JP2008166066A - 複合接触端子構造および携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】1個の被接触端子(接触端子)で複数の機能を実現させる際の接続利便性に配慮するとともに、誤接触を回避する。
【解決手段】複合接触端子構造は、信号の特性に応じて接触面に段差が設けられた被接触端子5(50a〜50f)と、段差が設けられた接触面のそれぞれに接触する突起状の接触端子(60a〜60f)と、により構成され、被接触端子5(50a〜50f)は、例えば携帯電子機器1の端部に形成され、接触端子(60a〜60f)は、例えば卓上ホルダ3に形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、携帯電話機と、当該携帯電話機が主に充電のために装着されるスピーカ内蔵の卓上ホルダとの間に用いて好適な、複合接触端子構造および携帯電子機器に関する。
図7は、従来における一般的な卓上ホルダの構成例を示す斜視図であり、図8はその断面図である。
図7、図8に示されるように、卓上ホルダは、携帯電子機器としての携帯電話機1を装着できる収容空間2が形成された卓上ホルダ本体3と、当該卓上ホルダ本体3内に配設された基板4と、収容空間2内へ突出した携帯電話機1の受電端子5に当接可能となるように基板4に半田等により取り付けられた給電用端子6と、給電用の接続プラグ7が接続されるよう基板4に半田等で取り付けられたコネクタ8と、卓上ホルダ本体3の給電用端子6とは反対側に備えて収容空間2内へ突出し、かつ、携帯電話機1の係合溝9に係合する爪部10と、により構成される。
卓上ホルダ本体3は、上ケース3a下ケース3bとを一体に組み付けてなり、また、爪部10は、上ケース3a内にピン11を中心として回動自在となるように枢支されたロックアーム12の先端に一体に形成されており、当該ロックアーム12は、スプリング13の付勢力により、図9中、ピン11を中心に反時計方向へ回動する方向に付勢され、これにより、上ケース3aの小孔14から爪部10が所定量だけ突出するようになっている。
なお、図7、図8中、符号20で示されるパーツは、卓上ホルダ3における収容空間2内面側に穿設されたリブであり、収容空間2に携帯電話機1を装着した際、携帯電話機1の溝部21にリブ20が係合するようになっている。
携帯電話機1の充電を行なう際には、アダプタコード17の接続プラグ7を卓上ホルダ本体3の上ケース3aに穿設された挿入穴18からコネクタ8に接続し、かつ、ACアダプタ16のAC金属端子15を給電用コンセントに接続した状態で、卓上ホルダ3の上ケース3aの収容空間2に携帯電話機1を嵌合するようにする。
このことにより、給電用端子6に携帯電話機1の受電端子5が当接し、かつ、携帯電話機1の溝部21にリブ20が係合するとともに、上ケース3aの小孔14から所定量だけ突出している爪部10がスプリング13の付勢力に抗して小孔14内に一旦押し込まれ、これによれば、携帯電話機1の収容空間内への挿入が許可され、当該形携帯電話機1が所定の位置まで挿入されると、爪部10がスプリング13の付勢力により上ケース3aの小孔14から再び所定量だけ突出し、携帯電話機1の係合溝9に係合し、携帯電話機1が収容空間2から簡単に抜けないようになり、この状態で、携帯電話機1に内蔵された電池への充電が行なわれる。
充電完了後には、携帯電話機1を卓上ホルダ3から多少力を入れて持ち上げるようにすると、携帯電話機1の係合溝9に係合している爪部10が、スプリング13の付勢力に抗して小孔14内に言ったか押し込まれ、これにより、携帯電話機1の収容空間2内からの離脱が許可され、当該携帯電話機1が卓上ホルダ3内から取り外される。
一方、携帯電話機1は、高性能化が目覚しく、通話やメールは勿論のこと、インターネットに接続することにより、画像や音楽をダウンロードにより取得することができ、その結果、高画質、高音質で視聴することが可能になった。携帯時はもとより家庭内においても視聴する機会が増えている。このため、携帯電話機1の充電用に使用される卓上ホルダに高品質のスピーカを取り付けておけば、携帯電話機1を卓上ホルダに装着するだけで充電の有無に関わらず、音楽を高音質で視聴することができる。
上記したように、携帯電子機器を卓上ホルダに装着して画像や音声を視聴する際の携帯電子機器もしくは卓上ホルダに関する技術は従来から多数出願されており、例えば、小型テレビ受像機において、充電端子とスピーカ端子を別々に設けて充電器に載置し、卓上においても使用を可とするもの(例えば、特許文献1参照)、携帯電子機器のスピーカから出力される音を音響的に導く構造を卓上ホルダに持たせ、高品質で十分な音量で音楽を視聴できるもの(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特開平9−121317号公報 特開2005−136895号公報
