JP2023159616A - ダッシュボード作成システム、ダッシュボード作成方法、及びダッシュボード作成プログラム - Google Patents

ダッシュボード作成システム、ダッシュボード作成方法、及びダッシュボード作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】分析の操作を図表のクリックに絞り、分析の処理を抽出・強調に絞ることで、ダッシュボードの設計時のコストを下げることが可能なダッシュボード作成システムを提供することを目的とする。【解決手段】本実施の形態に係るダッシュボード作成システムは、設定画面での開発者の操作に応じて、図表と、クリックイベントと、抽出イベントとを関連付けて登録する抽出イベントマスタと、図表と、クリックイベントと、強調イベントを関連づけて登録する強調イベントマスタのデータを設定する設定手段と、図表に対するクリックイベントが発生すると、前記抽出イベントマスタを参照して、抽出処理を実行し、また、前記強調イベントマスタを参照して、強調処理を実行する表示制御手段と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、ダッシュボード作成システム、ダッシュボード作成方法、及びダッシュボード作成プログラムに関する。
BIツールや経営管理システムでは、企業活動の状況を示すさまざまなデータを統合して表示する管理画面のことを「ダッシュボード」と呼ぶ。従来、ダッシュボードを開発するシステムとして、例えば、特許文献1がある。
特開2021-73556号公報
しかしながら、上記特許文献1では、分析の操作を図表のクリックに絞り、分析の処理を抽出・強調に絞ることで、ダッシュボードの設計時のコストを下げることに関して何ら記載されていない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、分析の操作を図表のクリックに絞り、分析の処理を抽出・強調に絞ることで、ダッシュボードの設計時のコストを下げることが可能なダッシュボード作成システム、ダッシュボード作成方法、及びダッシュボード作成プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えたダッシュボード作成システムであって、前記制御部は、設定画面での開発者の操作に応じて、図表と、クリックイベントと、抽出イベントとを関連付けて登録する抽出イベントマスタと、図表と、クリックイベントと、強調イベントを関連づけて登録する強調イベントマスタのデータを設定する設定手段と、図表に対するクリックイベントが発生すると、前記抽出イベントマスタを参照して、抽出処理を実行し、また、前記強調イベントマスタを参照して、強調処理を実行する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、前記抽出処理及び前記強調処理の対象は、異常値判定用の業務データであることにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記設定画面は、GUIであることにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記制御部は、図表ID、図表名、図表種類ID、データ取得IDを関連付けて登録した図表マスタと、図表ID、グラフ・マップ作成定義を関連付けて登録したグラフ・マップマスタと、データ取得ID、データ取得名、ストアドプロシージャ名を関連付けて登録したデータ取得マスタと、データ取得ID、列番号、列名を関連付けて登録したデータ取得列マスタと、異常値判定用の業務データと、にアクセス可能に構成されており、前記抽出イベントマスタの抽出イベントは、抽出データ値ID、抽出対象図表ID、抽出対象列番号を含み、前記表示制御手段は、図表に対するクリックイベントが発生すると、クリックされた図表ID、クリックタイプ、取得できる値を取得して、前記図表マスタ、前記グラフ・マップマスタ、前記データ取得マスタ、前記データ取得列マスタ、前記抽出イベントマスタを参照して、グラフ・マップを描画して抽出処理を実行することを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、前記表示制御手段は、前記抽出イベントマスタの抽出対象列の抽出で使用する値を、描画したグラフ・マップのタイトルに表示することにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記強調イベントマスタの強調イベントは、強調対象図表ID、強調対象項目ID、強調条件データ値ID、対象の色、対象外の色、対象の透明度、対象外の透明度を含み、前記表示制御手段は、前記強調イベントマスタを参照して、描画されたグラフ・マップに対して強調処理を実行することにしてもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置で実行されるダッシュボード作成方法であって、前記制御部において実行される、設定画面での開発者の操作に応じて、図表と、クリックイベントと、抽出イベントとを関連付けて登録する抽出イベントマスタと、図表と、クリックイベントと、強調イベントを関連づけて登録する強調イベントマスタのデータを設定する設定工程と、図表に対するクリックイベントが発生すると、前記抽出イベントマスタを参照して、抽出処理を実行し、また、前記強調イベントマスタを参照して、強調処理を実行する表示制御工程と、を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置で実行させるためのダッシュボード作成プログラムであって、前記制御部において、設定画面での開発者の操作に応じて、図表と、クリックイベントと、抽出イベントとを関連付けて登録する抽出イベントマスタと、図表と、クリックイベントと、強調イベントを関連づけて登録する強調イベントマスタのデータを設定する設定工程と、図表に対するクリックイベントが発生すると、前記抽出イベントマスタを参照して、抽出処理を実行し、また、前記強調イベントマスタを参照して、強調処理を実行する表示制御工程と、を実行させるためのダッシュボード作成プログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、分析の操作を図表のクリックに絞り、分析の処理を抽出・強調に絞ることで、ダッシュボードの設計時のコストを下げることが可能になるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態に係るダッシュボード作成システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の全体の処理の一例を示すフロー図である。 図3は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図4は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図5は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図6は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図7は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図8は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図9は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図10は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図11は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図12は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図13は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図14は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図15は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図16は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図17は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