JPH0848235A - 電子制御ブースタを具備する車両ブレーキ・システム - Google Patents
電子制御ブースタを具備する車両ブレーキ・システムInfo
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Abstract
は安全に且つ干渉の無い状態で決定され、且つ短いブレ
ーキ通路を達成するブレーキ・プロセスの制御を可能に
する。 【解決手段】 電子的に制御されるブレーキ・ブースタ
(10)を含んでいる車両ブレーキ・システムは、第2
アクチュエータ(360)にブレーキ・ペダルの作動運
動(P)を伝えるために第2アクチュエータ(360)
に接続されている第1アクチュエータ(350)と、第
2アクチュエータ(360)は運動をマスター・ブレー
キ・シリンダーに伝え、ブレーキ・ブースタ(10)の
制御手段に送られる信号を発生させるために第1と第2
のアクチュエータ(350,360)との間に配置され
る信号発生手段(365)とを備え、信号発生手段(3
65)はブレーキ・ブースタの第1アクチュエータとハ
ウジングとの間の相対運動によって起動される。
Description
キ・ブースタを具備する車両ブレーキ・システムに関す
る。
ーキに対する要望は、運転手の態度が関連する各々の状
況と必ずしも対応していない場合でも、運転手が始動す
るブレーキ動作を最適に実施することにある。そのため
に、ブレーキ・ペダルの作動力学的な機構に相応して作
動される電磁的作動式制御手段が提供されている(出願
人が既に提出し後に公開されたドイツ特許出願P 42 17
409 と P 43 09 850を参照)。
合に、ブレーキ作用がブレーキ・ブースタによって強め
ると、ブースタ作用は、ブレーキ・ブースタの個々の室
の圧力差に相応して高められる。ブレーキ・ペダルの作
動速度は起動基準として用いられていた。与えられたし
きい値の作動速度を越えると、直ちに、最大限に可能な
増幅率のブレーキ・ブースタ機能が始動されていた。こ
の機能によってブレーキ通路は大幅に短縮されるが、運
転手は、一度始動された完全なブレーキ作用が全体的に
自動的に進行するので、ブレーキ操作の制御から除外さ
れることになる、言い換えれば、運転手はブレーキ作用
を操作する立場にないことになる。しかし、例えば危険
が既に存在しなくなった時のために、運転手の方で操作
することによって完全なブレーキ作用または非常ブレー
キ作用を停止することが望まれる場合もある。
を用いて更に完全に運転手が始動するブレーキ作用のプ
ロセスを制御するために、ブレーキ作用の力学的機構に
関する表示、すなわち、単位時間あたりの速度と、ブレ
ーキ・ペダルを運転手が操作する(単位時間の)力を表
示することは、非常に優れた成果を示す。これらの特性
に関する表示は、電子制御装置が自動ブレーキ作用を更
に正確に且つ効率的に作動できるので、ブレーキ・プロ
セスの過程を更に最適にするうえで非常に効果的にな
る。
となる課題は、非常ブレーキ操作の運転手始動緊急停止
機能は安全に且つ干渉の無い状態で決定され、且つ短い
ブレーキ通路を達成するブレーキ・プロセスの制御を可
能にする、装置を提供することにある。
は請求項1の特徴によって更に改善されている。
と長所は、添付の図面を参照しながら、次の発明の実施
例に示す説明において更に詳細に説明される。
いる車両ブレーキ・システムのブレーキ・ブースタの全
体図である。
動自在の仕切板18によって画成された後部室14と前
部室16を備えた実質的に回転対称形のハウジング12
を具備している。ブレーキ・ブースタは、第1制御バル
ブ20を有し、該第1制御バルブ20はハウジング12
を基準とする連動相対運動のために可動自在の仕切板1
8に接続されている。棒形状のアクチュエータ22の前
端はバルブ20に作用し、この部分は内蔵されまたは組
立てられた状態で、自動車のブレーキ・ペダル(図示さ
れていない)に接続されている。
キ・ブースタ10の中央空間部24に連通されており、
その空間24からの空気は後部室14に流れ込むことが
できるが戻ることができないようになっている。中央空
