JP3865437B2 - 樹脂管用融着機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は樹脂管用融着機に関する。詳しくは、坂道等の傾斜した場所で樹脂管を融着接続する場合、樹脂管同士を接触させて加圧する加圧力が樹脂管自身の重みで変化するのを防止し、所定の加圧力で加圧できるようにした樹脂管用融着機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えばガス管として従来の金属管に代えて、耐震性に優れたポリエチレン等の樹脂管が多用されるようになってきている。そして、この樹脂管同士の接続は樹脂管の対向端面を加熱融着することにより行なわれる。即ち、融着すべき一対の樹脂管の対向端面間にヒータを置き、樹脂管同士を相互に軸方向に近づけてヒータ面に押しつけ樹脂管の対向端面が溶融するまで所定時間加熱した後樹脂管をヒータから引き離し、次いで素早くヒータを取り除いた後に再び樹脂管同士を相互に向かって動かして溶融面同士を所定の押圧力で所定時間圧接させ一定時間放冷することにより一体結合されるのである。
【0003】
図4は特願平4−170928号により開示された樹脂管用融着機である。この樹脂管用融着機は同図に示すように、融着すべき一対の樹脂管1,1′を支持するための、融着機本体(機台)2(フレームのみ図示)に一体的に固定された固定クランプ3と、機台2に設けた一対の案内棒4に沿って樹脂管1,1′の軸線と平行な方向に可動な可動クランプ5とが設けられている。
【0004】
該可動クランプ5は機台2のフランジ2aに一体的に取り付けられたシリンダ装置7のピストンロッド8にばね9を介して連結されている。図ではピストンロッド8の先端にはプレート状のプッシャ10が固設され、ばね9はプッシャ10と可動クランプ5との間に設けられている。そして、ピストンロッド8の伸縮力はプッシャ10、ばね9を介して可動クランプ5に作用する。ばね9を介在させた理由は後述する。また、該可動クランプ5には管軸線と平行な方向に延びるトグ棒11が固設され、該トグ棒11には例えば3個のトグ11a,11b,11cが所定の間隔で取り付けられている。
【0005】
ピストンロッド8あるいはそれと一体部、例えばプッシャ10には2つのリミットスイッチ12,13が取り付けられている。第1リミットスイッチ12は前述の3個のトグ11a,11b,11cに当接した時のプッシャ10の位置を検出するためのものであり、第2リミットスイッチ13はプッシャ10が図4に示す初期位置に戻った時に機台2のフランジ2aに当接してプッシャ10、即ち、ピストンロッド8の初期位置への復帰を検出するためのものである。また、固定クランプ3には樹脂管の種類、即ち管径を検出するための第3のリミットスイッチ14が設けられている。
【0006】
シリンダ装置7は油圧回路15に連結されている。該油圧回路15は公知の2個のソレノイド作動式油圧制御弁16,17を有し、第1ソレノイド作動式油圧制御弁16は中立位置で全てのポートがタンク18に接続される両端ソレノイドばねセンタ形4ポート3方弁(3位置切換弁)であり、第2ソレノイド作動式油圧制御弁17は定常時に閉弁した単一ソレノイドばねオフセット形2ポート2方弁である。
【0007】
モータMにより駆動される油圧ポンプ19はタンク18内の油を給排し必要に応じて油圧制御弁16,17を介して油圧シリンダ7を駆動制御する。なお、20はリリーフ弁、21,22はパイロット圧(想像線PP1、PP2で示す)で作動するチェック弁、23は速度制御弁(流量制御弁)である。
【0008】
以上のように構成された装置は次の如く作動する。まず初めに制御装置のメインスイッチMSを作動する。すると油圧ポンプ19が作動すると同時に第1ソレノイド作動式油圧制御弁16の第1ソレノイド16aが作動し、弁スプールを図において右方に移動し、図5(a)に示す第1位置に位置させる。その結果、油圧ポンプ19により油圧が第1油圧制御弁16を介して油圧シリンダ7のピストンの左側の圧力室に供給され、ピストンロッド8を右方に押す。
