JP3866735B2 - 多機能型移動通信端末 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)のように電源としてバッテリを使用し、かつ移動通信モードを含む複数の機能を備えた多機能型移動通信端末に関する。
携帯電話機やPDA等の移動通信端末では、小型軽量化と共に連続通信時間及び待受時間の延長が重要な課題となっており、そのために様々な対策が実施又は検討されている。例えば、移動通信端末においてバッテリの残り容量を監視し、残り容量の減少に応じて段階的に当該端末への着信制限や制御信号の送信制限、制御信号の受信制限等を行う。このように構成すると、バッテリの残り容量が減少したときでも少なくとも緊急発信等を行うことが可能になる(例えば、特許文献1を参照。)。
一方、最近の移動通信端末には、移動通信モードに加えて各種付加機能を備えた多機能型の移動通信端末が増えている。例えば、カメラにより被写体を撮像する機能や、地上波放送を受信するテレビジョン受信機能、メモリカード等の記録媒体に記録された音楽や映像等のコンテンツを再生する機能、記録媒体に記録されるか或いはウエブページ等からダウンロードされたゲーム等のアプリケーション・プログラムを実行する機能を備えた携帯電話機がこれに該当する。
特開2001−285190公報
ところが、このような多機能型の移動通信端末は、当然のことながら移動通信モードのみを備える単機能の端末に比べ消費電力が増加し、バッテリの寿命は短くなる。このため、例えばカメラモード或いはコンテンツ再生機能を使用しているうちにバッテリが消耗し、いざ発信を行おうとしたときにバッテリ容量が不足して通信を行えなくなったり、また反対に頻繁に移動通信を行っているうちにバッテリが消耗して、必要とするときにカメラモードを使用できなくなるといった不具合が発生することがある。
すなわち、先に述べた移動通信モードのみを考慮した従来の給電制御では対策として不十分であり、さらに有効性の高い給電制御対策が切望されている。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、複数の機能を選択的に使用する場合にバッテリ容量の使用形態を最適化することが可能な多機能型移動通信端末を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明は、基地局との間で移動通信のための動作を行う第1のモードと、この第1のモードと異なる動作を行う第2のモードと、これらの第1及び第2のモードを動作させるための電力を出力するバッテリとを備える多機能型の移動通信端末にあって、モード別の給電制御手段を備える。そして、このモード別給電制御手段により、上記バッテリが有するバッテリ容量を第1の容量と第2の容量に分割し、この分割された第1及び第2の容量をそれぞれ上記第1及び第2のモードに割り当てるようにしたものである。
したがってこの発明によれば、第1及び第2のモードはそれぞれ割り当てられた第1及び第2の容量の範囲内で動作することになる。このため、例えば第2のモードを使用しすぎてバッテリが消耗し、いざ第1のモードを使用しようとしてもバッテリ残量が不足して使用できなくなったり、また反対に第1のモードを頻繁に使用しているうちにバッテリが消耗して、必要とするときに第2のモードを使用できなくなると云った、機能間で発生する不具合を防止することができる。
さらにこの発明は、上記モード別給電制御手段に、第1及び第2のモードの使用時間又は使用回数をそれぞれ検出する手段と、上記使用時間又は使用回数の検出結果に基づいて、第1及び第2のモードに対する第1及び第2の容量の割当比率を適応的に可変設定する手段とを備えることも特徴とする。
このように構成すると、ユーザによる第1及び第2のモードの使用時間又は頻度に応じて、第1及び第2の容量の割当比率が自動的に最適値に可変設定される。このため、ユーザによる割当比率の変更設定操作は不要となる。
この発明は、さらに以下のような各種構成を備えることも特徴とする。
第1の構成は、上記モード別給電制御手段において、第1及び第2のモードの各々についてその消費電力と動作時間とから第1及び第2の容量の消費量を算出し、この算出された第1及び第2の容量の消費量をそれぞれ第1及び第2のしきい値と比較する。そして、この比較の結果、第1の容量の消費量が第1のしきい値を超えた場合に第1のモードに対する給電を制限し、かつ第2の容量の消費量が第2のしきい値を超えた場合に第2のモードに対する給電を制限するものである。
このように構成すると、バッテリと各機能との間の給電回路系に切替スイッチ等を設けることなく、つまり既存の給電回路系の構成を何ら変更することなく、モード別の電源供給制御を実現できる。
また、その際上記モード別給電制御手段に、バッテリの初期容量を測定する手段と、この測定されたバッテリの初期容量に基づいて上記第1及び第2のしきい値を補正する手段をさらに設けることも可能である。一般に、バッテリの初期容量はバッテリの性能や経年変化、充電状態等によってまちまちであることが多い。したがって、上記のようにバッテリの初期容量を測定し、その値をしきい値に反映させることにより、バッテリの初期容量にかかわらず正確なモード別の給電制御を実現できる。
第2の構成は、バッテリが複数のセルにより構成される場合に、上記給電制御手段により、上記バッテリを第1の容量を有する第1のセルと、第2の容量を有する第2のセルとに分割し、これら第1及び第2のセルから出力される電力をそれぞれ上記第1及び第2のモードに供給するものである。
このように構成すると、バッテリから第1及び第2のモードに対する給電系が空間的に分離される。このため、機能ごとのバッテリ消費量の監視制御等を必要とすることなく、モード別の電源供給制御を簡易に実現することができる。
第3の構成は、上記モード別給電制御手段に、ユーザによる設定情報の入力操作に応じて第1及び第2のモードに対する第1及び第2の容量の割り当て比率を変更する手段をさらに備えるようにしたものである。
このように構成すると、ユーザごとに、第1及び第2のモードの使用形態に応じて各機能に対するバッテリ容量の割り当てを任意に可変設定することが可能となる。例えば、移動通信モードの使用比率が高い場合には第1の容量を大きく設定し、一方移動通信モード以外の付加機能の使用比率が高い場合には第2の容量を大きく設定する。
第5の構成は、第1及び第2の容量の残り容量をそれぞれ検出し、この検出された第1及び第2の容量の残り容量をそれぞれ第1及び第2のモードに対応付けて表示する機能を、さらに備えるものである。
このように構成すると、ユーザは、第1及び第2のモードの各々について、割り当てられた第1及び第2の容量の残り容量を確認することが可能となる。
第6の構成は、上記検出された第1及び第2の容量の残り容量をそれぞれ第3及び第4のしきい値と比較し、この比較の結果、第1の容量の残り容量が第3のしきい値を下回った場合にその旨を第1のモードに対応付けてユーザに報知し、かつ第2の容量の残り容量が第4のしきい値を下回った場合にその旨を第2のモードに対応付けてユーザに報知する機能を、さらに備えるものである。
このように構成すると、各機能に割り当てられた容量の残りがしきい値を下回った時点でその旨が警報としてユーザに報知される。このため、機能ごとにその使用限界を知ることが可能となる。
