JPH1044241A - 樹脂管用融着機 - Google Patents

樹脂管用融着機

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JPH1044241A
JPH1044241A JP20855596A JP20855596A JPH1044241A JP H1044241 A JPH1044241 A JP H1044241A JP 20855596 A JP20855596 A JP 20855596A JP 20855596 A JP20855596 A JP 20855596A JP H1044241 A JPH1044241 A JP H1044241A
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Yasushi Niwayama
康 庭山
Jiro Azuma
治郎 東
Tsuneo Ikushima
恒雄 生島
Yoshiharu Ikenaka
芳治 池中
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RETSUKISU KOGYO KK
Rex Industries Co Ltd
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RETSUKISU KOGYO KK
Rex Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は樹脂管用融着機に関し、坂道等の傾
斜した場所で樹脂管を融着接続する場合、樹脂管同士を
接触させて加圧する加圧力が樹脂管自身の重みで変化す
るのを防止した樹脂管用融着機を実現することを目的と
する。 【解決手段】 融着すべき一対の樹脂管1,1′を保持
し相対的に接近離反可能な固定クランプ3及び可動クラ
ンプ5と、該可動クランプ5に連結されて該可動クラン
プ5を往復動させるピストンロッドを8有するシリンダ
装置7とを具備してなる樹脂管用融着機において、該樹
脂管用融着機を傾斜した場所で使用する場合、前記可動
クランプ5に保持された樹脂管の重量の傾斜により生ず
る管軸方向の分力の大きさを検知することができる検知
手段と、前記分力の機台に対する方向を検知することが
できる検知手段と、検知した分力を消去する手段とを具
備し、樹脂管の加熱溶融時及び圧接時の所定の押圧力を
確保できるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂管用融着機に関
する。詳しくは、坂道等の傾斜した場所で樹脂管を融着
接続する場合、樹脂管同士を接触させて加圧する加圧力
が樹脂管自身の重みで変化するのを防止し、所定の加圧
力で加圧できるようにした樹脂管用融着機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばガス管として従来の金属管
に代えて、耐震性に優れたポリエチレン等の樹脂管が多
用されるようになってきている。そして、この樹脂管同
士の接続は樹脂管の対向端面を加熱融着することにより
行なわれる。即ち、融着すべき一対の樹脂管の対向端面
間にヒータを置き、樹脂管同士を相互に軸方向に近づけ
てヒータ面に押しつけ樹脂管の対向端面が溶融するまで
所定時間加熱した後樹脂管をヒータから引き離し、次い
で素早くヒータを取り除いた後に再び樹脂管同士を相互
に向かって動かして溶融面同士を所定の押圧力で所定時
間圧接させ一定時間放冷することにより一体結合される
のである。
【0003】図4は特願平4−170928号により開
示された樹脂管用融着機である。この樹脂管用融着機は
同図に示すように、融着すべき一対の樹脂管1,1′を
支持するための、融着機本体(機台)2(フレームのみ
図示)に一体的に固定された固定クランプ3と、機台2
に設けた一対の案内棒4に沿って樹脂管1,1′の軸線
と平行な方向に可動な可動クランプ5とが設けられてい
る。
【0004】該可動クランプ5は機台2のフランジ2a
に一体的に取り付けられたシリンダ装置7のピストンロ
ッド8にばね9を介して連結されている。図ではピスト
ンロッド8の先端にはプレート状のプッシャ10が固設
され、ばね9はプッシャ10と可動クランプ5との間に
設けられている。そして、ピストンロッド8の伸縮力は
プッシャ10、ばね9を介して可動クランプ5に作用す
る。ばね9を介在させた理由は後述する。また、該可動
クランプ5には管軸線と平行な方向に延びるトグ棒11
が固設され、該トグ棒11には例えば3個のトグ11
a,11b,11cが所定の間隔で取り付けられてい
る。
