JP3865644B2 - 指導情報収集装置、コーチング情報提供装置 - Google Patents

指導情報収集装置、コーチング情報提供装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、指導者、指導者を志望する者、被指導者のそれぞれに対し、必要な情報を配信するための指導情報収集装置、コーチング情報提供装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
スポーツを観戦したり参加したりする人口は多いが、細かく見ると各人がスポーツに求める目的は各々異なる。例えば、コーチや監督等の指導者になりたいという目的を持っている志望者、あるいは既にコーチであってコーチングスキルを向上させたいという目的の人、あるいは既にプレイヤーであって、プレイヤーとしてのスキルを向上させたいという目的の人、等に分類される。このようにスポーツ人口を分類すると、特定の分野に属するユーザ数は少なくなり、しかも全国に点在することとなる。
【0003】
上述した状況において、スポーツに関わる人(以下、ユーザと称す)をコーチ、コーチ志望者、プレイヤーのように3つに分類し、各分類されたユーザに対し各ユーザに特化したサービスを提供しようとすると、サービス提供の効率の問題が発生する。例えば、コーチ志望者用の教材を提供する場合、全国に点在するコーチ志望者に対して教材についてチラシやパンフレットを郵送し、購入するか否かを確認して提供しなければならない。また、コーチ向けの各種講習会を開催しようとしても、全国に点在するコーチあてに講習会の開催についてのチラシやパンフレットを作成して郵送しなければならない。このように、コーチ志望者やコーチに対して必要な情報を特化(パッケージ化)して提供することは、従来技術において、効率が悪かった。
【0004】
また、チームやプレイヤーに応じて技術力を向上させるための練習マニュアルを提供しようとすると、コーチが実際に練習場に出向いて指導した後、さらに指導内容を補完するような各種マニュアル等を作成し、チームやプレイヤー毎に編集(パッケージ化)してこれを送り届けることとなれば、コストが膨らむほか、コーチにとって手間がかかり煩雑である。
【0005】
さらに、近年において、コーチが各種スポーツを指導するためには、チーム全体の練習を指導するだけではなく、プレイヤー毎に適した練習メニューを提供したり、プレイヤーが食事する栄養面に関してアドバイスしたり、プレイヤーの精神面に関してカウンセリングしたりと、プレイヤーを指導していくために必要な知識が急速に広がってきつつあり、これにより、プレイヤーを指導するための広範囲にわたる情報を個々の指導者が各自収集して纏めて練習マニュアルを作成することは困難であるとともに、効率が悪いという問題点がある。
【0006】
さらに、スポーツ、特にポジションが存在する球技においては、コーチが指導した内容も、プレイヤーの側でポジション等のグループによって異なる解釈をしなければいけないケースがある。例えば、ラグビーでコーチが全プレイヤーに対して筋力アップせよと指導した場合を考えると、バックスというポジションでは、早く走るため足腰を中心とした筋力、特に瞬発力の強化をはかりつつ相手タックルに負けないための腕や首の筋力強化をしなければならない。しかしフォワードというポジションであれば、スクラムで重要な首・肩・腕の強化とともに足腰の持久力が必要になるし、さらに腕でも押す力より引く力を強化する必要が出てくる。こうしたポジション別のコーチングを行おうとすれば、コーチは、各プレイヤーのポジションを調べ、各プレイヤーに適した指導内容を考案して練習マニュアルを作成する必要がある。このような作業は、コーチにとって手間と時間がかかる作業であった。
【0007】
このように、提供しようとするサービス(教材、講習会、練習マニュアル)をユーザ(コーチ志望者、コーチ、チーム、プレイヤー)毎にパッケージ化して提供することは、手間とコストがかかる上、効率が低下してしまうという問題点があった。
【0008】
また、従来技術において、練習中にコーチからプレイヤーに指導する場合、プレイヤーは、コーチから指導された内容について、練習を重ねることにより、スポーツの技能・技術を早く習得することが可能である。しかし、一般に、コーチからプレイヤーに対して一度の練習時に指導する内容が多いため、プレイヤーは、指導された直後は指導内容をある程度意識して練習することが可能であるが、練習が終了しても指導内容の全てを覚えておくことは困難である。これにより、プレイヤーを技術・技能面において成長させる効率が低下してしまっていた。
また、コーチにおいては、派遣されることによりチームやプレイヤーに指導する場合があり、その派遣期間が限られている場合、その期間中では指導し尽くせない内容もあり、指導効率が低下してしまう場合がある。
【0009】
また、従来技術において、コーチが練習中あるいは試合中の指導内容を補完するような各種マニュアルなどを当該チーム毎に編集する場合、コンピュータを用いて編集することが考えられる。しかし、コーチやプレイヤー等のユーザが使う用語は、同じスポーツ種目でも必ずしも統一されていないという問題点が存在する。すなわち、ラグビーを例にとると、「リップ」というスキルがあるが、これと同義の言葉として「もぎり」あるいは「もぎとり」という言葉も使用される場合がある。このように、用語が統一されていない場合があり、コーチからプレイヤーに対する指導をコンピュータによって編集し、プレイヤーが練習内容について検索できるようにデータベース化しようとすると、必要な情報がうまく検索できない場合が生じてしまうという問題点が生じる。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、各被指導者に対して、必要となる指導内容を特化して提供することができる指導情報収集装置を提供することにある。
また、本発明は、統一されていない用語が存在しても、各被指導者に対して必要となる指導内容を提供することができる指導情報収集装置を提供することにある
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、指導者から発声される音声を検出して音声信号を生成する音声検出手段と、前記音声検出手段によって生成される音声信号からテキストデータを生成するテキストデータ生成手段と、前記テキストデータ生成手段によって生成されるテキストデータから、形態素解析によって要素を抽出する解析手段と、少なくとも1つの要素と指導すべき点を示すキーワード情報とを対応付けて記憶するキーワードデータベースと、前記解析手段によって抽出される要素に対応するキーワード情報を前記キーワードデータベースから読み出すキーワード抽出手段と、前記キーワード抽出手段によって読み出されるキーワード情報を前記指導者からの指導情報として出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、指導すべき点を示すキーワード情報を記憶するキーワードデータベースと、前記キーワードデータベースに記憶されるキーワード情報の中から選択して指導者から被指導者に対する指導内容を入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段によって入力されるキーワード情報を前記指導者からの指導情報として出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、指導者から被指導者に対する指導内容をテキストデータによって入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段によって入力されるテキストデータから、形態素解析によって要素を抽出する解析手段と、少なくとも1つの要素と指導すべき点を示すキーワード情報とを対応付けて記憶するキーワードデータベースと、前記解析手段によって抽出される要素に対応するキーワード情報を前記キーワードデータベースから読み出すキーワード抽出手段と、前記キーワード抽出手段によって読み出されるキーワード情報を前記指導者からの指導情報として出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、上述の指導情報収集装置において、前記要素のうち、同義の要素を対応付けて記憶する単