JP3873555B2 - リスト型電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バンド部材により腕に取り付けられるリスト型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯型の音楽再生装置が利用されている。これらの音楽再生装置は、装置本体内に音楽データを記憶した磁気テープやCD、MD等の光ディスクといった記憶媒体を装着し、各記憶媒体に対応する再生方式で記憶されている音楽データを再生し、イヤホンやヘッドホンから音楽を出力する。音楽の再生や停止等を操作する際は、装置本体に設けられた操作スイッチを操作したり、イヤホンコードに設けられたリモコン装置を用いて遠隔操作する。
【0003】
一方、半導体メモリの高集積化、低価格化にともなって、小型着脱式の不揮発性メモリである半導体メモリカードを音楽データの記憶媒体として利用する携帯型の音楽再生装置も開発されている。このような携帯型の音楽再生装置は、装置本体を小型化することができるとともに、振動や衝撃に対する耐久性もあり、その携帯性が向上している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常のメモリカードは、その端子を一面の周縁近傍に有している。このメモリカードを用いた従来型の電子機器(上述した携帯型の音楽再生装置も含む)においては、端子付の差込口を有するコネクタを用いて、コネクタの端子を回路基板の端子に半田付けで接続して、コネクタの差込口にメモリカードを、前記端子側から差し込んで、メモリカードと回路基板との接続を行っていた。
そのため、メモリカードと回路基板との接続を確保ために大きなスペースが必要となっており、メモリカード付電子機器の薄型化、小型化の妨げとなっていた。また、半田付けで接続していた為に、組立て作業が面倒であった。
【0005】
上記問題点を解決するため、本発明は、メモリカードなどのカード部材と回路基板との接続構造を新規なものとすることで、より薄型化、小型化メモリカード部材を有するリスト型電子機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1記載の発明は、回路基板(210)とカード部材(例えばメモリカード260)とを互いに導通した状態で機器ケース内に保持し、バンド部材(301,302)により腕に取り付けられるリスト型電子機器であって、端面が前記回路基板の一面に接した状態で前記機器ケース内に収められる絶縁製の枠状部材(220)と、この枠状部材の内部に収納された電池(250)と、前記枠状部材及び前記電池を介して前記回路基板と対向して前記機器ケース内に配置され、前記カード部材を保持する保持部材(240)と、前記枠状部材に保持され、前記カード部材と前記回路基板とを電気的に接続する端子(221a)と、を備えた構成とした。
【0007】
この請求項1記載の発明において、リスト型電子機器の内部では、回路基板、枠状部材、保持部材およびカード部材が、この順に積層されている。この状態で、カード部材と回路基板とは、枠状部材に沿って端子によって接続されている。また、回路基板とカード部材とは枠状部材により離間されているため、短絡を起こさず、また、端子に余分な力学的負荷はかからない。また、電池が枠状部材の内部に収納されているので、必要なスペースを最小限に抑えられる。従って、電子機器を薄型化、小型化できる。さらに、絶縁部材を回路基板の所定位置に接触させることでカード部材と回路基板とを接続できるため、これらの接続工程は簡易になる。
【0010】
また、カード部材としては、例えば請求項2に記載するメモリカード(260)であるが、これに限らず、任意のカード状の電子部品を用いてよい。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のリスト型電子機器において、前記枠状部材の内側面から内側に向けて突出し、該枠状部材に向けて弾性変形可能であり、前記電池を前記枠状部材の内側に納める際に前記枠状部材に向けて弾性変形する、突出部材(224)を備えた構成とした。
【0014】
