JP3870827B2 - 実装方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子の表面に形成された複数の外部接続用端子を導電接合部によって基板の電極に接続する実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体素子をパッケージングして製造される電子部品を回路基板に実装する電子部品実装構造として、電子部品に形成された半田バンプなどの突出電極を回路基板に接合した構造が知られている。このような実装構造において、実装後の接合信頼性を実現する上で求められるヒートサイクル時の応力レベルの低減、すなわち実装後の環境温度変化によって半導体素子とワークとの熱膨張率の差に起因して半導体素子と半田バンプとの接合部に発生する応力を低く抑えることを目的として、半導体素子を150μm以下に極力薄くする試みが進行している。
【0003】
このような薄化された半導体素子より成る実装構造について、図面を参照して説明する。図10(a)は、従来の実装構造の断面図、図10(b)は、従来の電子部品実装構造における半導体素子の変形状態を示す図である。図10(a)において、基板10には半導体装置1が実装されており、基板10の上面に形成された電極10aには、半導体素子2の回路形成面に半田を形成材料として設けられたバンプ3が接合されている。半導体素子2は、前述のように半導体素子とバンプとの接合部に発生する応力を低く抑えることを目的として薄化処理されている。
【0004】
図10(b)は、このような薄化処理された半導体素子2を有する半導体装置1を基板10に実装して成る電子部品実装構造において、リフロー後の基板10に熱収縮応力が生じた状態を示している。半導体素子2は薄化されて撓みやすいため、基板10の収縮変位に応じて半導体素子2が追従して変形する。そして薄化の程度を進めて150μm以下の厚みの半導体素子2を用いた実装構造では、半導体素子2の撓み変形は各バンプ3間で半導体素子2が凹状となる撓み形状を示すようになり(矢印a参照)、薄化が進行するほど良好な追従性が実現されていることが判る。そしてこれにより、半導体素子2とバンプ3との接合部に発生する応力のレベルを有効に低減されることが実証されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記薄化された半導体素子2より成る電子部品実装構造においては、以下のような不具合が実証的にまた数値解析によって確認されている。図10(b)に示すように、半導体素子2は最外周のバンプ3の外側で撓みが急激に増大し(矢印b参照)、最外周のバンプ3外側近傍の半導体素子2の下面にクラックが発生し、半導体素子2がこのクラックから破断するという現象が生じる。すなわち、半導体素子の薄化を進めると、半田バンプに生じる応力は低下するものの、半導体素子の外縁部近傍の局部的な破損が発生するという問題点があった。
【0006】
そこで本発明は、薄化された半導体素子を基板に実装した実装構造において、外縁部近傍に発生する半導体素子の破損を防止して、信頼性を確保することができる実装方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項記載の実装方法は、表面に複数の外部接続用端子が形成された半導体素子の裏面にこの半導体素子よりも高い剛性を有し且つ半導体素子の外形よりも大きな外形を有する板状の構造体をこの構造体に塗布された熱硬化する樹脂によって接着する実装方法であって、前記半導体素子を前記構造体に搭載する際に前記半導体素子の縁部外側にはみ出して前記半導体素子の側面を這い上った前記樹脂で半導体素子の側面を覆うことによりこの半導体素子の縁部を補強する補強部を有する半導体素子を準備する工程と、前記外部接合用端子と接続される電極が形成された基板を基板保持部にセットする工程と、前記構造体を保持手段で保持して基板保持部にセットされた基板に対して相対的に移動させることにより前記外部接続用用端子と前記電極を位置合わせする工程と、位置合わせされた外部接続用用端子と電極とを導電接合部で接合する工程とを含む。
【0015】
請求項記載の実装方法は、請求項記載の実装方法であって、前記接合する工程において、前記外部接合用端子に形成された半田バンプを加熱により溶融させて前記基板の電極に接合する。
