JP3869035B2 - 遊技場用記憶媒体発行装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技媒体数を示す遊技媒体情報が記録された記憶媒体を発行すると共にそのことを示す発行情報を管理装置に伝達する遊技場用記憶媒体発行装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来より、例えばパチンコホールでは、玉計数機を島端に設置し、パチンコ玉が投入されたときはその投入されたパチンコ玉を計数すると共に、その計数値を発券機に伝達するようにしている。従って、発券機からは投入されたパチンコ玉数を示す預り券が発行されるので、その預り券を景品交換カウンタに提出することにより獲得パチンコ玉と所望の景品とを交換することができる。
【0003】
ところで、近年、パチンコホール内の各種機器を集中管理することにより経営効率を高めることが行われており、その手段として各種機器からの情報を一括して管理する集中管理装置を設けるようにしている。この場合、発券機からは預り券が発行される毎に発券情報(発券No.、計数データ等)が集中管理装置に伝達されて記憶されるので、預り券が景品交換カウンタに提出された際に預り券に記憶されている発券情報と集中管理装置に記憶されている発券情報とを照合することにより預り券が有効か否かを確認することができ、以て預り券の偽造不正を防止することができる。
【0004】
しかしながら、以下に示す各異常状態で預り券を発行した場合は、預り券が偽造されたり不正に発行される可能性がある。
(1)再発行……紙詰り、停電等の理由により正規の預り券を発行できなかった場合は、従業員が発券機を直接操作することにより預り券を発行するようになっているので、従業員により預り券が不正に発行される虞がある。
【0005】
(2)オフライン発行……集中管理装置との間の通信機能が失われた状態であっても、預り券を発行する必要があるので、従業員により預り券が不正に発行される虞がある。この場合、集中管理装置に発券情報が記憶されないので、不正照合することができないことから、預り券が偽造される虞れがある。
【0006】
(3)時間外発行……パチンコホールの営業時間外に発行する場合は、セキュリティが低いので、従業員により預り券が不正に発行される虞がある。
【0007】
このため、以上のような異常状態で預り券が不正に発行された場合は、不正な預り券でもって景品が払出されてしまうので、パチンコホールは多大な損害を被ることになる。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技媒体数を示す遊技媒体情報が記録された記憶媒体を発行すると共にそのことを示す発行情報を管理装置に伝達する構成において、不正な記憶媒体が使用されてしまうことを防止できる遊技場用記憶媒体発行装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技媒体数を示す遊技媒体情報が記録された記憶媒体を発行すると共にそのことを示す発行情報を管理装置に伝達する遊技場用記憶媒体発行装置において、前記管理装置との間の通信にトラブルが発生したオフライン状態で前記記憶媒体を発行する場合は、当該記憶媒体にオフライン状態での発行であることを示す異常発行情報を記録すると共に、前記発行情報をメモリに記憶することによって、オフライン状態で前記記憶媒体を発行した場合であっても当該記憶媒体の真偽を判定するものである(請求項1)。
【0012】
また、前記記憶媒体を再発行する場合は、当該記憶媒体に再発行であることを示す異常発行情報を記録すると共に、前記記憶媒体を遊技場の営業時間外に発行する場合は、当該記憶媒体に営業時間外の発行であることを示す異常発行情報を記録し、複数の異常状態を同時に満たした状態で前記記憶媒体を発行する場合は、当該記憶媒体に複数の異常発行情報を並べて記録してもよい(請求項2)。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をパチンコホールの発券機に適用した一実施例を図面を参照して説明する。
図2は全体の構成を概略的に示している。この図2において、パチンコホールには玉計数機1及び遊技場用記憶媒体発行装置としての発券機2が複数対をなして例えば島端に設置されている。ここで、玉計数機1と発券機2とは通信可能に接続されており、玉計数機1は、パチンコ玉が計数される毎に計数データを発券機2に送信するようになっている。そして、発券機2は、玉計数機1から送信された計数データの累計値及び発券No.(シリアルNo.)が記録された記憶媒体としての預り券を発行する。また、発券機2は、預り券を発行する場合は、発券情報(発券No.及び計数データ等、発行情報に相当)を中継器3を通じて管理装置としての親POS(Point Of Sales)4に送信する。
