JP3871496B2 - 廃棄物焼却炉 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被燃焼物が投入されるホッパと、このホッパに連設されて乾燥ストーカ、燃焼ストーカおよび後燃焼ストーカの順に配されるストーカと、このストーカの上方に炉壁にて画定される燃焼室を備える廃棄物焼却炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、都市ごみや産業廃棄物を焼却する廃棄物焼却炉として、図5に示される構造のものが知られている。この廃棄物焼却炉50は、被燃焼物としてのごみ等が投入されるホッパ51と、このホッパ51から投入された被燃焼物を燃焼させるストーカ52と、このストーカ52の上方に設けられ炉壁53により画定される燃焼室54と、前記ストーカ52を通して燃焼室54内に一次燃焼空気を供給する一次燃焼空気供給装置55と、燃焼後の焼却灰を取り出す灰排出口56とを備え、前記燃焼室54の上部に熱回収装置としてのボイラ57が付設されて構成されている。ここで、ストーカ52は、上流側から乾燥ストーカ52a、燃焼ストーカ52bおよび後燃焼ストーカ52cの順に配され、各ストーカに対応して一次燃焼空気供給装置の各空気導入管55a,55b,55cが設けられている。これら各空気導入管55a,55b,55cには押込送風機58から一次燃焼空気が供給される。
【0003】
また、前記ストーカ52の上方の炉壁53には、一次燃焼空気により燃焼した燃焼ガスに向けて二次燃焼空気を吹込む二次燃焼空気ノズル59a,59b,59cが配され、押込送風機60からそれら二次燃焼空気ノズル59a,59b,59cを通して吹込まれる二次燃焼空気によって、一次燃焼後の未燃ガスを含む排ガスを完全燃焼させるようにされている。
【0004】
ところが、このような構造においては、特に廃棄物焼却炉が大型化した場合に、二次燃焼空気ノズル59a,59b,59cから吹込む空気の貫通力が弱いために、吹込まれた二次燃焼空気が炉の中心部まで、言い換えれば上方へ向けて流動する燃焼ガスの主流部まで到達しにくいという問題点があった。この問題点に対処するために、図6に示されているように、二次燃焼空気の吹込み部における燃焼ガス通路を狭めてその二次燃焼空気の吹込みによる貫通力を高めるようにした構造が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示されるような燃焼ガス通路を狭めた構造を採用した場合、この狭めた部分において燃焼ガスの通過速度が速められることになり、この部分を通過した後は、燃焼ガスの主流が矢印Pにて示されるように二次燃焼室の中央部分に集束されるとともに、周辺部分においては矢印Qにて示されるように循環渦が形成されることになる。こうして、燃焼室54の上方での燃焼ガスの混合、撹拌が良好に行われず、大きな二次燃焼室が必要になるなどの問題点があった。
【0006】
本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、一次燃焼後の燃焼ガスを二次燃焼させるに当たり、燃焼ガスの混合、撹拌並びに二次燃焼空気の吹込みを効率良く行わせ、燃焼ガスの完全燃焼を行わせることができ、これによってダイオキシン類の発生抑制および炉、ボイラのコンパクト化を図ることのできる廃棄物焼却炉を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
前記目的を達成するために、第1発明による廃棄物焼却炉は、
被燃焼物が投入されるホッパと、このホッパに連設されて乾燥ストーカ、燃焼ストーカおよび後燃焼ストーカの順に配されるストーカと、このストーカの上方に炉壁にて画定される燃焼室を備える廃棄物焼却炉において、
前記乾燥ストーカの上方にて発生する燃焼ガスを前記燃焼ストーカの上方空間へ向けて誘導するノーズ状の第1誘導部材を、前記ホッパ側の炉壁の下部にその先端部を炉の中央部付近まで突き出すようにして斜め下方へ向けて設けるとともに、この第1誘導部材に対向する側の炉壁の前記第1誘導部材の先端部に対向する位置よりやや上方位置に前記燃焼室内に二次燃焼空気を吹込む第1空気ノズルを設けることを特徴とするものである。
【0008】