図18は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図19は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図20は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図21は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図22は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図23は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図24は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図25は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図26は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図27は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図28は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図29は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図30は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図31は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図32は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図33は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図34は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図35は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図36は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図37は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図38は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図39は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図40は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図41は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図42は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図43は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図44は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図45は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図46は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図47は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図48は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図49は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図50は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図51は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図52は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図53は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図54は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図55は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図56は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図57は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図58は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図59は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図60は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図61は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図62は、本実施形態に係るダッシュボード作成システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
従来、ダッシュボードを開発する場合に以下の2つの課題がある。1点目は、ダッシュボードの操作動線に関する設計は自由度が高いため専門的な知識が必要になることである。効率的な判定結果分析を行うには、適切な操作動線が設計されたダッシュボードが必要である。しかしながら、考えられる操作動線は多数あり、自由度が高いため設計が難しい。そのため設計するにあたり、UI・UXの知識が必要になってしまう。
2点目は、ダッシュボード毎にプログラミングによる開発が発生してしまうことである。判定手法ごとに適切な操作動線は異なるため、判定手法ごとにダッシュボードの開発を行う必要がある。この場合、ダッシュボードが設計されるたびに開発工程が必要になりコストが膨大になってしまう。
そこで、本発明では、ダッシュボードの操作動線を、異常値判定分析に必要なもののみに絞り汎用化した。また操作動線をGUIで設定できるようにした。
これにより、分析の操作を図表のクリックに絞り、分析の処理を抽出・強調に絞ったことで設計時のコストを下げることが可能となる。また、操作動線の設定をGUI上で行えるようにしたことにより開発コストを下げることが可能となる。
本発明のダッシュボード作成システムは、全業界・全業種に適用可能である。
[2.構成]
図1は、本実施の形態のダッシュボード作成システム(Webサーバ)100の構成の概略を示す図である。図1において、ダッシュボード作成システム(Webサーバ)100と、開発者端末(クライアント)400・・・、サーバ200は、ネットワーク300に接続されており、互いにデータ通信可能に構成されている。以下、ダッシュボード作成システム100を「Webサーバ」、開発者端末400を「クライアント」と称する場合がある。
ダッシュボード作成システム100は、開発者端末400・・・に、ダッシュボード開発のプラットフォーム(ツール)を提供するものであり、ダッシュボードを生成するための設定画面(例えば、Webページ)を提供する。
開発者端末400・・・は、開発者がダッシュボード作成システム100にアクセスして、ダッシュボードを作成させるためのものである。開発者端末400・・・は、例えば、ブラウザを使用して、ダッシュボード作成システム100から提供される設定画面で操作を行う。
ダッシュボード作成システム100は、例えば、ワークステーションや市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータ等である。