語データベースを有し、前記キーワード抽出手段は、前記解析手段によって解析された要素が前記キーワードデータベースに記憶されていない場合、前記単語データベースを参照し、同義の要素に基づいて前記キーワード情報を読み出すことを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、少なくとも指導者の端末と指導者を志望する志望者の端末と被指導者の端末とが接続可能なコーチング情報提供装置であって、前記指導者になるための教材に関する情報又は資格認定に関する情報をそれぞれ独立または教材に関する情報と資格認定に関する情報との両方の情報を記憶するイベントデータベースと、前記指導内容を解説するための解説情報を記憶する解説情報データベースと、前記指導者の端末からの送信要求に基づいて、前記イベントデータベースに記憶されたイベント情報または前記解説情報データベースに記憶された解説情報を前記指導者の端末に送信し、前記志望者の端末からの送信要求に基づいて前記イベントデータベースに記憶されたイベント情報を送信し、前記被指導者の端末からの送信要求に基づいて、前記解説情報データベースに記憶された解説情報を前記被指導者の端末に送信する通信手段と、を有することを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、上述のコーチング情報提供装置であって、ランキングデータを記憶するランキングデータベースと、前記イベントデータベースに記憶されたイベント情報を指導者の端末または志望者の端末に送信する毎に送信されたイベント情報の送信回数をカウントするとともに、前記解説情報データベースに記憶された解説情報を指導者の端末または被指導者の端末に送信する毎に送信した解析情報の送信回数をカウントし、各カウント結果と前記イベント情報の提供者の識別情報または前記解説情報の提供者の識別情報とを対応付けてランキングデータとして前記ランキングデータベースに記憶するアクセスカウント手段と、志望者の端末と指導者の端末と被指導者の端末とのうちいずれかの端末またはコーチング情報提供装置に接続される他の端末からの送信要求に応じて、ランキングデータベースに記憶されたランキングデータを読み出し、読み出したランキングデータを送信するランキング情報送信手段と、を有することを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、指導する内容を解説するための情報である解説情報を記憶する解説情報データベースと、指導した点を指導項目として記憶する指導結果データベースと、前記指導項目と該指導項目に対応する前記解説情報とを関連づけし、前記指導項目が指示された場合に前記解説情報を出力するためのコーチングページを生成するコーチングページ生成手段と、前記コーチングページ生成手段によって生成されるコーチングページを記録するコーチングページデータベースと、前記コーチングページデータベースに記憶されるコーチングページを外部に接続される端末からの送信要求に応じて送信する通信管理手段と、を有することを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、上述のコーチング情報提供装置において、前記指導結果データベースに記憶される指導項目は、請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の指導情報収集装置によって収集された指導情報であることを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、上述のコーチング情報提供装置において、前記解説情報データベースは、前記解説情報をグループ毎に分類してグループ識別情報に対応付けて記憶しており、前記コーチングページ生成手段は、前記端末のユーザに予め設定されているグループ毎に異なる指導項目をコーチングページ内に生成する必要がある場合に、前記ユーザに予め設定されているグループに対応する解説情報をグループ識別情報に基づいて抽出し、指導項目に関連づけすることを特徴とする。
【0020】
また、本発明は、上述のコーチング情報提供装置において、ランキングデータを記憶するランキングデータベースと、解説情報データベースに記憶された解説情報が端末によって閲覧される毎に閲覧された解析情報の閲覧回数をカウントし、カウント結果と前記閲覧情報を提供した提供者の識別情報とを対応づけてランキングデータとして前記ランキングデータベースに記憶するアクセスカウント手段と、端末からの送信要求に応じて、ランキングデータベースに記憶されたランキングデータを読み出して送信するランキング情報送信手段と、を有することを特徴とする。
【0021】
また、本発明は、指導者から発声される音声を検出して音声信号を生成し、生成した音声信号からテキストデータを生成し、生成したテキストデータから、形態素解析によって要素を抽出し、少なくとも1つの要素と指導すべき点を示すキーワード情報として対応付けられた情報に基づいて、抽出された要素に対応するキーワード情報を抽出し、抽出したキーワード情報を前記指導者からの指導情報として出力することを特徴とする。
【0022】
また、本発明は、指導すべき点を示すキーワード情報が予め記憶されたキーワードデータベースを参照し、前記キーワード情報の中から選択して指導者から被指導者に対する指導内容を入力し、入力されたキーワード情報を前記指導者からの指導情報として出力することを特徴とする。
【0023】
また、本発明は、指導者から被指導者に対する指導内容をテキストデータによって入力し、抽出される要素に対応するキーワード情報を少なくとも1つの要素と指導すべき点を示すキーワード情報とを対応付けて記憶するキーワードデータベースから読み出し、読み出したキーワード情報を前記指導者からの指導情報として出力することを特徴とする。
【0024】
また、本発明は、少なくとも指導者の端末と指導者を志望する志望者の端末と被指導者の端末とが接続可能なコーチング情報提供装置を利用し、前記指導者の端末と前記志望者の端末と前記被指導者の端末に情報を提供する情報提供方法であって、前記指導者になるための教材に関する情報又は資格認定に関する情報をそれぞれ独立または教材に関する情報と資格認定に関する情報との両方の情報をイベントデータベースに記憶しておくとともに、前記指導内容を解説するための解説情報を解説情報データベースに記憶しておき、前記指導者の端末からの送信要求に基づいて、前記イベントデータベースに記憶されたイベント情報または前記解説情報データベースに記憶された解説情報を前記指導者の端末に送信し、前記志望者の端末からの送信要求に基づいて前記イベントデータベースに記憶されたイベント情報を送信し、前記被指導者の端末からの送信要求に基づいて、前記解説情報データベースに記憶された解説情報を前記被指導者の端末に送信することを特徴とする。
【0025】
また、本発明は、指導する内容を解説するための情報である解説情報を解説情報データベースに記憶しておくとともに、指導した点を指導項目として指導結果データベースに記憶しておき、前記指導項目と該指導項目に対応する前記解説情報とを関連づけし、前記指導項目が指示された場合に前記解説情報を出力するためのコーチングページを生成してコーチングページデータベースに記憶しておき、外部に接続される端末からの送信要求に応じて、前記コーチングページデータベースに記憶されるコーチングページを送信することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態によるコーチング情報提供装置、指導情報収集装置を図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態によるコーチング情報提供装置、指導情報収集装置を適用したコーチング情報提供システムの構成を示す概略ブロック図である。
この図において、コーチング情報提供システムは、コーチング情報提供装置1がインターネット9に接続され、このインターネット9には、イベント情報登録者端末2、解説情報登録者端末3、指導情報収集装置4、コーチ志望者端末5、コーチ端末6、チーム端末7、プレイヤー端末8が接続される。
【0027】
