JP3872162B2 - 業務処理システムおよび受託業務実行制御方法 - Google Patents

業務処理システムおよび受託業務実行制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クライアントからの受託業務をコンピュータで処理して結果を得る事務用データ処理技術に関し、特に、クライアントからの受託業務を処理する際に処理業務選択画面を用いてクライアントから受託した業務の処理を実行可能とするデータ処理制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報処理センターや会計事務所等ではコンピュータ装置を用いて複数のクライアントから受託した業務を処理している。この場合、例えば、ホストマシンを中心に各ワークステーションと入出力装置をLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)で結び、クライアント単位にクライアントの業務(例えば、会計事務、税務事務、・・)を管理するデータベースを構築し、各ワークステーションではそれぞれのクライアント毎にオペレータがクライアントからの受託業務の処理を実行するアプリケーションプログラムを呼び出すと共に、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータファイルをそれぞれ指定してからアプリケーションプログラムを実行して受託業務の処理を行ない、所定の印刷出力やデータファイルの作成,更新,或いは保守等を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
受託業務はクライアントによって異なるが、全体としては受託業務はある範囲(数)の業務内におさまっており、アプリケーションプログラムの側からみると使用するデータファイルが異なるだけであると云い得る。前述したように、従来は、クライアント毎に業務および使用するデータファイルとそのデータファイルを記録した媒体を格納してデータの書込/読み出しを行なうデータ入出力装置を個々に指定する必要があり、オペレータの側からは(クライアントが異なっても)毎回同じ操作を繰返すことに煩わしさと非効率性の指摘があり、クライアントと業務を指定したあとはデータファイルやそのデータファイル用のデータ入出力装置の指定なしに処理を開始することが望ましいとの要請があった。
【0004】
また、従来はファイル上のデータの修正や削除或いはファイルへのデータの追加等のファイルメンテナンスや、プログラムの変更に伴うデータフォーマットの変更(コード拡張等)や設定値の変更(例えば、消費税率3%→5%)等に際しても該当する個々のファイルについて個々にファイルメンテナンス用のアプリケーションプログラムを用いて処理する必要があるという問題点があった。
【0005】
本発明は上記要請に対処すると共に上記問題点を解決するためになされたものであり、画面上に表示されたクライアントとクライアントからの受託業務を指定するだけでクライアントからの受託業務の処理を実行し得る処理業務選択画面を用いた業務処理システムおよび受託業務実行制御方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の業務処理システムによれば、クライアントから受託した業務を登録した業務登録ファイルを検索するための検索ポインタとクライアントの固有情報を含むクライアントレコードとをクライアント毎に登録したクライアント登録ファイルと、クライアントから受託した業務の処理に用いるデータファイルを検索するためのファイル検索情報を含む処理業務レコードをクライアントから受託した業務毎に且つクライアント毎に登録したクライアント業務登録ファイルとを有するデータベースと、データベースに通信回線を介してアクセス可能な複数のコンピュータ装置からなり、コンピュータ装置は、クライアントから受託した業務をコンピュータで処理するためのアプリケーションプログラムをそれぞれ記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を読み取る読取装置と、メニューおよび画像を表示可能な表示装置と、操作者の操作により表示部に表示されているメニューまたは画像の選択指示が可能な入力装置と、データベースのクライアント登録ファイルからクライアントの固有情報を取り出して表示部に一覧表示するクライアント情報表示手段と、クライアント情報表示手段により表示部に一覧表示されているクライアントの固有情報の中から、入力部から入力される選択指示によって選択されたクライアントの識別情報を取得するクライアント識別情報取得手段と、クライアント識別情報取得手段により取得されたクライアントの識別情報を基にデータベースのクライアント業務登録ファイルに登録されている処理業務レコードを調べ、業務受託の有無によって処理対象の受託業務を