JP3865868B2 - 再加熱調理用のフライ食品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、再加熱調理用のフライ食品に関する。更に詳しくは、油揚げ調理後、常温下で時間経過しても、あるいは加熱調理後に冷凍及び冷蔵保存しても、電子レンジなどの加熱機器による再加熱(温め直し)により、調理直後の食品素材の多汁感を保持し、パリッとした外皮の食感やサクミが得られるフライ食品を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、フライ調理は、揚げたては多汁感があり、衣にはサクミがある。しかし、可食時に電子レンジ等で再加熱(温め直し)した場合は、衣に具材を保護する機能が弱いため、具材の水分の蒸発、離水の増加が具材のパサツキの原因となる。衣は吸水性が高いため、具材から放出された水分が衣に吸収されることによりフライ特有の衣のサクサクとした食感が損なわれ、著しくフライの商品価値を落としてしまう。
即ち、一般にフライは高温の油中で調理されるため、揚げ直後は衣部分が低水分かつ食品素材が高水分状態にある。しかし、例えば電子レンジを使ってフライを温め直した場合、電子レンジの加熱特性により、衣表面より食品素材が集中的に加熱される。特に豚カツなどの薄い衣は、食品素材を保護し、水分の蒸発、離水を止める機能が弱いため、温め直しにより食品素材の水分は蒸発、離水して具材の多汁感がなくなり、パサツキを生じる。また、衣は澱粉質や穀粉を主体に形成されているため、吸水性が高く、蒸発、離水した水分は衣部分に吸収され、揚げたてのサクサクした衣の食感は損なわれ、食品素材の水分の移行に伴い、衣中にある油分が衣表面に滲み出て外観も損なうなどの問題もある。
従来、衣のサクミを保つ方法として、衣を厚くして種と接触する内側で水分を吸収し、あるいは卵白等を使用して種と衣の結着性を上げ、衣表面まで水分が移行するのを抑制することが経験的になされているが、衣を厚くすると食感が悪くなり、また結着性を上げるだけではレンジ再加熱時の水分移行は防げない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、油揚げ調理後に常温下で時間経過しても、あるいは冷凍もしくは冷蔵保存した後、電子レンジなどの加熱機器で温め直しても、具材の水分変化が少なく、調理直後の食品素材の多汁感保持とパリッとした外皮の食感やサクミが得られる再加熱調理用のフライ食品を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の観点から、本発明者らは鋭意検討の結果、油揚げ調理後の具材の水分含量と具材の内部温度変化に伴う水分含量の変化の規定が重要であることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、油揚げ調理後の具材の水分含量が64重量%以上であり、具材の表面から外側に向かって厚さ2mm以内の水分含量が 30 65 重量%である被覆部分に蛋白素材が0.75g/cm2 以上、澱粉及び/又は穀粉を主体とする素材が0.75g/cm2 以上含まれ、且つ蛋白素材と澱粉及び/又は穀粉を主体とする素材を含む粉体の付着量が4.0g/cm2 以下であり、且つ具材の内部温度を0℃に冷却した後に電子レンジ加熱にて300J/gの熱量を与えた時あるいは具材の内部温度を−18℃に冷却した後に電子レンジ加熱にて500J/gの熱量を与えた時の水分含量の変化が5重量%以下であることを特徴とする、再加熱調理用のフライ食品である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
従来の技術でも記載したように、澱粉、穀粉、蛋白質、多糖類等を1種類または2種類以上を適宜混合した粉体を使用することにより、油で揚げた直後は食品素材の縮み、衣のヌレを防ぐことができる。しかし、電子レンジなどの加熱機器で温め直しした場合、食品素材の水分が流出するのを防ぐことができず、食品素材は縮み、パサつき、逆に衣は流出した水分によって湿気てしまい、著しくフライの品質が低下する。これを防ぐ為には衣に結着性(食品素材と被覆物の間が隙間なく接着している状態)を持たせ、さらに適度の厚みを持つ支持層で覆い、必要に応じて食品素材から流出する水分を吸水する能力を有さなければならない。
【0006】
先ず、本発明に用いる被覆剤を説明する。
