、塩酸を加えてグラスフィルターで濾過した。ポリマーを80℃にて10時間減圧乾燥した後、ポリエチレン(PE)を0.50g得た。
充分に窒素置換した内容積500mlのガラス製オートクレーブに、トルエン250mlを装入し、エチレン100リットル/hrで液相及び気相を飽和させた。その後、トリイ
ソブチルアルミニウム0.25mmol、化合物A-1 を0.005mmol、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを0.006mmol加え、重合を開始した。75℃にて30分間重合を行った後、少量のイソブタノールを添加することにより重合を停止した。
充分に窒素置換した内容積500mlのガラス製オートクレーブに、トルエン250mlを装入し、エチレン100リットル/hrで液相、及び気相を飽和させた。その後、メチ
ルアルミノキサンをアルミニウム原子換算で2.5mmol、引き続き、前記合成実施例2で得られたジルコニウム化合物B-1 を0.005mmol加え重合を開始した。常圧のエチレンガス雰囲気下、25℃で5分間反応させた後、少量のイソブタノールを添加することにより重合を停止した。重合終了後、反応物を大量のメタノールに投入してポリマーを全量析出させた後、塩酸を加えてグラスフィルターで濾過した。ポリマーを80℃にて10時間減圧乾燥した後、ポリエチレンを6.10g得た。
った。
重合条件を表1に示すように変えた以外は、実施例7と同様にしてエチレンの重合を行った。結果を表1に示す。
充分に窒素置換した内容積500mlのガラス製オートクレーブに、トルエン250mlを装入し、エチレン100リットル/hrで液相及び気相を飽和させた。その後、トリイ
ソブチルアルミニウムを0.25mmolを加えた後、トリイソブチルアルミニウムを0.05mmol、化合物B-1 を0.005mmolおよびトリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート0.006mmol予め混合した溶液を加え重合を開始した。常圧のエチレンガス雰囲気下、25℃で5分間重合を行った後、少量のイソブタノールを添加することにより重合を停止した。得られたポリマー溶液を、少量の塩酸を含む1.5リットルのメタノール中に加えてポリマーを析出させた。メタノールで洗浄後、80℃にて10時間減圧乾燥した。得られたポリエチレンは、0.99gであり、重合活性は2380g/mmol-Zr・hrであり、極限粘度[η]は22.4dl/gであっ
た。
充分に窒素置換した内容積500mlのガラス製オートクレーブに、トルエン250mlを装入し、エチレン100リットル/hrで液相及び気相を飽和させた。その後、トリイ
ソブチルアルミニウムを0.25mmol、次いで化合物B-1 を0.0005mmol、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを0.001mmol加え重合を開始した。常圧のエチレンガス雰囲気下、25℃で10分間反応させた。重合終了後、反応物を大量のメタノールに投入してポリマーを全量析出させた後、塩酸を加えてグラスフィルターで濾過した。ポリマーを80℃にて10時間減圧乾燥した後、ポリエチレンを0.34g得た。
た。
重合条件を表1に示すように変えた以外は、実施例26と同様にしてエチレンの重合を行った。結果を表1に示す。
表2に示す化合物を用いて、表2に示すように重合条件を変えた以外は、実施例7と同様にしてエチレンの重合を行った。結果を表2に示す。
表3に示す化合物を用いて、表3に示すような重合条件で、助触媒としてメチルアルミノキサンを用いた場合には、実施例7と同様にしてエチレンの重合を行った。また、助触媒としてトリイソブチルアルミニウムおよびトリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを用いた場合には、実施例26と同様にしてエチレンの重合を行った。
表4に示す化合物を用いて、表4に示すような重合条件で、助触媒としてメチルアルミノキサンを用いた場合には実施例7と同様にしてエチレンの重合を行った。また、助触媒としてトリイソブチルアルミニウムおよびトリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを用いた場合には、実施例26と同様にしてエチレンの重合を行った。
表5に示す化合物を用いて、表5に示すような重合条件で、助触媒としてメチルアルミノキサンを用いた場合には実施例7と同様にしてエチレンの重合を行った。また、助触媒としてトリイソブチルアルミニウムおよびトリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを用いた場合には、実施例26と同様にしてエチレンの重合を行った。
表6に示す化合物を用いて、表6に示すような重合条件で、助触媒としてメチルアルミノキサンを用いた場合には実施例7と同様にしてエチレンの重合を行った。また、助触媒としてトリイソブチルアルミニウムおよびトリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを用いた場合には、実施例26と同様にしてエチレンの重合を行った。
表7に示す化合物を用いて、表7に示すような重合条件で、助触媒としてメチルアルミノキサンを用いた場合には実施例7と同様にしてエチレンの重合を行った。また、助触媒としてトリイソブチルアルミニウムおよびトリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを用いた場合には、実施例26と同様にしてエチレンの重合を行った。
