JP3868079B2 - 自動工具交換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械の工具を自動的に交換する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機械の主軸に対して工具を自動的に交換する装置は、主軸から排出される工具と主軸に供給する工具を、工具のフランジ部で把持する把持装置を備え、主軸から工具を抜き出すとともに、把持装置を旋回動させて供給する工具を主軸に差し込む機能を備える。
【0003】
工具の把持装置は、工具のフランジ部を両側から把持するグリッパを有し、グリッパはスプリング等により常時閉じる方向に付勢される。
工具の交換位置にあっては、グリッパは開閉する必要があるが、その他の位置にあっては、グリッパの開放を規制して工具の脱落を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
グリッパの開放を規制する手段として、グリッパを機械的にロックする構造が採用される。
工具交換装置は工作機械の機種毎に用意されるのが通例であって、グリッパのロック装置は、工具交換装置を工作機械に取り付けた状態で調整されていた。
したがって、自動工具交換装置の単体での調整、試運転が困難であった。
そこで本発明は、異なる機種の工作機械に装備することができるグリッパの機械的なロック装置を内蔵し、ユニット化された自動工具交換装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動工具交換装置は、基本的手段として工作機械への取付部を有する本体と、本体に形成されるシリンダ部に支持されるシャフトと、シャフトを伸縮及び旋回動させる駆動手段と、前記シャフトの先端に装備される工具把持装置を有する。そして、前記工具把持装置は、前記シャフトの先端に固着される本体と、本体に対して揺動自在に支持されて工具のフランジ部を把持するグリッパと、グリッパを閉じる方向に付勢するスプリングと、前記グリッパの開放を規制するロック装置とを備え、ロック装置は、前記シャフトが伸長される工具交換位置でのみ解除されるようにしている
【0006】
更に、前記ロック装置は、前記シャフトに平行に配設されるロッドと、ロッドの先端に取り付けられるロック部材と、ロック部材をグリッパに向けて付勢するスプリングと、前記ロッドの前進位置を規制するストッパを備えるものであることを前提とする
【0007】
前記前提のもとで、前記自動工具交換装置のシリンダ部は、前記ロッドを支持するリング装置を備えるとともにリング装置は、前記シリンダに固着される内側リング部材と、内側リング部材に回動自在に支持される外側リング部材を備えている。そして、前記ロッドは、前記外側リング部材を貫通するとともに、前記ロッドの前進位置を規制するストッパが前記ロッドの端部に設けられていることを特徴とする。また、内側リング部材は、前記シリンダ部に形成されるねじ部に螺合され、軸方向の位置が調整する手段を備えていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の自動工具交換装置(ATC装置)の全体構成を示す側面図、図2は平面図、図3は正面図である。
全体を符号1で示す自動工具交換装置は、本体10、モータ20、減速装置30、シャフト50、ガイドロッド60の先端に装備される工具把持装置100等を備えるもので、ユニット化された構造を有する。
【0009】
そこで、このユニット化された自動工具交換装置1は、取付相手である工作機械300の取付部310に対して、ボルト312によって装着される。
シャフト50は、矢印A,B方向に摺動するとともに、軸線まわりに矢印R方向に旋回動する。
シャフト50の先端部に装備される工具把持装置100は、ベースとなるブラケット110を有し、ブラケット110に対して、ピン132で揺動自在に支持される4個のグリッパ130を備える。対向して配設される2個のグリッパ130は、それぞれ工具200のシャンクのフランジ部220を把持する機能を備える。
【0010】
図2は、自動工具交換装置1と工作機械の主軸320との位置関係を示し、工具把持装置100に把持された工具200を主軸320に対して着脱する。工具把持装置100は、工具200のフランジ部220を把持しているので、主軸320の軸線に対して直交する方向に主軸を移動して、工具把持装置100のグリッパから工具を引き出す。
シャフト50の両側部には、ガイドロッド60が配設される。このロッド60は、工具把持装置100に連結されるとともに、リング装置70により摺動自在に支持される。リング70は、その内周部が本体10と一体のシリンダ部40に固定され、外周部はリング部材を回転自在に支持する。
【0011】
図4はシャフト50、ロッド60と、工具把持装置100の構造を示す説明図、図5は工具把持装置の正面図、図6はロッド60の先端部に設けられるロック装置の説明図、図7はロック装置の作用を示す説明図である。
【0012】
シャフト50の先端部に装備される工具把持装置100は、固定装置111によりシャフト50の先端に固定される本体110と、本体100に対してピン132で揺動自在に支持されるグリッパ130を有する。4個のグリッパ130は、対向する2個のグリッパで2基の工具把持手段を構成する。
【0013】
対向する2本のグリッパの先端部は円弧部134を有し、本体110に取り付けたコマ114と協働して工具200のシャンク210のフランジ部220を把持する。
本体110を貫通する穴内に配設されるスプリング142は、ピン140を外方へ向けて付勢し、ピン140はグリッパ130の後部を外側に向けて付勢する。
【0014】
常時は、このスプリングの作用でグリッパ130は本体110のテーパ面112に当接しており、工具が押し込まれたときには、スプリング力によって工具のフランジ部を把持する。
工具は、このスプリング力によって把持されるが、工具交換位置以外の状態にあっては、グリッパを機械的にロックして安全性を確保する。
【0015】
ロック部材150は、ロッド60の先端部にビス152により固着される。工具把持装置の本体110にボルト124で固着されるキャップ120内には、スプリング122が配設され、ロック部材150をロッド60とともに、図4の矢印A2方向に付勢する。
【0016】
ロッド60の後端部は、リング装置70により支持される。リング装置70は、シリンダ40の外周部に形成されるねじ部に螺合する内側リング部材72を有し、内側リング部材72は、ロックナット74により位置決めされる。
この内側リング部材72の外側に取り付けられる外側リング部材71は、摺動部76を介して回転自在に支持される。
【0017】
この構成により、ロック部材150を取り付けたロッド60は、工具把持装置100がシャフト50とともに旋回動すると、外側リング部材71とともに旋回動する。また、シャフト50が工具把持装置100とともに引き込まれると、ロッド60も外側リング部材71に案内されて引き込まれる。
シャフト50が矢印A1方向に押し出されると、ロッド60も一体となって矢印A2方向に移動する。ロッド60の後端部にはストッパ62が取り付けてある。そこで、ストッパ62が外側リング部材71に当接した位置でロッド60の矢印A2方向への移動は停止する。
【0018】
シャフト50を矢印A1方向へさらに移動させると、工具把持装置100の本体110はシャフト50とともに移動し、ロッド60の先端に取り付けたロック部材150は、その位置に停止するから、ロック部材150は本体110に対して相対的に移動し、スプリング122は圧縮される。
【0019】
図8はロック部材150の平面図、図9は側面図、図10は正面図である。
ロック部材150は有底の穴154を有し、先端部近傍に板カム部材160が設けられている。有底穴154はコイルスプリング122を収容し、底部155はスプリング122により押圧される。板カム部材160は、テーパ面162を有し、図7に示すようにこのテーパ面162がグリッパ130の対向するテーパ面136に係合することで、グリッパ130の揺動はロックされる。
【0020】
そこで、シャフト50が最先端まで伸長した位置にあっては、ロック部材150はグリッパ130を解放し、工作機械の主軸320や工具マガジンとの間で工具を交換することができる。
シャフト50を引き込む最初のストロークで、ロック部材150はスプリング122の作用でグリッパ130の後端部に押し込まれ、グリッパ130の開放はロックされる。
【0021】
【発明の効果】
本発明の自動工具交換装置は、以上のようにユニット化された構造を備え、主軸が水平方向に配設された横型の工作機械や主軸が垂直方向に配設された縦型の工作機械に対して装備することができる。
そこで、工作機械の異なる機種に対して共通化が可能となり、コストが低減できる。
また、単体で調整や試運転ができるので、機械総組立のリードタイムを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動工具交換装置の側面図。
【図2】本発明の自動工具交換装置の下面図。
【図3】本発明の自動工具交換装置の正面図。
【図4】本発明の自動工具交換装置の工具把持装置の説明図。
【図5】本発明の自動工具交換装置の工具把持装置の正面図。
【図6】本発明の自動工具交換装置のロック装置の説明図。
【図7】本発明の自動工具交換装置のロック機構の説明図。
【図8】本発明の自動工具交換装置のロック部材の平面図。
【図9】本発明の自動工具交換装置のロック部材の側面図。
【図10】本発明の自動工具交換装置のロック部材の正面図。
【符号の説明】
1 自動工具交換装置
10 本体
20 モータ
30 減速装置
40 シリンダ部
50 シャフト
60 ロッド
70 リング装置
100 工具把持装置
110 本体
130 グリッパ
150 ロック部材
200 工具
210 シャンク
220 フランジ
300 工作機械
320 主軸

Claims (2)

  1. 工作機械への取付部を有する本体と、本体に形成されるシリンダ部に支持されるシャフトと、シャフトを伸縮及び旋回動させる駆動手段と、前記シャフトの先端に装備される工具把持装置を有し、工具把持装置は、前記シャフトの先端に固着される本体と、本体に対して揺動自在に支持されて工具のフランジ部を把持するグリッパと、グリッパを閉じる方向に付勢するスプリングと、前記グリッパの開放を規制するロック装置とを備え、ロック装置は、前記シャフトが伸長される工具交換位置でのみ解除されるようにし、更に、前記ロック装置は、前記シャフトに平行に配設されるロッドと、該ロッドの先端に取り付けられるロック部材と、該ロック部材を前期グリッパに向けて付勢するスプリングと、前記ロッドの前進位置を規制するストッパとを備えてなる自動工具交換装置において、
    前記自動工具交換装置の前記シリンダ部は、前記ロッドを支持するリング装置を備えるとともに、該リング装置は、前記シリンダに固着される内側リング部材と、該内側リング部材に回動自在に支持される外側リング部材とを備えており、前記ロッドは、前記外側リング部材を貫通するとともに、前記ロッドの前進位置を規制するストッパがロッドの端部に設けられていることを特徴とする自動工具交換装置。
  2. 前記内側リング部材は、前記シリンダ部に形成されるねじ部に螺合され、軸方向の位置を調整する手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の自動工具交換装置。
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