JP3867345B2 - 桁橋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は桁橋にかかるもので、とくに鋼製の主桁およびコンクリート製の床版を有する桁橋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からの桁橋には、コンクリート床版と鋼製の主桁とを結合し力学的に一体となって桁の作用をするようにした構造の合成桁橋と、コンクリート床版と鋼製の主桁とを互いに連結はしているが積極的には固定せず外力の作用で互いの間にいくらかのズレが生じてもかまわないものとして荷重を鋼製の主桁の部分のみで支えることができるようにした非合成桁橋と、がある。
図10ないし図13にもとづき概説する。
図10は、一般的な桁橋1の要部斜視図、図11は、同、横断面図であって、桁橋1は、鋼製の主桁2と、コンクリート床版3と、を有する。
【0003】
主桁2は、平板状のウェブ4と、その上下のフランジ部5と、を有し、スタッド6あるいはスラブアンカー7により、フランジ部5の上部にコンクリート床版3を結合する。
【0004】
コンクリート床版3は、主桁2に合成的、あるいは非合成的に結合するもので、たとえばスタッド6を用いる場合には、このスタッド6に電流を流してその軸部8の下端部である取付け部を主桁2のフランジ部5に溶接したのち、図11に示すように、プレキャストによるコンクリート床版3に形成したスタッド取付け孔9にスタッド6を挿入し、モルタル10などで埋める。
あるいは、プレキャスト床版を用いない場合には、上述のように固定したスタッド6の上から現場でコンクリートを打設することによってコンクリート床版3を構成する。
なおスタッド6は、軸部8の上端に頭部11を有し、主桁2とコンクリート床版3との一体性を確保する。また、コンクリート床版3には鉄筋12を配置してある。
【0005】
スタッド6の代わりにスラブアンカー7を用いる場合には、図11中仮想線で示すように、鉄筋などによるスラブアンカー7をスタッド6の代わりに主桁2の上フランジ5に固定するとともに、作業現場においてこれを曲げ上げ、コンクリートを打設してコンクリート床版3と主桁2とを非合成的に結合する。
【0006】
こうした構成の一般的な桁橋1において、スラブアンカー7は、上述のように非合成桁橋に使用されているが、その力学的特性を評価しにくいとともに、合成の度合いが一般に強固になりすぎるため、非合成桁橋に使用した場合でも、設計では想定しない力がコンクリート床版3に生じ、コンクリートのひび割れが発生する場合がある。
すなわち、スラブアンカー7に作用する力としては、桁作用により橋軸方向に作用する水平せん断力と、版作用による主桁2の直角方向の主桁2直上での回転力により生じる鉛直軸方向力と、が考えられるが、スラブアンカー7に関するこれら作用力の研究は現在のところ少なく、またその構造特性から定量的な評価が困難であるとも考えられる。
【0007】
そこで、スラブアンカー7の代わりに、合成桁橋で多用されているとともに施工も簡単で設計法や実験方法も確立されている頭部11付きのスタッド6を用いることが考えられるが、スタッド6をそのまま使用すると、主桁2およびコンクリート床版3について互いの合成の度合いが強いため、桁橋1への外力によるコンクリート床版3の変形に主桁2が追随するに必要な力がスタッド6に作用する。その結果、スタッド6が破断したり、コンクリート床版3にひび割れが発生するという問題がある。
【0008】
換言すれば、従来は、非合成桁橋では主桁2とコンクリート床版3との合成は、期待しないものとして設計を行っている。従来通り結合材としてスタッド6あるいはスラブアンカー7を用いた場合、合成の度合いがかなり強く、桁橋1の挙動は、むしろ合成桁橋に近くなるものとの報告も成されている。
【0009】
したがって、連続桁形式の橋梁では、中間支点などのコンクリート床版3に予想以上の引っ張り力が発生し、部分的ではあるがコンクリート床版3にひび割れなどが発生し、支障になることがあるという問題がある。
なお、近年適用が増えつつある、桁の本数を少なくした少主桁橋に利用されるプレキャストタイプのコンクリート床版3について、これを主桁2に定着するには施工面を考慮して一般にスタッド6が使用され、スラブアンカー7はあまり適用されていない。
【0010】
図12は、スタッドのズレ剛性に対するスタッドせん断力のグラフであって、図示のように、スタッド6のズレ剛性が大きくなるほど、スタッドせん断力が増加する傾向にあり、主桁2とコンクリート床版3との一体性ないし合成の度合いが強いほど、せん断力に耐え得るスタッド6のズレ剛性ないし耐力が必要で、スタッド6の本数を増やす必要がある。
【0011】
