JP3866868B2 - パルスレーザ用電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、レーザ用パルス放電に利用される磁気スイッチ(可飽和リアクトル)を用いたパルスレーザ用電源装置に関し、特にレーザパルスの1パルス当たりのエネルギーを下げることなくパルスレーザのピーク出力を下げるための改良に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
高出力パルスレーザや加速器用のパルス電源装置として、 近年、サイラトロン、GTOなどの主スイッチの耐久性の向上のために磁気パルス圧縮回路を使用したものが用いられることが多い。
【0003】
図12はパルスレーザのパルス電源に用いられる一般的な容量移行型の磁気パルス圧縮装置の等価回路を示すもので、図13は図12の回路各部における電圧及び電流の波形例を示すものである。
【0004】
この図12の放電回路は、可飽和リアクトルから成る3個の磁気スイッチAL0〜AL2の飽和現象を利用した2段の磁気パルス圧縮回路である。
【0005】
図12においては、まず、コンデンサC0に、磁気スイッチAL0、コイルL1を介して高電圧電源HVからの電荷をチャージしておく。
【0006】
この後、パルスレーザ発振の繰り返し周波数に同期してオンになるパルス発振同期信号(トリガ信号)TRが入力されると、この時点で主スイッチSWがオンにされる(図10時刻t0)。主スイッチSWがオンになると、主スイッチSWの電位VSWが0に急激に下がり、この後磁気スイッチAL0の両端電圧であるコンデンサC0と主スイッチSWの電圧差VC0−VSWの時間積(電圧VC0の時間積分値)S0が磁気スイッチAL0の設定特性で決まる限界値に達すると、この時点t1において磁気スイッチAL0は飽和し、コンデンサC0、磁気スイッチAL0、主スイッチSW、コンデンサC1のループに電流パルスi0が流れる。
【0007】
この電流パルスi0が流れ始めてから0になる(時刻t2)までの時間δ0、即ちコンデンサC0からコンデンサC1に電荷が完全に移行されるまでの電荷転送時間δ0は、主スイッチSWなどによる損失を無視すれば、磁気スイッチAL0の飽和後インダクタンス、コンデンサC0、コンデンサC1の各容量によって決定される。
【0008】
一方、コンデンサC1の電圧VC1の時間積S1が磁気スイッチAL1の設定特性で決まる限界値に達すると、この時点t3において磁気スイッチAL1は飽和し、低インダクタンスとなる。これにより、コンデンサC1、コンデンサC2、磁気スイッチAL1のループに電流パルスi1が流れる。この電流パルスi1は、コンデンサC1、C2の容量および磁気スイッチAL1の飽和後インダクタンスによって決定される所定の転送時間δ1を経由した後、時刻t4で0になる。
【0009】
また、コンデンサC2の電圧VC2の時間積S2が磁気スイッチAL2の設定特性で決まる限界値に達すると、この時点t5において磁気スイッチAL2は飽和し、これにより、コンデンサC2、ピーキングコンデンサCP、磁気スイッチAL2のループに電流パルスi2が流れる。
【0010】
その後、ピーキングコンデンサCpの電圧VCpは充電の進展とともに上昇し、この電圧VCpが所定の主放電開始電圧に達すると、この時点t6において主電極10間のレーザガスが絶縁破壊されて主放電が開始される。この主放電によってレーザ媒質が励起され、数nsec後にレーザ光が発生される。
【0011】
この後、主放電によってピーキングコンデンサCpの電圧は急速に低下し、所定時間経過後に充電開始前の状態に戻る。
【0012】
このような放電動作が、トリガ信号TRに同期した主スイッチSWのスイッチング動作によって繰り返し行われることにより、所定の繰り返し周波数(パルス発振周波数)でのパルスレーザ発振が行われる。
【0013】
また、この場合、磁気スイッチおよびコンデンサで構成される各段の電荷転送回路のインダクタンスが後段にいくにつれ小さくなるように設定されているので、電流パルスi0〜i2のピーク値が順次高くなりかつその通電幅も順次狭くなるようなパルス圧縮動作が行われ、この結果主電極6間に短時間での強い放電が得られることになる。
【0014】
ところで、上記のような磁気パルス圧縮によってパルス圧縮率を高めすぎると、パルス幅の短いピーク出力の大きなパルスレーザ光が得られる反面、このような短パルス幅で高出力のパルスレーザ光によって
・レーザ共振器内に設けられた光学部品の耐久性が悪くなる