充分に窒素置換した内容積500mlのガラス製オートクレーブに、トルエン250mlを装入し、エチレン50リットル/hr、プロピレン150リットル/h rの混合ガスで液
相および気相を飽和させた。その後、メチルアルミノキサンをアルミニウム原子換算で1.25mmol、化合物A-1 を0.005mmol加え、共重合を開始した。25℃で15分間共重合を行った後、少量のイソブタノールを添加することにより重合を停止した。
含量は4.67mol%であり、極限粘度[η]は2.21dl/gであった。
充分に窒素置換した内容積500mlのガラス製オートクレーブに、トルエン250mlを装入し、エチレン100リットル/hr、プロピレン100リットル/hrの混合ガスで液相および気相を飽和させた。その後、トリイソブチルアルミニウムを0.25mmol加えた後、トリイソブチルアルミニウムを0.025mmol、化合物B-1 を0.0025mmolおよびトリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(TrB)を0.005mmolあらかじめ混合した溶液を加え、共重合を開始した。50℃で5分間共重合を行った後、少量のイソブタノールを添加することにより重合を停止した。
化合物B-1 を用いて、モノマーの流量をエチレン50リットル/hr、プロピレン150
リットル/hr に変え、かつ重合温度および触媒量を表8に示すように変えた以外は、実施例132と同様にして、共重合を行った。
表8に示す化合物を用いて、実施例131と同様にして共重合を行った。
充分に窒素置換した内容積500mlのガラス製オートクレーブにトルエン250mlを装入し、さらに系内にエチレン100リットル/hとブタジエン20リットル/hを流通させた。10分後、メチルアルミノキサンをアルミニウム原子換算で5.0mmol、引き続き、チタン化合物A-1 を0.01mmol加え重合を開始した。常圧でエチレンとブタジエンの混合ガスを流通させながら、25℃で20分間反応させた後、少量のメタノールを加え重合を停止した。反応物を大量の塩酸-メタノールに投入してポリマーを全量
析出後、グラスフィルターで濾過した。80℃、10時間減圧乾燥すると、エチレン/ブタジエン共重合体0.53gが得られた。
実施例150においてチタン化合物A-1 にかえて、ジルコニウム化合物B-1 を用い、重合時間を5分とした他は同様の操作で重合を行った。得られた共重合体の収量は、2.65gであった。
実施例151で重合時間を20分間、エチレンの流量を20リットル/h、ブタジエンの流量を80リットル/hにした他は同様の操作で重合を行った。得られた共重合体の収量は、0.74gであった。
実施例151で重合時間を5分間、エチレンの流量を50リットル/h、ブタジエンの流量を50リットル/hにした以外は、実施例151と同様の操作で重合を行った。得られた共重合体の収量は、0.57gであった。
実施例153において、重合温度を50℃とした以外は実施例153と同様の操作で重合を行った。得られた共重合体の収量は、0.627gであった。
16dl/gであった。またNMR分析より共重合体のブタジエンユニットの含量は3.3mol%(1,4-シス体と1,4-トランス体が合わせて3.2モル%、1,2-vinyl 体が0.1モル%、シクロペンタン骨格は0.1モル%未満(検出限界以下))であった。
実施例153において、重合温度を50℃、エチレンの流量を40リットル/hr、ブタジエンの流量を60リットル/hrとした以外は、実施例153と同様の操作で重合を行った。得られた共重合体の収量は0.37gであった。
7dl/gであった。またNMR分析より共重合体のブタジエンユニットの含量は4.8mol%(1,4-シス体と1,4-トランス体が合わせて4.6モル%、1,2-vinyl 体が0.2モル%、シクロペンタン骨格は0.1モル%未満(検出限界以下))であった。
実施例153において、重合温度を60℃、エチレンの流量を40リットル/hr、ブタジエンの流量を60リットル/hrとした以外は、実施例153と同様の操作で重合を行った。得られた共重合体の収量は0.417gであった。
2dl/gであった。またNMR分析より共重合体のブタジエンユニットの含量は5.8mol%(1,4-シス体と1,4-トランス体が合わせて5.6モル%、1,2-vinyl 体が0.2モル%、シクロペンタン骨格は0.1モル%未満(検出限界以下))であった。GPCにより測定した分子量分布(Mw/Mn)は1.85であった。
実施例153において、重合温度を50℃、エチレンの流量を30リットル/hr、ブタジエンの流量を70リットル/hrとした以外は、実施例153と同様の操作で重合を行った。得られた共重合体の収量は0.24gであった。
4dl/gであった。またNMR分析より共重合体のブタジエンユニットの含量は6.6mol%(1,4-シス体と1,4-トランス体が合わせて6.3モル%、1,2-vinyl 体が0.2モル%、シクロペンタン骨格は0.1モル%未満(検出限界以下))であった。GPCにより測定した分子量分布(Mw/Mn)は2.05であった。
充分に窒素置換したSUS製1リットルオートクレーブに、ヘプタン500mlを装入し、50℃にして、エチレンで、液相および気相を飽和させた。その後、メチルアルミノキサンをアルミニウム原子換算で1.25mmol、化合物A-1 を0.001mmolを加え、エチレン圧力8kg/cm2-G にて15分間重合を行った。
実施例158において、表9に示した化合物を用いて、表9に示すように重合条件を変えた以外は、実施例158と同様にして重合を行った。