選択するための選択用情報を差別的に表示部に表示する処理業務選択用情報表示手段と、処理業務選択用情報表示手段により表示部に表示されている選択用情報を基に入力部から入力される選択指示によって選択された処理対象の受託業務で用いるデータファイルを検索するためのファイル検索情報を取得するファイル検索情報取得手段と、ファイル検索情報取得手段により取得されたファイル検索情報を基に、選択された処理対象の受託業務の処理の実行に必要なデータファイルをクライアント業務登録ファイルに登録されているデータファイルの中から特定し、該処理対象の受託業務の処理を実行するためのアプリケーションプログラムを読取装置を介して記録媒体からメモリに取り込んで実行させる選択業務実行制御手段と、を備えたことを特徴とする
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の業務処理システムにおいて、ファイル検索情報は、データファイルを格納したデータ入出力装置を識別する入出力装置識別子を含むことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の業務処理システムにおいて、入力部から入力される選択指示によって選択される処理対象の受託業務はファイルメンテナンスを含むデータ管理業務であることを特徴とする。
【0008】
また、請求項4に記載の発明の受託業務実行制御方法は、記録媒体を読み取る読取装置と表示装置と入力装置とを備え、クライアントから受託した業務を登録した業務登録ファ イルを検索するための検索ポインタとクライアントの固有情報を含むクライアントレコードとをクライアント毎に登録したクライアント登録ファイルと、クライアントから受託した業務の処理に用いるデータファイルを検索するためのファイル検索情報を含む処理業務レコードをクライアントから受託した業務毎に且つクライアント毎に登録したクライアント業務登録ファイルとを有するデータベースに通信回線を介してアクセス可能なコンピュータに、データベースのクライアント登録ファイルに登録されているクライアントの固有情報をメモリに取り込む第1のステップと、第1のステップによってメモリに取り込まれたクライアントの固有情報を表示部に一覧表示する第2のステップと、第2のステップにより表示部に一覧表示されているクライアントの固有情報の中から、入力部から入力される選択指示によって選択されたクライアントの識別情報を取得する第3のステップと、第3のステップにより取得されたクライアントの識別情報を基にデータベースのクライアント業務登録ファイルを介して当該クライアントのクライアント業務登録ファイルからそのクライアントの処理業務レコードを取得する第4のステップと、第4のステップにより取得された処理業務レコードを基に業務受託の有無を判定し、業務受託の有無によって処理対象の受託業務を選択するための選択用情報を差別的に表示部に表示する第5のステップと、第5のステップにより表示部に一覧表示されている選択用情報を基に入力部から入力される選択指示によって選択された処理対象の受託業務で用いるデータファイルを検索するためのファイル検索情報を取得する第6のステップと、第6のステップにより取得されたファイル検索情報を基に第6のステップで選択された処理対象の受託業務の処理の実行に必要なデータファイルをクライアント業務登録ファイルに登録されているデータファイルの中から特定する第7のステップと、第6のステップで選択された処理対象の受託業務の処理を実行するためのアプリケーションプログラムを前記読取装置を介して前記記録媒体からメモリに取り込んで実行させる第8のステップと、を備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のクライアントデータベースを用いてクライアントからの受託業務処理を行ない得るコンピュータシステムの構成例を示す図であり、1はクライアントデータを構築したMO(Magnet Optical disk)または磁気ディスク等の記録媒体に対するデータ入出力装置、2,3はクライアントのデータファイルを格納したMO装置または磁気ディスク等の記録媒体に対するデータ入出力装置、8はワークステーション、9はLAN(Local Area Network )であり、データ入出力装置1,2,3,・・およびワークステーション8−1,8−2,・・はLAN9に接続され、LAN9を介してデータの授受を行なう。
【0010】
データ入出力装置1にはクライアントデータベースが構築され、クライアントデータベースは、全てのクライアントを管理するクライアント登録ファイル11と、クライアント別に各クライアントが委託した業務および必要なデータファイル等を登録したクライアント業務登録ファイル12−1,12−2,・・12−nから構成され、クライアント登録ファイル11とクライアント業務登録ファイル12−1,12−2,・・12−nはポインタによって論理的に連結されている(図2)。