【0014】
親POS4及び子POS5は景品交換カウンタに設置されており、同一の機能を有する。この場合、親POS4は発券機2から発券情報を入力する毎に発券情報を順次記憶する。また、子POS5は、操作に応じて親POS4が記憶している発券情報にアクセスできるようになっている。
【0015】
図1は発券機2の構成を概略的に示している。この図1において、発券部6は制御部7からの指令に応じて預り券を発行する。時計部8は、現在時刻を制御部7に出力する。ROM9には制御部7が動作するためのプログラムが記憶されている。RAM10には制御部7の動作に従って各種データが記憶される。表示部11は、制御部7からの表示データを表示する。
【0016】
返却無ボタン12はパチンコ玉を計数した際に遊技客が余り玉の返却を希望しない場合に操作されるようになっており、操作されたことを示す信号を制御部7に出力する。返却有ボタン13はパチンコ玉を計数する際に遊技客が余り玉の返却を希望する場合に操作されるようになっており、操作されたことを示す信号を制御部7に出力する。
【0017】
モード切替スイッチ14は発券モードを通常モード若しくは再発行モードの何れかに切替える際に操作されるもので、切替えられたモードを示すモード信号を制御部7に出力する。この場合、再発行モードとは、発行した預り券を再度発行することであり、通常時においては通常モードが設定されている。
【0018】
次に上記構成の作用について説明する。
図3は発券機2の動作を示している。この図3において、発券機2は、電源投入直後若しくは初期状態においては、モード切替処理を実行する(ステップA1)。このモード切替処理では、モード切替スイッチ14が操作されたときに切替えられたモードを設定する。この場合、通常時においては通常モードが設定されているので、発券機2は、モード切替処理を実行しながら、再発行モードに設定されたか(ステップA2)、玉計数機1から計数開始信号が入力したかを監視している(ステップA3)。
【0019】
一方、図4は玉計数機1の動作を示している。この図4において、玉計数機1は、パチンコ玉が投入されたときは計数開始と判断し(ステップB1)、計数開始信号を発券機2に出力してから(ステップB2)、計数処理を実行すると共に(ステップB3)、計数データを発券機2に送信する(ステップB4)。従って、遊技客が玉計数機で獲得パチンコ玉を計数したときは、玉計数機1から発券機2に計数データが順次出力される。
【0020】
さて、上述のようにして玉計数機1から計数開始信号が発券機2に出力されると、発券機2は、計数開始信号を入力したときは(図3のステップA3)、計数表示処理を実行する(ステップA4)。この計数表示処理では、玉計数機1から入力する計数データに基づいて計数玉数の累計値を表示部11に表示する。
そして、玉計数機1は、パチンコ玉の計数が終了したときは計数終了信号を発券機2に送信する(図4のステップB6)。
【0021】
すると、発券機2は、玉計数機1から計数終了信号を入力したときは(図3のステップA5)、発券禁止時間帯か否かを判断する(ステップA6)。ここで、発券禁止時間帯とは、図6に示すようにパチンコホールの営業開始時間の例えば30分以前の時間帯、または営業終了時間の例えば30分以後の時間帯である。つまり、営業時間帯においては発券動作を実行するのは勿論であるが、営業時間帯以外であっても発券動作を行う必要を生じる場合があることから、営業時間帯を含む時間帯以外を発券禁止時間帯に設定しているのである。この場合、発券禁止時間帯は任意に設定することができるようになっている。
【0022】
ここで、通常時においては玉計数は営業時間帯に行われるので、発券機2は、発券禁止時間帯でないと判断して、ボタン点灯処理を実行する(ステップA7)。このボタン点灯処理では、返却無ボタン12を点灯すると共に、計数したパチンコ玉の総数が特殊景品との交換に必要なパチンコ玉数の正数倍でない場合に返却有ボタン13を点灯する。つまり、計数した総玉数が特殊景品との交換に必要なパチンコ玉数で割切れなかった場合は余り玉が発生するので、このような場合は、返却無ボタン12に加えて返却有ボタン13に対する操作が有効化されたことを遊技客に報知する必要があるからである。
【0023】
さて、遊技客が点灯されている返却無ボタン12若しくは返却有ボタン13を押圧操作すると、発券機2は、何れかのボタンが操作されたときは(ステップA8)、営業時間帯か否かを判断する(ステップA9)。このとき、営業時間帯であるのが通常であるので、発券機2は、親POS4との間がオフラインか否かを判断する(ステップA10)。このオフラインか否かの判断は、チェック信号を親POS4に送信したときにアンサーバック信号が親POS4から返信されるかにより判断することができる。
【0024】