ダッシュボード作成システム100は、図1に示すように、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。ダッシュボード作成システム100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、ダッシュボード作成システム100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、ダッシュボード作成システム100と、開発者端末400・・・サーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース(DB)、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、DB106aを備えている。
DB106aは、図表種類マスタ106a1、図表強調項目マスタ106a2、図表種類強調項目マッピングマスタ106a3、図表クリックイベントマスタ106a4、図表種類クリックイベントマッピングマスタ106a5、図表クリックイベント取得可能値マスタ106a6、ダッシュボード定義マスタ106a7、データ取得マスタ106a8、データ取得列マスタ106a9、図表配置マスタ106a10、図表マスタ106a11、折れ線グラフマスタ106a12、棒グラフマスタ106a13、積み上げ棒グラフマスタ106a14、面グラフマスタ106a15、積み上げ面グラフマスタ106a16、円グラフマスタ106a17、散布図マスタ106a18、ヒートマップマスタ106a19、横棒グラフマスタ106a20、表列ヘッダマスタ106a21、抽出イベントマスタ106a22、強調イベントマスタ106a23と、データソース106bと、データファイル106cとを備えている。
データソース106bは、例えば、異常値判定用の業務データである。異常値判定用の業務データは、抽出処理や強調処理の際に使用される。
制御部102は、ダッシュボード作成システム100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、記憶部106に格納されているDB106aにアクセス可能に構成されている。なお、DB106aは、他の場所(例えば、サーバ200)に設けられていてもよく、制御部102がアクセス可能な構成であればよい。
制御部102は、機能概念的に、設定部102aと、表示制御部102bとを備えている。
設定部102aは、開発者端末400に提供する設定画面での開発者の操作に応じて、図表と、クリックイベントと、抽出イベントとを関連付けて登録する抽出イベントマスタ106a22と、図表と、クリックイベントと、強調イベントを関連づけて登録する強調イベントマスタ106a23のデータを設定して、抽出イベントマスタ106a22と強調イベントマスタ106a23を作成して、DB106aに登録する。抽出処理及び強調処理の対象は、異常値判定用の業務データであることにしてもよい。また、設定画面は、GUIであることにしてもよい。
表示制御部102bは、図表に対するクリックイベントが発生すると、抽出イベントマスタ106a22を参照して、抽出処理を実行し、また、強調イベントマスタ106a23を参照して、強調処理を実行する。
抽出イベントマスタの抽出イベントは、抽出データ値ID、抽出対象図表ID、抽出対象列番号を含むことにしてもよく、表示制御部102bは、図表に対するクリックイベントが発生すると、クリックされた図表ID、クリックタイプ、取得できる値を取得して、図表マスタ106a11、グラフ・マップマスタ(折れ線グラフマスタ106a12、棒グラフマスタ106a13、積み上げ棒グラフマスタ106a14、面グラフマスタ106a15、積み上げ面グラフマスタ106a16、円グラフマスタ106a17、散布図マスタ106a18、ヒートマップマスタ106a19、横棒グラフマスタ106a20の総称)、データ取得マスタ106a8、データ取得列マスタ106a9、抽出イベントマスタ106a22を参照して、グラフ・マップを描画して抽出処理を実行することにしてもよい。
表示制御部102bは、抽出イベントマスタ106a22の抽出対象列の抽出で使用する値を、描画したグラフ・マップのタイトルに表示することにしてもよい。
また、強調イベントマスタ106a23の強調イベントは、強調対象図表ID、強調対象項目ID、強調条件データ値ID、対象の色、対象外の色、対象の透明度、対象外の透明度を含むことにしてもよく、表示制御部102bは、強調イベントマスタ106a23を参照して、描画されたグラフ・マップに対して強調処理を実行することにしてもよい。
[3.具体例]
本実施の形態のダッシュボード作成システム100の制御部102の処理の具体例について、図2~図62を参照して説明する。
[3-1.全体の処理フロー]
ここで、図2を参照して、本実施の形態におけるダッシュボード作成システム100の制御部102の全体の処理の一例について説明する。図2は、本実施の形態におけるダッシュボード作成システム100の制御部102の全体の処理の一例を示すフローチャートである。
設定部102aは、ダッシュボード設定処理を実行する(ステップS1)。具体的には、ダッシュボード設定処理では、設定部102aは、開発者端末400に提供する設定画面での開発者の操作に応じて、図表と、クリックイベントと、抽出イベントとを関連付けて登録する抽出イベントマスタ106a22と、図表と、クリックイベントと、強調イベントを関連づけて登録する強調イベントマスタ106a23のデータを設定して、抽出イベントマスタ106a22と強調イベントマスタ106a23を作成して、DB106aに登録する。抽出処理及び強調処理の対象は、異常値判定用の業務データであることにしてもよい。また、設定画面は、GUIであることにしてもよい。
表示制御部102bは、プレビュー処理を実行する(ステップS2)。具体的には、プレビュー処理では、表示制御部102bは、図表に対するクリックイベントが発生すると、抽出イベントマスタ106a22を参照して、抽出処理を実行し、また、強調イベントマスタ106a23を参照して、強調処理を実行する。
この場合、抽出イベントマスタの抽出イベントは、抽出データ値ID、抽出対象図表ID、抽出対象列番号を含むことにしてもよく、表示制御部102bは、図表に対するクリックイベントが発生すると、クリックされた図表ID、クリックタイプ、取得できる値を取得して、図表マスタ106a11、グラフ・マップマスタ、データ取得マスタ106a8、データ取得列マスタ106a9、抽出イベントマスタ106a22を参照して、グラフ・マップを描画して抽出処理を実行することにしてもよい。
また、表示制御部102bは、抽出イベントマスタ106a22の抽出対象列の抽出で使用する値を、描画したグラフ・マップのタイトルに表示することにしてもよい。
また、強調イベントマスタ106a23の強調イベントは、強調対象図表ID、強調対象項目ID、強調条件データ値ID、対象の色、対象外の色、対象の透明度、対象外の透明度を含むことにしてもよく、表示制御部102bは、強調イベントマスタ106a23を参照して、描画されたグラフ・マップに対して強調処理を実行することにしてもよい。
[3-2.ポイント]
ダッシュボード作成システム100のポイントを図3~図18を参照して説明する。図3は、ダッシュボードの一例を示す図である。図3に示すダッシュボードは、3つの図表からなる。Figure1は、担当者別・月別に売上金額を集計し、担当者ごとの推移を表示している。Figure2は、特定の担当者のみで月別売上金額を表示している。Figure3は、特定の年月における、担当者別・支払先別の売上金額をヒートマップで表示している。
例えば、Figure1において、担当者Bの2021/03の売上金額が突出している。そのため、分析者はこのデータについてより細かい分析を進める想定とする。具体的には、Figure2において担当者Bのデータを抽出したい。Figure3において2021/03、担当者Bのデータを抽出したい。Figure1の担当者Bを強調したい。Figure1の2021/03を強調したい。Figure2の2021/03を強調したい。
これに対する施策を、(1)ダッシュボードの挙動と、(2)ダッシュボードの設定に分けて説明する。
(1)ダッシュボードの挙動について、以下の施策を施した。
1.ダッシュボード操作による処理の候補を、異常値判定分析に必要なもののみに絞ったこと
2.ダッシュボード操作の方法を、異常値判定分析に必要十分なもののみに絞ったこと
3.選択されているデータの表現方法の工夫
1.ダッシュボード操作による処理の候補を、異常値判定分析に必要なもののみに絞ったことについて詳細に説明する。本発明では、操作による処理を、異常値判定分析に必要な2パターン(「抽出」と「強調」)に絞り、強調表示する箇所や強調方法をパターン化した。
