JP3868249B2 - 鋼板形状矯正装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製鉄プロセスライン、特に、亜鉛等の溶融めっきラインにおける鋼板形状矯正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、溶融亜鉛めっきラインでは、走行するストリップ(鋼板)に対して亜鉛めっきする際、そのストリップ表面の亜鉛めっきの厚みを均一にするために、ストリップの形状を矯正したのち、めっき直後のストリップ表面にワイピングノズル(気体絞り装置)で空気を吹き付けてめっき厚(めっき付着量又は目付量とも言う)をコントロールするようにしている。
【0003】
図9は、従来の溶融亜鉛めっきラインにおけるストリップの形状矯正装置によりめっき厚をコントロールする方法を説明する図である。図示するように、ストリップ100 は、溶融めっき浴101 内をシンクロール102 やサポートロールとしてのコレクティングロール103 とスタビライジングロール104 に案内・支持されて走行し、溶融めっき浴101 内の溶融亜鉛がめっきされるが、溶融めっき浴101 出口付近にはワイピングノズル(気体絞り装置)105 が対向設置されており、このワイピングノズル105 より、めっき直後のストリップ100 表面に対して空気が吹き付けられ、めっき厚が均一になるようにコントロールされる。
【0004】
ところが、ストリップ100 は、シンクロール102 での巻き付けによりストリップ100 の表裏で塑性変形しシンクロールを離れたストリップは反シンクロール側に凸状の反りが発生する。このためワイピングノズル(気体絞り装置)では、ストリップ100 が反った形状である為、ワイピングノズル先端とストリップの距離が幅方向に不均一と成り、めっきを均等に掻き取ることがうまく行われない。
【0005】
そこで、ワイピングノズル105 より空気を吹き付けてめっき厚をコントロールするのに先立って、ワイピングノズル105 に近接して変位センサ106 及び電磁石107 を設置し、この変位センサ106 からのストリップ位置の検出信号により電磁石107 の励磁電流を形状制御装置108 で制御し、電磁力によって反りを矯正するようになっている。同時に、前記サポートロールにおいても、コレクティングロール103 のインターメッシュ(押込み量)Iを形状センサー(又は、目視)により押込み制御(移動)装置109 を介して手動で調整することで、反りを矯正するようになっている。
【0006】
尚、前記電磁石107 はストリップ100 の幅方向に所定の間隔で複数個(例えば5軸)対向して配置され、前記変位センサ106 もこれらの位置に対応して複数個配置されている。前述のように変位センサ106 は対応する位置でストリップ100 の反り量を検出して形状制御装置108 に入力し、制御装置108 は検出した各箇所での反り量を比較し、反り量の大きい箇所の電磁石107 の励磁電流を調整し、例えばストリップ100 の中央部分を図中左方向に、また両側部分を図中右方向に移動させて、ストリップ100 をC反りの状態からフラットな状態に矯正するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような従来の形状矯正装置にあっては、電磁石107 を用いた形状制御装置108 とコレクティングロール103 を用いた押込み制御装置109 によるストリップの形状制御が各々の装置毎に単独に行なわれている。
【0008】
そのため、お互いの形状矯正の制御効果が打ち消し合うことがあり、特に電磁石107 を用いた形状制御装置108 では、過剰な制御電力を要する場合があった。また、コレクティングロール103 のインターメッシュ(押込み量)Iが大幅に狂うと、電磁石107 を用いた形状制御装置108 では、形状矯正が出来ない場合が有った。更に、コレクティングロール103 を用いた押込み制御装置109 による形状制御の際には、手作業であることから、溶融めっきライン速度を減速するため、生産性が低下するという不具合もあった。