上記した特許文献1、2に開示された技術によれば、ユーザは、卓上ホルダに取り付けられたスピーカ、もしくは携帯電子機器のスピーカから出力される音を音響的に導く構造により、家庭に居ながらでも高品質の音楽を楽しむことができる。
しかしながら、いずれの技術も、携帯電子機器側の端子と卓上ホルダ側の端子とが各々複合機能端子構造を採るにもかかわらず、その端子構造に関する具体的な記述は少なく、例えば、携帯電子機器を卓上ホルダに装着するとき、携帯電子機器側に設けられる被接触端子(受電端子)、または卓上ホルダに設けられる接触端子(給電端子)の位置ずれが発生し、他端子に誤って触れてしまうことも考えられるがこのための対策に関する記述がない。このような誤接触が発生すれば機器を破損することもあり、特に、充電端子のような大電力を扱う部分の端子の場合は安全面での配慮が必要になる。また、携帯電子機器と卓上ホルダ間の接触端子構造についての接続利便性に関する記載も一切無い。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、1個の被接触端子(接触端子)で複数の機能を実現させる際の接続利便性に配慮するとともに、誤接触を回避することのできる、複合接触端子構造および携帯電子機器を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の第1の観点の複合接触端子構造は、信号の特性に応じて接触面に段差が設けられた被接触端子と、前記段差が設けられた接触面のそれぞれに接触する接触端子と、を備えている。
また、本発明の複合接触端子構造において、前記被接触端子は、携帯電子機器本体の端部に形成されてもよい。
また、本発明の複合接触端子構造において、前記接触端子は、前記携帯電子機器本体を充電するとともに、前記携帯電子機器本体が持つ機能の少なくとも一つを実行する機能部品が実装された、卓上ホルダの一部に形成されてもよい。
また、本発明の複合接触端子構造において、前記段差が設けられた接触面の一つに受電用の接触端子が接触し、当該接触面と、前記受電用の接触端子に隣接して配置される他の接触端子が接触する接触面との間に、電気的な絶縁部を設けてもよい。
また、本発明の複合接触端子構造において、前記段差を構成する凹部の接触面に形成される受電用の接触端子を前記接触面から分離して交換自在に形成してもよい。
また、本発明の複合接触端子構造において、前記段差を構成する凹部の接触面に、凸形状の電極端子構造を持つ外部スピーカユニットを接続して位置決め固定してもよい。
本発明の第2の観点の携帯電子機器は、電気信号の特性に応じて接触面に段差が設けられた受電端子を含む被接触端子が端部に形成された携帯電子機器本体と、前記携帯電子機器本体が装着されたときに前記段差が設けられた接触面のそれぞれに接触する充電端子を含む機能端子が形成された卓上ホルダとを備え、前記携帯電子機器本体は、前記卓上ホルダに装着されたときに前記卓上ホルダに実装される機能部品を駆動するか否かについてのユーザ設定に基づき、前記段差を構成する受電端子への前記充電端子の接触が検知されたことを契機に前記機能部品の駆動を制御する。
本発明の携帯電子機器において、前記携帯電子機器本体、もしくは前記卓上ホルダの少なくとも一方に、短絡保護回路を付加してもよい。
本発明によれば、1個の被接触端子(接触端子)で複数の機能を実現させる際の接続利便性に配慮するとともに、誤接触を回避することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る複合接触端子構造が採用される携帯電子機器1と卓上ホルダ3の外観構造を示す図である。
図1に示されるように、携帯電子機器1を卓上ホルダ3に装着することにより、携帯電子機器1の端面に形成される接触面から成る被接触端子(受電端子5)と、卓上ホルダ3に形成される突起状の接触端子(給電端子6)が接触し、このことにより充電が開始される。また、受電端子5と給電端子6には、例えば、充電用の他に、例えば、音声再生用としての機能を持たせるために、携帯電子機器1側の被接触端子5(接触面)を複数の接触面50a〜50fに分割するとともに、それぞれの接触面を段差構造としてある。また、対向配置される卓上ホルダ3側の接触端子にも長さの異なる複数の突起状の接触端子60a〜60fを持たせた構成としてある。
上記した段差構造を持つ被接触端子(受電端子5)、および長さが異なる突起状の接触端子(給電端子6)の詳細は、図2用いて後述する。また、図1中、符号40で示されるパーツは、携帯電子機器1の内蔵スピーカ、符号70で示されるパーツは、機能部品として卓上ホルダ3に取り付けられた高品質の卓上スピーカを示す。
図2は、本発明の実施の形態に係る複合接触端子構造を示す図であり、携帯電子機器1が卓上ホルダ3に装着されたときに受電端子5と給電端子6が規定どおり接触した場合(a)と、何らかの理由によりずれて接触した場合とを対比して示してある。