第7の構成は、第1又は第2のモードが相互に異なる第3及び第4のモードを備える場合に、上記モード別給電制御手段により、上記第1又は第2の容量を第3の容量と第4の容量にさらに分割し、この分割された第3及び第4の容量をそれぞれ上記第3及び第4のモードに割り当てるようにしたものである。
例えば、第2のモードがカメラモードとテレビジョン放送受信モードを備える場合には、これらのカメラモード及びテレビジョン放送受信モードに対しそれぞれ第3及び第4の容量を割り当てる。このように構成すると、カメラモード及びテレビジョン放送受信モードをそれぞれ独立するバッテリ容量により動作させることができる。すなわち、第2のモードとして複数の付加機能モードを備える場合に、これらの付加機能モードごとにバッテリ容量を割り当てることが可能となる。
要するにこの発明では、基地局との間で移動通信のための動作を行う第1のモードと、この第1のモードと異なる動作を行う第2のモードと、これらの第1及び第2のモードを動作させるための電力を出力するバッテリとを備える多機能型の移動通信端末にあって、上記バッテリが有するバッテリ容量を第1の容量と第2の容量に分割し、この分割された第1及び第2の容量をそれぞれ上記第1及び第2のモードに割り当てるようにしている。
したがってこの発明によれば、複数の機能を選択的に使用する場合のバッテリ容量の使用形態を最適化することが可能な多機能型移動通信端末を提供することができる。
(第1の実施形態)
図1は、この発明に係わる移動通信端末の構成を示すブロック図である。この移動通信端末は、無線アクセス方式としてCDMA(Code Division Multiple Access)方式を採用したPDA(Personal Digital Assistants)端末である。
図示しない基地局から送信された無線信号は、アンテナ1で受信されたのちアンテナ共用器2(DUP)を介して受信回路(RX)3に入力される。受信回路3では、上記無線信号が周波数シンセサイザ(SYN)4から出力された受信局部発振信号とミキシングされて中間周波信号或いはベースバンド信号に周波数変換される。なお、上記周波数シンセサイザ4から発生される受信局部発振信号の周波数は、制御部12Aからの制御信号SYCによって指示される。
上記受信中間周波信号又は受信ベースバンド信号は、CDMA信号処理部6に入力される。CDMA信号処理部6では、入力された受信中間周波信号又は受信ベースバンド信号に対し、直交復調処理と、受信チャネルに割り当てられた拡散符号(PN符号)による逆拡散処理とが行われ、これにより所定のフォーマットの復調データが得られる。復調データには、音声通信用のデータと、テレビジョン電話通信用のデータと、電子メールやウエブ情報を伝送するためのデータがある。音声通信用データは、符号化音声データとその制御データとから構成される。テレビジョン電話通信用のデータは、符号化音声データと、符号化映像データと、その制御データとから構成される。電子メールやウエブ情報を伝送するためのデータは、テキストデータと制御データとから構成され、場合により符号化された映像データ及び音声データを含む場合もある。
上記復調データのうち符号化音声データは音声符号復号部(以後音声コーデックと称する)7に入力される。音声コーデック7は、上記入力された符号化音声データに対し、音声復号処理と、ビタビ復号等を用いた誤り訂正復号処理とを行って、ベースバンドの受信ディジタルデータを再生する。PCM符号復号部(以後PCMコーデックと称する)8は、上記音声コーデック7から出力された受信ディジタルデータをPCM復号してアナログ受話信号を出力する。このアナログ受話信号は、受話増幅器9により増幅されたのちスピーカ10から拡声出力される。
また、上記復調データのうち符号化映像データやテキストデータは制御部12Aに入力される。制御部12Aは、上記入力された符号化映像データ及びテキストデータをそれぞれの符号化方式に従い復号する。そして、復号された映像データ及びテキストデータを表示デバイス15に表示すると共に、必要に応じてメモリ13に保存する。
一方、音声通信時にマイクロホン11を通じて入力されたユーザの送話信号は、送話増幅器18で適正レベルまで増幅されたのち、PCMコーデック8によりディジタル音声信号に変換されて、音声コーデック7に入力される。音声コーデック7は、PCMコーデック8から出力されたディジタル音声信号に対し、音声符号化と誤り訂正符号化処理を施したのち、CDMA信号処理部6へ出力する。
またテレビジョン電話通信時やデータ通信時において、カメラ19から出力された映像信号は制御部12Aで符号化されたのちCDMA信号処理部6に入力される。また、電子メール送信時に、入力デバイス14においてメール本文として入力されたテキストデータ、及び添付ファイルとしてカメラ19で撮像された静止画データは、制御部12Aでそれぞれ符号化されたのちCDMA信号処理部6に入力される。
CDMA信号処理部6は、上記音声コーデック7から出力された符号化音声データ、上記制御部12Aから出力された符号化映像データ及びテキストデータに対して、送信チャネルに割り当てられた拡散符号を用いて拡散処理を施す。そして、この拡散符号化された送信データに対し直交変調処理を施したのち、この直交変調信号を送信回路(TX)5へ出力する。送信回路5は、入力された直交変調信号を周波数シンセサイザ4から発生される送信局部発振信号と合成して無線信号に周波数変換する。そして送信回路5は、上記周波数変換により生成された無線信号の有効部分を高周波増幅し、送信無線信号として出力する。この送信回路5から出力された送信無線信号は、アンテナ共用器2を介してアンテナ1に供給され、このアンテナ1から図示しない基地局へ向けて送信される。
入力デバイス14には、ダイヤルキーや発信キー、電源キー、終了キー、音量調節キー、モード指定キー等のキー群が設けられ、また表示デバイス15にはLCD表示器及びLEDが設けられている。LCD表示器には、電話帳の記憶情報や発着信履歴、相手話者の端末装置の電話番号、自装置の動作状態等が表示される。
電源回路17は、DC/DCコンバータを備え、バッテリ16の出力をもとに所定の動作電源電圧Vccを生成して各回路部に供給する。
ところで制御部12Aは、例えばマイクロコンピュータを主制御部として備えたもので、この発明に係わる制御機能として、移動通信制御機能12aと、カメラ撮像・表示制御機能12bと、モード別給電制御機能12cとを備えている。これらの制御機能12a〜12cはいずれもマイクロコンピュータにプログラムを実行させることにより実現される。
移動通信制御機能12aは、入力デバイス14において電話通信モード、テレビジョン電話通信モード又は電子メール等のデータ通信モードが指定された場合に、これらのモードによる移動通信に必要な回路部を動作させ、この状態で移動通信のための制御を実行する。
カメラ撮像・表示制御機能12bは、入力デバイス14においてテレビジョン電話通信モード又はカメラモードが指定された場合にカメラ19を動作させ、カメラ19による撮像動作と、撮像された映像データの表示動作を制御する。
モード別給電制御機能12cは、バッテリ16の容量を第1の容量と第2の容量とに分割し、この分割された第1及び第2の容量をそれぞれ移動通信モード及びカメラモードに割り当てる。移動通信モードには、電話通信モード、テレビジョン電話通信モード及びデータ通信モードが含まれる。カメラモードには、カメラ19による撮像、表示及び保存を行うモードと、上記テレビジョン電話通信モードが含まれる。そして、上記移動通信モード及びカメラモードの各々について消費電力量の累計を計算し、この計算された消費電力量の累計が予め設定したしきい値Th1,Th2を超えると、以後の移動通信モード及びカメラモードによる電力消費を制限する。
