JP3870728B2 - 空気整流部材の取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラック等車両の車体下部に取付けられる空気整流部材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、トラック等車両に対し、空気整流部材としてのサイドスカートを装着することが望まれている。サイドスカートを装着することにより、車体下部に配設される車両の機械部分が露出せず、美観が向上するとともに、車両側面を流れる走行風が車体下部に巻き込まれることがなくなり、空気抵抗が低減、ひいては燃費が低減される。
【0003】
このサイドスカートについて、実開平5−82706号には、所定の大きさに成形されたブロック状部材を車両前後方向に並べてサイドスカートを形成し、製造コスト、保管コスト、ならびに輸送コストの低減を図った技術が開示されている。これによれば、所定の大きさに成形されたウレタンエラストマ製のブロック状部材(固定部材1,開閉部材2)を用い、このうち固定部材1をUボルト6および袋ナット7を用いてガードバー41に取付け、開閉部材2には一端にピン状の突起22を設けて、この突起22を固定部材1の側面に設けられた取付穴に嵌め込み開閉可能とする。これら固定部材1および開閉部材2を車両前後方向に亘って複数個連続的に設けることにより、サイドスカートを形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実開平5−82706号に記載されるサイドスカートでは、ガードバー41に取付けられる固定部材1の取付けにUボルト6および袋ナット7を用いており、固定部材1に対してUボルト6挿通のための穴開け加工等、固定部材1をガードバー41に取付ける段階での加工が必要となってしまう。
【0005】
また、場合によっては袋ナット7がサイドスカートの外面側に露出し、サイドスカート表面が滑らかな面とならないため、空気抵抗が増加し、また見栄えも悪いという問題がある。
【0006】
本発明はこのような課題を解決すべく、車両への取付けが容易でかつ見栄えのよいサイドスカートの取付構造を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の請求項1に示す空気整流部材の取付構造では、空気整流部材が所定大きさに形成されて車両前後方向および車両上下方向に並べられた複数の固定空気整流パネルと、固定空気整流パネルと同じ大きさに形成された可動空気整流パネルとを有し、固定空気整流パネルの一側面の所定位置にパネル側凹溝またはパネル側凸部が設けられるとともに、上記パネル側凹溝またはパネル側凸部に対向するサイドガードの所定位置に、上記パネル側凹溝に係合するサイドガード側凸部または上記パネル側凸部に係合するサイドガード側凹溝が設けられて、上記固定空気整流パネルが上記サイドガードに固定されるとともに、上記固定空気整流パネルと上記可動空気整流パネルとの接合部においては、上記固定空気整流パネルまたは上記可動空気整流パネルのいずれか一方に上記接合部に沿って設けられる円柱形状の雄ヒンジと、上記固定空気整流パネルまたは上記可動空気整流パネルのいずれか他方に設けられ上記雄ヒンジを抱持可能な雌ヒンジとによりヒンジ係合されることを特徴としている。
【0008】
したがって、固定空気整流パネルとサイドガードとの係合を、凹溝と凸部との係合とし、車両前後方向に亘って複数個取付けられるサイドガードの端から固定空気整流パネルをスライドして係合させる簡易で取付作業性のよい取付構造とすることができる。
また、固定空気整流パネルとサイドガードのそれぞれ所定位置に凹溝および凸部を設けておけばよいので、固定空気整流パネルをサイドガードに取付ける段階での固定空気整流パネルへの加工が不要となり、取付作業性が一層向上する。
さらに、固定空気整流パネルの一側面にパネル側凹溝またはパネル側凸部を設けているので、他側面すなわち固定空気整流パネルの表面側にはナット等の露出する部材がなく、空気抵抗低減効果が高まり、また見栄えもよい。
