JPS63184380A - 高電圧パルス発生装置を備えるレーザ装置と高電圧パルス発生装置ならびにパルス発生方法 - Google Patents

高電圧パルス発生装置を備えるレーザ装置と高電圧パルス発生装置ならびにパルス発生方法

Info

Publication number
JPS63184380A
JPS63184380A JP62237207A JP23720787A JPS63184380A JP S63184380 A JPS63184380 A JP S63184380A JP 62237207 A JP62237207 A JP 62237207A JP 23720787 A JP23720787 A JP 23720787A JP S63184380 A JPS63184380 A JP S63184380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
saturable reactor
voltage
current
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62237207A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0716055B2 (ja
Inventor
Tsuneyoshi Ohashi
大橋 常良
Sei Takemori
竹森 聖
Toshimitsu Yoshikawa
吉川 利満
Koji Kuwabara
桑原 皓二
Hiroyuki Sugawara
宏之 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JPS63184380A publication Critical patent/JPS63184380A/ja
Publication of JPH0716055B2 publication Critical patent/JPH0716055B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/09Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping
    • H01S3/097Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping by gas discharge of a gas laser
    • H01S3/09705Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping by gas discharge of a gas laser with particular means for stabilising the discharge
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/80Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used using non-linear magnetic devices; using non-linear dielectric devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/53Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of an energy-accumulating element discharged through the load by a switching device controlled by an external signal and not incorporating positive feedback
    • H03K3/57Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of an energy-accumulating element discharged through the load by a switching device controlled by an external signal and not incorporating positive feedback the switching device being a semiconductor device

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高電圧パルス発生装置を備えるレーザ装置なら
びにレーザ装置あるいは放電性負荷に最適な高電圧パル
ス発生装置およびパルス発生方法に関する。
〔従来の技術〕
大気圧放電(TEAP)型レーザ装置では立上り時間の
短かい高電圧パルスを必要とする。従来、この種のパル
ス発生回路としては、1983年9月30日に西ドイツ
に出願されたシリアルNO3335690,4を優先権
主張として日本に1984年9月28日に特許出願され
たJP−A−60−96182号公報に開示されたもの
がある。このパルス発生回路では、並列に充電された2
つのコンデンサの一方をインダクタンスを通して放電す
ることにより、その一方のコンデンサの電圧を反転し、
他のコンデンサの電圧と合成して充電々圧の倍電圧を得
るとともに、可飽和リアクトルの飽和によって両コンデ
ンサに蓄えられた電気エネルギーを出力として取り出す
ようにされる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、一方のコンデンサの放電時には出力すべき電気
エネルギーのほぼ半分を1度にスイッチングできる大容
量のスイッチング素子が求められる。また、出力パルス
の立上り時間に反比例してスイッチング素子又は可飽和
リアクトルの容量は増大する。また、パルス発生回路の
後段の段数や容量を増加して、スイッチング素子の容量
を低減できるが、この方法ではコンデンサ、可飽和リア
(1]) クトルの数が増加し、パルス発生回路が大形化すると共
に、コストアップになる等の問題点があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を克服し、小さ
な容量のスイッチング素子によって高電圧パルスを発生
できるパルス発生装置とパルス発生方法及びそのような
装置を備えたレーザ装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため本発明のパルス発生装置は、ト
ランスの1次巻線に接続したスイッチと、1−ランスの
2次巻線に並列接続したコンデンサを有する振動回路(
タンク回路)と、振動回路で蓄積した電気エネルギーの
出力への伝達を制御する可飽和リアクI・ルとから構成
した。
〔作用〕
このパルス発生装置では、トランスの1次巻線に設けた
スイッチを2次側の振動回路の電気振動に同期して複数
回開閉することにより、振動回路に蓄積される電気エネ
ルギーを増大させ、振動回路の電圧で可飽和リアクトル
が飽和すると振動回路に蓄積された電気エネルギーは出
力され、出力コンデンサには立上り時間の短かい、大エ
ネルギ−、高電圧パルスを得ることができる。つまり、
1次巻線で制御する電気エネルギーは小さいが、その電
気エネルギーを複数回振動回路に蓄積することで最終的
に取出される電気エネルギーは1次巻線で制御するエネ
ルギーの数十倍のものを得ることができる。したがって
、1次側スイッチ素子の密量低減ができ、スイッチング
相半塩体素子の適用が容易となり大エネルギーのスイッ
チは可飽和リアクトルにより行うので、装置の小形化、
長寿命化ができる。
〔実施例〕
本発明のパルス発生回路の第1の実施例を第1図を参照
して説明する。
パルス発生装置100は、トランス101の2次側のL
C共振回路9から可飽和リアクトル103を介してレー
ザ装置102に接続されている。可飽和リアクトル]、
03の2次側にタイミング回路104およびリセツl〜
回路1.05を配置し、これらの回路はまた制御回路1
06にも接続している。
制御回路106の一方側はトランス101の1次巻線に
接続されたトランジスタ3A、3BのベースBに接続し
ている。
トランス101は、1次巻線1と2次巻線2とから構成
されている。1次巻線1の両側はスイッチ素子である第
11−ランジスタ3Aおよび第2トランジスタ3Bを接
続している。トランジスタ3Aは3Bとの間の1次巻線
1の中間より引出された引出線4Aは、直流電源4に接
続される。直流電源4の一端は両1〜ランジスタ3A、
3BのエミッタEと接地5とに接続している。トランジ
スタ3A、3BのベースBは制御回路106に接続して
いる。制御回路106に設けた検出巻線7、たとえば変
流器は、2次巻線2に流れる電流の向きを検出する。2
次巻線2の両端は、コンデンサ8を並列接続して、LC
共振回路9(タンク回路)を構成している。L C共振
回路9は出力コンデンサ11およびレーザ装置]02と
接続している。
レーザ装置102はレーザガスを有する放電部12内の
電極12A、12Bたとえば陰極および陽極を配置して
いる。電極12A、12Bの両端は、出力コンデンサ1
1を並列接続している。これらの電極およびコンデンサ
11の一方端は接地11Fされている。電極12A、1
2Bおよび出力コンデンサ11とLC共振回路9との一
方側に可飽和リアクトル103を直列接続している。
可飽和リアクトル103は鉄心13たとえば環状鉄心に
主巻線14を巻回し、主巻線14の両端はLC共振回路
9と出力コンデンサ11等に接続している。可飽和リア
クトル103の2次側(制御巻線)はタイミング回路1
04とリセット回路105とを配置している。
タイミング回路104は、鉄心13に巻回された制御巻
線15、トランジスタ16および直流電源17とから構
成されている。
リセット回路105は、鉄心13に一方側巻線2OAと
他方側巻線20Bとを巻回している。両巻線2OA、2
0B間より引出された分岐線21は、直流電源22の一
端と接続される。直流電源22の負側と両巻線20A、
20Bの一方側とは、それぞれトランジスタ23A、2
3BのエミッタEとコレクタCとに接続している。エミ
ッタEは接地24されている。
トランジスタ16およびリセットトランジスタ23A、
23BのベースBは、制御回路106に接続している。
次に、パルス発生装置100の作用を第2図も参照して
説明する。
制御回路106からの駆動信号により、第1トランジス
タ3AがONすると、直流電源4により、1次巻線1に
第2図(a)のような電流Is1が流れる。尚、第2図
(a)〜(h)の横軸は時間tである。1次巻線1と電
磁的に結合した2次巻線2には電流IS1により電圧が
誘起され、第2図(d)のような電流Ic1が流れる。
2次巻線2には並列にコンデンサ8が接続されてLC共
振回路9を形成している。2次側電流Iczにより第2
図(e)に示すような2次側電圧Vczを生じる。検出
巻線7によりLC共振回路9の電流Ic1の反転を検出
し、制御回路106により、第1トランジスタ3AをO
FF、第2トランジスタ3BをONする。
このことにより、第2図(b)に示すような電流IS2
が流れる。この電流IS2による2次巻線2への誘起電
圧は、電流ISIによるものとは逆極性となる。従って
、第2図(d)から判るように、電流Iczが反転する
毎にその大きさが増大する。このように、LC共振回路
9の振動周期に合せて第1および第2トランジスタ3A
、3BをON。
OFFすることにより、LC共振回路9に電気エネルギ
を注入でき、振動電圧、電流を増大することができる。
すなわち、LC共振回路9に蓄えられる電気エネルギを
増大できる。
一方、可飽和リアクトル103は、鉄心13が飽和しな
い間は、主巻線14は大きなインダクタンスを持ち、L
C共振回路9の振動電圧に対して大きなインピーダンス
となる。このため、コンデンサ11にはほとんど電圧は
現われない。又鉄心内の磁束は、巻線14に加わった電
圧を時間積分した値に比例し、第2図(e)破線で示す
ように変化する。可飽和リアクトル103を形成する鉄
心13の断面積、巻線14の巻数は、LC共振回路9の
電圧VCIが目的値を超えるまで飽和しないような値に
設定する。このことにより、LC共振回路9の電圧が鉄