・ラウンドトリップ回数(レーザ光の共振器での往復回数)が減少する
・ラウンドトリップ回数の減少により狭帯域化光学素子への入射回数が減り、狭帯域化効率が落ちる
などの種々の不具合が発生する。そこで、昨今はこれとは逆にパルス幅が短か過ぎずピーク出力が大き過ぎないパルスレーザ光のほうが要望されることが多い。パルスレーザ光のピーク出力を下げるとはいってもパルス幅が長くなるので、レーザパルスの1パルス当たりのエネルギーがパルス幅の短いピーク出力の大きなパルスレーザ光に比べ小さくなることはない。
【0015】
しかし、上記従来技術では、コンデンサC2からピーキングコンデンサCpに一度に全ての電荷を電流パルスi2として転送するようにしているので、パルスレーザ光の発光強度、発光時間は電流パルスi2のみの電荷転送時間およびピーク値によって一義的に決まってしまい、これを微調整することが難しい。また、上記従来技術では、コンデンサC2からピーキングコンデンサCpに転送された電荷は放電によってそのほとんどが消費されてしまい、レーザ発光が開始された後もピーキングコンデンサCpに電荷が転送されることはないので、レーザパルスのパルス幅を長くする上で、回路的に自ずと限界があった。
【0016】
この発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、パルス幅が短か過ぎずピーク出力が大き過ぎないパルスレーザ光を簡単な構成によって得ることができるパルスレーザ用電源装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
請求項1に対応する発明では、レーザ媒質中に設けられるパルスレーザ用放電電極と、この放電電極に並列に接続されているピーキングコンデンサと、このピーキングコンデンサに並列接続されている可飽和リアクトルと転送元コンデンサの直列回路とを具え、転送元コンデンサに充電された電荷を可飽和リアクトルの磁気飽和現象を利用してピーキングコンデンサに転送する事により前記放電電極間でパルス放電を行なうことで、レーザ媒質を励起してパルスレーザを発生させるパルスレーザ用電源装置において、前記可飽和リアクトルと転送元コンデンサの直列回路を複数個前記ピーキングコンデンサに並列に接続するとともに、前記複数の過飽和リアクトルを磁気結合し、かつこれら複数の可飽和リアクトルの飽和後インダクタンスを異ならせるようにしている。
【0018】
この請求項1の発明では、磁気パルス圧縮回路における最終段の電荷転送回路に含まれる可飽和リアクトルと転送元コンデンサの直列回路を複数個前記ピーキングコンデンサに並列に接続するとともに、前記複数の過飽和リアクトルを磁気結合し、かつこれら複数の可飽和リアクトルの飽和後インダクタンスを異ならせるようにしており、複数の転送元コンデンサに充電された電荷は、各転送元コンデンサに直列接続された可飽和リアクトルが飽和すると、ピーキングコンデンサに電荷転送を開始する。そして、この請求項1の発明では、これら複数の可飽和リアクトルは、磁気結合されているため、各種のばらつき要因によって可飽和リアクトルが飽和する前に、各可飽和リアクトルを流れる電流の変化に多少のばらつきがあったとしても、これら複数の可飽和リアクトルの飽和タイミングが一致し、これらの複数の可飽和リアクトルが介在する電荷転送の開始のタイミングを揃えることができる。
【0019】
また、各可飽和リアクトルの飽和後インダクタンスを異ならせるようにしているので、各転送元コンデンサからピーキングコンデンサへの電荷転送の際の電荷転送時間が各ルート別に異なるようになり、短時間で転送される電荷と比較的長い時間で転送される電荷など転送時間の異なる各種電荷を発生させることができる。
【0020】
したがってこの請求項1の発明によれば、ピーキングコンデンサに転送された電荷によって放電が開始されてレーザ光が発光している最中にも他のルートからピーキングコンデンサに電荷が転送されるような現象が発生し、これによりレーザ光の発光時間を延ばすことができ、またその単位時間当たりの発光強度を減少させることができる。このようにこの発明では、パルス幅が短か過ぎずピーク出力が大き過ぎないパルスレーザ光を簡単な構成によって得ることができる。
【0021】
請求項2の発明では、請求項1の発明に対し、前記可飽和リアクトルに直列接続され、前記転送元コンデンサからピーキングコンデンサへの電荷転送方向を導通方向とするダイオードを更に設け、前記複数の転送元コンデンサには予め充電を行っておくようにしたことを特徴とする。
