JP3869034B2 - 電子制御ブースタを具備する車両ブレーキ・システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気調整式ブレーキ・ブースタを具備する車両ブレーキ・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ブレーキ・ブースタを具備する車両ブレーキに対する要望は、運転手の態度が関連する各々の状況と必ずしも対応していない場合でも、運転手が始動するブレーキ動作を最適に実施することにある。そのために、ブレーキ・ペダルの作動力学的な機構に相応して作動される電磁的作動式制御手段が提供されている(出願人が既に提出し後に公開されたドイツ特許出願P 42 17 409 と P 43 09 850を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
非常ブレーキ作動の場合に、ブレーキ作用がブレーキ・ブースタによって強めると、ブースタ作用は、ブレーキ・ブースタの個々の室の圧力差に相応して高められる。ブレーキ・ペダルの作動速度は起動基準として用いられていた。与えられたしきい値の作動速度を越えると、直ちに、最大限に可能な増幅率のブレーキ・ブースタ機能が始動されていた。この機能によってブレーキ通路は大幅に短縮されるが、運転手は、一度始動された完全なブレーキ作用が全体的に自動的に進行するので、ブレーキ操作の制御から除外されることになる、言い換えれば、運転手はブレーキ作用を操作する立場にないことになる。しかし、例えば危険が既に存在しなくなった時のために、運転手の方で操作することによって完全なブレーキ作用または非常ブレーキ作用を停止することが望まれる場合もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
電子制御装置(ABS)を用いて更に完全に運転手が始動するブレーキ作用のプロセスを制御するために、ブレーキ作用の力学的機構に関する表示、すなわち、単位時間あたりの速度と、ブレーキ・ペダルを運転手が操作する(単位時間の)力を表示することは、非常に優れた成果を示す。これらの特性に関する表示は、電子制御装置が自動ブレーキ作用を更に正確に且つ効率的に作動できるので、ブレーキ・プロセスの過程を更に最適にするうえで非常に効果的になる。
【0005】
前述の指摘事項に基づいて、本発明の基礎となる課題は、非常ブレーキ操作の運転手始動緊急停止機能は安全に且つ干渉の無い状態で決定され、且つ短いブレーキ通路を達成するブレーキ・プロセスの制御を可能にする、装置を提供することにある。
【0006】
前述の問題を解決するために、前述の装置は請求項1の特徴によって更に改善されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
発明によって示される更なる特徴と長所は、添付の図面を参照しながら、次の発明の実施例に示す説明において更に詳細に説明される。
【0008】
図1は、発明に従う切替手段が設けられている車両ブレーキ・システムのブレーキ・ブースタの全体図である。
【0009】
図示されるブレーキ・ブースタ10は、可動自在の仕切板18によって画成された後部室14と前部室16を備えた実質的に回転対称形のハウジング12を具備している。ブレーキ・ブースタは、第1制御バルブ20を有し、該第1制御バルブ20はハウジング12を基準とする連動相対運動のために可動自在の仕切板18に接続されている。棒形状のアクチュエータ22の前端はバルブ20に作用し、この部分は内蔵されまたは組立てられた状態で、自動車のブレーキ・ペダル(図示されていない)に接続されている。
【0010】
後部室14は、逆止バルブによってブレーキ・ブースタ10の中央空間部24に連通されており、その空間24からの空気は後部室14に流れ込むことができるが戻ることができないようになっている。中央空間部24は、空気を取り入れるためにハウジング12内のポート26にも連なっている。ハウジング12内の別のポート28は、空気を吐き出すために前部室16に組み込まれている。
【0011】
出力部材30は、ブレーキ・ブースタの中央空間部24に設けられ、制御バルブ20に対向して配置されている。出力部材30はマスター・ブレーキ・シリンダー(図示されていない)を作動するために設けられている。
【0012】
