JP3863691B2 - 現像ロール - Google Patents
現像ロール Download PDFInfo
- Publication number
- JP3863691B2 JP3863691B2 JP28164699A JP28164699A JP3863691B2 JP 3863691 B2 JP3863691 B2 JP 3863691B2 JP 28164699 A JP28164699 A JP 28164699A JP 28164699 A JP28164699 A JP 28164699A JP 3863691 B2 JP3863691 B2 JP 3863691B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developing roll
- toner
- surface layer
- guanamine
- developing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真装置において用いられる現像ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真装置、特に、小型の電子写真装置の分野においては、メンテナンスの簡素化が進められており、例えば、感光体表面、感光紙、記録紙等の画像担持体上に形成された静電潜像を1成分トナーを使用して現像するタイプの乾式の現像装置が実用化されている。
【0003】
このタイプの現像装置としては、例えば、特開昭53−3233号公報に開示されるように、ゴム又はエラストマーからなる弾性材料で構成される現像ロールの表面に一成分非磁性トナーを付着させ、このロールを回転させながら前記トナーを現像位置に搬送し、これを現像位置でドラム感光体の静電潜像に接触させて現像を行うものが提案されている。この現像装置によれば、静電潜像が形成されたドラム感光体に弾性を有する現像ロールを当接させて、現像ロール表面に薄層化された一成分非磁性トナーを現像電界に応じて移動させることにより、静電潜像を可視像化することができるので、トナーに磁性材料を使うことなく、カラー化が容易なるという利点がある。
【0004】
この現像装置の現像ロールにおける金属シャフトの周囲には、現像ロールを感光体に当接させるために、導電性の合成ゴム、ウレタンフォームなどからなる弾性層が形成されている。そして、その弾性層の周囲には、弾性層を構成するゴム、ウレタンフォームなどからの可塑剤や低分子成分のブリードアウトによる感光体への汚染を防止するために、或いは、トナーの粘着(タッキング)やフィルミングを防止するために、可塑剤などの表面へのブリードをブロックするトナー離型性のよい樹脂からなる表面層が被覆されている。
【0005】
このような現像ロールにおいては、トナーと現像ロール表面との接触による摩擦帯電によって、トナーの帯電の極性及び帯電量を制御する必要がある。トナーの感光体への移動は、トナーの帯電の極性及び現像電界に応じて、静電潜像の画像部及び地肌部(非画像部)を選択することにより行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の現像ロールにおいては、(1)トナーの帯電量が低く且つ逆極性のトナーが多い場合には、トナーが地肌部に付着し、そのために、転写紙上での出力画像では地肌部のかぶり(以下、本明細書では「地肌かぶり」という)となって表れること、(2)トナーの帯電量が低くその立ち上がりが悪い場合には、転写紙の前後端に相当する部分で濃度低下が起こり、画像の濃度安定性が悪くなること、即ち、画像の濃度差を生じてゴーストが表れること、(3)高温多湿環境に置かれた場合にトナーの帯電量が低下して地肌かぶりが発生しやすくなり、また、出力画像の濃度安定性が悪くなること、といった問題があった。
【0007】
そして、初期的には、前記したような問題がなくても、(4)長期にわたる現像装置の連続使用に伴って複写枚数が増加すると、現像ロールの表面にトナーがフィルミングし、トナーの帯電量が低下して、地肌かぶりが多くなること、及び、十分な画像濃度が得られなくなること、といった不具合が生じ、それらの不具合のために、実使用上十分な耐久性が得られないこと、といった問題があった。また、(5)長期にわたる現像装置の連続使用に伴って複写枚数が増加すると、表面層が感光体或いはトナーシール部材に押圧されながら回転するため、現像ロールの表面層にひび割れが発生し、そのひび割れが画像欠陥となって出力画像に表れるという問題があった。
【0008】
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。
即ち、本発明は、高温多湿環境下及び/又は長期使用においても、トナーに安定した帯電性を付与し、出力画像における地肌かぶり及び濃度低下を防止し、しかも、表面層のひび割れを防止して、使用上十分な耐久性を確保した現像ロールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、複写機、プリンタなどの電子写真装置の機内温度が10〜40℃であることを考慮して、芯軸の周囲に弾性層を有する現像ロールにおいて、該弾性層の外周表面に、ガラス転移温度(Tg)が40℃以上のポリエステル樹脂と、ガラス転移温度(Tg)が10℃以下のポリエステル樹脂と、からなるポリエステル樹脂ブレンドで表面層を形成したところ、高温多湿環境下及び/又は長期使用においても、トナーに充分な帯電性を付与し、出力画像における地肌かぶり及び濃度低下を防止し、しかも、表面層のひび割れを防止して、使用上十分な耐久性を確保した現像ロールを提供できることを見出して本発明を完成するに至った。