【0009】
本発明は、前述した状況に鑑みてなされたもので、電磁石の出力値やサポートロールのインターメッシュを最適化して高精度な形状矯正が可能になると共に、サポートロールのインターメッシュ自動制御を可能にして生産性の向上が図れる鋼板形状矯正装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するための本発明に係る鋼板形状矯正装置は、溶融めっき浴中に、走行する鋼板に対向してサポートロールを配置し、同サポートロールのインターメッシュを調整して同鋼板の形状矯正をすると共に、溶融めっき浴出口で走行する鋼板に対向して複数の変位センサ及び電磁石をその幅方向に配置し、同変位センサからの鋼板位置の検出信号により同電磁石の励磁電流を制御して同鋼板の形状矯正をする鋼板形状矯正装置において、前記電磁石の出力値を検出し、検出した出力値に応じて前記サポートロールのインターメッシュを調整する制御手段を設けると共に、前記制御手段は、各軸の電磁石の検出値から下記二次式の鋼板形状式を用いて鋼板の反り量を示す指標を導き、該指標が閾値を超えた時に、同指標が閾値内に入るように前記インターメッシュを補正することを特徴とする。
【数2】
F(x)=A 1 ・x 2 +A 2 ・x+A 3
ただし、F(x) :板幅方向xの座標での表裏ワイピングノズル間距離
の中心を0とした時の鋼板変位量
x:鋼板幅方向の座標
1 〜A 3 :鋼板形状から決まる定数(定数A 1 は反りの指標)
【0013】
また、前記サポートロールは、シンクロールから順に鋼板の走行方向に沿ってシンクロール側にスタビライジングロールと反シンクロール側にコレクティングロールとを配置してなることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る鋼板形状矯正装置及び方法を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【0020】
[第1実施例]
図1は本発明の第1実施例を示す鋼板形状矯正装置の概略構成図、図2は同じくコレクティングロールのインターメッシュ制御のフロー図である。
【0021】
図1に示すように、ストリップ(鋼板)1は、溶融めっき浴2内をシンクロール3及びサポートロールとしてのコレクティングロール4とスタビライジングロール5に案内・支持されて走行して溶融めっき浴2内の溶融亜鉛がめっきされるが、溶融めっき浴2出口付近にはワイピングノズル(気体絞り装置)6が対向設置されており、このワイピングノズル6より、めっき直後のストリップ1表面に対して空気が吹き付けられ、めっき付着量が板幅方向に均一になるようにコントロールされるようになっている。
【0022】
そして、ワイピングノズル6に近接して変位センサ7及び電磁石8が設置され、この変位センサ7でストリップ1の反り具合を常時検知しながら電磁石8に電流を流し、電磁力によって反りを矯正したのち、ワイピングノズル6より空気を吹き付けてめっき付着量をコントロールするようになっている。
【0023】
前記電磁石8は、ストリップ1の幅方向に所定の間隔でストリップを挾んで表裏に配置して例えば5組の電磁石制御軸で構成され、変位センサ7もこれらの位置に対応して例えば5個配置される。
【0024】
前述のように各変位センサ7は対応する位置でストリップ1の反り量を検出して形状制御装置9に入力し、形状制御装置9は検出した各箇所での反り量を制御目標値と比較して、この反り量が制御目標値に到達するまで各電磁石8の励磁電流を調整し、ストリップ1の形状をめっき付着量が均一となる所定の形状に矯正するようになっている。
【0025】
即ち、前記形状制御装置9は、変位センサ7からの信号を図示しない減算器で前記制御目標値と比較して適正な電磁石8の駆動信号を演算し、出力する演算回路(図示せず)と、該演算回路からの出力信号を受け、電磁石8を励磁し、駆動する駆動回路(図示せず)とから構成されるのである。
【0026】