そして、発券機2は、親POS4との間が正常にオンライン接続されていると判断したときは、リクエスト信号を親POS4に出力する(ステップA11)。このリクエスト信号は、図7に示すようにリクエスト信号であることを示す符号「R」及び当該発券機2のIDコードから構成されている。
【0025】
一方、親POS4の動作を示す図5において、親POS4は、電源の投入直後若しくは初期状態においては、発券機2からリクエスト信号が入力するか(ステップC1)、計数データが入力するか(ステップC3)、預り券を読込むかを監視している(ステップC5)。
【0026】
このとき、発券機2からリクエスト信号が親POS4に送信されるので、親POS4は、リクエスト信号を入力したときは(ステップC1)、発券No.信号をリクエスト信号が示すIDコードに対応する発券機2に出力する(ステップC2)。この発券No.は、図8に示すように発券No.信号であることを示す符号「A」及び発券No.から構成されている。
【0027】
さて、発券機2は、親POS4から発券No.を入力したときは(図3のステップA12)、計数データ信号を親POS4に出力する(ステップA13)。この計数データ信号は、図9に示すように計数データ信号であることを示す符号「D」、当該発券機のIDコード、発券No.、パチンコ玉の計数値(遊技媒体数)、発券時間、預り券の発行種別を示している。この場合、預り券の発行種別には、通常発行であることが示されている。
【0028】
ここで、発券機2から計数データが出力されると、親POS4は、計数データを入力したときは(図5のステップC3)、その計数データをデータメモリに登録する(ステップC4)。つまり、図11に示すようにデータメモリには、玉計数機1毎に発券No.、パチンコ玉の計数値、発券時間、発券の種別が登録される。
【0029】
続いて、発券機2は、図12に示す預り券(1)を発行してから(ステップA14)、図10に示すデータメモリに発券情報を登録する(ステップA15)。この場合、発券可能時間帯におけるオンラインによる発券処理であるので、発券機2は、図10(a)に示すオンライン用のデータメモリに発券No.、パチンコ玉の計数値、発券時間、発券の種別を登録する。
【0030】
以上の動作により、発券機2からは預り券(1)が発行されるので、その預り券(1)を景品交換カウンタに提出することにより、獲得したパチンコ玉を所望の景品に交換することができる。
【0031】
ところで、上述したようにして預り券を発行する際に種々の異常状態が発生した場合、預り券を正常に発行することができなくなるものの、本実施例では、次のようにして異常発生時に預り券を発行すると共に異常の発生に対処するようにしている。
【0032】
[1]営業時間帯において再発行操作が行われた場合……
発券機2から預り券を発行する際に、紙詰り、電源断等のトラブルが発生して預り券を発行できなかったときは、従業員は、発券機2のモード切替スイッチ14を操作することにより再発行モードを設定する。
【0033】
すると、発券機2は、再発行モードを設定した状態で(図3のステップA2)、再発行操作が行われたときは(ステップA16)、発券禁止時間帯か否かを判断する(ステップA17)。このとき、発券禁止時間帯ではないので、発券機2は、営業時間帯か否かを判断し(ステップA18)、営業時間帯のときは図13に示す預り券(2)を発行してから(ステップA19)、図10に示すデータメモリに発券情報を登録する(ステップA21)。この場合、発券可能時間帯における再発行による発券処理であるので、発券機2は、図10(c)に示す再発行用のデータメモリに発券No.、パチンコ玉の計数値、発券時間、発券の種別を登録する。
【0034】
ここで、預り券(2)には、計数されたパチンコ玉の総玉数と再発行処理であることを示す異常発行情報としての「再発行」という文字が白抜きで印刷されている。
尚、この再発行処理においては、発券機2は、先の発行処理時に親POS4に計数データ信号を送信しているので、計数データ信号を再送することはない。
【0035】
[2]営業時間帯において親POS4との間の通信ラインがオフライン状態であった場合……
発券機2と親POS4との間の通信にトラブルが発生した場合は、発券機2から親POS4にチェック信号を送信するものの親POS4からはアンサーバック信号が返信されないので、発券機2は、営業時間帯においてオフラインであると判断したときは(図3のステップA10)、図14に示す預り券(3)を発行してから(ステップA28)、図10に示すデータメモリに発券情報を登録する(ステップA15)。この場合、発券可能時間帯におけるオフラインによる発券処理であるので、発券機2は、図10(b)に示すオフライン用のデータメモリに発券No.、パチンコ玉の計数値、発券時間、発券の種別を登録する。
【0036】