この請求項3記載の発明によれば、枠状部材の内側に納められた電池は、前記突出部材の反発力により保持されるので、より電池を安定して納められる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のリスト型電子機器において、前記機器ケースを貫通しており、該電子機器内部を外部と接続する接続端子と、前記枠状部材に設けられ、前記接続端子と前記回路基板とを接続する内部接続端子(例えば端子222a・223a)と、を備えた構成とした。
【0016】
この請求項4記載の発明によれば、接続端子と回路基板とを接続する内部接続端子を絶縁部材に沿って設けたので、接続端子と回路基板との接続に必要な空間は少なくなり、電子機器を小型化できる。また、枠状部材を回路基板の所定位置に接触させることで接続端子と回路基板とを接続できるため、これらの接続工程は簡易になる。
【0017】
すなわち、例えば電池を充電型として、接続端子を介してこの電池に電力を供給することもできる。
【0018】
また、請求項5に記載するように、接続端子として、外部から内部へ信号を伝達する入力用接続端子(例えば外部機器接続コネクタ204の端子)と、内部から外部へ信号を伝達する出力用接続端子(例えばイヤホン接続コネクタ205の端子)と、の少なくとも一方を備える構成とすることで、音楽データなどの信号を外部から取り込んで該電子機器内部に格納したり、あるいは該電子機器内部で生成した信号を外部に出力することができる。
【0019】
また、請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のリスト型電子機器において、前記保持部材及び前記枠状部材のいずれか一方に穴(244)を形成し、他方に前記穴に係合する突起(225)を設けたことを特徴とする。
【0020】
この請求項6記載の発明によれば、穴と突起とが係合することで、容易に保持部材の位置決めを行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の一実施例であるリスト型音楽再生装置100(電子機器)について詳細に説明する。
図1は、本実施例におけるリスト型音楽再生装置100全体の外観を示す概略図であり、図2はリスト型音楽再生装置100の本体部200の平面図であり、図3は本体部200の一部破断の縦断面図であり、図4(A),(B),(C)はそれぞれ本体部200の構成部品の一つであるアース部材206の平面図,端面図、斜視図である。図5(A)は本体部200内部の一部の構造を説明する裏面図であり、同図(B)は本体部200の内部構造を示す縦断面図である。図6は本体部200の内部構造の一部の分解斜視図であり、図7(A),(B),(C)はそれぞれ本体部200の構成部品の一つである地板230付きの枠状部材220の平面図、側面図、裏面図であり、図8(A),(B)ははそれぞれ本体部200の構成部品の一つである保持部材240の平面図および裏面図であり、図9〜図14は本体部200の組立工程の一部を説明する裏面図である。
【0022】
まず、リスト型音楽再生装置100の構成について説明する。
図1に示すように、リスト型音楽再生装置100は、腕時計として機能すると共に音楽再生装置としても機能する装置であり、略直方体状の本体部200と、当該本体部200を使用者の身体(例えば、手首や二の腕等)に装着させる周知の一対のバンド部材(以下、リストバンド301,302と呼ぶ。)と、各リストバンド301,302を着脱可能に連結させる周知のバックル401,402と、本体部200の一側面側に脱着可能に装着されるイヤホン接続アダプタ500および周知のイヤホン600とから構成される。
【0023】
ここで、イヤホン接続アダプタ500は、イヤホン600をリスト型音楽再生装置100に接続するアダプタであり、イヤホン600のイヤホン端子601が挿入されるイヤホンジャック(図示省略)と、リスト型音楽再生装置100のイヤホン接続コネクタ205に接続されるイヤホンアダプタ接続ピン(図示省略)と、イヤホン端子601と前記したイヤホンアダプタ接続ピンとを導通させる内部回路(図示省略)と、を備えている。すなわち、リスト型音楽再生装置100が音楽データから再生・出力した音楽信号は、イヤホン接続コネクタ205,前記したイヤホンアダプタ接続ピン、内部回路、イヤホンジャック、そしてイヤホン端子601を介してイヤホン600に出力される。
このように、イヤホン接続アダプタ500を用いて本体部200とイヤホン600と接続することにより、本体部200を大きくすることなく、市販の一般的な規格や寸法のイヤホン端子601が本体部200に接続可能となっている。