図示される非作動状態では、低圧または真空源がオフに切り替えられると、大気圧が室14と室16の両方を占めることになる。そして、真空源がオンに切り替えられると、例えば、エンジンの運転中に真空ポート28が連なる吸気管によって前部室16内が真空になる。このため、可動自在の仕切板18はバルブ20の動きに伴って少し前方に移動され、そこで圧力は室14と室16の間で再び平衡状態になる。この待機位置では、ここからブレーキ圧力ブースタが損失距離なしに作動できることが確認される。
【0013】
ブレーキ・ブースタは、運転手が正常にブレーキ作動させる時には通常の態様で作動し、2つの室14と16の間の接続は制御バルブ20を介して中断され、周囲の空気は後部室14に流れる。その結果、ブレーキ・ブースタによって増幅された作動力が出力部材30で得られる。これは、真空状態が、前部室16のように、中央空間部24で引き続き存在する場合にも言える。
【0014】
次に示す実施例の全ては、2つの独自の信号発生手段を設けることによって、2つの中の1つが自動的な(支持されている)ブレーキ作用の始動後に失敗する場合でも、支持されているブレーキ作用の中断を感知できることを共に示している。これに加えて、多くの事例は、ブレーキ・ペダルが運転手によって押し下げられ、保持され、解放される状況に関する非常に柔軟性に富んだ効果的な評価によって、この“二重信号発生手段の概念”を可動にしている。この評価により、自動ブレーキの最適な作動が実現できる。
【0015】
これを達成するために、ディスク70またはプレート374およびピン368の両者間における接触の開始と接触の緩みが感知される。これは、信号発生手段に関して次に示す実施例の全てが、接触の開始だけでなく接触の緩みも感知して、対応する信号を電子制御装置に送ることができることを意味している。
【0016】
図2および図3において、制御バルブ20の電磁作動はソレノイド・コイル361とプランジャー363と信号発生手段365によって行われる。信号発生手段365は、ブレーキ・ペダルの作動力Pを(図示されていない)マスター・ブレーキ・シリンダーに伝える第1と第2のアクチュエータ350と360の間に配置されている。バルブ・ピストンは図2のスリーブ部材362によって形成されている。スリーブ部材362は、信号発生手段365を形成する接触部材のヘッド部365を受ける段付穴364を備えている。前述の接触部材365のピン368はスリーブ365を通って延びている。接触部材365のヘッド部366は、段付穴(ステップ・ボア)364のステップ(段部)372の反対側にコイル・スプリングによって弾力的に片寄せられている。ピン368の自由端はプレート374に面している。ブレーキ・ブースタの非作動位置で、自由端373はプレート374から予め設定された距離Tにある。
【0017】
スリーブ362は、そこで軸方向に滑動できるようにチューブ376に支えられている。チューブ376とスリーブ362は、プレート374に面するその末端で、ブレーキ・ブースタの非作動状態で距離T1だけプレート374から離れている。
【0018】
距離Tだけ第1アクチュエータ350が軸方向に動くと、プレート374は、これに対面するピン368の末端373と接触する。その結果、信号発生手段365は電子制御装置(図示されていない)に伝えられる信号を電気配線378を介して送るために起動される。アクチュエータ350が距離T1−Tだけ更に軸方向に動くと、スリーブ362がプレート374と接触する。従って、プレート374はゴム要素380を介して第2アクチュエータ360に向け押し付けられる。十分に作動された位置で、接触部材365のピン368は、スリーブ362に完全に引き込まれて、第1アクチュエータ350に向けコイル・スプリング370に抗して移動させられる。
【0019】
図2および図3にも見られるように、接触部材365のピン368はプレート374に対面するスリーブ362の末端で電気絶縁リング384によって段付穴364の内部に保持されている。接触部材365のヘッド部366は電気絶縁材料からも製作できる。従って、ピン368は予め設定された電気電位で保持され得るようになっている。プレート374と対面するピン368の自由端が車両のグラウンド電位に接続されたプレート374と電気的または機械的あるいはその両方の状態で接触するたびに、これを感知できる。そこで発生した信号SGは、電子制御装置(図示されていない)によって用いられる。
【0020】