その上、固定空気整流パネルを車両前後方向および車両上下方向に並べて空気整流部材を構成するので、固定空気整流パネルの並べ方を変更すれば、同一の固定空気整流パネルを用いて異なる形状の空気整流部材を形成可能である。
また、固定空気整流パネルには、円柱形状の雄ヒンジと該雄ヒンジを抱持可能な雌ヒンジとのヒンジ係合により、固定空気整流パネルと同じ大きさに形成された可動空気整流パネルが係合されるので、空気整流部材は必要に応じて開閉ドアとすることができ、給油や点検等の作業性が向上する。
また、円柱形状の雄ヒンジおよび該雄ヒンジを抱持可能な雌ヒンジによりヒンジ機構を構成しているので、これら雄ヒンジまたは雌ヒンジを固定空気整流パネルおよび可動空気整流パネルに一体成形することが可能であり、ヒンジ機構の形成コストが低減する。
従って、ホイールベースや車高の異なる車両に対し空気整流部材を柔軟に適用可能であるとともに、空気整流部材は必要に応じて開閉ドアとすることができ、給油や点検等の作業性が向上する。
更には、円柱形状の雄ヒンジおよび該雄ヒンジを抱持可能な雌ヒンジによりヒンジ機構を構成しているので、これら雄ヒンジまたは雌ヒンジを固定空気整流パネルおよび可動空気整流パネルに一体成形することが可能であり、ヒンジ機構の形成コストが低減する。
【0009】
また、請求項2に示す空気整流部材の取付構造では、請求項1記載の空気整流部材の取付構造において、固定空気整流パネルにパネル側凹溝を設けるとともに、サイドガードにボルト挿通孔が形成され、該ボルト挿通孔に挿通されるボルトによりサイドガード側凸部が設けられることを特徴としている。
【0010】
したがって、ボルトの有無によりサイドガード側凸部を必要な部位にのみ形成することが容易に行なえる。すなわち、固定空気整流パネルが取付けられる部位と取付けられない部位とでサイドガードを共通化しても、サイドガード側凸部の形成要否が容易に選択可能である。
【0015】
また、請求項に示す空気整流部材の取付構造では、請求項乃至記載の空気整流部材の取付構造において、円柱形状の雄ヒンジの一部に長手方向に亘る切欠きが形成され、固定空気整流パネルまたは可動空気整流パネルがヒンジの軸回りに回動した一定位置において係脱可能とされることを特徴としている。
【0016】
したがって、ヒンジ係合された固定空気清流パネルおよび可動空気整流パネルは容易に取外しが可能となり、固定空気整流パネルおよび可動空気整流パネルの交換や車両の点検整備等の作業性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る実施例を、図1乃至図4を用いて説明する。図1は空気整流部材としてのサイドスカートを取付けたトラック車両の概略側面図、図2は図1におけるA−A断面図を示している。また、図3は図1におけるB−B断面図を示しており、図4は図3におけるヒンジ機構の拡大図を示している。
【0018】
車両1のキャブ2後方には荷台3が配設されており、荷台3の下部にはサイドスカート4が取付けられている。具体的には、車両1の下部には図示しないフレームが前後方向に延びており、このフレームには車両1の幅方向に延びるように横根太5が該前後方向に亘って複数個取り付けられている。横根太5の両端部にはアルミ製のサイドレール6が取付けられており、サイドレール6に荷台3が載置され固定されている。また、横根太5の下面には夫々サイドガード7が固定され、このサイドガード7に対し、後述する構造でサイドスカート4が取付けられている。
【0019】