図13は、コンクリート床版3の平面図であって、プレキャスト床版によるコンクリート床版3を用いる場合にスタッド6の本数を増やせば、コンクリート床版3に形成するスタッド取付け孔9の個数も増加することになるが、コンクリート床版3自体が脆くなるため、コンクリート床版3にスタッド取付け孔9を増やすにも限界があるという問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、スタッドを結合手段として適用するにあたり、主桁とコンクリート床版との間の合成の度合いを適正に制御可能な桁橋を提供することを課題とする。
【0013】
また本発明は、主桁とコンクリート床版との組み合わせによる桁橋におけるコンクリート床版のひび割れを防止可能な桁橋を提供することを課題とする。
【0014】
また本発明は、主桁とコンクリート床版との間のせん断耐荷力を極度に低減することなく、また上下方向の結合力を低減することなく、両者の間の合成挙動を適正に制御し、理想的な非合成桁の特性に近づけることができる桁橋を提供することを課題とする。
【0015】
また本発明は、主桁とコンクリート床版との間を結合する結合材の設置作業の能率を向上させることができる桁橋を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、コンクリート床版とスタッドとの間にゴム材や発泡ウレタンその他のクッション材を設けること、およびこのクッション材の介在により主桁およびコンクリート床版の間のズレを発生させることに着目したもので、鋼製の主桁と、この主桁に結合するコンクリート床版と、このコンクリート床版および上記主桁を結合するスタッドと、を有する桁橋であって、上記スタッドの根元部にクッション材を介在させることを特徴とする桁橋である。
上記スタッドの根元部は、その軸部が主桁に固定されている部分からその頭部に向かう所定長さの部分であって、上記クッション材は、主桁およびコンクリート床版の境界面から軸部の所定高さまで所定の厚さで主桁およびコンクリート床版の間に介在することになる。
【0017】
上記クッション材の高さあるいは厚さを選択することにより、上記スタッドの耐力を減少させることなしに上記主桁および上記コンクリート床版の間の合成の度合いを減少させることができる。
【0018】
上記スタッドのそれぞれに上記クッション材を設けることができる。
【0019】
上記スタッドの複数本にまとめて上記クッション材を設けることができる。
【0020】
上記クッション材の高さとしては、スタッドの高さの1/3〜1/2倍程度が望ましく、その直径としては、スタッドの軸部の直径の1.1〜2倍程度(つまりその厚さとしては、スタッドの軸部の直径の0.05〜0.5倍程度)が望ましい。
【0021】
クッション材の高さがスタッドの高さの1/3倍より低い場合、あるいはその厚さがスタッドの軸部の直径の1.1倍より小さい場合には、主桁およびコンクリート床版の合成の度合いが強くなり、逆にクッション材の高さがスタッドの高さの1/2倍より高い場合、あるいはその厚さがスタッドの軸部の直径の2倍より大きい場合には、主桁およびコンクリート床版の結合の度合いが弱まって別の問題も発生し、初期の目的を達成することが困難になるため、通常は当該範囲において設計することが望ましい。
【0022】
なお、クッション材の形状としては、その長さ方向にスリットを入れてスタッドの軸部に横方向から装着させるようにする形状、単純な円筒形として軸部に沿って挿入する形状、あるいは何回か巻き付けるような帯状の形状など、任意の形状を採用することができる。
【0023】
本発明による桁橋においては、スタッドの根元部にゴム材や発泡ウレタンその他のクッション材を設けるようにしたので、主桁とコンクリート床版との間の引張り強度を極度に低減させることなく、両者の上下方向の結合力は充分にするとともに、水平方向にはズレを許容し、理想的な非合成桁橋の特性に近づけることができる。
すなわち、クッション材の材質、高さ、直径などを適宜選択および組み合わせることにより、外力の作用にともなう鋼製の主桁とコンクリート床版との間の相対的なズレを調整可能とすることができる。
しかもスタッドについては、合成桁橋で多用されているとともに、その施工も簡単で設計法や実験方法も確立されているため、上記ズレを調整する設計を比較的容易に行うことができる。
【0024】
さらに、スタッドを用いるため、スラブアンカーを用いる場合に比較して、鉄筋加工および現場における鉄筋の折曲げ上げ作業などの手間を省くことができる。
【0025】
また、プレキャストタイプのコンクリート床版に対しては、スタッドの使用が必要条件となり、とりわけ、非合成桁橋にプレキャストコンクリート床版を用いる場合には、本発明の桁橋により主桁との合成の度合いを適正に制御することができる。
【0026】