【0022】
この請求項2の発明では、前記複数の転送元コンデンサには予め充電を行うようにしているので、転送元コンデンサからピーキングコンデンサへの電荷転送時、ピーキングコンデンサの電位は転送元コンデンサの電位よりも低いため、転送元コンデンサから可飽和リアクトルを介してピーキングコンデンサへ電荷が漏れず、ピーキングコンデンサへの電荷転送開始後に、ピーキングコンデンサの電位が転送元コンデンサの電位と等しくなった時点からピーキングコンデンサから可飽和リアクトルを介して電荷が漏れるために、ピーキングコンデンサへのエネルギー転送開始時点におけるピーキングコンデンサの電位降下量が極めて小さくなる。この結果、ピーキングコンデンサに転送されるエネルギー量を正確に把握することができ、レーザ放電部に供給されるエネルギーを精度良く制御することができる。
【0023】
また、この請求項2の発明では、ダイオードの導通方向がエネルギー転送方向であるため、ピーキングコンデンサへの充電を効果的に阻止することができるとともに、ダイオードの導通方向はピーキングコンデンサからレーザ放電部にエネルギー供給後残余のエネルギーが転送元コンデンサなどの前段側のコンデンサに回生される方向に一致するため、次のパルス発振のための充電のエネルギー消費が各段に減少する。しかも、この発明では、ピーキングコンデンサからレーザ放電部にエネルギー供給後に残余のエネルギーによって生じる共振が効果的に抑制され、またこの共振の終了状態もピーキングコンデンサの電位を常に負の電位を持たせて終了することとなるために、この点からも安定したレーザ出力制御が可能になる。
【0024】
請求項3の発明では、レーザ媒質中に設けられるパルスレーザ用放電電極と、この放電電極に並列に接続されているピーキングコンデンサと、このピーキングコンデンサに並列接続されている可飽和リアクトルと転送元コンデンサの直列回路とを具え、転送元コンデンサに充電された電荷を可飽和リアクトルの磁気飽和現象を利用してピーキングコンデンサに転送する事により前記放電電極間でパルス放電を行なうことで、レーザ媒質を励起してパルスレーザを発生させるパルスレーザ用電源装置において、前記可飽和リアクトルを複数個の可飽和リアクトルの並列回路に分割するとともに、これら複数の過飽和リアクトルを磁気結合し、かつこれら複数の可飽和リアクトルの飽和後インダクタンスを異ならせるようにしたことを特徴としている。
【0025】
この請求項3の発明では、磁気パルス圧縮回路における最終段の電荷転送回路に含まれる可飽和リアクトルと転送元コンデンサの直列回路のうち可飽和リアクトルを複数個の可飽和リアクトルの並列回路に分割するとともに、前記複数の過飽和リアクトルを磁気結合し、かつこれら複数の可飽和リアクトルの飽和後インダクタンスを異ならせるようにしており、転送元コンデンサに充電された電荷は、複数の並列接続された可飽和リアクトルを介してピーキングコンデンサに転送される。そして、この場合、これら複数の可飽和リアクトルは、磁気結合されているため、前述したように、これら複数の可飽和リアクトルの飽和タイミングが一致し、これらの複数の可飽和リアクトルが介在する電荷転送の開始のタイミングを揃えることができる。また、これら複数の可飽和リアクトルの飽和後インダクタンスを異ならせるようにしているので、転送元コンデンサからピーキングコンデンサへの電荷転送の際の電荷転送時間が各ルート別に異なるようになり、短時間で転送される電荷と比較的長い時間で転送される電荷など転送時間の異なる各種電荷を発生させることができる。
【0026】
したがってこの請求項3の発明によれば、ピーキングコンデンサに転送された電荷によって放電が開始されてレーザ光が発光している最中にも他のルートからピーキングコンデンサに電荷が転送されるような現象が発生し、これによりレーザ光の発光時間を延ばすことができ、またその単位時間当たりの発光強度を減少させることができる。このようにこの発明では、パルス幅が短か過ぎずピーク出力が大き過ぎないパルスレーザ光を簡単な構成によって得ることができる。
【0027】
請求項4の発明では、請求項3の発明に対し、前記可飽和リアクトルに直列接続され、前記転送元コンデンサからピーキングコンデンサへの電荷転送方向を導通方向とするダイオードを更に設け、前記転送元コンデンサには予め充電を行っておくようにしたことを特徴としている。
【0028】
したがって、この発明では、請求項2と同様の効果を得ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施形態を添付図面に従って詳細に説明する。