またモード別給電制御機能12cは、上記移動通信モード及びカメラモードに対する第1及び第2の容量の割り当ての関係、或いは第1及び第2の容量の割合または値を、ユーザの入力操作に応じて設定変更する機能を備える。さらに、上記計算された消費電力量の累計をもとに第1及び第2の容量の残り容量を算出し、この算出された残り容量を移動通信モード及びカメラモードを表すアイコンに対応付けて表示する機能も備える。
次に、以上のように構成された移動通信端末の動作を制御部12Aの制御手順にしたがい説明する。図2、図3及び図4は制御部12Aの制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
待機状態において制御部12Aは、ステップ2a、ステップ2b及びステップ2cにおいてそれぞれ、モード別給電容量の設定変更操作、移動通信を行うための操作、カメラ19による撮像を行うための操作を監視している。
この状態で、ユーザがモード別給電容量の設定変更操作を行ったとする。そうすると、制御部12Aはステップ2dに移行し、ここで入力デバイス14からユーザが入力した設定変更情報を受け取る。そして、この受け取った設定変更情報に従い、制御部12A内のメモリに格納されている第1及び第2の容量のデフォルト値を変更する。
例えば、ユーザが移動通信モードをカメラモードより重要視し、これらの機能に対する第1及び第2の容量の割当比率を70:30に変更するための情報を入力したとする。そうすると制御部12Aは、例えば第1及び第2の容量のデフォルト値50:50を上記70:30に変更する。反対に、移動通信モードよりカメラモードを重要視し、これらの機能に対する第1及び第2の容量の割り当てを40:60に変更するための情報を入力したとする。この場合制御部12Aは、第1及び第2の容量のデフォルト値50:50を上記40:60に変更する。なお、第1及び第2の容量の比率を例えば40:60に固定したまま、移動通信モード及びカメラモードに対する第1及び第2の容量の対応関係を変更することも可能である。
さて、上記モード別給電容量の設定変更後に、ユーザが例えば電話通信のための発信操作を行ったとする。そうすると制御部12Aは、ステップ2bからステップ2eに移行し、ここで先ず移動通信モードに割り当てられた第1の容量の残量を次のように判定する。すなわち、第1の容量の残量値は制御部12A内のメモリに格納されており、制御部12Aは上記内部メモリから移動通信モードに対応する上記第1の容量の残量値を読み出す。そして、この読み出された第1の容量の残量値をしきい値と比較し、残量値がしきい値以下であるか否かを判定する。
上記比較の結果、残量値がしきい値以下であれば、移動通信モードに割り当てられた第1の容量は既に使い果たしているため、移動通信動作は不可能であると判断する。そして、ステップ2kにおいて「残容量無し」メッセージを移動通信モードを表すアイコンと共に表示デバイス15に表示したのち、待機状態に復帰する。したがってユーザは、移動通信用に割り当てられたバッテリ容量の不足により、移動通信を行えない旨を明確に認識することができる。
これに対し第1の残量値がしきい値を上回っていたとする。この場合制御部12Aは、移動通信モードに割り当てられた第1の容量には余裕があり、移動通信動作は可能と判断して、ステップ2fにより移動通信制御を実行する。また、この移動通信制御中に制御部12Aは、ステップ2gにおいて以下のようにモード別消費電力量の測定制御を実行する。図3はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
すなわち、先ずステップ3aにより移動通信動作の時間を計時する。そしてステップ3bにより、内部メモリから移動通信動作の定格消費電力値を読み出し、ステップ3cにおいて上記読み出された定格消費電力値と上記移動通信動作の計時時間とから今回の移動通信動作による消費電力量を算出する。そして、この算出された今回の移動通信動作による消費電力量を、内部メモリに保存されている前回までの移動通信動作の消費電力量の累計値に加算することにより、移動通信動作による最新の消費電力量累計値を算出する。
続いてステップ3dにおいて、上記算出された最新の消費電力量累計値をもとに、移動通信モードに割り当てられた第1の容量の残量値を算出し、この算出された第1の容量の残量値を移動通信を表すアイコンに対応付けて表示デバイス15に表示する。したがってユーザは、移動通信動作中に、当該移動通信モードに割り当てられたバッテリ容量の残量を確認することができる。
また、上記移動通信動作中に制御部12Aは、ステップ2hにより上記算出された最新の消費電力量累計値をしきい値Th1と比較する。このしきい値Th1は、先に設定されたモード別給電容量の割当比率である70:30に応じて設定される。そして、消費電力量累計値がしきい値Th1未満であれば、ステップ2fに戻って移動通信制御及びモード別消費電力量の測定制御を繰り返し実行する。
これに対し、上記移動通信動作中に入力デバイス14において通信終了操作が行われるか、または消費電力量累計値がしきい値Th1以上になったとする。この場合制御部12Aは、ステップ2jに移行してここで移動通信動作を終了させるための処理を以下のように実行する。図4はその手順と内容を示すフローチャートである。
すなわち、先ずステップ4aで移動通信モード用のバッテリ容量(第1の容量)に残量があるか否かを判定する。この判定の結果、残量が無い場合には、ステップ4cで第1の容量が無くなった旨のアラームを発生する。そして、ステップ4eで上記消費電力量累計値がしきい値Th1以上になった時点からの時間経過を監視しながら、ステップ4dで移動通信の終了操作を監視する。この状態で、通信終了操作が検出されるかまたは通信終了操作が行われないまま一定時間が経過すると、制御部12Aは移動通信動作を強制的に停止させて待機状態に復帰する。
これに対し、移動通信モード用のバッテリ容量(第1の容量)がまだ十分に残っている場合には、次回以降の移動通信動作に備え、上記ステップ3cにより算出された最新の消費電力量累計値と、この消費電力量累計値をもとに上記ステップ3dで算出された第1の容量の残量値とを、ステップ4bにおいて制御部12A内のメモリに保存する。上記保存された消費電力量累計値は、次回の移動通信動作におけるモード別消費電力量の測定(ステップ2g)に使用される。また残量値は、次回の移動通信動作を開始する前のバッテリ残量の判定(ステップ2e)に使用される。
一方、待機状態において、ユーザがカメラ19の起動操作を行ったとする。そうすると制御部12Aはステップ2cからステップ2mに移行し、ここで先ず先に述べた電話通信の場合と同様にカメラモードに割り当てられた第2の容量の残量を判定する。この判定の結果、残量値がしきい値以下であれば、カメラモードに割り当てられた第2の容量は既に使い果たしていて、カメラによる撮像動作は不可能であると判断し、ステップ2sにより「残容量無し」メッセージをカメラモードを表すアイコンと共に表示デバイス15に表示したのち、待機状態に復帰する。