【0011】
ワークステーション8はキーボード,ディスプレイ,プリンタおよびフロッピーディスク装置(FD装置)を備えた小型コンピュータ装置であり、業務を実行するためのアプリケーションプログラムはFD装置に格納されるフロッピーディスクから供給される(いずれも図示を省略)。なお、ワークステーション8は上述の構成に限られず、例えば、小型磁気ディスク装置を備えプログラムを格納するように構成されたものでもよく、少なくとも、キーボード等のデータ入力装置と選択画面や入力画面を表示し得るディスプレイを備えたコンピュータ装置(例えば、パソコン)であればよい。
【0012】
図2は、本発明のクライアントデータベースの一実施例の構成を示す図であり、(a)はクライアントデータベースのメインファイルであるクライアント登録ファイルのレコードフォーマットの例、(b)はクライアントファイルに従属するクライアント業務登録ファイルのレコードフォーマットの例を示す図である。
【0013】
クライアントファイル11は図2(a)に示すように、クライアントに割当てられた固有のクライアントコード111と、クライアント登録ファイル11に従属するクライアント業務登録ファイル12を検索するための検索ポインタ112と、クライアントの固有情報113(例えば、クライアント名、住所、代表者名、・・、決算期等)を記録したクライアントレコードからなっている。
【0014】
また、クライアント業務登録ファイル12は、所定数Mの処理業務(クライアントから受託した業務をいう、以下同じ)レコードJ1〜Jmから構成され、処理業務番号J1〜Jmに相当する処理業務コード121と、当該処理業務(以下、ジョブ(JOB)と記す)で用いるデータファイル(中間ファイルを含むものとする)を検索するためのファイル検索情報122および業務受託フラグ123が記録されている。業務受託フラグ123はその業務がそのクライアントからの受託業務であるときは’1’、受託業務でないときは’0’に設定されている。
【0015】
なお、ファイル検索情報122はk個のデータファイル(データファイル1〜データファイルk)をそれぞれ検索するためのキーとしての期間項目1221−1〜1221−kと、当該データファイルが格納されているデータ入出力装置(MO装置や磁気ディスク等)の識別子(例えば、データ入出力装置の物理機番(デバイスアドレス))を内容とする登録デバイスアドレス項目1222−1〜1222−kを有している。本実施例では登録デバイスアドレス項目1222は所定数k個確保されているので、クライアント業務レコードは固定長レコードであるが、登録デバイスアドレス項目1222を必要データファイル数だけ設けるように(すなわち、クライアント業務レコードを可変長として)構成することもできる。なお、本実施例の場合には固定長のため、不要な登録デバイスアドレス項目1222(例えば、必要データファイル数を10とすると残りの登録デバイスアドレス項目1222−11〜1222−k)には0或いはスペースとなっている。
【0016】
上記構成により、クライアント登録ファイル11とクライアント業務登録ファイル12−1〜12−nは主従の関係となり、あるクライアントを指定してそのクライアントの業務登録ファイル検索ポインタを用いて当該クライアントのクライアント業務登録ファイル12−iを検索することができる。また、さらに、クライアント業務登録ファイル12−iのデータファイル項目1〜kをスペース或いは0を検出するまで順次読んで、登録デバイスアドレス1222−1によりデータファイル1の格納されているデータ入出力装置を知って、当該データ入出力装置にアクセスしてそのディレクトリを読んで期間項目の122−1の内容である期間と処理業務コードから該当ファイルを特定し、データの読み書きが可能な状態とすることができる。
【0017】
図3は、本発明のクライアントデータベースを利用してクライアント毎の業務を実行させるためのメニュー処理手段の構成を示すブロック図である。メニュー処理手段30は、クライアントメニュー表示手段31と、クライアント選択手段32と、ジョブ選択メニュー表示手段33と、ジョブ選択手段34からなる。
【0018】
クライアントメニュー表示手段31は、電源が投入されるとクライアント登録ファイル11を参照してクライアント名等の固有情報を一覧表としたクライアントメニュー41(図4(a))を電源が投入されたワークステーション8のディスプレイ画面に表示する。クライアント選択手段32は、オペレータが、クライアントメニュー41に表示されたクライアントの中から特定のクライアントを選択するとそのクライアントコードを保存する。具体例として、クライアントメニュー41からの選択はマウス等のポインティングデバイスの操作(例えば、マウスによるクリック)によるメニュー指示やカーソルの移動および確認入力により行なわれる。マウスによるクリックやカーソル移動および確認入力が行なわれた場合にクライアント選択手段32はその指定位置の座標とクライアントメニューテーブル(図示せず)との対応から選択されたクライアントのクライアントコード(およびクライアント名)を抽出し、保存する。