「抽出」とは、図表のデータソースのうち特定の列を特定の値で絞り、表示することである。図4及び図5を参照して、「抽出」を説明する。ダッシュボード例では、図4に示すように、Figure2-1は、データソースの全担当者の売上データのうち、「担当者コード」列がT001の値のデータのみを表示している。
他方、着目したい担当者Bで表示したい場合は、図5のFigure2-2のように表示する。
「強調」とは、着目対象のデータを図表上で濃く表示し目立たせるように表示すること、又は、反対に着目対象外のデータを淡く表示し目立たないように表示することである。図6を参照して、「強調」を説明する。図6は、強調のパターン化の例を示す図である。図6では、単一棒グラフ、積み上げ棒グラフ、集合棒グラフ、折れ線グラフ、面グラフ
積み上げ面グラフ、散布図、円グラフ、ヒートマップ、横棒グラフに対して、x軸強調、凡例強調、棒強調、点強調、セル強調、行強調の設定可能の有無が示されている。
なお、集合棒グラフは使用しない。複数系列(凡例)の棒が乱立することで、異常判定結果のグラフ表現として不適切なため不要としている。
x軸強調は、対象のx軸の背景色/透明度を指定する。凡例強調は、対象の凡例と対象外の凡例の色/透明度を指定する。点強調は、対象の点の色/透明度を指定する。棒強調は、対象の棒と対象外の棒の色/透明度を指定する。セル強調は、対象のセルの背景色/透明度を指定する。行強調は、対象の行の背景色/透明度を指定する。
図7及び図8は、ダッシュボードの強調の例を示す図であり、図7は、強調前、図8は、強調後を示している。
2.ダッシュボード操作の方法を、異常値判定分析に必要十分なもののみに絞ったことについて説明する。本発明では、異常値判定分析に着目した場合必要十分な操作が行えるため、操作方法を図表のクリックイベントに絞り、各図表で設定できるクリックイベントを絞り、各クリックイベントで取得できる値を絞っている。また、クリックイベント・取得する値の設定をGUIで設定できるようにした。
操作方法をクリックイベントに絞った理由は、直感的にダッシュボードを操作できるようにするためである。
図9は、各図表で設定できる各クリックイベント(x軸クリック、凡例クリック、棒クリック、点クリック、セルクリック)と、各クリックイベントで取得可能な値(x軸値、凡例コード、凡例値、行番号)を示している。x軸クリックでは、x軸値、凡例クリックでは、凡例コード、凡例値、棒クリックでは、x軸値、凡例コード、凡例値、点クリックでは、x軸値、凡例コード、凡例値、セルクリックでは、行番号を取得することができる。
図10~図13は、クリックイベントで取得できる値の例示している。例えば、図10において、クリックイベント「凡例クリック」では、例えば、担当者Bをクリックすると、凡例コード「T002」、凡例値「担当者B」を取得できる。クリックイベント「x軸クリック」では、例えば、2021/05付近のx軸をクリックすると、x値「2021/05」を取得できる。クリックイベント「点クリック」では、例えば、担当者Bのグラフの2021/03付近の点をクリックすると、凡例コード「T002」、凡例値「担当者B」、x値「2021/03」を取得できる。
3.抽出条件として選択されているデータの表現方法の工夫を説明する。本発明では、図表のデータソースがデータ選択状態により抽出されている場合、図表タイトルに抽出に使用している条件値を表示し、自動でタイトルに抽出条件を表示する。図14は、選択前と選択後の表示例を示している。図14において、選択後では、抽出に使用している「担当者B」が表示されている。
(2)ダッシュボードの設定について
「ダッシュボードの設計画面のUI操作性の工夫」について説明する。上記のダッシュボード表現及び操作方法を単純化したことに応じて、それらをより効率的に設計しやすいよう、以下のポイントを工夫した。本発明では、GUI上で設定できるようにし、設定の流れを一般化することで、図表の種類によらず1画面で設定ができるようにし、さらに、プレビュー表示により、設定内容の確認ができるようにした。
本ダッシュボード作成システム100では、設定の流れを以下のように一般化した。
1.設定したい図表を選択する。
2.設定したいイベントクリックを選択する。
3.クリックされたタイミングで各図表が行う処理を、抽出・強調から選択する。
4.(1)抽出の場合、抽出対象列と抽出値を選択する。
抽出対象列は、図表のデータソースから選択する。
抽出値は、クリックイベントで取得できる値の中から選択する。
(2)強調の場合、強調項目と強調方法、強調対象を絞る列、強調対象を絞る値を選択する。
強調項目と強調方法は、図表ごとに決まっている選択肢から選ぶ。
強調対象を絞る列は、図表のデータソースから選択する。
強調対象を絞る値は、クリックイベントで取得できる値の中から選択する。
図15は、抽出設定画面の例を示している。図15において、エリアA1で1.設定したい図表を選択する。エリアA2で、2.設定したいイベントクリックを選択する。イベントをクリックのみにしたことでUIを単純化した。図表の種類ごとに選択可能なクリックイベントは異なるが、一般化することで表形式で表示可能にした。これにより、1画面で様々な種類の図表の設定ができ、設定画面操作の学習コストを下げた。エリアA3では、3.各図表が行う処理を抽出・強調から選択することができる。同図では、抽出が選択されている。エリアA3において、4.(1)抽出の場合、抽出対象列と抽出値を選択する。抽出対象列は、図表のデータソースから選択する。抽出値は、クリックイベントで取得できる値の中から選択する。図表の種類×クリックイベントごとに使用可能な項目は異なるが、一般化することで表形式で表示可能にした。これにより、1画面で様々な図表の種類×クリックイベントの設定ができ、設定画面操作の学習コストを下げた。エリアA4では、設定された内容をプレビューで動作確認ができるようにした。これにより、設定者の期待通りのダッシュボードを作成しやすくなる。
図16は、強調設定画面の例を示している。図15と共通する説明は省略する。エリアA3では、強調が選択されている。エリアA3において、4.(2)強調の場合、強調箇所と強調方法、強調対象を絞る列、強調対象を絞る値を選択する。「項目名」は、強調したい図表の項目を選択する。「使用項目」は、強調対象を抽出するために使用する値を設定する。「強調対象」は、着目したいデータの色、透明度を設定する。「強調対象外」は、着目しないデータの色、透明度を設定する。
項目名や使用項目は、図表の種類、クリックイベントによって選択可能な項目は異なるが、一般化することにより表形式で表示可能にした。これにより、1画面で様々な図表の種類×クリックイベントの設定ができ、設定画面操作の学習コストを下げることができる。
図17及び図18を参照して、プレビューの例を説明する。図17は、クリック前の画面の例を示している。図17において、Figure1の「担当者B×2021/03」の点クリックを実行すると、図18に示すような画面が表示される。図18において、Figure1では、強調について、クリックされた点で取得された凡例コード(=担当者Bのコード)により、担当者B以外の凡例が透明度200になる。クリックされた点で取得されたx値(=2021/03)により、2021/03のx軸が灰色で表示される。
Figure2では、強調について、クリックされた点で取得されたx値(=2021/03)により、2021/03のx軸が灰色で表示され、2021/03以外の棒の透明度が200になる。抽出についてクリックされた点で取得された凡例コード(=担当者Bのコード)により、Figure2のデータソースの担当者コード列で抽出がかかり、担当者Bのみが表示される。また、タイトル部分に抽出条件値の「担当者B」が表示される。
Figure3では、抽出について、クリックされた点で取得された凡例コード(=担当者Bのコード)により、Figure3のデータソースの担当者コード列で抽出がかかり、担当者Bのみが表示される。クリックされた点で取得されたx値(=2021/03)により、Figure3のデータソースの会計年月列で抽出がかかり、2021/03 のみが表示される。タイトル部分に抽出条件値の「2021/03 担当者B」が表示される。
「3-3.マスタ構成]
図19~図41を参照して、ダッシュボード作成システム100のマスタ構成を説明する。マスタには、システムによって事前に定められている統一挙動設定のマスタ、事前に設定されている必要のあるテーブル、本実施例で設定するマスタがあり、以下順に説明する。図19~図41は、各マスタの構成例を示す図である。
(システムによって事前に定められている統一挙動設定のマスタ)