これに対し第2の残量値がしきい値を上回っていたとする。この場合制御部12Aは、カメラモードに割り当てられた第2の容量には余裕があり、カメラ19による撮像動作が可能と判断して、ステップ2nによりカメラ19の撮像・表示制御を実行する。これにより、カメラ19により被写体が撮像され、その撮像データが制御部12Aから表示デバイス15に供給されて表示される。また、この状態で入力デバイス14に設けられたシャッタボタンを押下するか或いは録画操作を行うと、上記撮像データが制御部12Aによりメモリ13に記憶される。
また、上記カメラの撮像・表示制御中に制御部12Aは、ステップ2oにおいてモード別消費電力量の測定制御を実行する。このカメラモードの場合のモード別消費電力量の測定制御も、先に述べた移動通信モードの場合と同様に図3に示す制御手順と制御内容に従い行われる。
すなわち、先ずステップ3aによりカメラ19の撮像動作時間を計時する。そしてステップ3bにより、内部メモリからカメラモードの定格消費電力値を読み出し、ステップ3cにおいて上記読み出された定格消費電力値と上記カメラ19の撮像動作の計時時間とから今回のカメラ19の撮像動作による消費電力量を算出する。そして、この算出された今回のカメラ19の撮像動作による消費電力量を、内部メモリに保存されている前回までのカメラ19の撮像動作の消費電力量の累計値に加算することにより、カメラ19の撮像動作による最新の消費電力量累計値を算出する。
続いてステップ3dにおいて、上記算出された最新の消費電力量累計値をもとに、カメラモードに割り当てられた第2の容量の残量値を算出し、この算出された第2の容量の残量値をカメラモードを表すアイコンと共に表示デバイス15に表示する。したがってユーザは、カメラ19の撮像動作中に、当該カメラモードに割り当てられたバッテリ容量の残量を確認することができる。
また、上記カメラ19の撮像動作中に制御部12Aは、ステップ2pにより上記算出された最新の消費電力量累計値をしきい値Th2と比較する。このしきい値Th2は、先に設定されたモード別給電容量の割当比率である70:30に応じて設定される。そして、消費電力量累計値がしきい値Th2未満であれば、ステップ2nに戻ってカメラ19の撮像・表示制御及びモード別消費電力量の測定制御を繰り返し実行する。
これに対し、上記カメラ19の撮像動作中に入力デバイス14において撮像終了操作が行われるか、または消費電力量累計値がしきい値Th2以上になったとする。この場合制御部12Aは、ステップ2rに移行し、ここで先に述べた移動通信モードの場合と同様に、図4に示す手順に従いカメラ19の撮像動作を終了させるための処理を実行する。
すなわち、先ずステップ4aでカメラモード用のバッテリ容量(第2の容量)に残量があるか否かを判定する。この判定の結果、残量が無い場合には、ステップ4cで第2の容量が無くなった旨のアラームを発生する。そして、ステップ4eで上記消費電力量累計値がしきい値Th2以上になった時点からの時間経過を監視しながら、ステップ4dでカメラ19の撮像終了操作を監視する。この状態で、撮像終了操作が検出されるかまたは撮像終了操作が行われないまま一定時間が経過すると、制御部12Aはカメラ19の撮像動作を強制的に停止させて待機状態に復帰する。
これに対し、カメラモード用のバッテリ容量(第2の容量)がまだ十分に残っている場合には、次回以降のカメラ19の撮像動作に備え、上記ステップ3cにより算出された最新の消費電力量累計値と、この消費電力量累計値をもとに上記ステップ3dで算出された第2の容量の残量値とを、ステップ4bにおいて制御部12A内のメモリに保存する。上記保存された消費電力量累計値は、次回のカメラ19の撮像動作におけるモード別消費電力量の測定(ステップ2o)に使用される。また残量値は、次回のカメラ19の撮像動作を開始する前のバッテリ残量の判定(ステップ2m)に使用される。
なお、テレビジョン電話通信や、カメラ19で被写体を撮像しながらその撮像データを電子メールに添付して伝送する場合については、移動通信モードの消費電力量累計値がしきい値Th1以上になった場合も、またカメラモードの消費電力量累計値がしきい値Th2以上になった場合にも、使用不能となる。
以上述べたように第1の実施形態では、バッテリ16が保有する容量を第1及び第2の容量に分割して、この分割された第1及び第2の容量を移動通信モード及びカメラモードに割り当て、移動通信モード及びカメラモードを上記割り当てられた第1及び第2の容量の範囲内で使用可能としている。
したがって、例えば第1及び第2の容量の割当比率を70:30に設定したとすると、バッテリ16が保有する全容量のうち70%相当分を移動通信モードに使用でき、30%相当分をカメラモードに使用できる。このため、例えばカメラモードを使用しているうちにバッテリ16が消耗し、いざ発信を行おうとしたときにバッテリ容量が不足して移動通信を行えなくなると云った不具合や、反対に頻繁に電話通信を行っているうちにバッテリ16が消耗して、必要とするときにカメラモードを使用できなくなるといった不具合を確実に防止できる。
また、第1及び第2の容量の割当比率をユーザの入力操作に応じて設定変更可能としたことにより、ユーザごとに希望する使用形態に応じてバッテリ容量の割当比率を任意に設定できる。例えば、移動通信モードの使用頻度或いは重要度がカメラモードより高い場合には、第1の容量の比率を第2の容量の比率よりも高く設定し、反対にカメラモードの使用頻度或いは重要度が移動通信モードより高い場合には、第2の容量の比率を第1の容量の比率よりも高く設定することができる。
さらに、移動通信動作中及びカメラ19の撮像動作中に、それぞれのモードで使用可能なバッテリ残量を算出し、算出された残量をモードを表すアイコンに対応付けて表示するようにしている。このため、ユーザは移動通信動作中及びカメラ19の撮像動作中においてそれぞれモード別のバッテリ残量を確認することができる。
さらに、移動通信動作中及びカメラ19の撮像動作中に消費電力量の累計値がしきい値Th1,Th2以上になった場合に、その時点で即時移動通信動作及びカメラ19の撮像動作を停止させず、アラームを表示したのち一定期間経過後に動作を停止させるようにしている。このため、電話通信中またはカメラ19の撮像中に突然動作が強制終了されることがなくなり、これによりユーザの不快感を軽減できる。
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施形態は、バッテリが複数のセルにより構成される場合に、これらのセルを第1のセルと第2のセルに分割する。そして、移動通信モードが使用されるときに上記第1のセルを選択し、カメラモードが使用されるときには上記第2のセルを選択するようにしたものである。
図5は、この発明の第2の実施形態に係わる移動通信端末の構成を示す回路ブロック図である。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
バッテリは、第1のセル16aと第2のセル16bとにより構成される。これら第1及び第2のセル16a,16bと電源回路17との間には切替スイッチ30が設けてある。この切替スイッチ30は半導体スイッチからなり、制御部12Bから出力される切替制御信号SWCにより切り替わる。
制御部12Bは、この発明に係わる制御機能として、移動通信制御機能12aと、カメラ撮像・表示制御機能12bと、モード別給電制御機能12dとを備えている。これらの制御機能12a,12b,12dはいずれもマイクロコンピュータにプログラムを実行させることにより実現される。