【0005】ピストンロッド8あるいはそれと一体部、
例えばプッシャ10には2つのリミットスイッチ12,
13が取り付けられている。第1リミットスイッチ12
は前述の3個のトグ11a,11b,11cに当接した
時のプッシャ10の位置を検出するためのものであり、
第2リミットスイッチ13はプッシャ10が図4に示す
初期位置に戻った時に機台2のフランジ2aに当接して
プッシャ10、即ち、ピストンロッド8の初期位置への
復帰を検出するためのものである。また、固定クランプ
3には樹脂管の種類、即ち管径を検出するための第3の
リミットスイッチ14が設けられている。
【0006】シリンダ装置7は油圧回路15に連結され
ている。該油圧回路15は公知の2個のソレノイド作動
式油圧制御弁16,17を有し、第1ソレノイド作動式
油圧制御弁16は中立位置で全てのポートがタンク18
に接続される両端ソレノイドばねセンタ形4ポート3方
弁(3位置切換弁)であり、第2ソレノイド作動式油圧
制御弁17は定常時に閉弁した単一ソレノイドばねオフ
セット形2ポート2方弁である。
【0007】モータMにより駆動される油圧ポンプ19
はタンク18内の油を給排し必要に応じて油圧制御弁1
6,17を介して油圧シリンダ7を駆動制御する。な
お、20はリリーフ弁、21,22はパイロット圧(想
像線PP1、PP2で示す)で作動するチェック弁、2
3は速度制御弁(流量制御弁)である。
【0008】以上のように構成された装置は次の如く作
動する。まず初めに制御装置のメインスイッチMSを作
動する。すると油圧ポンプ19が作動すると同時に第1
ソレノイド作動式油圧制御弁16の第1ソレノイド16
aが作動し、弁スプールを図において右方に移動し、図
5(a)に示す第1位置に位置させる。その結果、油圧
ポンプ19により油圧が第1油圧制御弁16を介して油
圧シリンダ7のピストンの左側の圧力室に供給され、ピ
ストンロッド8を右方に押す。
【0009】その結果ばね9を介して可動クランプ5が
固定クランプ3に向かって右方に移動し、両クランプ間
に挿置したヒータ6を挟み付ける。この状態(この状態
ではヒータ6に対する加圧力は未だ生じていない)から
図5(b)の如くピストンロッド8がばね9を圧縮しな
がら更に右方に進めば、樹脂管によりヒータ6へばね9
の圧縮力に対応する加圧力が加えられる。これが加圧保
持である。ばね9はこの加圧力を発生させるために設け
られている。
【0010】ばね9が所定量圧縮されると、図5(b)
に示す如く、第1リミットスイッチ12が第2トグ11
bによりONとなる。その信号に基づきコントローラの
第1タイマー(加圧溶融時間制御用)T1が作動する。
同時に第1ソレノイド16aがOFFされ且つ油圧ポン
プ19もOFFされる。
【0011】第1タイマT1が所定時間t1経過する
と、即ち、加圧溶融時間が終了すると、第3ソレノイド
17aがONされる。この時、シリンダ7の左方圧力室
内の油は第3ソレノイド17aを介してタンク18に戻
されるのでピストンロッド8は圧縮状態にあったばね9
が自由状態になるまでばね9により左方に動かされる。
その結果、上記ばねによる加圧力が消失し、加熱保持状
態に移行する。加圧力消失後(例えば第3ソレノイド1
7aのONより3秒程度後)第3ソレノイド17aはピ
ストンロッド保持のためOFFされる。(図6(a))
【0012】第1タイマT1が所定時間t1経過するの
と同時に第2タイマT2がカウントを開始する。第2タ
イマT2の設定時間t2が経過すると、即ち、加熱保持
時間が経過すると、油圧ポンプ19がONに戻される。
そして、それと同時に第2ソレノイド16bが作動さ
れ、第1油圧制御弁16が図6(b)に示す第2位置に
もたらされる。その結果、シリンダ7のピストンロッド
8が左方に動き、それに伴い可動クランプ5が左方に動
き固定クランプ3から離れる。その結果、ヒータ6を取
り外すことができる。
【0013】可動クランプ5が図4に示す初期位置に戻
ると、第2リミットスイッチ13が機台2のフランジ2
aに接するので、初期位置への復帰を検出することがで
きる。その検出信号に基づき、第2ソレノイド16bが
OFFされ、且つ第1ソレノイド16aが作動される。
その結果、再び図5(a)の状態になり、可動クランプ
5が右方に動き樹脂管1,1′の溶融端同士が接触す
る。なお、この場合にはヒータ6は存在しないので、ピ
ストンロッド8の移動量はヒータ6の厚さに相当する分
だけ図5(a)よりも大きいが、ばね9は樹脂管1,
1′の溶融端同士が接触してから圧縮するので加圧力は
基本的にヒータへの加圧力と同一である。これは、一般
にヒータによる加圧溶融の際の加圧力と溶融管同士の圧
着時の加圧力とは等しく設定されるからである。