本発明において、食品素材を被覆するのに用いる蛋白素材としては、卵白粉末、乳清蛋白粉末、ホエー濃縮蛋白粉末(WPC)、大豆蛋白粉末、小麦蛋白粉末、液卵白等が挙げられる。これらの蛋白質は、食品素材との結着性(食品素材と被覆物の間が隙間なく接着している状態)や被覆物の硬さを任意に変えることができ、食品素材の多汁感を向上させることができる。
また、食品素材を被覆するのに用いる澱粉及び/又は穀粉を主体とする素材としては、澱粉、穀粉、デキストリン、食物繊維等が挙げられる。該澱粉、穀粉にはコーンスターチ、ワキシーコーンスターチ、ハイアミロースコーンスターチ、小麦澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉等の生澱粉およびそのα化物とこれらの澱粉を原料とした加工澱粉、小麦粉、コーンフラワー、米粉、餅米粉等の穀粉およびそのα化物が挙げられる。これらの粉体を添加することにより、被覆物の吸水性を制御し、被覆物の硬さを任意に変えることができ、衣のサクミを向上させることができる。該加工澱粉についてはエステル化、エーテル化、酸化あるいは酸変性を施した食品用に加工したものも使用できる。このうち低温での老化耐性を高めたものを使用することが好ましく、このような例としてはリン酸エステル化澱粉、酢酸エステル化澱粉、ヒドロキシプロピル化澱粉などがあげられる。
食品素材を被覆するのに用いる蛋白素材、澱粉及び/又は穀粉を主体とする素材は、粉体のまま混合した物、水に分散した物、複合化処理した物でも良く、また個別に多層状に被覆しても良く、所定の被覆量を越えるものであれば、どのような被覆方法を用いてもかまわない。
【0007】
本発明のフライ食品は、具材の表面から外側に向かって厚さ2mm以内の被覆部分に蛋白素材が0.75g/cm2 以上、澱粉及び/又は穀粉を主体とする素材が0.75g/cm2 以上含まれ、且つ水分含量が30〜65重量%である被覆剤により被覆されている。
この蛋白素材、澱粉及び/又は穀粉を主体とする素材の配合割合は比較的高い濃度であり、かくすることにより、上記特性値を有するフライ食品となる。
即ち、電子レンジで温め直した場合、衣より先に具材が温まる。このため、具材の周囲をしっかりと被覆できないと高含水状態に保たれた具材は温め直しによって著しく水分が流出し、パサつき、硬さの原因となる。従来の具材の被覆法は、小麦粉や卵白粉、その他調味料を含むプレミックス粉などを具材に軽くまぶしたり、低濃度の水分散液(バッター)等に浸して行っていた。しかし、これらの方法は、油揚げ調理時の具材の保護には適したものであるが、電子レンジでの温め直しのように内部が先に温まる加熱方法では衣に亀裂や滲みが生じ、具材の水分が必要以上に蒸散してしまう。衣の亀裂や滲みをなくすためには、具材の表面に高密度に粉体を付着させ、食感にも問題のないレベルで具材の被覆を強固にする必要がある。
油揚げ調理時に具材を高含水状態に保つためには具材との結着性を持つ蛋白質からなる素材が必要であり、電子レンジでの温め直しによる衣の亀裂や滲みを防ぐには僅かな水分で吸水膨潤する澱粉質からなる素材が必要となる。蛋白質からなる素材、澱粉質からなる素材を具材にまぶした場合の付着量は、0.8 g/cm2 前後であり、両者を混合した場合でもほぼ同じ量しか付着しない。両者の総付着量が1g/cm2 以下の場合、電子レンジでの温め直しによる衣の亀裂や滲みを防ぐ効果はなく、具材の水分が流出し、水分含量の変化は8重量%を越える。その結果、具材のパサつき、衣の食感低下など、著しく商品価値が低下することになる。
一方、繰り返し付着、予め複合化処理したものを付着、個別に多層状に被覆付着するなどを行い、蛋白質および澱粉質からなる素材の付着量が各々0.75g/cm2 以上になると、衣の亀裂や滲みを防ぐことができ、その結果、具材の多汁感や柔らかさ、衣のサクミを維持したまま食卓への提供が可能となる。
この被覆物の硬さや口溶けは水分量によっても変わるが、求められる調理にもよるが、被覆剤の水分含量は30〜65重量%、特に30〜60重量%であることが望ましい。
【0008】
次に、本発明の再加熱調理用のフライ食品の水分規定について説明する。
先ず、本発明の再加熱調理用のフライ食品は、油揚げ調理後の具材の水分含量が64重量%以上であることが必要である。油揚げ調理後の具材の水分含量が64重量%未満になると、具材は硬く締まった感じになり、パサつき、美味しくなくなる。多汁感のある柔らかいフライ食品を得るには、油揚げ調理後の具材の水分含量を64重量%以上の高含水状態に保つ必要がある。
