JP3872643B2 - 電池回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池,正極端子及び負極端子を有するとともに電池と極端子とを電気的に接続するための主回路がそなえられた、電池回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話や携帯型コンピュータを始めとする携帯電気機器が急速に普及している。携帯電気機器では、電源として充電可能な二次電池等が使用されることが多い。このような二次電池は、一般的に、保護回路と一体に構成された電池パックとして使用される。携帯電話に使用される電池パックを例に取り、以下、一般的な電池パックの構成について図13を参照しながら説明する。
【0003】
電池パック101は、図13に示すように、正極端子2と負極端子3とをそなえるとともに、正極端子2と負極端子3との間にサーミスタ端子4が配設されている。そして、電池パック101が取り付けられる携帯電話には、これらの端子2,3,4と対応する端子がそれぞれ設けられており、携帯電話に電池パック101が取り付けられた際には、携帯電話側の端子と、電池パック101側の端子2,3,4とがそれぞれ重ね合わされ電気的に接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の電池パックには、以下のような課題がある。
つまり、図13に示すように電池パック101では正極端子2と負極端子3とが同じ面に隣接して構成されている。このため、例えば、交換用として電池パック101を携帯電話から取り外した状態で鞄や衣服のポケットに収容して持ち運ぶような場合には、電池パック101とともに収容された金属片(例えば筆記器具の金具や金属製のクリップ)が端子2,3と同時に接触し、電池パック101において短絡が引き起こされる虞がある。
【0005】
携帯型電気機器では、今後ますます小型・軽量化が進むことは確実であり、これにともなって、使用される電池の正極端子と負極端子との間隔も狭まり、上述したようなケースで短絡が引き起こされる虞が高くなる傾向にある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、短絡の発生を抑制できるようにした、電池回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の電池回路(請求項1)は、電池,正極端子及び負極端子を有し、該電池の正極及び該正極端子を電気的に接続するとともに該電池の負極及び該負極端子を電気的に接続するための主回路がそなえられた電池回路において、該正極端子及び該負極端子の少なくとも何れか一方の極端子が複数の端子部に分割され、該主回路を開閉するスイッチと、上記の分割された複数の端子部が互いに電気的に接続されることを条件として該スイッチをオン状態にする補助回路とをそなえて構成されていることを特徴としている。
【0008】
本発明の電池回路(請求項)は、電池,正極端子及び負極端子を有し、該電池の正極及び該正極端子を電気的に接続するとともに該電池の負極及び該負極端子を電気的に接続するための主回路がそなえられた電池回路において、該正極端子及び該負極端子の少なくとも何れか一方の極端子が複数の第1の端子部に分割され、該主回路を開閉するスイッチと、複数の第2の端子部をそなえ上記の分割された複数の第1の端子部が互いに電気的に接続されるとともに該複数の第2の端子部が互いに電気的に接続されることを条件として該スイッチをオン状態にする補助回路とをそなえて構成されていることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す各実施形態では、本発明の電池回路を携帯電話に適用した例を説明する。
(A)第1実施形態の説明
まず、本発明の第1実施形態としての電池回路について説明する。図1〜図4は本実施形態の電池回路について示す図である。
【0011】
図2に示すように、携帯電話50の電池取付位置には、正極端子52,サーミスタ端子54及び負極端子53が取り付けられており、ここでは各端子52,53,54はそれぞれバネ端子により構成されている。
また、本実施形態の電池パック(電池回路)1には、携帯電話50側の端子52,53,54と対応する正極端子2、サーミスタ端子4及び負極端子13がこの順に並べて取り付けられており、負極端子13は、複数(ここでは2つ)の互いに面一な端子部13A,13Bに分割されている。正極端子2及びサーミスタ端子4は、従来の電池パックの正極端子及びサーミスタ端子と略同形状・同サイズに形成されている。
【0012】