【0014】それと同時に油圧ポンプ19、第1ソレノ
イド16aがOFFにされ、ピストンロッド8はその位
置に保持される。即ち、加圧力が一定に保持される。第
3タイマT3の設定時間t3が経過すると、即ち、管端
の圧着時間が終了すると、第4タイマT4がカウントを
開始する。同時に第3ソレノイド17aがONにされ、
前述と同様ピストンロッド8が後退し、加圧力が消失す
る。加圧力消失後(例えば第3ソレノイド17aのON
より3秒程度後)第3ソレノイド17aはピストンロッ
ド8保持のためOFFにされる。第4タイマT4が所定
時間t4が経過すると、即ち、融着部の冷却が終わる
と、全ての融着作業は終了する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の樹脂管用融
着機では、坂道等の傾斜した所で使用した場合、樹脂管
重量の重力による管軸方向の分力が該樹脂管を保持した
可動クランプに掛かり、この力が前述した加熱溶融時及
び圧着時の加圧力にプラスまたはマイナスされるため融
着品質にバラツキを生ずるという問題がある。
【0016】本発明は上記従来の問題点に鑑み、坂道等
の傾斜した場所で樹脂管を融着接続する場合、樹脂管同
士を接触させて加圧する加圧力が樹脂管自身の重みで変
化するのを防止し、所定の加圧力で加圧できるようにし
た樹脂管用融着機を実現することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂管用融着機
に於いては、融着すべき一対の樹脂管1,1′を保持し
相対的に接近離反可能な固定クランプ3及び可動クラン
プ5と、該可動クランプ5に連結されて該可動クランプ
5を往復動させるピストンロッド8を有するシリンダ装
置7とを具備してなる樹脂管用融着機において、該樹脂
管用融着機を傾斜した場所で使用する場合、前記可動ク
ランプ5に保持された樹脂管の重量の傾斜により生ずる
管軸方向の分力の大きさを検知することができる検知手
段と、前記分力の機台に対する方向を検知することがで
きる検知手段と、検知した分力を消去する手段とを具備
し、樹脂管の加熱溶融時及び圧接時の所定の押圧力を確
保できるようにしたことを特徴とする。
【0018】また、それに加えて、前記樹脂管の管軸方
向の分力の大きさを検知する検知手段は、可動クランプ
5に設けられピストンロッド8が挿通する孔を有する蓋
30a,30bが両端に固設された円筒部材30と、該
円筒部材30の中に挿通されたピストンロッド8に固設
されたばね座31と、該ばね座31と前記円筒部材30
の両端の蓋30a,30bとの間にそれぞれ挿入された
ばね32,33と、該ばね32,33の縮み量を測定す
る手段とより成ることを特徴とする。
【0019】また、前記ばね32,33の縮み量を測定
する手段は、可動クランプ5に取着されたスケール37
と、ピストンロッド8に取着され前記スケール37上の
位置を検出するエンコーダ36とよりなることを特徴と
する。
【0020】この構成を採ることにより、坂道等の傾斜
した場所で樹脂管を融着接続する場合、樹脂管同士を接
触させて加圧する加圧力が樹脂管自身の重みで変化する
のを防止し、所定の加圧力で加圧できるようにした樹脂
管用融着機を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態を示
す。同図に於いて図4と同一部分は同一符号を付して示
した。なお、可動クランプの位置検出手段および制御装
置は図示を省略した。本実施の形態は、機台2に一体的
に設けられ且つ樹脂管1を支持することができる固定ク
ランプ3と、該機台2に設けられた一対の案内棒4の上
を摺動し前記固定クランプ3に対して接近または離反す
るように移動でき且つ樹脂管1′を支持できるように設
けられた可動クランプ5と、機台2の前記固定クランプ
3とは反対側のフランジ2aにピストンロッド8を有す
るシリンダ装置7が設けられている。
【0022】また、前記可動クランプ5には両端をピス
トンロッド8が挿通する孔を有する蓋30a,30bで
塞がれた円筒部材30がその一端を挿通して固設されて
いる。そして該円筒部材30の中をピストンロッド8が
挿通され、該ピストンロッド8には円筒部材30の中央
より可動クランプ側に偏ってばね座31が固定されてい
る。さらに該ばね座31と可動クランプ5より遠い側の
蓋30bとの間には第1ばね32が挿入され、可動クラ
ンプ側の蓋30aとの間には第2ばね33が挿入されて
いる。なお、第2ばね33は第1ばね32より短いが、
ばね定数は両者同じに設定されている。
【0023】また、前記ピストンロッド8には、フラン
ジ2aと可動クランプ5の中間に位置してブロック34