又、食品素材は個々で形状および重量が異なるため、最適な加熱時間が異なり、過加熱または不十分な加熱しか得られないことが多い。また、温め直しに使用する電子レンジは各機器間で加熱効率に個体差があるため、同じ時間加熱しても各機器間で温まり方が異なる。そこで、加熱条件を一定にするため、次のような補正を行った。
調理済のフライ食品を、同一の電子レンジで加熱時間を変えて温めて、5〜7ヵ所の内部温度を測定して平均温度を求めた。単位重量当りの加熱時間(加熱時間/重量)を求め、重量の影響を除き、具材の内部温度と単位重量当りの加熱時間の相関を得た。
次に、各電子レンジの個体差を考慮するため、加熱用標準物に水を用い、1秒間の電子レンジの加熱で得られる熱エネルギーを換算した。岩城硝子製 PYREXビーカー(100 ml)に水50gを入れて 500Wの電力で加熱し、加熱時間と水温の相関を求めた。その傾きから1秒間の加熱で得られる熱量を換算し(熱量の換算は1cal =4.184 Jで行った)、各機器間の加熱効率を補正した。各部位の温度むらを考慮して具材が充分に温まる温度を80℃とした場合、単位重量当りの加熱量は、一度、具材の内部温度を0℃に冷却した後に 300J/gの熱量、あるいは一度、具材の内部温度を−18℃に冷却した後に 500J/gの熱量となる。
具材の水分は、部位および個体間で差が生じるため、対象となる食品素材全体で測定を行う。フライを電子レンジで温め直した直後に衣を剥がし、130 ℃で3時間乾燥して具材中の水分を求めた。測定は8個以上で行い、その平均値を求めた。結果を表1に示す。
【0009】
【表1】
Figure 0003865868
【0010】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
本実施例は、本発明に従い豚カツを製造し、評価した例である。
豚ロース肉(40g)に、表2に記載した粉体を良く攪拌して均一混合したものをまぶし、表面の潮解、霧吹きを使用し、粉体付着量が2g/cm2 になるまで積層付着させ、表面を均一に被覆した。具材への蛋白素材、澱粉質素材の付着量は夫々1.0 g/cm2 であった。次に表3に記載した水分散液(バッター)に浸し、手で伸ばして均一に付着させた。更にパン粉をバッター表面に付着させ、形状を整えた。バッター付着後の具材表層(2mmまで)の水分量は40重量%であった。
被覆剤として用いた高蛋白含有層の組成は以下の通りである。
【0011】
【表2】
Figure 0003865868
【0012】
水分散液(バッター)は、冷水道水 240g、大豆油50gをホバート用混合ボウルに入れ、粉体混合物 210gを添加して調製した。該混合ボウル内容物を混合ヘラを用いて低速度で攪拌して均一化することにより調製した。
【0013】
【表3】
Figure 0003865868
【0014】
上記のようにして調製した豚カツ原料を、該被覆組成物をフライヤーの中で、一般用食用油を用い、 180℃で3分間揚げた。室温に冷却した後常法に従って冷凍し、−20℃で2週間保存した。品温が−18℃であることを確認した後、家庭用の500 Wの電子レンジで 500J/gの熱量を与え、温め直した。具材の水分量を、レンジ加熱後直ちに衣を剥がして測定し、温め直された製品は、食卓に供する前に5分間放置した。
評価にあたり、市販薄力小麦粉を打粉に用い、全卵液をバッターとして用い、更にパン粉をまぶして同様に油揚げした豚カツを標準品とし、同様の方法で試食評価した。その結果を表4に示す。表4から本発明の被覆物を用いた冷凍豚カツは電子レンジで温め直しても、サクサクとした食感、食品素材のジューシー感、外観及び風味を維持していることを確認した。
【0015】
【表4】
Figure 0003865868
【0016】
実施例2
本実施例は、本発明に従い海老フライを製造し、評価した例である。
冷凍海老を予め解凍して不要な部分を取り除き、30gの大きさに成型した。表5に記載した粉体 300gを水 600gに希釈し、混合溶解した後、減圧乾燥し、得られた乾燥物を粗砕後、粒径を1400μm 以下に調製した粉体を、上記海老肉にまぶし、表面の潮解、霧吹きを使用し、粉体付着量が3.5 g/cm2 になるまで付着させ、表面を均一に被覆した。次に表6に記載した水分散液(バッター)に浸し、手で伸ばして均一に付着させた。更にパン粉をバッター表面に付着させ、形状を整えた。バッター付着後の具材表層(2mmまで)の水分量は40重量%であった。
被覆剤として用いた高蛋白含有層の組成は以下の通りである。
【0017】
【表5】
Figure 0003865868
【0018】