【0024】
本体部200は、図2に示すように、表部に、表示部201、操作入力部202、及びモード設定時に操作されるモードスイッチ203を備えており、また、他側面側には外部機器アダプタと本体部200内部とを接続する外部機器接続コネクタ204を、一側面側にはイヤホン接続アダプタ500と本体部200内部を接続するイヤホン接続コネクタ205を、それぞれ備えている。
【0025】
表示部201は、液晶表示パネル等の表示画面を備えており、前記した制御部から入力される表示データに基づいて、リスト型音楽再生装置100が時計として動作する時計モードにおいては、現在時刻や日付、曜日等の時計情報を表示し、リスト型音楽再生装置100が音楽データの再生処理を行う音楽モードにおいては、音楽データの曲名、歌手名、演奏時間、歌詞、或いは該音楽データに付された番号等、再生する音楽に関する情報を画面上に表示し、通信モードでは、外部機器との通信接続状態である旨のメッセージやダウンロード中の音楽データに対応する音楽関連情報等を表示する。
なお、表示部201の表面は、風防ガラスによって保護されている。
【0026】
また、操作入力部202は、時計モードにおける時刻の修正など時計機能に関する操作や、音楽モードにおける音楽の再生、停止、巻き戻し、早送りといった音楽再生に関する操作、或いは通信モードにおいて外部機器との通信を開始するといったデータ通信機能に関する操作を入力するためのキーを備え、押下されたキーの押下信号を前記した制御部に出力する。
【0027】
また、モードスイッチ203は、時計モード、音楽モード、及び通信モードを設定するためのスイッチであり、各モードに対応するスイッチが設けられている。或いはモード選択メニューを表示部201に表示させるためのスイッチとして構成してもよい。モードスイッチ203が押下操作されると押下されたスイッチの押下信号を前記した制御部に出力する。前記した制御部は、モードスイッチ203の押下操作によってモードが切り替え設定されると、設定されたモード(時計モード、音楽モード、或いは通信モード)に対応する処理を実行制御する。
【0028】
また、外部機器接続コネクタ204は、前記した外部機器アダプタを介してPC(Personal Computer)等の外部機器から伝送されるデータの入力用接続端子204aを備えており、該外部機器から伝送されるデータ(圧縮符号化音楽データ)を後述する本体部200内部のメモリカード260に格納する。
また、イヤホン接続コネクタ205は、イヤホン接続アダプタ500を接続するための出力用接続端子205aを備えており、当該イヤホン接続コネクタ205を介して前記した本体部200内部の音楽データ復号器や音楽データ出力部から出力される音楽データをイヤホン600に出力する。
【0029】
ここで、図3に示すように、機器ケース200a内部には図4に詳細を示すアース部材206が、入力用接続端子204a側及び出力用接続端子205a側に設けられていて、このアース部材206により入力用接続端子204a及び出力用接続端子205aの静電気を逃がす。なお、図4は、入力用接続端子204a側のアース部材を示す。
アース部材206は、導電性金属板からなり、略長方形の本体206aに入力用接続端子204a或いは出力用接続端子205aの可動軸271を貫通させる穴206bを複数設け、さらに本体206aを、導電性金属からなり回路の基準電位に電気的に接続されている裏蓋209に導通させる接触片206cが形成されている。接触片206cは、ハーフエッチングにより形成され、ハーフエッチングを施すことにより、ハーフエッチングしていない面の表面張力により丸まり、裏蓋209を閉めたときに内側に曲がるようになっている。接触片206cをハーフエッチングで形成することにより、本体206aを厚くしても、接触片206cの接触圧は小さくできるので、Eリングとの接触部分を厚くでき、この部分の剛性を高められる。