が固設され、該ブロック34には上部に初動圧判定(傾
斜方向を判定する)用のリミットスイッチ35が取着さ
れ、該ブロック34の下部には第1または第2のばねの
縮み量を読み取るエンコーダ36が取り付けられてい
る。
【0024】さらに、可動クランプ5には前記エンコー
ダ36により読み取られるスケール37と、前記リミッ
トスイッチ35に接触して作動させるロッド38とが固
設されている。また、機台2のフランジ2aにはピスト
ンロッドに設けられたブロック34により作動され、ピ
ストンロッド8の初期位置を検出するリミットスイッチ
39と、可動クランプ5の初期位置を検出するリミット
スイッチ40とが設けられ、固定クランプ3にはサイズ
(管径)を検知するためのリミットスイッチ41,4
1′が設けられている。また該固定クランプ3には可動
クランプ5が移動した際に円筒部材30が自由に挿通で
きる孔3aが穿設されている。
【0025】シリンダ装置7は油圧回路15に連結され
ており、該油圧回路15はソレノイド作動式油圧制御弁
16,17,17′を有し、第1ソレノイド作動式油圧
制御弁16は中立位置で全てのポートがタンク18に接
続される両端ソレノイドばねセンタ形4ポート3方弁
(3位置切換弁)であり、第2及び第3ソレノイド作動
式油圧制御弁17,17′は定常時に閉弁した単一ソレ
ノイドばねオフセット形2ポート2方弁である。
【0026】モータMにより駆動される油圧ポンプ19
はタンク18内の油を給排し必要に応じて油圧制御弁1
6,17を介して油圧シリンダ7を駆動制御する。な
お、20はリリーフ弁、21,22はパイロット圧(想
像線PP1,PP2で示す)で作動するチェック弁、2
3は速度制御弁(流量制御弁)である。
【0027】このように構成された本実施の形態の作用
を次に説明する。先ず、図1の如く固定クランプ3およ
び可動クランプ5により接続すべき樹脂管1,1′を保
持した状態で機台2が水平(つまり樹脂管1,1′が水
平)な場合は、樹脂管1′には水平方向の力は存在して
いないので、樹脂管1′を保持した可動クランプ5は動
かず初期状態のままである。従って、第1ばね及び第2
ばね共伸縮はない。
【0028】次に、図2の如く固定クランプ3及び可動
クランプ5に樹脂管1,1′を保持した状態で機台2が
図において反時計方向に角度θ1 で傾斜している(つま
り樹脂管1,1′が反時計方向に角度θ1 で傾斜してい
る)場合は樹脂管1′に重力によりW Sinθ1 (ただし
Wは樹脂管1′の重量)なる管軸方向の分力が生じ、こ
の分力が可動クランプ5を固定クランプ3から離間する
方向(矢印A方向)に作用する。このため可動クランプ
5は機台2のフランジ2aに設けられた傾斜方向検出用
のリミットスイッチ40に接触し、該リミットスイッチ
40をONとする。
【0029】このリミットスイッチ40からの信号によ
り図示なき制御装置が油圧回路15に指示してシリンダ
装置7を駆動してリミットスイッチ40がOFFとなる
までピストンロッド8を右方に移動させる。この結果第
1ばね32が圧縮される。この圧縮量はエンコーダ36
がスケール37との相対移動から読み取ることができ
る。またリミットスイッチ35は可動クランプ5に設け
られたロッド38によりONされる。このエンコーダ3
6及びリミットスイッチ35からの信号により制御装置
は可動クランプ5に作用している力の大きさ及び方向を
検知することができる。
【0030】この後ヒーターにより樹脂管1,1′の端
面の加熱溶解、ヒーターの除去、樹脂管の溶融端面同士
の圧接により両管の接続を行うのであるが、その際の可
動クランプ5の固定クランプ方向へのシリンダ装置7に
よる加圧には、所定の加圧力に前記エンコーダ36及び
制御装置により検知した力を加算するのである。これに
より、樹脂管の重量の傾斜による管軸方向の分力を消去
することができ、樹脂管を所定の加圧力で加圧すること
ができる。なお、融着作業の詳細は図4により説明した
と同様であるので、その説明は省略する。
【0031】また、図3の如く固定クランプ3および可
動クランプ5により接続すべき樹脂管1,1′を保持し
た状態で機台2が反時計方向に角度θ2 で傾斜している
(つまり樹脂管1,1′が反時計方向に角度θ2 で傾斜
している)場合は、樹脂管1′に重力によりW Sinθ2
(ただしWは樹脂管1′の重量)なる管軸方向の分力が
生じ、この分力が可動クランプ5を固定クランプ3に近
づく方向(矢印B方向)に作用する。このため、可動ク
ランプ5は固定クランプ3に近づき第2ばね33を圧縮
する。
【0032】また、可動クランプ5に設けられたロッド
38はブロック34に設けられたリミットスイッチ35