水分散液(バッター)は、表6に示す成分をホバート用混合ボウルに入れ、内容物を混合ヘラを用いて低速度で攪拌して均一化することにより調製した。
【0019】
【表6】
Figure 0003865868
【0020】
上記のようにして調製した海老フライ原料を、該被覆組成物をフライヤーの中で、一般用食用油を用い、 180℃で2分間揚げた。室温に冷却した後、0℃の冷蔵庫内で10時間放置し、品温が0℃であることを確認した後、家庭用の500 Wの電子レンジで 300J/gの熱量を与え、温め直した。具材の水分量を、レンジ加熱後直ちに衣を剥がして測定し、温め直された製品は、食卓に供する前に5分間放置した。
実施例1と同様にして評価したところ、温め直し後の具材の水分は67.0重量%であり、多汁感、衣のサクミ、油の浸み出しも実施例1と同様の良好な結果が得られた。
【0021】
実施例3
本実施例は、本発明に従いコロッケを製造し、評価した例である。
表7に記載した材料を用いて、予め調理して具材を準備する。 この具材を40gに小分けし、円盤状に成型した。
表8に記載した粉体を混合し、水を50%加えてバッターにしたものを円盤状に成型した具材に付着させ風乾した。この操作を数回繰り返し、粉体付着量が4.0 g/cm2 、水分35重量%とした。次に表9に記載した水分散液(バッター)に浸し、手で伸ばして均一に付着させた。更にパン粉をバッター表面に付着させ、形状を整えた。バッター付着後の具材表層(2mmまで)の水分量は40重量%であった。
コロッケの具材の組成は以下の通りである。
【0022】
【表7】
Figure 0003865868
【0023】
被覆剤として用いた高蛋白含有層の組成は以下の通りである。
【0024】
【表8】
Figure 0003865868
【0025】
水分散液(バッター)は、冷水道水 240g、大豆油50gをホバート用混合ボウルに入れ、粉体混合物 210gを添加して調製した。該混合ボウル内容物を混合ヘラを用いて低速度で攪拌して均一化することにより調製した。
【0026】
【表9】
Figure 0003865868
【0027】
上記のようにして調製したコロッケ原料を、該被覆組成物をフライヤーの中で、一般用食用油を用い、 180℃で4分間揚げた。室温に冷却した後常法に従って冷凍し、−20℃で2週間保存した。品温が−18℃であることを確認した後、家庭用の500 Wの電子レンジで 500J/gの熱量を与え、温め直した。具材の水分量を、レンジ加熱後直ちに衣を剥がして測定し、温め直された製品は、食卓に供する前に5分間放置した。
実施例1と同様にして評価したところ、温め直し後の具材の水分は64.0重量%であり、多汁感、衣のサクミ、油の浸み出しも実施例1と同様の良好な結果が得られた。
【0028】
【発明の効果】
本発明により、フライを油揚げ後に常温、冷凍又は冷蔵保存した後、電子レンジなどの加熱機器により温め直しても、具材の水分変化が少なくて多汁感があり、揚げたてのサクサクとした衣の食感が得られるフライ食品が得られる。

Claims (4)

  1. 油揚げ調理後の具材の水分含量が64重量%以上であり、具材の表面から外側に向かって厚さ2mm以内の水分含量が 30 65 重量%である被覆部分に蛋白素材が0.75g/cm2 以上、澱粉及び/又は穀粉を主体とする素材が0.75g/cm2 以上含まれ、且つ蛋白素材と澱粉及び/又は穀粉を主体とする素材を含む粉体の付着量が4.0g/cm2 以下であり、且つ具材の内部温度を0℃に冷却した後に電子レンジ加熱にて300J/gの熱量を与えた時あるいは具材の内部温度を−18℃に冷却した後に電子レンジ加熱にて500J/gの熱量を与えた時の水分含量の変化が5重量%以下であることを特徴とする、再加熱調理用のフライ食品。
  2. 蛋白素材が、卵白粉末、乳清蛋白粉末、ホエー濃縮蛋白粉末(WPC)、大豆蛋白粉末、小麦蛋白粉末、液卵白の1種又は2種以上の凝固性蛋白質である請求項1記載の再加熱調理用のフライ食品。
  3. 澱粉及び/又は穀粉を主体とする素材が、澱粉、穀粉、デキストリン、食物繊維の1種又は2種以上を含有するものである請求項1又は2記載の再加熱調理用のフライ食品。
  4. 蛋白素材と澱粉及び/又は穀粉を主体とする素材を予め混合し、これを揚げ種に付着させた後に水分散液(バッター)を付着させ、次いで揚げ調理したものである請求項1〜3の何れか1項記載の再加熱調理用のフライ食品。
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