一方、コレクティングロール4のインターメッシュ(押込み量)Iは、押込み制御(移動)装置10により駆動制御されるが、この押込み制御(移動)装置10は制御手段としてのホストコンピュータ(プロセスコンピュータ)11により自動制御される。即ち、ホストコンピュータ11は、板形状演算回路12やインターメッシュ制御ロジック13等を有し、前記形状制御装置9を介して入力される電磁石8の出力値に応じて、前記コレクティングロール4のインターメッシュIを調整するようになっているのである。
【0027】
そして、本実施例では、前記ホストコンピュータ11は、図2のコレクティングロールのインターメッシュ制御のフロー図(制御ロジック)に示すように、中央を除く電磁石8の検出値のどれかが予め設定された値を超えた場合、前記インターメッシュIを増加させる一方、予め設定された値を下回った場合、前記インターメッシュIを減少させるよう制御するようになっている。
【0028】
即ち、ステップP1で、中央を除く電磁石8の検出値の最大値A1 を検出したら、ステップP2で、この最大値A1 が予め設定された値B1 を超えたか否かを判断し、超えた場合には、ストリップ1の形状が凸形状と判断し、ステップP3で、コレクティングロール4を約1mm押込み、インターメッシュIを増加させて形状矯正を行なうのである。
【0029】
一方、ステップP4で、前記最大値A1 が予め設定された値B2 を下回ったか否かを判断し、下回った場合には、ストリップ1の形状が凹形状と判断し、ステップP5で、コレクティングロール4を約1mm引下げ、インターメッシュIを減少させて形状矯正を行なうのである。
【0030】
また、前記コレクティングロール4のインターメッシュ制御ロジック13は、約5〜10秒周期で演算を行って、演算結果1回で一度だけコレクティングロール4を操作するようになっている。
【0031】
このようにして本実施例では、浴中サポートロールで出来る形状矯正能力を最大限引き出し、残った形状不良を電磁石8側(電磁形状矯正装置側)で担うようにしたので、電磁石8側では、余裕を持って、高精度に形状制御を行い得る。また、形状矯正範囲が広がるので、形状が極端に悪い板や厚板で形状矯正が困難な場合でも形状矯正が可能となる。この結果、ストリップ1の幅方向のめっき付着量を均一化することが出来る。
【0032】
また、浴中サポートロールでの形状矯正が最適化することから、電磁石8側での制御出力が最適化し、制御電力を低減させることができる。また、コレクティングロール4のインターメッシュIの自動制御が可能になることから、溶融めっきライン速度の高速化が可能になって生産性の向上が図れる。
【0033】
更に、浴中サポートロールでの形状矯正の最適化により、コレクティングロール4のインターメッシュIが過剰とならないため、浴中サポートロールへの負荷が軽減できる。この結果、浴中サポートロールのがたつきによって起こる振動を防止でき、ストリップ1での振動の発生が無くなり、ストリップ1の進行方向にめっき付着量を均一化することが出来る。
【0034】
尚、前記実施例において、インターメッシュIを制御するにあたって、押込み制御装置10でコレクティングロール4のインターメッシュIを制御させることに代えて、高さ制御(移動)装置14によりサポートロール間距離Hを変化させても良いし、これらの制御を複合させても良い。また、前記インターメッシュIやサポートロール間距離Hをガイダンスする装置を設け、オペレータがガイダンスに沿って押込み制御(移動)装置10や高さ制御(移動)装置14を操作しても良い。
【0035】
[第2実施例]
図3は本発明の第2実施例を示すコレクティングロールのインターメッシュ制御のフロー図、図4は同じく二次式の鋼板形状式を用いて鋼板の反り量を示す指標を導くための制御ブロック図、図5は同じく形状矯正効果が正逆反転する場合のインターメッシュ制御のフロー図である。
【0036】
これは、第1実施例のホストコンピュータ11において、各軸の電磁石8の検出値から二次式の鋼板形状式を用いて鋼板の反り量を示す指標(C反り指標A1 )を導き、該指標が閾値(B1 ,−B2 )を超えた時に、同指標が閾値内に入るようにインターメッシュIを補正する例である。
【0037】