なお、スタッドの強度とズレ剛性との関係によって桁橋の単位長さないし単位コンクリート床版あたりのスタッドの本数が決定されるが、既述のように合成の度合いを任意に制御可能であるため、他の設計要因との関係で桁橋における設計の自由度を増すことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の第1の実施の形態による桁橋20を図1ないし図9にもとづき説明する。ただし、図10ないし図13と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、桁橋20のスタッド6部分を示す要部断面図であり、この桁橋20においては、スタッド6の根元部21にクッション材22を設けてある。
【0028】
すなわち、スタッド6の軸部8の主桁2側であってコンクリート床版3と主桁2(フランジ部5)との間にクッション材22を配置する。したがって、スタッド6の頭部11はコンクリート床版3内に固定される。
【0029】
このクッション材22の配置構成としては、スタッド6の軸部8の直径をD、およびスタッド6の高さをHとすれば、その高さは1/3H〜1/2H、卷径は1.1D〜2Dが望ましく、したがって、クッション材22の厚さとしては、0.05D・D〜0.5Dが望ましい。
【0030】
こうした構成の桁橋20において、桁橋20への荷重により主桁2(フランジ部5)とコンクリート床版3との間にズレが生ずるような外力が作用したときに、スタッド6の軸部8における根元部21にクッション材22が介在されているので、そのクッション作用により、主桁2のフランジ部5とコンクリート床版3との間の境界面にズレが発生して外力を吸収する結果、スタッド6の剛性を減少し、スタッド6へのせん断力を緩和させることができる。
【0031】
本発明においては、図1に示すように各スタッド6ごとにクッション材22を巻く構成のほかに、複数本のスタッド6のまわりにクッション材22を配置する形態としてもよい。
【0032】
すなわち、図2は、本発明の第2の実施の形態による桁橋30のスタッド6部分を示す平面図、図3は、同、要部断面図であって、この桁橋30においては、複数本、たとえば6本のスタッド6のまわりにクッション材22を配置してある。
【0033】
さらに、6本のスタッド6により囲んだその内部には発泡スチロール31を充填してある。
【0034】
こうした構成の桁橋30においても、図1の桁橋20と同様に、主桁2(フランジ部5)とコンクリート床版3の間のズレを許容し、桁橋30としての非合成桁の特性を確保することができる。
さらに、複数本のスタッド6にクッション材22を巻くようにしたので、作業性を向上させることが可能であるとともに、単独のスタッドごとにクッション材を設ける構成と組み合わせることにより、コンクリート床版3の位置に応じて適正なスタッド6を分布させることができる。
【0035】
なお、桁橋20、30として現場の施工手順としては、従来の各種の工程を任意に採用可能である。
たとえば、あらかじめ主桁2のフランジ部5にスタッド6およびクッション材22を取り付けた状態で、コンクリートを打設してコンクリート床版3を作製する工程がある。
なおまた、あらかじめ主桁2のフランジ部5にスタッド6およびクッション材22を取り付けた状態で、プレキャストによるコンクリート床版3を上方から下降させスタッド取付け孔9にスタッド6を挿入し、モルタル10などで埋める工程がある。
あるいは、主桁2のフランジ部5に対してプレキャストによるコンクリート床版3を水平方向から移動させ、上方からスタッド取付け孔9を通してスタッド6およびクッション材22を取り付け、このスタッド6に電流を流してその軸部8の根元部21をフランジ部5に溶接ののちモルタル10などで埋める工程がある。
【0036】
上述のような構成の桁橋20(図1)および桁橋30(図2、図3)について以下のような実験を行った。
図4は、図1の桁橋20の実験用桁橋20Aの横断面図、図5は、図2および図3の桁橋30の実験用桁橋30Aの横断面図であって、図中左右一対のコンクリート床版3の間に主桁2を配置し、スタッド6およびクッション材22を各種の形態で取り付けて実験した。
【0037】
図6は、スタッド6(あるいはスラブアンカー7)およびクッション材22の9通りのタイプI〜IXを示す図表である。
タイプI〜IVは、ウレタン材によるクッション材22の場合で、その高さを変えてある。
タイプV〜VIIは、ゴム材によるクッション材22の場合で、その高さおよび配置形態を変えてある。
タイプVIIIは、従来のスラブアンカー7の場合、タイプIXは、クッション材22を設けないスタッド6の場合である。
【0038】
図7は、クッション材22としてウレタン材を採用した場合の、主桁2およびコンクリート床版3間のズレに対するせん断力の比(スタッド6の静的せん断耐力に対する、クッション材22を設けた場合のせん断力の比)のグラフである。
図8は、クッション材22として天然ゴム材を採用した場合の、主桁2およびコンクリート床版3間のズレに対するせん断力の比のグラフである。