図表種類マスタ106a1は、図表の種類を管理するためのマスタであり、図19に示すように、図表種類IDと図表種類名を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。同図に示す例では、1行目は、図表種類ID「Bar」、図表種類名「単一棒グラフ」となっている。
図表強調項目マスタ106a2は、図表の強調可能項目を管理するためのマスタであり、図20に示すように、強調項目IDと、強調項目名を関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。同図に示す例では、1行目は、強調項目「IDXAxisHighlight」、強調項目名「x軸強調」となっている。
図表種類強調項目マッピングマスタ106a3は、図表種類マスタ106a1の各図表種類が、図表強調項目マスタのどの項目を使用できるかについて管理するためのマスタであり、図21に示すように、図表種類IDと強調項目IDを関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。同図に示す例では、1行目は、図表種類ID「Bar」、強調項目ID「XAxisHighlight」となっている。
図表クリックイベントマスタ106a4は、クリックイベントを管理するためのマスタであり、図22に示すように、クリックイベントIDとクリックイベント名を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。同図に示す例では、1行目は、クリックイベントID「XAxisClick」、クリックイベント名「x軸クリック」となっている。
図表種類クリックイベントマッピングマスタ106a5は、図表種類マスタの各図表種類が、図表クリックイベントマスタのどのクリックイベントを使用できるかについて管理するためのマスタであり、図23に示すように、図表種類IDとクリックイベントIDを関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。同図に示す例では、1行目は、図表種類ID「Bar」、クリックイベントID「XAxisClick」となっている。
図表クリックイベント取得可能値マスタ106a6は、図表クリックイベントマスタの各クリックイベントで取得できる値を管理するためのマスタであり、図24に示すように、クリックイベントID、取得可能値ID、取得可能値名を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。同図に示す例では、1行目は、クリックイベントID「XAxisClick」、取得可能値ID「XValue」、取得可能値名「x値」となっている。
(事前に設定されている必要のあるマスタ)
ダッシュボード定義マスタ106a7は、ダッシュボード定義を管理するためのマスタであり、図25に示すように、ダッシュボード定義ID、ダッシュボード名、異常判定定義IDを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。同図に示す例では、1行目は、ダッシュボード定義ID「Dashboard1」、ダッシュボード名「ダッシュボード1」、異常判定定義ID「AbnormalJudgement1」となっている。
データ取得マスタ106a8は、データ取得定義を管理するためのマスタであり、図26に示すように、データ取得ID、データ取得名、ストアドプロシージャ名を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。ここで、「データ取得ID」は、データ取得定義を一義的に決めるID、「データ取得名」は、データ取得定義の名前、「ストアドプロシージャ名」は、データ取得定義で実行するストアドプロシージャ名である。同図に示す例では、1行目は、データ取得ID「DataSelection1」、データ取得名「担当者×会計年月別の売上金額」、ストアドプロシージャ名「StoredProcedure1」となっている。
データ取得列マスタ106a9は、データ取得定義マスタ106a8の各定義で取得される列情報を管理するためのマスタであり、図27に示すように、データ取得ID、列番号、列名を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。「データ取得ID」は、データ取得定義マスタのIDであり、紐づくデータ取得マスタ106a8のデータを表す。「列番号」は、連番である。「列名」は、列の名前である。同図に示す例では、1行目は、データ取得ID「DataSelection1」、列番号「0」、列名「会計年月」となっている。
図表配置マスタ106a10は、ダッシュボード上の図表配置を管理するためのマスタであり、図28に示すように、ダッシュボード定義ID、図表ID、Top、Left、幅、高さを関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。「ダッシュボード定義ID」は、図表を配置するダッシュボード定義IDである。「図表ID」は、ダッシュボードに配置する図表定義IDである。「Top」は、図表配置時の垂直方向の位置であり、上端からの距離を指定する。「Left」は、図表配置時の水平方向の位置であり、左端からの距離を指定する。「幅」は、図表の幅である。「高さ」は、図表の高さである。同図に示す例では、1行目は、ダッシュボード定義ID「Dashboard1」、図表ID「Figure1」、Top「0px」、Left「0px」、幅「300px」、高さ「100px」となっている。
図表マスタ106a11は、図表定義を管理するためのマスタであり、図29に示すように、図表ID、図表名、図表種類ID、データ取得IDを関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。「図表ID」は、図表定義を一意に決めるIDである。「図表名」は、図表定義の名前であり、タイトルとして使用する。「図表種類ID」は、図表種類マスタのIDであり、図表定義の図表種類を表す。「データ取得ID」は、データ取得マスタのIDであり、図表定義のデータソースとして使用するデータ取得定義を表す。同図に示す例では、1行目は、図表ID「Figure1」、図表名「担当者別の売上金額推移」、図表種類ID「Polyline」、データ取得ID「DataSelection1」となっている。
折れ線グラフマスタ106a12は、図表定義のうち、折れ線グラフに関する定義を管理するためのマスタであり、図30に示すように、図表ID、x軸データ列番号、y軸データ列番号、凡例コードデータ列番号、凡例値データ列番号を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。「図表ID」は、図表マスタのうち、折れ線グラフ定義が紐づくレコードのIDである。「x軸データ列番号」は、データソースのうち、x軸に使用する列の番号である。「y軸データ列番号」は、データソースのうち、y軸に使用する列の番号である。「凡例コードデータ列番号」は、データソースのうち、凡例コードに使用する列の番号である。「凡例値データ列番号」は、データソースのうち、凡例値に使用する列の番号である。同図に示す例では、1行目は、図表ID「Figure1」、x軸データ列番号「0:会計年月」、y軸データ列番号「3:売上金額」、凡例コードデータ列番号「1:担当者コード」、凡例値データ列番号「2:担当者名」である。
棒グラフマスタ106a13は、図表定義のうち、棒グラフに関する定義を管理するためのマスタであり、図31に示すように、図表ID、x軸データ列番号、y軸データ列番号を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。同図に示す例では、1行目は、図表ID「Figure2」、x軸データ列番号「0:会計年月」、y軸データ列番号「3:売上金額」となっている。
積み上げ棒グラフマスタ106a14は、図表定義のうち、積み上げ棒グラフに関する定義を管理するためのマスタであり、図32に示すように、図表ID、x軸データ列番号、y軸データ列番号、凡例コードデータ列番号、凡例値データ列番号を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
面グラフマスタ106a15は、図表定義のうち、面グラフに関する定義を管理するためのマスタであり、図33に示すように、図表ID、x軸データ列番号、y軸データ列番号、凡例コードデータ列番号、凡例値データ列番号を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
積み上げ面グラフマスタ106a16は、図表定義のうち、積み上げ面グラフに関する定義を管理するためのマスタであり、図34に示すように、図表ID、x軸データ列番号、y軸データ列番号、凡例コードデータ列番号、凡例値データ列番号を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
円グラフマスタ106a17は、図表定義のうち、円グラフに関する定義を管理するためのマスタであり、図35に示すように、図表ID、値データ列番号、凡例コードデータ列番号、凡例値データ列番号を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
散布図マスタ106a18は、図表定義のうち、散布図に関する定義を管理するためのマスタであり、図36に示すように、図表ID、x軸データ列番号、y軸データ列番号、凡例コードデータ列番号、凡例値データ列番号を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
ヒートマップマスタ106a19は、図表定義のうち、ヒートマップに関する定義を管理するためのマスタであり、図37に示すように、図表ID、x軸データ列番号、グラデーションデータ列番号を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。同図に示す例では、1行目は、図表ID「Figure3」、x軸データ列番号「4:支払先名」、グラデーションデータ列番号「5:売上金額」となっている。
横棒グラフマスタ106a20は、図表定義のうち、横棒グラフに関する定義を管理するためのマスタであり、図38に示すように、図表ID、x軸データ列番号、グラデーションデータ列番号を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
表列ヘッダマスタ106a21は、ヒートマップマスタ又は横棒グラフマスタの列ヘッダー情報を管理するためのマスタであり、図39に示すように、図表ID、列番号、データ列番号を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。「図表ID」は、図表マスタのうち、ヒートマップ定義又は横棒グラフ定義が紐づくレコードのIDである。「列番号」は、連番であり、列ヘッダーとして表示する順番に使用する。「データ列番号」は、データソースのうち、列ヘッダーに使用する列の番号である。同図に示す例では、1行目は、図表ID「Figure3」、列番号「1」、データ列番号「1:担当者コード」となっている。
(本実施例で設定するマスタ)
抽出イベントマスタ106a22は、図表定義マスタの各レコードに紐づく、抽出イベント定義を管理するためのマスタであり、図40に示すように、図表ID、クリックイベントID、抽出データ値ID、抽出対象図表ID、抽出対象列番号を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
「図表ID」は、図表マスタのうち、抽出イベントを発火させる図表定義のIDである。「クリックイベントID」は、図表クリックイベントマスタのうち、抽出イベント定義が紐づくレコードIDである。「抽出データ値ID」は、図表クリックイベント取得可能値マスタのうち、抽出イベントで使用する取得可能値のIDである。「抽出対象図表ID」は、図表マスタのうち、抽出イベントで抽出が実行される図表定義IDである。「抽出対象列番号」は、データ取得列マスタのうち、抽出を実行する列の番号である(データ取得定義は、図表ID列に紐づく図表定義のデータ取得定義ID列より取得する。)。同図に示す例では、1行目は、図表ID「Figure1」、クリックイベントID「PointClick」、抽出データ値ID「LegendCode」、抽出対象図表ID「Figure2」、抽出対象列番号「1:担当者コード」となっている。
強調イベントマスタ106a23は、図表マスタ106a11の各レコードに紐づく、強調イベント定義を管理するためのマスタであり、図41に示すように、図表ID、クリックイベントID、強調対象図表ID、強調対象項目ID、強調条件データ値ID、対象の色、対象外の色、対象の透明度、対象外の透明度を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。「図表ID」は、図表マスタのうち、強調イベントを発火させる図表定義のIDである。「クリックイベントID」は、図表クリックイベントマスタのうち、強調イベント定義が紐づくレコードIDである。「強調対象図表ID」は、図表マスタのうち、強調イベントで強調が実行される図表定義IDである。「強調対象項目ID」は、図表強調項目マスタのうち、強調イベントで強調が実行される図表強調項目定義IDである。「強調条件データ値ID」は、図表クリックイベント取得可能値マスタのうち、強調対象の抽出に使用する取得可能値のIDである。「対象の色」は、強調対象の色である。「対象外の色」は、強調対象外の色である。「対象の透明度」は、強調対象の透明度である。「対象外の透明度」は、強調対象外の透明度である。同図に示す例では、1行目は、図表ID「Figure1」、クリックイベントID「PointClick」、強調対象図表ID「Figure1」、強調対象項目ID「LegendHighlight」、強調条件データ値ID「LegendCode」、対象の透明度「0」、対象外の透明度「200」となっている。
[3-4.システム制御]
図42~図54を参照して、ダッシュボード作成システム100のシステム制御を説明する。システム制御では、[3-3.マスタ構成]で示したマスタを登録する設定画面の流れを説明する。
図42は、「事前に設定されている必要のあるマスタ」、「本実施例で設定されるマスタ」の設定画面についての画面遷移図の例を示す図である。図42の(A)~(C)のダッシュボード定義設定画面、データ取得定義設定画面、図表設定・レイアウト設定画面で、「事前に設定されている必要のあるマスタ」の設定を行い、図42(D)の図表クリック設定画面で「本実施例で設定されるマスタ」の設定を行う。本発明で特徴となる画面は、図表クリック設定画面である。
図43~図54を参照して、図表クリック設定画面でのシステム制御を説明する。(1)抽出イベントマスタの作成方法、(2)強調イベントマスタの作成方法、(3)プレビューの動作の順に説明する。
図43を参照して、(1)抽出イベントマスタの作成方法を説明する。図43は、抽出イベントマスタの作成方法を説明するための図表クリック設定画面の表示例を示す図である。図43において、エリアA1において、(1)図表マスタ106a11の図表からクリックイベントを設定したい図表を選択する。エリアA2において、(2)(1)で選択した図表の図表種類から選択できるクリックイベントが表示される。この中から設定したいクリックイベントを選択する。エリアA3において、(3)選択した図表からクリック時に抽出をかけたい図表を選択する。(4)選択した図表に紐づくデータ取得定義のデータ取得列定義の一覧から抽出をかけたい項目を選択する。(5)(1)(2)で選択した内容から、図表種類とクリックイベントが決まる。これにより、取得できる項目を一覧表示し、使用したい項目を選択する。
このようにして、図表クリック設定画面での操作により、例えば、図44に示すような抽出イベントマスタ102a22が作成される。
図45を参照して、(1)強調イベントマスタの作成方法を説明する。図45は、強調イベントマスタの作成方法を説明するための図表クリック設定画面の表示例を示す図である。図45において、図43と共通する部分の説明を省略する。エリアA3において、(3)選択した図表からクリック時に強調をかけたい図表を選択する。(4)(3)で選択した図表の図表種類から強調箇所を一覧で表示し、強調したい箇所を選択する。(5)(1)と(2)で選択した内容から、図表種類とクリックイベントが決まる。これより取得できる項目が決定される。取得できる項目を一覧表示し、使用したい項目を選択する。(6)強調方法を対象・対象外で設定する。また、色と透明度で設定する。
このようにして、図表クリック設定画面での操作により、例えば、図46に示すような強調イベントマスタ102a23が作成される。
図47~図54を参照して、プレビューの動作を説明する。図47に示す図表クリック設定画面の下部のエリアA4にプレビューを表示する。これまで設定したデータ取得定義・図表定義・抽出イベント定義・強調イベント定義に基づいてプレビューを表示する。
プレビュー動作の処理の流れを説明する。プレビュー動作では、以下の処理が行われる。
(1)図表クリック時、クリックされた図表ID、クリックタイプ、選択された値をWebサーバに送る。
(2)図表ID、クリックタイプから抽出イベントマスタ・強調イベントマスタのデータを取得する。
(3)各図表の図表定義・データ取得定義を取得する。
(4)データ取得定義より図表描画用のデータを取得する。
(5)抽出イベントマスタを用いて、図表描画用データを抽出する。
(6)図表描画用データ・図表マスタより図表を作成する。
(7)強調イベントマスタを用いて、作成した図表のスタイルを変更する。
各処理の詳細を説明する。
(1)図表クリック時、クリックされた図表ID、クリックタイプ、選択された値をWebサーバに送る。例えば、図48において、担当者別売上金額Figure1の担当者Bのグラフの2021/03の点がクリックされると、クリックされた図表ID「Figure1」、クリックイベントID「PointClick(点クリック)」、取得できる値「凡例コード→T002」、凡例値「担当者B」、x値「2021/03」を取得して、Webサーバに送る。Webサーバでは以下の処理が行われる。
(2)図表ID、クリックタイプから抽出イベントマスタ106a22・強調イベントマスタ106a23のデータを取得する。例えば、図49に示すように、図表ID「Figure1」、クリックイベントID「PointClick(点クリック)」をキーとして、抽出イベントマスタ106a22から1~3行目のデータを取得し、強調イベントマスタ106a23から1~4行目のデータを取得する。
(3)各図表の図表定義・データ取得定義を取得する。処理する図表は、Figure1~3であるが、説明の簡略化のため、以下では、Figure2を例についてのみ記載する。例えば、図50に示すように、図表ID「Figure2」をキーとして、図表マスタ106a11から2行目のデータを取得し、棒グラフマスタ106a13から1行目のデータを取得する。また、図表マスタ106a11から取得したデータ取得ID「DataSelection1」をキーとして、データ取得マスタ106a8の1行目のデータを取得し、データ取得列マスタ106a9から1~4行目のデータを取得する。
(4)データ取得定義より図表描画用のデータを取得する。例えば、図51に示すように、データ取得列マスタ106a9から取得したストアドプロシージャ名「storedprocedure1」をキーとして、データソース106bの業務データを特定し、特定した業務データから、データ取得列マスタ106a9から取得した列番号「0」、列名「会計年月」、列番号「1」、列名「担当者コード」、取得した列番号「2」、列名「担当者名」、列番号「3」、列名「売上金額」の列のデータを抽出して図表描画用のデータを取得する。
(5)抽出イベントマスタ106a22を用いて、図表描画用のデータから図表描画用
データを抽出する。例えば、図52に示すように、抽出イベントマスタ106a22のうち、抽出対象図表ID=Figure2のデータを使用する。図表描画用データを以下のように抽出する。抽出イベントマスタ106a22の抽出対象列番号=選択された値「1:担当者コード」のうち、抽出イベントマスタ106a22で抽出に使用する値「担当者コード=T002」を使用して、図表抽出用データを抽出する。
(6)図表描画用データ及び図表マスタ106a11より図表を作成する。例えば、図53に示すように、図表マスタ106a11、棒グラフマスタ106a13、図表描画用データに基づいて、棒グラフを作成し、抽出条件値に使用した担当者B(=T002)が図表タイトルに表示される。
(7)強調イベントマスタ106a23を用いて、作成した図表のスタイルを変更する。
例えば、図54に示すように、強調イベントマスタ106a23は、対象の色を「#808080」、透明度「200」とする設定となっているため、2021/03のx軸部分が半透明の灰色で表示される。また、対象外の透明度を「200」とする設定となっているため、2021/03以外の棒が半透明に描画され、2021/03の棒が強調されて表示される。
[3-5:抽出・強調の処理とテーブルの対応関係]
図55~図62を参照して、ダッシュボード作成システム100において、抽出・強調の設定画面でのテーブルとの対応関係と、プレビューの抽出・強調の実行時のデータ使用方法を説明する。設定画面でのテーブルとの対応関係では、1.クリックイベントの特定、2.抽出設定画面の表示時、3.抽出設定画面の登録時、4.強調設定画面の表示時、5.強調設定画面の登録時の順に説明する。
1.クリックイベントの特定を、図55を参照して説明する。クリックイベント一覧を以下のようにして取得する。
1.エリアA1で、図表マスタ102a11のうち、選択する「図表名」に対応する図表IDを特定する。同図に示す例では、「Figure1」が指定されている。
2.特定した図表IDに対応する図表マスタ102a11の図表種類IDをキーとして、図表種類クリックイベントマッピングマスタ106a5からクリックイベントIDを取得する。同図に示す例では、図表種類ID「Polyline」をキーとして、図表種類クリックイベントマッピングマスタ106a5からクリックイベントID「XAxisClick、LegendClick、PointClick」が取得される。
3.取得したクリックイベントIDをキーとして、図表クリックイベントマスタ106a4からクリックイベント名を取得し、エリア2に表示する。同図に示す例では、クリックイベントID「XAxisClick、LegendClick、PointClick」をキーとして、図表クリックイベントマスタ106a4から「凡例クリック、x軸クリック、点クリック」が取得されて、エリア2に表示される。
2.抽出設定画面の表示時を、図56を参照して説明する。抽出設定画面のエリアA3で、使用可能項目一覧を設定する。使用可能項目一覧は、抽出対象図表名、データ列名、抽出条件値使用項目の項目を備えている。抽出対象図表名は、図表マスタ106a11で設定されている図表IDから選択する。データ列名は、データ取得列マスタ106a9で設定されている列名から選択する。抽出条件値使用項目は、図表クリックイベント取得可能値マスタ106a6のうち、選択されているクリックイベントの使用可能値から選択する。
3.抽出設定画面の登録時を、図57を参照して説明する。図57において、抽出設定画面の確定ボタンが押下されると、登録処理を実行して、抽出イベントマスタ106a22の「図表ID」、「クリックイベントID」、「抽出対象図表ID」「抽出対象列番号」「抽出データ値ID」のデータを画面上の値から取得して登録する。それぞれの値に対応したID(コード)は、図表種類クリックイベントマッピングマスタ106a5及び図表クリックイベント取得可能値マスタ106a6で保持しているため、登録時にコードに変換する。
4.強調設定画面の表示時を、図58を参照して説明する。強調設定画面のエリアA3の強調項目一覧を以下のようにして設定する。
エリアA3の強調項目一覧は、強調対象図表名、強調対象項目名、強調条件値使用項目、強調スタイル強調対象(色、透明度)、強調スタイル強調対象外(色、透明度)の項目を備えている。
強調対象図表名は、図表マスタ106a11で設定されている図表IDから選択する。
強調対象項目名は、図表種類強調項目マッピングマスタ106a3から特定した図表マスタ106a11の図表種類IDで特定して、強調項目IDの一覧を取得する。図表強調項目マスタ106a2から取得した強調項目IDで特定して、強調箇所名の一覧を取得して表示する。強調条件値使用項目は、図56の「抽出設定画面の表示時」の使用可能項目取得と同じである。
5.強調設定画面の登録時を、図59を参照して説明する。図59において、強調設定画面の確定ボタンが押下されると、登録処理を実行して、強調イベントマスタ106a23の「図表ID」、「クリックイベントID」、「強調対象図表ID」、「強調対象項目ID」、「強調条件データ値ID」、「対象の色」、「対象外の色」、「対象の透明度」、「対象外の透明度」のデータを画面上の値から取得して登録する。それぞれの値に対応したID(コード)は、図表種類強調項目マッピングマスタ106a3及び図表強調項目マスタ106a2で保持しているため、登録時にコードに変換する。
プレビューの実行時の対応関係を図60~図62を参照して説明する。以下では、「ポイント」で記載したFigure1の点クリック「担当者B×2021/03」を例にする。図60は、クリック前のプレビューを示しており、図61は、Figure1の「担当者B×2021/03」の点のクリックを実行した場合を示している。