入力用接続端子204a及び出力用接続端子205aは、夫々導電製の可動軸271、Oリング272、ワッシャー273、コイルスプリング274及び導電製のEリング275から構成されている。Oリング272、ワッシャー273及びコイルスプリング274は、機器ケース200aの貫通孔に装着され、可動軸271はOリング272、ワッシャー273及びコイルスプリング274を貫通して、機器ケース200b内部に突出している。可動軸271先端は、更にアース部材の穴206bを貫通し、そして、可動軸271先端の溝に抜け防止のEリングが取付けられている。従って、例えば、イヤホンアダプタ接続アダプタ500が本体部200に取付けられ、イヤホンアダプタ接続ピン501によって出力用接続端子205aの軸271が内部に押し込まれると、Eリング275がアース部材206の本体206aから離間して音楽信号が出力できる状態となり、イヤホンアダプタ接続ピン501が外されると可動軸271がコイルスプリング274により、復帰してEリング275が本体206aに接触してアース状態となる。出力用接続端子205aについても同様である。
【0030】
また、本体部200は、図3,図5の両図,図6に示すように、略直方体状の合成樹脂製の機器ケース200a内部に、回路基板210と、回路基板210の下面に当接する枠状部材220(絶縁部材)と、枠状部材220の下面に取り付けられる地板230と、枠状部材220に組み付けられる保持部材240と、枠状部材220内に保持された電池250と、保持部材240内に保持された周知のメモリカード260と、を備えている。
ここで、枠状部材220と保持部材240とはネジ200bに周縁を貫かれることで機器ケース200aて固定されている。
また、保持部材240の上面には、電池250のガタツキを防止するための緩衝材270を設けている。
【0031】
回路基板210は、本体部200を制御する制御部回路(図示省略)の他、メモリカード260に記憶された音楽データに基づいて音楽を再生する音楽データ復号器(図示省略)や音楽出力部(図示省略)を内蔵している。
【0032】
枠状部材220は、図6および図7(A)・(B)に示すように、機器ケース200aの内側絶縁に沿った形状の絶縁樹脂製の枠であり、一辺には端子221a(端子)を上から下に差し込み保持する端子保持部221を端子221aの数に合わせて備え、他の辺には端子222a(内部接続端子)を外側面から上面にかけて保持する端子保持部222を端子部222aの数に合わせて備え、さらに他の辺には端子223a(内部接続端子)を外側面から上面にかけて保持する端子保持部223を端子223aの数に合わせて備えている。
ここで、端子221aは回路基板210とメモリカード260の端子パット261とを接続する端子であり、端子222aは回路基板210と外部機器接続コネクタ204とを接続する端子であり、端子223aは回路基板210とイヤホン接続コネクタ205とを接続する端子である。
【0033】
また、枠状部材220の内側面下部には、内側斜め上方に向けて突出した突出部材224を各辺に備えている。突出部材224の上端は枠状部材220本体に向けて弾性的に折れ曲がり可能である。
すなわち、突出部材224は、枠状部材220内部に電池250が下方から押し込まれる際に枠状部材220本体に向けて弾性的に折れ曲がり、その反発力で電池250を押さえて保持する。
【0034】
また、枠状部材220の下端面には、保持部材240上面の複数の穴244(詳細を後述)の各々に係合して保持部材240を位置決めする突起225を複数備えている。
さらに、枠状部材220は、ネジ200bを貫通させる貫通孔226を備えている。
【0035】
地板230は、例えば図6に示すように、枠状部材220の下端面に概略沿った形状の金属板であり、突起225を通す穴233を備えるほか、一辺の下部に下に突出したバネ突起231を備え、また、上に向けて突出した位置決め凸部232を各辺に備えている。
ここで、バネ突起231は保持部材240の穴247(詳細を後述)を通り、外側に向けて弾性変形した状態でメモリカード260の端面に当接する。すなわち、バネ突起231はメモリカード260を押さえて保持部材240内に安定させる。
また、位置決め凸部232は枠状部材220の外側面に、外側に向けて弾性変形した状態で填って該地板230を枠状部材220に取り付けるものである。
【0036】
保持部材240は、図6および図8(A)・(B)に示すように、板材241の下面にメモリカード保持フック242を取付け、板材241に、メモリカード260の端子パット261を保持部材240上面側に露出させる開口部243を設け、さらに板材241周縁に、上述した突起225に係合する複数の穴244と、上述したバネ突起231をメモリカード260に当接可能にする穴244と、ネジ200bを貫通させる貫通孔245とを設けた構成である。
また、保持部材240は枠状部材220に組み付けた際に、該枠状部材220との間に一部隙間を設け、電池250のリード線251(例えば図11参照)が引き出せるようになっている。さらに、保持部材240の下面のメモリカード差込側端部にはメモリカード保持フック242を設けずに、リード線251を保持するリード線保持フック246と、バネ突起231を通す穴247とを設けてある。
【0037】
これら回路基板210、枠状部材220、地板230、保持部材240、電池250、メモリカード260は、以下の手順で機器ケース200a内部に納められる。
【0038】
すなわち、図9の裏面図に示すように、機器ケース200a内部に表示パネルを組み込んだ後、回路基板210を組み込む。
そして、図10の裏面図に示すように、予め地板230を組み込んだ枠状部材220を機器ケース200a内に配置する。この際、枠状部材220の端子221a・222a・223aの上端は回路基板210と接続し、さらに端子222aの下端は外部機器接続コネクタ204に接続し、端子223aの下端はイヤホン接続コネクタ205に接続する。
その後、図11の裏面図に示すように枠状部材220の内側に電池250を、リード線251を裏側に向けて取り出した状態で填め込む。この際、電池250は突出部材224の反発力により枠状部材220内に固定される。
【0039】
そして、機器ケース200a外部で保持部材240にメモリカード260を差込んだ(図12の裏面図参照)後に、図13に示すように保持部材240をメモリカード260と一緒に機器ケース200a内に配置し、貫通孔226・245にネジ200bを通して枠状部材220、保持部材240等を機器ケース200aに固定する。この際、穴244の各々を突起225に係合させることで、保持部材240は枠状部材220に対して位置決めされ、同時にメモリカード260の端子パット261は端子221a下端に接続する。また、同時に穴247を通り抜けた地板230のバネ部材231によってメモリカード260の端部は保持部材240差込側に付勢される。
そして、図14の裏面図に示すように、リード線251をリード線保持フック246に填めて、リード線251先端のコネクタ251aを回路基板210に差し込む。
【0040】
このような構成のリスト型音楽再生装置100において、本体部200内部は、回路基板210、枠状部材220、メモリカード260を内部に保持した保持部材240をこの順に積層し、メモリカード260と回路基板210とを枠状部材220を上下に貫通する端子221aで接続したので、回路基板210とメモリカード260とを接続する導体(すなわち端子221a)は外部に露出せず、回路基板210とメモリカード260との接続に必要な空間は従来より格段に少なくなる。
【0041】
また、外部機器コネクタ204と回路基板210とを接続する端子222aを枠状部材220内に上下に貫通して設け、同様にイヤホン接続コネクタ205と回路基板210とを接続する端子223aも枠状部材220内に上下に貫通して設けたので、外部機器コネクタ204、イヤホン接続コネクタ205と回路基板210との接続に必要な空間は従来より格段に少なくなる。
【0042】
また、枠状部材220内部に電池250を納めたので、本体部200内部の空間は隙間なく有効利用される。
【0043】
また、上述したアース部材206の働きにより、専用の回路を設けることなく本体部200内の電子部品に静電気が流れることを防げる。
【0044】
従って、本体部200は小型化し、リスト型音楽再生装置100の携帯性は向上する。
【0045】
また、メモリカード260、外部機器コネクタ204、イヤホン接続コネクタ205と回路基板210とは、枠状部材220を所定の位置に配置するのみで接続することになり、これらの接続工程は簡易になる。
【0046】
なお、本発明は本実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形して良い。
例えば、端子221a・222a・223aを枠状部材220に填め込む構成ではなく、枠状部材220成形時にインサートしてインサート成形してもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、回路基板とカード部材とを接続する端子が枠状部材に設けられていると共に、電池が枠状部材の内部に収納されているため、必要なスペースを最小限に抑えられるため、電子機器を薄型化、小型化できる。