サイドガード7には、その所定位置に車両幅方向に沿ってボルト挿通孔8が予め形成されており、このボルト挿通孔8には車両幅方向外側からボルト9が挿通され、サイドガード側凸部を形成している。一方、サイドスカート4は、所定の大きさ、形状にアルミ押出しにより成形された複数の固定空気整流パネル10aを車両1の前後方向および高さ方向に並べた構成を有しており、これら複数の固定空気整流パネル10aがサイドスカート4の大部分を形成している。夫々の固定空気整流パネル10aには、その一側面の所定位置に車両前後方向に亘って略凹形状のパネル側凹溝11が一体に形成され、このパネル側凹溝11が上述したサイドガード側凸部としてのボルト9の頭部と係合している。従って、パネル側凹溝11が形成されない固定空気整流パネル10aの他側面は、凹凸のない滑らかな面となっている。固定空気整流パネル10aの取付けにあたっては、車両前後方向に亘って複数取り付けられるサイドガード7の端から、ボルト9の頭部にパネル側凹溝11が係合するようにスライド係合させて、固定空気整流パネル10aの前後方向位置を調整し、ボルト9にダブルナット12,12を螺合することにより、固定空気整流パネル10aがサイドガード7に固定される。サイドスカート4の前端部分やリヤタイヤのホイールハウス部分には、それぞれ車両1の形状に応じた補間パネル4aがサイドレール6に取付けられており、サイドスカート4は固定空気整流パネル10aおよび補間パネル4aにより形成される。
【0020】
このようにサイドスカート4を構成する車両前後および高さ方向に並んだ固定空気整流パネル10aのうち任意のものを、固定空気整流パネル10aと同じ大きさに成形され、固定空気整流パネル10aにヒンジ係合可能な可動空気整流パネル10b(図3参照)とすることにより、サイドスカート4の任意の部位を開閉ドアとすることができる。可動空気整流パネル10bは、サイドガード7に対しては取付けられず、例えば、その上方に配置される固定空気整流パネル10aに対して回動可能にヒンジ機構13を介して取付けられる。可動空気整流パネル10bには軸方向に回動可能にキャッチ14が挿通され、キャッチ14の先端部にはL字状の突起が形成されている。サイドガード7のキャッチ14に対応する位置には、予めキャッチ14の突起を位相を合わせたときのみ挿通可能とする長円形状の長孔15が形成されており、可動空気整流パネル10bを閉止しロックする場合には、可動空気整流パネル10bを閉止位置としてキャッチ14を長孔15に挿通させ、その後キャッチ14を回動させて長孔15と突起の位相をずらし、長孔15からキャッチ14が抜けないようにする。
【0021】
続いてヒンジ機構13の詳細について、図3におけるヒンジ機構13の拡大図を示す図4に基づき説明する。ヒンジ機構13は、固定空気整流パネル10aとその下方に位置する可動空気整流パネル10bとの接合部に設けられている。可動空気整流パネル10bの上端部に接合部に沿って略円柱形状の雄ヒンジ13aが、固定空気整流パネル10aの下端部に接合部に沿って雄ヒンジ13aを抱持可能な雌ヒンジ13bがそれぞれ一体に設けられており、雌ヒンジ13bは略円柱形状の雄ヒンジ13aの半周以上を抱持する形状とされている。これら雄ヒンジ13aと雌ヒンジ13bが嵌合することにより、固定空気整流パネル10aに可動空気整流パネル10bが回動可能に取付けられる。
【0022】
また、雄ヒンジ13aには、その一部に円柱形状の長手方向に亘る切欠き13cが設けられており、これにより、可動空気整流パネル10bをヒンジ13の軸回りに回動させた一定位置において、雄ヒンジ13aと雌ヒンジ13bとを離脱させることができる。すなわち、図4(a)や図4(b)に示すように、雌ヒンジ13bの両端部に雄ヒンジ13aの円柱部分が位置しており、切欠き13cの部分が位置していない状態では、雌ヒンジ13bの両端部間の幅よりも雄ヒンジ13aの径方向の幅の方が大きいため、雄ヒンジ13aと雌ヒンジ13bとは離脱不能であり、ヒンジとして機能するが、図4(c)に示すようにさらに可動空気整流パネル10bを回動させ、雌ヒンジ13bの両端部のいずれかに切欠き13cが位置するようになると、雌ヒンジ13bの両端部間の幅よりも雄ヒンジ13aの径方向の幅の方が小さくなるため、雄ヒンジ13aと雌ヒンジ13bとが離脱可能となる。
【0023】
ところで、本実施例においては、固定空気製流パネル10aの下端部に雌ヒンジ13bを設けるとともに上端部に雄ヒンジ13aを設け、可動空気整流パネル10bの上端部に雄ヒンジ13aを設けるとともに下端部に雌ヒンジ13bを設ける構成としている。
すなわち、固定空気整流パネル10aおよび動空気整流パネル10bはともに、その上端部に雄ヒンジ13a、その下端部に雌ヒンジ13bを設ける構成としている。
また、固定空気整流パネル10aの一側面に形成されるパネル側凹溝11に係合するサイドガード側凸部は、サイドガード7に挿通したボルト8により形成されており、ボルト8を排除することによって固定空気整流パネル10aをサイドガード7に取付けないようにすることが容易に行なえる。
従って、本実施例では、固定空気整流パネル10aと可動空気整流パネル10bとの共通化を図っている。
この場合、固定空気整流パネル10aにキャッチ14の挿通穴14を形成してキャッチ14を挿通し、固定空気整流パネル10aを可動空気整流パネル10bとして用ている。
【0024】
また、図3に示されるように可動空気整流パネル10bの上下に固定空気整流パネル10aが位置するような場合には、可動空気整流パネル10bの上下両端がヒンジ機構13によりヒンジ結合されるため、例えば可動空気整流パネル10b下端の雌ヒンジ13bを一部カットし、同部位がヒンジ結合しないようにする。もちろん、可動空気整流パネル10bの下方に位置する固定空気整流パネル10aの雄ヒンジ13aをカットし、同部位がヒンジ結合しないように構成してもよいし、可動空気整流パネル10bの下端はヒンジ結合するようにして上端がヒンジ結合しないように構成してもよい。
【0025】
本実施例においては、固定空気整流パネル10aおよび可動空気整流パネル10bは、上述したような形状のパネル側凹溝11、雄ヒンジ13aおよび雌ヒンジ13bを有しており、各パネル10a,10bの車両前後方向各部において断面形状が同一であるため、押出成形に適している。このため本実施例では、既に上述したように固定空気整流パネル10aおよび可動空気整流パネル10bをアルミ材の押出しにより成形している。
【0026】
以上詳述したように、本実施例によれば、ボルト9によりサイドガード7の所定位置にサイドガード側凸部が形成され、該サイドガード側凸部に、固定空気整流パネル10aの所定位置に車両前後方向に亘って形成されたサイドガード側凹溝11が係合するよう構成し、車両前後方向に亘って複数取付けられるサイドガード7の端から固定空気整流パネル10aをスライド係合させる簡易で取付作業性のよい取付構造とすることができる。また、サイドガード側凸部およびパネル側凹溝11は、サイドガード7と固定空気整流パネル10aとの係合に先立って予め設けられた状態となるので、固定空気整流パネル10aをサイドガード7に取付ける段階での固定空気整流パネル10aへの加工が不要となり、取付作業性を一層向上させることができる。さらに、固定空気整流パネル10aの車両外側に露出する面であってパネル側凹溝11が形成されない面は、凹凸のない滑らかな面とされ、ナット等の露出する部材がないため、空気抵抗低減効果が高まるとともに、見栄えも向上する。その上、固定空気整流パネル10aおよび可動空気整流パネル10bを車両前後方向および車両上下方向に並べてサイドスカート4を構成するので、各パネル10a,10bの並べ方を変更すれば、同一のパネル10a,10bを用いて異なる形状のサイドスカートを形成可能であり、ホイールベースや車高の異なる車両に対しサイドスカートを柔軟に適用することができる。
【0027】
また、サイドガード7にボルト挿通孔8を形成し、該ボルト挿通孔8に挿通されるボルト9の頭部によりサイドガード側凸部が形成されるようにしたので、ボルト9の挿通有無によりサイドガード側凸部の有無が容易に選択可能となり、固定空気整流パネル10aが取付けられる部位と取付けられない部位とで共通のサイドガード7を用いることが可能である。
【0028】
また、固定空気整流パネル10aと同じ大きさに形成された可動空気整流パネル10bを、固定空気整流パネル10aにヒンジ係合するようにしたので、給油口等で開口の必要な部位を開閉ドアとすることができる。可動空気整流パネル10bおよび固定空気整流パネル10aには、略円柱形状の雄ヒンジ13aおよび該雄ヒンジ13aを抱持可能な雌ヒンジ13bをそれぞれ設けたので、これら雄ヒンジ13aおよび雌ヒンジ13bは、固定空気整流パネル10aおよび可動空気整流パネル10bに、押出成形により一体に成形することが可能である。
