JP3871931B2 - 小型車両用物品収納構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体カバーのうち下方に臨む部分に設けられる小型車両用物品収納構造、ならびに車体カバーに形成された開口部に連なる収納容器と、前記開口部を開閉可能に塞ぐリッドとが車体カバーに取付けられるスクータ型車両用物品収納構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車体カバーのうち下方に臨む部分に設けられる物品収納構造は、車体カバーに形成された開口部に連なる収納容器が車体カバーの内方側に延びるようにして車体カバーに取付けられるように構成されるのが一般的である。またスクータ型車両において、車体カバーに形成された開口部に連なる収納容器と、前記開口部を開閉可能に塞ぐリッドとが車体カバーに取付けられる物品収納構造は、たとえば特開平9−11952号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、収納容器が車体カバーの内方側に延びるようにして該車体カバーに取付けられる構造では、車体カバーのうち下方に臨む部分に設けられるので、収納容器の容量を増大させると内部の目視が困難となり、使い勝手がよいとは言えず、収納操作性を向上することが望まれる。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、車体カバーのうち下方に臨む部分に設けるにあたり、収納操作性を向上した小型車両用物品収納構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車体カバーのうち下方に臨む部分に設けられる小型車両用物品収納構造であって、上部を開放した収納箱が、その一端壁を外方に臨ませて前記車体カバーの格納壁内に格納される格納位置と、同格納壁内から大部分を引き出した引き出し位置との間でスライドすることを可能として、且つその引き出し位置から更に引き出して該車体カバーから離脱することを可能として、該格納壁内に挿入され、前記収納箱には前記格納壁側に突出する係合部が設けられる一方、該格納壁には、該収納箱が前記引き出し位置にあるときに該係合部が弾発的に係合する係合孔が設けられ、前記収納箱には、前記係合部を前記係合孔との係合を解除する側に操作し得る操作部材が配置され、その収納箱が前記引き出し位置にあるときに、前記操作部材を操作することにより前記係合部と前記係合孔との係合を解除して該収納箱を前記引き出し位置から更に引き出し方向にスライド可能としたことを特徴とする。
【0006】
このような請求項1の構成によれば、上部が開放した収納箱の大部分を車体カバーから引き出すことが可能であるので、車体カバーのうち下方に臨む部分に配設されていても、収納箱内を充分にかつ容易に目視することができ、収納箱への物品の収納ならびに収納箱からの物品の取り出しを容易に行なうことができ、収納操作性を向上することができる。また収納箱が引き出し位置にあるときに、操作部材を操作することにより前記係合部と前記係合孔との係合を解除して該収納箱を前記引き出し位置から更に引き出し方向にスライドさせて車体カバーから離脱させることが可能であり、このようにして収納箱を車体カバーから離脱させることで、収納操作性をより一層向上することができ、収納箱の掃除も容易となる。
【0007】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記操作部材は、前記一端壁に配置される押しボタンであり、この押しボタンを一端に設けた操作ロッドの他端が、前記前記係合部に対向しており、該押しボタンを押し込むことにより前記操作ロッドの他端が前記係合部を内方側に撓ませて該係合部と前記係合孔との係合を解除できるようにしたことを特徴とする。
【0008】
かかる構成によれば、収納操作性がさらに一層向上する。
【0009】