【0010】
即ち、請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、芯軸の周囲に弾性層を有する現像ロールにおいて、該弾性層の外周表面に、
(イ)ガラス転移温度(Tg)が40℃以上のポリエステル樹脂、及び、
(ロ)ガラス転移温度(Tg)が10℃以下のポリエステル樹脂、
の少なくとも2種のポリエステル樹脂を含有する表面層を有することを特徴とする現像ロールである。
【0011】
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、2種のポリエステル樹脂の溶解度パラメータ(SP値)の差が0.5以下であることを特徴とするものである。
【0012】
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、表面層がグアナミン、グアナミン誘導体及びグアナミン系縮合物の少なくとも1種を含有することを特徴とするものである。
【0013】
請求項4に記載された発明は、請求項1,2又は3に記載された発明において、2種ポリエステル樹脂の少なくとも1種がその主鎖末端又は側鎖末端にヒドロキシル基を有することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示す現像ロールの断面図であり、そして、図2は、本発明の一実施の形態を示す現像ロールを用いた現像装置の概略説明図である。
【0015】
図1において、10は現像ロールである。現像ロール10は、金属からなる芯軸1の周囲にゴム又はエラストマーからなる弾性層2を有している。弾性層2としては、例えば、エチレンプロピレンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、スチレンゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ウレタンフォーム等のゴム又はエラストマーが使用できる。弾性層2の外周表面には、ガラス転移温度(Tg)(以下、「Tg」という)が40℃以上のポリエステル樹脂、及び、Tgが10℃以下のポリエステル樹脂、の少なくとも2種のポリエステル樹脂を含有する表面層3を有している。かかる2種のポリエステル樹脂を含有する表面層3を有することによって、高温多湿環境下及び/又は長期使用においても、トナーに充分な帯電性を付与し、出力画像における地肌かぶり及び濃度低下を防止し、しかも、表面層のひび割れを防止して、使用上十分な耐久性を確保した現像ロールを提供することが可能となる。
【0016】
本発明における2種のポリエステル樹脂は、好ましくは、それらの溶解度パラメータ(SP値)(以下、「SP値」という)の差が0.5以下のものである。このように、2種のポリエステル樹脂のSP値の差を0.5以下とすることによって、2種のポリエステル樹脂の相溶性が確保され、そのために、前記した効果を安定して奏する現像ロールを提供することが可能となる。
【0017】
本発明における表面層3は、好ましくは、グアナミン、グアナミン誘導体及びグアナミン系縮合物の少なくとも1種を含有することができる。このように、表面層3にグアナミン、グアナミン誘導体及びグアナミン系縮合物の少なくとも1種を含有させることによって、高温多湿環境における使用及び長期にわたる使用においても、トナーに充分な帯電量を付与することができ、そして、地肌かぶりがなく且つ濃度安定が向上した画像品質とすることができる。
【0018】
前記グアナミン及びグアナミン誘導体は、次の式(1)で示される化合物である。グアナミンには、ベンゾグアナミン及びアセトグアナミンの2種があり、これら2種のベンゾグアナミン及びアセトグアナミンは、特に、好ましいものである。
【0019】
【化1】
(式中、X1 は、H、アルキル基又はフェニル基であり、そして、X2 、X3、X4 、X5 は、H、メチロール基、ブチロール基、メトキシメチル基又はブトキシメチル基である。)
【0020】
そして、グアナミン系縮合物は、グアナミン又はグアナミン誘導体の脱水、脱アルコール反応による縮合反応生成物であって、次の式(2)で示されるものである。
【0021】
【化2】
(式中、X1 は、H、アルキル基又はフェニル基である。)
【0022】
本発明における2種のポリエステル樹脂は、好ましくは、それらの少なくとも1種がその主鎖末端又は側鎖末端にヒドロキシル基を有するものである。このように、ポリエステル樹脂がその主鎖末端又は側鎖末端にヒドロキシル基を有していると、ヒドロキシ基とグアナミン化合物等との脱水、脱アルコールによる縮合反応によって、ヒドロキシル基を架橋点とした架橋が起こる。かかる架橋によって膜強度が増加し、感光体の汚染やトナーのタッキングを防止することができ、そして、長期にわたる使用においてもひび割れすることなく耐久性が確保できる。また、弾性層との密着性も向上する。
【0023】