図9は、クッション材22としてウレタン材あるいは天然ゴム材を採用した場合の、各種のタイプの主桁2およびコンクリート床版3間のズレに対するせん断力の比のグラフである。
【0039】
図7、図8および図9に示すように、従来からのスタッド6の根元部21にゴム材あるいはウレタン材によるクッション材22を巻き付けることにより、低い荷重で主桁2およびコンクリート床版3間に大きなズレが発生し、スタッド6の部分におけるクッション作用が働き、桁橋として明確な非合成挙動を示すことが明かとなった。
ただしスタッド6の静的耐荷力は、根元部21へのクッション材22の巻付けの有無や材質および形状にかかわらず、ほぼ同レベルであった。
【0040】
また図7に示すように、ウレタン材の高さについては、これが30mm以上ではほぼ同様のズレ性状を示すことがわかる。
【0041】
また図8に示すように、ゴム材によるクッション材22を巻き付ける場合には、その配置形態(図1、あるいは図2、図3)を変化させても、ズレの傾向は大きく変化しないことがわかる。
【0042】
また図9に示すように、従来の桁橋1のようにスタッド6のみを用いた場合には、あるせん断力に対してズレ量が最小であり、高い合成挙動を示していることがわかる。一方、スラブアンカー7を用いた場合にも、スタッド6を用いた場合と同程度の合成挙動を示すこともわかる。
一方、本発明のようにスタッド6にクッション材22を卷き付けた場合には、主桁2およびコンクリート床版3の合成効果を従来のもの(スタッド6のみの場合)に比較してかなり低減することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、スタッドを介した主桁とコンクリート床版との結合にあたり、クッション材をスタッドの根元部のまわりに配置することとしたので、スタッドのズレ剛性を緩和して、主桁およびコンクリート床版の非合成ないし合成の度合いを制御し、望み通りの桁橋とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による桁橋20のスタッド6部分を示す要部断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による桁橋30のスタッド6部分を示す平面図である。
【図3】同、要部断面図である。
【図4】図1の桁橋20の実験用桁橋20Aの横断面図である。
【図5】図2および図3の桁橋30の実験用桁橋30Aの横断面図である。
【図6】同、スタッド6(あるいはスラブアンカー7)およびクッション材22の9通りのタイプI〜IXを示す図表である。
【図7】同、クッション材22としてウレタン材を採用した場合の、主桁2およびコンクリート床版3間のズレに対するせん断力の比のグラフである。
【図8】同、クッション材22として天然ゴム材を採用した場合の、主桁2およびコンクリート床版3間のズレに対するせん断力の比のグラフである。
【図9】同、クッション材22としてウレタン材あるいは天然ゴム材を採用した場合の、各種のタイプの主桁2およびコンクリート床版3間のズレに対するせん断力の比のグラフである。
【図10】一般的な桁橋1の要部斜視図である。
【図11】同、横断面図である。
【図12】同、スタッドのズレ剛性に対するスタッドせん断力のグラフである。
【図13】同、コンクリート床版3の平面図である。
【符号の説明】
1 桁橋(図10)
2 鋼製の主桁
3 コンクリート床版
4 主桁2のウェブ
5 主桁2の上下のフランジ部
6 スタッド
7 スラブアンカー
8 スタッド6の軸部
9 スタッド取付け孔
10 モルタル
11 スタッド6の頭部
12 鉄筋
20 桁橋(第1の実施の形態、図1)
20A 桁橋20の実験用桁橋(図4)
21 スタッドの6の根元部
22 クッション材(天然ゴム材、ウレタン材など)
30 桁橋(第2の実施の形態、図2、図3)
30A 桁橋30の実験用桁橋(図5)
31 発泡スチロール
Claims (4)
- 鋼製の主桁と、
この主桁に載置するコンクリート床版と、
このコンクリート床版および前記主桁を結合するスタッドと、を有する桁橋であって、
その軸部が前記主桁に固定されている部分からその頭部に向かう所定長さの部分である前記スタッドの根元部のまわりに、前記主桁および前記コンクリート床版の境界面から前記軸部の所定高さまで所定の厚さでクッション材を介在させることを特徴とする桁橋。 - 前記クッション材の前記高さあるいは前記厚さを選択することにより、前記スタッドの耐力を減少させることなしに前記主桁および前記コンクリート床版の間の合成の度合いを減少させることを特徴とする請求項1記載の桁橋。
- 前記スタッドのそれぞれに前記クッション材を設けることを特徴とする請求項1記載の桁橋。
- 前記スタッドの複数本にまとめて前記クッション材を設けることを特徴とする請求項1記載の桁橋。
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