【0030】
図1はこの発明の一実施形態を示す等価回路図である。この図1においては、磁気パルス圧縮回路における最終段の圧縮回路回路部分のみを示している。この磁気パルス圧縮回路は、例えばエキシマレーザなどのパルスガスレーザの放電電極に高電圧を印加するための電源回路として用いられる。
【0031】
この実施形態において、放電電極10には、ピーキングコンデンサCpが並列接続されている。このピーキングコンデンサCpに対し、可飽和リアクトルALn1と転送元コンデンサCn1との直列回路と、可飽和リアクトルALn2と転送元コンデンサCn2との直列回路とが並列に接続されている。2つの転送元コンデンサCn1およびCn2は、ピーキングコンデンサCpに電荷を転送するもので、これらコンデンサCn1およびCn2には、その前段の図示しないコンデンサから電荷が同時に転送されるものとする。すなわち、転送元コンデンサCn1およびCn2の電圧は、全く同じように変化する。転送元コンデンサCn1およびCn2の容量は同じとする。
【0032】
一方、並列接続された2つの可飽和リアクトルALn1,ALn2は、密に磁気結合されており、したがってこれらの飽和タイミングは同時になる。
【0033】
磁気結合の手法としては、例えば、第2図に示すように、2つの可飽和リアクトルALn1,ALn2の各巻線11,12を共通の1つのコア13に巻回する。
【0034】
可飽和リアクトルにおいては、可飽和リアクトルに電圧が印加されたとしても最初はコアの透磁率が極めて大きいため巻き線のインダクタンスも充分大きく、このため巻き線を流れる電流は極めてゆっくり増えていく。この電流が作る磁束がコアの飽和磁束密度を超えたときコアは飽和し、これによりコアの透磁率が急激に小さくなって巻き線を流れる電流が一気に増加する。この時点が可飽和リアクトルの飽和時点(オン時点)である。
【0035】
この実施形態では、同一のコア13を用いて同一段の複数の可飽和リアクトルを構成しているために、各種のばらつき要因によってコアが飽和する前に、巻き線11、12を流れる電流の変化に多少のばらつきがあったとしても、これら同一段の複数の可飽和リアクトルの飽和タイミングが一致し、これらの可飽和リアクトルALn1,ALn2が介在する電荷転送の開始のタイミングを揃えることができる。
【0036】
磁気結合の他の手法として、図3に示すような手法もある。
【0037】
この図3の場合は4個の可飽和リアクトルを磁気結合するようにしている。すなわちこの手法では、複数(この場合4個)のコア20〜23を用い、2つのコアに跨って各可飽和リアクトルの巻き線25〜28を巻回するようにしている。図3に付した矢印のうち巻き線に平行して付した矢印は電流の向きを示しており、各コア20〜23中に示した矢印は、各巻き線によって作られる磁界の向きを示している。ここで、これらの磁界の向きは、反時計方向→時計方向→反時計方向というように1個単位に逆向きになるようにコイルの巻き方向および電流の向きを調整する必要がある。また、このような1個単位に逆向きの磁界を実現するためには、コアの個数は偶数であることが必要となる。
【0038】
図3において、各巻き線25〜28に電圧が印加されると、各コア20〜23の巻き線には、各巻き線を流れる電流を打ち消すように電圧が発生し、これが電流の増加を抑える。最初は各コア20〜23の透磁率が極めて大きいため巻き線のインダクタンスも充分大きく、このため巻き線を流れる電流は極めてゆっくり増えていく。この電流増加によって各コア20〜23の磁束密度も増加し、同じように飽和に近づいていく。そして、電流が作る磁束がコアの飽和磁束密度を超えたときコアは飽和する。
【0039】
仮に1つのコア20が飽和に達したとすると、このコア20に巻回されている巻き線25および28を流れる電流が急激に増加する。これらの電流増加によってコア20に隣接しているコア21および23の磁束密度も急激に増加し、これによってコア21及び23も直ちに飽和する。
【0040】
この結果、コア21及び23に巻回されている巻き線26および27を流れる電流が急激に増加する。
【0041】
そして、これらの電流増加によって残るコア22も直ちに飽和する。
【0042】
このようにして、4個のコアのうちのどれが先に飽和したとしても、残り3個のコアも直ちに飽和することになり、これら4個の可飽和リアクトルの飽和タイミングを一致させることが可能になる。