ここで、預り券3には、計数されたパチンコ玉の総玉数とオフライン状態での発行であることを示す「オフラインハッコウ」という文字が白抜きで印刷されている。
【0037】
[3]発券可能時間帯で且つ営業外時間帯において親POS4との間の通信ラインがオフライン状態で預り券を発行する場合……
発券機2は、営業外時間帯でオフラインであると判断したときは(図3のステップA22)、図17に示す預り券(4)を発行してから(ステップA23)、図10に示すデータメモリに発券情報を登録する(ステップA15)。この場合、営業外時間帯におけるオフラインによる発券処理であるので、発券機2は、図10(b)に示すオフライン用のデータメモリに発券No.、パチンコ玉の計数値、発券時間、発券の種別を登録する。
【0038】
ここで、預り券(4)には、計数されたパチンコ玉の総玉数と営業外時間帯のオフライン状態での発行であることを示す異常発行情報としての「ジカンガイハッコウ オフラインハッコウ」という文字が白抜きで印刷されている。
尚、この発行処理においては、発券機2と親POS4との間の通信がオフライン状態であるので、発券機2は、親POS4に計数データ信号を送信することはない。
【0039】
[4]発券可能時間帯で且つ営業外時間帯において再発行操作された場合……
発券機2は、再発行モードが設定された状態で発券可能時間帯で且つ営業外時間帯において再発行操作された場合は(ステップA18)、図16に示す預り券(5)を発行してから(ステップA20)、図10に示すデータメモリに発券情報を登録する(ステップA21)。この場合、営業外時間帯における再発行による発券処理であるので、発券機2は、図10(c)に示す再発行用のデータメモリに発券No.、パチンコ玉の計数値、発券時間、発券の種別を登録する。
【0040】
ここで、預り券(5)には、計数されたパチンコ玉の総数と営業外時間帯の再発行であることを示す異常発行情報としての「ジカンガイハッコウ 再発行」という文字が白抜きで印刷されている。
尚、この再発行処理においては、発券機2は、先の発行処理時に親POS4に計数データ信号を送信しているので、計数データ信号を再送することはない。
【0041】
[5]発行可能時間帯で且つ営業外時間帯において親POS4とオンライン接続されている状態で預り券を発行する場合……
発券機2は、リクエスト信号を親POS4に出力してから(図3のステップA24)、親POS4から発券No.が入力するかを監視するようになる(ステップA25)。このとき、親POS4から発券No.が出力されるので、発券機2は、親POS4から発券No.を入力したときは、計数データ信号を親POS4に出力すると共に(ステップA26)、図15に示す預り券(6)を発行してから(ステップA27)、図10に示すデータメモリに発券情報を登録する(ステップA15)。この場合、営業外時間帯におけるオンライン発行による発券処理であるので、発券機2は、図10(a)に示すオンライン用のデータメモリに発券No.、パチンコ玉の計数値、発券時間、発券の種別を登録する。また、親POS4に送信する計数データ信号の発行種別には、営業外時間帯での発行であることが示されている。
【0042】
ここで、預り券(6)には、計数されたパチンコ玉の総数と営業外時間帯の発行であることを示す異常発行情報としての「ジカンガイハッコウ」という文字が白抜きで印刷されている。
【0043】
[6]発券禁止時間帯に発券動作する場合……
例えば不正により発券禁止時間帯に預り券の発券動作が行われた場合は、発券機2は、図10に示すデータメモリに発券情報を登録する。この場合、発券禁止時間帯における発券処理であるので、発券機2は、図10(d)に示す発券禁止時間帯用のデータメモリに計数No.、計数値、計数時間を登録する。
【0044】
さて、上述のようにして発券機2から発行された預り券を景品交換カウンタに提出すると、従業員は、まず、預り券を確認する。つまり、異常な状態時に発行された預り券には図13乃至図17に示すように異常状態が印刷されているので、従業員は、預り券がどのような異常状態で発行されたかを確認することができる。この場合、特に預り券がオフライン発行されたものであるときは、親POS4に発券情報が記憶されていないので、注意を要する。
【0045】
尚、発券機2のオフライン用のデータメモリには発券情報が記憶されているので、預り券の真偽を判定することはできる。
【0046】