本発明によれば、ホッパ側の炉壁に設けられた第1誘導部材によって乾燥ストーカの上方にて発生する可燃性ガスを多く含む燃焼ガスが燃焼ストーカの上方空間まで導かれるので、この導かれた燃焼ガスを後燃焼ストーカからの酸素リッチな燃焼ガスに衝突させて、両燃焼ガスの混合促進を図ることができる。また、このような第1誘導部材を設けることで、この第1誘導部材の先端まで導かれた後、燃焼室の略中央部を上昇する燃焼ガスに対して、その第1誘導部材に対向する側の炉壁に設けられた第1空気ノズルから吹込まれる二次燃焼空気の貫通力をより有効に与えることができ、混合、撹拌、燃焼をより確実に行わせることができる。こうして、燃焼を低空気比で行うことができて、完全燃焼を行うことが可能となる。この結果、ダイオキシン類の発生を抑制することができ、また燃焼ガスの滞留時間が短くなって、ガス量も少なくなるため、炉およびボイラのコンパクト化並びにボイラ効率の向上を図ることができる。
【0009】
本発明において、前記第1誘導部材が風箱構造とされ、この第1誘導部材の任意の位置に前記燃焼室内に二次燃焼空気を吹込む第2空気ノズルが設けられるのが好ましい(第2発明)。このように風箱構造を採用することで、第1誘導部材の任意の位置に第2空気ノズルを設けることができ、この第2空気ノズルを通して燃焼室内に二次燃焼空気を吹込むことができる。ここで、前記第1誘導部材に乾燥ストーカ側に向けた第2空気ノズルを設置した場合には、この乾燥ストーカの上方に充満する還元ガスによる誘導部材の還元腐食を防止することができる。
【0010】
前記第1発明または第2発明において、さらに、前記第1空気ノズルの上方位置に、前記第1誘導部材の先端部を迂回してくる燃焼ガスをその誘導部材の背面に沿う方向に向けるノーズ状の第2誘導部材が設けられるとともに、この第2誘導部材に対向する側の炉壁の前記第1誘導部材の上方位置に前記燃焼室内に二次燃焼空気を吹込む第3空気ノズルが設けられる構成を採用するのが好ましい(第3発明)。このような第2誘導部材を設けると、前記第1誘導部材の先端部を迂回してくる燃焼ガスをその第1誘導部材の背面に沿う方向に向けることができ、燃焼ガスの上方へのショートパスを阻止して、第2誘導部材に対向する側の炉壁に設けられる第3空気ノズルから吹込まれる二次燃焼空気を燃焼ガスに対して有効に作用させることができる。
【0011】
ここで、前記第2誘導部材には、この第2誘導部材の下方に流れ込んだ燃焼ガスの一部を通過させてその第2誘導部材の上方へ導くガス通過孔が設けられるのが好ましい(第4発明)。こうすることで、この第2誘導部材の下方がガスの滞留ポケットになってその第2誘導部材が還元腐食するのを防ぐことができるとともに、第2誘導部材に対向する側の炉壁に設けられる第3空気ノズルから吹込まれる二次燃焼空気によって激しく撹拌された燃焼ガスとそのガス通過孔を通過してくる燃焼ガスとの混合を良好に行わせることができる。
【0012】
前記第1発明、第3発明もしくは第4発明において、前記第1誘導部材には、この第1誘導部材の下方に流れ込んだ燃焼ガスの一部を通過させてその第1誘導部材の上方へ導くガス通過孔が設けられ、かつ前記第1誘導部材の下方に位置する前記ホッパ側の炉壁には、前記燃焼室内に二次燃焼空気を吹込む第4空気ノズルが設けられる構成を採用することもできる(第5発明)。このような構成によっても、前記第2発明、第3発明、第4発明とほぼ同等の作用効果を奏し得る。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による廃棄物焼却炉の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0014】
図1には、本発明の第1実施例に係る廃棄物焼却炉の概略構成図が示されている。
【0015】
本実施例の廃棄物焼却炉1においては、被燃焼物が投入されるホッパ2が後部に設けられるとともに、このホッパ2から投入された被燃焼物を燃焼させるストーカ3が下部に設けられ、このストーカ3の上方に炉壁(前壁4a,後壁4b等)により画定される燃焼室5が設けられ、前記ストーカ3の下流側に燃焼後の焼却灰を取り出す灰排出口6が設けられている。前記ストーカ3は、上流側から乾燥ストーカ3a、燃焼ストーカ3bおよび後燃焼ストーカ3cの順に配され、各ストーカに対応してそのストーカを通して燃焼室5内に一次燃焼空気を供給する一次燃焼空気供給装置7の各空気導入管7a,7b,7cが設けられている。これら各空気導入管7a,7b,7cには押込送風機8から一次燃焼空気が供給される。また、前記燃焼室5の上部には熱回収装置としてのボイラ(図示せず)が付設されている。
【0016】
前記燃焼室5内には、ホッパ2側の炉壁(後壁4b)の下部に斜め下方へ向けて第1ノーズ部(本発明における第1誘導部材に相当する。)9がその先端部を炉の中央部付近まで突き出すようにして設けられている。また、この第1ノーズ部9を設けた炉壁に対向する炉壁(前壁4a)には、その第1ノーズ部9のやや上方に位置してやはり斜め下方に向けて第2ノーズ部(本発明における第2誘導部材に相当する。)10がその先端部を炉の中央部付近まで突き出すようにして設けられている。