【0009】
その結果ばね9を介して可動クランプ5が固定クランプ3に向かって右方に移動し、両クランプ間に挿置したヒータ6を挟み付ける。この状態(この状態ではヒータ6に対する加圧力は未だ生じていない)から図5(b)の如くピストンロッド8がばね9を圧縮しながら更に右方に進めば、樹脂管によりヒータ6へばね9の圧縮力に対応する加圧力が加えられる。これが加圧保持である。ばね9はこの加圧力を発生させるために設けられている。
【0010】
ばね9が所定量圧縮されると、図5(b)に示す如く、第1リミットスイッチ12が第2トグ11bによりONとなる。その信号に基づきコントローラの第1タイマー(加圧溶融時間制御用)T1が作動する。同時に第1ソレノイド16aがOFFされ且つ油圧ポンプ19もOFFされる。
【0011】
第1タイマT1が所定時間t1経過すると、即ち、加圧溶融時間が終了すると、第3ソレノイド17aがONされる。この時、シリンダ7の左方圧力室内の油は第3ソレノイド17aを介してタンク18に戻されるのでピストンロッド8は圧縮状態にあったばね9が自由状態になるまでばね9により左方に動かされる。その結果、上記ばねによる加圧力が消失し、加熱保持状態に移行する。加圧力消失後(例えば第3ソレノイド17aのONより3秒程度後)第3ソレノイド17aはピストンロッド保持のためOFFされる。(図6(a))
【0012】
第1タイマT1が所定時間t1経過するのと同時に第2タイマT2がカウントを開始する。第2タイマT2の設定時間t2が経過すると、即ち、加熱保持時間が経過すると、油圧ポンプ19がONに戻される。そして、それと同時に第2ソレノイド16bが作動され、第1油圧制御弁16が図6(b)に示す第2位置にもたらされる。その結果、シリンダ7のピストンロッド8が左方に動き、それに伴い可動クランプ5が左方に動き固定クランプ3から離れる。その結果、ヒータ6を取り外すことができる。
【0013】
可動クランプ5が図4に示す初期位置に戻ると、第2リミットスイッチ13が機台2のフランジ2aに接するので、初期位置への復帰を検出することができる。その検出信号に基づき、第2ソレノイド16bがOFFされ、且つ第1ソレノイド16aが作動される。その結果、再び図5(a)の状態になり、可動クランプ5が右方に動き樹脂管1,1′の溶融端同士が接触する。なお、この場合にはヒータ6は存在しないので、ピストンロッド8の移動量はヒータ6の厚さに相当する分だけ図5(a)よりも大きいが、ばね9は樹脂管1,1′の溶融端同士が接触してから圧縮するので加圧力は基本的にヒータへの加圧力と同一である。これは、一般にヒータによる加圧溶融の際の加圧力と溶融管同士の圧着時の加圧力とは等しく設定されるからである。
【0014】
それと同時に油圧ポンプ19、第1ソレノイド16aがOFFにされ、ピストンロッド8はその位置に保持される。即ち、加圧力が一定に保持される。第3タイマT3の設定時間t3が経過すると、即ち、管端の圧着時間が終了すると、第4タイマT4がカウントを開始する。同時に第3ソレノイド17aがONにされ、前述と同様ピストンロッド8が後退し、加圧力が消失する。加圧力消失後(例えば第3ソレノイド17aのONより3秒程度後)第3ソレノイド17aはピストンロッド8保持のためOFFにされる。第4タイマT4が所定時間t4が経過すると、即ち、融着部の冷却が終わると、全ての融着作業は終了する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の樹脂管用融着機では、坂道等の傾斜した所で使用した場合、樹脂管重量の重力による管軸方向の分力が該樹脂管を保持した可動クランプに掛かり、この力が前述した加熱溶融時及び圧着時の加圧力にプラスまたはマイナスされるため融着品質にバラツキを生ずるという問題がある。