モード別給電制御機能12dは、入力デバイス14において移動通信動作の開始操作が行われた場合に、切替制御信号SWCを出力して切替スイッチ30を第1のセル16a側に切り替える。一方カメラ19の起動操作が行われた場合には、切替制御信号SWCを出力して切替スイッチ30を第2のセル16b側に切り替える。またモード別給電制御機能12dは、上記第1及び第2のセル16a,16bの残容量をそれぞれ検出し、この検出値を移動通信モード及びカメラモードを表すアイコンに対応付けて表示するとともに、上記残容量が下限値を下回った時点で移動通信動作及びカメラ撮像動作を停止させる機能を備える。さらにモード別給電制御機能12dは、上記移動通信モード及びカメラモードと第1及び第2のセル16a,16bとの対応関係を、ユーザの入力操作に応じて設定変更する機能も備える。
このような構成であるから、ユーザが例えば電話通信のための発信操作を行ったとする。そうすると制御部12Bでは、はじめに内部メモリに保存されているモード別給電制御フラグをもとに、移動通信を行うに足るバッテリ容量が第1のセル16aに残っているか否かが判定される。そして、第1のセル16aに残容量がある場合には移動通信動作に移行し、一方バッテリ容量が不足している場合にはその旨のメッセージが表示デバイス15に表示されたのち、待機状態に復帰する。すなわち、第1のセル16aのバッテリ容量が不足している場合には、移動通信動作が拒否される。
移動通信動作に移行すると、制御部12Bから切替制御信号SWCが出力され、この結果切替スイッチ30が第1のセル16a側に切り替わる。このため、電源回路17では第1のセル16aの電源出力をもとに移動通信動作のための動作電源電圧Vccが生成され、この生成された動作電源電圧Vccが移動通信動作に必要な回路群に供給される。
また制御部12Bでは、上記第1のセル16aの残容量が検出されてその検出結果がLCDデバイス15に表示される。またそれとともに、上記第1のセル16aの残容量が下限値を下回ったか否かが監視され、下限値を下回ると第1のセル16aの残容量が無くなった旨のメッセージがユーザに報知されたのち、移動通信動作が強制終了される。なお、上記第1のセル16aの残容量が下限値を下回った場合、その旨のメッセージが次回の移動通信動作を拒否するためのモード別給電制御フラグとして制御部12Bの内部メモリに保存される。
一方、ユーザが入力デバイス14においてカメラ19の起動操作を行ったとする。そうすると制御12Bでは、はじめに内部メモリに保存されているモード別給電制御フラグをもとに、カメラ19の撮像・表示動作を行うに足るバッテリ容量が第2のセル16bに残っているか否かが判定される。そして、第2のセル16bに残容量がある場合にはカメラ撮像・表示動作に移行し、一方第2のセル16bの容量が不足している場合にはその旨のメッセージが表示デバイス15に表示されたのち、待機状態に復帰する。すなわち、第2のセル16bのバッテリ容量が不足している場合には、カメラ19の撮像・表示動作が事前に拒否される。
カメラ19の撮像・表示動作に移行すると、制御部12Bから切替制御信号SWCが出力されて切替スイッチ30が第2のセル16b側に切り替わる。このため、電源回路17では第2のセル16bの電源出力をもとにカメラ撮像動作のための動作電源電圧Vccが生成され、この生成された動作電源電圧Vccがカメラ19の撮像・表示動作に必要な回路群に供給される。かくして、以後カメラ19による被写体の動画又は静止画の撮像動作及び撮像された画像の表示動作が行われる。
また制御部12Bでは、上記第2のセル16bの残容量が検出され、その検出結果がLCDデバイス15に表示される。またそれとともに、上記第2のセル16bの残容量が下限値を下回ったか否かが監視され、下限値を下回ると第2のセル16bの残容量が無くなった旨のメッセージが生成されてユーザに報知されたのち、カメラの撮像動作が強制終了される。なお、上記第2のセル16bの残容量が下限値を下回った場合、その旨のメッセージが次回のカメラ撮像動作を拒否するためのモード別給電制御フラグとして制御部12Bの内部メモリに保存される。
なお、テレビジョン電話通信や、カメラ19で被写体を撮像しながらその撮像データを電子メールに添付して伝送する場合には、第1及び第2のセル16a,16bがいずれも容量を保有している場合に限り実行される。
以上述べたように第2の実施形態では、バッテリが複数のセルにより構成される場合に、これらのセルを第1のセル16aと第2のセル16bに分割する。そして、移動通信を行うための操作が行われた場合に、第1のセル16aの残容量を確認したのち切替スイッチ30を当該第1のセル16a側に切り替えて移動通信動作のための動作電圧を該当する回路群に供給し、一方カメラ19の起動操作が行われた場合には第2のセル16bの残容量を確認したのち切替スイッチ30を当該第2のセル16b側に切り替えてカメラ19の撮像動作のための動作電力を該当する回路群に供給するようにしている。
したがって、移動通信モード及びカメラモードは、互いに独立した異なる第1及び第2のセル16a,16bの出力をもとに生成された電源電圧により動作することになる。このため、第1の実施形態と同様に、カメラモードを使用しているうちにバッテリが消耗し、いざ発信を行おうとしてもバッテリ容量が不足して移動通信を行えなくなると云った不具合や、反対に頻繁に電話通信を行っているうちにバッテリ16が消耗して、必要とするときにカメラモードを使用できなくなるといった不具合を確実に防止できる。また、移動通信モード及びカメラモードに対する給電系が空間的に分離され、これらの給電系の残容量は第1及び第2のセルの出力電圧を測定することにより検出することができる。このため、制御部12Bではモードごとのバッテリ消費量の累計を算出する処理が不要となり、これにより制御部12Bによる給電制御を簡単化することができる。
さらに、第1及び第2のセル16a,16bの残容量をそれぞれ検出し、この検出値を移動通信モード及びカメラモードを表すアイコンに対応付けて表示するようにしている。このため、ユーザは移動通信動作中及びカメラ19の撮像動作中においてそれぞれモード別のバッテリ残量を確認することができる。
さらに、モード別給電制御機能12dに、上記移動通信モード及びカメラモードと第1及び第2のセル16a,16bとの対応関係を、ユーザの入力操作に応じて設定変更する機能を備えている。このため、ユーザは必要に応じて各モードと各セル16a,16bとの対応関係を変更することができる。この結果、例えば当初移動通信モード用として設定された第1のセル16aのバッテリ容量が無くなった場合でも、必要に応じて第2のセル16bを移動通信モードに対応付けるように設定変更を行えば、引き続き移動通信モードによる通信を行うことができる。逆に、当初カメラモード用として設定された第2のセル16bのバッテリ容量が不足した場合でも、必要に応じて第1のセル16aをカメラモードに対応付けるように設定変更を行うことにより、引き続きカメラ19により撮像を行うことができる。
(第3の実施形態)
この発明の第3の実施形態は、付加機能としてテレビジョン放送受信モードを備えた移動通信端末において、バッテリが保有する容量を第1及び第2の容量に分割して、この分割された第1及び第2の容量を移動通信モード及び上記テレビジョン放送受信モードに割り当て、移動通信モード及びテレビジョン放送受信モードをそれぞれ上記割り当てられた第1及び第2の容量の範囲内で使用可能とするものである。
