JP3341227B2 - 電池パックの充電端子短絡防止装置 - Google Patents
電池パックの充電端子短絡防止装置Info
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Description
器に使用する電池パックに関し、特に該電池パックの充
電端子短絡防止装置に関するものである。
ックを装着し、該電池パックによって電流を供給する構
造のものがある。一方電池パックはこれを充電器に着脱
自在に装着することによってその充電が図られる。
池パックの電池容量も向上し、従ってもしこの電池パッ
クの表面に設けた充電用や出力用の端子間が短絡した場
合は、そのエネルギーが大きいため危険なものとなって
きている。
以下のようなものがあった。 電池パック内に、2次電池と端子間をオンオフする機
械式のスイッチを取り付けておき、通常は2次電池と端
子間をオフしておいて端子間の短絡を防止し、機器(携
帯機器や充電器)にこの電池パックを装着した時に該ス
イッチをオンさせて2次電池と端子間をオンする方法。
ンオフする磁気で作動するリードリレーを取り付けてお
き、一方電池パックを装着する機器に磁石を取り付けて
おき、通常は2次電池と端子間をリードリレーによって
オフしておいて端子間の短絡を防止し、該電池パックを
機器に装着した時にリードリレーを作動させて、2次電
池と端子間をオンする方法。
ギーで発熱温度が上昇することを応用して、前記リード
リレーの代わりに温度上昇に対して急激に抵抗値が増加
するポリスイッチ(PTC)を使用し、短絡電流を制限
する方法。
くしをして端子に導体が直接触れないようにする方法。
特性から、端子の短絡防止のためにダイオードなどを取
り付けることは好ましくない。
ば、確実に回路のオンオフを図ることはできるが、スイ
ッチのオンオフ用の突起を電池パックの外部に突出して
おく必要があるため、取り付けようとする機器以外のも
のに該突起が触れることにより誤動作を招く恐れがあ
る。
ックから外に突出させず、逆に電池パックを装着する機
器の側に突起を設けておく方法もあるが、この場合は機
器の側に突起を設けて該突起を電池パックの内部に押し
込むような構造としなければならないので、その構造が
複雑になってしまう。
磁気製品の接近または接触による誤動作が生じたり、鉄
粉が付着してしまうなどの不都合があり、また上記の
手段は、不完全なショートに対して有効に短絡電流を制
限できないという不都合があり、また上記の手段は、
自動的に端子を絶縁体で目かくしする機構が複雑になっ
てしまうという不都合がある。
ありその目的は、構造が簡単で確実に短絡電流を遮断す
ることができ、しかも誤動作の生じにくい電池パックの
充電端子短絡防止装置を提供することにある。
め本発明は、電池パック内部に2次電池と充電端子間を
オンオフする機械式のスイッチを設け、且つ該スイッチ
のオンオフ用の突起を、充電器に設けたガイド突起に係
合させるために設けているガイド溝内に突出せしめるこ
ととした。また本発明は、電池パック内部に2次電池と
充電端子間をオンオフするスイッチング回路を設け、且
つ該電池パックの表面には該電池パックを前記充電器に
装着した際に該充電器に設けた電圧端子に接触して前記
スイッチング回路を動作せしめる電圧検出端子を設ける
こととした。
溝内に位置しているので、誤ってこの突起がオンされる
恐れはない。電池パックを充電器に装着した場合は、充
電器のガイド突起がガイド溝内の突起を押圧してスイッ
チをオンするので、2次電池と充電端子間が導通して2
次電池に充電できる。一方スイッチング回路と電圧検出
端子を用いた場合は、電池パックを充電器に装着してい
ないときは電圧検出端子に電圧が印加されず、従って充
電端子と2次電池間はオフされ、たとえ両充電端子間を
短絡しても短絡電流は流れない。電池パックを充電器に
装着した場合は、電圧検出端子に所定の電圧が印加され
るので2次電池と充電端子間が通電して2次電池に充電
できる。
に説明する。図1は本発明の第1実施例にかかる電池パ
ック10及び携帯電話機50を示す斜視図、図2は電池
パック10を逆側から見た斜視図、図3は電池パック1
0の内部の回路構成図である。
10は内部に2次電池31(図3参照)を収納してお
り、またその外表面の下端辺近傍の一面には該2次電池
31への充電用の2つの充電端子11,13を露出して
設け、またその反対側の面には携帯電話機50への出力
用の出力端子15,17を露出して設けている。電池パ
ック10の上部には携帯電話機50に着脱自在にスナッ
プインするための爪19が設けられている。
部には、下記する充電器60に設けたガイド突起67を
挿入係合するためのガイド溝21が設けられている。
ク10内に内蔵した機械式のスイッチ37(図3参照)
のオンオフ用の突起23が突出されている。この突起2
3はガイド溝21の外には突出していない。
10bからは、電池パック10内に内蔵した機械式のス
イッチ39(図3参照)のオンオフ用の突起25が直接
突出されている。この突起25は外部から誤って接触し
てスイッチ39がオンされないように反対側の第1の側
面10a(つば部)の内側に隠れるように反対側の第2
の側面10bの奥に設けられている。
2次電池31には充電端子11,13と出力端子15,
17が接続されており、充電端子13と2次電池31の
間と出力端子17と2次電池31の間にはそれぞれスイ
ッチング用のトランジスタ(FET)33,35が接続
されている。
にはそれぞれスイッチ37,39が接続されている。
に、前記電池パック10を着脱自在に収納するための凹
部51を設けている。凹部51内には前記電池パック1
0の出力端子15,17に圧接接続するための入力端子
53,55が設けられている。
充電器60を示す斜視図である。同図に示すように充電
器60には電池パック10を収納するための凹部61が
設けられており、且つ該凹部61内の側壁には、前記電
池パック10に設けた充電端子11,13に圧接接続す
るための出力端子63,65と、前記電池パック10に
設けたガイド溝21,22に挿入されて電池パック10
を所定位置に支持するガイド突起67,67(向かって
左側の側壁のものは図示せず)が設けられている。
電話機50に装着していないときは、図3に示すよう
に、いずれのスイッチ37,39もオフしているので、
何れのトランジスタ33,35もオフである。
フなので、たとえ両充電端子11,13間を短絡して
も、短絡電流が流れる恐れはない。また2次電池31と
出力端子17間もオフなので、両出力端子15,17間
にも短絡電流は流れない。
フ用の突起23がガイド溝21内に位置しているので、
誤ってこの突起23がオンされる恐れはなく、その誤動
作は確実に防止できる。
部61内に装着した場合(電池パック10単独状態又は
携帯電話機50に装着した状態のいずれかの状態で装
着)は、電池パック10の充電端子11,13に充電器
60の出力端子63,65が圧接接続される。同時にガ
イド突起67はガイド溝21内の突起23を押圧してス
イッチ37をオンする。
り、充電端子11,13が活電部となり、2次電池31
に充電ができる。
の凹部51内に装着した場合は、電池パック10の出力
端子15,17が携帯電話機50の入力端子53,55
に圧接接続される。同時に凹部51の内側壁面の部分a
(図1参照)に、電池パック10の突起25が当接し、
スイッチ39をオンする。
り、出力端子15,17が活電部となり、携帯電話機5
0に電力が供給できる。なお突起25は、電池パック1
0を携帯電話機50に装着したときのみスイッチ39を
オンするように、その位置を反対側の第2の側面10b
に設けたので、その誤動作を確実に防止できる。
池パック10′の斜視図である。また図6は該電池パッ
ク10′内部の回路構成図である。なお前記実施例と同
一部分には同一の符号を附してその詳細な説明は省略す
る。
ック10と相違する点は、2次電池31と充電端子13
間を機械式のスイッチ37を用いてオンオフする代わり
に、スイッチング回路41を設けてオンオフした点であ
る。このスイッチング回路41にはトランジスタ33を
オンオフ制御するための電圧検出端子43が設けられて
いる。
に、2つの充電端子11,13の間に露出するように設
けられている。なおこの電池パック10′を装着する図
示しない充電器には充電端子11,13への通電用の出
力端子の他に、この電圧検出端子43に所定の電圧を供
給するための電圧端子が設けられている。
すように、電池パック10′を充電器に装着していない
ときは、電圧検出端子43に電圧が印加されず、従って
トランジスタ33のゲートにも電圧が印加されないので
オフとなり、たとえ両充電端子11,13間を短絡して
も、短絡電流は流れない。
着した際は、電池パック10′の充電端子11,13に
充電器の出力端子が圧接接続されると同時に電圧検出端
子43にも電圧端子が圧接接続されて所定の電圧が印加
され、従ってスイッチング回路41によってトランジス
タ33のゲートに所定の電圧が印加されてオンとなり、
従って充電端子11,13が活電部となって2次電池3
1が充電される。
話機以外の各種の携帯機器に利用できることは言うまで
もない。
れば、以下のような優れた効果を有する。 機械式のスイッチのオンオフ用の突起を電池パックに
本来設けられているガイド溝内に突出せしめたので、充
電時以外の時に誤ってこの突起がオンされる恐れはな
く、その誤動作を確実に防止できて安全性と信頼性が確
保できるばかりか、その構造を簡単にすることができ
る。
ッチング回路を動作させる電圧検出端子を設けた場合
は、電気回路によって充電端子の短絡防止が図れるた
め、機械式のスイッチに比べて電池パック内部のスペー