【0049】
また、請求項3記載の発明によれば、枠状部材の内側に納められた電池は、前記突出部材の反発力により保持されるので、より安定して納められる。
【0050】
また、請求項4および5記載の発明によれば、接続端子と回路基板との接続に必要な空間は少なくなる。
【0051】
また、請求項6記載の発明によれば、容易に保持部材の位置決めを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるリスト型音楽再生装置全体の外観を示す概略図である。
【図2】リスト型音楽再生装置の本体部の平面図である。
【図3】本体部の一部破断の縦断面図である。
【図4】(A)、(B)、(C)はそれぞれ本体部のアース部材の平面図、端面図、斜視図である。
【図5】(A)は本体部内部の一部の裏面図であり、(B)は同縦断面図である。
【図6】本体部の内部構造の一部の分解斜視図である。
【図7】(A),(B),(C)は本体部の枠状部材の平面図、側面図、裏面図である。
【図8】(A),(B)は本体部の保持部材の平面図および裏面図である。
【図9】本体部の組立工程の一部を説明する裏面図である。
【図10】本体部の組立工程の一部を説明する裏面図である。
【図11】本体部の組立工程の一部を説明する裏面図である。
【図12】本体部の組立工程の一部を説明する裏面図である。
【図13】本体部の組立工程の一部を説明する裏面図である。
【図14】本体部の組立工程の一部を説明する裏面図である。
【符号の説明】
100 リスト型音楽再生装置(電子機器)
200a 機器ケース
204a 入力用接続端子
205a 出力用接続端子
210 回路基板
220 枠状部材(絶縁部材)
221a 端子
222a 端子(内部接続端子)
223a 端子(内部接続端子)
224 突出部材
225 突起
240 保持部材
244 穴
250 電池
260 メモリカード
Claims (6)
- 回路基板とカード部材とを互いに導通した状態で機器ケース内に保持し、バンド部材により腕に取り付けられるリスト型電子機器であって、
端面が前記回路基板の一面に接した状態で前記機器ケース内に収められる絶縁製の枠状部材と、
この枠状部材の内部に収納された電池と、
前記枠状部材及び前記電池を介して前記回路基板と対向して前記機器ケース内に配置され、前記カード部材を保持する保持部材と、
前記枠状部材に保持され、前記カード部材と前記回路基板とを電気的に接続する端子と、
を備えたことを特徴とするリスト型電子機器。 - 前記カード部材はメモリカードであることを特徴とする請求項1記載のリスト型電子機器。
- 前記枠状部材の内側面から内側に向けて突出し、該枠状部材に向けて弾性変形可能であり、前記電池を前記枠状部材の内側に納める際に弾性変形する、突出部材を備えることを特徴とする請求項1または2記載のリスト型電子機器。
- 前記機器ケースを貫通しており、該電子機器内部を外部と接続する接続端子と、
前記枠状部材に設けられ、前記接続端子と前記回路基板とを接続する内部接続端子と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリスト型電子機器。 - 前記接続端子として、外部から内部へ信号を伝達する入力用接続端子と、内部から外部へ信号を伝達する出力用接続端子と、の少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項4に記載のリスト型電子機器。
- 前記保持部材及び前記枠状部材のいずれか一方に穴を形成し、他方に前記穴に係合する突起を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のリスト型電子機器。
Priority Applications (1)
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JP37402599A JP3873555B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | リスト型電子機器 |
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