本発明の現像ロール10は、例えば、図2に示されるような現像装置において用いることができる。即ち、図2に示すように、現像ロール10、芯軸の周囲にスポンジ層を形成してなる補給ロール11及びトナー搬送部材12は、ケース13の側板に軸支されている。トナーは、トナー搬送部材12及び補給ロール11を介して現像ロール10表面に供給される。現像ロール10の表面層(図1の表面層3参照)、即ち、トナー担持体上に供給されたトナーは、さらに、トナー層形成部材14によって所定量に薄層化され、現像ロール10の回転によって感光体ドラム15に搬送される。現像ロール10は、感光体ドラム15に平行に接触し、板バネ電極(図示せず)を介して感光体ドラム15の帯電電位と光書き込み後(露光後)の残留電位のほぼ中間のバイアス電圧がバイアス電源16により印加されている。現像ロール10上のトナーは、感光体ドラム15との接触部に搬送され、感光体電位と現像バイアスによる現像電界に応じて、帯電したトナーが感光体ドラム15に付着し静電潜像が可視像化される。
【0024】
【実施例】
(実施例1)
接着剤を塗布した直径8mmのSUS芯軸の周囲にエピクロロヒドリンゴム100重量部、炭酸カルシウム30重量部、加硫促進剤3重量部及びイオウ1重量部からなるゴム組成物をクロス押出し、加熱加硫した後、外径研削にて直径20mmとすることにより、6mm厚の弾性層を有するロールを形成した。この弾性層を有するロールの表面にTg;67℃及びSP値;9.2のポリエステル樹脂(東洋紡績社製、バイロン200)(以下、「ポリエステル樹脂A」という)50重量部、Tg;6℃及びSP値;8.9のポリエステル樹脂(東洋紡績社製、バイロン300)(以下、「ポリエステル樹脂B」という)50重量部、トルエン600重量部及びメチルエチルケトン300重量部からなる被覆組成物をスプレーコートし、これを150℃で1時間焼成して表面層を形成することにより、現像ロールとした。
【0025】
(実施例2)
実施例1と同様に弾性層を有するロールを形成した。この弾性層を有するロールの表面に「ポリエステル樹脂A」35重量部、「ポリエステル樹脂B」35重量部、ベンゾグアナミン(三井サイテック社製、マイコート106)30重量部、トルエン600重量部及びメチルエチルケトン300重量部からなる被覆組成物をスプレーコートし、これを150℃で1時間焼成して表面層を形成することにより、現像ロールとした。
【0026】
(比較例1)
実施例1と同様に弾性層を有するロールを形成した。この弾性層を有するロールの表面に「ポリエステル樹脂A」100重量部、トルエン600重量部及びメチルエチルケトン300重量部からなる被覆組成物をスプレーコートし、これを150℃で1時間焼成して表面層を形成することにより、現像ロールとした。
【0027】
(比較例2)
実施例1と同様に弾性層を有するロールを形成した。この弾性層を有するロールの表面に「ポリエステル樹脂B」100重量部、トルエン600重量部及びメチルエチルケトン300重量部からなる被覆組成物をスプレーコートし、これを150℃で1時間焼成して表面層を形成することにより、現像ロールとした。
【0028】
実施例1〜2及び比較例1〜2により得られた現像ロールを次に示すような評価方法で評価した。即ち、表面層の柔軟性として伸び(%)を評価し、また、接触による官能評価により表面層の非粘着性を評価した。さらに、現像ロールを初期の性能(以下、「初期」という)と1000プリント後の性能(以下、「1000プリント後」という)とに分け、「初期」では、「トナー帯電量(μC/g)」、「画像品質(地肌かぶり)」及び「画像品質(濃度安定性)」をそれぞれ評価し、そして、「1000プリント後」では、「トナー帯電量(μC/g)」、「画像品質(地肌かぶり)」、「画像品質(ベタ追従)」、トナーフィルミング及び「膜のヒビ割れ」をそれぞれ評価した。前記「トナー帯電量(μC/g)」、「画像品質(地肌かぶり)」、「画像品質(濃度安定性)」及び「画像品質(ベタ追従)」については、23℃50%RH環境及び30℃80%RH環境でそれぞれ評価した。
【0029】
評価基準は、次のとおりである。
(イ)非粘着性の評価
指触による官能評価により評価した。
○・・・粘着性を感じない
×・・・粘着性を感じる
(ロ)画像品質(地肌かぶり)の評価
現像部通過後の地肌部のかぶり濃度の測定により評価した。
◎・・・0.005以下
○・・・0.005を越え、0.01以下
△・・・0.01を越え、0.02以下
×・・・0.02を越える
(ハ)画像品質(濃度安定性)の評価
ソリッド画像前後端の濃度差の測定により評価した。
◎・・・0.1以下
○・・・0.1を越え、0.2以下
△・・・0.2を越え、0.3以下
×・・・0.3を越える
(ニ)トナーフィルニングの評価
10000Printo 後の表面層の状態を目視により評価した。
○・・・エアブローにより表面上のトナーが除去できる状態
×・・・エアブローにより表面上のトナーが残る状態
(ホ)ひび割れの評価
10000Printo 後の表面層の状態を目視により評価した。
○・・・ひび割れなし
×・・・ひび割れあり
【0030】
評価結果は、次の表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
表1より、次のことがわかる。