【0029】
また、固定空気整流パネル10aおよび可動空気整流パネル10bにはそれぞれ、上端に雄ヒンジ13a、下端に雌ヒンジ13bを設けるように構成したので、固定空気整流パネル10aと可動空気整流パネル10bとを共通化することができる。この場合、可動空気整流パネル10bの一側面にもパネル側凹溝11が形成されるが、可動空気整流パネル10bに対応する部分にはサイドガード側凸部を形成するボルト9を挿通しないようにすることにより、可動空気整流パネル10bがサイドガード7に取付けられることはない。
【0030】
また、雄ヒンジ13aの一部に長手方向に亘る切欠き13cを形成し、可動空気整流パネル10bをヒンジの軸回りに回動させた一定位置において、雄ヒンジ13aと雌ヒンジ13bとを係脱可能としたので、固定空気整流パネル10aおよび可動空気整流パネル10bの交換や、可動空気整流パネル10bを取外しての車両の点検整備等の作業性を向上させることができる。
【0031】
また、固定空気整流パネル10aおよび可動空気整流パネル10bを押出成形するので、各パネル10a,10bの車両前後方向の長さは成形時に自由に変更可能となり、これらのパネル10a,10bを用いて形成されるサイドスカート4は、ホイールベースやオーバハング等が異なる車両においてさらに柔軟に適用可能となるため、車種毎の専用設計を必要とせず、コストを低く抑えることができる。
【0032】
本実施例では、サイドガード7にボルト9を挿通してサイドガード側凸部を形成し、固定空気整流パネル10aの一側面にサイドガード側凸部に係合するパネル側凹溝11を形成するよう構成したが、例えば図5に示すように、サイドガード7にサイドガード側凹溝7aを形成し、固定空気整流パネル10aに車両前後方向に亘ってパネル側凸部11aを形成するよう構成してもよい。この場合、サイドガード7のサイドガード側凹溝7aに対応する部位には車両幅方向に亘るボルト挿通孔8aを形成しておき、該ボルト挿通孔8aの車両幅方向内側端部にウェルドナット12aを設けておく。そして、サイドガード7に固定空気整流パネル10aをスライド係合させた後、ボルト挿通孔8aの車両幅方向内側からボルト9aをパネル側凸部11aに当接するまで挿通させ、サイドガード7に固定空気整流パネル10aを固定する。
【0033】
また、本実施例では、固定空気整流パネル10aおよび可動空気整流パネル10bには、その上端に雄ヒンジ13a、下端に雌ヒンジ13bを設けるように構成したが、例えば図6に示すように、上端に雌ヒンジ13b、下端に雄ヒンジ13aを設けるように構成してもよい。
【0034】
さらに、本実施例では、固定空気整流パネル10aにパネル側凹溝11を一体成形し、サイドガード7にボルト9を挿通してサイドガード側凸部を形成したが、例えばパネル側凹溝11を固定空気整流パネル10aとは別に成形した後溶接等により取付けてもよいし、サイドガード7とサイドガード側凸部を一体に成形するようにしてもよい。この場合、サイドガード側凸部が不要な部位については、成形後にサイドガード側凸部を適宜カットする。
【0035】
このように、サイドガード7にサイドガード側凹溝7aを設け、固定空気整流パネル10aにパネル側凸部11aを設けた場合や、固定空気整流パネル10aおよび可動空気整流パネル10bの上端に雌ヒンジ13b、下端に雄ヒンジ13aを設けた場合、パネル側凹溝11やサイドガード側凸部を固定空気整流パネル10aまたはサイドガード7に一体もしくは別体に成形した場合においても、本実施例と同様の作用効果を奏することが可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の本発明によれば、サイドガードに固定空気整流パネルをスライド係合させる簡易で取付作業性のよい取付構造とすることができる。
また、固定空気整流パネルをサイドガードに取付ける段階での固定空気整流パネルへの加工が不要となり、取付作業性が一層向上する。