【0016】
請求項記載の実装方法は、請求項記載の実装方法であって、前記接合する工程において、前記外部接合用端子に形成されたバンプを半田で前記基板の電極に接合する。
【0017】
請求項記載の実装方法は、請求項記載の実装方法であって、前記接合する工程において、前記外部接合用端子に形成されたバンプを導電性接着材で前記基板の電極に接合する。
【0018】
請求項記載の実装方法は、請求項記載の実装方法であって、前記接合する工程において、前記外部接合用端子に形成されたバンプを前記基板の電極に金属接合する。
【0019】
本発明によれば、半導体素子の裏面にこの半導体素子よりも高い剛性を有し且つ半導体素子の外形よりも大きな外形を有する構造体を樹脂で接着して半導体素子の側面を樹脂で覆い、この半導体素子の縁部が基板と半導体素子との熱変形の差によって発生する応力に起因して過剰に変形するのを防止する補強部とすることにより、薄化された半導体素子を基板に実装した実装構造において、外縁部近傍に発生する半導体素子の破損を防止して、信頼性を確保することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の実装構造の断面図、図2(a)は本発明の実施の形態1の半導体装置の斜視図、図2(b)は本発明の実施の形態1の半導体装置の部分断面図、図3は本発明の実施の形態1の半導体装置の組立方法の工程説明図、図4は本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の斜視図、図5は本発明の実施の形態1の実装方法の工程説明図、図6は本発明の実施の形態1の実装構造の部分断面図である。
【0021】
まず図1を参照して実装構造について説明する。図1において、基板10の上面には電極10aが形成されており、電極10aには半導体装置1を構成する半導体素子2に形成されたバンプ3が接合されている。バンプ3は半田を形成材料とした半田バンプであり、半導体素子2の複数の外部接続用端子を基板10の電極10aに接合して電気的に導通させる導電接合部となっている。そしてこの導電接合部によって、半導体素子2は基板10と直接接触することなく、基板10との間にはギャップが形成されている。なお半導体素子2としては、表面に再配線層が形成されたものでもよい。
【0022】
次に図2を参照して、半導体装置1について説明する。図2(a)、(b)において、半導体装置1は、半導体素子2の裏面に樹脂5によってバンパ4(構造体)を接着した構成となっており、半導体素子2の表面の縁部に沿って形成された複数の外部接続用端子である電極2a上には、半田のバンプ3が形成されている。
【0023】
ここで半導体素子2は機械研磨やエッチングなどの方法によって薄化処理が行われた後の状態である。一般に、半導体素子をバンプを介して基板に実装した状態では、半導体素子の厚み寸法が小さいほど実装後の接合信頼性が優れている。これは、半導体素子2と基板の応力の差に起因してバンプ3の接合部に応力が集中しようとしても、半導体素子2自体が厚さ方向に変形(撓み)を生じることで応力を分散するからである。このため、本実施の形態では、上述のように半導体素子2を薄化処理して厚みt1が10〜150μmの範囲となるように設定し、厚さ方向への変形(撓み)を可能としている。
【0024】
薄化処理は、半導体素子2の回路形成面の反対面を砥石等を用いた機械研磨によって粗加工を行い、ドライエッチングや薬液によるウェットエッチングで仕上げ加工を行う。機械研磨を行うと裏面に多数のマイクロクラックを有するダメージ層が形成される。このダメージ層は、半導体素子の抗折強度を低下させる要因となるものであるが、仕上げ加工によりこのダメージ層を除去して半導体素子2の抗折強度を高めることができる。
【0025】
バンパ4は、半導体装置1の搭載時などのハンドリングにおいて半導体装置1を安定して保持することを容易にするとともに、基板などへ実装された後の半導体装置1を外力から保護する機能を有するものである。したがってバンパ4は、金属やセラミックまたは樹脂などの構造材を、上記機能を満たすような形状、すなわち半導体素子2よりも高い剛性を有するような厚みt2で、半導体素子2の外形よりも大きい外形形状に加工したものが用いられる。
【0026】