図6は、この発明の第3の実施形態に係わる移動通信端末の構成を示すブロック図である。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。この実施形態に係わる移動通信端末は、テレビジョン放送受信機20を備えている。テレビジョン放送受信機20は、例えばアナログ地上波放送、ディジタル地上波放送或いはディジタル衛星放送の放送信号をアンテナ20aにより受信し復調する機能を有する。
制御部12Cは、マイクロコンピュータを主制御部として備えたもので、この発明に係わる制御機能として、移動通信制御機能12aと、テレビジョン放送受信制御機能12eと、モード別給電制御機能12fとを備えている。これらの制御機能12a,12e,12fはいずれもマイクロコンピュータにプログラムを実行させることにより実現される。
このうちテレビジョン放送受信制御機能12eは、入力デバイス14においてテレビジョン放送受信モードが指定された場合に、上記テレビジョン放送受信機20を動作させ、受信復調された放送信号に含まれる映像信号を表示デバイス15に表示させると共に、オーディオ信号をスピーカ10から出力させる。
モード別給電制御機能12fは、バッテリ16の容量を第1の容量と第2の容量とに分割し、この分割された第1及び第2の容量をそれぞれ移動通信モード及びテレビジョン放送受信モードに割り当てる。そして、上記移動通信モード及びテレビジョン放送受信モードの各々について消費電力量の累計を算出し、この算出された消費電力量の累計が予め設定したしきい値Th1,Th2を超えると、以後の移動通信モード及びテレビジョン放送受信モードによる電力消費を制限する。
またモード別給電制御機能12fは、上記移動通信モード及びテレビジョン放送受信モードに対する第1及び第2の容量の割り当ての関係、或いは第1及び第2の容量の割合または値を、ユーザの入力操作に応じて設定変更する機能を備える。さらに、上記計算された消費電力量の累計をもとに第1及び第2の容量の残り容量を算出し、この算出された残り容量を移動通信モード及びテレビジョン放送受信モードを表すアイコンに対応付けて表示する機能も備える。
このような構成であるから、前記第1の実施形態と同様に、バッテリ16が保有する容量が、設定された割当比率に応じて移動通信モードとテレビジョン放送受信モードとに分配され、この分配された容量の範囲内でそれぞれ移動通信動作及びテレビジョン放送受信動作が可能となる。このため、例えばテレビジョン放送受信モードを使用しているうちにバッテリ16が消耗し、いざ発信を行おうとしたときにバッテリ容量が不足して移動通信を行えなくなると云った不具合や、反対に頻繁に電話通信を行っているうちにバッテリ16が消耗して、必要とするときにテレビジョン放送を視聴できなくなるといった不具合は防止される。
また、第1及び第2の容量の割当比率はユーザの入力操作に応じて設定変更される。このため、ユーザごとに希望する使用形態に応じてバッテリ容量の割当比率を任意に設定できる。例えば、移動通信モードの使用頻度或いは重要度がテレビジョン放送受信モードより高い場合には、第1の容量の比率を第2の容量の比率よりも高く設定し、反対にテレビジョン放送受信モードの使用頻度或いは重要度が移動通信モードより高い場合には、第2の容量の比率を第1の容量の比率よりも高く設定することができる。
さらに、移動通信動作中及びテレビジョン放送受信機20の動作中に、それぞれのモードで使用可能なバッテリ残量が算出され、この算出された残量がモードを表すアイコンに対応付けて表示デバイス15に表示される。このため、ユーザは移動通信動作中及びテレビジョン放送の視聴中においてそれぞれモード別のバッテリ残量を確認することができる。
またこの実施形態においても、前記第1の実施形態と同様に、移動通信動作中及びテレビジョン放送の視聴中に消費電力量の累計値がしきい値Th1,Th2以上になった場合に、移動通信動作及びテレビジョン放送受信機20の動作は即時停止されず、アラームが表示されたのち一定期間経過後に動作が停止される。このため、電話通信中またはテレビジョン放送の視聴中に動作が突然強制的に終了されることがなくなり、これによりユーザの不快感を軽減できる。
(第4の実施形態)
この発明の第4の実施形態は、付加機能としてコンテンツ再生モードを備えた移動通信端末において、バッテリが保有する容量を第1及び第2の容量に分割して、この分割された第1及び第2の容量を移動通信モード及び上記コンテンツ再生モードに割り当て、移動通信モード及びコンテンツ再生モードを上記割り当てられた第1及び第2の容量の範囲内で使用可能とするものである。
図7は、この発明の第4の実施形態に係わる移動通信端末の構成を示すブロック図である。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。この実施形態に係わる移動通信端末は、メモリカードインタフェース21を備えている。このメモリカードインタフェース21は、メモリカード22が装着された場合に制御部12Dの制御の下でメモリカードからコンテンツデータを読み込む。メモリカード22としては、SD(Secure Digital)メモリカード(商標)やメモリスティック(商標)等と呼ばれる、フラッシュメモリを使用した小型メモリカードが使用される。
制御部12Dは、マイクロコンピュータを主制御部として備えたもので、この発明に係わる制御機能として、移動通信制御機能12aと、コンテンツ再生制御機能12gと、モード別給電制御機能12hとを備えている。これらの制御機能12a,12g,12hはいずれもマイクロコンピュータにプログラムを実行させることにより実現される。
このうちコンテンツ再生制御機能12gは、入力デバイス14においてコンテンツ再生モードが指定された場合に、上記メモリカードインタフェース21を介してメモリカード22に記録されたコンテンツデータを読み込み、この読み込まれたコンテンツデータを再生する。再生形態としては、映像コンテンツを復号して表示デバイス15に表示する形態と、楽曲などのオーディオコンテンツを復号してスピーカ10から出力させる形態と、その両方がある。
モード別給電制御機能12hは、バッテリ16の容量を第1の容量と第2の容量とに分割し、この分割された第1及び第2の容量をそれぞれ移動通信モード及びコンテンツ再生モードに割り当てる。そして、上記移動通信モード及びコンテンツ再生モードの各々について消費電力量の累計を算出し、この算出された消費電力量の累計が予め設定したしきい値Th1,Th2を超えると、以後の移動通信モード及びコンテンツ再生モードによる電力消費を制限する。
またモード別給電制御機能12hは、上記移動通信モード及びコンテンツ再生モードに対する第1及び第2の容量の割り当ての関係、或いは第1及び第2の容量の割合または値を、ユーザの入力操作に応じて設定変更する機能を備える。さらに、上記計算された消費電力量の累計をもとに第1及び第2の容量の残り容量を算出し、この算出された残り容量を移動通信モード及びコンテンツ再生モードを表すアイコンに対応付けて表示する機能も備える。
このような構成であるから、前記第1及び第3の実施形態と同様に、バッテリ16が保有する容量が、設定された割当比率に応じて移動通信モードとコンテンツ再生モードに分配され、この分配された容量の範囲内でそれぞれ移動通信動作及びコンテンツ再生動作が可能となる。このため、例えばコンテンツ再生モードを使用しているうちにバッテリ16が消耗し、いざ発信を行おうとしたときにバッテリ容量が不足して移動通信を行えなくなると云った不具合や、反対に頻繁に電話通信を行っているうちにバッテリ16が消耗して、必要とするときにコンテンツの再生を行えなくなるといった不具合は防止される。
また、第1及び第2の容量の割当比率はユーザの入力操作に応じて設定変更される。このため、ユーザごとに希望する使用形態に応じてバッテリ容量の割当比率を任意に設定できる。例えば、移動通信モードの使用頻度或いは重要度がコンテンツ再生モードより高い場合には、第1の容量の比率を第2の容量の比率よりも高く設定し、反対にコンテンツ再生モードの使用頻度或いは重要度が移動通信モードより高い場合には、第2の容量の比率を第1の容量の比率よりも高く設定することができる。
さらに、移動通信動作中及びコンテンツの再生中に、それぞれのモードで使用可能なバッテリ残量が算出され、この算出された残量がモードを表すアイコンに対応付けて表示デバイス15に表示される。このため、ユーザは移動通信動作中及びコンテンツの再生中においてそれぞれモード別のバッテリ残量を確認することができる。
またこの実施形態においても、前記第1及び第3の実施形態と同様に、移動通信動作中及びコンテンツの再生中に消費電力量の累計値がしきい値Th1,Th2以上になった場合に、移動通信動作及びコンテンツの再生動作は即時停止されず、アラームが表示されたのち一定期間経過後に動作が停止される。このため、電話通信中またはコンテンツの再生中に突然動作が強制終了されることがなくなり、これによりユーザの不快感を軽減できる。
(第5の実施形態)
この発明の第5の実施形態は、付加機能としてカメラモード及びテレビジョン放送受信モードを備えた移動通信端末において、バッテリが保有する容量を第1及び第2の容量に分割すると共に、第2の容量をさらに第3及び第4の容量に分割する。そして、分割された第1の容量を移動通信モードに割り当てると共に、第3及び第4の容量を上記カメラモード及びテレビジョン放送受信モードに割り当て、移動通信モード、カメラモード及びテレビジョン放送受信モードをそれぞれ上記割り当てられた第1、第2及び第3の容量の範囲内で使用可能とするものである。
図8は、この発明の第5の実施形態に係わる移動通信端末の構成を示すブロック図である。なお、同図において前記図1及び図5と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。この実施形態に係わる移動通信端末は、カメラ19及びテレビジョン放送受信機20を備えている。
制御部12Eは、マイクロコンピュータを主制御部として備えたもので、この発明に係わる制御機能として、移動通信制御機能12aと、カメラ撮像・表示制御機能12bと、テレビジョン放送受信制御機能12eと、モード別給電制御機能12iとを備えている。これらの制御機能12a,12b,12e,12iはいずれもマイクロコンピュータにプログラムを実行させることにより実現される。
このうちモード別給電制御機能12iは、バッテリ16の容量を第1の容量と第2の容量とに分割し、この分割された第2の容量をさらに第3及び第4の容量に分割する。そして、これら第1、第3及び第4の容量をそれぞれ移動通信モード、カメラモード及びテレビジョン放送受信モードに割り当てる。移動通信モードには、電話通信モード、テレビジョン電話通信モード及びデータ通信モードが含まれる。カメラモードには、カメラ19による撮像、表示及び保存を行うモードと、上記テレビジョン電話通信モードが含まれる。そして、上記移動通信モード、カメラモード及びテレビジョン放送受信モードの各々について消費電力量の累計を計算し、この計算された消費電力量の累計が予め設定したしきい値Th1,Th3,Th4を超えると、以後の移動通信モード、カメラモード及びテレビジョン放送受信モードによる電力消費を制限する。
またモード別給電制御機能12iは、上記移動通信モード、カメラモード及びテレビジョン放送受信モードに対する第1、第3及び第4の容量の割り当ての対応関係、或いは第1、第3及び第4の容量の割合または値を、ユーザの入力操作に応じて設定変更する機能を備える。さらに、上記計算された消費電力量の累計をもとに第1、第3及び第4の容量の残り容量を算出し、この算出された残り容量を移動通信モード及びカメラモードを表すアイコンに対応付けて表示する機能も備える。
このような構成であるから、バッテリ16が保有する容量が、設定された割当比率に応じて移動通信モードと、カメラモードと、テレビジョン放送受信モードとに分配され、この分配された容量の範囲内でそれぞれ移動通信動作、カメラ19による撮像・表示動作及びテレビジョン放送の受信動作が可能となる。このため、例えばカメラモード或いはテレビジョン放送受信モードを使用しているうちにバッテリ16が消耗し、いざ発信を行おうとしたときにバッテリ容量が不足して移動通信を行えなくなると云った不具合や、反対に頻繁に電話通信を行っているうちにバッテリ16が消耗して、必要とするときにカメラ19を使えなくなったりまたテレビジョン放送を視聴できなくなるといった不具合が防止される。
また、第1、第3及び第4の容量の割当比率はユーザの入力操作に応じて設定変更される。このため、ユーザごとに希望する使用形態に応じてバッテリ容量の割当比率を任意に設定できる。例えば、移動通信モードの使用頻度或いは重要度がカメラモード及びテレビジョン放送受信モードより高い場合には、第1の容量の比率を第3及び第4の容量の比率よりも高く設定する。また、カメラモード或いはテレビジョン放送受信モードの使用頻度または重要度が移動通信モードより高い場合には、第3及び第4の容量の比率を第1の容量の比率よりも高く設定する。
さらに、移動通信動作中、カメラ19による撮像及び表示動作中及びテレビジョン放送受信機20の動作中に、それぞれのモードで使用可能なバッテリ残量が算出され、この算出された残量がモードを表すアイコンに対応付けて表示デバイス15に表示される。このため、ユーザは移動通信動作中、カメラ19による撮像中及びテレビジョン放送の視聴中においてそれぞれモード別のバッテリ残量を確認することができる。
またこの実施形態においても、前記第1及び第3の実施形態と同様に、移動通信動作中、カメラ19による撮像中及びテレビジョン放送の視聴中に消費電力量の累計値がしきい値Th1,Th3,Th4以上になった場合に、移動通信動作、カメラ19による撮像・表示動作及びテレビジョン放送受信機20の動作は即時停止されず、アラームが表示されたのち一定期間経過後に動作が停止される。このため、電話通信中、カメラ19による撮像中またはテレビジョン放送の視聴中に、動作が突然強制的に終了されることはなくなり、これによりユーザの不快感は軽減される。
(その他の実施形態)
モード別給電制御手段に、バッテリ16又は各セル16a,16bの初期容量を測定し、この測定されたバッテリ16又は各セル16a,16bの初期容量の値に基づいてしきい値Th1,Th2,Th3,Th4を補正する手段を設けるとよい。一般に、バッテリの初期容量はバッテリの性能や経年変化、充電状態等によってまちまちであることが多い。したがって、上記のようにバッテリ16又は各セル16a,16bの初期容量を測定し、その値をしきい値Th1,Th2,Th3,Th4に反映させることにより、バッテリ16又は各セル16a,16bの初期容量にかかわらず常に正確なモード別給電制御を行うことができる。