【0043】
つぎに、図1において、磁気結合された2つの可飽和リアクトルALn1,ALn2は、それらの飽和後インダクタンスL1,L2を異ならせるようにしている。この場合、L1<L2とする。
【0044】
このような図1に示す回路においては、転送元コンデンサCn1およびCn2は同容量であり、これら転送元コンデンサCn1およびCn2の両端電圧はほぼ同じように変化する。また、可飽和リアクトルALn1,ALn2は、同じ値の電圧時間積によって飽和するようそれらの飽和特性が設定されている。
【0045】
したがって、可飽和リアクトルALn1,ALn2は、基本的には同時点で飽和する。しかも、可飽和リアクトルALn1,ALn2は、前述した手法によって磁気結合されているので、各種のばらつき要因によって各可飽和リアクトルALn1,ALn2を流れる電流の変化に多少のばらつきがあったとしても、これら可飽和リアクトルALn1,ALn2の飽和タイミングが一致する。したがって、転送元コンデンサCn1からピーキングコンデンサCpへの電荷転送開始タイミングと、転送元コンデンサCn2からピーキングコンデンサCpへの電荷転送開始タイミングとをほぼ完全に一致させることができる。
【0046】
また、図1に示す回路においては、可飽和リアクトルALn1の飽和後インダクタンスL1より可飽和リアクトルALn2の飽和後インダクタンスL2のほうを大きく設定している。したがって、この場合、転送元コンデンサCn1から可飽和リアクトルALn1を介してピーキングコンデンサCpへ転送される電荷I1の転送時間τ1より転送元コンデンサCn2から可飽和リアクトルALn2を介してピーキングコンデンサCpへ転送される電荷I2の転送時間τ2のほうが長くなる。
【0047】
このように、図1の回路においては、図4に示すように、短時間で転送される電流パルスI1と、比較的長時間をかけて転送される電流パルスI2とを、それらの転送開始タイミングを同じにして発生させることができる。
【0048】
この実施形態によれば、図4に示すように、ピーキングコンデンサCpの電圧Vcpは電流I1と電流I2の合成電流によって充電の進展とともに上昇する。そして、この電圧Vcpが所定の主放電開始電圧に達すると、主電極10間のレーザガスが絶縁破壊されて放電が開始される。この主放電によってレーザ媒質が励起され、レーザ光が発生される。この後、主放電によってピーキングコンデンサCpの電圧は急速に低下し、共振を経た後充電開始前の状態に戻る。
【0049】
ここで、長時間をかけて転送される電流パルスI2は、レーザ発振が開始された後のレーザ光が発光している最中にも、依然ピーキングコンデンサCpに転送され続けている。したがって、この図1の回路では、レーザ光が発生された後もピーキングコンデンサCpにエネルギーを供給する状態を作り出すことができ、これによりレーザ光の発光時間を延ばすことができ、またその単位時間当たりの発光強度を減少させることができる。
【0050】
図5はこの発明の他の実施形態を示すものである。この実施形態においては、最終段の電荷転送回路中の可飽和リアクトルALn1,ALn2のみをピーキングコンデンサCpに対し2個並列に接続しており、転送元コンデンサCnは従来通り1個のままとしている。
【0051】
この実施形態においても、並列接続された2個の可飽和リアクトルALn1,ALn2は先の実施形態と同様磁気結合しており、また2個の可飽和リアクトルALn1,ALn2の各飽和後インダクタンスL1,L2を異なる値に設定している。したがって、この実施形態においても、2個の可飽和リアクトルALn1,ALn2を介した2つのルートの転送元コンデンサCnからピーキングコンデンサCpへの電荷転送の開始タイミングは同時となり、また各2つのルートの電荷転送時間はそれぞれ異なる値となる。
【0052】
したがって、この実施形態においても先の図4に示したものとほぼ同じ電荷転送状態を発生させることができ、これによりレーザ光の発光時間を延ばすことができ、またその単位時間当たりの発光強度を減少させることができる。
【0053】
図6はこの発明の更に他の実施形態を示すものである。
【0054】
この実施形態においては、先の図5に示した回路において、各可飽和リアクトルALn1,ALn2にそれぞれ直列接続されるダイオードD1,D2を追加するようにしている。ただし、先の図1または図5に示した実施形態の電荷転送の手法は先の図12に示したものと同様であるが、図6の回路の場合は、電荷転送の手法が先の図12の場合と異なっているので、図6の回路の基本的な電荷転送動作を図7および図8を用いて説明する。
【0055】
図7においては、最終段のLC回路の可飽和リアクトルおよびコンデンサを複数の並列回路には分割してはいない。
【0056】
図7に示す磁気パルス圧縮回路では、スイッチ素子SWと、直列接続された可飽和リアクトルSL1およびコンデンサC1とがそれぞれ充電用直流電源HVに並列接続される。また、直列接続された可飽和リアクトルSL2およびコンデンサC2はコンデンサC1に並列接続される。さらに、直列接続された可飽和リアクトルSL3、ダイオードD1およびピーキングコンデンサCpはコンデンサC2に並列接続される。また、レーザ放電部10がピーキングコンデンサCpに並列接続される。この場合、ダイオードD1はピーキングコンデンサCpから可飽和リアクトルSL3への方向を導通方向としている。即ち、ダイオードD1は、パルス圧縮転送時におけるエネルギー転送方向を導通方向としている。
【0057】
この図7の磁気パルス圧縮回路の動作を図8のタイムチャートを用いて説明する。
【0058】
まず、図7において、充電用直流電源HVによって印加される直流高電圧によってコンデンサC1およびコンデンサC2が充電される。コンデンサC1には、可飽和リアクトルSL1を介して充電され、コンデンサC2には、可飽和リアクトルSL1,SL2を介して充電される。この充電は、可飽和リアクトルSL1,SL2が飽和しなくても十分な時間をかけて直流高電圧を印加することによって実現できる。電流の急激な変動がない場合、インダクタンスは小さくなるからである。一方、ピーキングコンデンサCpは充電されない。ダイオードD1によってピーキングコンデンサCpへの電荷移動が阻止されるからである。
【0059】
従って、図8に示すように、充電が完了した段階におけるコンデンサC1,C2の端子電圧VC1,VC2はそれぞれ+Eボルト(点P1)、ピーキングコンデンサCpの端子電圧Vcpは0ボルト(点P2)となっている。
【0060】
その後、主スイッチSWをオンにするとコンデンサC1に蓄積された電荷の転送が開始される。すなわち、スイッチ素子SWのオンによって可飽和リアクトルSL1の端子電圧が急激に増大し、この後この電圧時間積が可飽和リアクトルSL1の飽和限界に達すると可飽和リアクトルSL1は飽和し、可飽和リアクトルSL1のインダクタンスが急激に減少してオン状態となる。
【0061】
この結果、コンデンサC1に蓄積された電荷は電流I1として流れ、コンデンサC1の極性が反転する。すなわち、図8に示すようにコンデンサC1の端子電圧VC1は+Eボルトから−Eボルトに変化する。このコンデンサC1の極性反転の期間T1において、コンデンサC2に蓄積されていた電荷は、可飽和リアクトルSL1,SL2間の電圧降下によって可飽和リアクトルSL2がオフ状態であるにもかかわらず、可飽和リアクトルSL1を介して放電し、またコンデンサC2、リアクトルSL2、コンデンサC1を経て放電して、微小な電圧降下が生じる(点P3)。
【0062】
その後、コンデンサC1の極性反転による電荷転送終了直後に可飽和リアクトルSL2がオンとなり、極性反転によって転送されてコンデンサC1に蓄積された電荷およびコンデンサC2に蓄積された電荷が電流I2として流れ、コンデンサC2の極性が反転されるとともに、コンデンサC1の電荷がコンデンサC2に転送される。コンデンサC1とコンデンサC2との容量比が3:1のときには、図8に示すように、コンデンサC1の端子電圧VC1は−Eボルトから0ボルトとなり、コンデンサC2の端子電圧VC2はほぼ+Eボルトから−Eボルトに変化する。このコンデンサC1からコンデンサC2への電荷転送およびコンデンサC2の極性反転の期間T2において、ピーキングコンデンサCpの電荷は、ダイオードD1および可飽和リアクトルSL3を介して漏れることになるが、可飽和リアクトルSL2がオンになった時点では、可飽和リアクトルSL3の電位に対して可飽和リアクトルSL2の電位の方が高いため、ピーキングコンデンサCpの電荷は漏れない。そして、可飽和リアクトルSL2と可飽和リアクトルSL3との電位が同じとなった時点P5から、ピーキングコンデンサCpの電荷の漏れが開始する。この結果、ピーキングコンデンサCpの漏れ電荷による端子電圧Vcpの電圧降下ΔVの値は、可飽和リアクトルSL2がオンとなる時点P4から電荷漏れが開始した場合の電圧降下ΔV1の値に比較して半減あるいはそれ以下の微小な値となる。これにより、ピーキングコンデンサCpに電荷が転送される前のピーキングコンデンサCpの端子電圧Vcpの値は0ボルト近傍に効果的に抑えられることになる。