ここで半導体素子2をバンパ4に接着する樹脂5には、低弾性係数の変形しやすい材質が用いられており、半導体素子2の厚み方向への変形を許容した状態で半導体素子2をバンパ4に接着するようになっている。これにより、半導体装置1を基板に実装した状態において、基板の変形状態に応じて半導体素子2が追従変形するようになっている。
【0027】
図2に示すように、樹脂5は半導体素子2の全周にわたって4辺の端部からはみ出しており、はみ出した樹脂5aは半導体素子2の側面2bに沿って這い上がり側面2bを部分的に覆うような形状となっている。この側面2bを覆う樹脂5aは、半導体素子2の縁部を補強する補強部を形成している。
【0028】
半導体素子2の縁部には、半導体ウェハをダイシングして個片の半導体素子2に切り出す際に生じた微小なクラックがそのまま残留しやすく、このクラックから破損を生じる場合がある。側面2bを覆う樹脂5aは、このような微小なクラックを含んだ半導体素子2の縁部を補強するとともに、後述するように半導体装置1を基板10に実装した状態において、基板と半導体素子2との熱変形の差によって発生する応力に起因して半導体素子2が過剰に変形するのを防止する機能を有する。
【0029】
次に図3を参照して、半導体装置1の組立方法について説明する。図3(a)において、板状部材6は半導体装置1の一部を構成するバンパ4が切り離される前の中間部品である。板状部材6の上面には、仕切部6aが設けられており、仕切部6aで囲まれる凹部6bは半導体素子2が接着される半導体素子接着位置となっている。仕切部6aは、後述するように凹部6b内に半導体素子2の接着用の樹脂5を塗布する際に、樹脂5が半導体接着位置を超えて周囲に広がるのを規制するダム部となっている。
【0030】
板状部材6の下面の仕切部6aに対応する位置には、溝部6cが形成されている。溝部6cは、厚み寸法t4の板状部材6の下面側から格子状の溝を切り込んで形成され、これにより上面からの厚み寸法t3がt4よりも小さい肉薄部となっている。この肉薄部は、板状部材6をバンパ4に切断分離する際の切断位置と一致している。
【0031】
次に図3(b)に示すように、板状部材6の各凹部6bにはディスペンサ7によって樹脂5が塗布され、これにより半導体素子2接着用の樹脂5が供給される。この樹脂5の塗布において、凹部6bの周囲にはダム部としての仕切部6aが設けられていることから、樹脂5が半導体接着位置を超えて周囲に広がることが防止される。
【0032】
また塗布に際しては、塗布後に半導体素子2によって押し広げられた樹脂5が半導体素子2の端部から外側にはみ出した際に、前述のように半導体素子2の側面2bを覆うのに過不足がないような適正塗布量の樹脂5がディスペンサ7から吐出される。
【0033】
この後、樹脂5が供給された板状部材6は半導体素子接着工程に送られる。この半導体素子接着工程では、図3(c)、(d)に示すように、半導体素子2を板状部材6に塗布された樹脂5上に搭載し、次いで樹脂5を加熱して樹脂5を熱硬化させることによって、複数の半導体素子2の裏面側を樹脂5を介して板状部材6の各凹部6bに整列状態で接着する。
【0034】
半導体素子2を板状基板6に搭載する際には、図3(c)に示すように、半導体素子2のバンプ3が形成された表面側を吸着ノズル8によって吸着保持し、半導体素子2の裏面を樹脂5に押し付ける。このとき、樹脂5の塗布量に応じて吸着ノズル8による押し付け高さを調整することにより、各半導体素子2の縁部外側(矢印A参照)にはみ出した樹脂5が、半導体素子2の側面2bを這い上がって側面2bを覆うようにする(図2(b)に示す樹脂5a参照)。このときダイシング時のダメージが残留しやすい半導体素子2の裏面側の端部が完全に覆われて補強されていれば、側面2bは完全に覆われていても、または部分的にのみ覆われていてもどちらでも良い。
【0035】
このようにして半導体素子2が搭載された板状部材6は加熱炉に送られる。そしてここで所定温度で加熱されることにより、図3(d)に示すように樹脂5が熱硬化する。このとき、各半導体素子2の縁部外側にはみ出した樹脂5は、熱硬化の過程において一時的に粘度低下することにより表面張力によって半導体素子2の側面2bをさらに這い上がり、側面2bを覆った形状のまま硬化する。これにより、樹脂5の硬化後において、図2(b)に示す補強部としての樹脂5aが形成される。