心飽和レベルになるまで、時間に関係なく可飽可リアク
トル103は飽和しない。
すなわち、LC共振回路9に目的とする電圧エネルギー
を蓄えるための時間に制限はない。第1および第2トラ
ンジスタ3A、3Bの1回のスイッチングでLC共振回
路9に供給すべき電気エネルギーは、LC共振回路9の
1回の振動での損失(可飽和リアクトルでの鉄損を含む
)を超えるものであれば良く、それらはLC共振回路9
に最終的に蓄えるべき電気エネルギーに比べ十分小さい
短時間で大きなエネルギーを共振回路に蓄えるためには
1度のスイッチングにおけるエネルギーを大きくするた
め容量の大きな素子を必要とする。
長時間かけて蓄える場合には逆に素子の容量はより小さ
いものにできる。
したがって第1および第2トランジスタ3A。
3Bの容量は、従来の、出力すべき電気エネルギーの約
1/2を1度のスイッチングで供給する方法に比べ十分
小さくできる。
LC共振回路9の電圧が目的値となったところで、トラ
ンジスタ16をONL、直流電源17により、制御巻線
15に第2図(C)に示すような電流IONを流す。こ
の電流IONに対応する電流が主巻線14に流れ(IC
2)、コンデンサ1]が充電され、第2図(f)に示す
電圧VC2’ を生じる。この電圧VC2’ により鉄
心13が飽和し、巻線14のインダクタンスが小さくな
り、インピーダンスが下る。このことによりコンデンサ
8に蓄えられた電荷が放電し、電流IC2が第2図(g
)のように流れる。コンデンサ11にかかる電圧VC2
が上昇して、レーザ装置]02の放電開始電圧に達する
と放電部12のインピーダンスが急激に低下し、コンデ
ンサ8,11から放電部12へ電荷が放電される。レー
ザ発生器102への電流IDは、コンデンサ8からの電
流とコンデンサ11からの電流が加え合さったものとな
り、第2図(h)のような高ち上りの急激なパルスとな
る。
なお、可飽和リアクトル103の飽和タイミングを決定
するために、LC共振回路9の電圧が目的値となったこ
とを検出するのは制御回路106が行う。あらかじめ、
目標電圧値に達するまでのトランス101の2次巻線2
の電流の目標極性反転回数を調べておき、検出回路7が
極性反転を検出して制御回路106がその回数をカウン
トし、カウント値が目標極性反転回数に達した所でタイ
ミング回路104のトランジスタ16をturn on
する。あるいは、別の方法では、電圧■c1を分圧器で
直接測定して、Vczが目標値になった時にトランジス
タ16をturn on L/てもよい。
このように、1次巻線1に流れる電流はトランジスタ3
A、3B開閉し、LC共振回路9でLC共振を行ない大
きな電気エネルギーを蓄積し、このエネルギーを可飽和
リアクトル103で制御して、高電圧を出力するように
した。したがって、1次巻線は小さな電流を複数回流せ
ばよいから、トランジスタは小容量のものを使用できる
ので、パルス発生回路を小形化できる。
レーザ装置102にパルス電圧を出力するには、LC共
振回路9とに目的とする電気エネルギーが充電された後
、鉄心13を飽和させ、電気エネルギーをコンデンサ1
1に移す必要がある。コンデンサ11に最大の電気エネ
ルギーを移すには、コンデンサ8の電圧最大値近傍で鉄
心13を飽和させなければならない。そのため、制御巻
線15に接続されたトランジスタ16を○Nして、直流
電源17により、電流IONを流す。主巻線14と制御
巻線15とはトランスを形成しているので、電流ION
により主巻線14に電流IC2を生じ、コンデンサ11
を充電する。この電圧はレーザ装置16の放電開始電圧
よりも小さく設定することによりレーザ装置16が放電
することはない。
電流IONによりコンデンサ11に充電する電圧VC2
は、最終的に出力すべき電圧と逆極性の電圧を充電する
。このことにより、レーザ装置に出力される電圧の極性
と逆極性の半波(第2図(e)の■部)では、主巻線1
4に加わる電圧が減少するため、徹心内の磁束の変化量
(この場合減少量)も小さくなる。また、出力電圧と同
極性となった範囲(第2図(e)の[有]部)では巻線
14に加わる電圧が大きくなるため、鉄心内の磁束の変
化量が大きくなり、飽和する。すなわち、コンデンサ1
1を充電することにより、その電圧による磁束を生じ、
それを利用して鉄心13を飽和させることができる。し
たがって、鉄心13が飽和するタイミングはコンデンサ
11の電圧の大きさ、すなわち、制御巻線15に流す電
流IOHの大きさにより調整できる。
鉄心13の飽和のタイミングを調整することにより、L
C共振回路9に蓄えられた電気エネルギーの大部分を出
力側に移すことができる。
したがって、タイミング回路104を設けることにより
、LC共振回路に蓄えた電気エネルギーを最適時期に確
実に出力することができる。
次に、リセット回路105について説明する。
すなわち、LC共振回路9の電圧Vciは、正負の間を
振動する電圧である。この振動電圧にしたがって、鉄心
13内の磁束も正方向、負方向の飽和点の間で振動する
。鉄心13の磁束の初期値がほぼ零であれば、正常な動
作をする。しかし、鉄心13の磁束の初期値は、その前
のレーザ装置102の放電により左右され、がならずし
も零近傍とはならない。すなわち、放電電圧のバラツキ
放電時間のバラツキにより、放電動作後、コンデンサ1
1に残る電圧がバランく。したがって、コンデンサ11
に残った電圧により変動する鉄心13内の磁束もバラン
くことになる。
鉄心13内の磁束の初期値が零近傍からずれていると、
LC共振回路9の電気エネルギーが目的値に達する前に
、鉄心13が飽和することがあり、正常な動作とならな
い。従って鉄心の残留磁束を零にリセットする必要が生
ずる。
このため、本発明のリセット回路105では、一方のト
ランジスタ23AをONL、鉄心13を飽和させる。ト
ランジスタ23Aは鉄心13内の磁束がどんな値であっ
ても一方向へ飽和するのに十分な時間と電流を与えるよ
う制御する。次に、一方のトランジスタ23AをOFF
、他方のトランジスタ23BをONL、て鉄心13を逆
方向へ励磁し、磁束が零となったところで、他方のトラ
ンジスタ23BをOFFする。
飽和磁束を零にするための電流値はあらかじめ磁気特性
から知られている。この制御巻線20Bのリセット電流
によりコンデンサ11に誘起電圧が充電される。このコ
ンデンサ11の充電々圧はさらに鉄心13の磁束を変化
させる。従って、鉄心13の磁束を零にリセットするト
ランジスタ23BのON時間は、このコンデンサ11に
よる磁束分も含めて零にするような値に選ばれる。この
ようにすることにより、鉄心内磁束の初期値はいつも零
近傍となり、可飽和リアクトル103は常に一定な電圧
時間積で飽和するので、′パルス発生回路のパルス動作
は、常に安定している。
第8〜第11図(A)・(B)は、本発明のパルス発生
装置におけるリセット回路の別の実施例を示す。前に述
べた実施例のリセット回路ではリセットを、制御巻線へ
のリセット電流の供給時間を制御して行っていた。この
実施例の特徴は可飽和リアクトルの鉄心を複数に分割し
、かつスイッチング素子を1つにしたことである。この
実施例により、分割鉄心の断面積を選択したり、分割鉄
心への主巻線の巻数を変えることにより、残留磁束を零
はもちろん任意の値に制御できる。又、それぞれ異る方
向に飽和する2つの分割鉄心を用いれば、リセット電流
による出力コンデンサの充電々圧による磁束の変動を防
止できる。
第8A図には、リセット回路の別の実施例が示される。
可飽和リアクトルの鉄心は鉄心60aと60bに二分割
されており、主巻線14が両分側鉄心にまたがって巻か
れ、制御巻線61a、61bがそれぞれ分割鉄心60a
、60bに巻かれている。制御巻線61a、61bには
直流電源62、電流制御用抵抗63、スイッチ64が直
列に接続される。第8B図にこのリセット装置の回路図
を示す。スイッチ64を閉じると、制御巻線61aと6
1bの電流の方向はそれぞれ逆となる。
スイッチ64を閉じると、制御巻線61a。
61bに直流電源62の電圧と抵抗63とによって決ま
る電流iが流れる。電流iは分割鉄心60a。
60bを飽和させるのに十分な電流値に設定しである。
第9図には分割鉄心60a、60bのヒステリシス曲線
(実線)が示されている。電流iによって分割鉄心60
aの磁束はPに、分割鉄心60bの磁束はQにそれぞれ
飽和する。スイッチを開き電流iが零になると、分割鉄
心60aの残留磁束はRに、分割鉄心60bの残留磁束
はSに夫々リセットされる。
主巻線14に対する鉄心全体の特性は、分割鉄心60a
と分割鉄心60bとの特性を加え合わせたものとなり、
図中破線で示すヒステリシス曲線となる。また、分割鉄
心60aと分割鉄心60bとの特性およびその断面積が
同じである場合、残留磁束は等価的には2すなわち零に
なる。
主巻線14に電圧を加えた場合の動作について考えてみ
る。まず、主巻線]4に分割鉄心60a。
60bの磁束が増加する方向へ電圧を印加すると、その
方向へは分割鉄心60aは飽和状態にあるので磁束は増
加しない。これに対し分割鉄心60bは第9図から明ら
かなようにSからP点で磁束の増加が可能なので、印加
された電圧に応じて磁束が増加する。この磁束の増加に
より主巻線1−4のインダクタンスが大きくなる。印加
する電圧の極性が逆の場合には、分割鉄心60aの磁束
が減少して主巻線14のインダクタンスを大きくする。
このような動作の結果は、分割鉄心60a、60bの磁
留磁束が零にリセットされている場合と同じである。
このように制御巻線61a、61bに流れる電流jによ
って、分割鉄心60a、60bの残留磁束が第9図のR
,Sにリセットされた結果は、主巻線14に対しては分
割鉄心60a、60bの残留磁束が零にリセットされた
のと等価である。
以」二は分割鉄心60aと分割鉄心60bとの特性、断
面積を等しくして残留磁束を零にリセットする場合につ
いて説明した。同様な動作により分割鉄心60aと分割
鉄心60bとの材質は同じで断面積を変えることで、残
留磁束を任意の値にリセツl−できる。
このように本実施例によれば制御巻線の制御回路(電源
、スイッチ等)が−組でできる。そして鉄心の残留磁束
を部分的に制御できるので、容易に、残留磁束を任意の
値にリセットすることができる。
第10図(A)にはリセット回路のさらに別の実施例が
示されている。本実施例では可飽和リアクトルの主巻線
14a、14bを分割鉄心60a。
60bに独立して設けた。主巻線14a、14.bへの
誘導起電力は変化する磁束の量と巻数とに比例する。従
って夫々の主巻線1.4a、14bの巻数を独立に調整
することにより、リセットされる残留磁束の値が調整で
きる。すなわちこのようにすることにより、リセットさ
れる残留磁束を分割鉄心60a、60bの断面積の比だ
けでなく、巻数の比によっても調整できる。このように
本実施例によれば巻数比によってもリセットされる残留
磁束の値を調整することができる。第10図(B)は第
10図(A)のリセット回路の回路図である。
第11図には本発明のりセラ1−回路の更に他の実施例
が示されている。本実施例では鉄心を60a。
60b、 60cと3分割し、それぞれに制御巻線61
a、61b、61cを巻いた。その中の1つの制御巻線
61cしこは電流の方向を切換えるスイッチ65を設け
た。スイッチ65を切換えることにより、その分割鉄心
60cの飽和する方向が反転するので、リセットされる
残留磁束の値も変る。
このように本実施例によれば制御巻線61cに設けた切
換えスイッチ65により、リセツ1〜される残留磁束の
値が容易に変更できる。第11図(B)は第11図(A
)のリセット回路の回路図である。
上述のように本実施例のリセット回路は鉄心の残留磁束
を零または飽和領域以外に容易にリセットすることがで
きるようになって、鉄心の残留磁束を零または飽和領域
以外に容易に簡単な構成でリセットすることができる。
以上の実施例ではスイッチ64−.65は機械的スイッ
チで表示されているが、第1図の回路のようにトランジ
スタのようなスイッチング素子が使用できることは言う
までもない。
次に第1図の制御回路106についてさらに詳細に説明
する。第3図は制御回路106の内部の構成を示すブロ
ックダイヤグラムである。
外部からのトリガ信号しこより、まずタイマ1が動作し
パルス信号を作る。このパルス信号は駆動回路1により