図4および図5は発明の更なる実施例を示す。図2および図3と同じ参照数字は同じまたは類似の部品と関係している。この実施例の場合、信号発生手段365はスリーブ362に支えられており、そこで、コイル・スプリング370は、アクチュエータ350の動きPに逆らう方向で信号発生手段365の軸方向の動きを制限するリング389に信号発生手段を押し込む。非作動位置で、信号発生手段365は、ディスク・スプリング機構370に相当するディスク・スプリングによって受け部391からY−X方向に保持される。受け部391は、ディスク・スプリング装置370を通って突き出ていて、起動部材386と一体化されて形成されている。方向Pにおいて第1アクチュエータ350が軸方向で移動する時に、当該第1アクチュエータ350は、それが信号発生手段365による信号を起動する前に、距離Xをカバーしなければならない。第1アクチュエータ350が起動部材386を総距離Y(Y>X)だけ押し込むと、直ちに、起動部材386のフランジはスプリング機構382を圧縮して、当該起動部材386はスリーブ393と接触する。
【0021】
図6は変更された切替手段を具備する制御バルブの更なる実施例を示す。この実施例では、切替手段は、リング389に組み込まれているプレート374によって形成されており、該リング389はプレート374をバルブ・ハウジングに対して電気的に絶縁している。ピン368の自由端373に向けられたプレート374の面401は、ピンが第1アクチュエータ350の軸方向の動きによってP方向に移動される時にピン368の自由端373と電気的に接触可能となっている。プレート374は電気絶縁性ゴム・プレート380で保持されているので、ピン368とプレート374との接触は、プレート374にハンダ付け或いは溶接されたワイヤー403を介して感知される。その結果、ピン368の電位(通常は接地電位)は、ピン368とプレート374間の接触が行われる時に、電子制御装置によって感知される。
【0022】
切替手段の種々の実施例は、更に組み合わせることができるので、更に高い信頼性で動きを感知できる。
【0023】
図7に示される実施例は、接触要素380が接触部材のヘッド366に設けられている限り、図2に示される実施例と異なっている。この接触部材は2つのディスク・スプリング382,384によって囲われており、それらは、非作動位置で起動部材386を接触部材から予め設定された距離Uに保つ。この起動部材386は、作動部材350の末端部387用のシート388を備えている。第1アクチュエータ350が距離Uだけ軸方向に移動すると、信号SFは接触要素380によって起動される。再び、この接触要素380は、ヘッド部366から電気的に絶縁されるように、ヘッド部366と起動部材386との間に組み込まれる。
【0024】
図7の実施例において、接触要素380と起動部材350との間の距離Uだけでなく起動部材386と接触要素380との間に配置されたスプリング機構382,384のスプリング力、およびピン368とプレート374の間の距離Tだけでなくヘッド部366と段付穴364との間のスプリング装置370(図2の実施例の場合)は、アクチュエータ350が作動位置から非作動位置に戻る時に、接触要素380と起動部材386は、ピン368の末端部373がプレート374から解放される前に互いに解放されるように構成されている。これは、アクチュエータ350が非作動位置から作動位置に移動され、ピン368の自由端373がプレート374と接触する前に、接触要素380と起動部材386が接触することも意味している。各々スプリング382,384および370の物理的特性は各々距離T,T1およびUと同様に既に知られているので、2つの信号SFとSGとの間の時間的な遅れから電子的に制御されるブースタの解放のための条件を決定できる。
【0025】
図7の実施例は電気絶縁性ハウジング390に組み込まれている。
【0026】
プレート374は、ブレーキ・ブースタ・ハウジングからも電気的に絶縁されて、特定の電気電位に接続できるので、一定の電子信号が電子制御装置に供給される。
【0027】
前述した図2〜図7の実施例の場合、信号発生手段は、作動部材またはピンが信号発生手段と接触すると、接地信号を電子制御装置に供給していた。車両の種々の電子装置のために、雑音と電磁放射干渉が接地電位上で重ね合わされる場合がある。この問題を解消するために、図8〜図10の実施例が代替方式として用いられる。
【0028】
図8の実施例は、バルブ手段20,電磁作動要素361,第1および第2の作動手段250と360などに関する限り、図2の実施例に対応している。信号発生手段365は次のように変更されている。均一のメタリック・プレート374(すなわち、図2のように)を具備する代わりに、図8のプレート374’には、互いに電気的に絶縁された少なくとも2つの接触部分が設けられている。プレートとその接触部分は、電気的に絶縁された状態でメタリック・リング410に組み込まれている。電気的に導通するピン368の自由端373が作動手段350の作動位置でプレート374’の接触部分411aと411b(少なくとも2つ)と接触する時に、当該接触部分はピンによって橋渡しされる。ピン368はスリーブ362から電気的に絶縁されている。2つの接触部分411aと411bには、電子制御装置(図示されていない)に連なるワイヤー413aと413bが設けられている。