間部24は、空気を取り入れるためにハウジング12内
のポート26にも連なっている。ハウジング12内の別
のポート28は、空気を吐き出すために前部室16に組
み込まれている。
央空間部24に設けられ、制御バルブ20に対向して配
置されている。出力部材30はマスター・ブレーキ・シ
リンダー(図示されていない)を作動するために設けら
れている。
空源がオフに切り替えられると、大気圧が室14と室1
6の両方を占めることになる。そして、真空源がオンに
切り替えられると、例えば、エンジンの運転中に真空ポ
ート28が連なる吸気管によって前部室16内が真空に
なる。このため、可動自在の仕切板18はバルブ20の
動きに伴って少し前方に移動され、そこで圧力は室14
と室16の間で再び平衡状態になる。この待機位置で
は、ここからブレーキ圧力ブースタが損失距離なしに作
動できることが確認される。
レーキ作動させる時には通常の態様で作動し、2つの室
14と16の間の接続は制御バルブ20を介して中断さ
れ、周囲の空気は後部室14に流れる。その結果、ブレ
ーキ・ブースタによって増幅された作動力が出力部材3
0で得られる。これは、真空状態が、前部室16のよう
に、中央空間部24で引き続き存在する場合にも言え
る。
号発生手段を設けることによって、2つの中の1つが自
動的な(支持されている)ブレーキ作用の始動後に失敗
する場合でも、支持されているブレーキ作用の中断を感
知できることを共に示している。これに加えて、多くの
事例は、ブレーキ・ペダルが運転手によって押し下げら
れ、保持され、解放される状況に関する非常に柔軟性に
富んだ効果的な評価によって、この“二重信号発生手段
の概念”を可動にしている。この評価により、自動ブレ
ーキの最適な作動が実現できる。
はプレート374およびピン368の両者間における接
触の開始と接触の緩みが感知される。これは、信号発生
手段に関して次に示す実施例の全てが、接触の開始だけ
でなく接触の緩みも感知して、対応する信号を電子制御
装置に送ることができることを意味している。
の電磁作動はソレノイド・コイル361とプランジャー
363と信号発生手段365によって行われる。信号発
生手段365は、ブレーキ・ペダルの作動力Pを(図示
されていない)マスター・ブレーキ・シリンダーに伝え
る第1と第2のアクチュエータ350と360の間に配
置されている。バルブ・ピストンは図2のスリーブ部材
362によって形成されている。スリーブ部材362
は、信号発生手段365を形成する接触部材のヘッド部
365を受ける段付穴364を備えている。前述の接触
部材365のピン368はスリーブ365を通って延び
ている。接触部材365のヘッド部366は、段付穴
(ステップ・ボア)364のステップ(段部)372の
反対側にコイル・スプリングによって弾力的に片寄せら
れている。ピン368の自由端はプレート374に面し
ている。ブレーキ・ブースタの非作動位置で、自由端3
73はプレート374から予め設定された距離Tにあ
る。
きるようにチューブ376に支えられている。チューブ
376は、ブレーキ・ブースタの非作動状態で距離T1
だけプレート374に面するその末端でスリーブ362
を延長している。
軸方向に動くと、プレート374は、これに対面するピ
ン368の末端373と接触する。その結果、信号発生
手段365は電子制御装置(図示されていない)に伝え
られる信号を電気配線378を介して送るために起動さ
れる。アクチュエータ350が距離T−T1だけ更に軸
方向に動くと、スリーブ362がプレート374と接触
する。従って、プレート374はゴム要素380を介し
て第2アクチュエータ360に向け押し付けられる。十
分に作動された位置で、接触部材365のピン368
は、スリーブ362に完全に引き込まれて、第1アクチ
ュエータ350に向けコイル・スプリング370に抗し
て移動させられる。
部材365のピン368はプレート374に対面するス
リーブ362の末端で電気絶縁リング384によって段
付穴364の内部に保持されている。接触部材365の
ヘッド部366は電気絶縁材料からも製作できる。従っ
て、ピン368は予め設定された電気電位で保持され得
るようになっている。プレート374と対面するピン3
68の自由端が車両のグラウンド電位に接続されたプレ
ート374と電気的または機械的あるいはその両方の状
態で接触するたびに、これを感知できる。そこで発生し
た信号SGは、電子制御装置(図示されていない)によ
って用いられる。
す。図2および図3と同じ参照数字は同じまたは類似の
部品と関係している。この実施例の場合、信号発生手段
365はスリーブ362に支えられており、そこで、コ
イル・スプリング370は、アクチュエータ350の動
きPに逆らう方向で信号発生手段365の軸方向の動き
を制限するリング389に信号発生手段を押し込む。非
作動位置で、信号発生手段365は、ディスク・スプリ
ング機構370に相当するディスク・スプリングによっ
て受け部391からY−X方向に保持される。受け部3
91は、ディスク・スプリング装置370を通って突き
出ていて、起動部材386と一体化されて形成されてい
る。方向Pにおいて第1アクチュエータ350が軸方向
で移動する時に、当該第1アクチュエータ350は、そ
れが信号発生手段365による信号を起動する前に、距
離Xをカバーしなければならない。第1アクチュエータ
350が起動部材386を総距離Y(Y>X)だけ押し
込むと、直ちに、起動部材386のフランジはスプリン
グ機構382を圧縮して、当該起動部材386はスリー
ブ393と接触する。
バルブの更なる実施例を示す。この実施例では、切替手
段は、リング389に組み込まれているプレート374
によって形成されており、該リング389はプレート3
74をバルブ・ハウジングに対して電気的に絶縁してい
る。ピン368の自由端373に向けられたプレート3
74の面401は、ピンが第1アクチュエータ350の
軸方向の動きによってP方向に移動される時にピン36
8の自由端373と電気的に接触可能となっている。プ
レート374は電気絶縁性ゴム・プレート380で保持
されているので、ピン368とプレート374との接触
は、プレート374にハンダ付け或いは溶接されたワイ
ヤー403を介して感知される。その結果、ピン368
の電位(通常は接地電位)は、ピン368とプレート3
74間の接触が行われる時に、電子制御装置によって感
知される。
せることができるので、更に高い信頼性で動きを感知で
きる。
が接触部材のヘッド366に設けられている限り、図2
に示される実施例と異なっている。この接触部材は2つ
のディスク・スプリング382,384によって囲われ
ており、それらは、非作動位置で起動部材386を接触
部材から予め設定された距離Uに保つ。この起動部材3
86は、作動部材350の末端部387用のシート38
8を備えている。第1アクチュエータ350が距離Uだ
け軸方向に移動すると、信号SFは接触要素380によ
って起動される。再び、この接触要素380は、ヘッド
部366から電気的に絶縁されるように、ヘッド部36
6と起動部材386との間に組み込まれる。
起動部材350との間の距離Uだけでなく起動部材38
6と接触要素380との間に配置されたスプリング機構
382,384のスプリング力、およびピン368とプ
レート374の間の距離Tだけでなくヘッド部366と
段付穴364との間のスプリング装置370(図2の実
施例の場合)は、アクチュエータ350が作動位置から
非作動位置に戻る時に、接触要素380と起動部材38
6は、ピン368の末端部373がプレート374から
解放される前に互いに解放されるように構成されてい
る。これは、アクチュエータ350が非作動位置から作
動位置に移動され、ピン368の自由端373がプレー
ト374と接触する前に、接触要素380と起動部材3
86が接触することも意味している。各々スプリング3
82,384および370の物理的特性は各々距離T,
T1およびUと同様に既に知られているので、2つの信
号SFとSGとの間の時間的な遅れから電子的に制御さ
れるブースタの解放のための条件を決定できる。
0に組み込まれている。