増幅されトランジスタ23Aを駆動する。このことによ
り制御巻線2OAに、電流が流れ、鉄心13を飽和させ
る。次にタイミ2が遅れて動作し、駆動回路2にパルス
信号を与え、駆動回路2はトランジスタ23Bを○Nす
る。制御巻線20Bに、電流が流れ、鉄心13の磁束を
零にもどす。(巻線14に生じる誘起電圧でコンデンサ
8,11に充電される電圧の影響も含めて零にする。)
以上により、鉄心13の残留磁束をリセツIへする。
次にタイマ3が動作し、起動信号発生回路がパルス信号
を発生する。この信号が駆動回路5により増巾され、ト
ランジスタ3Aを駆動、巻線1の電流Is1により、コ
ンデンサ8が充電され、共振回路9の振動(電圧、電流
の振動)が始まる。共振回路9の極性反転(振動)を検
出巻線7により検出、その極性に応じて振動極性検出回
路によりパルスを発生し、トランジスタ3A、3Bを交
互にON、0FFL、、振動回路9の振動電圧、電流を
増大させる。
次にタイマ3の出力パルスを受けてから所定時間経過後
タイマ4が動作し、パルスを発生、トランジスタ16を
駆動して可飽和リアクトル103を飽和させ、共振回路
9のエネルギーをコンデンサ11側へ出力する。
次に本発明のパルス発生装置の別の実施例を説明する。
第4図の実施例のパルス発生装置では、直流電源17か
らトランジスタ16を用いてコンデンサ11を直接充電
するようにしたものである。この回路では、コンデンサ
8の電気エネルギーがコンデンサ11に移り、高電圧を
生じた場合に、その高電圧から、トランジスタ16.直
流電源17を保護するために、抵抗26,29.ダイオ
ード28、コンデンサ27から成るサージ吸収回路3o
を設けて、保護した。
本発明のさらに別の実施例である第5図は、可飽和リア
クトル103およびリセット回路105とレーザ装置1
02との間に磁気パルス圧縮回路40を設けた場合であ
り、磁気パルス圧縮回路40は飽和リアクトル103′
とコンデンサ43とから構成されており、次のような作
用、効果を有する。
すなわち、上述のタイミング回路104では、鉄心13
を飽和するために、主巻線14に第2図(c)の電流I
ONを流し、この電流IONによりコンデンサ1が充電
され、第2図(f)に示す三角波形状の電圧VC2’ 
を生ずる。
もし、短時間で可飽和リアクトルを飽和させるためにV
C2’ を放電電圧近くに設定すると、電圧VC2’に
よりレーザ装置102が誤動作をする恐れが考えられる
そこで、本実施例では、電圧VC2で鉄心13が飽和し
、主巻線14のインピーダンスが低下すると、コンデン
サ8の電荷が放電し、放電電流がコンデンサ11に流れ
るが、鉄心41は飽和していないので、可飽和リアクト
ル103′に阻止された状態にある。時間の経過と共に
、コンデンサ11の電位が高くなると、鉄心41は飽和
し、コンデンサ11の電荷が放電し、放電電流は主巻線
42を介してコンデンサ43に流れる。コンデンサ43
には上述の三角波の電圧は現われない。したがって、レ
ーザ発振器102には、目的とする最終的な電圧だけが
印加されるので、誤動作を防止できる。他の回路の部分
については第1図のものと同じ動作であるので説明は省
略する。
本発明のさらに別の実施例である第6図は、トランス1
01の1次巻線1と2次巻線2とに鉄心5oを配置した
場合である。実施例ではトランス101の鉄心50の飽
和によるコンデンサ8の電圧反転を利用して振動回路に
構成している。
トランス101は、鉄心50の飽和磁束密度B1とその
断面積A1と2次巻線2の巻回数N1との積をzlとす
れば、 Zl:BIXAIXNl           −(1
)可飽和リアクトル103は、鉄心13の飽和磁束密度
B2その断面積A1と巻線14の巻回数N2との積をZ
zとすれば、 Z2=BOXA2XN2           ・・・
(2)そして、zlとZzとの条件を Zx<Zz                ・・・(
3)とすれば、第1図のタイミング回路104を省略で
きる。その理由を以下説明する。
トランジスタ3AをONすると、鉄心50に巻かれた1
次巻線1に直流電源4から第7図(a)に示すように電
流Isiが流れる。1次巻線1と2次巻線2とは鉄心5
oにより、磁気的に結合し、トランス101を形成して
いるので、電流ISIにより、2次巻線2に第7図(c
)に示すような電流ICIが流れる。電流Ictはコン
デンサ8に流れて、コンデンサ8で第7図(d)に示す
ような電圧Vc1を生じる。この電圧Vctにより、鉄
心50内の磁束が増加し、第7図(d)破線のように変
化する。電圧Vciは巻線14にも印加され、鉄心13
内の磁束も増加し、第7図(e)のように変化する。こ
こで、トランス101と可飽和リアクトル103の電圧
時間積は(3)式のようにZl<Zlとなるように設定
しであるので、鉄心50が先に飽和し、2次巻線2のイ
ンダクタンスが小さくなる。そのインダクタンスとコン
デンサ8の容量で決る周波数で、コンデンサ8の電荷が
2次巻線を通して放電し、放電々流Iciが半波(第7
図(c)■)が流れる。その結果、コンデンサ8の電圧
の極性が反転する。このことにより、鉄心13、鉄心5
0内の磁束は逆方向へ変化しはじめる。
コンデンサ8の放電々流ICI■を検出器7により検出
し、制御装置106により、トランジスタ3AをOFF
、トランジスタ3BをONする。
その結果、コンデンサ8は先はどとは逆極性にて、1次
巻線1.直流電源4により充電され、その蓄積される電
気エネルギーは増大する。鉄心50内磁束が逆方向へ増
大し、やがて飽和すると、再びコンデンサ8の放電によ
り、電圧の極性反転が起る。それにしたがって、トラン
ジスタ3A、3BのON、OFFも反転させ、コンデン
サ8を充電する。
このように、コンデンサ8の電圧極性に合せて、l−ラ
ンジスタ3A、3BをON、OFFすることにより、コ
ンデンサ8の電圧は上昇は、その電気エネルギーは増大
する。
一方、鉄心50が飽和し、コンデンサ8が2次巻線2を
通して放電し、その電圧極性を反転している間の電圧〔
第7図(d)■ (斜線部)〕は、鉄心50の磁束の増
減には影響しないが、鉄心13の磁束は変動する。すな
わち、この間の電圧時間積に相当する分だけ多く、巻線
14に電圧が加わることになる。そして、この電圧によ
る電圧時間積は、コンデンサ8に充電された電圧に比例
して増大する。この電圧時間積の増大がトランス101
の電圧時間積(Zl )と可飽和リアクトル103の電
圧時間積(z2)の差より大きくなると、鉄心13も飽
和するようになる。
鉄心13が飽和すると、巻線14のインダクタンスが小
さくなり、そのインダクタンスとコンデンサ8.コンデ
ンサ11によって決る周波数で、コンデンサ8の電荷の
一部がコンデンサ11に移る。すなわち、第7図(e)
に示す電流IC2が流れることにより、コンデンサ11
に電圧VC2(第7図(f))を生じる。この電圧(第
7図(f)◎)は次の半波でさらに鉄心13を飽和させ
るように働くため、次に鉄心13が飽和したときに、さ
らに高い逆極性の電圧(第7図(f)  ◎)を生じ、
やがて、コンデンサ8の電荷の大部分がコンデンサ11
に移るようになる。すなわち、目的とする電圧、電流を
得ることができる。この電圧によるレーザ装置102の
放電等の動作については第1図と同じなので省略する。
以上述べたように、本実施例によれば、2次巻線2に鉄
心50を設け、その電圧時間積をZz 。
鉄心131巻線14による可飽和リアクトル103の電
圧時間積を72とした場合、 Zl<Zl となるように設定することにより、鉄心13を飽和させ
るためのスイッチング素子が不要となる。
また、1次および2次巻線1,2は鉄心により電磁的に
結合するので効率良くコンデンサ8を充電できる。
また、コンデンサ8に現われる電圧波形Zは矩形波状で
あるため、可飽和リアクトル103の飽和するタイミン
グが多少ずれても出方される電圧。
電気エネルギーははシ一定である。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、パルス発生回路を小形
化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例であるレーザ用パルス発生回路
の回路図、第2図(a)ないしくh)は第1図の各特性
を示す特性図、第3図は、第1図。 第4図、第5図のパルス発生装置に適用できる制御回路
のブロック図、第4図ないし第6図は本発明の他の実施
例であるレーザ用パルス発生回路、第7図(a)ないし
くg)は第6図の回路の各部波形図、第8図(A)は、
本発明のパルス発生装置に適用できる残留磁束リセット
装置の実施例を示す図、第8図(B)は、第8図(A)
の回路図、第9図は鉄心の磁気特性を示す図、第10図
(A)は残留磁束リセット装置の別の実施例を示す図、
第10図(B)は第10図(A)の回路図、第11図(
A)は残留磁束リセット装置の別の実施例を示す図、第
11図(B)は第11図(A)の回路図である。 1・・・1次巻線、2・・・2次巻線、3A、3B・・
・トランジスタ、7・・・検出巻線、8,11・・・コ
ンデンサ、9・・・LC共振回路、12A、12B・・
・電極、13・・・鉄心、14・・・巻線、101・・
・トランス、102・・・レーザ発振器、103・・・
可飽和リアクトル、104・・・タイミング回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、レーザ装置の構成は、 放電電極を有するレーザ発振装置と; 直流電源と;前記直流電源からの電圧を断続するスイッ
    チング手段と; 1次巻線と2次巻線とを備え、該1次巻線が前記スイッ
    チング手段に接続されるトランスフオーマと;前記トラ
    ンスフオーマの2次巻線と前記2次巻線の両端に接続さ
    れたキャパシタとからなるタンク回路であつて、該タン
    ク回路は前記スイッチング手段が前記タンク回路の振動
    周期で前記直流電源からの電圧を断続すると前記直流電
    源からの電気エネルギーを電気振動の形で蓄積するもの
    と;その主巻線が前記タンク回路に接続された可飽和リ
    アクトルと;前記可飽和リアクトルと前記レーザ発振装
    置の放電電極との間に接続され前記可飽和リアクトルの
    前記主巻線が導通すると前記タンク回路に蓄積された電
    気エネルギーを電荷エネルギーの形で充電し、該電荷エ
    ネルギーを前記放電電極にパルスとして放電する出力キ
    ャパシタと; を含むことを特徴とする高電圧パルス発生装置を備える
    レーザ装置。 2、放電性負荷に高電圧パルスを供給するパルス発生装
    置の構成は、 直流電源と;前記直流電源からの電圧を断続するスイッ
    チング手段と; 1次巻線と2次巻線とを備え、該1次巻線が前記スイッ
    チング手段に接続されるトランスフオーマと;前記トラ
    ンスフオーマの2次巻線と前記2次巻線の両端に接続さ
    れたキャパシタとからなるタンク回路であつて、該タン
    ク回路は前記スイッチング手段が前記タンク回路の振動
    周期で前記直流電源からの電圧を断続すると前記直流電
    源からの電気エネルギーを電気振動の形で蓄積するもの
    と;その主巻線が前記タンク回路に接続された可飽和リ
    アクトルと;前記可飽和リアクトルと前記放電性負荷と
    の間に接続され前記可飽和リアクトルの前記主巻線が導
    通すると前記タンク回路に蓄積された電気エネルギーを
    電荷エネルギーの形で充電し、該電荷エネルギーを前記
    放電性負荷にパルスとして放電する出力キャパシタと;
    前記可飽和リアクトルの残留磁束を前記可飽和リアクト
    ルの制御巻線に電流を流して実質的に消去する磁束リセ
    ット手段と; を含むことを特徴とする高電圧パルス発生装置。 3、放電性負荷に高電圧パルスを供給するパルス発生装
    置は、 直流電源と;前記直流電源からの電圧を断続するスイッ
    チング手段と; 1次巻線と2次巻線とを備え、該1次巻線が前記スイッ
    チング手段に接続されるトランスフオーマと;前記トラ
    ンスフオーマの2次巻線と前記2次巻線の両端に接続さ
    れたキャパシタとからなるタンク回路であつて、該タン
    ク回路は前記スイッチング手段が前記タンク回路の振動
    周期で前記直流電源からの電圧を断続すると前記直流電
    源からの電気エネルギーを電気振動の形で蓄積するもの
    と; その主巻線が前記タンク回路に接続された可飽和リアク
    トルと;前記可飽和リアクトルと前記放電性負荷との間
    に接続され前記可飽和リアクトルの前記主巻線が導通す
    ると前記タンク回路に蓄積された電気エネルギーを電荷
    エネルギーの形で充電し、該電荷エネルギーを前記放電
    性負荷にパルスとして放電する出力キャパシタと;前記
    可飽和リアクトルの残留磁束を前記可飽和リアクトルの
    制御巻線に電流を流して実質的に消去する磁束リセット
    手段と; を含むことを特徴とする高電圧パルス発生装置。 4、放電性負荷に高電圧パルスを供給するパルス発生装
    置の構成は、 直流電源と;前記直流電源からの電圧を断続するスイッ
    チング手段と; 1次巻線と2次巻線とを備え、該1次巻線が前記スイッ
    チング手段に接続されるトランスフオーマと;前記トラ
    ンスフオーマの2次巻線と前記2次巻線の両端に接続さ
    れたキャパシタとからなるタンク回路であつて、該タン
    ク回路は前記スイッチング手段が前記タンク回路の振動
    周期で前記直流電源からの電圧を断続すると前記直流電
    源からの電気エネルギーを電気振動の形で蓄積するもの
    と;その主巻線が前記タンク回路に接続された可飽和リ
    アクトルと;前記可飽和リアクトルと前記放電性負荷と
    の間に接続され前記可飽和リアクトルの前記主巻線が導
    通すると前記タンク回路に蓄積された電気エネルギーを
    電荷エネルギーの形で充電し、該電荷エネルギーを前記
    放電性負荷にパルスとして放電する出力キャパシタと;
    前記パルス発生装置はさらに、前記可飽和リアクトルの
    残留磁束を前記可飽和リアクトルの制御巻線に電流を流
    して実質的に消去する磁束リセット手段と;前記磁束リ
    セット手段は、前記可飽和リアクトルに巻かれた制御巻
    線と第2の直流電源と前記第2の直流電源と前記制御巻
    線との間に接続された第2のスイッチング手段とを備え
    、前記スイッチング手段を切り換えることによつて前記
    制御巻線の一方向に前記可飽和リアクトルが飽和するま
    で前記第2の直流電源より電流を供給し、前記可飽和リ
    アクトルの残留磁束が実質的に零となるよう所定電流を
    前記制御巻線の低方向に流す手段と; を含むことを特徴とする高電圧パルス発生装置。 5、特許請求の範囲第(4)項において、前記磁束リセ
    ット手段の前記制御巻線は2つの巻線を含み、前記スイ
    ッチング手段は2つのトランジスタを含み、前記各トラ
    ンジスタは前記各巻線と前記第2の直流電源とに直列で
    、前記各巻線の電流の方向が互いに逆方向であるように
    接続されることを特徴とする高電圧パルス発生装置。 6、特許請求の範囲第(4)項において、前記可飽和リ
    アクトルは互いに磁気的に結合状態にある複数の分割鉄
    芯を備え、前記磁束リセット手段は各分割鉄芯毎に設け
    られた制御巻線を含み、前記制御巻線の少なくとも一方
    は他方の制御巻線とは逆方向に前記分割鉄芯を飽和させ
    る電流を流されることを、特徴とする高電圧パルス発生
    装置。 7、特許請求の範囲第(6)項において、前記可飽和リ
    アクトルの主巻線は、前記複数の分割鉄芯の各々にそれ
    ぞれ任意の巻数で巻かれることを、特徴とする高電圧パ
    ルス発生装置。 8、特許請求の範囲第(6)項において、前記可飽和リ
    アクトルの制御巻線の少なくとも一方に、他の制御巻線
    の電流方向と同方向か逆方向の何れかの方向に選択的に
    切り換えるスイッチが接続されることを、特徴とする高
    電圧パルス発生装置。 9、特許請求の範囲第(2)項において、前記パルス発
    生装置はさらに、前記可飽和リアクトルの導通時期を制
    御する飽和タイミング制御回路を含むことを、特徴とす
    る高電圧パルス発生装置。 10、特許請求の範囲第(9)項において、前記飽和タ
    イミング制御回路は前記可飽和リアクトルに設けた制御
    巻線と前記制御巻線に前記可飽和リアクトルを飽和する
    ための電流を流す電流制御手段を含むことを、特徴とす
    る高電圧パルス発生装置。 11、特許請求の範囲第(10)項において、前記飽和
    タイミング制御回路の前記電流制御手段は、前記トラン
    スフオーマの2次巻線の電圧極性の反転回数をカウント
    する手段と該カウントする手段が所定回数をカウントし
    たことに応答して前記制御巻線に前記可飽和リアクトル
    を飽和するための電流を流す電流発生回路を含むことを
    、特徴とする高電圧パルス発生装置。 12、特許請求の範囲第(9)項において、前記飽和タ
    イミング制御回路は、前記トランスフオーマの2次巻線
    の電圧の極性反転の回数をカウントするカウント手段と
    該カウント手段が所定回数をカウントしたことに応答し
    て前記出力キャパシタを充電して前記可飽和リアクトル
    を飽和せしめる充電回路とを含むことを、特徴とする高
    電圧パルス発生装置。 13、特許請求の範囲第(2)項において、前記トラン
    スフオーマは鉄芯を有し、該鉄芯の飽和磁束密度をB_
    1、該鉄芯の断面積をA_1、前記2次巻線の巻数をN
    _1、前記可飽和リアクトルの鉄芯の飽和磁束密度をB
    _2、断面積をA_2、前記主巻線の巻数をN_2とし
    たときに B_1XA_1XN_1<B_2XA_2XN_2の関
    係を満たすようにすることを、特徴とする高電圧パルス
    発生装置。 14、特許請求の範囲第(2)項において、前記パルス
    発生装置はさらに、前記可飽和リアクトルと前記放電性
    負荷との間に、直列に第2の可飽和リアクトルを有し、
    前記放電性負荷と並列に第2の出力キャパシタを有する
    ことを、特徴とする高電圧パルス発生装置。 15、直流電源の電源電圧を断続する工程と、前記断続
    した電源の電気エネルギーをトランスフオーマを介して
    タンクに回路に供給する前記電源電圧を断続するste
    pは前記タンク回路の振動周期に同期して断続する工程
    と、 前記タンク回路が供給される電気エネルギーを電気振動
    の形で蓄積する工程と、 前記タンク回路に蓄積された電気エネルギーが所定値に
    達したときに、前記放電性負荷に放出する工程とを、有
    する放電性負荷のための高電圧パルス発生方法。
JP23720787A 1986-09-26 1987-09-24 高電圧パルス発生装置を備えるレーザ装置と高電圧パルス発生装置ならびにパルス発生方法 Expired - Lifetime JPH0716055B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-226029 1986-09-26
JP22602986 1986-09-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63184380A true JPS63184380A (ja) 1988-07-29
JPH0716055B2 JPH0716055B2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=16838659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23720787A Expired - Lifetime JPH0716055B2 (ja) 1986-09-26 1987-09-24 高電圧パルス発生装置を備えるレーザ装置と高電圧パルス発生装置ならびにパルス発生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716055B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106787927A (zh) * 2016-12-28 2017-05-31 中科益盛科技有限公司 一种脉冲电压发生装置
EP3167549A4 (en) * 2014-07-11 2018-03-28 Eagle Harbor Technologies, Inc. High voltage nanosecond pulser with variable pulse width and pulse repetition frequency

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3167549A4 (en) * 2014-07-11 2018-03-28 Eagle Harbor Technologies, Inc. High voltage nanosecond pulser with variable pulse width and pulse repetition frequency
EP3528386A1 (en) * 2014-07-11 2019-08-21 Eagle Harbor Technologies, Inc. High voltage nanosecond pulser with variable pulse width and pulse repetition frequency
CN106787927A (zh) * 2016-12-28 2017-05-31 中科益盛科技有限公司 一种脉冲电压发生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0716055B2 (ja) 1995-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920008042B1 (ko) 고전압 펄스발생장치를 구비한 레이저장치와 고전압 펄스발생장치 및 펄스발생방법
EP0340006B1 (en) Non-resonance AC power source apparatus
EP0055903B1 (en) An electrical power supply
US4868730A (en) DC to DC converter current pump
JPS6325691B2 (ja)
JPH02129975A (ja) 圧電アクチュエータ駆動装置
US4002999A (en) Static inverter with controlled core saturation
US4514795A (en) High-voltage generator, notably for an X-ray tube
US4334267A (en) Free-running push-pull inverter
US3914680A (en) Static inverter
JPH0520991B2 (ja)
JPS63184380A (ja) 高電圧パルス発生装置を備えるレーザ装置と高電圧パルス発生装置ならびにパルス発生方法
US3271644A (en) Power oscillator for an electromechanical vibrating transducer
KR0160773B1 (ko) 발진회로
US4333139A (en) Static inverter
JPH02275687A (ja) パルスレーザ用電源回路、及びその装置、並びに給電方法
JPS6096182A (ja) 高電圧パルス発生装置
US3636374A (en) Nonlinear circuit device
JP3866868B2 (ja) パルスレーザ用電源装置
JP3847460B2 (ja) パルス電源装置
JP2581034B2 (ja) マルチスキヤンテレビジヨン受像機用スイツチング電源装置
JPH04247269A (ja) 圧電振動子駆動回路
JPS5925580A (ja) スイツチングレギユレ−タ
JPH06334492A (ja) 磁気スイッチ回路
JPH0630291A (ja) 高電圧発生回路