【0063】
ここで、通常、レーザ放電部10からのレーザ発振出力を制御する場合、レーザ放電部10に対する印加電圧を制御することが行われるが、この図7の電荷転送方式によれば、上述したようにレーザ放電部10に供給すべきピーキングコンデンサCpからの印加電圧量、電荷量等のエネルギー量を正確に把握することができ、精度の高い、安定したパルスレーザ出力に制御することが可能となる。
【0064】
その後、コンデンサC2への電荷転送終了直後に可飽和リアクトルSL3がオンとなり、コンデンサC2に蓄積された電荷が電流I3として流れ、コンデンサC2の電荷がピーキングコンデンサCpに転送される。このピーキングコンデンサCpに転送された電荷は、電流I4としてレーザ放電部10に印加され、レーザ放電部10の放電によってレーザ媒質が励起され、レーザ発振することになる。レーザ放電部10で消費された電流以外の残余の電流は、その後レーザ放電部10とピーキングコンデンサCpとの間で数回共振するが、スイッチ素子SWをオフしておけばその都度ダイオードD1、可飽和リアクトルSL2,SL3を介し、電流I5としてコンデンサC1,C2に回生される。しかも、ダイオードD1の整流作用によってダイオードD1を介してコンデンサC1,C2に回生された電荷はピーキングコンデンサCpに戻ることが阻止される。これにより、ピーキングコンデンサCpに転送された電荷は、レーザ放電部10の放電に寄与するとともに、残余の電荷は再びコンデンサC1,C2に回生され、次の充電エネルギーを削減することができ、エネルギー消費効率を非常に大きくすることができる。
【0065】
図6に示した回路においては、上記図7に示したような電荷転送を行なう磁気パルス圧縮回路において、コンデンサC1(図6ではCn)からピーキングコンデンサCpへの電荷転送を行なう最終段の電荷転送回路中に含まれる可飽和リアクトルALn1,ALn2を複数個並列に接続し、これら複数の可飽和リアクトルALn1,ALn2を磁気結合するとともに、これら可飽和リアクトルにそれぞれ直列にダイオードD1,D2を接続するようにしている。すなわち、図6において、コンデンサCnに並列に接続された2つの可飽和リアクトルALn1,ALn2は、図5の実施例と同様、磁気結合しており、またこれら2個の可飽和リアクトルALn1,ALn2の各飽和後インダクタンスL1,L2を異なる値に設定している。したがって、この実施形態においても、2個の可飽和リアクトルALn1,ALn2を介した2つのルートの転送元コンデンサCnからピーキングコンデンサCpへの電荷転送の開始タイミングは同時となり、また各2つのルートの電荷転送時間はそれぞれ異なる値となる。したがって、この実施形態においても先の図4に示したものとほぼ同じ電荷転送状態を発生させることができ、これによりレーザ光の発光時間を延ばすことができ、またその単位時間当たりの発光強度を減少させることができる。
【0066】
また、この図6の実施形態においては、先の図7に示した回路と同様の電荷転送を行うと共に、最終段の電荷転送回路に含まれる複数の可飽和リアクトルALn1,ALn2に直列にダイオードD1,D2を接続するようにしている。したがって、この実施形態によれば、先の図7に示した回路と同様の効果を得ることもできる。
【0067】
なお、最終段の電荷転送回路に接続されるダイオードは、図9に示すように、並列接続された複数の可飽和リアクトルALn1,ALn2に対し、共通のダイオードDを1つ接続するようにしてもよい。このようにしても、先の図6の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0068】
図10はこの発明の更に他の実施形態を示すものである。
【0069】
この実施形態においては、先の図1に示した回路において、各可飽和リアクトルALn1,ALn2にそれぞれ直列接続されるダイオードD1,D2を追加するようにしている。ただし、この図10の実施形態においては、電荷転送の手法は、先の図7に示したものと同じである。
【0070】