【0017】
また、前記前壁4aには、第1ノーズ部9の先端部に対向する位置よりやや上方位置に、二次燃焼空気を吹込む空気ノズル(第1空気ノズル)11が設けられ、前記後壁4bには、第1ノーズ部9の上方位置にやはり二次燃焼空気を吹込む空気ノズル(第3空気ノズル)12が設けられている。これら空気ノズル11,12および前記第1ノーズ部9には押込送風機13から二次燃焼空気が供給される。
【0018】
図2に示されているように、前記第1ノーズ部9は、複数本のボイラ水管14を並列状に配し隣接するボイラ水管14の間を遮断壁(フィン)15にて塞いでなる所謂メンブレン水管16を上下に組み合わせ、先端部に太径のボイラ水管17を装着して、中央部分を空間部に形成した風箱構造とされている。この第1ノーズ部9には、下側および上側の各遮断壁15に、相互に所定間隔(例えば300〜500mm)を隔てて空気ノズル(第2空気ノズル)18,19が装着され、基端部側から風箱内に二次燃焼空気が供給されることで、前記空気ノズル18,19を通して炉内に二次燃焼空気が吹込まれるようになっている(矢印C,D参照)。
【0019】
一方、図3に示されているように、前記第2ノーズ部10は、複数本のボイラ水管20を並列状に配し隣接するボイラ水管20の間を遮断壁(フィン)21にて塞いでなるメンブレン水管22と、このメンブレン水管22の先端部に装着される太径のボイラ水管23とを備える構造とされている。この第2ノーズ部10には、基端部寄りの位置に、ボイラ水管20を屈曲形成するとともに、遮断壁21を切り欠いてなるガス通過孔24が所定間隔(例えば500〜1000mm)を隔てて設けられ、この第2ノーズ部10の下方に流れ込んだ燃焼ガスの一部をそのガス通過孔24を通して上方に導くことができるようにされている。
【0020】
このような構成において、乾燥ストーカ3aの上方に発生する可燃性ガスを多く含む燃焼ガスは、第1ノーズ部9の下面に案内されて燃焼ストーカ3bの上方空間に導かれ、後燃焼ストーカ3cからの酸素リッチな燃焼ガスと衝突して、両燃焼ガスの混合促進が図られることになる。また、第1ノーズ部9には空気ノズル18,19が設けられており、これら空気ノズル18,19から炉内に二次燃焼空気が吹込まれることによって燃焼ガスが激しく混合・撹拌されることになる。このうち、第1ノーズ部9の下面に設けられる空気ノズル18は、乾燥ストーカ3aの上方に充満する還元ガスによってボイラ水管14等が還元腐食するのを防止する役目もする。
【0021】
こうして、第1ノーズ部9にて導かれた燃焼ガスは、第2ノーズ部10によりガスの浮力による上昇(ショートパス)が抑えられて第1ノーズ部9および第2ノーズ部10の各先端部間を通り燃焼室5内を上昇していく。このとき前壁4aに設けられた空気ノズル11から吹込まれる二次燃焼空気によってその混合・撹拌・燃焼が促進されることになる。次いで、第2ノーズ部10の先端部と第1ノーズ部9との間を通過した燃焼ガスに対して後壁4b側の空気ノズル12から二次燃焼空気が吹込まれることになって、燃焼ガスに対する二次燃焼空気の貫通力をより有効に与えることができ、混合、撹拌、燃焼をより確実に行わせることができる。この結果、炉内の燃焼を低空気比で行うことができるとともに、完全燃焼を行うことが可能となる。
【0022】
ここで、第2ノーズ部10の基端部寄りの位置にはガス通過孔24が設けられているので、この第2ノーズ部10の下方がガスの滞留ポケットになってボイラ水管20等が還元腐食するのを防ぐことができる。また、このガス通過孔24を通過して上昇する燃焼ガスと、空気ノズル12から吹込まれる二次燃焼空気によって激しく撹拌された燃焼ガスとの混合が良好に行えることになる。
【0023】
本実施例において、第2ノーズ部10を省略して、第1ノーズ部9と空気ノズル11,12等との組み合わせ構成を採用した場合にも一定程度の効果を得ることができる。
【0024】
本実施例において、第1ノーズ部9に設けられる空気ノズル18,19には、その空気吹出口に風向板を取り付けることで、それら空気ノズル18,19からの空気吹出方向を自由に選定することができる。
【0025】
次に、図4には、本発明の第2実施例に係る廃棄物焼却炉の概略構成図が示されている。
【0026】