固体触媒成分の調製
250℃で10時間乾燥したシリカ10kgを154リットルのトルエンで懸濁状にした後、0℃まで冷却した。その後メチルアルミノキサン溶液(Al=1.33モル/リットル)57.5リットルを1時間で滴下した。この際系内の温度を0℃に保った。引き続き0℃で30分間反応させ、次いで1.5時間かけて95℃まで昇温し、その温度で20時間反応させた。その後60℃まで降温し、上澄み液をデカンテーション法によって除去した。得られた固体触媒成分をトルエンで2回洗浄した後、トルエンで再懸濁化して固体触媒成分(A)を得た(全容積200リットル)。
ヘキサン200mlで3回洗浄し、ヘキサンを加えて200mlの懸濁液として固体触媒成分(B)を得た。
十分に窒素置換したSUS製2リットルオートクレーブに、ヘプタン1リットルを装入し、50℃にしてエチレンで気相と液相を飽和させた。その後、トリイソブチルアルミニウム1.0mmol、固体触媒成分(B)を、含有するTi原子に換算して0.005mmol加え、エチレン圧力8kg/cm2-G にて90分間重合を行った。
充分に窒素置換した200ml反応器に、ヘプタン60ml、1-ヘキセン40mlを加え、25℃で撹拌した。ついでトリイソブチルアルミニウム0.25mmolを加えた後、あらかじめ混合しておいたトリイソブチルアルミニウム0.1mmol、化合物A−1を0.01mmol、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート0.012mmolの溶液を加え、重合を開始した。25℃で1時間反応を行った後、少量のイソブタノールを添加することにより重合を停止した。
した分子量は、Mw=146万、Mw/Mn=2.06であった。
充分に窒素置換した500ml反応器に、トルエン250mlを加え、25℃で液相および気相をエチレンで飽和させた。その後、ブタジエン80リットル/hrを流通させながらトリイソブチルアルミニウムを1.0mmol、引き続きチタン化合物A-1 を0.01mmol、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを0.02mmol加え重合を開始した。25℃で20分間反応させたのち、少量のイソブタノールを添加することにより重合を停止した。重合終了後、反応物を大量のメタノールに投入してポリマーを全量析出させた後、塩酸を加えてグラスフィルターで濾過した。ポリマーを80℃にて10時間減圧乾燥したのち、ポリブタジエン1.481gが得られた。
76万(ポリスチレン換算)であった。
Claims (3)
- (A')下記一般式(II)で表される遷移金属化合物と、
(B)(B-1) 有機金属化合物、
(B-2) 有機アルミニウムオキシ化合物、および
(B-3) 遷移金属化合物(A')と反応してイオン対を形成する化合物
から選ばれる少なくとも1種の化合物とからなることを特徴とするオレフィン重合用触媒;
R1〜R10は、互いに同一でも異なっていてもよく
R 1 、R 2 は水素原子または炭化水素基を示し、R 3 〜R 5 、R 7 、R 9 は水素原子を示し、R 6 、R 10 は水素原子またはt-ブチル基を示し、
nは、2であり、
Xは、塩素原子であり、
Yは、炭素原子3個以上からなる炭化水素基である) - 請求項1に記載の遷移金属化合物(A')と、(B-1)有機金属化合物、(B-2)有機アルミ
ニウムオキシ化合物および(B-3)イオン化イオン性化合物から選ばれる少なくとも1種の
化合物(B)に加えて、担体(C)を含むことを特徴とするオレフィン重合用触媒。 - 請求項1ないし2のいずれかに記載のオレフィン重合用触媒の存在下にオレフィンを重合または共重合することを特徴とするオレフィンの重合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003316030A JP3874751B2 (ja) | 1997-04-25 | 2003-09-08 | オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10992297 | 1997-04-25 | ||
JP11143997 | 1997-04-28 | ||
JP13233397 | 1997-05-22 | ||
JP5054198 | 1998-03-03 | ||
JP2003316030A JP3874751B2 (ja) | 1997-04-25 | 2003-09-08 | オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13270698A Division JP3530020B2 (ja) | 1997-04-25 | 1998-04-27 | オレフィン重合用触媒、遷移金属化合物、オレフィンの重合方法およびα−オレフィン・共役ジエン共重合体 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006135482A Division JP4237200B2 (ja) | 1997-04-25 | 2006-05-15 | α−オレフィン・共役ジエン共重合体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004076016A JP2004076016A (ja) | 2004-03-11 |
JP3874751B2 true JP3874751B2 (ja) | 2007-01-31 |