スに余裕ができ、その分電池パックの小型化やデザイン
の自由度の向上が図れる。
電流をオンオフする機械式のスイッチを設けた場合は、
出力端子間の短絡も確実に防止できる。
び携帯電話機50を示す斜視図である。
視図である。
の斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に2次電池を収納するとともに、そ
の表面に2次電池への充電用の充電端子と2次電池から
の出力用の出力端子とを設け、且つ携帯機器と充電器と
にそれぞれ着脱自在に取り付けられる構造であり、しか
もその外側面には前記充電器に設けたガイド突起を挿入
して係合せしめるガイド溝を設け、充電器に装着した際
には充電器より充電電流を前記充電端子を通して2次電
池に供給し、携帯機器に装着した際には2次電池からの
電流を前記出力端子を通して携帯機器に供給する電池パ
ックにおいて、 該電池パック内部には前記2次電池と充電端子の間で前
記充電電流をオンオフする機械式のスイッチを設け、且
つ該スイッチのオンオフ用の突起を前記ガイド溝内に突
出せしめたことを特徴とする電池パックの充電端子短絡
防止装置。 - 【請求項2】 内部に2次電池を収納するとともに、そ
の表面に2次電池への充電用の充電端子と2次電池から
の出力用の出力端子とを設け、且つ携帯機器と充電器と
にそれぞれ着脱自在に取り付けられる構造であって、充
電器に装着した際には充電器より充電電流を前記充電端
子を通して2次電池に供給し、携帯機器に装着した際に
は2次電池からの電流を前記出力端子を通して携帯機器
に供給する電池パックにおいて、 該電池パック内部には前記2次電池と充電端子の間で前
記充電電流をオンオフするスイッチング回路を設け、且
つ該電池パックの表面には該電池パックを前記充電器に
装着した際に該充電器に設けた電圧端子に接触して前記
スイッチング回路を動作せしめる電圧検出端子を設けた
ことを特徴とする電池パックの充電端子短絡防止装置。 - 【請求項3】 前記電池パック内部に前記2次電池と出
力端子の間で2次電池からの電流をオンオフする機械式
のスイッチを設け、且つ該電池パックの表面であって該
電池パックを携帯機器に装着した際に携帯機器に当接す
る位置に前記スイッチのオンオフ用の突起を突出せしめ
たことを特徴とする請求項1又は2記載の電池パックの
充電端子短絡防止装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP05971395A JP3341227B2 (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 電池パックの充電端子短絡防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP05971395A JP3341227B2 (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 電池パックの充電端子短絡防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08236103A JPH08236103A (ja) | 1996-09-13 |
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Family
ID=13121133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP05971395A Expired - Fee Related JP3341227B2 (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 電池パックの充電端子短絡防止装置 |
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Country | Link |
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JP5402545B2 (ja) * | 2009-11-10 | 2014-01-29 | アイコム株式会社 | 電池パック |
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JPWO2022044778A1 (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-03 |
-
1995
- 1995-02-22 JP JP05971395A patent/JP3341227B2/ja not_active Expired - Fee Related
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