【0019】
なお、クライアントメニュー画面41に特定の条件を入力する入力項目が設けられている場合(図4(a)の下段参照)にはクライアント選択手段32は、条件が入力された場合にはその入力された条件情報を保存し、後段の処理手段に制御を渡す。後段処理手段の例としては「詳細表示欄」がクリックされたとき、選択されたクライアントの固有情報等を表示するクライアント詳細情報表示手段(図示せず)や、ジョブ選択メニュー表示手段33がある。
【0020】
ジョブ選択メニュー表示手段33は、図4(b)に示すような業務シンボル421〜430をメニューとするジョブ選択メニュー表示画面42をワークステーション8のディスプレイ画面に表示する。
【0021】
次に、ジョブ選択メニュー表示手段33は、クライアントコードを用いてクライアント登録ファイル11を検索し、そのクライアントの業務登録ファイルポインタ112を取り出し、業務登録ファイルポインタ112を用いてそのクライアントのクライアント業務登録ファイル12にアクセスし、そのクライアント業務登録ファイル12の業務レコードを順次読取って、それらの業務受託フラグ123を調べ、業務受託フラグがオン(=1)の場合には、ジョブ選択メニュー表示画面42上に表示されたシンボルを受託していない業務のシンボルと差別表示する。
【0022】
したがって、図4(b)に示すように、ある会計事務所での受託業務全体の種類(ファイルメンテナンス等のデータベース管理も含む)をA〜Jの10個とした場合で、クライアントYYYYからの受託業務(データベース管理も含む)がA,B,E,G,H,Iの6業務の場合にはその6つの受託業務を表現するシンボル421,422,425,427,428,429が一見して明らかなように他のシンボル423,424,426,430と差別して表示する。
【0023】
差別表示の方法は、例えば、受託業務を示す場合にはそのシンボルの色を変えたり、色の濃度を変えたり、そのシンボルを反転表示したり、点滅させたり、或いはシンボルの外周(即ち、縁)を強調して縁取り表示したり、破線表示する方法を用いることができる。これらは、いずれもシンボルの表示属性コードを変更することにより実現できる。また、ジョブ選択メニュー表示画面42には、クライアント名(或いは、クライアントコード)と前段での入力条件情報も表示することが望ましい。
【0024】
ジョブ選択手段34は、オペレータが、ジョブ選択メニュー表示画面42に表示されたシンボルの中から処理したい業務に相当するシンボルを選択するとその処理業務コードを有するレコードのファイル検索情報122を基にその受託業務の処理に必要なデータファイルを特定する。
【0025】
ジョブ選択メニュー表示画面42からの選択はマウス等のポインティングデバイスの操作(例えば、マウスによるクリック)により行なわれる。マウスのクリック等による業務シンボルの選択が行なわれた場合に、ジョブ選択手段34はその指定位置の座標とジョブメニューテーブル(図示せず)との対応から選択された業務の処理業務コードを抽出する。
【0026】
次に、前段で保存した業務登録ファイルポインタ112を用いてそのクライアント業務登録ファイル12にアクセスし、選択された業務の処理業務コードに対応する業務レコードを読取り、その業務レコードに記録されているファイル検索情報122を取り出して保存し、ファイル検索情報122のデータファイル項目のなかの登録デバイスアドレス1222を用いてそのデータファイルが格納されているファイル入出力装置にアクセスし、そのディレクトリを読取ってデータファイルを特定する。例えば、データファイルが処理期間1221毎に分れている場合には更に処理期間をキーとしてデータファイルを特定する。データファイルが複数個ある場合にはその個数分データファイルの特定を繰返す。
【0027】
図4は、本発明のクライアントデータベースを用いてコンピュータ処理を行なう場合に必要なクライアントおよび処理業務の指定を行なうメニュー画面の一実施例を示す図であり、(a)はクライアントを選択するクライアントメニュー画面の例、(b)は処理しようとする業務を指定するジョブ選択メニュー表示画面の例である。
【0028】
図4(a)でクライアントメニュー画面41には、クライアントコードと固有情報としての、会社名(クライアント名)、決算日、処理年度および処理月を表示したメニューが表示される。オペレータが、マウスでクライアントコード「0002」をクリックすると、その行が反転表示され他のメニューと差別される。
【0029】
