JP3873738B2 - テープフィーダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープに保持された電子部品をピッチ送りして電子部品実装装置のピックアップ位置に供給するテープフィーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品実装装置において、移載ヘッドのノズルのピックアップ位置に電子部品を供給する方法として、テープフィーダを用いる方法が知られている。この方法は、電子部品を保持するテープを供給リールから引き出し、電子部品の実装タイミングに同期させてピッチ送りしてノズルに供給するものである。テープの上面には、電子部品の保護と脱落防止のためトップテープが貼着されており、トップテープはピックアップ位置に送られる手前でベーステープの上面から剥離される。そして剥離されたトップテープはテープ送り方向と反対方向に折り返されて送りローラなどに挟まれて送られ、トップテープを収容するテープ収納容器内に導かれる。
【0003】
そしてテープ収納容器がトップテープで満杯になると、テープ収納容器を開放して内部のトップテープを取り出すテープ排出作業が行われる。このテープ満杯検知は、従来はテープフィーダの部品供給数をカウントすることにより行われ、あらかじめ設定されたカウント値に到達すると、シグナルなどによって満杯報知を行うようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、トップテープは薄くてたわみやすく剛性が小さいため、テープ収納容器に導かれたトップテープの挙動はきわめて不安定であり、幾重にも折り重ねられた密集状態における占有体積は必ずしも一定せず、適切な満杯カウント値の設定は困難である。そしてこの設定が不適切な場合には、トップテープの送り込みができずにテープフィーダの動作不具合を惹起する要因となる。このように従来のテープフィーダでは、トップテープの排出を確実に行うことが困難であるという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、剥離後にテープ収納容器に収納されたトップテープを、簡易的な機構で確実に排出することができるテープフィーダを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のテープフィーダは、電子部品を保持したテープをピッチ送りすることにより電子部品を電子部品実装装置のピックアップ位置に供給するテープフィーダであって、前記テープの上面に電子部品を覆って貼着されピックアップ位置の手前で前記テープの上面から剥離されたトップテープを前記テープ送り方向と反対方向に送るトップテープ送り手段と、このトップテープ送り手段によって送られたトップテープを導入口から受け入れて収納し導入口と反対側の端部にトップテープ排出用の排出口を備えたテープ収納容器と、このテープ収納容器に設けられ前記排出口を開閉自在に塞ぐ蓋部材と、通常時においてこの蓋部材を閉状態に保持しテープ収納容器内においてトップテープが密集してトップテープの弾発力が増加することによって前記蓋部材を開状態にする蓋閉止手段とを備え、前記テープ収納容器は、内部の高さ寸法が前記導入口から前記排出口に向かって増大する末拡がり部を含む形状であり、且つ前記テープ収納容器の内底面は前記導入口から排出口に向かってトップテープ送り方向に傾斜しており、前記傾斜した内底面は、前記トップテープ送り手段によって送られたトップテープが導入される導入部に設けられた第1傾斜面と、第1傾斜面を通過して送られたトップテープを収納して所定量を貯留する収納部に設けられた第2傾斜面とを有し、第1傾斜面と第2傾斜面とが円弧状曲面を介して連続している
【0007】
本発明によれば、テープ収納容器に設けられた排出口を開閉自在に塞ぐ蓋部材を通常時において閉状態に保持し、テープ収納容器内においてトップテープが密集してトップテープの弾発力が増加することによって開状態にする蓋閉止手段を備えることにより、トップテープを簡易的な機構で確実に排出することができる。またテープ収納容器を上記のような構成にすることにより、テープ収納容器内に送り込まれたトップテープの塊によるテープ送り力を発生させ、このテープ送り力によりトップテープの塊を蓋部材が設けられた排出口に到達させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のテープフィーダが装着される電子部品実装装置の斜視図、図2は本発明の一実施の形態のテープフィーダの側面図、図3は本発明の一実施の形態のテープフィーダの機構説明図、図4、図5は本発明の一実施の形態のテープフィーダのトップテープ送り機構の動作説明図、図6は本発明の一実施の形態のテープフィーダのテープ収納容器の断面図、図7は本発明の一実施の形態のテープフィーダのテープ収納容器におけるテープ収容動作の動作説明図である。