図2(a)に示されるように、本発明の複合接触端子構造によれば、携帯電子機器1の端面に形成される被接触端子(受電端子5)の接触面に、凹凸による段差を設け(以降、それぞれの接触面を被接触端子50a〜50cという)、また、対向する卓上ホルダ3に設けられる接触端子(給電端子6)については、被接触端子における接触面の凹凸に合わせて長さの異なる突起状の接触端子60a〜60cを設けている。
また、段差が設けられた接触面の一つ(被接触端子50a)に給電用の接触端子60aが接触し、当該被接触端子50aと、給電用の接触端子60aに隣接して配置される他の突起状の接触端子60b、60cが接触する被接触端子50b、50c(接触面)との間に、電気的な絶縁部51、52が設けられている。
このため、図2(b)に示されるように、携帯電子機器1が卓上ホルダ3に装着されたときに受電用の被接触端子50aと給電用の接触端子60aとの位置がずれ、規定の位置に接触しなかった場合であっても、絶縁部51、52により、給電用の接触端子60aが他の被接触端子50b、50cと誤接触することはない。勿論、他の被接触端子50b、50cや接触端子60b、60cとの誤接触も回避される。
参考のため、図9(a)(b)に、従来における複合接触端子構造が示されている。図9(b)に示されるように従来の複合接触端子構造によれば、被接触端子5に段差が形成されていないため、携帯電子機器1を卓上ホルダ3に装着時、被接触端子50a〜50cと、接触端子60a〜60cが仮にずれて接触した場合、本来接触が禁じられている他端子に接触(例えば、給電用の接触端子60aが音声再生用の被接触端子50cに接触)することがあり、安全上好ましくない。
これに対し、図2(a)(b)に示した本発明の実施の形態に係る複合接触端子構造によれば、携帯電子機器1の端面に形成される被接触端子(受電端子6)を、充電用、音声再生用等、信号の特性に応じて接触面に段差を設け、それぞれを被接触端子50a〜50cとして構成し、また、対抗する卓上ホルダ3に形成される接触端子(給電端子5)を、被接触端子の接触面に合わせて長さの異なる突起状の接触端子60a〜60cとして構成することにより、携帯電話機1を卓上ホルダ3に装着した時、被接触端子50a〜50cと、接触端子60a〜60cが仮にずれて接触した場合であっても誤接触は回避される。
また、上記した実施の形態によれば、受電端子5(本来の受電端子50aとスピーカ端子50b、50c)の清掃が一度に出来、充電性能と音響性能との維持が同時に可能となる。更に、段差を形成する凹部で接触端子60aの位置決めが可能になることから、受電端子5に隣接する凸部の端子幅を狭くすることも可能といった派生的効果も得られる。
図3は、本発明の実施の形態に係る複合接触端子構造が採用される携帯電子機器1と卓上ホルダ3の内部構成を示すブロック図である。
ここでは、携帯電子機器1として携帯電話機が例示されている。携帯電話機1は、図3に示されるように、制御部100と、通信部110と、操作部120と、表示部130と、記憶部140と、オーディオ処理部150と、電源制御部160と、アンプ170と、短絡保護回路180と、内蔵スピーカ40とにより構成される。
制御部100は、本発明の実施の形態に係る携帯情報機器の制御中枢となり、記憶部140に格納されたアプリケーションプログラムを実行して各制御ブロック110〜170の制御を行なう他に、ここでは、特に、携帯電話機1が卓上ホルダ3に装着されたときに、卓上ホルダ3に実装される機能部品(ここでは卓上スピーカ70)を駆動するか否かについてのユーザ設定に基づき、段差を構成する受電端子5への給電端子6の接触が検知されたことを契機に卓上スピーカ70の駆動を制御する携帯電子機器本体として機能する。詳細は後述する。
通信部110は、不図示の基地局のいずれかによって割り当てられるチャネルを介し、当該基地局との間で無線信号の送受信を行う。ここでは、例えば、インターネットと接続することによりダウンロードを行い取得されるMP3(Moving Picture Experts Group Audio Layer 3)等の高品質な音楽データを制御部100に供給する。
操作部120は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キーなど、各種の機能が割り当てられたキーを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部100に入力する。
表示部130は、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)パネルなどの表示デバイスを用いて構成されており、制御部120から供給される映像信号に応じた画像を表示する。例えば、発信時における発信先の電話番号、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、バッテリ残量、発信成否、待ち受け画面などの各種の情報や画像を表示する。
記憶部140は、制御部100において処理に利用される各種のデータを記憶する。例えば、制御部100が実行するアプリケーションプログラム、通信相手の電話番号や電子メールアドレス等の個人情報を管理するアドレス帳、着信音やアラーム音を再生するための音声ファイル、待ち受け画面用の画像ファイル、各種の設定データ、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータなどを保持する。ここでは、更に、通信部110により取得したMP3等の音楽データも保持する。
上記した記憶部140は、例えば、不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成される。
オーディオ処理部150は、制御部100を介して供給されるMP3等の高音質の音楽データを再生用のオーディオ信号に変化し、アンプ170経由で内蔵スピーカ40へ出力する他、携帯電話機1が卓上ホルダ3に装着され充電が検知されたときに、被接触端子50b〜50e(それぞれ、L、L、R、R)を介し、卓上ホルダ3に実装された卓上スピーカ70へ再生信号として供給する。
また、オーディオ処理部150は、内蔵スピーカ40から出力される音声信号や不図示のマイクロフォンにおいて入力される音声信号の処理も行う。すなわち、マイクから入力される音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部100に出力する。
また、オーディオ処理部150は、制御部100から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換して内蔵スピーカ40に出力する。
電源制御部160は、電池を駆動源とし、上記した各制御ブロック110〜170に電力を供給する。また、携帯電話機1を卓上ホルダ3に装着したとき、卓上ホルダ3により給電された電力を、本来の充電用の受電端子である被接触端子50a、50fにより得て電池を充電する。このとき、電源制御部160は、制御部100に対し、携帯電話機1が現在充電中であることを示す状態信号を供給する。
電源制御部160には短絡保護回路180が接続される。短絡保護回路180は、万が一の電源短絡に備えて用意されるものである。
一方、卓上ホルダ3は、携帯電話機1の充電に必要な機器用電源部310と、音楽再生に必要なアンプ用電源部320と、アンプ330と、卓上スピーカ70とを有している。携帯電話機1が卓上ホルダ3に装着された場合、接触端子としての給電端子(+)60aと、GND端子60fを介して携帯電話機1に充電用の電力を供給する。
なお、卓上ホルダ3においても万が一の電源短絡に備え、機器用電源部310に短絡保護回路340が接続される。また、機器用電源部310およびアンプ用電源部320にはACアダプタ16が接続されている。
携帯電話機1で上記したMP3等の音楽データを聞く場合、ユーザは、操作部120を操作することにより音楽再生の指示を行う。制御部100は、その操作に応じてオーディオ処理部150を制御し、オーディオ処理部150は、記憶部140に格納された音楽データをデコードして音楽の再生を開始する。オーディオ処理部150により生成される再生信号は、アンプ330を経由して卓上スピーカ70により再生出力される。また、不図示のイヤホンジャックにイヤホンを接続することで、イヤホンからも再生された音楽を聴くことができる。
一方、携帯電話機1を充電する場合、携帯電話機1を卓上ホルダ1に装着すると、図2(a)(b)に示されるように、卓上ホルダ3の給電端子(GND)60fと携帯電話機1の受電端子(GND)50fとが接触し、また、給電端子(+)60aと携帯電話機1の受電端子(+)50aとが接触するため、携帯電話機1は、電源制御部160により充電が制御される。
また、携帯電話機1を卓上ホルダ3に装着した状態で音楽を再生する場合、オーディオ処理部150で生成される再生信号は、携帯電話機1の受電端子5(50b〜50e)を介し、L、L、R、Rのそれぞれが、卓上ホルダ3の給電端子6(60b〜60e)のそれぞれへ入力される。給電端子6(60b〜60e)のそれぞれに入力された再生信号はアンプ330で増幅され、卓上スピーカ70により出力再生される。尚、アンプ330の電源はアンプ用電源部320によって生成される。
このように、本来、携帯電話機1を充電するために設けられる卓上ホルダ3に、高品質な卓上スピーカ70と、アンプ330と、アンプ用電源部320とを設け、更に、受電端子5として付加される再生用の受電端子50b〜50eを介して携帯電話端末1から音楽の再生信号を入力できるようにし、一方、携帯電話機1では、オーディオ処理部150でデコードした音楽データを受電端子50b〜50eから卓上ホルダ3へ出力できるように構成することで、携帯電話機1を卓上ホルタ3に装着するだけで卓上ホルダ3に実装された卓上スピーカ70を介して高品質の音楽再生が可能になり、家庭内で視聴することが可能になる。
なお、上記した本発明の実施の形態によれば、卓上ホルダ3に携帯電話機1を装着し、操作部120を操作することにより音楽データの再生を行ったが、操作部120を操作することにより携帯電話機1の表示部130にあらかじめUI(User Interface)設定画面を表示し、携帯電話機1が卓上ホルダ3に装着されたときに、卓上スピーカ70を鳴動させるか否かについて初期設定を行い、ユーザ設定に基づき、卓上ホルダ3での音楽再生を制御してもよい。図4に、上記した機能実現のための制御部100の内部構成が機能展開され示されている。
図4に示されるように、制御部100は、主制御部101と、充電検知部102と、UI管理部103とにより構成される。
充電検知部102は、電源制御部160から供給される携帯電話機1が充電中であることを示す状態信号を検知して主制御部100へ供給する。UI管理部103は、操作部120からの特定の操作に基づき表示部130に対して上記した初期設定画面を表示してユーザの選択入力(携帯電話機1が卓上ホルダ3に装着されたときに、卓上スピーカ70を鳴動させるか否か)を促し、ユーザ入力を取得してその内容を主制御部101へ供給する。このことにより、主制御部101は、充電検知部102により充電が検知されたことを契機に、設定画面に設定された内容にしたがい、卓上スピーカ70による音楽再生を制御することができる。
図5、図6は、本発明の実施の形態に係る複合接触端子構造の応用例を示す図である。前者(図5)は、段差を構成する凹部の接触面(携帯電話機1)に形成される受電端子50aを接触面から分離して交換自在に形成したものであり、後者(図6)は、段差を構成する凹部の接触面に、凸形状の電極端子構造を持つ外部スピーカユニット80を接続して位置決め固定するように構成したものである。
前者によれば、受電端子50a(ここでは、電極板202)が破損あるいは腐食した場合に修理交換が容易になり、また、後者によれば、外部スピーカユニット80の取り付けが容易になり、ユーザは、違う特性を持つスピーカで再生音を聴取することができる。
具体的に、図5において、凹部に対応する携帯電話機1の基板200上に伸縮ピンユニット201を配置し、当該伸縮ピンユニット201を押圧することにより、凹部に形成される電極板202(受電端子50a)を交換自在とするものである。このことにより、修理交換の他に、清掃等についても容易になる。
また、図6にその断面形状aおよび平面形状bが示されるように、左右一体化された外部スピーカユニット80R、80Lは、携帯電話機1の基板200(筐体400)の端部に形成された段差の凹凸に合わせたサイズおよび形状を有し、そのうち凸部は樹脂により形成され、また、基板200の段差の凸部に当接する箇所にはピン構造のスピーカ端子電極81、81を備えるものとする。当該スピーカ電極ピン81、81は、ともに内部にスプリングが収納されており伸縮自在とする。このことにより、携帯電話機1の端部に形成される段差(凹部)を利用して外部スピーカユニット80の位置決め固定用の穴として用い、更に、受電端子5(50b〜50e)に接続されたスピーカ端子電極81、81を介して携帯電話機1からの再生信号を取得し出力再生することができる。
このことにより、違った特性を持つ外部スピーカユニットによる音楽再生が可能であり、他との差別化が可能である。
以上説明のように本発明の実施の形態によれば、1個の被接触端子(接触端子)で複数の機能を実現させる際の接続利便性に配慮するとともに、誤接触を回避することのできる、複合接触端子構造および携帯電子機器を提供することができる。
なお、上記した本発明の実施の形態によれば、携帯電子機器として携帯電話機1のみを例示したが、携帯電話機に限らず、PDA(Personal Digital Assistants)、ゲーム機等にも同様に適用が可能である。また、卓上ホルダ3に実装される機能部品としてスピーカを例示したが、複合端子構造としてスピーカ端子の他に、映像端子、マイク端子、データ端子等が考えられ、したがって、これらに相当する機器の全てに応用が可能である。
また、本発明の携帯電子機器が持つ各構成ブロックの機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウエアで実現してもよい。例えば、制御部100における処理や、通信部110、オーディオ処理部150おけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウエアで実現してもよい。