そして、預り券が一応正規のものであると判断したときは、預り券を親POS4または子POS5に読込ませる。すると、親POS4(子POS5)は、預り券が読込まれたときは(図5のステップC5)、メモリに記憶されている発券情報を読込み(ステップC6)、該当データがあるか否かを判断する(ステップC7)。このとき、発券情報に該当データがあった場合は、景品取引処理を実行してから(ステップC8)、該当メモリに景品取引処理が済んだことを登録する(ステップC9)つまり、図11に示すデータメモリの処理済エリアにフラグをセットする。この景品取引処理では、データメモリに記憶している計数値に基づいて交換可能な特殊景品数及び余り玉数を表示する。従って、従業員は、表示された特殊景品数の特殊景品を払出すと共に、余り玉若しくは当該余り玉に相当する一般景品を払出す。
【0047】
また、発券情報に該当データがなかったときは、エラー処理を実行する。このエラー処理では、データメモリに記憶されている種別に基づいて通常の発行処理か、異常状態時の発行処理かを判断し、異常状態時の発行処理の場合は、異常の内容を表示する。この場合、親POS4は、子POS5からのアクセスによるエラー処理を実行するときは、預り券が正常な状態でない発行であることを示す信号を子POS5に送信する。これにより、子POS5は、預り券が正常な状態での発行でないことを表示する。
【0048】
上記構成のものによれば、発券機2は、異常状態時に預り券を発行する際に当該預り券にパチンコ玉の計数値に加えて異常発行の内容を示す異常発行情報を印刷するようにしたので、遊技客が景品との交換のために預り券を景品交換カウンタに提出したときに、従業員は、預り券に印刷された異常発行情報を確認することにより異常内容に応じて適切に且つ迅速に対処することができる。
【0049】
また、発券機2は、正常状態に加えて異常状態で預り券を発行する際にも発行情報を記憶するようにしたので、親POS4に発行情報を伝達することができない場合であっても、預り券の不正に対処することが可能となる。
【0050】
本発明は、上記実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
記憶媒体としては、磁気カードを利用するようにしてもよい。
パチスロのメダル計数に適用するようにしてもよい。
パチンコホール以外の遊技場に適用するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の遊技場用記憶媒体発行装置によれば、管理装置との間の通信にトラブルが発生したオフライン状態で記憶媒体を発行する場合は、当該記憶媒体にオフライン状態での発行であることを示す異常発行情報を記録すると共に、発行情報をメモリに記憶することによって、オフライン状態で記憶媒体を発行した場合であっても当該記憶媒体の真偽を判定できるようにしたので、遊技媒体数を示す遊技媒体情報が記録された記憶媒体を発行すると共にそのことを示す発行情報を管理装置に伝達する構成において、不正な記憶媒体が使用されてしまうことを防止できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における発券機の構成を示す概略図
【図2】全体構成を示す概略図
【図3】発券機の動作を示すフローチャート
【図4】玉計数機の動作を示すフローチャート
【図5】親POSの動作を示すフローチャート
【図6】発券禁止時間帯と発券可能時間帯と営業時間帯との関係を示す図
【図7】発券No.リクエスト信号を示す模式図
【図8】発券No.信号を示す模式図
【図9】計数データ信号を示す模式図
【図10】発券機データメモリを示す模式図
【図11】親POSデータメモリを示す模式図
【図12】預り券(1)を示す図
【図13】預り券(2)を示す図
【図14】預り券(3)を示す図
【図15】 預り券(6)を示す図
【図16】預り券(5)を示す図
【図17】 預り券(4)を示す図
【符号の説明】
1は玉計数機、2は発券機(遊技場用記憶媒体発行装置)、4は親POS(管理装置)、14はモード切替スイッチである。
Claims (2)
- 遊技媒体数を示す遊技媒体情報が記録された記憶媒体を発行すると共にそのことを示す発行情報を管理装置に伝達する遊技場用記憶媒体発行装置において、
前記管理装置との間の通信にトラブルが発生したオフライン状態で前記記憶媒体を発行する場合は、当該記憶媒体にオフライン状態での発行であることを示す異常発行情報を記録すると共に、前記発行情報をメモリに記憶することによって、オフライン状態で前記記憶媒体を発行した場合であっても当該記憶媒体の真偽を判定できることを特徴とする遊技場用記憶媒体発行装置。 - 前記記憶媒体を再発行する場合は、当該記憶媒体に再発行であることを示す異常発行情報を記録すると共に、前記記憶媒体を遊技場の営業時間外に発行する場合は、当該記憶媒体に営業時間外の発行であることを示す異常発行情報を記録し、複数の異常状態を同時に満たした状態で前記記憶媒体を発行する場合は、当該記憶媒体に複数の異常発行情報を並べて記録することを特徴とする請求項1記載の遊技場用記憶媒体発行装置。
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