【0016】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、坂道等の傾斜した場所で樹脂管を融着接続する場合、樹脂管同士を接触させて加圧する加圧力が樹脂管自身の重みで変化するのを防止し、所定の加圧力で加圧できるようにした樹脂管用融着機を実現することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の樹脂管用融着機に於いては、融着すべき一対の樹脂管1,1′を保持し相対的に接近離反可能な固定クランプ3及び可動クランプ5と、該可動クランプ5に連結されて該可動クランプ5を往復動させるピストンロッド8を有するシリンダ装置7とを具備してなる樹脂管用融着機において、該樹脂管用融着機を傾斜した場所で使用する場合、前記可動クランプ5に保持された樹脂管の重量の傾斜により生ずる管軸方向の分力の大きさを検知することができる検知手段と、前記分力の機台に対する方向を検知することができる検知手段と、検知した分力を消去する手段とを具備し、樹脂管の加熱溶融時及び圧接時の所定の押圧力を確保できるようにしたことを特徴とする。
【0018】
また、それに加えて、前記樹脂管の管軸方向の分力の大きさを検知する検知手段は、可動クランプ5に設けられピストンロッド8が挿通する孔を有する蓋30a,30bが両端に固設された円筒部材30と、該円筒部材30の中に挿通されたピストンロッド8に固設されたばね座31と、該ばね座31と前記円筒部材30の両端の蓋30a,30bとの間にそれぞれ挿入されたばね32,33と、該ばね32,33の縮み量を測定する手段とより成ることを特徴とする。
【0019】
また、前記ばね32,33の縮み量を測定する手段は、可動クランプ5に取着されたスケール37と、ピストンロッド8に取着され前記スケール37上の位置を検出するエンコーダ36とよりなることを特徴とする。
【0020】
この構成を採ることにより、坂道等の傾斜した場所で樹脂管を融着接続する場合、樹脂管同士を接触させて加圧する加圧力が樹脂管自身の重みで変化するのを防止し、所定の加圧力で加圧できるようにした樹脂管用融着機を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の実施の形態を示す。同図に於いて図4と同一部分は同一符号を付して示した。なお、可動クランプの位置検出手段および制御装置は図示を省略した。本実施の形態は、機台2に一体的に設けられ且つ樹脂管1を支持することができる固定クランプ3と、該機台2に設けられた一対の案内棒4の上を摺動し前記固定クランプ3に対して接近または離反するように移動でき且つ樹脂管1′を支持できるように設けられた可動クランプ5と、機台2の前記固定クランプ3とは反対側のフランジ2aにピストンロッド8を有するシリンダ装置7が設けられている。
【0022】
また、前記可動クランプ5には両端をピストンロッド8が挿通する孔を有する蓋30a,30bで塞がれた円筒部材30がその一端を挿通して固設されている。そして該円筒部材30の中をピストンロッド8が挿通され、該ピストンロッド8には円筒部材30の中央より可動クランプ側に偏ってばね座31が固定されている。さらに該ばね座31と可動クランプ5より遠い側の蓋30bとの間には第1ばね32が挿入され、可動クランプ側の蓋30aとの間には第2ばね33が挿入されている。なお、第2ばね33は第1ばね32より短いが、ばね定数は両者同じに設定されている。
【0023】
また、前記ピストンロッド8には、フランジ2aと可動クランプ5の中間に位置してブロック34が固設され、該ブロック34には上部に初動圧判定(傾斜方向を判定する)用のリミットスイッチ35が取着され、該ブロック34の下部には第1または第2のばねの縮み量を読み取るエンコーダ36が取り付けられている。
【0024】
さらに、可動クランプ5には前記エンコーダ36により読み取られるスケール37と、前記リミットスイッチ35に接触して作動させるロッド38とが固設されている。また、機台2のフランジ2aにはピストンロッドに設けられたブロック34により作動され、ピストンロッド8の初期位置を検出するリミットスイッチ39と、可動クランプ5の初期位置を検出するリミットスイッチ40とが設けられ、固定クランプ3にはサイズ(管径)を検知するためのリミットスイッチ41,41′が設けられている。また該固定クランプ3には可動クランプ5が移動した際に円筒部材30が自由に挿通できる孔3aが穿設されている。
【0025】
シリンダ装置7は油圧回路15に連結されており、該油圧回路15はソレノイド作動式油圧制御弁16,17,17′を有し、第1ソレノイド作動式油圧制御弁16は中立位置で全てのポートがタンク18に接続される両端ソレノイドばねセンタ形4ポート3方弁(3位置切換弁)であり、第2及び第3ソレノイド作動式油圧制御弁17,17′は定常時に閉弁した単一ソレノイドばねオフセット形2ポート2方弁である。
【0026】
モータMにより駆動される油圧ポンプ19はタンク18内の油を給排し必要に応じて油圧制御弁16,17を介して油圧シリンダ7を駆動制御する。なお、20はリリーフ弁、21,22はパイロット圧(想像線PP1,PP2で示す)で作動するチェック弁、23は速度制御弁(流量制御弁)である。
【0027】
このように構成された本実施の形態の作用を次に説明する。先ず、図1の如く固定クランプ3および可動クランプ5により接続すべき樹脂管1,1′を保持した状態で機台2が水平(つまり樹脂管1,1′が水平)な場合は、樹脂管1′には水平方向の力は存在していないので、樹脂管1′を保持した可動クランプ5は動かず初期状態のままである。従って、第1ばね及び第2ばね共伸縮はない。
【0028】
次に、図2の如く固定クランプ3及び可動クランプ5に樹脂管1,1′を保持した状態で機台2が図において反時計方向に角度θ1 で傾斜している(つまり樹脂管1,1′が反時計方向に角度θ1 で傾斜している)場合は樹脂管1′に重力によりW Sinθ1 (ただしWは樹脂管1′の重量)なる管軸方向の分力が生じ、この分力が可動クランプ5を固定クランプ3から離間する方向(矢印A方向)に作用する。このため可動クランプ5は機台2のフランジ2aに設けられた傾斜方向検出用のリミットスイッチ40に接触し、該リミットスイッチ40をONとする。
【0029】
このリミットスイッチ40からの信号により図示なき制御装置が油圧回路15に指示してシリンダ装置7を駆動してリミットスイッチ40がOFFとなるまでピストンロッド8を右方に移動させる。この結果第1ばね32が圧縮される。この圧縮量はエンコーダ36がスケール37との相対移動から読み取ることができる。またリミットスイッチ35は可動クランプ5に設けられたロッド38によりONされる。このエンコーダ36及びリミットスイッチ35からの信号により制御装置は可動クランプ5に作用している力の大きさ及び方向を検知することができる。
【0030】
この後ヒーターにより樹脂管1,1′の端面の加熱溶解、ヒーターの除去、樹脂管の溶融端面同士の圧接により両管の接続を行うのであるが、その際の可動クランプ5の固定クランプ方向へのシリンダ装置7による加圧には、所定の加圧力に前記エンコーダ36及び制御装置により検知した力を加算するのである。これにより、樹脂管の重量の傾斜による管軸方向の分力を消去することができ、樹脂管を所定の加圧力で加圧することができる。なお、融着作業の詳細は図4により説明したと同様であるので、その説明は省略する。
【0031】
また、図3の如く固定クランプ3および可動クランプ5により接続すべき樹脂管1,1′を保持した状態で機台2が時計方向に角度θ2 で傾斜している(つまり樹脂管1,1′が反時計方向に角度θ2 で傾斜している)場合は、樹脂管1′に重力によりW Sinθ2 (ただしWは樹脂管1′の重量)なる管軸方向の分力が生じ、この分力が可動クランプ5を固定クランプ3に近づく方向(矢印B方向)に作用する。このため、可動クランプ5は固定クランプ3に近づき第2ばね33を圧縮する。