また、負極端子13も、分割されてはいるものの、全体としては(端子部13A,13Bとをあわせた形状としては)、従来の電池パックの負極端子と略同形状・同サイズに形成されている。ここでは、端子部13A,13Bは互いに異なる形状に形成されており、端子部13Bは、全体としては四角形状となる負極端子13の一角部を形成し、端子部13Aはその残りを形成している。
【0013】
そして、電池パック1と携帯電話50とが端子2,4,13と端子52,54,53とを向かい合わせて組付けられた際には、電池パック1と携帯電話50との間で、端子2,52が接続され、端子13,53が接続され、また、端子4,54が接続されるようになっている。
なお、サーミスタ端子4は、電池回路内に設けられたサーミスタに接続されており、サーミスタ端子4を介して電池回路内の温度情報が携帯電話50側に出力されるようになっている(サーミスタ及びその関連の回路については図示略)。
【0014】
電池パック1は、図1に示すように、充電可能な二次電池(以下、単に電池ともいう)5と、上述した端子2,13,4〔サーミスタ端子4は図2参照(図1では省略)〕と、主回路8と補助回路9とをそなえて構成されている。主回路8は、正極端子2及び電池5の正極6を接続するとともに負極端子13及び電池5の負極7を接続するためのもので、主回路8には、主回路8を開閉するスイッチ10が取り付けられている。負極端子13は上述したように端子部13A,13Bに分割されており、端子部13Aは補助回路9のトランジスタ9Aのエミッタ端子9Aeに電気的に接続され、端子部13Bは主回路8を介して負極7に電気的に接続されている。
【0015】
また、補助回路9は、端子部13A,13Bが電気的に接続されたことを条件に、主回路8のスイッチ10をオン状態にするための回路である。
ここで、補助回路9及びスイッチ10についてさらに説明する。補助回路9は、図1に示すようにトランジスタ9A及び抵抗9B,9Cをそなえて構成されている。トランジスタ9Aでは、ベース端子9Abが抵抗9Bを介して主回路8の正極側に接続され、エミッタ端子9Aeが、負極側の端子部13Aに接続され、また、コレクタ端子9Acがスイッチ10に接続されている。
【0016】
また、スイッチ10は、インバータ10Aと、FET(Field Effect Transistor)10B,10Cとをそなえて構成されている。
このような補助回路9及びスイッチ10の構成により、負極側の端子部13A,13Bが互いに電気的に接続されていなければ、トランジスタ9Aのエミッタ端子9Aeの電位がフローティング状態となって、トランジスタ9Aのエミッタ端子9Ae側とコレクタ端子9Ac側とが非導通状態となる。このため、図3中に太線で示す回路が形成され、抵抗9Cを介してスイッチ10へ供給される電圧VSが、所定電圧よりも高くなる〔電圧VSが高レベル電位状態(以下、Hレベルという)になる〕が、電圧VSは、インバータ10Aにより反転されて、FET10B,10Cへ低レベル電位状態(以下、Lレベルという)で供給される。したがって、FET10B,10Cがオフ状態(非導通状態)となる。即ち、スイッチ10がオフ状態となるようになっている。
【0017】
一方、負極側の端子部13A,13Bが互いに電気的に接続されると、トランジスタ9Aのエミッタ端子9Aeにおける電位がフローティング状態から電池5の負極電位で規定されるグランド電位になるので、抵抗9Bを介してトランジスタ9Aのベース端子9Abに電流が流れ、トランジスタ9Aのエミッタ端子9Ae側とコレクタ端子9Ac側とが導通状態になって、図4中に太線で示す部分が閉回路として形成される。
【0018】
したがって、抵抗9Cを介してスイッチ10へ供給される電圧VSは降下し(電圧VSがLレベルになり)、インバータ10Aにより反転されて、FE10B,10CへHレベルで供給される。したがって、FET10B,10Cがオン状態(導通状態)となる。即ち、スイッチ10がオン状態となるようになっている。
【0019】
本発明の第1実施形態としての電池パック(電池回路)1は上述したように構成されているので、以下のような作用・効果がある。
つまり、電池パック1が携帯電話50にセットされた時には、電池パック1側の端子2,13,4が携帯電話50側の端子52,53,54とそれぞれ接続される。この時、電池パック1の負極端子13を構成する端子部13A,13Bは、携帯電話50の負極端子53により互いに接続されることとなる。したがって、図1において、スイッチ10がオン状態とされ、電極6,7から電池パック1側の極端子2,13を介して携帯電話50に電流が供給される。
【0020】
また、電池パック1が携帯電話50から取り外された状態において、正極端子2と負極側端子部13Aとが接続されたとしても、又は、正極端子2と負極側端子部13Bとが接続されたとしても、スイッチ10はオフ状態に保持される。したがって、例えば、交換用として電池パック1を携帯電話50から取り外した状態で鞄等に収容して持ち運んでいる最中に、この電池パック1とともに収容された金具が接触して、正極端子2と負極側端子部13Aとが接続されたり、正極端子2と負極側端子部13Bとが接続されたりした場合でも、短絡を防止できるという利点がある。
また、端子部13A,13Bのうちの一方が他方に比べると小さな形状に設定されているので、これらの端子部13A,13Bと正極6とが全て同時に金具等の接触により偶発的に接続される虞は低く、効果的に短絡を防止できる。
【0021】
また、負極端子13は、従来の負極端子と略同様のサイズ且つ略同様の配置に設定されているので、携帯電話50側の端子の仕様を従来通りとすることができるという利点がある。
(B)第2実施形態の説明
次に、本発明の第2実施形態としての電池回路について説明する。図5〜図8は本実施形態の電池回路について示す図である。なお、上述の第1実施形態で説明した部品には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0022】
本実施形態にかかる携帯電話50′は、図5に示すように、正極端子52,サーミスタ端子54及び負極端子53が取り付けられるとともに、後述する電池パック21の端子部25A,25Bを接続するための端子(例えばばね端子)55が設けられている。
また、本実施形態の電池パック(電池回路)21には、図5に示すように正極端子2,サーミスタ端子4,端子25及び負極端子3がこの順に並べて取り付けられており、端子25は、互いに形状が異なるとともに互いに面一に形成される端子部25A,25Bより構成されている。端子25は全体として(端子部25A,25Bを併せた形状として)は四角形状に構成され、端子部25Bはかかる四角形状の一角部を形成し、端子部25Aはその残りを形成している。そして、電池パック21を携帯電話50′にセットした際には、携帯電話50′の端子55により端子部25A,25Bが電気的に互いに接続されるようになっている。
【0023】
電池パック21は、図6に示すように、電池5と、極端子2,3及びサーミスタ端子(図示略)と、主回路8と、補助回路29とをそなえて構成されている。上述した第1実施形態の構成に対し、本実施形態の電池パック21では、主回路8のスイッチ10を開閉するための端子部25A,25Bが、極端子を分割して構成されるのではなく、極端子とは別に補助回路29に設けられている。つまり、補助回路29は、図6に示すように、トランジスタ9A,抵抗9B,9C,9D及び上述した端子部25A,25Bがそなえられて構成されている。トランジスタ9Aは、ベース端子9Abが抵抗9Bを介して端子部25Aに電気的に接続され、エミッタ端子9Aeが電気的に主回路8の負極側に接続され、また、コレクタ端子9Acが電気的にスイッチ10に接続されている。
【0024】
したがって、端子部25A,25Bが互いに電気的に接続されていなければ、トランジスタ9Aのベース端子9Abに電流が流れないので、ベース端子9Abはフローティング状態となり、このため、図7中に太線で示す回路が形成される。このとき、抵抗9D,9Cを介してスイッチ10へ供給される電圧VSが高くなる(電圧VSがHレベルになる)が、電圧VSは、インバータ10Aにより反転されて、FET10B,10CへLレベルで供給される。したがって、FET10B,10Cがオフ状態になって、スイッチ10がオフ状態となるようになっている。
【0025】
一方、端子部25A,25Bが互いに電気的に接続されると、抵抗9D,9Bを介してトランジスタ9Aのベース端子9Abに電流が流れるので、トランジスタ9Aのエミッタ端子9Ae側とコレクタ端子9Ac側とが導通状態になって、図8中に太線で示す部分が閉回路として形成される。
このためスイッチ10へ供給される電圧VSは降下するが(電圧VSがLレベルになるが)、インバータ10Aにより反転されて、FET10B,10CへHレベルで供給される。したがって、FET10B,10Cがオン状態になって、スイッチ10がオン状態となるようになっている。
【0026】
本発明の第2実施形態としての電池回路は上述したように形成されているので、第1実施形態と同様の作用・効果がある。
つまり、電池パック21が携帯電話50′にセットされた時には、携帯電話50の端子55により、電池パック21側の端子部25A,25Bが互いに接続される。したがって、図6において、スイッチ10がオン状態とされ、電極6,7から電池パック1側の極端子2,3を介して携帯電話50′に電流が供給される。
【0027】
また、端子部25A,25Bが互いに電気的に接続されることを条件としてスイッチ10がオン状態とされるので、電池パック21が携帯電話50′から取り外された状態において、正極端子2と負極端子3とが電気的に接続された場合であっても、端子部25A,25Bが互いに電気的に接続されなければスイッチ10がオフ状態とされる。したがって、上述した第1実施形態と同様に、交換用として電池パック21を携帯電話50′から取り外した状態で鞄等に収容して持ち運んでいる最中にこの電池パック21とともに収容された金具が接触して、正極端子2と負極端子3とが電気的に接続されてしまうような場合でも短絡の発生を抑制できるという利点がある。
【0028】
また、ここでは、電池パック21の端子部25A,25Bの一方が他方よりも小さな形状に設定されているので、これらの端子部25A,25Bとが金具等の接触により偶発的に接続される虞が低く、効果的に短絡の発生を抑制できる。
(C)第3実施形態の説明
次に、本発明の第3実施形態としての電池回路について説明する。図9及び図10は本実施形態の電池回路について示す図である。また、従来技術及び各実施形態で説明した部品には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0029】
本実施形態の電池パック(電池回路)31は、図9に示すように、上述した第1実施形態及び第2実施形態を合わせた構成となっている。つまり、電池パック31には、正極端子2と、端子部(第1の端子部)13A,13Bに分割される負極端子13と、サーミスタ端子4と、端子部(第2の端子部)25A,25Bが設けられている。
【0030】
電池パック31は、図10に示すように、上述した第1実施形態の回路(図1参照)に対し、補助回路を構成するトランジスタ9Aの上流側のラインが切断され、この切断部に端子部25A,25Bが設けられた構成となっている。これにより、図5に示す携帯電話50′に電池パック31をセットした際には、端子53により端子部13A,13Bが互いに電気的に接続され、且つ端子55により端子部25A,25Bが電気的に接続され、補助回路39により主回路8のスイッチ10がオンされるように構成されている。
本発明の第3実施形態としての電池パック31はこのように構成されているので、上述の第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果が得られるという利点がある。
(D)その他
なお、本発明の電池回路は上述した各実施形態に限定されず発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形を行なうことが可能である。
【0031】
例えば、端子の構成や配置等は設計条件に応じて適宜決定されるもので、例えば図11(A)〜(D)のように構成しても良い。
図11(A)に示す例は、負極側端子部13A,13Bが互いに略同形状の長方形状に形成された例である。また、図11(B)に示す例は、長方形状の負極側端子部13Aが長方形状の負極側端子部13Bよりも大きく形成された例である。また、図11(C)に示す例は、負極端子13において、その中央部が略正方形状の負極側端子部13Aにより形成され、その周縁部が負極側端子部13Bにより形成された例である。
【0032】
図11(B),(C)の例においては、負極端子13を構成する複数の端子部の一方が他方よりも小さく形成されている(互いに異なる大きさに形成されている)ので、これらが同時に金属片等に接触してしまう虞が一層少なくなる。
また、このように、複数の端子部の一方(ここでは端子部13B)を小さく形成すれば端子部13Bの露出面積が小さくなるので、仮に補助回路を設けない構成としても、他方の端子部13Aは回路とは未接続状態となるものの、負極7に接続される負極側端子部13Bと正極端子2とが接触して短絡してしまう確率をある程度低下させることができる。
【0033】
さらに、上述の第1実施形態及び第3実施形態では、正極及び負極のうち一方の電極だけを分割して端子部を構成しているが、図11(D)に示すように、正極12及び負極13の両方の電極をそれぞれ分割して構成するようにしてもよい。この場合の回路構成としては、例えば、図12に示すようなものを挙げることができる。
【0034】
図12に示す回路では、第1実施形態の構成(図1参照)に対しさらに正極12を分割して複数の端子部12A,12Bを形成するとともに、正極端子12Aがトランジスタ9A′のベース端子9Ab′に接続されるように、負極側の補助回路9と略同様の補助回路9′が追加されている。また、2つの補助回路9,9′はそれぞれスイッチ10′に接続されている。
【0035】
また、スイッチ10′は、NORゲート10A′とFET10B,10Cとから構成されており、補助回路9,9′のコレクタ端子9Ac,9Ac′はそれぞれNORゲート10A′に接続されている。これにより、正極側端子部12A,12Bが電気的に接続され且つ負極側端子部13A,13Bが電気的に接続されることを条件にスイッチ10′がオン状態とされる。
【0036】
なお、上述の第1実施形態及び第3実施形態では、負極だけを分割する構成としているが、勿論正極だけを分割する構成としても良い。
また、上述の各実施形態では、端子部を面一に構成しているが、各端子部において面の高さを互いに異なるように構成しても良い。この場合、電池パックがセットされる携帯電話側の各端子の形状を従来に対し変更する必要が生じるが、各端子部が電気的に接続されて短絡が生じてしまうのを一層効果的に抑制できる。
【0037】
また、上述の各実施形態では、本発明の電池回路を携帯電話用の電池に適用した例を説明したが、本発明の電池回路は、携帯型コンピュータや携帯型ステレオ機器等の様々な電気機器用の電池に適用可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1及び請求項2記載の本発明の電池回路によれば、複数の端子部が電気的に接続されることを条件として主回路のスイッチがオン状態とされるので、電気機器から取り外された状態で不要に正極と負極とが電気的に接続されたとしても、この時複数の端子部が電気的に接続されていなければ主回路のスイッチがオフ状態にされているので、短絡の発生を抑制できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての電池パック(電池回路)の模式的な回路構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態としての電池パック(電池回路)及び携帯電話の構成を示す模式的な斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態としての電池パック(電池回路)の動作を説明するための模式的な回路構成図である。
【図4】本発明の第1実施形態としての電池パック(電池回路)の動作を説明するための模式的な回路構成図である。
【図5】本発明の第2実施形態としての電池パック(電池回路)及び携帯電話の構成を示す模式的な斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態としての電池パック(電池回路)の模式的な回路構成図である。
【図7】本発明の第2実施形態としての電池パック(電池回路)の動作を説明するための模式的な回路構成図である。
【図8】本発明の第2実施形態としての電池パック(電池回路)の動作を説明するための模式的な回路構成図である。
【図9】本発明の第3実施形態としての電池パック(電池回路)の構成を示す模式的な斜視図である。
【図10】本発明の第3実施形態としての電池パック(電池回路)の模式的な回路構成図である。
【図11】(A)〜(D)は本発明の実施形態としての電池パック(電池回路)の変形例の要部構成を示す模式的な斜視図である。
【図12】本発明の実施形態としての電池パック(電池回路)の変形例の模式的な回路構成図である。
【図13】従来の電池パックの構成を示す模式的な斜視図である。
【符号の説明】
1,21,31 電池パック(電池回路)
2 正極端子
3,13 負極端子
4 サーミスタ端子
5 電池
6 正極
7 負極
8 主回路
9,9′,29,39 補助回路
9A トランジスタ
9Ab ベース端子
9Ac コレクタ端子
9Ae エミッタ端子
9B,9C,9D 抵抗
10,10′ スイッチ
10A インバータ
10A′ NORゲート
10B,10C FET
13A,13B 端子部,第1の端子部
25A,25B 端子部,第2の端子部
50,50′ 携帯電話
52 正極端子
53 負極端子
54 サーミスタ端子
55 端子

Claims (2)

  1. 電池,正極端子及び負極端子を有し、該電池の正極及び該正極端子を電気的に接続するとともに該電池の負極及び該負極端子を電気的に接続するための主回路がそなえられた電池回路において、
    該正極端子及び該負極端子の少なくとも何れか一方の極端子が複数の端子部に分割され、
    該主回路を開閉するスイッチと、
    上記の分割された複数の端子部が互いに電気的に接続されることを条件として該スイッチをオン状態にする補助回路とをそなえて構成されている
    ことを特徴とする、電池回路
  2. 電池,正極端子及び負極端子を有し、該電池の正極及び該正極端子を電気的に接続するとともに該電池の負極及び該負極端子を電気的に接続するための主回路がそなえられた電池回路において、
    該正極端子及び該負極端子の少なくとも何れか一方の極端子が複数の第1の端子部に分割され、
    該主回路を開閉するスイッチと、
    複数の第2の端子部をそなえ、上記の分割された複数の第1の端子部が互いに電気的に接続されるとともに該複数の第2の端子部が互いに電気的に接続されることを条件として該スイッチをオン状態にする補助回路とをそなえて構成されている
    ことを特徴とする、電池回路
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