から離れる。またエンコーダ36はスケール37と相対
移動し、その移動量から第2ばね33の圧縮量を検知す
る。このエンコーダ36及び前記リミットスイッチ35
からの信号により制御装置は可動クランプ5に掛かる管
軸方向の力の大きさ及び方向を検知することができる。
そして、この力は固定クランプ3へ向かう方向であるの
で、加熱溶融時及び圧接時に樹脂管を加圧するときは、
所定の加圧力より減ずることにより所定の加圧力で加圧
することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の樹脂管用融着機に依れば、樹脂
管を保持した可動ウクランプに管軸方向にかかる力の大
きさ及び方向を検知するための手段を設け、この力を消
去することにより、坂道等の傾斜した場所で樹脂管を融
着接続する場合、樹脂管同士を接触させて加圧する加圧
力が樹脂管自身の重みで変化するのを防止し、所定の加
圧力で加圧できるようにすることができ、樹脂管の接続
品質を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す構成図ある。
【図2】本発明の実施の形態の作用を説明するための図
である。
【図3】本発明の実施の形態の作用を説明するための図
である。
【図4】従来の樹脂管用融着機を説明するための図であ
る。
【図5】従来の樹脂管用融着機の作用を説明するための
図である。
【図6】従来の樹脂管用融着機の作用を説明するための
図である。
【符号の説明】
1,1′…樹脂管 2…機台 3…固定クランプ 4…案内棒 5…可動クランプ 7…シリンダ装置 8…ピストンロッド 15…油圧回路 16,17,17′…ソレノイド作動式油圧制御弁 18…タンク 19…油圧ポンプ 30…円筒部材 31…ばね座 32…第1ばね 33…第2ばね 34…ブロック 35,39,40,41,41′…リミットスイッチ 36…エンコーダ 37…スケール 38…ロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融着すべき一対の樹脂管(1,1′)を
    保持し相対的に接近離反可能な固定クランプ(3)及び
    可動クランプ(5)と、該可動クランプ(5)に連結さ
    れて該可動クランプ(5)を往復動させるピストンロッ
    ド(8)を有するシリンダ装置(7)とを具備してなる
    樹脂管用融着機において、 該樹脂管用融着機を傾斜した場所で使用する場合、前記
    可動クランプ(5)に保持された樹脂管の重量の傾斜に
    より生ずる管軸方向の分力の大きさを検知することがで
    きる検知手段と、前記分力の機台に対する方向を検知す
    ることができる検知手段と、検知した分力を消去する手
    段とを具備し、樹脂管の加熱溶融時及び圧接時の所定の
    押圧力を確保できるようにしたことを特徴とする樹脂管
    用融着機。
  2. 【請求項2】 前記樹脂管の管軸方向の分力の大きさを
    検知する検知手段は、可動クランプ(5)に設けられピ
    ストンロッド(8)が挿通する孔を有する蓋(30a,
    30b)が両端に固設された円筒部材(30)と、該円
    筒部材(30)の中に挿通されたピストンロッド(8)
    に固設されたばね座(31)と、該ばね座(31)と前
    記円筒部材(30)の両端の蓋(30a,30b)との
    間にそれぞれ挿入されたばね(32,33)と、該ばね
    (32,33)の縮み量を測定する手段とよりなること
    を特徴とする請求項1に記載の樹脂管用融着機。
  3. 【請求項3】 前記ばね(32,33)の縮み量を測定
    する手段は、可動クランプ(5)に取着されたスケール
    (37)と、ピストンロッド(8)に取着され前記スケ
    ール(37)上の位置を検出するエンコーダ(36)と
    よりなることを特徴とする請求項2に記載の樹脂管用融
    着機。
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Cited By (2)

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CN104475975A (zh) * 2014-11-12 2015-04-01 广西大学 驱动桥壳的熔焊修复机
CN106696284A (zh) * 2017-03-01 2017-05-24 珠海灵科自动化科技有限公司 一种超声波塑料焊接机压机缓冲跟随机构

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