ハウジングからも電気的に絶縁されて、特定の電気電位
に接続できるので、一定の電子信号が電子制御装置に供
給される。
発生手段は、作動部材またはピンが信号発生手段と接触
すると、接地信号を電子制御装置に供給していた。車両
の種々の電子装置のために、雑音と電磁放射干渉が接地
電位上で重ね合わされる場合がある。この問題を解消す
るために、図8〜図10の実施例が代替方式として用い
られる。
動要素361,第1および第2の作動手段250と36
0などに関する限り、図2の実施例に対応している。信
号発生手段365は次のように変更されている。均一の
メタリック・プレート374(すなわち、図2のよう
に)を具備する代わりに、図8のプレート374’に
は、互いに電気的に絶縁された少なくとも2つの接触部
分が設けられている。プレートとその接触部分は、電気
的に絶縁された状態でメタリック・リング410に組み
込まれている。電気的に導通するピン368の自由端3
73が作動手段350の作動位置でプレート374’の
接触部分411aと411b(少なくとも2つ)と接触
する時に、当該接触部分はピンによって橋渡しされる。
ピン368はスリーブ362から電気的に絶縁されてい
る。2つの接触部分411aと411bには、電子制御
装置(図示されていない)に連なるワイヤー413aと
413bが設けられている。
の接触部分411a,411bよりも多く設けることが
可能である。しかし、これは電子制御装置の信号入力端
子だけでなく更なるワイヤー413aと413bも要求
することになる。
11a,411bとの間に接触を与え且つ接触をブレー
キするために、自由端373に対向するピン368の末
端のスプリング機構370によって支持される。
接触プレート374に対して電気的に絶縁された1つ
(または複数の)接触部分411が設けられている。し
かし、プレート374を囲むメタリック部品の接地電位
に対して絶縁された全体的な接触プレート374を具備
することもできる。接触部分411は、プレート374
に向かう方向でスプリング機構370によって片寄せら
れ、且つスリーブ362に対して電気的に絶縁されたピ
ン368の自由端373と電気的にまた機械的に接触さ
れ得るようになっている。接触部分411とピン368
の自由端373には、電子制御装置(図示されていな
い)と連なるワイヤー413a,413bが設けられて
いる。
例を示す。主な違いは、共通信号入力ワイヤー420が
ピン368に連なり、且つプレート374には、当該プ
レート374に組み込まれた接触部分411に接続され
た第1信号出力ワイヤー422と、スプリング加重接触
部材380に接続された第2信号出力ワイヤー422が
設けられていることである。再び、ピン368は、スプ
リング機構370によって弾力的に片寄せられ、スリー
ブ362に対して電気的に絶縁される。
る信号により、ブレーキ・ロール・バックを感知でき
る。これは図10を参照しながら説明される。運転手が
ブレーキ・ペダルを操作すると、作動手段350は矢印
Pの方向に移動される。第1および第2の信号発生手段
において、スプリング機構370,382の寸法形状と
距離T,Uにより、第1信号がワイヤー422に供給さ
れる。第1作動手段350が矢印Pの方向に更に移動す
ると、スプリング機構382は、他のワイヤー424に
おいて、運転手がブレーキ・ペダルを操作している力と
速度に基づく時間周期の後に、通路Uが解消され且つ第
2信号が供給されるように圧縮される。
が予め設定された時間より短い場合、ソレノイドの作動
によるバルブ手段の電気的な作動は、電子制御装置によ
って起動される。
給された第1および第2の信号が出現する順から、ブレ
ーキ・システムの差動動作モードを感知して識別するこ
とができる。スプリング機構と第1作動手段350の自
由通路とピン368の形状に基づいて、第1および第2
の信号は、ブレーキ・ペダルが押される時に或る順で供
給され、且つ、これらの信号は、ブレーキ・ペダルが運
転手によって解放される時の特定の順でも生じる。ブレ
ーキ・ペダルが押し下げられた位置で下げられた状態に