本実施例においては、第1ノーズ部9Aを第2ノーズ部10と同様の構成にするとともに、この第1ノーズ部9Aの直下の炉壁に二次燃焼空気を吹込む空気ノズル(第4空気ノズル)12Aを設置したものである。これ以外の構成等については第1実施例と基本的に異なるところがない。したがって、第1実施例と共通する部分には図に同一符号を付すに止めてその詳細な説明は省略し、以下、本実施例に特有の構成等についてのみ説明することとする。
【0027】
本実施例においては、第1ノーズ部9Aを、第2ノーズ部10と同様、ボイラ水管と遮断壁とを備えるメンブレン水管と、このメンブレン水管の先端部に装着される太径のボイラ水管25とを備えるとともに、基端部寄りの位置にガス通過孔26を所定間隔を隔てて設けた構成としたものである。この場合、第1ノーズ部9Aには空気ノズルが設置されていないことから、この第1ノーズ部9Aの直下の炉壁に空気ノズル12Aを設置するようにされている。
【0028】
このような構成において、乾燥ストーカ3a上方の燃焼ガスは、第1ノーズ部9Aの下面に案内されて燃焼ストーカ3bの上方空間に導かれることによって、可燃性ガスを多く含む燃焼ガスと酸素リッチな燃焼ガスとの混合促進が図られ、また第1ノーズ部9Aの下方には空気ノズル12Aから二次燃焼空気が吹込まれることによって燃焼ガスが激しく混合・撹拌される。さらに、第1ノーズ部9Aの下方の燃焼ガスの一部はガス通過孔26を通して第1ノーズ部9Aの上方へ抜けることになるので、この第1ノーズ部9Aの下方がガスの滞留ポケットになってボイラ水管等が還元腐食するのが防止される。このようにして、第1実施例とほぼ同様の作用効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1実施例に係る廃棄物焼却炉の概略構成図である。
【図2】 図2は、第1ノーズ部の詳細構造を示す断面図(a)((b)のA−A断面図)、正面図(b)および(b)のB−B断面図(c)である。
【図3】 図3は、第2ノーズ部の詳細構造を示す断面図(a)および正面図(b)である。
【図4】 図4は、本発明の第2実施例に係る廃棄物焼却炉の概略構成図である。
【図5】 図5は、従来の廃棄物焼却炉の概略構成図である。
【図6】 図6は、従来の廃棄物焼却炉における燃焼ガスの流動状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 廃棄物焼却炉
2 ホッパ
3 ストーカ
3a 乾燥ストーカ
3b 燃焼ストーカ
3c 後燃焼ストーカ
4a 前壁
4b 後壁
5 燃焼室
7 一次燃焼空気供給装置
9,9A 第1ノーズ部(第1誘導部材)
10 第2ノーズ部(第2誘導部材)
11,12,12A,18,19 空気ノズル
14,17,20,23,25 ボイラ水管
15,21 遮断壁
16,22 メンブレン水管
24,26 ガス通過孔
Claims (5)
- 被燃焼物が投入されるホッパと、このホッパに連設されて乾燥ストーカ、燃焼ストーカおよび後燃焼ストーカの順に配されるストーカと、このストーカの上方に炉壁にて画定される燃焼室を備える廃棄物焼却炉において、
前記乾燥ストーカの上方にて発生する燃焼ガスを前記燃焼ストーカの上方空間へ向けて誘導するノーズ状の第1誘導部材を、前記ホッパ側の炉壁の下部にその先端部を炉の中央部付近まで突き出すようにして斜め下方へ向けて設けるとともに、この第1誘導部材に対向する側の炉壁の前記第1誘導部材の先端部に対向する位置よりやや上方位置に前記燃焼室内に二次燃焼空気を吹込む第1空気ノズルを設けることを特徴とする廃棄物焼却炉。 - 前記第1誘導部材が風箱構造とされ、この第1誘導部材の任意の位置に前記燃焼室内に二次燃焼空気を吹込む第2空気ノズルが設けられる請求項1に記載の廃棄物焼却炉。
- さらに、前記第1空気ノズルの上方位置に、前記第1誘導部材の先端部を迂回してくる燃焼ガスをその誘導部材の背面に沿う方向に向けるノーズ状の第2誘導部材が設けられるとともに、この第2誘導部材に対向する側の炉壁の前記第1誘導部材の上方位置に前記燃焼室内に二次燃焼空気を吹込む第3空気ノズルが設けられる請求項1または2に記載の廃棄物焼却炉。
- 前記第2誘導部材には、この第2誘導部材の下方に流れ込んだ燃焼ガスの一部を通過させてその第2誘導部材の上方へ導くガス通過孔が設けられる請求項3に記載の廃棄物焼却炉。
- 前記第1誘導部材には、この第1誘導部材の下方に流れ込んだ燃焼ガスの一部を通過させてその第1誘導部材の上方へ導くガス通過孔が設けられ、かつ前記第1誘導部材の下方に位置する前記ホッパ側の炉壁には、前記燃焼室内に二次燃焼空気を吹込む第4空気ノズルが設けられる請求項1,3,4のいずれかに記載の廃棄物焼却炉。
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