クライアントメニュー画面41には、さらに、「詳細表示」,「処理年月指定」「処理会社決定」等の条件情報を指定する入力欄が設けてあり、オペレータはこれら条件情報をマウスをクリックして指定する。「詳細表示」を指定するとクライアントの詳細な情報が表示され、「処理年月指定」をクリックすると処理年月入力画面(図示せず)が開かれて処理年月の入力が促される。また、「処理会社決定」欄をクリックすると指定された会社(この例ではクライアントコード=0002の会社YYYY)が選択される。
【0030】
図4(b)で、ジョブ選択メニュー表示画面42には前段のクライアントメニュー画面41のクリックにより選択されたクライアントの名称YYYYと処理年月が指定された場合にはそれが処理期間として画面上部に表示される。また、メニュー欄にはその情報処理センターまたは会計事務所がクライアントデータベースを用いたコンピュータシステムで処理する受託業務全体A〜J,或いは会社がクライアントデータベースを用いたコンピュータシステムで処理する当該会社の業務をそれぞれ対応のシンボル421〜430でメニューとして表示する。
【0031】
メニューとしてのシンボル421〜430は図形やアイコン、或いは図形とアイコンの組合せ、図形と文字の組合せ、図形と記号の組合せ等で表現される。なお、シンボル421〜430はカラー表示されることが望ましい。
【0032】
また、シンボル421〜430の全てを同じ形状で表現し、シンボルに文字や記号を付けるようにしてもよく、また、個々のシンボルの形状を全て異なるようにしてもよく、さらに、図に示すように行毎にシンボルの形状を変えるようにしてもよい。
【0033】
シンボル421〜430のうち、選択されたクライアントからの受託業務(受託業務ではないがファイルメンテナンス等のデータベース管理も受託業務に含むものとする)に対応するシンボルは他のシンボルとは差別されて表示される。例えば、シンボル421,422,425,427,428,429は濃色で表示され、他のシンボル423,424,426,430とは差別表示されているが、これは、シンボル421,422,425,427,428,429に対応する処理業務A,B,E,G,H,Iがこのクライアントからの受託業務であることを示す。
【0034】
オペレータはシンボル421,422,425,427,428,429のいずれかをマウスでクリックすることにより処理業務を選択しその処理業務のコンピュータ処理を開始することができる。なお、いままでクライアントから受託していなかった業務Fを新たに受託した場合には業務Fに対応するシンボル426をクリックして新たな処理業務のコンピュータ処理を開始することができる。
【0035】
図5は、メニュー処理手段30の基本的動作を示すフローチャートである。図5のステップS1で、ワークステーションに電源が投入されるとクライアントメニュー表示手段31はクライアント登録ファイル11を参照して、各クライアント名および固有情報の一部をそのワークステーションのメモリに取込んで、クライアントメニューテーブルを作成する。
【0036】
ステップS2で、クライアントメニュー表示手段31はクライアントコード、クライアント名等の固有情報を含むクライアントメニュー41をそのワークステーションのディスプレイ画面に表示する。
【0037】
ステップS3で、クライアント選択手段32は、オペレータが、クライアントメニュー41に表示されたクライアントの中から特定のクライアントを選択して確認するとそのクライアントコードを保存する。
【0038】
ステップS4で、クライアントメニュー画面41の条件入力項目のうち「詳細表示」が指定された場合にはステップS5に移行し、他の条件の場合はステップS7に移行する。
【0039】
ステップS5ではクライアント詳細情報表示手段により選択されたクライアントのクライアントコードを用いてクライアント登録ファイルを検索し、固有情報の全てをメモリに取込む。
【0040】
ステップS6では取込まれた固有情報を画面表示形式に展開してワークステーションのディスプレイ画面に表示する。この場合、オペレータが確認入力を行なうとステップS7に移行し、確認以外の入力(例えば、再指定)を行なうと、ステップS3に戻るように構成することが望ましい。
【0041】
ステップS7では、クライアントコードを用いてジョブ選択メニュー表示手段33によりクライアント登録ファイル11を検索し、そのクライアントの業務登録ファイルポインタ112を取り出し、業務登録ファイルポインタ112を用いてそのクライアントのクライアント業務登録ファイル12にアクセスし、そのクライアント業務登録ファイル12の業務レコードを順次読取って、メモリに取込む。
【0042】
ステップS8で、ワークステーションのディスプレイ画面にジョブ選択メニュー表示画面42を表示すると共に、業務レコードの業務受託フラグ123を調べ、業務受託フラグがオン(=1)の場合には、ジョブ選択メニュー表示画面42上に表示されたシンボルを受託していない業務のシンボルと差別表示する。なお、ジョブ選択メニュー表示画面42にはクライアント名と処理期間も表示することが望ましい。