即ち、図4に示すように、先ず、各軸の変位センサ7からの信号をA/D変換器30a,30b,30cでA/D変換して比例・積分・位相補償演算回路31a,31b,31cで演算した後、D/A変換器32a,32b,32cでD/A変換する。通常は、このD/A変換した信号が駆動回路33a,33b,33cへ送られ、各軸の電磁石8に通電されるのである。
【0038】
次に、前記D/A変換した信号をローパスフィルター34a,34b,34cに掛けて、電磁石8の出力が鋼板の制振に働いている例えば1から100Hzの信号を取り除き、静的な形状矯正の制御出力信号とする。
【0039】
次に、前記制御出力信号をA/D変換器35a,35b,35cでA/D変換した後、吸引力演算回路36a,36b,36cでアナログ出力の50%(鋼板の表裏の吸引力が等しい時)をゼロとした−50〜50%のデジタル信号に加工する。
【0040】
次に、座標変換回路37a,37b,37cで前記出力信号と中央軸からの距離を座標化して、板形状演算回路12に出力する。
【0041】
最後に、前記板形状演算回路12で前記出力信号の分布を二次式の形で鋼板形状モデル式に当てはめ、モデル式の係数A1 ,A2 ,A3 を演算によって求める。係数の演算は約1〜2秒周期で実施する。そして、演算結果のA1 を鋼板形状のC反り量を表す指標、A2 を鋼板形状の傾きを表す指標、A3 を鋼板形状のオフセンター量を表す指標として取り扱う。
【0042】
ところで、コレクティングロール4のインターメッシュIは、板厚・板幅・張力・鋼種等の条件でプリセットしている。そこで、前記ホストコンピュータ11は、図3のコレクティングロールのインターメッシュ制御のフロー図に示すように、前記プリセット量即ち、鋼板形状のC反り量を表す指標A1 が閾値(B1 ,−B2 )を超えた時に、同指標A1 が閾値(B1 ,−B2 )内に入るようにインターメッシュIを補正するようになっている。
【0043】
即ち、ステップP1で、C反り指標A1 を検出したら、ステップP2で、このC反り指標A1 が予め設定された閾値B1 を超えたか否かを判断し、超えた場合には、ステップP3で、コレクティングロール4を約1mm押込み、インターメッシュIを増加させるのである。
【0044】
一方、ステップP4で、前記C反り指標A1 が予め設定された閾値−B2 を下回ったか否かを判断し、下回った場合には、ステップP5で、コレクティングロール4を約1mm引下げ、インターメッシュIを減少させるのである。
【0045】
また、前記インターメッシュIの増減ロジックは、約5〜10秒周期で演算を行って、演算結果1回で一度だけコレクティングロール4を操作するようになっている。
【0046】
また、浴中サポートロールの配置でコレクティングロール4がスタビライジングロール5の下側配置の場合、インターメッシュIの増加に伴いストリップの形状が反シンクロール3側に凸形状が凹形状(又はフラット状)になった後、スタビライジングロール5の曲げにより特性が反転し凸形状に戻ることが知られている。このため、前記ホストコンピュータ11は、図5の形状矯正効果が正逆反転する場合のインターメッシュ制御のフロー図に示すように、逆動作の変曲点を検出し、操作方向を逆にするロジックを設けている。
【0047】
即ち、C反り指標A1 に基づいてステップP1からステップP7でインターメッシュ操作を行った後、例えば5〜10秒後に正逆動作の判定を行うのである。つまり、ステップP8でインターメッシュ操作時のC反り指標をA1 t=n とし、インターメッシュ操作5〜10秒後のC反り指標をA1 t=n+1 した後、インターメッシュ増加時には、ステップP9でA1 t=n+1 がA1 t=n より小さいか否かを判断する。A1 t=n+1 がA1 t=n より小さければ、ステップP10で正動作と判断し、ステップP3を経てステップP4でインターメッシュIを増加させる。逆に、ステップP9でA1 t=n+1 がA1 t=n より大きければ、ステップP12で逆動作と判断し、ステップP3を経てステップP7でインターメッシュIを減少させる。
【0048】
一方、インターメッシュ減少時には、ステップP11でA1 t=n+1 がA1 t=n より大きいか否かを判断する。A1 t=n+1 がA1 t=n より大きければ、ステップP10で正動作と判断し、ステップP6を経てステップP7でインターメッシュIを減少させる。逆に、ステップP11でA1 t=n+1 がA1 t=n より小さければ、ステップP12で逆動作と判断し、ステップP6を経てステップP4でインターメッシュIを増加させるのである。
【0049】
これによれば、第1実施例と同様の作用・効果に加えて、各軸の電磁石8の検出値から二次式の鋼板形状式を用いて鋼板の反り量を示す指標を導くので、形状矯正前の鋼板形状をより正確に予測することができる。
【0050】
[第3実施例]
図6は本発明の第3実施例を示す鋼板形状矯正装置の概略構成図である。
【0051】
これは、第1実施例における浴中サポートロールにおいて、スタビライジングロール5とコレクティングロール4との上下位置を逆にした例であり、その他の構成は第1実施例と同様であるので、図1と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0052】
これによれば、第1実施例と同様に、コレクティングロール4のインターメッシュIで形状矯正を行えるが、スタビライジングロール5(又はコレクティングロール4)を押し込むことでコレクティングロール4のインターメッシュIと同様の効果を持たせることもできる。
【0053】
また、本実施例では、コレクティングロール4がストリップ進行方向の最終ロールとなるため、シンクロール3の曲げによる残留応力でストリップ1が反シンクロール3側に凸状に変形し、コレクティングロール4のインターメッシュIを増やすと、コレクティングロール4の曲げ応力で凸状の変形が緩和され、適正位置でフラットな形状になる。更にインターメッシュIを増やすと凸状から凹状の変形に変わることから(図6中のグラフ参照)、形状矯正の範囲が格段に広くなる。
【0054】
また、インターメッシュIによって、凸形状がフラットになり、その後凹形状になるため、インターメッシュIを自動制御することが容易となる。また、板形状が変わった場合、形状矯正が簡単に出来るため、この調整の間に発生するめっき付着量の不均一が防止できる。
【0055】
[第4実施例]
図7は本発明の第4実施例を示す鋼板形状矯正装置の概略構成図、図8は同じく付着量実績からの鋼板形状のモデル化手法の制御ロジックである。
【0056】
これは、第1実施例に係るインターメッシュIを、電磁石8(図1参照)の出力値に代えて、ストリップ1のめっき付着量に応じて、調整するようにしたものである。
【0057】
即ち、板形状演算回路15には、ワイピングノズル(気体絞り装置)の後流に設置した亜鉛付着量計20からの信号が入力され、ストリップ1の幅方向の付着量実績からワイピングノズル6部でのストリップ1の鋼板形状(C反り)を予測するようになっている。
【0058】
例えば、図8に示すように、表・裏(WS・CN・DS)計6点の付着量実績から、下記(1) 式を用いてストリップ1のワイピングノズル6部での変位量(鋼板オフセンター量)を演算し、亜鉛付着量計20の計測点での変位量分布を最小二乗法により2次関数モデルに演算し、下記(3) 式の鋼板形状モデル式とするのである。
Figure 0003868249
ただし、 ΔD:表裏のワイピングノズル間距離の中心を0とした時の鋼板変位量(mm)
Df・Db:表裏の鋼板−ワイピングノズル間距離(mm
Wf・Wb:表裏の鋼板めっき付着量(g/m 2
3 :付着量回帰モデル式の係数
尚、めっき付着量W(g/m 2 )は、下記(2) 式の回帰モデル式で求められる。
W=exp(K0 +K1 ・P+K2 ・V+K3 ・D) ・・・(2) 式
ただし、P:ワイピングガス圧力(kg/cm2
V:通板速度(m/min )
D:鋼板−ワイピングノズル間距離(mm)
0 、K1 、K2 、K3 :回帰モデルの定数
F(x)=A1 ・x2 +A2 ・x+A3 ・・・(3) 式
ただし、 F(x):板幅方向xの座標での表裏ワイピングノズル間距離の中心を0とした時の鋼板変位量