【0036】
このようにして樹脂5が硬化した板状部材6は切断工程に送られ、ここで図3(e)に示すように、半導体素子2が接着された板状部材6を回転切断刃9によって隣接する半導体素子2の間の切断位置で切断する。これにより、板状部材6が半導体素子2ごとのバンパ4に切断分離され、半導体装置1の組立が完成する。このとき、隣接する半導体素子2間の間隔よりも刃幅が小さい回転切断刃9を用いることにより、板状部材6は個片に分離された後のバンパ4が半導体素子2の端面からはみ出した形状で切断される。したがって、個片分離された半導体装置1においては、バンパ4の外形は半導体素子2の外形よりも大きくなる。
【0037】
次に図4を参照して、半導体装置1を基板10に搭載する電子部品搭載装置について説明する。図4において、部品供給部11は部品トレイ12を備えており、部品トレイ12にはバンプ3を下向きにした姿勢の半導体装置1が格子配列で多数収容されている。部品供給部11の側方には、転写部13および基板保持部16が配設されている。
【0038】
転写部13は転写テーブル14を備えており、転写テーブル14の上面にはフラックス15が貯溜されている。基板保持部16は基板10を保持して位置決めする基板テーブル17を備えている。部品供給部11、転写部13および基板保持部16の上方には、ノズル18aを備えた搭載ヘッド18が水平方向および上下方向に移動自在に配設されている。搭載ヘッド18は、部品供給部11から半導体装置1を取り出し、転写部13にて半導体装置1にフラックス15を塗布した後、この半導体装置1を基板10に搭載する。
【0039】
次に図5を参照して、半導体装置1の基板10への実装方法について説明する。なお、本実施の形態では、バンプ3が半田で形成されている場合(半田バンプの場合)を例に説明する。まず、半導体装置1を上述の組立方法に従って組み立てて準備し、部品トレイ12に収容した後に、部品供給部11に配置する。次いで外部接合用端子と接続される電極10aが形成された基板10を、基板保持部16にセットする。
【0040】
次に図5(a)に示すように、搭載ヘッド18によって半導体装置1のバンパ4をノズル18a(保持手段)で保持してピックアップし、この後搭載ヘッド18は転写部13上に移動する。そしてここで搭載ヘッド18が上下動することにより、ノズル18aに保持した半導体装置1のバンプ3に、フラックス15が転写により塗布される。
【0041】
そしてこの後、搭載ヘッド18は基板保持部16に移動し、ここで基板10上で上下動することにより、ノズル18aに保持した半導体装置1を基板10の搭載位置の電極10aに位置合わせして搭載する。すなわち、基板保持部16にセットされた基板10に対して搭載ヘッド18を相対的に移動させることにより、外部接続用用端子に形成されたバンプ3と電極10aを位置合わせする。
【0042】
これにより、図5(b)に示すように、フラックス15が転写されたバンプ3が電極10aに着地する。そして搭載後の基板10をリフローすることにより、図5(c)に示すようにバンプ3が溶融して電極10aと半田接合される。これにより、位置合わせされた半導体素子2の外部接続用用端子と電極10aとが、導電接合部としての半田バンプによって接合される。
【0043】
図6は,上述の実装構造における半導体素子2の変形状態を示している。本実施の形態に示すような薄化された半導体素子2をバンプ3を介して基板10に接合した構造では、半導体素子2と基板10の熱変形の差によって発生する応力に起因して、バンプ3から外側の範囲は基板10側に大きく撓む傾向にある(破線で示す半導体素子2参照)。そしてこの変形に伴ってバンプ3の外側近傍の半導体素子2の下面には高いレベルの表面応力が生じ、半導体素子2を破損させる原因となる場合がある。
【0044】
これに対し、本実施の形態に示すように、半導体素子2の側面2bを覆う樹脂5aによって補強された半導体装置1を基板10に実装した場合には、最外周のバンプ3から外側の範囲における半導体素子2の下方への撓みは大幅に低減される。すなわち、樹脂5aは半導体素子2の側面2bを覆って半導体素子2の過度の曲げ変形を防止するように作用する。そしてこの作用により、半導体素子2の下方への撓み変形が防止され、半導体素子2の曲げ変形による破損を防止することができる。
【0045】