【0043】
ステップS9で、オペレータがマウスをクリックして業務シンボルの選択を行なった場合に、ジョブ選択手段34はクリックされたシンボルの座標とジョブメニューテーブルとの対応から選択された業務の処理業務コードを抽出し、保存する。
【0044】
ステップS10で、業務登録ファイルポインタ112を用いてそのクライアント業務登録ファイル12にアクセスし、選択された業務の業務レコードを読取り、その業務レコードに記録されているファイル検索情報122を取り出して保存する。
【0045】
ステップS11で、ファイル検索情報122のデータファイル項目のなかの登録デバイスアドレス1222を用いてそのデータファイルが格納されているファイル入出力装置にアクセスし、そのディレクトリを読取ってデータファイルを特定する。例えば、データファイルが処理期間1221毎に分れている場合には更に処理期間をキーとしてデータファイルを特定する。データファイルが複数個ある場合にはその個数分データファイルの特定を繰返す。
【0046】
ステップS12で、指定された業務を実行するアプリケーションプログラムをメモリに取込んで、その処理業務のコンピュータ処理を実行する。この場合、アプリケーションプログラムは上記ステップS11で特定したデータファイルをアクセスして当該業務処理を実行する。また、アプリケーションプログラムのうちデータ入力モジュールでデータ入力画面を表示してデータ入力を行ない、また、印刷出力モジュールで印刷出力を行なうが、メニュー処理手段30にデータ入力画面表示手段を設けてデータ入力モジュールとリンクさせてデータ入力を行ない、また、メニュー処理手段30に出力方法選択手段を設けて印刷出力モジュール等の出力モジュールとリンクさせて印刷出力等、データの出力を行なうように構成することもできる。
【0047】
また、ステップS9で業務としてファイルメンテナンスを含むデータ管理業務を選択すると、メンテナンス等の必要なデータファイルをデータ管理用アプリケーションプログラムで一括して処理することができる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1におよび請求項4に記載の発明によれば、クライアントからの受託業務とその処理に用いるデータファイルを全クライアントについて効果的に連結したクライアントデータベースを構築してあるので、オペレータはクライアントクライアントからの受託業務を指定したあとはデータファイルの指定なしに処理を開始することができ、従来のようにその都度、クライアントからの受託業務とそれの処理に用いるデータファイル等の指定を行なう煩わしさがなくなり、操作能率が著しく向上した。
また、請求項2に記載の発明によれば、ファイル検索情報は、データファイルを格納したデータ入出力装置を識別する入出力識別子を含むので、オペレータは従来のようにクライアントからの受託業務を処理するためのデータファイルが格納されている入出力装置の指定を行わなくて済み、作業効率が更に向上した。
また、請求項3に記載の発明によれば、クライアントからの受託業務の一つとして対象のクライアント「ファイルメンテナンス」を処理業務として選択するだけで、関連するデータファイルに対してデータ管理用アプリケーションプログラムで一括してメンテナンスを行なうことができるので、メンテナンス漏れがなく、また、メンテナンス作業効率が著しく向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクライアントデータベースを用いてクライアントからの受託業務の処理を行ない得るコンピュータシステムの構成例を示す図である。
【図2】本発明のクライアントデータベースの一実施例の構成を示す図である。
【図3】メニュー処理手段の構成を示すブロック図である。
【図4】メニュー画面の一実施例を示す図である。
【図5】メニュー処理手段の基本的動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 クライアント登録ファイル
12 クライアント業務登録ファイル
421〜430 シンボル
1221 期間(ファイル検索情報)
1222 登録デバイスアドレス(ファイル検索情報)

Claims (4)

  1. クライアントから受託した業務を登録した業務登録ファイルを検索するための検索ポインタとクライアントの固有情報を含むクライアントレコードとをクライアント毎に登録したクライアント登録ファイルと、クライアントから受託した業務の処理に用いるデータファイルを検索するためのファイル検索情報を含む処理業務レコードをクライアントから受託した業務毎に且つクライアント毎に登録したクライアント業務登録ファイルとを有するデータベースと、前記データベースに通信回線を介してアクセス可能な複数のコンピュータ装置からなり、
    前記コンピュータ装置は、