請求項3記載の発明は、車体カバーのうち下方に臨む部分に設けられる小型車両用物品収納構造であって、前記車体カバーに支軸を介して回動腕が回動可能に支承され、この回動腕には、上部を開放した収納箱に上端を閉じた袋穴状に形成された支持穴が抜差可能に嵌合され、前記収納箱は、前記回動腕と前記支持穴との嵌合状態を保ちながら、該収納箱の一端壁を外方に臨ませて前記車体カバー内に格納される格納位置と、同車体カバー内から大部分を引き出した引き出し位置との間で前記支軸周りに前記回動腕と共に回動可能として、該車体カバーに取付けられ、前記収納箱が前記引き出し位置になったときに、その収納箱を、前記回動腕から前記支持穴を離脱させるようにして引き出し位置から上方に引き上げることで、前記車体カバーから該収納箱が離脱可能であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図10は本発明の第1実施例を示すものであり、図1はスクータ型車両の右側面図、図2はスクータ型車両の前部左側面図、図3は図1の3矢視拡大図、図4は図3の4−4線断面図、図5は押しボタンを操作した状態での図4に対応した断面図、図6は図3の6−6線断面図、図7はレッグシールドから離脱させた収納箱を示す斜視図、図8は図2の要部拡大縦断面図、図9は図8の9−9線断面図、図10は図8の10−10線に沿う内筒の側面図である。
【0012】
先ず図1および図2において、小型車両であるスクータ型車両の車体カバー15は、前輪WFの上部を覆うフロントカバー16と、該フロントカバー16の左右両側に接合されて乗員の脚部前方を覆う左右一対のレッグシールド17L,17Rと、乗員の足元を支持すべくレッグシールド17L,17Rに連なる左右一対の足載せ部18…と、それらの足載せ部18…間で上方に隆起したフロアトンネル部19と、前記両足載せ部18…の外縁から下方にそれぞれ垂下されるスカート部20…と、足載せ部18…およびフロアトンネル部19に接合されるリヤカバー21とを備える。
【0013】
リヤカバー21上には、ライダーが座る前部シート22と、同乗者が座るようにして前部シート22の後部上方に配置される後部シート23とがそれぞれ設けられる。
【0014】
ところで車体カバー15が備える左右のレッグシールド17L,17Rのうち右側のレッグシールド17Rにおいて斜め下向きの部分には、収納箱26が、その一端壁26aを外方に臨ませてレッグシールド17R内に格納される格納位置と、レッグシールド17Rから大部分を引き出した引き出し位置との間で作動することを可能として取付けられる。 図3〜図7において、収納箱26は、たとえば合成樹脂により上部を開放した矩形の箱形に形成されるものであり、この収納箱26の内側面には、その内側面との間にシート状物品を弾発的に挟むクリップ27が設けられる。またレッグシールド17Rには、収納箱26を挿脱させる矩形の開口部28が形成されるとともに、開口部28に連なって矩形の筒状に形成される格納壁29が一体に連設され、格納壁29の内端は端壁29aで閉じられる。
【0015】
収納箱26は、該収納箱26の一端壁26aをレッグシールド17Rから後方に臨ませるようにして前記格納壁29内に格納される格納位置と、前記格納壁29から大部分を引き出した引き出し位置との間でスライドすることを可能として、開口部28から格納壁29内に挿入される。しかも開口部28にはその全周にわたる無端状のシール部材30が装着されており、収納箱26の一端壁26aの外周には、該収納箱26が格納位置にあるときに前記シール部材30を内方側から弾発的に接触させる鍔部26bが一体に設けられる。
【0016】
また収納箱26の一側たとえば右側の側壁26cの他端寄りの部分には、該側壁26cの一部を切欠いて外方に突出させる係合部31が設けられており、格納壁29には、収納箱26が格納位置にあるときに前記係合部31を弾発的に係合させる係合孔32と、前記収納箱26が引き出し位置にあるときに前記係合部31を弾発的に係合させる係合孔33とが設けられる。
【0017】
収納箱26の前記一端壁26aには、内方側に窪んだ指掛け部34が設けられるとともに、操作部材である押しボタン35が配置される。この押しボタン35は、収納箱26において前記係合部29が設けられている側壁26cの外方に配置されるとともに収納箱26の前記一端壁26aを移動自在に貫通する操作ロッド36の一端に設けられており、該操作ロッド36の他端は前記係合部31に対向する。また収納箱26における前記側壁26cの外面には、軸方向に移動することを可能として操作ロッド36を支承する一対の支持筒部37,38が相互に間隔をあけて一体に設けられており、操作ロッド36は、それらの支持筒部37,38に挿通される。
【0018】
さらに収納箱26の前記一端壁26aおよび押しボタン35間には、弾性部材39が介装されており、押しボタン35および操作ロッド36は、弾性部材39の弾性力により、操作ロッド36の他端が係合部31から離れる方向に付勢される。而して弾性部材39の弾性力に抗して押しボタン35を押し込むと、係合部31は操作ロッド36の他端で内方側に押されることになり、係合部31が係合孔32,33のいずれかに弾発的に係合している状態で押しボタン35を押し込むと、係合部31は係合孔32,33のいずれかとの係合を解除するように内方側に撓むことになる。