さらに、固定空気整流パネルの表面側にはナット等の露出する部材がなく、凹凸のない滑らかな面とすることができるので、空気抵抗低減効果が高まり、また見栄えもよい。
その上、同一の固定空気整流パネルを用いて異なる形状の空気整流部材を形成可能であるため、ホイールベースや車高の異なる車両に対し、空気整流部材を柔軟に適用可能である。
更には、空気整流部材を必要に応じて開閉ドアとすることができ、給油や点検等の作業性を向上させることができる。
さらに、雄ヒンジおよび雌ヒンジを固定空気整流パネルおよび可動空気整流パネルに一体成形することが可能である
【0037】
また、請求項2記載の本発明によれば、ボルトの有無によりサイドガード側凸部を必要な部位にのみ形成することが容易に行え、固定空気整流パネルが取付けられる部位と取付けられない部位とでサイドガードをを共通化することができる。
【0040】
また、請求項3記載の本発明によれば、ヒンジ係合された固定空気整流パネルおよび可動空気整流パネルは容易に取外しが可能となり、固定空気整流パネルおよび可動空気整流パネルの交換や車両の点検整備等の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイドスカートを取付けたトラック車両の概略側面図
【図2】図1におけるA−A断面図
【図3】図1におけるB−B断面図
【図4】図3におけるヒンジ機構の拡大図
【図5】本発明の他の実施例を示す図
【図6】本発明の他の実施例を示す図
【符号の説明】
1 車両
4 サイドスカート
7 サイドガード
9 ボルト(サイドガード側凸部)
10a 固定空気整流パネル
10b 可動空気整流パネル
11 パネル側凹溝
13 ヒンジ機構

Claims (3)

  1. トラック等車両の車体下部に車両前後方向に亘って複数個取付けられ、車両上下方向に棒状に延びるサイドガードと、該サイドガードに取付けられる空気整流部材とを有する空気整流部材の取付構造において、
    上記空気整流部材は、所定大きさに形成されて車両前後方向および車両上下方向に並べられた複数の固定空気整流パネルと、該固定空気整流パネルと同じ大きさに形成され、該固定空気整流パネルにヒンジ係合可能な可動空気整流パネルとを有し、
    該固定空気整流パネルの一側面の所定位置には、車両前後方向に延びる略凹形状のパネル側凹溝または略凸形状のパネル側凸部が設けられ、上記パネル側凹溝または上記パネル側凸部に対向する上記サイドガードの所定位置には、上記パネル側凹溝に係合する略凸形状のサイドガード側凸部または上記パネル側凸部に係合する略凹形状のサイドガード側凹溝が設けられて、上記固定空気整流パネルが上記サイドガードに固定されるとともに、上記固定空気整流パネルと上記可動空気整流パネルとの接合部においては、上記固定空気整流パネルまたは上記可動空気整流パネルのいずれか一方に上記接合部に沿って設けられる円柱形状の雄ヒンジと、上記固定空気整流パネルまたは上記可動空気整流パネルのいずれか他方に設けられ上記雄ヒンジを抱持可能な雌ヒンジとによりヒンジ係合されることを特徴とする空気整流部材の取付構造。
  2. 請求項1記載の空気整流部材の取付構造において、上記固定空気整流パネルに上記パネル側凹溝が設けられるとともに、上記サイドガードは、上記パネル側凹溝に対向する位置に、車両幅方向に沿って形成されるボルト挿通孔を有し、該ボルト挿通孔に車両幅方向外側から挿通されるボルトの頭部により上記サイドガード側凸部が設けられることを特徴とする空気整流部材の取付構造。
  3. 請求項1乃至請求項2記載の空気整流部材の取付構造において、円柱形状の上記雄ヒンジの一部に長手方向に亘る切欠きが形成され、上記固定空気整流パネルまたは上記可動空気整流パネルが上記ヒンジの軸回りに回動した一定位置において、上記固定空気整流パネルと上記可動空気整流パネルとが係脱可能とされることを特徴とする空気整流部材の取付構造。
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