この実施形態においても、2つの可飽和リアクトルALn1,ALn2は、先の実施形態と同様、磁気結合しており、またこれら2個の可飽和リアクトルALn1,ALn2の各飽和後インダクタンスL1,L2は異なる値に設定されている。したがって、この実施形態においても、2個の可飽和リアクトルALn1,ALn2を介した2つのルートの転送元コンデンサCnからピーキングコンデンサCpへの電荷転送の開始タイミングは同時となり、また各2つのルートの電荷転送時間はそれぞれ異なる値となる。したがって、この実施形態においても先の図4に示したものとほぼ同じ電荷転送状態を発生させることができ、これによりレーザ光の発光時間を延ばすことができ、またその単位時間当たりの発光強度を減少させることができる。
【0071】
また、この図10の実施形態においては、先の図7に示した回路と同様の電荷転送を行うと共に、最終段の電荷転送回路に含まれる複数の可飽和リアクトルALn1,ALn2に直列にダイオードD1,D2を接続するようにしている。したがって、この実施形態によれば、先の図7に示した回路と同様の効果を得ることもできる。
【0072】
なお、図10の回路において、最終段の電荷転送回路に接続されるダイオードは、図11に示すように、並列接続された複数の可飽和リアクトルALn1,ALn2に対し、共通のダイオードDを1つ接続するようにしてもよい。このようにしても、先の図10の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す等価回路図。
【図2】磁気結合の1手法を示す図。
【図3】磁気結合の他の手法を示す図。
【図4】図1の実施形態の電流、電圧などのタイムチャート。
【図5】この発明の他の実施形態を示す等価回路図。
【図6】この発明の他の実施形態を示す等価回路図。
【図7】図6の実施形態における電荷転送動作を説明する為の等価回路図。
【図8】図7の回路の各部の電圧波形を示すタイムチャート。
【図9】図6の実施形態の変形例を示す等価回路図。
【図10】この発明の他の実施形態を示す等価回路図。
【図11】図10の実施形態の変形例を示す等価回路図。
【図12】従来技術を示す等価回路図。
【図13】従来技術の電流、電圧などのタイムチャート。
【符号の説明】
C1〜C2,Cn,Cn1〜Cn2…コンデンサ
Cp…ピーキングコンデンサ
HV…充電電源
SW…主スイッチ
AL1,AL2,ALn1,ALn2…可飽和リアクトル
10…放電電極
11,12、25〜28…巻線
13,20〜23…コア

Claims (4)

  1. レーザ媒質中に設けられるパルスレーザ用放電電極と、この放電電極に並列に接続されているピーキングコンデンサと、このピーキングコンデンサに並列接続されている可飽和リアクトルと転送元コンデンサの直列回路とを具え、転送元コンデンサに充電された電荷を可飽和リアクトルの磁気飽和現象を利用してピーキングコンデンサに転送する事により前記放電電極間でパルス放電を行なうことで、レーザ媒質を励起してパルスレーザを発生させるパルスレーザ用電源装置において、前記可飽和リアクトルと転送元コンデンサの直列回路を複数個前記ピーキングコンデンサに並列に接続するとともに、前記複数の過飽和リアクトルを磁気結合し、かつこれら複数の可飽和リアクトルの飽和後インダクタンスを異ならせるようにしたことを特徴とするパルスレーザ用電源装置。
  2. 前記可飽和リアクトルに直列接続され、前記転送元コンデンサからピーキングコンデンサへの電荷転送方向を導通方向とするダイオードを更に設け、前記複数の転送元コンデンサには予め充電を行っておくようにしたことを特徴とする請求項1記載のパルスレーザ用電源装置。
  3. レーザ媒質中に設けられるパルスレーザ用放電電極と、この放電電極に並列に接続されているピーキングコンデンサと、このピーキングコンデンサに並列接続されている可飽和リアクトルと転送元コンデンサの直列回路とを具え、転送元コンデンサに充電された電荷を可飽和リアクトルの磁気飽和現象を利用してピーキングコンデンサに転送する事により前記放電電極間でパルス放電を行なうことで、レーザ媒質を励起してパルスレーザを発生させるパルスレーザ用電源装置において、
    前記可飽和リアクトルを複数個の可飽和リアクトルの並列回路に分割するとともに、これら複数の過飽和リアクトルを磁気結合し、かつこれら複数の可飽和リアクトルの飽和後インダクタンスを異ならせるようにしたことを特徴とするパルスレーザ用電源装置。
  4. 前記可飽和リアクトルに直列接続され、前記転送元コンデンサからピーキングコンデンサへの電荷転送方向を導通方向とするダイオードを更に設け、前記転送元コンデンサには予め充電を行っておくようにしたことを特徴とする請求項3記載のパルスレーザ用電源装置。
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