    クライアントから受託した業務をコンピュータで処理するためのアプリケーションプログラムをそれぞれ記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を読み取る読取装置と、
    メニューおよび画像を表示可能な表示装置と、
    操作者の操作により前記表示部に表示されているメニューまたは画像の選択指示が可能な入力装置と、
    前記データベースのクライアント登録ファイルからクライアントの固有情報を取り出して前記表示部に一覧表示するクライアント情報表示手段と、
    前記クライアント情報表示手段により前記表示部に一覧表示されているクライアントの固有情報の中から、前記入力部から入力される選択指示によって選択されたクライアントの識別情報を取得するクライアント識別情報取得手段と、
    前記クライアント識別情報取得手段により取得されたクライアントの識別情報を基に前記データベースのクライアント業務登録ファイルに登録されている処理業務レコードを調べ、業務受託の有無によって処理対象の受託業務を選択するための選択用情報を差別的に前記表示部に表示する処理業務選択用情報表示手段と、
    前記処理業務選択用情報表示手段により前記表示部に表示されている選択用情報を基に前記入力部から入力される選択指示によって選択された処理対象の受託業務で用いるデータファイルを検索するためのファイル検索情報を取得するファイル検索情報取得手段と、
    前記ファイル検索情報取得手段により取得されたファイル検索情報を基に、前記選択された処理対象の受託業務の処理の実行に必要なデータファイルを前記クライアント業務登録ファイルに登録されているデータファイルの中から特定し、該処理対象の受託業務の処理を実行するためのアプリケーションプログラムを前記読取装置を介して前記記録媒体からメモリに取り込んで実行させる選択業務実行制御手段と、
    を備えたことを特徴とする業務処理システム
  2. 前記ファイル検索情報は、データファイルを格納したデータ入出力装置を識別する入出力装置識別子を含むことを特徴とする請求項1に記載の業務処理システム。
  3. 前記入力部から入力される選択指示によって選択される処理対象の受託業務はファイルメンテナンスを含むデータ管理業務であることを特徴とする請求項1に記載の業務処理システム。
  4. 記録媒体を読み取る読取装置と表示装置と入力装置とを備え、クライアントから受託した業務を登録した業務登録ファイルを検索するための検索ポインタとクライアントの固有情報を含むクライアントレコードとをクライアント毎に登録したクライアント登録ファイルと、クライアントから受託した業務の処理に用いるデータファイルを検索するためのファイル検索情報を含む処理業務レコードをクライアントから受託した業務毎に且つクライアント毎に登録したクライアント業務登録ファイルとを有するデータベースに通信回線を介してアクセス可能なコンピュータに、
    前記データベースのクライアント登録ファイルに登録されているクライアントの固有情報をメモリに取り込む第1のステップと、
    前記第1のステップによってメモリに取り込まれたクライアントの固有情報を前記表示部に一覧表示する第2のステップと、
    前記第2のステップにより前記表示部に一覧表示されているクライアントの固有情報の中から、前記入力部から入力される選択指示によって選択されたクライアントの識別情報を取得する第3のステップと、
    前記第3のステップにより取得されたクライアントの識別情報を基に前記データベースのクライアント業務登録ファイルを介して当該クライアントのクライアント業務登録ファイルからそのクライアントの処理業務レコードを取得する第4のステップと、
    前記第4のステップにより取得された処理業務レコードを基に業務受託の有無を判定し、業務受託の有無によって処理対象の受託業務を選択するための選択用情報を差別的に前記表示部に表示する第5のステップと、
    前記第5のステップにより前記表示部に一覧表示されている選択用情報を基に前記入力部から入力される選択指示によって選択された処理対象の受託業務で用いるデータファイルを検索するためのファイル検索情報を取得する第6のステップと、
    前記第6のステップにより取得されたファイル検索情報を基に前記第6のステップで選択された処理対象の受託業務の処理の実行に必要なデータファイルを前記クライアント業務登録ファイルに登録されているデータファイルの中から特定する第7のステップと、
    前記第6のステップで選択された処理対象の受託業務の処理を実行するためのアプリケーションプログラムを前記読取装置を介して前記記録媒体からメモリに取り込んで実行させる第8のステップと、
    を備えたことを特徴とする受託業務実行制御方法
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