図60の場合の抽出対象の特定方法を、図61を参照して説明する。1.クリックされた図表IDとクリックイベントIDから抽出イベントマスタ106a22のデータを特定する。2.図表マスタ106a11のうち、1で特定された抽出イベントマスタ106a22の抽出対象図表ID列で、抽出対象の図表定義を特定する。3.データ取得マスタ106a8のうち、2.で特定された図表マスタ106a11のデータ取得ID列で、データ取得定義を特定する。4.データ取得列マスタ106a9のうち、3.で特定されたデータ取得マスタ106a8のデータ取得ID列で、データ取得列定義の一覧を特定する。5.4で特定されたデータ取得列定義のうち、1で特定された抽出イベントマスタ106a22の抽出対象列番号列で抽出対象列のデータ取得列定義を特定する。
図60の場合の強調対象の特定方法を、図62を参照して説明する。1.クリックされた図表IDとクリックイベントIDから強調イベントマスタ106a23のデータを特定する。2.図表マスタ106a11のうち、1.で特定された強調イベントマスタ106a23の強調対象図表ID列で、強調対象の図表定義を特定する。3.図表種類強調項目マッピングマスタ106a3のうち、2.で特定された図表マスタ106a11の図表種類IDで、図表種類強調項目マッピングマスタ106a3の一覧を特定する。4.3で特定された図表種類強調項目マッピングマスタ106a3の一覧に、1で特定された強調イベントマスタ106a23の強調対象項目ID列の値が含まれていることを確認する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、設定画面での開発者の操作に応じて、図表と、クリックイベントと、抽出イベントとを関連付けて登録する抽出イベントマスタ106a22と、図表と、クリックイベントと、強調イベントを関連づけて登録する強調イベントマスタ106a23のデータを設定する設定部102aと、図表に対するクリックイベントが発生すると、抽出イベントマスタ106a22を参照して、抽出処理を実行し、また、強調イベントマスタ106a23を参照して、強調処理を実行する表示制御部102bと、を備えているので、分析の操作を図表のクリックに絞り、分析の処理を抽出・強調に絞ることで、ダッシュボードの設計時のコストを下げることが可能となる。
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、ダッシュボード作成システム100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、ダッシュボード作成システム100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じてダッシュボード作成システム100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、ダッシュボード作成システム100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、ダッシュボード作成システム100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、ダッシュボード作成システム100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
100 ダッシュボード作成システム
102 制御部
102a 設定部
102b 表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a DB
106a1 図表種類マスタ
106a2 図表強調項目マスタ
106a3 図表種類強調項目マッピングマスタ
106a4 図表クリックイベントマスタ
106a5 図表種類クリックイベントマッピングマスタ
106a6 図表クリックイベント取得可能値マスタ
106a7 ダッシュボード定義マスタ
106a8 データ取得マスタ
106a9 データ取得列マスタ
106a10 図表配置マスタ
106a11 図表マスタ
106a12 折れ線グラフマスタ
106a13 棒グラフマスタ
106a14 積み上げ棒グラフマスタ
106a15 面グラフマスタ
106a16 積み上げ面グラフマスタ
106a17 円グラフマスタ
106a18 散布図マスタ
106a19 ヒートマップマスタ
106a20 横棒グラフマスタ
106a21 表列ヘッダマスタ
106a22 抽出イベントマスタ
106a23 強調イベントマスタ
106b データソース
106c データファイル
112 入力装置
114 出力装置
300 ネットワーク
400 開発者端末

Claims (8)

  1. 制御部を備えたダッシュボード作成システムであって、
    前記制御部は、
    設定画面での開発者の操作に応じて、図表と、クリックイベントと、抽出イベントとを関連付けて登録する抽出イベントマスタと、図表と、クリックイベントと、強調イベントを関連づけて登録する強調イベントマスタのデータを設定する設定手段と、
    図表に対するクリックイベントが発生すると、前記抽出イベントマスタを参照して、抽出処理を実行し、また、前記強調イベントマスタを参照して、強調処理を実行する表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とするダッシュボード作成システム。
  2. 前記抽出処理及び前記強調処理の対象は、異常値判定用の業務データであることを特徴とする請求項1に記載のダッシュボード作成システム。
  3. 前記設定画面は、GUIであることを特徴とする請求項1又は2に記載のダッシュボード作成システム。
  4. 前記制御部は、
    図表ID、図表名、図表種類ID、データ取得IDを関連付けて登録した図表マスタと、
    図表ID、グラフ・マップ作成定義を関連付けて登録したグラフ・マップマスタと、
    データ取得ID、データ取得名、ストアドプロシージャ名を関連付けて登録したデータ取得マスタと、
    データ取得ID、列番号、列名を関連付けて登録したデータ取得列マスタと、
    異常値判定用の業務データと、
    にアクセス可能に構成されており、
    前記抽出イベントマスタの抽出イベントは、抽出データ値ID、抽出対象図表ID、抽出対象列番号を含み、
    前記表示制御手段は、図表に対するクリックイベントが発生すると、クリックされた図表ID、クリックタイプ、取得できる値を取得して、前記図表マスタ、前記グラフ・マップマスタ、前記データ取得マスタ、前記データ取得列マスタ、前記抽出イベントマスタを参照して、グラフ・マップを描画して抽出処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のダッシュボード作成システム。
  5. 前記表示制御手段は、前記抽出イベントマスタの抽出対象列の抽出で使用する値を、描画したグラフ・マップのタイトルに表示することを特徴とする請求項4に記載のダッシュボード作成システム。
  6. 前記強調イベントマスタの強調イベントは、強調対象図表ID、強調対象項目ID、強調条件データ値ID、対象の色、対象外の色、対象の透明度、対象外の透明度を含み、
    前記表示制御手段は、前記強調イベントマスタを参照して、描画されたグラフ・マップに対して強調処理を実行することを特徴とする請求項4に記載のダッシュボード作成システム。
  7. 制御部を備えた情報処理装置で実行されるダッシュボード作成方法であって、
    前記制御部において実行される、
    設定画面での開発者の操作に応じて、図表と、クリックイベントと、抽出イベントとを関連付けて登録する抽出イベントマスタと、図表と、クリックイベントと、強調イベントを関連づけて登録する強調イベントマスタのデータを設定する設定工程と、
    図表に対するクリックイベントが発生すると、前記抽出イベントマスタを参照して、抽出処理を実行し、また、前記強調イベントマスタを参照して、強調処理を実行する表示制御工程と、
    を含むことを特徴とするダッシュボード作成方法。
  8. 制御部を備えた情報処理装置で実行させるためのダッシュボード作成プログラムであって、
    前記制御部において、
    設定画面での開発者の操作に応じて、図表と、クリックイベントと、抽出イベントとを関連付けて登録する抽出イベントマスタと、図表と、クリックイベントと、強調イベントを関連づけて登録する強調イベントマスタのデータを設定する設定工程と、
    図表に対するクリックイベントが発生すると、前記抽出イベントマスタを参照して、抽出処理を実行し、また、前記強調イベントマスタを参照して、強調処理を実行する表示制御工程と、
    を実行させるためのダッシュボード作成プログラム。
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