x:鋼板幅方向の座標
1 〜A3 :鋼板形状から決まる定数(定数A1 は反りの指標)
この(3) 式の鋼板形状モデル式(2次関数)より、2次項の係数A1 がC反り量の大きさを表し、正負が凹凸の向きを表す。
Figure 0003868249
【0059】
前記亜鉛付着量計20は、例えば、ストリップ1の幅方向に、γ線またはX線を照射して受光する蛍光X線強度を検出する板幅方向走査式のものを用いるが、特にこれに限定されるものではない。
【0060】
ところで、コレクティングロール4のインターメッシュIは、板厚・板幅・張力・鋼種等の条件でプリセットテーブル21によりプリセットされている。そこで、本実施例では、ホストコンピュータ11(図1参照)のインターメッシュ制御ロジック13及び加算器22により、図3のコレクティングロールのインターメッシュ制御のフロー図に示すように、前記プリセット量即ち、鋼板形状のC反り量を表す指標A1 が閾値(B1 ,−B2 )を超えた時に、同指標A1 が閾値(B1 ,−B2 )内に入るようにインターメッシュIを補正するようになっている。
【0061】
また、本実施例では、安定判別回路23及び学習制御回路24により、ストリップ1毎に反り量をフィードバックし、前記プリセットテーブル21を修正する学習制御を行うが、これは特に必要ではない。
【0062】
また、このような自動制御は、ストリップ1がワイピングノズル6通過後、亜鉛付着量計20に到着するまでの時間遅れを考慮し、その時間遅れをインターバルに制御を繰り返し行う。
【0063】
このようにして本実施例では、亜鉛付着量計20の幅方向の付着量実績を基にワイピングノズル6部でのストリップ1の形状(C反り)を予測し、予測したストリップ1の形状がフラットになる側にコレクティングロールのインターメッシュIを補正するようにしたので、ワイピングノズル6部でストリップ1の形状を確実にフラットに矯正でき、めっき付着量を鋼板幅方向に均一にして製品品質を向上させられる。
【0064】
この結果、不均一めっきによる剥離や、亜鉛めっきの合金化処理において幅方向に均一な合金化組成の製品が得られる。また、これまで、付着量のバラツキを考慮し最低めっき厚と成る部分で製品の規格値を満足させる必要があり、平均の目付量を厚くせざるを得なかったが、均一めっきが可能になることにより平均目付量を規格値に近づけることができ、依って、亜鉛の使用量が低減でき製品の原単位が低減できるようになった。
【0065】
尚、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることはいうまでもない。また、本発明は溶融亜鉛めっき装置に限らず、浴中ロール群で構成される表面塗布設備の形状矯正装置にも適用することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上、実施例に基づいて詳細に説明したように、本発明の請求項1に係る発明は、溶融めっき浴中に、走行する鋼板に対向してサポートロールを配置し、同サポートロールのインターメッシュを調整して同鋼板の形状矯正をすると共に、溶融めっき浴出口で走行する鋼板に対向して複数の変位センサ及び電磁石をその幅方向に配置し、同変位センサからの鋼板位置の検出信号により同電磁石の励磁電流を制御して同鋼板の形状矯正をする鋼板形状矯正装置において、前記電磁石の出力値を検出し、検出した出力値に応じて前記サポートロールのインターメッシュを調整する制御手段を設けると共に、前記制御手段は、各軸の電磁石の検出値から下記二次式の鋼板形状式を用いて鋼板の反り量を示す指標を導き、該指標が閾値を超えた時に、同指標が閾値内に入るように前記インターメッシュを補正するので、電磁石の出力値とサポートロールのインターメッシュを最適化して高精度な形状矯正が可能になると共に、サポートロールのインターメッシュ自動制御を可能にして生産性の向上が図れるという本来的な効果に加えて、形状矯正前の鋼板形状をより正確に予測でき、形状矯正を高精度に行えるという利点が得られる
【数3】
F(x)=A 1 ・x 2 +A 2 ・x+A 3
ただし、F(x) :板幅方向xの座標での表裏ワイピングノズル間距離
の中心を0とした時の鋼板変位量
x:鋼板幅方向の座標
1 〜A 3 :鋼板形状から決まる定数(定数A 1 は反りの指標)
【0067】
本発明の請求項2に係る発明は、前記サポートロールは、シンクロールから順に鋼板の走行方向に沿ってシンクロール側にスタビライジングロールと反シンクロール側にコレクティングロールとを配置してなるので、請求項1に係る発明において、形状矯正の範囲が格段に広くなるという利点がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す鋼板形状矯正装置の概略構成図である。
【図2】同じくコレクティングロールのインターメッシュ制御のフロー図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すコレクティングロールのインターメッシュ制御のフロー図である。
【図4】同じく二次式の鋼板形状式を用いて鋼板の反り量を示す指標を導くための制御ブロック図である。
【図5】同じく形状矯正効果が正逆反転する場合のインターメッシュ制御のフロー図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す鋼板形状矯正装置の概略構成図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す鋼板形状矯正装置の概略構成図である。
【図8】同じく付着量実績からの鋼板形状のモデル化手法の制御ロジックである。
【図9】従来の鋼板形状矯正装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 ストリップ
2 溶融めっき浴
3 シンクロール
4 コレクティングロール
5 スタビライジングロール
6 ワイピングノズル
7 変位センサ
8 電磁石
9 形状制御装置
10 押込み制御装置
11 ホストコンピュータ
12 板形状演算回路
13 インターメッシュ制御ロジック
14 高さ制御装置
20 亜鉛付着量計
21 プリセットテーブル
22 加算器
23 安定判別回路
24 学習制御回路
30a,30b,30c A/D変換器
31a,31b,31c 比例・積分・位相補償演算回路
32a,32b,32c D/A変換器
33a,33b,33c 駆動回路
34a,34b,34c ローパスフィルター
35a,35b,35c A/D変換器
36a,36b,36c 吸引力演算回路
37a,37b,37c 座標変換回路
I インターメッシュ
H サポートロール間距離

Claims (2)

  1. 溶融めっき浴中に、走行する鋼板に対向してサポートロールを配置し、同サポートロールのインターメッシュを調整して同鋼板の形状矯正をすると共に、溶融めっき浴出口で走行する鋼板に対向して複数の変位センサ及び電磁石をその幅方向に配置し、同変位センサからの鋼板位置の検出信号により同電磁石の励磁電流を制御して同鋼板の形状矯正をする鋼板形状矯正装置において、前記電磁石の出力値を検出し、検出した出力値に応じて前記サポートロールのインターメッシュを調整する制御手段を設けると共に、前記制御手段は、各軸の電磁石の検出値から下記二次式の鋼板形状式を用いて鋼板の反り量を示す指標を導き、該指標が閾値を超えた時に、同指標が閾値内に入るように前記インターメッシュを補正することを特徴とする鋼板形状矯正装置。
    Figure 0003868249
    ただし、F(x) :板幅方向xの座標での表裏ワイピングノズル間距離
    の中心を0とした時の鋼板変位量
    x:鋼板幅方向の座標
    1 〜A 3 :鋼板形状から決まる定数(定数A 1 は反りの指標)
  2. 前記サポートロールは、シンクロールから順に鋼板の走行方向に沿ってシンクロール側にスタビライジングロールと反シンクロール側にコレクティングロールとを配置してなることを特徴とする請求項記載の鋼板形状矯正装置。
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