【0029】
信号発生の信頼性を高めるためには、2つの接触部分411a,411bよりも多く設けることが可能である。しかし、これは電子制御装置の信号入力端子だけでなく更なるワイヤー413aと413bも要求することになる。
【0030】
ピン368は、自由端373と接触部分411a,411bとの間に接触を与え且つ接触をブレーキするために、自由端373に対向するピン368の末端のスプリング機構370によって支持される。
【0031】
図9の実施例では、プレート374には、接触プレート374に対して電気的に絶縁された1つ(または複数の)接触部分411が設けられている。しかし、プレート374を囲むメタリック部品の接地電位に対して絶縁された全体的な接触プレート374を具備することもできる。接触部分411は、プレート374に向かう方向でスプリング機構370によって片寄せられ、且つスリーブ362に対して電気的に絶縁されたピン368の自由端373と電気的にまた機械的に接触され得るようになっている。接触部分411とピン368の自由端373には、電子制御装置(図示されていない)と連なるワイヤー413a,413bが設けられている。
【0032】
図10は、図7に示された切替手段の変更例を示す。主な違いは、共通信号入力ワイヤー420がピン368に連なり、且つプレート374には、当該プレート374に組み込まれた接触部分411に接続された第1信号出力ワイヤー422と、スプリング加重接触部材380に接続された第2信号出力ワイヤー422が設けられていることである。再び、ピン368は、スプリング機構370によって弾力的に片寄せられ、スリーブ362に対して電気的に絶縁される。
【0033】
前述した図2〜図10の実施例で供給される信号により、ブレーキ・ロール・バックを感知できる。これは図10を参照しながら説明される。運転手がブレーキ・ペダルを操作すると、作動手段350は矢印Pの方向に移動される。第1および第2の信号発生手段において、スプリング機構370,382の寸法形状と距離T,Uにより、第1信号がワイヤー422に供給される。第1作動手段350が矢印Pの方向に更に移動すると、スプリング機構382は、他のワイヤー424において、運転手がブレーキ・ペダルを操作している力と速度に基づく時間周期の後に、通路Uが解消され且つ第2信号が供給されるように圧縮される。
【0034】
第1信号と第2信号が出現する間の時間差が予め設定された時間より短い場合、ソレノイドの作動によるバルブ手段の電気的な作動は、電子制御装置によって起動される。
【0035】
第1および第2の信号発生手段によって供給された第1および第2の信号が出現する順から、ブレーキ・システムの差動動作モードを感知して識別することができる。スプリング機構と第1作動手段350の自由通路とピン368の形状に基づいて、第1および第2の信号は、ブレーキ・ペダルが押される時に或る順で供給され、且つ、これらの信号は、ブレーキ・ペダルが運転手によって解放される時の特定の順でも生じる。ブレーキ・ペダルが押し下げられた位置で下げられた状態に保持される時間周期中に、両方の信号は同時に現れる。従って、ブレーキ・ペダルを押し下げて解放する力学的な機構は、第1および第2の信号発生手段の信号が発生される時の順から決定される。
【0036】
これは、多くの事例は、2つ(またはそれ以上)の独自の信号発生手段を供給することによって巧みに処理し得るだけでなく、運転手によるブレーキ・ペダル作動の通路における重要で特性的なポイントを検出または決定あるいはその両方を実施できることも意味している。例えば、ブレーキ・ペダルが、或るしきい値を上回るまたは予め設定された作動速度を越える或いはその両方の場合の作動力で作動される場合、第1および第2の信号発生手段からの信号は予め設定された時間周期内で生じる。その後で、運転手がブレーキ・ペダルを僅かに解放すると、2つの信号発生手段の1つだけ再び解放され、信号の1つは消えるが、他の信号はまだ残っている。運転手が完全にブレーキ・ペダルを解放する時にだけ、他の信号発生手段はこれを感知し、その信号発生手段から生じる信号も消える。
【0037】
【発明の効果】
このフェールセーフとブレーキ・ペダル動作を非常に効果的に感知する方式は、非常に効率的であり、且つ、非常に高い信頼性でコスト経済的な手段によって実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキ・ブースタを示す略断面図である。