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2の実装方法の工程説明図である。本実施の形態2は、半導体素子2に金などの良導体の金属のバンプ3Aを形成し、バンプ3Aを接合するための半田を、基板10の電極10a上に予め供給しておくものである。 図7(a)において、ノズル18aには金属のバンプ3Aが形成された半導体装置1Aが保持されている。基板保持部16上には、基板10が保持されており、基板10の電極10aには、予め半田部20が形成されている(図7(b)参照)。半田部20は、半田ペーストを電極10aに印刷する方法や、半田メッキなどで半田を電極10aにプリコートする方法などによって形成される。
【0046】
この後、実施の形態1と同様の搭載動作が行われる。すなわち搭載ヘッド18は基板保持部16に移動し、図7(b)に示すように、ノズル18aに保持した半導体装置1Aを基板10の搭載位置に位置合わせする。そしてここで搭載ヘッド18が基板10上で上下動することにより、図7(c)に示すように、バンプ3Aが電極10a上の半田部20に着地する。
【0047】
そして搭載後の基板10をリフローすることにより、半田部20中の半田が溶融し、バンプ3Aと電極10aとを半田接合する。これにより、位置合わせされた半導体素子2の外部接続用端子である電極2aと電極10aとが、バンプ3Aおよび半田部20によって接合され導通する。すなわち、ここでは導電接合部は、外部接合用端子である電極2aに形成されたバンプ3Aと、このバンプ3Aを電極10aに接合する半田部20で構成されている。
【0048】
(実施の形態3)
図8は本発明の実施の形態3の実装方法の工程説明図である。本実施の形態3では、実施の形態2と同様に半導体素子2に金などの良導体の金属のバンプ3Aを形成し、バンプ3Aを導電性接着剤で電極10aに接合するようにしている。
【0049】
図8(a)において、ノズル18aには金属のバンプ3Aが形成された半導体装置1Aが保持されている。基板保持部16上には、基板10が保持されており、また転写テーブル14には、導電性接着材である導電性ペースト21が貯溜されている。
【0050】
この後、実施の形態1と同様の実装動作が行われる。まず半導体装置1Aをピックアップした搭載ヘッド18は転写テーブル14上に移動する。そしてここで搭載ヘッド18が上下動することにより、ノズル18aに保持した半導体装置1Aのバンプ3Aに、導電性ペースト21が転写により塗布される。
【0051】
そしてこの後、搭載ヘッド18は基板保持部16に移動し基板10上で上下動することにより、ノズル18aに保持した半導体装置1Aを基板10の搭載位置に位置合わせして搭載する。すなわち、基板保持部16にセットされた基板10に対して搭載ヘッド18を相対的に移動させることにより、外部接続用端子である電極2aに形成されたバンプ3Aと電極10aを位置合わせする。これにより、図8(b)に示すように、導電性ペースト21が転写されたバンプ3Aが電極10aに着地する。
【0052】
そして搭載後の基板10を加熱することにより、図8(c)に示すように導電性ペースト21が熱硬化してバンプ3Aを電極10aに固着させるとともに電気的に導通させる。これにより、位置合わせされた半導体素子2の外部接続用端子である電極2aと電極10aとが導電性ペースト21による導電接合部で接合される。すなわち、ここでは導電接合部は、外部接合用端子である電極2aに形成されたバンプ3Aと、このバンプ3Aを電極10aに接合する導電性ペースト21で構成されている。
【0053】
(実施の形態4)
図9は本発明の実施の形態4の実装方法の工程説明図である。本実施の形態4では、実施の形態2と同様に半導体素子2に金などの良導体の金属のバンプ3Aを形成し、バンプ3Aを固層拡散接合を利用して電極10aに金属接合するようにしている。
【0054】
図9において、24は、超音波圧着ヘッド(図示省略)に設けられた押圧ツールであり、半導体装置1Aを保持する保持手段を兼ねている。超音波圧着ヘッドは、保持した半導体装置1Aに超音波振動を付与する振動付与手段および半導体装置1Aを基板10に押圧する加圧手段を備えている。バンプ3Aを基板10の電極10aに着地させた状態で、加圧手段を駆動することにより、バンプ3Aは電極10aに対して加圧される。また振動付与手段を駆動することにより、バンプ3Aと電極10aとの接合面に超音波振動を印加することができる。