第1及び第2のモードに対する第1及び第2の容量の割当比率を、第1及び第2のモードの使用時間又は頻度に応じて適応的に可変設定するようにしてもよい。例えば、第1及び第2のモードの使用時間又は使用回数をそれぞれ監視し、一定期間ごとに上記第1及び第2のモード間における使用時間の合計又は使用回数の比を算出する。そして、この算出された使用時間の合計又は使用回数の比に応じて、第1及び第2のモードに対する第1及び第2の容量の割当比率を適応的に可変設定する。このように構成すると、ユーザによる第1及び第2のモードの使用時間又は頻度に応じて、第1及び第2の容量の割当比率を最適な値に可変設定することができ、これによりユーザによる割当比率の変更設定操作は不要となる。
移動通信モードに対し第1の容量が割り当てられている場合に、この第1の容量をさらに第3及び第4の容量に分割する。そして、これら第3及び第4の容量をそれぞれ着信待ち受けモード及び無線通信モードに対し割り当てるようにしてもよい。このように構成すると、着信待ち受けモードと無線通信モードとをそれぞれ独立するバッテリ容量により動作させることができる。この結果、例えば無線通信モードに割り当てた第4の容量が無くなっても、第3の容量が残っていれば待ち受けモードのみを動作させることができ、これにより端末の位置登録を引き続き行うことが可能となる。 モード別給電制御対象の付加機能としては他に、ゲーム等のアプリケーション・プログラムの実行モードや、GPS(Global Positioning System)受信機と地図データとを使用して移動通信端末の現在位置を検出して表示するモードも含まれる。なお、アプリケーション・プログラムの実行機能には、メモリカード等の記録媒体からゲーム等のアプリケーション・プログラムを読み込んだり、ウエブサーバから同様のアプリケーション・プログラムをダウンロードする動作も含まれる。
また、前記実施形態では無線アクセス方式としてCDMA方式を採用した移動通信端末を例にとって説明したがTDMA方式を採用した移動通信端末でもよく、また無線インタフェースとしては無線LAN(Local Area Network)であってもよい。さらに、移動通信端末の種類としては、携帯電話端末やPDA端末以外に携帯可能なノート型のパーソナル・コンピュータであってもよい。
その他、移動通信端末の構成、モードの種類とその組み合わせ、各モードに対するバッテリ容量の割り当ての割合、モード別給電制御の手順及び内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明に係わる移動通信端末の第1の実施形態であるPDA端末の構成を示すブロック図。 図1に示したPDA端末におけるモード別給電制御の手順と内容を示すフローチャート。 図2に示したモード別給電制御におけるモード別消費電力量測定制御の手順と内容を示すフローチャート。 図2に示したモード別給電制御における動作終了制御の手順と内容を示すフローチャート。 この発明に係わる移動通信端末の第2の実施形態を示すブロック図。 この発明に係わる移動通信端末の第3の実施形態を示すブロック図。 この発明に係わる移動通信端末の第4の実施形態を示すブロック図。 この発明に係わる移動通信端末の第5の実施形態を示すブロック図。
符号の説明
1…アンテナ、2…アンテナ共用器(DUP)、3…受信回路(RX)、4…周波数シンセサイザ(SYN)、5…送信回路(TX)、6…CDMA信号処理部、7…音声コーデック、8…PCMコーデック、9…受話増幅器、10…スピーカ、11…マイクロホン、12A,12B,12C,12D,12E…制御部、12a…移動通信制御プログラム、12b…カメラ撮像・表示制御プログラム、12c,12d,12f,12h,12i…モード別給電制御プログラム、12e…テレビジョン放送受信制御プログラム、12g…コンテンツ再生制御プログラム、13…メモリ、14…入力デバイス、15…表示デバイス、16…バッテリ、16a,16b…バッテリセル、17…電源回路、18…送話増幅器、19…カメラ(CAM)、20…テレビジョン放送受信機、20a…テレビジョン受信用アンテナ、21…メモリカードインタフェース、22…メモリード、30…切替スイッチ。

Claims (7)

  1. 基地局との間で移動通信のための動作を行う第1のモードと、
    前記第1のモードと異なる動作を行う第2のモードと、
    前記第1及び第2のモードを動作させるための電力を出力するバッテリと、
    前記バッテリが有するバッテリ容量を第1の容量と第2の容量に分割し、この分割された第1及び第2の容量をそれぞれ前記第1及び第2のモードに割り当てるモード別給電制御手段と
    を具備し、
    前記モード別給電制御手段は、
    第1及び第2のモードの使用時間又は使用回数をそれぞれ検出する手段と、
    前記使用時間又は使用回数の検出結果に基づいて、前記第1及び第2のモードに対する第1及び第2の容量の割当比率を適応的に可変設定する手段と
    を、さらに備えることを特徴とする多機能型移動通信端末。
  2. 前記モード別給電制御手段は、
    前記第1及び第2のモードの各々についてその消費電力と動作時間とから第1及び第2の容量の消費量を算出する手段と、
    前記算出された第1及び第2の容量の消費量をそれぞれ第1及び第2のしきい値と比較する手段と、
    前記比較の結果、前記第1の容量の消費量が第1のしきい値を超えた場合に前記第1のモードに対する給電を制限し、かつ前記第2の容量の消費量が第2のしきい値を超えた場合に前記第2のモードに対する給電を制限する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の多機能型移動通信端末。
  3. 前記モード別給電制御手段は、
    バッテリの初期容量を測定する手段と、
    前記測定されたバッテリの初期容量に基づいて前記第1及び第2のしきい値を補正する手段と
    を、さらに備えることを特徴とする請求項2記載の高機能型移動通信端末。
  4. 前記バッテリが複数のセルにより構成される場合に、
    前記モード別給電制御手段は、前記バッテリを第1の容量を有する第1のセルと、第2の容量を有する第2のセルとに分割し、これら第1及び第2のセルから出力される電力をそれぞれ前記第1及び第2のモードに供給することを特徴とする請求項1記載の多機能型移動通信端末。
  5. 前記第1及び第2の容量の残り容量をそれぞれ算出又は検出する手段と、
    前記算出又は検出された第1及び第2の容量の残り容量をそれぞれ前記第1及び第2のモードに対応付けて表示する手段と
    を、さらに具備することを特徴とする請求項1記載の多機能型移動通信端末。
  6. 前記検出された第1及び第2の容量の残り容量をそれぞれ第3及び第4のしきい値と比較する手段と、
    前記比較の結果、前記第1の容量の残り容量が第3のしきい値を下回った場合にその旨を前記第1のモードに対応付けてユーザに報知し、かつ前記第2の容量の残り容量が第4のしきい値を下回った場合にその旨を前記第2のモードに対応付けてユーザに報知する手段と
    を、さらに具備することを特徴とする請求項5記載の多機能型移動通信端末。
  7. 前記第1又は第2のモードが、相互に異なる第3及び第4のモードを備える場合に、
    前記モード別給電制御手段は、前記第1又は第2の容量を第3の容量と第4の容量にさらに分割し、この分割された第3及び第4の容量をそれぞれ前記第3及び第4のモードに割り当てる手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1記載の多機能型移動通信端末。
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