保持される時間周期中に、両方の信号は同時に現れる。
従って、ブレーキ・ペダルを押し下げて解放する力学的
な機構は、第1および第2の信号発生手段の信号が発生
される時の順から決定される。
以上)の独自の信号発生手段を供給することによって巧
みに処理し得るだけでなく、運転手によるブレーキ・ペ
ダル作動の通路における重要で特性的なポイントを検出
または決定あるいはその両方を実施できることも意味し
ている。例えば、ブレーキ・ペダルが、或るしきい値を
上回るまたは予め設定された作動速度を越える或いはそ
の両方の場合の作動力で作動される場合、第1および第
2の信号発生手段からの信号は予め設定された時間周期
内で生じる。その後で、運転手がブレーキ・ペダルを僅
かに解放すると、2つの信号発生手段の1つだけ再び解
放され、信号の1つは消えるが、他の信号はまだ残って
いる。運転手が完全にブレーキ・ペダルを解放する時に
だけ、他の信号発生手段はこれを感知し、その信号発生
手段から生じる信号も消える。
動作を非常に効果的に感知する方式は、非常に効率的で
あり、且つ、非常に高い信頼性でコスト経済的な手段に
よって実現できる。
る実施例を示す断面図である。
拡大図である。
る実施例を示す断面図である。
拡大図である。
る実施例を示す拡大断面図である。
拡大図である。
る実施例を示す拡大断面図である。
る実施例を示す拡大断面図である。
示す部分拡大図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 電子的に制御されるブレーキ・ブースタ
(10)を含んでいる車両ブレーキ・システムであっ
て、 −第1アクチュエータであって、第2アクチュエータ
(360)にブレーキ・ペダルの作動運動(P)を伝え
るために該第2アクチュエータ(360)に接続されて
いて、そこでは第2アクチュエータ(360)は運動を
マスター・ブレーキ・シリンダーに伝える、前記の第1
アクチュエータ(350)と、 −信号発生手段であって、ブレーキ・ブースタ(10)
の制御手段に送られる信号を発生させるために第1と第
2のアクチュエータ(350,360)の間に配置され
ていて、そこではブレーキ・ブースタの第1アクチュエ
ータとハウジングの間の相対運動によって起動される、
前記の信号発生手段(365)とを備える前記の車両ブ
レーキ・システム。 - 【請求項2】 信号発生手段は、プレートに接触する時
に信号を送る接触部材を備えることを特徴とする請求項
1に記載の車両ブレーキ・システム。 - 【請求項3】−接触部材はヘッド部を有するピンを備え
且つ段付穴を具備するスリーブで支えられていて、 −ヘッド部は段付穴の段部に対してスプリング機構によ
って弾力的に片寄せられ、 −プレートと対面するピンの末端は、作動位置で、プレ
ートから予め設定された距離Tに位置することを特徴と
する請求項2に記載の車両ブレーキ・システム。 - 【請求項4】 スリーブはそこで軸方向に滑動できるよ
うにチューブに支えられ、前記のチューブは距離T1だ
けスリーブから外れてプレートと対面するその末端で延
長され、ピンの末端はその非作動位置でスリーブと同じ
高さに位置することを特徴とする請求項3に記載の車両
ブレーキ・システム。 - 【請求項5】 距離T1だけ第1アクチュエータが軸方
向に移動すると、プレートはプレートと対面するピンの
末端に接触して、信号が起動され、且つ距離T−T1だ
けアクチュエータが更に軸方向に移動すると、スリーブ
がプレートに接触して、後者を第2アクチュエータに対
して押し込み、そこでは、スリーブの接触部材は第1ア
クチュエータに向けて引き込まれることを特徴とする請
求項4に記載の車両ブレーキ・システム。 - 【請求項6】 接触部材のピンは電気的に絶縁されるよ
うにスリーブに組み込まれていることを特徴とする請求
項5に記載の車両ブレーキ・システム。 - 【請求項7】 接触要素は、距離Uだけ第1アクチュエ
ータが軸方向に移動すると、信号を起動する接触部材の
ヘッドに設けられていることを特徴とする請求項3に記
載の車両ブレーキ・システム。 - 【請求項8】 起動部材は、非作動位置において、第1