【0009】
まず図1を参照して電子部品実装装置について説明する。図1において、電子部品実装装置1は、2つの実装ステージ2を備えている。上流側の実装ステージ2には、側面に設けられた基板搬入口3より基板4が搬入される。図示しない搬送路上で位置決めされた基板4に対して、部品供給部5からピックアップされた電子部品が実装される。
【0010】
部品供給部5には、複数台のテープフィーダ8が装着される。テープフィーダ8は、部品供給部5に設けられたフィーダベース6上に多数台が並列に配置され、台車7上に搭載された供給リール9から電子部品を保持したテープを引き出してピッチ送りする。これにより、電子部品は各実装ステージ2の電子部品のピックアップ位置に供給される。
【0011】
次に図2を参照してテープフィーダ8の全体構造を説明する。図2に示すように、テープフィーダ8はフィーダベース6上面に本体部8aの下面を沿わせた形で装着され、本体部8aから下方に突出して設けられた係止部8bをフィーダベース6の端部に係止させることによりテープフィーダ8が固定される。係止部8bには、テープフィーダ8の電源や制御信号などの電気配線を電子部品実装装置1の電気回路と接続するためのコネクタが内蔵されており、テープフィーダ8をフィーダベース6に装着することにより、電気的な接続が完了するようになっている。
【0012】
図2において、テープフィーダ8の前端部(図2において右側)には、スプロケット11が配設されている。スプロケット11の歯はテープ10に定ピッチで設けられたテープ送り用の孔部10d(図3参照)に噛み合い、テープ送り機構12よってスプロケット11がピッチ回転することにより、ベーステープ10b上にトップテープ10aを貼着した構成のテープ10をピッチ送りする。このテープ送りにより、供給リール9からテープ10が引き出される。引き出されたテープ10は、テープフィーダ8の後端部に設けられたテープガイド16によってガイドされてテープ導入孔8cから本体部8a内に導かれ、テープ送り経路8dに沿って前方へ送られる。
【0013】
テープフィーダ8の先端部は移載ヘッド17による電子部品のピックアップ位置となっており、送られてきたテープ10は先端部上面に設けられた押さえ部材13の下方をピッチ送りされる。このピッチ送りの途中で、押さえ部材13に設けられた開口部13aを介して、ベーステープ10bの凹部10c内に保持された電子部品18が移載ヘッド17によってピックアップされる。電子部品18のピックアップに先だって、ベーステープ10bの上面からトップテープ10aが剥離され、後方へ折り返されてトップテープ送り機構14によってテープ収納容器15内に収納される。
【0014】
次に、テープ送り機構12およびトップテープ送り機構14について、図3,図4,図5を参照して説明する。図3において、テープ10をピッチ送りするスプロケット11は、モータ20によって回転駆動される。スプロケット11はピッチ送り動作に対応した間欠回転動作を行い、間欠回転時の回転停止位置は位置決め機構23によって機械的に位置決めされる。スプロケット11の外周にはピン11aが定ピッチで設けられており、テープ10に設けられた孔部10dにピン11aが嵌合した状態でスプロケット11が回転することにより、テープ送りが行われる。
【0015】
移載ヘッド17によるピックアップ位置の手前には剥離部材13bが配設されており、前方(図面において右方)に送られるテープ10の上面から、トップテープ10aが剥離部材13bによって剥離され後方へ折り返される。折り返されたトップテープ10aは、トップテープ送り機構14の回転送り部材33,34によってテープ収納容器15内に送り込まれる。回転送り部材33,34の回転駆動は、モータ30の回転をベベルギア31,伝動ギヤ部材32を介して回転送り部材34に伝達することによって行われる。
【0016】
図4(a)に示すように、回転送り部材33,34は、ローラ状回転体の外周にそれぞれ平歯33a,34aを形成した構成となっている。トップテープ10aが平歯33a,34aに挟み込まれた状態で伝動ギヤ部材32が回転することにより、トップテープ10aは滑りを生じることなく確実にテープ収納容器15内に送り込まれる。モータ30、伝動ギヤ部材32および回転送り部材33,34は、トップテープ10aを1対のローラ状回転体の間に挟み込んでピックアップ位置へのテープ送り方向と反対方向に送るトップテープ送り手段となっている。