【0019】
したがって、引き出し位置にある収納箱26の係合部31が係合孔33に弾発係合している状態で押しボタン35を押すことにより、収納箱26を、図7で示すようにレッグシールド17Rから離脱させることも可能である。
【0020】
図8および図9において、左側のレッグシールド17Lには、その上面に開口する挿脱口42と、該挿脱口42に対応した位置で下面に開口する開口部43とが形成されるとともに、前記挿脱口42を開閉可能に塞ぐリッド44と、前記挿脱口42に連なる収納容器45とが取付けられる。
【0021】
挿脱口42および開口部43は、たとえば矩形状に形成されており、合成樹脂から成るリッド44は、挿脱口42の全体を上方から覆い得るように形成される。しかも挿脱口42よりも上方側でレッグシールド17Lの内面には一対の略J字形の回動腕48,48の一端が回動可能に取付けられており、それらの回動腕48,48の他端が挿脱口42を貫通してリッド44の一側内面に固着される。またリッド44の他側には、摘み部49と、レッグシールド17L側に係脱可能に係合する係合突起50とが一体に設けられており、摘み部49を掴んで開閉操作することにより、図8の実線で示すように挿脱口42を塞ぐ状態と、図8の鎖線で示すように挿脱口42を開放する状態とを切り換えるようにリッド44を回動することができる。
【0022】
収納容器45は、レッグシールド17Lに一体に形成されて前記挿脱口42に上端を連ならせた外筒46と、下端を閉じた有底筒状に形成された外筒46内に摺動可能に嵌合される合成樹脂製の内筒47とで構成されるものであり、内筒47の下端は、レッグシールド17Lの開口部43を閉じる蓋51として機能し得るように形成される。
【0023】
図10を併せて参照して、内筒47の上端には、外側に突出した一対の係合爪52,52がそれらの係合爪52…の両側を切欠くようにして一体に設けられるとともに、それらの係合爪52…に一体に連なって内方側に延びる操作摘み53…が一体に設けられる。
【0024】
一方、外筒46には、内筒47がその下端の蓋51で開口部43を閉じるようにして上方位置にあるときに前記各係合爪52…をそれぞれ係合させる一対の係合孔54…が設けられるとともに、内筒47の上部が外筒46の下方位置となるまで内筒47が下方位置となったときに前記各係合爪52…をそれぞれ係合させる一対の係合孔55…が設けられる。
【0025】
而して係合爪52…の係合孔54…,55…のいずれかへの係合を解除するには操作摘み53…を引っ張って係合爪52…を内方側に撓ませればよく、収納容器45は、内筒47を上方位置に上昇させて係合爪52…を係合孔54…に係合させることによりレッグシールド17L内に全体を格納せしめた収縮状態と、内筒47を下方位置に降下させて係合爪52…を係合孔54…に係合させることによりレッグシールド17Lの下方に一部を延出させる拡張状態とを切換可能として、レッグシールド17Lに取付けられることになる。また係合爪52…を係合孔54…,55…のいずれにも係合させずに、内筒47をレッグシールド17Lから下方に離脱させることも可能である。
【0026】
次にこの第1実施例の作用について説明すると、車体カバー15が備える右側のレッグシールド17Rにおいて下方に臨む部分には、上部を開放した収納箱26が、その一端壁26aを外方に臨ませてレッグシールド17Rに格納される格納位置と、レッグシールド17Rから大部分を引き出した引き出し位置との間で作動することを可能として取付けられている。
【0027】
したがって収納箱26の大部分をレッグシールド17Rから引き出すことが可能であり、レッグシールド17Rのうち下方に臨む部分に配設されていても、収納箱26内を充分にかつ容易に目視することができ、収納箱26への物品の収納ならびに収納箱26からの物品の取り出しを容易に行なうことができ、収納操作性を向上することができる。
【0028】
また収納箱26を引き出し位置からさらに引き出してレッグシールド17Rから離脱させることも可能であり、たとえば有料道路の料金所において図7で示すように収納箱26を係員に渡して、釣り銭や領収書を入れて収納箱26を返してもらうようにすれば、手袋を外すことなく通行料を支払うことができ、収納操作性をより一層向上することができる。また収納箱26の掃除も容易となる。
【0029】
さらに格納位置では外方に臨む位置にある収納箱26の一端壁26aには指掛け部34が設けられるとともに押しボタン35が配置され、前記格納位置および前記引き出し位置のいずれでも車体カバー15のレッグシールド17R側の格納壁29に弾発的に係合するようにして収納箱26に設けられる係合部31は、押しボタン35の操作によって前記格納壁29との係合を解除するので、押しボタン35の操作により収納箱26を格納位置から引き出し位置に引き出し、さらにレッグシールド17Rから離脱させることができ、収納操作性がさらに一層向上する。
【0030】
また左側のレッグシールド17Lの上面に挿脱口42が形成され、挿脱口42を開閉可能に塞ぐリッド44と、レッグシールド17L内に全体が格納される収縮状態ならびにレッグシールド17Lの下方に一部を延出させる拡張状態とを切換可能な収納容器45とが、レッグシールド17Lに取付けられる。
【0031】
したがって、収納容器45を収縮状態としたときには、レッグシールド17Lの優れた外観性を維持しつつ収納容器45の容量を小さくし、収納容器45を拡張状態としたときには、レッグシールド17Lの下方のスペースを有効に活用して収納容器45の容量を増大することができ、しかもレッグシールド17Lの直下には他の部品が配置されていないので、収納容器45の容量を大きくすることに起因して他の部品のレイアウトの自由度を狭めてしまうことを回避することができる。さらに収納容器45の一部を構成する内筒47をレッグシールド17Lから離脱させることが可能であり、内筒47の掃除も容易となる。
【0032】
図11は本発明の第2実施例を示すものであり、車体カバー15′が備える右側のレッグシールド17R′において斜め下向きの部分には、収納箱56が、その一端壁56aを外方に臨ませてレッグシールド17R′内に格納される格納位置と、レッグシールド17R′から大部分を引き出した引き出し位置との間で回動することを可能として取付けられる。
【0033】
収納箱56は、たとえば合成樹脂により上部を開放した矩形の箱形に形成されるものであり、レッグシールド17R′には、収納箱56を挿脱させる矩形の開口部57が形成されるとともに、開口部57に連なって内端を閉じた格納壁58が一体に連設される。
【0034】
前記開口部57には無端状のシール部材59が装着され、収納箱56が格納位置になったときにシール部材59を内方側から全周にわたって接触させる鍔部56bが、収納箱56の一端壁56aの外周に一体に設けられる。また収納箱56において前記一端壁56aに対向する他端壁56cには、上端を閉じた袋穴状の支持穴60を他端壁56cの外面との間に形成する壁部61が一体に設けられる。さらに前記一端壁56aには収納箱56を回動操作する際に指を掛けるための指掛け部62が設けられる。
【0035】
一方、開口部57よりも下方でレッグシールド17R′の内面側には、回動腕63の基端部が支軸64を介して回動可能に支承されており、該回動腕63は、格納壁58の底部から内端部にかけて形成されるスリット65を経て格納壁58内に突入され、収納箱56の前記支持穴60に下方から挿脱可能に嵌合される。而して回動腕63を支持穴60に嵌合せしめた状態で、収納箱56は、その一端壁56aを外方に臨ませてレッグシールド17R′内に格納される格納位置と、レッグシールド17R′から大部分を引き出した引き出し位置との間で、前記支軸64の軸線まわりに回動することになる。
【0036】
またレッグシールド17R′と回動腕63との間には、該回動腕63を支持穴60に嵌合せしめた収納箱56が、格納位置及び引き出し位置間の中間部に対応する位置となったときに最大のばね力を発揮するようにしてばね66が縮設されており、このばね66のばね力により、収納箱56格納位置および引き出し位置がそれぞれ安定的に維持される。
【0037】
また収納箱56が引き出し位置となったときに、支持穴60から回動腕63を離脱させるように収納箱56を上方に引き上げることができるように、収納箱56および回動腕63の形状が設定されており、これにより、収納箱56を、引き出し位置からさらに引き出してレッグシールド17R′から離脱させることができる。
【0038】
この第2実施例によっても、引き出し位置で収納箱56の大部分をレッグシールド17R′から引き出すことが可能であり、レッグシールド17R′のうち下方に臨む部分に配設されていても、収納箱56内を充分にかつ容易に目視することができ、収納箱56への物品の収納ならびに収納箱26からの物品の取り出しを容易に行なうことができ、収納操作性を向上することができる。
【0039】
また収納箱56を引き出し位置からさらに引き出してレッグシールド17R′から離脱させることも可能であり、収納操作性をより一層向上することができるとともに、収納箱56の掃除も容易となる。