アクチュエータに対してスプリング機構によって弾力的
に片寄せられ且つ距離Uだけ接触要素から離間されてい
る第1アクチュエータと接触要素の間に設けられている
ことを特徴とする請求項7に記載の車両ブレーキ・シス
テム。 - 【請求項9】 接触要素はヘッド部から電気的に絶縁さ
れるように組み込まれていることを特徴とする請求項8
に記載の車両ブレーキ・システム。 - 【請求項10】 接触要素と起動部材の間の距離Uだけ
でなく、起動部材と接触要素の間に配置されているスプ
リング機構、およびピンとプレートの間の距離Tだけで
なく、ヘッド部と段付穴の間のスプリング機構は、アク
チュエータが作動位置から非作動位置に戻る時に、接触
要素と起動部材はピンがプレートから解放される前に解
放されるように形成されていることを特徴とする請求項
8に記載の車両ブレーキ・システム。 - 【請求項11】 プレートはブレーキ・ブースタ・ハウ
ジングから電気的に絶縁されていることを特徴とする請
求項2に記載の車両ブレーキ・システム。 - 【請求項12】 信号発生手段(365)は、スリーブ
に支えられていて、且つその運動方向で第1アクチュエ
ータに向けてスプリング機構によって弾力的に片寄せら
れ、後者は、それが信号発生手段(365)によって信
号の起動を行う前に第1の距離Xをカバーし、且つそれ
がスリーブの受け部に接触する前に総距離Y(Y>X)
をカバーすることを特徴とする請求項1に記載の車両ブ
レーキ・システム。 - 【請求項13】 信号発生手段(365)は、電気的に
絶縁されるようにスリーブの穴部に支えられ、突出部に
対してスプリング機構によって片寄せられることを特徴
とする請求項12に記載の車両ブレーキ・システム。 - 【請求項14】 第1アクチュエータはスリーブに対し
てスプリング機構によって弾力的に支持されることを特
徴とする請求項12に記載の車両ブレーキ・システム。 - 【請求項15】 プレートには少なくとも2つの接触部
分が設けられていて、それらは、互いに電気的に絶縁さ
れ、且つ、その作動位置でプレートと接触する導電性の
ピンは、信号を電子制御装置に供給するために電子制御
装置に動作的に接続されている少なくとも2つの接触部
分を橋渡しするように組み込まれていることを特徴とす
る請求項3に記載の車両ブレーキ・システム。 - 【請求項16】 少なくとも2つの異なる信号発生手段
の信号は制御手段の信号発生のために用いられることを
特徴とする先行する請求項のいずれかに記載の車両ブレ
ーキ・システム。 - 【請求項17】 第1信号発生手段からの第1信号と第
2信号発生手段からの第2信号はブレーキ・システムの
動作モードを感知して識別するために用いられることを
特徴とする請求項16に記載の車両ブレーキ・システ
ム。 - 【請求項18】 ブレーキ・ペダルを押し下げて解放す
る力学的な機構は、ブレーキ・ペダルが押し下げられ又
は解放され或いはその両方の場合の力または速度あるい
はその両方に依存する感知手段のための作動手段と感知
手段の間の距離だけでなく、スプリング機構の特性に基
づいて、第1と第2の信号発生手段からの信号が現れ
る、連続する順から決定されることを特徴とする請求項
17に記載の車両ブレーキ・システム。 - 【請求項19】 第1信号発生手段からの第1信号と第
2信号発生手段の間で予め設定された周期の時間的な遅
れが電子制御装置に自動ブレーキ作用を始動させるため
に用いられることを特徴とする請求項16に記載の車両
ブレーキ・システム。 - 【請求項20】 スプリング機構の特性は、第1または
第2の信号発生手段による信号を送ることになる少なく
とも1つの前記のスプリング機構の圧縮が、自動ブレー
キ作用を始動するために電子制御装置を作動する、しき
い値として用いられるように形状設定されることを特徴
とする請求項16に記載の車両ブレーキ・システム。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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