実施例1では、表面層を2種のポリエステル樹脂A,Bを混合したポリエステル樹脂ブレンドで構成することにより、柔軟性(伸び)を確保し、かつ、粘着性がなく、経時でのトナーフィルミングも防止することができることがわかる。
実施例2では、表面層をベンゾグアナミンで硬化させることにより、トナー帯電量を向上させ、画質を向上させることがわかる。
比較例1では、現像ロールの使用温度域よりTgが高い場合には、表面層の伸びが乏しく、そのために、弾性層の変形に充分追従できずにひび割れが生じる。このことにより出力画像に画像欠陥が生じることがわかる。
比較例2では、現像ロールの使用温度域よりTgが低い場合には、表層の伸びが十分ありひび割れが生じないが、表面に粘着が生じ、また、経時でトナーフィルミングする。これらのことから画像劣化が著しいものとなることがわかる。
【0033】
以上、本発明の利点を挙げると次のとおりとなる。
(1)現像ロールの弾性層の外周表面に、ガラス転移温度(Tg)が40℃以上のポリエステル樹脂及びガラス転移温度(Tg)が10℃以下のポリエステル樹脂の少なくとも2種のポリエステル樹脂を含有する表面層を有することにより、高温多湿環境下及び/又は長期使用においても、トナーに充分な帯電性を付与し、出力画像における地肌かぶり及び濃度低下を防止し、しかも、表面層のひび割れを防止して、使用上十分な耐久性を確保した現像ロールとすることができる。
【0034】
(2)2種のポリエステル樹脂のSP値の差を0.5以下とすることによって、2種のポリエステル樹脂の相溶性が確保され、そのために、前記した利点を安定して有する現像ロールを提供することが可能となる。
【0035】
(3)現像ロールの表面層にグアナミン、グアナミン誘導体及びグアナミン系縮合物の少なくとも1種を含有させることによって、高温多湿環境における使用及び長期にわたる使用においても、トナーに充分な帯電量を付与することができ、そして、地肌かぶりがなく且つ濃度安定が向上した画像品質とすることができる。
【0036】
(4)ポリエステル樹脂がその主鎖末端又は側鎖末端にヒドロキシル基を有していると、ヒドロキシ基とグアナミン化合物等との脱水、脱アルコールによる縮合反応によって、ヒドロキシル基を架橋点とした架橋が起こる。かかる架橋によって膜強度が増加し、感光体の汚染やトナーのタッキングを防止することができ、そして、長期にわたる使用においてもひび割れすることなく耐久性が確保できる。また、弾性層との密着性も向上する。
【0037】
【発明の効果】
(1)請求項1に記載された発明によれば、充分な柔軟性を付与しひび割れを防止するとともに、粘着性を抑えて経時でのトナーフィルミングを防止し、耐久に優れた現像ローラとすることができる。
(2)請求項2に記載された発明によれば、相溶性を確保することにより、前記(1)に記載した効果を安定したものとすることができる。
(3)請求項3に記載された発明によれば、高温多湿環境における使用及び長期にわたる使用においても、トナーに充分な帯電量を付与することができ、そして、地肌かぶりがなく且つ濃度安定が向上した画像品質とすることができる。
(4)請求項4に記載された発明によれば、ヒドロキシ基とグアナミン化合物との脱水、脱アルコールによる縮合架橋によって膜強度が増加し、感光体の汚染やトナーのタッキングを防止することができ、そして、長期にわたる使用においてもひび割れすることなく耐久性が確保できる。また、弾性層との密着性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す現像ロールの断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す現像ロールを用いた現像装置の概略説明図である。
【符号の説明】
1 芯軸
2 弾性層
3 表面層
10 現像ロール
Claims (4)
- 芯軸の周囲に弾性層を有する現像ロールにおいて、該弾性層の外周表面に、
(イ)ガラス転移温度(Tg)が40℃以上のポリエステル樹脂、及び、
(ロ)ガラス転移温度(Tg)が10℃以下のポリエステル樹脂、
の少なくとも2種のポリエステル樹脂を含有する表面層を有することを特徴とする現像ロール。 - 2種のポリエステル樹脂の溶解度パラメータ(SP値)の差が0.5以下であることを特徴とする請求項1記載の現像ロール。
- 表面層がグアナミン、グアナミン誘導体及びグアナミン系縮合物の少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1又は2記載の現像ロール。
- 2種ポリエステル樹脂の少なくとも1種がその主鎖末端又は側鎖末端にヒドロキシル基を有することを特徴とする請求項1,2又は3記載の現像ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28164699A JP3863691B2 (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 現像ロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28164699A JP3863691B2 (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 現像ロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001109254A JP2001109254A (ja) | 2001-04-20 |