【0017】
回転送り部材33,34の手前側には、可動なテンションローラ36を備えたテンション機構35が配設されている。テンションローラ36はガイドローラ37と同軸の支点を有するレバー部材38aによって保持されており、剥離されたトップテープ10aは、ガイドローラ37の上側、テンションローラ36の下側を周回して後方に導かれる。レバー部材38aと一体のアーム38bにはスプリング39が結合され、レバー部材38a、アーム38bはスプリング39によって常に下方へ付勢されている。これにより、トップテープ10aにはテンションローラ36によってテンションが付与される。
【0018】
図4(b)を参照して、テンション機構35の動作を説明する。テンション機構35の位置においてトップテープ10aに弛みが生じると、テンションローラ36が下方に移動する。これとともにアーム部材38bがスプリング39の付勢力によって回転し、先端に設けられたドグ38cが下方に変位する。そしてこの変位をフォトスイッチ40によって検出することにより、トップテープ10aの弛みが検出される。弛みが検出されたならば、直ちにモータ30が回転駆動され、これにより弛んだトップテープ10aはテープ収納容器15内へ送り込まれ、所定のテープテンションが保たれる。
【0019】
次に図5を参照して、テープ収納容器15内に送り込まれたトップテープ10aの回転送り部材33,34への絡みつきを防止するトップテープ剥離機構について説明する。図5に示すように、平歯33a,34aが形成された回転送り部材33,34の外周面には、溝部33b,34bが周方向に2条形成されている。溝部33b,34bには、テープ収納容器15側から爪部材41,42の先端部41a,42aが、回転送り部材33,34の回転を阻害しないように僅かの隙間を保った状態で嵌入している。
【0020】
図5(a)に示すように、回転送り部材33,34の平歯33a,34aに挟まれてテープ収納容器15内に送り込まれたトップテープ10aは、薄くてたわみやすい性状であることから、平歯33a,34aによる挟み込み状態からはき出された後にも、これらの平歯の回転移動に伴って回転送り部材33,34のいずれかの外周に沿って移動しようとする傾向にある。
【0021】
このとき、外周に設けられた溝部33b,34bには、爪部材41,42の先端部41a,42aが嵌入していることから、回転送り部材33,34の外周方向へのトップテープ10aの移動は先端部41a,42aによって妨げられる。そしてトップテープ10aは爪部材41,42に沿って移動し、回転送り部材33,34の外周から剥離される。これにより、トップテープ10aが回転送り部材33,34に絡みついて、テープ送りが不能となるジャミングが防止される。
【0022】
次に図6を参照して、テープ収納容器15について説明する。図6(a)はテープ収納容器15の側断面(図示しない2面の垂直な側壁面に挟まれた空間部の断面)を示している。テープ収納容器15は、水平な天井面15a、この天井面15aの端部に位置し回転送り部材33,34によって送られるトップテープ10aを導き入れる導入口A、導入口Aの反対側の端部に設けられたトップテープ排出用の排出口Dおよび導入口Aから排出口Dに向かってトップテープ送り方向に傾斜した内底面を備えている。
【0023】
この内底面は、回転送り部材33,34によって送られたトップテープ10aが導入口Aを介して導入される導入部Bに設けられた傾斜角θ1の第1傾斜面15bと、第1傾斜面15bを通過して送られたトップテープ10aを収納して所定量を貯留する収納部Cに設けられた傾斜角θ2の第2傾斜面15dとを有し、第1傾斜面15bと第2傾斜面15dとを円弧状曲面15cを介して連続させた形状となっている。
【0024】
そして、テープ収納容器15は、図6(a)に示す3位置の高さ寸法H1,H2,H3に示すように、内部の高さ寸法が導入口Aから排出口Dに向かって順次増大する末拡がり形状となっている。なお排出口D近傍の内底面に、傾斜角のない水平部分を設けるようにしてもよい。
【0025】
テープ収納容器15の端部の排出口Dには、排出口Dを塞ぐ蓋部材15eが下端部に設けられたヒンジ15f廻りに回転することにより開閉自在に設けられている。テープ収納容器15の上端部にはマグネット15gが設けられており、蓋部材15eの上端部がマグネット15gの磁力に吸着されることにより、蓋部材15eは排出口Dを塞いだ閉状態となる。そして蓋部材15eに対して内側からマグネット15gの吸磁力を越える荷重を作用させることにより、蓋部材15eはヒンジ15fを支点として回転し、開状態となる(図7(c)参照)。
【0026】
図6(b)は、テープ収納容器15にトップテープ10aが順次送り込まれ、内部にトップテープ10aが密集して収納された状態におけるトップテープ10aの挙動を示している。トップテープ10a自体は薄くてきわめて撓みやすく剛性をほとんど有しない線状材料であるが、テープ収納容器15のような限られた空間内に多量のトップテープ10aが押し込められた場合には、空間内のトップテープ10aはそれぞれの部分において密集した塊としての挙動を示す。
【0027】
すなわち、剛性をほとんど有しないトップテープ10aが空間内に押し込まれて密集した塊状態となることにより、この塊は空間を仕切る外部境界に対して弾発力を有するようになり、密集の度合いが増大するほど大きな弾発力を及ぼす。したがって、テープ送り手段によって導入口Aからトップテープ10aが強制的に送り込まれ高密集度の塊状態となる導入部Bにおいては、トップテープ10aの塊はテープ収納容器15の内面に対して弾発力を及ぼす。
【0028】
これにより、図6(b)に示すように、塊状態のトップテープ10aには天井面15aや第1傾斜面15bからの反力R(内面に垂直な方向の力)が作用する。ここで、導入部Bの近傍の第1傾斜面15bや円弧状曲面15cではテープ収納容器15はテープ排出方向(矢印a)に向かって高さ寸法が大きく拡がる形状となっていることから、各部に作用する反力Rは、テープ排出方向に垂直方向の分力R1と、テープ排出方向の分力R2とに分けられる。
【0029】
そして各部に作用する反力Rによる分力R2の合力が、トップテープ10aの塊をテープ排出方向に移動させるテープ送り力Fとなる。このテープ送り力Fは、末広がりの度合いが大きく大きな分力R2が得られる導入部Bにおいて顕著に発生する。そしてこのテープ送り力Fにより、テープ収納容器15内部のトップテープ10aの塊はテープ排出方向に順次押され、やがて排出口Dに到達する。
【0030】
次に図7を参照して、テープ収納容器15内にトップテープ10aを収容するテープ収容動作について説明する。図7(a)は、空のテープ収納容器15内に対して、トップテープ10aを回転送り部材33,34によって送り込み始めた状態を示している。最初線状態で送り込まれたトップテープ10aは、内面との接触やテープ相互の絡み合いなどによる抵抗を受けることにより腰折れを生じて撓み、やがて多量のトップテープ10aが密集した塊状態となる。そしてこの塊は、図6(b)に示すテープ送り力Fによってテープ収納容器15内をテープ排出方向に移動する。
【0031】
この後トップテープ10aの送り込みを継続すると、やがて先頭のトップテープ10aの塊はマグネット15gによって閉じられた蓋部材15eの内側に到達する。さらに送り込みを継続することにより、蓋部材15eの内側近傍のトップテープ10aの密集度が次第に増大し、これにつれてトップテープ10aの塊が蓋部材15eに対して及ぼす弾発力F1も同様に増大する。
【0032】
そしてこの弾発力F1の合力がマグネット15gの吸磁力を超えると、図7(c)に示すように蓋部材15eはマグネット15gの吸引力から離脱してヒンジ15fを支点として回転し、排出口Dが開放された開状態となる。すなわち、マグネット15gは、通常時において蓋部材15eを閉状態に保持し、テープ収納容器15内においてトップテープ10aが密集してトップテープ10aの弾発力F1が増加することによって蓋部材15eを開状態にする蓋閉止手段となっている。なお、蓋閉止手段として、マグネット15g以外のもの、例えば係止力に反して作用する外力が所定値を超えると係止状態が解除されるテープ状の係止手段などを用いるようにしてもよい。
【0033】
これにより、テープ収納容器15内部に収容されていたトップテープ10aはひとりでに排出口Dから外部にこぼれ落ち、トップテープ10aの排出が行われる。このとき、トップテープ10aの塊はテープ送り力Fによって順次押し出され、テープ収納容器15内の排出口Dから奥の収納部Cや導入部Bで固着状態となることがないことから、従来行っていたトップテープ10aをピンなどで掻き出す作業を必要としない。
【0034】
このようにして、排出口Dの蓋部材15eが自動的に開状態となることにより、マシンオペレータは、当該テープフィーダ8においてトップテープ満杯となったことを容易に察知することができる。もちろん、テープフィーダ8による部品供給数をカウントし、所定カウント値に到達したタイミングで、表示灯やブザーなどの報知手段によってトップテープ満杯報知を行うようにしてもよい。
【0035】
いずれの場合においても、上記実施の形態のように、蓋部材15eが自動的に開状態となるような構成を採用することにより、カウント値の設定ミスや、マシンオペレータが満杯報知を見逃したような場合にあっても、トップテープ10aがテープ収納容器15内に過剰に送り込まれることによるジャミングが生じない。したがって、従来発生していたようなトップテープの排出不具合に起因する動作異常を有効に防止することができる。
【0036】
上記説明したように、本実施の形態に示すテープフィーダ8においては、テープ収納容器15に設けられた排出口Dを開閉自在に塞ぐ蓋部材15eを通常時においてマグネット15gによって閉状態に保持し、テープ収納容器15内においてトップテープ10aが密集してトップテープ10aの弾発力が増加することによってマグネット15gの吸磁力に抗して蓋部材15eを開状態にするようにしたものである。これにより、きわめて簡易的な機構で、テープ収納容器15内のトップテープ10aを確実に排出することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、テープ収納容器に設けられた排出口を開閉自在に塞ぐ蓋部材を通常時において閉状態に保持し、テープ収納容器内においてトップテープが密集してトップテープの弾発力が増加することによって開状態にする蓋閉止手段を備えたので、トップテープを簡易的な機構で確実に排出することができる。またテープ収納容器を上記のような構成にすることにより、テープ収納容器内に送り込まれたトップテープの塊によるテープ送り力を発生させ、このテープ送り力によりトップテープの塊を蓋部材が設けられた排出口に到達させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のテープフィーダが装着される電子部品実装装置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態のテープフィーダの側面図
【図3】本発明の一実施の形態のテープフィーダの機構説明図
【図4】本発明の一実施の形態のテープフィーダのトップテープ送り機構の動作説明図
【図5】本発明の一実施の形態のテープフィーダのトップテープ送り機構の動作説明図
【図6】本発明の一実施の形態のテープフィーダのテープ収納容器の断面図
【図7】本発明の一実施の形態のテープフィーダのテープ収納容器におけるテープ収容動作の動作説明図
【符号の説明】
1 電子部品実装装置
6 フィーダベース
8 テープフィーダ
9 供給リール
10 テープ
10a トップテープ
11 スプロケット
12 テープ送り機構
14 トップテープ送り機構
15 テープ収納容器
15b 第1傾斜面
15c 円弧状曲面
15d 第2傾斜面
15g マグネット
17 移載ヘッド
30 モータ
32 伝動ギヤ部材
33,34 回転送り部材
33b,34b 溝部
41,42 爪部材
A 導入口
B 導入部
C 収納部
D 排出口

Claims (1)

  1. 電子部品を保持したテープをピッチ送りすることにより電子部品を電子部品実装装置のピックアップ位置に供給するテープフィーダであって、前記テープの上面に電子部品を覆って貼着されピックアップ位置の手前で前記テープの上面から剥離されたトップテープを前記テープ送り方向と反対方向に送るトップテープ送り手段と、このトップテープ送り手段によって送られたトップテープを導入口から受け入れて収納し導入口と反対側の端部にトップテープ排出用の排出口を備えたテープ収納容器と、このテープ収納容器に設けられ前記排出口を開閉自在に塞ぐ蓋部材と、通常時においてこの蓋部材を閉状態に保持しテープ収納容器内においてトップテープが密集してトップテープの弾発力が増加することによって前記蓋部材を開状態にする蓋閉止手段とを備え
    前記テープ収納容器は、内部の高さ寸法が前記導入口から前記排出口に向かって増大する末拡がり部を含む形状であり、且つ前記テープ収納容器の内底面は前記導入口から排出口に向かってトップテープ送り方向に傾斜しており、前記傾斜した内底面は、前記トップテープ送り手段によって送られたトップテープが導入される導入部に設けられた第1傾斜面と、第1傾斜面を通過して送られたトップテープを収納して所定量を貯留する収納部に設けられた第2傾斜面とを有し、第1傾斜面と第2傾斜面とが円弧状曲面を介して連続していることを特徴とするテープフィーダ。
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