【0040】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上のように請求項1,3の各発明によれば、車体カバーのうち下方に臨む部分に配設されていても収納箱内を充分にかつ容易に目視することができ、収納操作性を向上することができる。また収納箱を車体カバーから離脱させることで、収納操作性をより一層向上することができ、収納箱の掃除も容易となる。
【0042】
また特に請求項2の発明によれば、収納操作性がさらに一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のスクータ型車両の右側面図である。
【図2】 スクータ型車両の前部左側面図である。
【図3】 図1の3矢視拡大図である。
【図4】 図3の4−4線断面図である。
【図5】 押しボタンを操作した状態での図4に対応した断面図である。
【図6】 図3の6−6線断面図である。
【図7】 レッグシールドから離脱させた収納箱を示す斜視図である。
【図8】 図2の要部拡大縦断面図である。
【図9】 図8の9−9線断面図である。
【図10】 図8の10−10線に沿う内筒の側面図である。
【図11】 第2実施例の要部縦断面図である。
【符号の説明】
15,15′・・・車体カバー
17L・・・レッグシールド
26,56・・・収納箱
26a,56a・・・収納箱の一端壁
31・・・係合部
34・・・指掛け部
35・・・操作部材としての押しボタン
42・・・挿脱口
44・・・リッド
45・・・収納容器

Claims (3)

  1. 車体カバー(15)のうち下方に臨む部分に設けられる小型車両用物品収納構造であって、
    上部を開放した収納箱(26)が、その一端壁(26a)を外方に臨ませて前記車体カバー(15)の格納壁(29)内に格納される格納位置と、同格納壁(29)内から大部分を引き出した引き出し位置との間でスライドすることを可能として、且つその引き出し位置から更に引き出して該車体カバー(15)から離脱することを可能として、該格納壁(29)内に挿入され、
    前記収納箱(26)には前記格納壁(29)側に突出する係合部(31)が設けられる一方、該格納壁(29)には、該収納箱(26)が前記引き出し位置にあるときに該係合部(31)が弾発的に係合する係合孔(33)が設けられ、
    前記収納箱(26)には、前記係合部(31)を前記係合孔(33)との係合を解除する側に操作し得る操作部材(35)が配置され、
    その収納箱(26)が前記引き出し位置にあるときに、前記操作部材(35)を操作することにより前記係合部(31)と前記係合孔(33)との係合を解除して該収納箱(26)を前記引き出し位置から更に引き出し方向にスライド可能としたことを特徴とする、小型車両用物品収納構造。
  2. 前記操作部材は、前記一端壁(26a)に配置される押しボタン(35)であり、この押しボタン(35)を一端に設けた操作ロッド(36)の他端が、前記前記係合部(31)に対向しており、該押しボタン(35)を押し込むことにより前記操作ロッド(36)の他端が前記係合部(31)を内方側に撓ませて該係合部(31)と前記係合孔(33)との係合を解除できるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の小型車両用物品収納構造。
  3. 車体カバー(15′)のうち下方に臨む部分に設けられる小型車両用物品収納構造であって、
    前記車体カバー(15′)に支軸(64)を介して回動腕(63)が回動可能に支承され、この回動腕(63)には、上部を開放した収納箱(56)に上端を閉じた袋穴状に形成された支持穴(60)が抜差可能に嵌合され、前記収納箱(56)は、前記回動腕(63)と前記支持穴(60)との嵌合状態を保ちながら、該収納箱(56)の一端壁(56a)を外方に臨ませて前記車体カバー(15′)内に格納される格納位置と、同車体カバー(15′)内から大部分を引き出した引き出し位置との間で前記支軸(64)周りに前記回動腕(63)と共に回動可能として、該車体カバー(15′)に取付けられ、前記収納箱(56)が前記引き出し位置になったときに、その収納箱(56)を、前記回動腕(63)から前記支持穴(60)を離脱させるようにして引き出し位置から上方に引き上げることで、前記車体カバー(15′)から該収納箱(56)が離脱可能であることを特徴とする、小型車両用物品収納構造。
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