【0055】
基板10は、ヒータ23を内蔵した押圧テーブル22に保持されており、バンプ3Aを基板10の電極10aに着地させた状態で、ヒータ23を加熱することにより、バンプ3Aと電極10aとの接合面を加熱することができるようになっている。金属接合のための圧着条件としては、加圧と加熱とを組み合わせた条件、または加圧と超音波振動付与とを組み合わせた条件、さらには、加圧、加熱に加えて超音波振動付与を併用した条件のいずれかを選択することができる。
【0056】
このような圧着条件にて、バンプ3Aを電極10aに対して押圧した状態を所定時間保持することにより、バンプ3Aと電極10aとの金属接触面は固層拡散接合により金属接合される。すなわちここでは、導電接合部は、外部接合用端子である電極2aに形成されたバンプ3Aを電極10aに金属接合して構成されている。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、半導体素子の裏面にこの半導体素子よりも高い剛性を有し且つ半導体素子の外形よりも大きな外形を有する構造体を樹脂で接着して半導体素子の側面を樹脂で覆い、この半導体素子の縁部が基板と半導体素子との熱変形の差によって発生する応力に起因して過剰に変形するのを防止する補強部を形成したので、薄化された半導体素子を基板に実装した実装構造において、外縁部近傍に発生する半導体素子の破損を防止して、信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の実装構造の断面図
【図2】(a)本発明の実施の形態1の半導体装置の斜視図
(b)本発明の実施の形態1の半導体装置の部分断面図
【図3】本発明の実施の形態1の半導体装置の組立方法の工程説明図
【図4】本発明の実施の形態1の電子部品搭載装置の斜視図
【図5】本発明の実施の形態1の実装方法の工程説明図
【図6】本発明の実施の形態1の実装構造の部分断面図
【図7】本発明の実施の形態2の半導体装置の組立方法の工程説明図
【図8】本発明の実施の形態3の半導体装置の組立方法の工程説明図
【図9】本発明の実施の形態4の半導体装置の組立方法の工程説明図
【図10】(a)従来の実装構造の断面図
(b)従来の実装構造における半導体素子の変形状態を示す図
【符号の説明】
1,1A 半導体装置
2 半導体素子
2a 電極
2b 側面
3,3A バンプ
4 バンパ
5 樹脂
15 フラックス
20 半田部
21 導電性ペースト

Claims (5)

  1. 表面に複数の外部接続用端子が形成された半導体素子の裏面にこの半導体素子よりも高い剛性を有し且つ半導体素子の外形よりも大きな外形を有する板状の構造体をこの構造体に塗布された熱硬化する樹脂によって接着する実装方法であって、前記半導体素子を前記構造体に搭載する際に前記半導体素子の縁部外側にはみ出して前記半導体素子の側面を這い上った前記樹脂で半導体素子の側面を覆うことによりこの半導体素子の縁部を補強する補強部を有する半導体素子を準備する工程と、前記外部接合用端子と接続される電極が形成された基板を基板保持部にセットする工程と、前記構造体を保持手段で保持して基板保持部にセットされた基板に対して相対的に移動させることにより前記外部接続用用端子と前記電極を位置合わせする工程と、位置合わせされた外部接続用用端子と電極とを導電接合部で接合する工程とを含むことを特徴とする実装方法。
  2. 前記接合する工程において、前記外部接合用端子に形成された半田バンプを加熱により溶融させて前記基板の電極に接合することを特徴とする請求項記載の実装方法。
  3. 前記接合する工程において、前記外部接合用端子に形成されたバンプを半田で前記基板の電極に接合することを特徴とする請求項記載の実装方法。
  4. 前記接合する工程において、前記外部接合用端子に形成されたバンプを導電性接着材で前記基板の電極に接合することを特徴とする請求項記載の実装方法。
  5. 前記接合する工程において、前記外部接合用端子に形成されたバンプを前記基板の電極に金属接合することを特徴とする請求項記載の実装方法。
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