本発明の実施の形態に係る複合接触端子構造が採用される携帯電子機器と卓上ホルダの外観構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係る複合接触端子構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係る複合接触端子構造が採用される携帯電子機器と卓上ホルダの内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る携帯電子機器(制御部100)の内部構成を機能展開して示した図である。 本発明の実施の形態に係る複合接触端子構造の応用例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る複合接触端子構造の応用例を示す図である。 従来における一般的な卓上ホルダの構成例を示す斜視図である。 従来における一般的な卓上ホルダの構成例を示す断面図である。 従来における複合接触端子構造を示す図である。
符号の説明
1…携帯電子機器(携帯電話機)、3…卓上ホルダ、5(50a〜50f)…被接触端子(受電端子(接触面))、6(60a〜60f)…接触端子(給電端子)、51、52…電気的絶縁部、70…卓上スピーカ、80R、80L…外部スピーカユニット、81、81…スピーカ電極ピン、100…制御部、101…主制御部、103…充電検知部、103…UI管理部、150…オーディオ処理部、160…電源制御部、180、340…短絡保護回路、310…機器用電源部、320…アンプ用電源部、200…基板、201…伸縮ピンユニット、202…電極板。

Claims (8)

  1. 電気信号の特性に応じて接触面に段差が設けられた被接触端子と、
    前記段差が設けられた接触面のそれぞれに接触する突起状の接触端子と、
    を備えた
    ことを特徴とする複合接触端子構造。
  2. 前記被接触端子は、
    携帯電子機器本体の端部に形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の複合接触端子構造。
  3. 前記接触端子は、
    前記携帯電子機器本体を充電するとともに、前記携帯電子機器本体が持つ機能の少なくとも一つを実行する機能部品が実装された、卓上ホルダの一部に形成される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の複合接触端子構造。
  4. 前記段差が設けられた接触面の一つに受電用の接触端子が接触し、当該接触面と、前記受電用の接触端子に隣接して配置される他の接触端子が接触する接触面との間に、電気的な絶縁部を設ける
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の複合接触端子構造。
  5. 前記段差を構成する凹部の接触面に形成される受電用の接触端子を前記接触面から分離して交換自在に形成することを特徴とする請求項1に記載の複合接触端子構造。
  6. 前記段差を構成する凹部の接触面に、凸形状の電極端子構造を持つ外部スピーカユニットを接続して位置決め固定することを特徴とする請求項1に記載の複合接触端子構造。
  7. 電気信号の特性に応じて接触面に段差が設けられた受電端子を含む被接触端子が端部に形成された携帯電子機器本体と、前記携帯電子機器本体が装着されたときに前記段差が設けられた接触面のそれぞれに接触する充電端子を含む機能端子が形成された卓上ホルダとを備え、
    前記携帯電子機器本体は、
    前記卓上ホルダに装着されたときに前記卓上ホルダに実装される機能部品を駆動するか否かについてのユーザ設定に基づき、前記段差を構成する受電端子への前記充電端子の接触が検知されたことを契機に前記機能部品の駆動を制御する
    ことを特徴とする携帯電子機器。
  8. 前記携帯電子機器本体、もしくは前記卓上ホルダの少なくとも一方に、短絡保護回路を付加する
    ことを特徴とする請求項7に記載の携帯電子機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012046177A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Chuhyo So 機能的に区分けされた多機能ボックス
JP2016052582A (ja) * 2011-02-17 2016-04-14 ナイキ イノベイト シーブイ センサーシステムを持つ履物
US11918854B2 (en) 2013-02-01 2024-03-05 Nike, Inc. System and method for analyzing athletic activity

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