この図において、指導情報収集装置4は、練習時や試合時、試合後の反省会の際に、スポーツの指導を行う指導者によって携帯される。ここでいう指導者とは、被指導者に対してスポーツの技術や技能を維持・向上させるための指示、命令を行い、指導する者であり、例えば、監督、コーチ、キャプテンなどである。ただし、この実施形態においては、部員であっても、他の者に指導する場合は、指導者に含まれる。被指導者とは、指導者から指導を受ける者であり、例えば、プレイヤーである。このプレイヤーとは、練習に参加している者または試合に出場している者、試合後の反省会やミーティングに参加している者である。以下、指導者は、コーチである場合について説明する。また、この指導情報収集装置4は、例えば、ウェアラブルコンピュータによって構成される。
【0028】
この指導情報収集装置4について、図2を用いて説明する。図2は、指導情報収集装置4の構成を示す概略ブロック図である。図2において、音声検出部41は、チームまたはプレイヤーに対してコーチから発声された指導の音声を検出して音声信号を生成する。テキストデータ生成部42は、音声検出部41によって生成される音声信号からテキストデータを生成する。単語データベース43は、図3に示すように、コーチがプレイヤーを指導する上で使用される単語や、プレイヤーを特定するための単語(例えば、氏名や背番号、ポジション名)が単語データとして予め記憶されている。さらに、この単語データベース43には、同義の要素が対応付けられて記憶されている。
【0029】
形態素解析部44は、テキストデータ生成部42によって生成されるテキストデータと単語データベース43に記憶されている単語データとに基づいて、コーチの指導内容を構成する要素を抽出する。この要素の抽出は、例えば、形態素解析によって解析され、抽出される。このテキストデータから要素を抽出する処理は、形態素解析によって行われる。形態素とは、それ以上に細かくすると意味がなくなってしまう最小の文字列であり、形態素解析とは、文章を形態素に分解して、文章から役立つ知識や情報を抽出する解析方法である。
【0030】
キーワードデータベース45は、例えば、図4に示すように、少なくとも1つの要素と指導すべき項目を示すキーワード情報とを対応付けて記憶する。ここでは、「右、左、高い、低い」のうちのいずれか一つの要素と、「パス」の要素が組み合わされた場合に、「パスのポジショニング」のキーワードが対応付けられている。
【0031】
キーワード抽出部46は、形態素解析部44によって抽出される要素に対応するキーワード情報をキーワードデータベース45を参照して読み出し、読み出したキーワードをデータ管理部49に出力する。また、キーワード抽出部46は、プレイヤーを示す要素に関しては、読み出したキーワードとともにデータ管理部49に出力する。プレイヤーを示す情報であるか否かは、例えば、単語データベース43に記憶されたプレイヤーを示す単語データにフラグを設定することにより、判断される。プレイヤーを示す要素とはプレイヤーの氏名、背番号、ポジションなどであり、バックスやフォワード等のグループを示すものも含まれる。
また、キーワード抽出部46は、形態素解析部44によって解析された要素がキーワードデータベース45に記憶されていない場合、単語データベース43を参照し、同義の要素に基づいてキーワードデータベース45から再度キーワード情報を読み出す処理を行う。
【0032】
音圧レベル検出部48は、音声検出部41から出力される音声信号の音圧レベルを検出し、検出した音圧レベルデータをデータ管理部49に出力する。
【0033】
データ管理部49は、音圧レベル検出部48から出力される音圧レベルデータと、キーワード抽出部46から出力されるキーワードとプレイヤーを示す情報とを対応付けてコーチング結果記憶部47に記憶する。また、データ管理部49は、音圧レベルデータとキーワードとプレイヤーを示す情報とを同期を取りながらコーチング結果記憶部47に記憶する。
プレイヤーリストデータベース51は、プレイヤーの氏名に、背番号、ポジション、ニックネーム等を対応付けて記憶している。
【0034】
コーチング結果記憶部47は、例えば、図5に示すように、データ管理部49から出力される情報をコーチング結果情報として記憶する。コーチング結果情報は、キーワードと、そのキーワードが指導された回数と、指導時のコーチの音圧レベルデータをプレイヤー毎に記憶する。音圧レベルデータに関しては、指導された音圧の履歴が記憶される。
【0035】
出力部50は、データ管理部49から出力されるキーワード情報をプレイヤーを示すデータに対応付けて、インターネット9を介してコーチング情報提供装置1に出力する。また、出力部50は、インターネットを介さず、無線又は有線を利用し、コーチング情報提供装置1に送信する機能も有する。なお、出力部50によって、コーチング結果記憶部47に記憶されたコーチング結果情報を記録媒体に記憶し、コーチング情報提供装置1によって読み込ませるようにしてもよい。
【0036】
次に、図1のコーチング情報提供装置1について説明する。コーチング情報提供装置1は、コーチングページ登録機能部11と、配信情報記憶部12と、コンテンツ評価作成機能部13と、情報登録機能部14と、認証機能部15を有する通信部16によって構成される。配信情報記憶部12は、解説情報データベース12Aとイベントデータベース12Bとによって構成される。
【0037】
解説情報データベース12Aは、指導内容を解説するための解説情報を記憶する。例えば、図7に示すように、スポーツの技術に関して解説するための情報である解説情報を記憶する。この解説情報は、「大分類」、「中分類」、「小分類」、「細分類」に分類されており、細分類は、さらにキーワード毎に分類され、キーワードは、項目毎に分類され記憶される。また、これらの解説情報は、文字データ、静止画データ、動画像データ、音声データなどによって構成される。さらに、解説情報データベース12Aは、解説情報を提供した提供者のユーザIDを対応付けて記憶する。
【0038】
イベントデータベース12Bは、イベント情報を記憶する。ここでいうイベント情報とは、指導者になるための教材に関する情報と資格認定に関する情報とが含まれる。この教材に関する情報と資格認定に関する情報は、具体的には、講習会の開催情報や指導者になるための教材に関する情報、コーチになるための資格認定に関する情報など、指導者と指導者を志望する者の能力を向上させるための情報である。また、イベントデータベース12Bは、教材に関する情報と資格認定に関する情報のそれぞれの情報の提供者のユーザIDを教材に関する情報、資格認定に関する情報に対応付けて記憶する。
【0039】
通信部16は、指導者の端末からの送信要求に基づいて、イベントデータベース12Bに記憶されたイベント情報または解説情報データベース12Aに記憶された解説情報を指導者の端末に送信し、志望者の端末からの送信要求に基づいてイベントデータベース12Bに記憶されたイベント情報を送信し、被指導者の端末からの送信要求に基づいて、解説情報データベース12Aに記憶された解説情報を被指導者の端末に送信する。認証部15については、後述する。
【0040】
上述のコーチングページ登録機能部11について、図6のブロック図を用いて説明する。
指導結果データベース111は、指導情報収集装置4から送信されるコーチング結果情報を受信して記憶する。この指導結果データベース111は、コーチがプレイヤーに対して指導する点を指導項目としてキーボードやマウスなどの入力装置を利用して入力し、コーチング結果情報として記憶するようにしてもよい。
【0041】
コーチングページ生成部112は、指導項目と該指導項目に対応する解説情報とを関連づけし、指導項目が指示された場合に解説情報を出力するためのコーチングページを生成する。具体的には、例えば、図8に示すように、コーチングページには、指導回数が多い順にキーワードが表示される。このキーワードには、解説情報データベース12Aの解説情報がリンクされており、このキーワードをクリックすることにより、図9に示すような解説情報の項目が表示され、さらに各項目クリックすることにより、解説情報を閲覧することができる。
【0042】
また、コーチングページには、プレイヤーの名前を示す対象者、ポジション、コーチ名、コーチング日時など、プレイヤーを特定する情報と、指導日時を特定する情報と、指導者を特定する情報とが表示される。さらに、指導回数の「7回」等の回数そのものをクリックすると、指導を受けたときの音圧レベルデータの履歴が表示され、また、「指導回数」をクリックすることにより、音圧レベルデータの平均値が高いキーワードから順に表示される。また、大きい音圧レベルデータが含まれるキーワードから順に表示されてもよい。