JP3863691B2 true JP3863691B2 (ja) | 2006-12-27 |
Family
ID=17642013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28164699A Expired - Fee Related JP3863691B2 (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 現像ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3863691B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5022686B2 (ja) * | 2006-11-30 | 2012-09-12 | キヤノン株式会社 | 現像ローラの製造方法 |
JP5869912B2 (ja) * | 2012-02-27 | 2016-02-24 | キヤノン株式会社 | 導電性部材、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 |
CN109071919A (zh) * | 2016-05-11 | 2018-12-21 | 日立化成株式会社 | 密封用液状树脂组合物及电子部件装置 |
-
1999
- 1999-10-01 JP JP28164699A patent/JP3863691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001109254A (ja) | 2001-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3805563B2 (ja) | 現像ローラ、その製造方法、それを用いた画像形成装置及びそれに用いる現像ユニット、プロセスユニット | |
US4064313A (en) | Heat fixing member for electrophotographic copiers | |
JP4936481B2 (ja) | クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置 | |
US4754304A (en) | Drum cleaning in an electrophotographic copying machine | |
JP3863691B2 (ja) | 現像ロール | |
US4278342A (en) | Xerographic charging | |
JP3569454B2 (ja) | 現像ローラ | |
JP4750522B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP4091224B2 (ja) | 現像装置及び規制部材 | |
JP6663337B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11147629A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001092239A (ja) | 現像ロール | |
JP2504978B2 (ja) | トナ−担持体 | |
JP2504977B2 (ja) | トナ−担持体 | |
JP2851216B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3805142B2 (ja) | 電子写真感光体および該電子写真感光体を用いた画像形成装置と画像形成方法 | |
JP4361311B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH09204129A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001305849A (ja) | 現像ロール | |
JPH08101565A (ja) | 画像形成装置及びその作像プロセス後処理方法 | |
JP2504979B2 (ja) | トナ−担持体 | |
JP3058204B2 (ja) | 多色画像形成装置 | |
JP2847005B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005208226A (ja) | 画像形成装置、プロセスカートリッジ、及びプロセスカートリッジ用メモリ媒体 | |
CA1100829A (en) | Heat fixing member for electrophotographic copiers |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060919 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060929 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |