JP2004085064A - 流動床ボイラ - Google Patents

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Naoki Kobayashi
小林 直樹
Isao Torii
鳥居  功
Kenji Tagashira
田頭 健二
Kazuyuki Myoyo
明用 和幸
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】燃料を確実に流動材と混合し、燃焼させることが可能な流動床ボイラを提供する。
【解決手段】流動床4を有するコンバスタ1と、前記コンバスタ1の壁面に設けられた燃料供給口5と、該燃料供給口5から流動床4に向かって燃料を投下するために前記壁面から突出して設けられた、天井板7、誘導板8等の構造体とを有する流動床ボイラ。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流動床ボイラに関する。より具体的には、本発明は、気泡型流動床ボイラの燃料の投入部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えばRDF(Refuse Derived Fuel:ゴミ固化燃料)や、都市ごみ、産業廃棄物を効率的に燃焼させるためのボイラとして、流動床ボイラが用いられている。このような流動床ボイラには、特開平8−219413号公報、特開平10−185136号公報等により開示されているものがある。
【0003】
図3は従来の流動床燃焼法を利用した気泡型流動床ボイラの1例を示す。図3に示すように、略直立のコンバスタ1は所定量の流動材を収納する。コンバスタ1の底部には燃焼用空気供給管(図示しない)を設け、ここからコンバスタ1内に1次空気を供給する。供給された空気は風室2及び多孔板3を経て流動材を流動化し、この結果、流動材は所定の高さの流動床4を形成する。
コンバスタ1の壁面には、通常、流動床4の上面よりさらに1〜2m程度上方に燃料の供給口5(図において破線で示す。)が設けられており、傾斜した投入路6を通じて供給された燃料はこの供給口5を通じてコンバスタ1内に投入される。(例えば、特開平5−106819号公報参照)投入された燃料は、流動床4の中で流動材と激しく衝突を繰り返し、効果的に燃焼する。
【0004】
なお、より効果的に燃焼を行い、さらにNOx、CO、ダイオキシン等の有害物質の生成を防ぐため、1次空気の他にオーバーファイヤーエアー(OFA)、アディショナルエアー(AA)等の空気を、種々の高さから供給する。通常、コンバスタ内の空気の流速が1.5m/s程度になるように、空気を供給する。
【0005】
ここで、流動床ボイラ用の燃料として木屑チップや廃プラスチックなどがある。これらのように密度が小さい燃料が燃料供給口5からコンバスタ1内に投入されると、細かな燃料は流動床から吹き出る上向きの空気により巻き上げられてしまい、この結果、流動材との混合が十分に行われず、完全に燃焼しないうちに、燃料がコンバスタ1の外へ放出されてしまうことがある。未燃分が多いということは、ボイラの燃焼効率が低いことを意味する。このため、このような未燃分の生成を抑えることが望まれる。
【0006】
未燃分の生成を抑えるためには燃料を効果的に流動床4内に入れる必要があり、このためには、燃料の供給口5をより低い位置に設けることが考えられる。しかし、OFAを供給するためのダクト等、コンバスタの周囲には種々のダクト(図示しない)を設ける必要があるため、より低い位置に燃料の供給口5を設けることは物理的に困難である。
【0007】
また、加圧ガスなどを用いて燃料を流動床4内へ直接投入する方法がある。しかし、燃料を投入するための動力が必要であり、また、燃料を投入するノズルが極度に高温の流動床にさらされるのでノズルに耐熱構造等が必要である。さらに燃料を投入するノズルに流動材が逆流してしまうのを防ぐための弁が必要であるなど非常にコストが高くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、燃料を確実に流動材と混合し、燃焼させることが可能な流動床ボイラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、流動床を有するコンバスタと、前記コンバスタの壁面に設けられた燃料供給口と、該燃料供給口から流動床に向かって燃料を投下するために前記壁面から突出して設けられた構造体とを有する流動床ボイラを提供する。
【0010】
このような構造体として種々の形態が考えられる。例えば、期待される燃料の軌道の上に天井板を設けることで、燃料が気流により飛ばされることを防止することができる。また、コンバスタ壁面の燃料供給口から流動床に向かってパイプ状のガイドを設けても良い。いずれの場合も、この構造体は下方、すなわち流動床に向いて開口しており、燃料を鉛直下向きあるいは斜め下向きの方向へと流動床に向かって供給するものである。これらの具体的な構造の例については、以下にさらに詳細に説明する。
【0011】
また、燃料をより効果的に流動床へと導くためには、構造体の下端は流動床の上面により近いほうが好ましい。しかしながら、構造体の下端が流動床の上面にあまりにも近すぎると、燃料の供給量等の条件によっては燃料が構造体出口にたまってしまう可能性がある。このため、前記構造体の下端と前記流動床の上面との距離は、5cm以上50cm以下とすると好ましく、20cm以上30cm以下とするとさらに好ましい。
【0012】
なお、この構造体は通常850〜900℃に加熱されるコンバスタ内に設けられるため、構造体は金属や耐火煉瓦等で設けると好ましいが、これらに限定されるものではない。構造体を金属を用いて構成する場合は、構造体を水冷することが好ましい。
【0013】
なお、本発明にかかる流動床ボイラに供する燃料としては、木屑チップや廃プラスチックを含む、RDFや、都市ごみ、産業廃棄物等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0014】
本発明によると、燃料を流動化用の空気に干渉されることなく流動床に供給することが可能であり、燃料は高温の流動材とよく混合され、十分な燃焼が行われるため、燃料の未燃分の発生は大幅に低減される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら説明する。もっとも、以下の本発明に係る実施の形態は本発明を限定するものではない。
本発明に係るコンバスタを、燃料供給口の設けられた壁面に対して横から見た模式図を図1(a)〜(d)に示す。なお、説明の便宜上、従来のものと同じ要素には同じ符号をつける。
【0016】
[実施の形態1]
図1(a)に示すように、コンバスタ1の壁面には、通常、流動床4の上面よりさらに1〜2m程度上方に燃料の供給口5が設けられている。傾斜した投入路6を通じて供給された燃料はこの供給口5を通じてコンバスタ1内に投入される。コンバスタ1内には、燃料を気泡型流動床4へ導く構造体として天井板7aおよび誘導板8aを設ける。天井板7aは投入路6と同様に傾斜しており、その流動床4側の先端を鉛直下方向に折り曲げることで、さらに誘導板8aを設ける。誘導板8aの下端は流動床4の上面から20〜30cm上方とすると好ましい。
【0017】
このような天井板7aを設けることで、比重の小さい燃料がボイラに投入された場合にも、燃料は下から上がってくる気流に飛ばされることなく、流動床4へと導かれる。さらに、誘導板8aにぶつかった燃料は、その後鉛直に落ちるのみとなり、より効率よく流動床4へと導かれる。
【0018】
本発明に係るコンバスタを、燃料供給口の設けられた壁面に対して正面から見た模式図を図2(a)、(b)に示す
上記した構造体は、図2(a)に示すように、パイプ状の構造体9aとしても、また、図2(b)に示すように、板状の構造体9bとしてもよく、構造体をどちらの形態にしても気流により燃料が飛ばされるのを防ぐことができる。どちらの場合でも、必要に応じて複数の燃料供給口5およびそれに対応した構造体を設けることができる。以下の実施の形態2〜4では説明を省略するが、燃料を流動床へと導くための構造体は実施の形態1と同様にパイプ状の構造体としてもよいし、板状の構造体としてもよい。
【0019】
[実施の形態2]
図1(b)に示すように、実施の形態2では、実施の形態1とは異なり、コンバスタ1の壁面には、より大きな燃料の供給口5が設けられている。コンバスタ1内には、構造体として天井板7bおよび誘導板8bを設けるが、実施の形態1とは異なり、天井板7bは略水平とし、誘導板8bは天井板7bと垂直下向きとする。誘導板8bの下端は流動床4の上面から20〜30cm上方とすると好ましい。
【0020】
このような天井板7bを設けることで、比重の小さい燃料がボイラに投入された場合にも、燃料は気流に飛ばされることなく、流動床4へと導かれる。さらに、誘導板8bにぶつかった燃料は、その後鉛直に落ちるのみとなり、より効率よく流動床へと導かれる。
また、このように供給口5を広くすることで、燃料が詰まるのを防止することができる。
【0021】
[実施の形態3]
図1(c)に示すように、実施の形態3では、実施の形態1とは異なり、コンバスタ1の壁面を貫通して燃料投入路6を設け、これを構造体とする。この構造体の下端は流動床4の上面から20〜30cm上方とし、特に限定されるものではないが、鉛直下方向に開くようにすると好ましい。また、この燃料投入路6は、円形、楕円、または多角形などの断面形状を有するものである。
このような構造体を設けることで、流動床4にさらにより近い位置へ燃料を導くことができる。また、気流により巻い上がる流動材が燃料の投入路6に直接進入するのを抑制することができる。また、燃料投入路6がコンバスタ内部まで伸びていることにより,投入された燃料が壁付近に滞留するのを防ぎ、燃料の偏りを抑制することができる。
【0022】
[実施の形態4]
図1(d)に示すように、実施の形態4では、実施の形態3と同様にコンバスタ内部に貫通した燃料投入路6を設け、さらに、その先端に鉛直下向きの誘導板8dを設ける。誘導板8dの下端は流動床4の上面から20〜30cm上方とすると好ましい。
このような構造体を設けることで、流動床4にさらにより近い位置へ燃料を導くことができる。また、風により巻い上がる流動材が燃料の投入路6に直接進入するのを抑制することができる。さらに、燃料投入路6がコンバスタ内部まで伸びていることにより,投入された燃料が壁付近に滞留するのを防ぎ、燃料の偏りを抑制することができる。
【発明の効果】
上記したところから明らかなように、本発明に係る流動床ボイラによると、燃料を確実に流動材と混合し、燃焼させることで、未燃分の発生を大幅に低減することが可能である。このように、本発明によると、コストを上げることなしに、燃料を流動床内に直接供給するのと同じ程度に高い燃焼効率を得ることができる流動床ボイラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンバスタを燃料供給口の設けられた壁面に対して横から見た模式図である。
【図2】本発明に係るコンバスタを燃料供給口の設けられた壁面に対して正面から見た模式図である。
【図3】従来のコンバスタを燃料供給口の設けられた壁面に対して横から見た模式図である。
【符号の説明】
1  コンバスタ
2  空室
3  多孔板
4  流動床
5  (燃料の)供給口
6  (燃料の)投入路
7a,b  天井板
8a,b,c  誘導板
9a,b  構造体

Claims (2)

  1. 流動床を有するコンバスタと、
    前記コンバスタの壁面に設けられた燃料供給口と、
    前記燃料供給口から前記流動床に向かって燃料を投下するために前記壁面から突出して設けられた構造体と
    を有する流動床ボイラ。
  2. 前記構造体の下端と前記流動床の上面との距離が5cm以上50cm以下である、請求項1に記載の流動床ボイラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102110693B1 (ko) * 2018-12-06 2020-05-13 현대중공업파워시스템 주식회사 순환유동층 보일러의 연료공급장치

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