【0043】
コーチングページデータベース113は、コーチングページ生成部112によって生成されるコーチングページを記録する。通信管理部114は、プレイヤー端末8、チーム端末7などインターネット9に接続された端末からの送信要求に応じてコーチングページデータベース113に記憶されるコーチングページを送信する。また、コーチングページ内のキーワードがクリックされた場合に、解説情報を送信対象となるインターネット9に接続された端末に送信する。
【0044】
次に、コンテンツ評価作成機能部13について、図10の概略ブロック図を用いて説明する。アクセスカウント部131は、解説情報データベース12Aに記憶された解説情報またはイベントデータベース12Bに記憶されたイベント情報が端末によって閲覧された回数を情報毎にカウントし、カウント結果と閲覧された情報のIDと情報の提供者のユーザIDとを対応付けてランキングデータとしてランキングデータベース132に記憶する。ここでは、ユーザIDに基づいて、ユーザの氏名をユーザ情報データベース152から読み出すことにより、提供者の識別情報を把握している。
【0045】
ランキングデータベース132は、アクセスカウント部131から出力されるランキングデータを記憶する。
ランキング情報送信部133は、インターネット9に接続された端末からの送信要求に応じて、ランキングデータベース132に記憶されたランキングデータを読み出し、このランキングデータのユーザIDに対応する提供者を識別するための情報である提供者の識別情報(氏名、愛称など)をユーザ情報データベース152から読み出し、ユーザIDを提供者の識別情報に変換してランキングデータとして送信する。
【0046】
次に、情報登録機能部14について、図11の概略ブロック図を用いて説明する。この図において、登録管理部142は、ネットワークに接続された端末から登録要求とともに送信されるイベント情報あるいは解説情報を受信し、イベント情報については、イベント情報登録部143を介してイベントデータベース12Bに一時記憶し、解説情報については、解説情報登録部144を介して解説情報データベース12Aに一時記憶する。この登録要求されるイベント情報、解説情報には、一次記憶する際、それぞれの情報の提供者のユーザIDについても対応付けて記憶する。
【0047】
登録指示部145は、キーボードやマウス等の入力デバイスであり、イベントデータベース12Bに一時記憶されたイベント情報と解説情報データベース12Aに一時記憶された解説情報に対し、コーチング情報提供装置1の管理者の指示に基づいて、インターネット9を介して各端末に公開するか否かの情報を設定する。ここで、管理者が一時記憶された情報を審査した後、公開可能になったもののみがインターネット9上に公開される。これにより、内容に不備がある情報や公開すべきではない情報を公開しないように事前に防止することができる。
【0048】
次に、認証部15について図12の概略ブロック図を用いて説明する。ユーザ管理部151は、端末から送信されるユーザIDとパスワードとユーザ情報データベース152に記憶されたユーザIDやパスワードとを認証部153によって認証する。
【0049】
次に、図1に戻り、イベント情報登録者端末2は、登録するイベント情報を入力者からの指示に基づいて、コーチング情報提供装置1に送信する。解説情報登録者端末3は、登録する解説情報を入力者からの指示に基づいてコーチング情報提供装置1に送信する。また、インターネット9には、コーチ志望者が利用するコーチ志望者端末5、コーチが利用するコーチ端末、1つのスポーツチームチーム内で各プレイヤーが共通して利用可能なチーム端末、各プレイヤーが所有するプレイヤー端末が接続される。また、上述した以外にも、監督、一般ユーザなどが利用する端末が必要に応じてインターネット9に接続される。なお、イベント情報と解説情報とは、イベント情報登録者端末2、解説情報作成者端末3以外の端末から登録するようにしてもよい。
【0050】
次に、上述したコーチング情報提供システムの動作について図面を用いて説明する。
A)キーワードの生成
キーワードの生成について、図13のフローチャートを用いて説明する。まず、コーチは、指導情報収集装置4を携帯し、自身が担当するラグビーチームまたはラグビープレイヤーが練習を行う練習場に出向く。そして、指導情報収集装置4に電源が投入され、練習開始された後、コーチがプレイヤーに対して「山田、右にパスだ!」と、口頭によって指導されると、指導情報収集装置4の音声検出部41は、このコーチの音声を検出する(ステップS1)。音声が検出されると、音圧レベル検出部48は、音圧レベルを検出し、音圧レベルデータを生成する(ステップS2)。一方、テキストデータ生成部42は、検出された音声信号からテキストデータを生成し、生成したテキストデータを形態素解析部44に出力する(ステップS3)。
【0051】
形態素解析部44は、単語データベースを参照して形態素解析を行い、テキストデータから要素を抽出する(ステップS4)。ここでは、「山田」、「右」、「パス」が要素として抽出される。要素が抽出されると、キーワード抽出部46は、キーワードデータベース45を参照し、要素に対応するキーワードを抽出する(ステップS5)。ここでは、「右」、「パス」の要素の組み合わせから、「パスのポジショニング」がキーワードとして抽出され、「山田」の要素から、プレイヤーを示す情報として抽出される。キーワードが抽出されると、データ管理部は、プレイヤーを示す情報に基づいて、キーワード「パスのポジショニング」を山田プレイヤーの記憶領域に、音圧レベルデータとともにコーチング結果として記憶する(ステップS6)。
【0052】
上述したステップS1からステップS6までのキーワードを生成する処理が練習終了の指示のボタンが押下されるまで繰り返される(ステップS7)。これにより、練習時におけるコーチから各プレイヤーに対して指導された内容からキーワードが抽出され、コーチング結果記憶部47に順次蓄積される。そして、練習終了のボタンが押下されると、出力部50は、無線(または有線)によってインターネット9に接続し、コーチング結果記憶部47に蓄積されたコーチング結果情報をコーチング情報提供装置1に送信する(ステップS8)。
このように、指導者からプレイヤーに指導される音声を検出し、キーワードを抽出して蓄積しておくことにより、プレイヤーに対する指導項目を列挙することが可能となり、プレイヤーは、この指導項目を手がかりに、練習時の指導内容を復習することができる。
【0053】
B)コーチングページの生成
次に、コーチングページを生成する処理について図14のフローチャートを用いて説明する。指導情報収集装置4からコーチング結果情報が送信されると、送信されたコーチング結果情報は、図6の指導結果データベース111に指導情報として記憶される(ステップS11)。指導情報が記憶されると、コーチングページ生成部112は、図8に示すようなプレイヤー毎のコーチングページを生成し、キーワードを記載する(ステップS12)。さらに、コーチングページ生成部112は、記載されたキーワードに対応する解説情報とのリンクを生成し(ステップS13)、コーチングページデータベース113に記憶し、閲覧可能にする(ステップS14)。
【0054】
C)解説情報の閲覧
次に、練習を終えたプレイヤーが指導された点に関する解説情報を閲覧する場合について図15のフローチャートを用いて説明する。練習終了後、プレイヤーがプレイヤー端末8を利用し、自身のIDとパスワードを入力し、コーチング情報提供装置1にアクセスすると、コーチング情報提供装置1の認証機能部15は、プレイヤー端末8から送信されるIDとパスワードを利用して認証処理を行う(ステップS21)。正常に認証が終了しない場合、認証機能部15は、会員登録するか否かを問い合わせる画面を表示するデータをプレイヤー端末8に送信し(ステップS22)、プレイヤー端末8からの回答が登録拒否であれば、アクセスを拒否し、登録依頼であれば、プレイヤーを会員登録する処理を行う(ステップS23)。
【0055】
一方、認証が正常に終了すると、通信管理部114は、プレイヤーのIDに基づき、プレイヤーのコーチングページをコーチングページデータベース113から読み出してプレイヤー端末8に送信する(ステップS24)。このとき、プレイヤー端末8の表示画面には図8に示すようなコーチングページが出力される。そして、プレイヤー端末8のユーザによって、「パスのポジショニング」のキーワード(図8符号(a))がクリックされると、通信管理部114は、「パスのポジショニング」のキーワードに対応する解説情報を解説情報データベース12Aから読み出し、プレイヤー端末8に送信する。このとき、プレイヤー端末8の表示画面には、図9に示すような「パスのポジショニング」についての解説情報の項目が出力される。
【0056】
そして、プレイヤー端末8によって、図9の解説情報の項目がクリックされると、通信管理部114は、クリックされた項目に対応する解説情報を解説情報データベース12Aから読み出し、プレイヤー端末8に送信する(ステップS25)。これにより、プレイヤー端末8の表示画面には、「パスのポジショニング」についての解説が出力される。ここで、プレイヤー端末8に出力される解説情報の一例として、「インサイドパス」についての解説情報が出力される場合について図16を用いて説明する。この図16に示すように、文章(符号(a))や静止画(符号(b))、動画(符号(c))が表示され、スピーカから音声が出力される。
【0057】
そして、他のキーワードについても解説情報を出力する要求がなされた場合、通信管理部114は、ステップS24に移行し、再度コーチングページを送信する。一方、他のキーワードについて解説情報を出力しない指示がなされると、通信管理部114は、コーチングページを終了するか否かを問い合わせる画面のデータをプレイヤー端末8に送信する(ステップS27)。そして、コーチングページを終了しない場合、通信管理部114は、ステップS24に移行し、終了する指示がなされた場合、コーチングページを終了する。
【0058】
このように、抽出されたキーワードに対応する解説情報を対応付けておき、プレイヤーからの指示に応じて解説情報を送信するようにしたので、各プレイヤー向けの情報をパッケージ化して提供することができる。また、プレイヤーは、練習後において、コーチからの指導内容を忘れてしまっても、自身が指導されたポイントを復習することができ、これにより、自身が会得する必要がある技術や技能について、イメージトレーニングや自主トレーニングを実行したり、次回の練習時に目標を立てて練習したりすることができるので、練習効率を向上させることができる。また、練習効率を向上させることができることにより、新しい練習メニューを早い時期に開始することができ、従来に比べて、プレイヤーの技術・技能をより早く会得することが可能となる。
上述した解説情報は、IDとパスワードが一致すれば、他の端末からでも閲覧可能である。
【0059】
D)解説情報、イベント情報の登録
次に、解説情報とイベント情報の登録処理について図17のフローチャートを用いて説明する。解説情報作成者端末3から解説情報を登録する要求が送信されると、認証機能部15は、解説情報作成者端末3にユーザIDとパスワードを要求し、解説情報作成者端末3から送信されるユーザIDとパスワードとに基づいて、認証を行う(ステップS31)。正常に認証が行われなかった場合、認証機能部15は、会員登録するか否かについて解説情報作成者端末3に問い合わせ(ステップS32)、会員登録しない場合、処理が終了する。
【0060】
一方、会員登録する場合、認証機能部15は、登録に必要な情報を解説情報作成者端末3から送信してもらい、ユーザ情報データベース152に記憶し、会員登録を行う(ステップS33)。そして、認証が正常に終了した場合、情報登録機能部14の登録管理部142は、解説情報作成者端末3の登録する項目の指示に基づいて、入力方法を選択させる画面データを解説情報作成者端末3に送信する(ステップS34)。この入力方法としては、例えば、電話によって内容を伝える方法、ファクシミリによって文書を送信する方法、インターネット9を介して電子データを送信する方法などがある。そして、選択された入力方法により、解説情報を入力してもらい(ステップS35)、他に登録する内容があれば、ステップS34に移行し、なければ、登録処理を終了する。ここで、送信された解説情報は、登録管理部142によって、解説情報登録部144を介して解説情報データベース12Aに登録したユーザIDとともに一時記憶される。また、電話によって入力される情報は、音声入力により電子データに変換され記憶される。また、ファクシミリにて入力される情報は、画像データに変換され記憶される。なお、イベント情報の登録についても、上述のステップS31からステップS36の処理に基づいて同様に行われる。
【0061】
上述した手順に基づき、解説情報やイベント情報が、それぞれの専門家によって登録が可能となる。例えば、講習会業者がフィットネスの講習会の開催要領をイベントデータベース12Bに登録したり、栄養学の専門家がアスリートやプレイヤーの食事のノウハウを解説情報データベース12Aに登録したりすることができる。
なお、ユーザを新たに会員登録する場合、コーチング情報提供装置1の管理者が予め登録するか否かの審査を行うようにしてもよい。これにより、登録された情報の信頼性を確保できる。
【0062】
E)解説情報、イベント情報の公開許可
次に、一時登録された解説情報、イベント情報の公開許可の処理について図18のフローチャートを用いて説明する。コーチング情報提供装置1の管理者は、解説情報データベース12Aに一時記憶された情報をコーチング情報提供装置1の表示画面やスピーカなどによって出力して内容を評価し(ステップS41)、公開を許可するか否かを判断する(ステップS42)。公開を許可することが不可能であれば、管理者は、登録指示部145を介し一時記憶された情報を削除し、情報の登録者に電子メール、電話、ファクシミリなどを利用して公開が許可されないことを通知する(ステップS43)。
【0063】
一方、公開を許可することが可能である場合、管理者は、登録指示部145を介して登録指示をする。管理者によって登録指示部145を介して登録が指示されると、登録管理部142は、登録指示部145からの指示に基づいて、大分類、中分類、小分類、細分類、キーワード、項目ごとに分類し、解説情報データベース12Aに記憶する(ステップS44)。同じ項目で同様の情報が存在する場合は、管理者からの指示に基づいて、既に記憶されている解説情報と組み合わせて新たな解説情報を作成して記憶する(ステップS45)。解説情報が解説情報データベース12Aに記憶されると、登録管理部142は、メニュー画面の項目に記憶された情報の項目を追加し、検索可能とする(ステップS46)。
【0064】
F)イベント情報の閲覧
次に、イベント情報の閲覧について説明する。コーチ志望者端末5からイベント情報の閲覧の要求を受信すると、コーチング情報提供装置1は、認証機能部15によってコーチ志望者端末5の認証を行い、コーチ志望者端末5からの要求に応じて、イベントデータベース12Bからイベント情報を読み出し、通信部(図示せず)によって、イベント情報をコーチ志望者端末5に送信する。これにより、コーチ志望者は、必要に応じて、講習会、コーチの認定資格に関する情報等を閲覧することが可能である。
【0065】
G)情報のアクセスランキングの公開
次に、解説情報とイベント情報とのアクセスランキングを公開する処理について図19のフローチャートを用いて説明する。アクセスカウント部131は、解説情報データベース12Aに記憶された解説情報が端末によって閲覧されると、閲覧された解説情報についてアクセス回数をカウントし、カウント結果と閲覧された解説情報のIDと解説情報の提供者のユーザIDとを対応付けてランキングデータとしてコンテンツランキングデータベース132に記憶する(ステップS51)。この処理は、解説情報にアクセスされる毎に行われる。そして、端末側からランキングについての送信要求があると(ステップS52)、ランキング情報送信部133は、コンテンツランキングデータベース132に記憶されたランキングデータを読み出し、解説情報のIDに基づいて、提供者のIDを解説情報データベース12Aから読み出し、この提供者のIDに対応するユーザの氏名をユーザ情報データベース152から読み出し、情報名、アクセス回数、提供者の氏名を送信する(ステップS53)。これにより、情報提供者の情報作成意欲を向上させることができ、情報の質を向上させることが可能である。
【0066】
次に、第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態において、解説情報データベース12Aに記憶される解説情報をグループ毎に分類するとともに、グループ識別情報を対応付けて記憶しておく。具体的には、図20に示すように、ポジション毎に解説情報をグループ化し、「バックス」、「フォワード」などのポジション名をグループ識別情報として記憶しておく。ここでは、トレーニングすべき身体の部位と、トレーニング項目とがグループ毎に分類され記憶されている。
【0067】
コーチングページ生成部112は、端末のユーザに予め設定されているグループ毎に、異なる指導項目をコーチングページ内に生成する必要がある場合に、ユーザに予め設定されているグループに対応する解説情報をグループ識別情報に基づいて抽出し、指導項目に関連づけする。具体的には、コーチが「全員、筋力アップせよ」という指導がなされた場合、この音声が形態素解析され、各プレイヤーのコーチングページに「筋力トレーニング」の項目を追加する必要がある場合に、コーチングページ生成部112は、「全員」の要素に設定されているフラグに基づいて、プレイヤーデータベース51から各プレイヤーのポジションの情報を読み出す。そして、各プレイヤーのポジションに応じた解説情報をポジション名に基づいて解説情報データベース12Aから読み出し、読み出した解説情報と「筋力アップ」のキーワードとがリングづけされる。
【0068】
ここでは、「バックス」のポジションの各プレイヤーのコーチングページに、「足腰を強化するメニュー」と「腕・首を強化するメニュー」とがトレーニング部位を示すキーワードとして設定される。そして、このキーワードがクリックされると、対応するトレーニング項目が出力される。なお、このトレーニング項目におけるトレーニングの方法を説明する解説情報をさらにリンクを生成するようにしてもよい。
これにより、コーチがポジションに応じた指導をプレイヤー毎に指導できなかった場合においても、各プレイヤーに詳細な指導内容を伝達することができる。
【0069】
次に、第3の実施形態について図面を用いて説明する。図21は、第3の実施形態における指導情報収集装置4の構成を示す概略ブロック図である。この図において、図2の各部に対応する部分については、同一の符号を付け、その説明を省略する。この図において、表示制御部52は、キーワードデータベース45に記憶されるキーワード情報とプレイヤーリストデータベース51に記憶されたプレイヤーの氏名、背番号、ポジション、ニックネーム等を表示部53に表示する。表示部53は、CRTや液晶表示装置である。データ入力部42Aは、表示制御部52によってキーワードデータベース45から読み出され表示部53に表示されたキーワード情報の中から、ユーザ(コーチなど)によって選択されたキーワード情報を、指導者から被指導者に対する指導内容としてデータ管理部49に入力する。
【0070】
次に、図21の構成における指導情報収集装置4の動作について説明する。コーチは、練習または試合の途中において、プレイヤーに対して指導した内容を、表示部53に表示されたキーワードの中から選択し、データ入力部42Aを介して入力する。データ入力部42Aからキーワード情報が入力されると、データ管理部49は、コーチング結果記憶部47に記憶する。そして、順次キーワード情報が入力された後、入力終了のボタンが押下されると、出力部50は、無線(または有線)によってコーチング結果情報をコーチング情報提供装置1に送信する。このとき表示部53に表示される画面を図22に示す。この図に示すように、コーチは、指導対象と指導内容をそれぞれ選択して決定ボタンをクリックする。これにより、キーワード情報がコーチングページ結果記憶部47に記憶される。なお、上述の表示部53と、データ入力部42Aとを実現するために、タブレットを適用するようにしてもよい。また、キーワード情報の入力は、練習又は試合が終了した後に行うようにしてもよく、また、入力者は、コーチの指導内容を入力することができる者であればコーチに限られるものではなく、サポータやマネージャ、控えのプレイヤーが行うようにしてもよい。
【0071】
次に、第4の実施形態について図面を用いて説明する。図23は、第4の実施形態における指導情報収集装置4の構成を示す概略ブロック図である。この図において、図2の各部に対応する部分については、同一の符号を付け、その説明を省略する。この図において、データ入力部42Bは、指導者から被指導者に対する指導内容をテキストデータによって入力する。このデータ入力部42Bは、例えば、キーボードやマウスなどの入力装置であり、指導内容を文章で入力する。このような構成によれば、第1の実施形態における音声からテキストデータを生成する構成に対し、テキストデータをデータ入力部42Bから形態素解析部44に直接入力することができる。
【0072】
なお、以上説明した実施形態においては、機能毎に異なる端末を設けた場合について説明したが、複数の機能を1つの端末に設けるようにしてもよい。
【0073】
また、上述の実施形態においては、ラグビーの練習時において、コーチング情報提供システムを適用する場合について説明したが、試合や試合の反省会、ミーティング等に利用するようにしてもよい。さらに、上述の実施形態においては、コーチング情報提供システムをラグビーの練習に適用した場合について説明したが、野球やサッカー、アメリカンフットボール、陸上競技等の他のスポーツに適用するようにしてもよい。また、コーチング情報提供システムは、スポーツ以外についても、指導者と指導される立場の者が存在する状況下であれば適用することが可能であり、例えば、ダンスや演劇の練習などに適用することが可能である。この場合、単語データベース43、キーワードデータベース45、解説情報データベース12Aの内容を適用分野に応じた情報を予め記憶しておくようにすればよい。
【0074】
また、上述の実施形態においては、指導者から被指導者に対する指導情報を指導情報収集装置4に入力する場合について説明したが、指導情報収集装置4に入力される情報は、指導者から被指導者に対する指導情報以外の情報を入力するようにしてもよい。すなわち、コーチング情報提供装置1の解説情報データベース12Aに、例えば、商品名をキーワード情報として記憶するとともに、該商品の1年毎の売り上げデータや、その商品について過去に行った販売ノウハウなどを対応付けて予め記憶しておく。そして、指導情報収集装置4のデータ入力部42A(またはデータ入力部42B、または音声検出部41)から閲覧したい商品名が入力された場合に、その商品名をキーワード情報として指導情報収集装置4からコーチング情報提供装置1に送信する。そして、コーチング情報提供装置1において、指導情報収集装置4から送信されたキーワード情報の商品に関する売り上げや販売ノウハウをリンク付けしたコーチングページを生成し、ユーザに閲覧させるようにしてもよい。これにより、ユーザは、自分が閲覧したい商品に関連する情報を簡単に取得することができる。
【0075】
なお、上述した実施形態において、指導情報収集装置4の音声検出部41の出力を無線によって送信するようにし、指導情報収集装置4の本体をコーチが携帯しない構成にすることも可能である。また、コーチが指導する音声を録音しておき、その録音した音声を音声検出部41に入力するようにしてもよい。これにより、指導情報収集装置4とコーチング情報提供装置1とを同一筐体内に格納することも可能である。
【0076】
また、図1におけるコーチングページ登録機能部11、コンテンツ評価作成機能部13、情報登録機能部14、通信部16の機能、図2の指導情報収集装置4の音声検出部41、テキストデータ生成部42、形態素解析部44、キーワード抽出部46、音圧レベル検出部48、データ管理部49、コーチング結果記憶部47、出力部50の機能、図21のデータ入力部42A、データ管理部49、表示制御部52、表示部53、コーチング結果記憶部47、出力部50、図23のデータ入力部42B、形態素解析部44、キーワード抽出部46、データ管理部49、コーチング結果記憶部47、出力部50の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりコーチングページの生成、コンテンツ評価、情報登録、配信情報の配信、コーチング結果情報の作成処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0077】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0078】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、指導者から発声される音声を検出して音声信号を生成し、生成される音声信号からテキストデータを生成し、生成されるテキストデータから、形態素解析によって要素を抽出し、抽出される要素に対応するキーワード情報を前記キーワードデータベースから読み出し、読み出されるキーワード情報を指導者からの指導情報として出力するようにしたので、指導者唐樋指導者に対する指導内容を簡単に収集することができるとともに、指導項目を列挙することにより、各被指導者に対して、必要となる指導内容を特化して提供することができる可能となり、被指導者は、この指導項目を手がかりに、練習時の指導内容を復習することができる。これにより、被指導者が練習時に指導者からの指導内容を全て記憶しなくとも復習でき、技術や技能を効率よく習得することが可能となる。また、指導者にとって、指導内容を被指導者に簡単に伝達することができ、被指導者を指導する作業を軽減することができる。
【0080】
また、この発明によれば、同義の要素を対応付けて記憶しておき、解析手段によって解析された要素がキーワードデータベースに記憶されていない場合においても、単語データベースを参照し、同義の要素に基づいて前記キーワード情報を読み出すことができるので、指導者が指導する要素が統一されていなくとも、被指導者に対する指導項目を検索して抽出することができ、これにより、用語が統一されていなくても、指導者からの指導内容を取りこぼすことなく被指導者に指導内容を提供することができる。
【0081】
また、この発明によれば、指導者になるための教材に関する情報又は資格認定に関する情報をそれぞれ独立または教材に関する情報と資格認定に関する情報との両方の情報を記憶するイベントデータベースと、指導内容を解説するための解説情報を記憶する解説情報データベースとを設け、指導者の端末からの送信要求に基づいて、イベントデータベースに記憶されたイベント情報または解説情報データベースに記憶された解説情報を前記指導者の端末に送信し、志望者の端末からの送信要求に基づいてイベントデータベースに記憶されたイベント情報を送信し、被指導者の端末からの送信要求に基づいて、解説情報データベースに記憶された解説情報を被指導者の端末に送信するようにしたので、指導者、指導者を志望する者、被指導者の各ユーザが自身に必要となる情報を個々に収集することなく、各ユーザの分野に応じて情報を特化して提供することができ、ユーザにとって、効率よく情報を収集することが可能となる。これにより、広い範囲の知識を簡単に効率よく収集することができる効果が得られる。
【0082】
また、この発明によれば、ランキングデータを記憶するランキングデータベースと、イベントデータベースに記憶されたイベントデータを端末に送信する毎に送信されたイベントデータの送信回数をカウントするとともに、解説情報データベースに記憶された解説情報が端末に送信される毎に送信された解説情報の送信回数をカウントし、各カウント結果をランキングデータとして記憶しておき、ユーザにイベント情報提供者や解説情報提供者の識別情報を含むランキングデータを配信するようにしたので、提供者の識別情報に基づいて提供者を特定し、提供された情報の評価を行うことができるので、イベントデータや解説情報の情報提供者の情報作成意欲を向上させることができ、情報の質を向上させ、効率よく収集することが可能である。
【0083】
また、この発明によれば、指導項目と該指導項目に対応する解説情報とを関連づけし、指導項目が指示された場合に解説情報を出力するためのコーチングページを生成し、コーチングページデータベースに記憶されるコーチングページを外部に接続される端末からの送信要求に応じて送信するようにしたので、被指導者は、指導者から詳細な指導を受けなくても、指導項目に関する解説を得ることができるので、指導者にとって、短い時間を利用して被指導者に指導内容を伝えることが可能となり、また、被指導者にとって、自身が鍛錬すべき点における詳細な練習方法を把握することができる。
【0084】
また、この発明によれば、指導項目は、指導者から指導された内容の要素に基づいて抽出された指導結果であるので、指導者から指導された内容を忘れてしまっても、自身が指導されたポイントを復習することができ、これにより、自身が会得する必要がある技術や技能について、イメージトレーニングや自主トレーニングを実行したり、次回の練習時に目標を立てて練習したりすることができるので、練習効率を向上させることができる。また、練習効率を向上させることができることにより、新しい練習メニューを早い時期に開始することができ、従来に比べて、プレイヤーの技術・技能をより早く会得することが可能となる。
【0085】
また、この発明によれば、解説情報データベースに、解説情報をグループ毎に分類してグループ識別情報に対応付けて記憶しておき、端末のユーザに予め設定されているグループ毎に異なる指導項目をコーチングページ内に生成する必要がある場合に、ユーザに予め設定されているグループに対応する解説情報をグループ識別情報に基づいて抽出し、指導項目に関連づけするようにしたので、指導者は、被指導者を個々に指導しなくとも、グループ単位で必要な内容を与えることができ、指導効率を向上させることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態によるコーチング情報提供装置、指導情報収集装置を適用したコーチング情報提供システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 指導情報収集装置4の構成を示す概略ブロック図である。
【図3】 単語データベース43に記憶される情報の一例を示す図面である。
【図4】 キーワードデータベース45に記憶される情報の一例を示す図面である。
【図5】 コーチング結果情報の一例を示す図面である。
【図6】 コーチングページ登録機能部11について説明するための概略ブロック図である。
【図7】 解説情報データベース12Aに記憶される解析情報の一例を示す図面である。
【図8】 コーチングページの一例を示す図面である。
【図9】 コーチングページのキーワードがクリックされた場合に表示される解説情報の項目の一例を示す図面である。
【図10】 コンテンツ評価作成機能部13の構成を示す概略ブロック図である。
【図11】 情報登録機能部14の構成を示す概略ブロック図である。
【図12】 認証部15の構成を示す概略ブロック図である。
【図13】 キーワードの生成について説明するためのフローチャートである。
【図14】 コーチングページを生成する処理について説明するためのフローチャートである。
【図15】 練習を終えたプレイヤーが指導された点に関する解説情報を閲覧する場合について説明するためのフローチャートである。
【図16】 プレイヤー端末8に出力される解説情報の一例を示す図面である。
【図17】 解説情報とイベント情報の登録処理について説明するためのフローチャートである。
【図18】 解説情報、イベント情報の公開許可の処理について説明するためのフローチャートである。
【図19】 解説情報とイベント情報とのアクセスランキングを公開する処理について説明するためのフローチャートである。
【図20】 ポジション毎に解説情報をグループ化した場合について説明するための図面である。
【図21】 第3の実施形態における指導情報収集装置4の構成を示す概略ブロック図である。
【図22】 指導情報収集装置4の表示部53に表示される画面の一例を示す図面である。
【図23】 第4の実施形態における指導情報収集装置4の構成を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 コーチング情報提供装置 6 コーチ端末
7 チーム端末 8 プレイヤー端末
11 コーチングページ登録機能部 12 配信情報記憶部
12A 解説情報データベース 12B イベントデータベース
13 コンテンツ評価作成機能部 14 情報登録機能部
16 通信部 41 音声検出部
42 テキストデータ生成部 43 単語データベース
44 形態素解析部 45 キーワードデータベース
46 キーワード抽出部 47コーチング結果記憶部
48 音圧レベル検出部 49 データ管理部
50 出力部 114 通信管理部
111 指導結果データベース 112 コーチングページ生成部
113コーチングページデータベース 131 アクセスカウント部
132 ランキングデータベース 133 ランキング情報送信部

Claims (8)

  1. 指導者から発声される音声を検出して音声信号を生成する音声検出手段と、
    前記音声検出手段によって生成される音声信号からテキストデータを生成するテキストデータ生成手段と、
    前記テキストデータ生成手段によって生成されるテキストデータから、形態素解析によって要素を抽出する解析手段と、
    要素と指導すべき点を示すキーワード情報とを対応付けて記憶するキーワードデータベースと、
    被指導者を示す要素を記憶する第1のデータベースと、
    前記解析手段によって抽出される要素に対応するキーワード情報を前記キーワードデータベースから読み出すとともに、前記解析手段によって抽出される要素のうち前記被指導者を示す要素を前記第1のデータベースを参照して抽出するキーワード抽出手段と、
    前記キーワード抽出手段によって読み出されたキーワードを前記抽出された被指導者を示す要素に基づいて被指導者毎に記憶する結果記憶手段と、
    前記結果記憶手段に記憶される被指導者毎に記憶されるキーワード情報を前記指導者からの指導情報として出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする指導情報収集装置。
  2. 前記音声検出手段が生成した音声信号の音圧レベルを検出する音圧レベル検出手段と、
    前記音圧レベル検出手段が検出した音圧レベルを前記キーワード抽出手段が抽出したキーワードに対応づけて、前記キーワード抽出手段が抽出した被指導者を示す要素に基づいて被指導者毎に前記結果記憶手段に記憶するデータ管理手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の指導情報収集装置。
  3. 指導者から被指導者に対する指導内容をテキストデータによって入力するデータ入力手段と、
    前記データ入力手段によって入力されるテキストデータから、形態素解析によって要素を抽出する解析手段と、
    要素と指導すべき点を示すキーワード情報とを対応付けて記憶するキーワードデータベースと、
    被指導者を示す要素を記憶する第2のデータベースと、
    前記解析手段によって抽出される要素に対応するキーワード情報を前記キーワードデータベースから読み出すとともに、前記解析手段によって抽出される要素のうち前記被指導者を示す要素を前記第2のデータベースを参照して抽出するキーワード抽出手段と、
    前記キーワード抽出手段によって読み出されたキーワードを前記抽出された被指導者を示す要素に基づいて被指導者毎に記憶する結果記憶手段と、
    前記結果記憶手段に記憶される被指導者毎に記憶されるキーワード情報を前記指導者からの指導情報として出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする指導情報収集装置。
  4. 前記要素のうち、同義の要素を対応付けて記憶する単語データベースを有し、
    前記キーワード抽出手段は、前記解析手段によって解析された要素が前記キーワードデータベースに記憶されていない場合、前記単語データベースを参照し、同義の要素に基づいて前記キーワード情報を読み出す
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の指導情報収集装置。
  5. 指導者から指導される指導内容を収集する指導情報収集装置における指導情報収集方法であって、
    前記指導情報収集装置が備える音声検出手段が、前記指導者から発声される音声を検出して音声信号を生成し、
    前記指導情報収集装置が備えるテキストデータ生成手段が、生成される音声信号からテキストデータを生成し、
    前記指導情報収集装置が備える解析手段が、生成されるテキストデータから、形態素解析によって要素を抽出し、
    前記指導情報収集装置が備えるキーワード抽出手段が、抽出される要素に対応するキーワード情報を要素と指導すべき点を示すキーワード情報とを対応付けて記憶するキーワードデータベースから読み出すとともに、抽出される要素のうち前記被指導者を示す要素について被指導者を示す要素を記憶する第1のデータベースを参照して抽出し、
    前記指導情報収集装置が備えるデータ管理手段が、読み出されたキーワードを抽出された被指導者を示す要素に基づいて被指導者毎に結果記憶手段に記憶し、
    前記指導情報収集装置が備える出力手段が、前記結果記憶手段に記憶される被指導者毎に記憶されるキーワード情報を前記指導者からの指導情報として出力する
    ことを特徴とする指導情報収集方法。
  6. 指導者から指導される指導内容を収集する指導情報収集装置における指導情報収集方法であって、
    前記指導情報収集装置が備えるデータ入力手段が、前記指導者から被指導者に対する指導内容をテキストデータによって入力を受け付け、
    前記指導情報収集装置が備える解析手段が、入力されるテキストデータから、形態素解析によって要素を抽出し、
    前記指導情報収集装置が備えるキーワード抽出手段が、要素と指導すべき点を示すキーワード情報とを対応付けて記憶するキーワードデータベースを参照し、前記抽出される要素に対応するキーワード情報を読み出すとともに、被指導者を示す要素を記憶する第2のデータベースを参照し、前記抽出される要素のうち前記被指導者を示す要素を抽出し、
    前記指導情報収集装置が備えるデータ管理手段が、前記読み出されたキーワードを前記抽出された被指導者を示す要素に基づいて被指導者毎に結果記憶手段に記憶し、
    前記指導情報収集装置が備える出力手段が、前記結果記憶手段に記憶される被指導者毎に記憶されるキーワード情報を前記指導者からの指導情報として出力する
    ことを特徴とする指導情報収集方法。
  7. 指導者から発声される音声を検出して音声信号を生成する手段、
    前記生成される音声信号からテキストデータを生成する手段、
    前記生成されるテキストデータから、形態素解析によって要素を抽出する手段、
    抽出される要素に対応するキーワード情報を、要素と指導すべき点を示すキーワード情報とを対応付けて記憶するキーワードデータベースから読み出すとともに、抽出される要素のうち、前記被指導者を示す要素について被指導者を示す要素を記憶する第1のデータベースを参照して抽出する手段、
    読み出されたキーワードを抽出された被指導者を示す要素に基づいて被指導者毎に結果記憶手段に記憶する手段、
    前記結果記憶手段に記憶される被指導者毎に記憶されるキーワード情報を前記指導者からの指導情報として出力する手段
    としてコンピュータに機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 指導者から被指導者に対する指導内容をテキストデータによって入力を受け付ける手段、
    入力されるテキストデータから、形態素解析によって要素を抽出する手段、
    要素と指導すべき点を示すキーワード情報とを対応付けて記憶するキーワードデータベースを参照し、前記抽出される要素に対応するキーワード情報を読み出すとともに、被指導者を示す要素を記憶する第2のデータベースを参照し、前記抽出される要素のうち前記被指導者を示す要素を抽出する手段、
    前記読み出されたキーワードを、前記抽出された被指導者を示す要素に基づいて被指導者毎に結果記憶手段に記憶する手段、
    前記結果記憶手段に記憶される被指導者毎に記憶されるキーワード情報を前記指導者からの指導情報として出力する手段
    としてコンピュータに機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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