【図2】ブレーキ・ブースタのための制御バルブの更なる実施例を示す断面図である。
【図3】図2の実施例に用いられる切替手段を示す部分拡大図である。
【図4】ブレーキ・ブースタのための制御バルブの更なる実施例を示す断面図である。
【図5】図4の実施例に用いられる切替手段を示す部分拡大図である。
【図6】ブレーキ・ブースタのための制御バルブの更なる実施例を示す拡大断面図である。
【図7】図2の実施例に用いられる切替手段を示す部分拡大図である。
【図8】ブレーキ・ブースタのための制御バルブの更なる実施例を示す拡大断面図である。
【図9】ブレーキ・ブースタのための制御バルブの更なる実施例を示す拡大断面図である。
【図10】図2の実施例に用いられる更なる切替手段を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
10 ブレーキ・ブースタ
12 ハウジング
14 後部室
16 前部室
18 可動自在の仕切板
20 第1制御バルブ
24 中央空間
30 出力部材
350 第1アクチュエータ
360 第2アクチュエータ
364 段付穴
365 信号発生手段(接触部材)
368 ピン
370 スプリング機構
373 自由端
374 プレート
386 起動部材
Claims (18)
- 電子的に制御されるブレーキ・ブースタ(10)を含んでいる車両ブレーキ・システムにおいて、
−軸に沿って同軸方向に組み込まれている第1アクチュエータ(350)と第2アクチュエータ(360)であって、
−前記第1アクチュエータは、前記第2アクチュエータ(360)にブレーキ・ペダルの作動運動(P)を伝えるために該第2アクチュエータ(360)に接続されていて、そこでは第2アクチュエータ(360)は運動をマスター・ブレーキ・シリンダーに伝える、前記の第1アクチュエータ(350)および第2アクチュエータ(360)と、
−ブレーキ・ブースタ(10)の制御手段に送られる信号を発生させるための信号発生手段であって、そこでは前記第1アクチュエータ(350)と第2アクチュエータ(360)の間の相対運動によって起動される、前記の信号発生手段(365)とを備える車両ブレーキ・システムであって、
−前記信号発生手段は前記第1と第2のアクチュエータ(350,360)の間に配置されており、ピン(368,391)と接触部材(374,365)とを備え、前記ピン(368,391)は前記接触部材(374,365)と接触する時に前記信号を前記制御手段に供給し、
−前記ピン(368,391)と前記接触部材(374,365)は前記軸上に組み込まれており、
−前記ピン(368)はヘッド部(366)を備え且つスリーブ(362)で支えられていて、
−前記ヘッド部(366)はスプリング機構(370)によって弾力的に片寄せられており、
−スリーブ(362)はそこで軸方向に滑動できるようにチューブ(376)に支えられ、前記チューブ(376)とスリーブ(362)は距離T1だけ前記接触部材(374)から離れており、前記チューブ(376)はその非作動位置でスリーブ(362)と同じ高さに位置していることを特徴とする車両ブレーキ・システム。 - −前記スリーブ(362)は段付穴(364)を具備し、
−前記ヘッド部(366)は前記段付穴(364)の段部に対して前記スプリング機構(370)によって弾力的に片寄せられていることを特徴とする請求項1に記載の車両ブレーキ・システム。 - −前記接触部材(374)と対面する前記ピン(368)の末端(373)は前記接触部材(374)からの予め設定された距離Tを備え、
−距離Tだけ第1アクチュエータ(350)が軸方向に移動すると、前記接触部材(374)は前記ピンの末端(373)に接触して、信号が起動され、そこでは距離T1−Tだけ第1アクチュエータが更に軸方向に移動すると、スリーブ(362)が前記接触部材(374)に接触して、前記接触部材(374)を第2アクチュエータに対して押し込み、それにより、スリーブ(362)のピン(368)は第1アクチュエータ(350)に向けて引き込まれることを特徴とする請求項1に記載の車両ブレーキ・システム。 - 接触部材(365)のピン(368)は電気的に絶縁されるようにスリーブ(362)に組み込まれていることを特徴とする請求項3に記載の車両ブレーキ・システム。
- 接触要素(380)は、距離Uだけ第1アクチュエータ(350)が軸方向に移動すると、信号を起動する接触部材(365)のヘッドに設けられていることを特徴とする請求項4に記載の車両ブレーキ・システム。
- 起動部材(386)は、非作動位置において、第1アクチュエータ(350)に対してスプリング機構(382,384)によって弾力的に片寄せられ且つ距離Uだけ接触要素(380)から離間されている第1アクチュエータ(350)と接触要素( 380)の間に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の車両ブレーキ・システム。
- 接触要素(380)はヘッド部(366)から電気的に絶縁されるように組み込まれていることを特徴とする請求項6に記載の車両ブレーキ・システム。
- 接触要素(380)と起動部材(386)の間の距離Uだけでなく、起動部材(386)と接触要素(380)の間に配置されているスプリング機構(382,384)、およびピン(386)と接触部材(374)の間の距離Tだけでなく、ヘッド部(366)と段付穴(364)の間のスプリング機構(370)は、アクチュエータ(350)が作動位置から非作動位置に戻る時に、接触要素(380)と起動部材(386)はピン(368)がプレート(374)から解放される前に解放されるように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の車両ブレーキ・システム。
- 接触部材(374)はブレーキ・ブースタ・ハウジングから電気的に絶縁されていることを特徴とする請求項1に記載の車両ブレーキ・システム。
- 信号発生手段(365)は、スリーブ(362)に支えられていて、且つその運動方向で第1アクチュエータ(350)に向けてスプリング機構(370)によって弾力的に片寄せられ、第1アクチュエータ(350)は、信号発生手段(365)によって信号の起動を行う前に第1の距離Xを移動し、且つスリーブ(362)の受け部(382)に接触する前に総距離Y(Y>X)を移動することを特徴とする請求項1に記載の車両ブレーキ・システム。
- 信号発生手段(365)は、電気的に絶縁されるようにスリーブ(362)の穴部(364)に支えられ、突出部に対してスプリング機構(370)によって片寄せられることを特徴とする請求項10に記載の車両ブレーキ・システム。
- 第1アクチュエータ(350)はスリーブ(362)に対してスプリング機構(370)によって弾力的に支持されることを特徴とする請求項10に記載の車両ブレーキ・システム。
- 接触部材(374)には少なくとも2つの接触部分(411a,411b)が設けられていて、それらは、互いに電気的に絶縁され、且つ、その作動位置で接触部材(374)と接触する導電性のピン(368)は、信号を電子制御装置に供給するために電子制御装置に動作的に接続されている少なくとも2つの接触部分(411a,411b)を橋渡しするように組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の車両ブレーキ・システム。
- 少なくとも2つの異なる信号発生手段(380,368)の信号は制御手段の信号発生のために用いられることを特徴とする先行する請求項のいずれかに記載の車両ブレーキ・システム。
- 第1信号発生手段(380)からの第1信号と第2信号発生手段(368)からの第2信号はブレーキ・システムの動作モードを感知して識別するために用いられることを特徴とする請求項14に記載の車両ブレーキ・システム。
- ブレーキ・ペダルを押し下げて解放する力学的な機構は、ブレーキ・ペダルが押し下げられ又は解放され或いはその両方の場合の力または速度あるいはその両方に依存する感知手段のための作動手段と感知手段の間の距離だけでなく、スプリング機構(370)の特性に基づいて、第1と第2の信号発生手段(380,368)からの信号が現れる、連続する順から決定されることを特徴とする請求項15に記載の車両ブレーキ・システム。
- 第1信号発生手段(380)からの第1信号と第2信号発生手段(368)からの第2信号の間で予め設定された周期の時間的な遅れが電子制御装置に自動ブレーキ作用を始動させるために用いられることを特徴とする請求項14に記載の車両ブレーキ・システム。
- スプリング機構(370,382)の特性は、第1または第2の信号発生手段(380,368)による信号を送ることになる少なくとも1つの前記のスプリング機構(370,382)の圧縮が、自動ブレーキ作用を始動するために電子制御装置を 作動する、しきい値として用いられるように形状設定されることを特徴とする請求項14に記載の車両ブレーキ・システム。
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