【0032】
また、可動クランプ5に設けられたロッド38はブロック34に設けられたリミットスイッチ35から離れる。またエンコーダ36はスケール37と相対移動し、その移動量から第2ばね33の圧縮量を検知する。このエンコーダ36及び前記リミットスイッチ35からの信号により制御装置は可動クランプ5に掛かる管軸方向の力の大きさ及び方向を検知することができる。そして、この力は固定クランプ3へ向かう方向であるので、加熱溶融時及び圧接時に樹脂管を加圧するときは、所定の加圧力より減ずることにより所定の加圧力で加圧することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明の樹脂管用融着機に依れば、樹脂管を保持した可動ウクランプに管軸方向にかかる力の大きさ及び方向を検知するための手段を設け、この力を消去することにより、坂道等の傾斜した場所で樹脂管を融着接続する場合、樹脂管同士を接触させて加圧する加圧力が樹脂管自身の重みで変化するのを防止し、所定の加圧力で加圧できるようにすることができ、樹脂管の接続品質を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す構成図ある。
【図2】本発明の実施の形態の作用を説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態の作用を説明するための図である。
【図4】従来の樹脂管用融着機を説明するための図である。
【図5】従来の樹脂管用融着機の作用を説明するための図である。
【図6】従来の樹脂管用融着機の作用を説明するための図である。
【符号の説明】
1,1′…樹脂管
2…機台
3…固定クランプ
4…案内棒
5…可動クランプ
7…シリンダ装置
8…ピストンロッド
15…油圧回路
16,17,17′…ソレノイド作動式油圧制御弁
18…タンク
19…油圧ポンプ
30…円筒部材
31…ばね座
32…第1ばね
33…第2ばね
34…ブロック
35,39,40,41,41′…リミットスイッチ
36…エンコーダ
37…スケール
38…ロッド
Claims (2)
- 融着すべき一対の樹脂管(1,1′)を保持し相対的に接近離反可能な固定クランプ(3)及び可動クランプ(5)と、該可動クランプ(5)に連結されて該可動クランプ(5)を往復動させるピストンロッド(8)を有するシリンダ装置(7)とを具備してなる樹脂管用融着機において、
該樹脂管用融着機を傾斜した場所で使用する場合、前記可動クランプ(5)に保持された樹脂管の重量の傾斜により生ずる管軸方向の分力の大きさを検知することができる検知手段と、前記分力の機台に対する方向を検知することができる検知手段と、検知した分力を消去する手段とを具備し、樹脂管の加熱溶融時及び圧接時の所定の押圧力を確保できるようにし、
前記樹脂管の管軸方向の分力の大きさを検知する検知手段は、可動クランプ(5)に設けられピストンロッド(8)が挿通する孔を有する蓋(30a,30b)が両端に固設された円筒部材(30)と、該円筒部材(30)の中に挿通されたピストンロッド(8)に固設されたばね座(31)と、該ばね座(31)と前記円筒部材(30)の両端の蓋(30a,30b)との間にそれぞれ挿入されたばね(32,33)と、該ばね(32,33)の縮み量を測定する手段とよりなり、前記円筒部材(30)の一端は前記可動クランプ(5)に固設されると共に、前記円筒部材(30)の他端は前記固定クランプ(3)に形成された孔(3a)に挿通可能であることを特徴とする樹脂管用融着機。 - 前記ばね(32,33)の縮み量を測定する手段は、可動クランプ(5)に取着されたスケール(37)と、ピストンロッド(8)に取着され前記スケール(37)上の位置を検出するエンコーダ(36)とよりなることを特徴とする請求項1に記載の樹脂管用融着機。
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