Family
ID=32034427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003316030A Expired - Fee Related JP3874751B2 (ja) | 1997-04-25 | 2003-09-08 | オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3874751B2 (ja) |
-
2003
- 2003-09-08 JP JP2003316030A patent/JP3874751B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004076016A (ja) | 2004-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3530020B2 (ja) | オレフィン重合用触媒、遷移金属化合物、オレフィンの重合方法およびα−オレフィン・共役ジエン共重合体 | |
KR100427471B1 (ko) | α-올레핀/공액디엔 공중합체 | |
JP4237200B2 (ja) | α−オレフィン・共役ジエン共重合体 | |
JP4108141B2 (ja) | オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 | |
KR100368184B1 (ko) | 올레핀 중합용 촉매 및 올레핀의 중합 방법 | |
JP5597103B2 (ja) | オレフィン重合用触媒およびオレフィン重合体の製造方法 | |
JP3964053B2 (ja) | 遷移金属化合物からなるオレフィン重合用触媒ならびに重合方法 | |
JP3945559B2 (ja) | オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 | |
JP2016050175A (ja) | 遷移金属化合物、オレフィン多量化用触媒、オレフィン多量化体の製造方法および1−ブテンの製造方法 | |
JP3874751B2 (ja) | オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 | |
JP3970433B2 (ja) | 遷移金属化合物からなるオレフィン重合用触媒ならびに重合方法 | |
JP4030473B2 (ja) | 希土類金属含有化合物、これを含むオレフィン重合触媒、及び該重合触媒を用いるオレフィンの重合方法 | |
JP3937200B2 (ja) | 新規な遷移金属錯体、オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 | |
JP4472409B2 (ja) | α−オレフィン・環状オレフィン共重合体の製造方法 | |
JP3864013B2 (ja) | オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 | |
JP3930197B2 (ja) | オレフィン重合用触媒および重合方法 | |
JP2006233063A (ja) | オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 | |
JP3983184B2 (ja) | オレフィン重合用触媒および該オレフィン重合用触媒を用いたオレフィンの重合方法 | |
JP2005002086A (ja) | 遷移金属化合物およびこれを含むオレフィン重合用触媒 | |
JP2007297453A (ja) | オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 | |
JP4567920B2 (ja) | 新規なオレフィン重合用触媒および該触媒を用いたオレフィンの重合方法 | |
JP2003082016A (ja) | オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 | |
JP2000230010A (ja) | オレフィン重合用触媒及び該オレフィン重合用触媒を用いたオレフィンの重合方法 | |
JP2003183316A (ja) | オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 | |
JP2004143274A (ja) | ポリオレフィンの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060315 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060516 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060719 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060919 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060927 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061018 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061024 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |