JP3862626B2 - コンディショニング用毛髪化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪に適用した後に水で濯ぎ落とすことによって、毛髪になめらか感及びしっとり感を付与するコンディショニング用毛髪化粧料に関する。より詳細には、特定の構造を有するシリコーン化合物を含有することにより、毛髪になめらかな感触及びしっとりとした感触を付与するという優れた使用感触を有するコンディショニング用毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、シャンプー等の毛髪用洗浄料は、アニオン界面活性剤を主成分としているので、洗髪の際には、毛髪の汚れだけでなく毛髪表面を保護している油分も同時に除去してしまう。そのため、洗髪後は、毛髪のなめらかな感触やしっとりとした感触が失われ、櫛通りが悪くなることがある。毛髪になめらかさを与えることを目的として、カチオン性ポリマー及び脂肪族アルコール類に加えて、シリコーン系化合物、脂肪酸エステル系化合物、炭化水素系化合物等の油性成分が用いられてきた。特にシリコーン系化合物は優れた特性を示すことから、近年広く用いられている。しかしながら、シリコーン油を配合したコンディショニング用毛髪化粧料は、洗髪後、油性残留感(油っぽい、ベタベタする)があり、しっとり感に欠けるといった欠点がある。
【0003】
毛髪になめらかな感触としっとりとした感触を付与するため、同一分子中にポリシロキサン基とポリアルキレンオキシド基を有するポリシロキサン−ポリオキシアルキレン直鎖型ブロック共重合体を用いた化粧品組成物が、特開平7−316010号公報に開示されている。また、洗髪後のコンディショナーの毛髪への定着性を上げるため、ポリシロキサン基とポリアルキレンオキシド基に加えアミノ基を有するポリオキシアルキレン化アミノシリコーンを用いた化粧品組成物が特表2001−513534号公報に開示されている。しかしながら、これらポリシロキサン−ポリオキシアルキレン直鎖型ブロック共重合体やポリオキシアルキレン化アミノシリコーン等のシリコーン化合物はその構造上からも、併用されるカチオン性ポリマーや脂肪族アルコール類への相溶性が充分ではない。脂肪族アルコール類はラメラ相を形成し、これにより毛髪を保護するが、脂肪族アルコール類との相溶性が不充分なシリコーン化合物は、ラメラ相とは別の粒子として存在する。そのため、洗髪後の毛髪への定着性が不充分になり、従来のシリコーン化合物を含むコンディショナーは、毛髪になめらかな感触としっとりとした感触を付与するという観点では、未だ満足いくものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
シリコーン化合物にカチオン性基を持たせて、脂肪族アルコール類への相溶性を向上させれば、シリコーン化合物を、脂肪族アルコール類が形成するラメラ相に取り込ませることができ、その結果、シリコーン化合物の毛髪への定着性が向上し、カチオン性ポリマーとシリコーン化合物との併用によって優れたコンディショニング効果が得られるものと考えられる。特開平8−253539号公報には、脂肪族アルコール類への相溶性が改善された材料として、長鎖アルキル基及びカチオン性基を有するエチレン骨格の主鎖を有する重合体に、ポリシロキサン基をグラフトした整髪用シリコングラフト共重合体が開示されている。しかし、前記シリコングラフト共重合体は、毛髪上に被膜を形成する整髪性を有する材料であり、洗髪した後に、濯ぎ落とすことで、毛髪にしっとり感及びなめらか感を与えるための、毛髪用コンディショニングの材料として用いることはできない。
【0005】
本発明は前記諸問題に鑑みなされたものであって、毛髪に適用した後に水で濯ぎ落とすことによって、毛髪になめらかな感触及びしっとりとした感触を付与し得る、優れた使用感触を有するコンディショニング用毛髪化粧料を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は鋭意検討した結果、主鎖にポリシロキサン骨格を含むシリコーン化合物中に、長鎖アルキル基及び4級アンモニウム塩基を導入することにより、併用される脂肪族アルコール類への相溶性を向上させることができ、その結果、脂肪族アルコールによって形成されるラメラ相にシリコーン化合物を取り込むことができ、優れたコンディショニング効果が得られるとの知見を得、本発明を完成するに至った。
また、前記シリコーン化合物中に、さらにポリアルキレンオキシド基を導入することにより、より優れたコンディショニング効果が得られることを見出した。
【0007】
即ち、上記課題を解決するため、本発明のコンディショニング用毛髪化粧料は、ポリシロキサン骨格を含む主鎖と、炭素原子数8以上の長鎖アルキル基と、4級アンモニウム塩基とを一分子中に有するシリコーン化合物を含むことを特徴とする。
【0008】
本発明の好ましい態様として、前記シリコーン化合物の主鎖が、下記一般式(a)で表される構造を含む上記コンディショニング用毛髪化粧料;前記シリコーン化合物が、下記一般式(b)で表される基を有する上記コンディショニング用毛髪化粧料;前記シリコーン化合物が、さらにポリアルキレンオキシド基を有する上記コンディショニング用毛髪化粧料;前記シリコーン化合物が、さらに下記一般式(c)で表されるポリアルキレンオキシド基を有する上記コンディショニング用毛髪化粧料;が提供される。
【0009】
一般式(a)
【化6】
【0010】
(式中、R3は置換もしくは無置換のアルキル基又はアリール基を表し、複数のR3は互いに同一でも異なっていてもよい。R2は置換もしくは無置換のアルキレン基を表し、複数のR2は互いに同一でも異なっていてもよい。xは10〜200の整数である。)
【0011】
一般式(b)
【化7】
【0012】
(式中、Ra、Rb及びRcは各々独立して、置換もしくは無置換のアルキル基を表すが、少なくとも一つは炭素原子数8以上の長鎖アルキル基を含む基を表す。好ましくは、Ra、Rb及びRcの少なくとも一つが、−CH2CH(OH)CH2OCmH2m+1(mは12〜24のいずれかの整数)である。)
【0013】
一般式(c)
【化8】
(式中、aは5〜200の整数であり、bは0〜200の整数である。)
【0014】
また、本発明の好ましい態様として、前記シリコーン化合物が下記一般式(1)で表されるコンディショニング用毛髪化粧料が提供される。
【0015】
一般式(1)
【化9】
【0016】
(式中、R3、R2、Ra、Rb及びRcについては、前記一般式(a)及び(b)中で定義した通りである。xは10〜200のいずれかの整数を表し、nは0又は1を表し、Z1は下記式で表される基である。)
【0017】
【化10】
【0018】
(式中、R3、R2、a、b及びxについては、前記一般式(a)及び(c)中で定義した通りである。Raは−CH2CH(OH)CH2OCmH2m+1(mは12〜24のいずれかの整数)であり、Rcは置換もしくは無置換の、炭素原子数1〜4のアルキル基又はベンジル基を表す。)
【0019】
本発明の好ましい態様として、さらに、脂肪族アルコール類及び/又は界面活性剤を含有する上記コンディショニング用毛髪化粧料;前記シリコーン化合物を総量の0.3〜10重量%及び脂肪族アルコール類を0.01〜10重量%含有する上記コンディショニング用毛髪化粧料;前記シリコーン化合物を総量の0.3〜10重量%及び界面活性剤を0.1〜50重量%含有する上記コンディショニング用毛髪化粧料;が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のコンディショニング用毛髪化粧料は、ポリシロキサン骨格を含む主鎖と、炭素原子数8以上の長鎖アルキル基と、4級アンモニウム塩基とを有するシリコーン化合物を含むことを特徴とする。
【0021】
上記シリコーン化合物は、ポリシロキサン骨格を含む主鎖を有する。ポリシロキサン骨格とは、ケイ素と酸素とを交互に含む骨格をいう。上記シリコーン化合物の主鎖は、ポリシロキサン骨格以外の構造を含んでいてもよく、その構造については特に制限されないが、下記一般式(a)で表される構造を含むのが好ましい。
【0022】
一般式(a)
【化11】
【0023】
式中、R3は置換もしくは無置換のアルキル基又はフェニル基を表し、好ましくは置換もしくは無置換のメチル基又はフェニル基を表す。複数のR3は互いに同一でも異なっていてもよい。アルキル基の置換基としてフェニル基等のアリール基、シアノ基等が挙げられ、アリール基の置換基としては、メチル基、エチル基等のアルキル基、ハロゲン原子、ハロゲン化アルキル基等が挙げられる。R2は置換もしくは無置換のアルキレン基を表し、好ましくは炭素原子数1〜30、より好ましくは炭素原子数1〜6のアルキレン基を表す。複数のR2は互いに同一でも異なっていてもよい。xは10〜200の整数であり、30〜150が好ましい。
【0024】
上記シリコーン化合物は、一分子中に、炭素原子数8以上の長鎖アルキル基及び4級アンモニウム塩基を含む。上記シリコーン化合物は、前記長鎖アルキル基及び4級アンモニウム塩基を、例えば、主鎖を構成している原子の置換基中に含んでいてもよいし、また4級アンモニウム基については、主鎖の一部として含んでいてもよい。長鎖アルキル基は、炭素原子数が8以上であれば特に制限されず、分岐構造を含んでいても、また置換基を有していてもよい。好ましくは炭素原子数10〜24の長鎖アルキル基、より好ましくは炭素原子数12〜18の長鎖アルキル基である。上記シリコーンコーン化合物は、下記一般式(b)で表される基(長鎖アルキル基及び4級アンモニウム基を含む)を有するのが好ましく、シリコーン化合物の主鎖の少なくとも一つの末端が下記一般式(b)で表される基を有するのがより好ましく、両末端が下記一般式(b)で表される基を有するのがさらに好ましい。
【0025】
一般式(b)
【化12】
【0026】
式中、Ra、Rb及びRcは各々独立して、置換もしくは無置換のアルキル基を表すが、少なくとも一つは炭素原子数8以上(好ましくは炭素原子数12〜24)の長鎖アルキル基を含む基を表す。前記置換基としては、フェニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基等が挙げられる。長鎖アルキル基を含む基としては、−CH2CH(OH)CH2OCmH2m+1(mは12〜24のいずれかの整数)が好ましい。
【0027】
前記一般式(b)中、Ra、Rb及びRcのうち2つが前記長鎖アルキル基を含む基であり、1つが炭素原子数1〜4のアルキル基、又はベンジル基を表すのが好ましい。さらに、Ra、Rb及びRcのうち2つが−CH2CH(OH)CH2OCmH2m+1であり、1つが炭素原子数1〜4のアルキル基、又はベンジル基を表すのがより好ましい。
【0028】
上記シリコーン化合物は、さらにポリアルキレンオキシド基を有するのが好ましい。ポリアルキレンオキシド基は、主鎖中に含まれていても、主鎖を構成している原子の置換基中に含まれていてもよいが、主鎖中に含まれるのがより好ましい。前記ポリアルキレンオキシド基としては、下記一般式(c)で表される基が好ましい。
【0029】
一般式(c)
【化13】
【0030】
式中、aは5〜200の整数であり、5〜100が好ましい。bは0〜200の整数であり、0〜100が好ましい。
【0031】
前記シリコーン化合物の好ましい例として、下記一般式(1)で表される化合物が挙げられる。
【0032】
一般式(1)
【化14】
【0033】
式中、R3、R2、Ra、Rb及びRcについては、前記一般式(a)及び(b)中で定義した通りであり、好ましい範囲も同様である。xは10〜200の整数であり、nは0又は1を表し、Z1は下記式で表される基である。
【0034】
【化15】
【0035】
式中、R3、R2、a、b及びxについては、前記一般式(a)及び(c)中で定義した通りであり、好ましい範囲も同様である。Raは−CH2CH(OH)CH2OCmH2m+1(mは12〜24のいずれかの整数)であり、Rcは置換もしくは無置換の、炭素原子数1〜4のアルキル基又はベンジル基を表す。
【0036】
上記シリコーン化合物は種々の反応工程を組み合わせることによって、製造することができる。例えば、前記一般式(1)で表されるシリコーン化合物は、両末端にアミノ基を有するシリコーン化合物と、脂肪族グリシジルエーテルを反応させ、さらに得られた3級アミンを含むシリコーン化合物を4級化することにより製造することができる。
【0037】
上記製造方法に用いられる両末端にアミノ基を有するシリコーン化合物としては、例えば、下記一般式(II)で表される化合物が挙げられる。
【0038】
一般式(II)
【化16】
【0039】
上記一般式(II)中、R2、R3及びxについては、前記一般式(a)中の各々と同義であり、好ましい範囲も同様である。
【0040】
前記一般式(II)で表される化合物の例には、両末端アミノアルキルポリジメチルシロキサン、両末端アミノアルキルポリジメチル−ジフェニルシロキサンコポリマー、両末端アミノアルキルポリジメチル−フェニルメチルシロキサンコポリマー等が含まれ、より具体的には、信越化学工業社の製品である「X−22−161B」、「KF―8012」、チッソ社の製品である「FM3311」、「FM3321」、「FM3325」等を挙げることができる。
【0041】
前記製造方法に用いられる脂肪族グリシジルエーテルとしては、下記一般式(III)で表される化合物を挙げることができる。
【0042】
一般式(III)
【化17】
【0043】
式中、mは12〜24の整数である。
前記一般式(III)で表される脂肪族グリシジルエーテルの具体例としては、ステアリルグリシジルエーテル、セチルグリシジルエーテル、ミリスチルグリシジルエーテル等の高級アルコールのグリシジルエーテルが挙げられ、より具体的には、日本油脂社の製品である「エピオールSK」、ナガセ化成工業社の製品である「デナコールEX―192」等を挙げることができる。
【0044】
両末端にアミノ基を有するシリコーン化合物と、脂肪族グリシジルエーテルとの反応は、両化合物を、[両末端にアミノ基を有するシリコーン化合物]/[脂肪族グリシジルエーテル]のモル比が0.25となる割合で混合し、室温〜100℃で1時間〜3日、好ましくは50〜80℃で2時間〜8時間攪拌混合することによって、進行させることができる。本反応により、長鎖アルキル基及び3級アミノ基を有するシリコーン化合物が得られる。
【0045】
次に、得られたシリコーン化合物中の3級アミノ基と、当量の4級化剤を用い、3級アミノ基を4級アンモニウム塩基に変性する。4級化剤としては、例えばメチルクロライド、ブチルクロライド、ベンジルクロライド、メチルブロマイド等のハロゲン化物、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、ジプロピル硫酸等のアルキル硫酸類、p−トルエンスルホン酸メチル、ベンゼンスルホン酸メチル等のスルホン酸エステル類等が挙げられる。四級化反応は、室温〜100℃で1時間〜3日、好ましくは40〜80℃で2時間〜12時間攪拌混合して行う。本反応により、長鎖アルキル基、4級アンモニウム塩基を含有し主鎖にポリシロキサン骨格を有するシリコーン化合物が得られる。
【0046】
また上記シリコーン化合物がさらにポリアルキレンオキシド基を含有する場合は、両末端にアミノ基を有するシリコーン化合物と、両末端にグリシジル基を有するポリアルキレンオキシド化合物とを反応させた後、脂肪族グリシジルエーテルを反応させ、さらに生成した3級アミンを4級化することにより製造することができる。
【0047】
上記製造方法に用いられる、両末端にグリシジル基を有するポリアルキレンオキシド化合物としては、下記一般式(IV)で表される化合物が好ましい。
【0048】
一般式(IV)
【化18】
【0049】
前記一般式(IV)中、a及びbについては、前記一般式(c)中の各々と同義であり、好ましい範囲も同様である。
【0050】
前記一般式(IV)で表されるポリアルキレンオキシド化合物の例には、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル等が含まれる。より具体的には、日本油脂社の製品である「エピオールE−400」、「エピオールE−1000」等を挙げることができる。
【0051】
両末端にアミノ基を有するシリコーン化合物と、両末端にグリシジル基を有するポリアルキレンオキシド化合物の反応は、両化合物を、[両末端にアミノ基を有するシリコーン化合物]/[両末端にグリシジル基を有するポリアルキレンオキシド化合物]のモル比を1〜2、より好ましくは1.2〜2の割合で混合し、室温〜100℃で1時間〜3日、好ましくは50〜80℃で2時間〜8時間攪拌混合することにより、進行させることができる。本反応により、シリコーン化合物とポリアルキレンオキシド化合物が2級アミノ基(−NH−)を介して交互に結合し、両末端には1級アミノ基を有するポリアルキレンオキシド基を有するシリコーン化合物が得られる。
【0052】
次いで、脂肪族グリシジルエーテルを、アミノ基の当量(1級アミノ基の2倍のモル数+2級アミノ基のモル数)に相当するだけのモル数を添加し、室温〜100℃で1時間〜3日、好ましくは50〜80℃で2時間〜8時間攪拌混合する。本反応により、長鎖アルキル基、ポリアルキレンオキシド基及び3級アミノ基を有するシリコーン化合物が得られる。
【0053】
次いで、得られた化合物の3級アミノ基と当量の4級化剤を用い、室温〜100℃で1時間〜3日、好ましくは40〜80℃で2時間〜12時間攪拌混合し、3級アミノ基を4級アンモニウム塩基に変性することにより、長鎖アルキル基、ポリアルキレンオキシド基、4級アンモニウム塩基、及び主鎖にポリシロキサン骨格を有するシリコーン化合物が得られる。
【0054】
本発明に使用可能なシリコーン化合物における各基の占める割合は、ポリシロキサン基が30〜80重量%、長鎖アルキル基が20〜70重量%、ポリアルキレンオキシド基0〜30重量%であるのが好ましい。前記シリコーン化合物において、ポリシロキサンの割合が増えるに従って、毛髪に付与されるなめらかな感触が増加する傾向があり、長鎖アルキル基の割合が増えるに従って、脂肪族アルコール類への相溶性が増加する傾向があり、ポリアルキレンオキシド基の割合が増えるに従って、毛髪に付与されるしっとりした感触が増加する傾向がある。前記シリコーン化合物は、各基を前記割合で含有することによって、前記特性の全てをバランスよく保持する。
【0055】
本発明のコンディショニング用毛髪化粧料における、前記シリコーン化合物の含有量の好ましい範囲については、所望のコンディショニングレベル及び併せて用いられる材料に応じて変動するが、一般的には、毛髪化粧料の総量の0.3〜約10重量%であるのが好ましく、0.5〜5重量%であるのがより好ましい。
【0056】
本発明のコンディショニング用毛髪化粧料は、前記シリコーン化合物とともに、脂肪族アルコール類を含有するのが好ましい。脂肪族アルコール類を用いることによって、脂肪族アルコール類により形成されたラメラ相中に、前記シリコーン化合物を分散させることができ、洗髪後、より高いコンディショニング効果を毛髪に与えることができる。
【0057】
代表的な脂肪族アルコール類は、8〜22の炭素原子、より好ましくは16〜20個の炭素原子を含む。好適な脂肪族アルコール類の例には、セチルアルコール、ステアリルアルコール等の脂肪族アルコール、及びこれらの混合物が含まれる。又、アルキル鎖中に12〜20個の炭素原子を有するアルコキシル化(例えばエトキシル化又はプロポキシル化)脂肪族アルコールを、脂肪族アルコールそれ自体の代わりに、又はこれに加えて用いることができる。適切な例には、エチレングリコールセチルエーテル、ポリオキシエチレン(2)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(24)セチルエーテル、及びこれらの混合物が含まれる。
【0058】
本発明のコンディショニング用毛髪化粧料における脂肪族アルコール及び/又はアルコキシル化脂肪族アルコールの使用量は、最終組成物の全重量に対して0.01〜10重量%であるのが好ましく、0.1〜5重量%であるのがより好ましい。
【0059】
本発明のコンディショニング毛髪化粧料は、例えば、リンス、シャンプー等の実施態様においては、一般的に親水性の界面活性剤を含有する。
界面活性剤としては、アニオン性、非イオン性、両性及びカチオン性の界面活性剤から、単独で又は混合物として、独立して選択することができる。
界面活性剤の量及び種類は、最終組成物に、満足のいく泡立ち及び/又は洗浄力を付与するように設定され、最終組成物の全重量に対して0.1〜50重量%、好ましくは1〜35重量%用いられる。
【0060】
本発明の実施に適した界面活性剤として以下のものを挙げることができる。
(i)アニオン性界面活性剤
本発明に単独で又は混合物として使用可能なアニオン性界面活性剤としては、高級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸エステル塩、モノグリセリド硫酸エステル塩、アルキルアミドエーテル硫酸エステル塩等の硫酸エステル塩;アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸エステル塩、アルキルスルホ酢酸塩、N−アシルメチルタウリン等のスルホン酸塩;アルキルリン酸エステル塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩等のリン酸エステル塩;ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルカルボン酸塩等のカルボン酸塩;等が挙げられる。これら化合物のアルキル又はアシル基は、好ましくは8〜24の炭素原子を有し、アリール基は、好ましくはフェニル又はベンジル基を示すものであり、ナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩等を挙げることができる。
【0061】
(ii)非イオン性界面活性剤
非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー等のエーテル型;ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等のエーテルエステル型;ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸エステル等のエステル型;ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアミンオキサイド等の含窒素型;等の非イオン性界面活性剤が挙げられる。これら化合物のアルキル又はアシル基は、好ましくは8〜24の炭素原子を有し、アリール基は、好ましくはフェニル又はベンジル基を示すものであり、エチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイド基の数は2〜50、グリセロール基の数は2〜30の範囲が好ましい。
【0062】
(iii)両性界面活性剤
両性界面活性剤の例としては、アルキルベタイン(好ましくはC8〜C20のアルキルベタイン)、スルホベタイン、アルキル(好ましくはC8〜C20のアルキル)アミドアルキル(好ましくはC1〜C6のアルキル)ベタイン、アルキル(好ましくはC8〜C20のアルキル)アミドアルキル(好ましくはC1〜C6のアルキル)スルホベタイン等を挙げることができる。
【0063】
(iv)カチオン性界面活性剤
カチオン性界面活性剤の例としては、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ドデシルトリメチルアンモニウム、塩化デシルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム等の4級アンモニウム塩、塩化セチルピリジニウム等を挙げることができる。
【0064】
本発明のコンディショニング用毛髪化粧料は、ヘアーコンディショナーに通常用いられる他の任意成分を含んでいてもよい。これらの他の任意成分としては、ポリオルガノシロキサン(ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン)、変性ポリオルガノシロキサン(ポリエーテル変性、アミノ変性、カルビノール変性、カルボキシル変性、アルキル変性、高級脂肪酸エステル変性、高級アルコキシ変性等のポリオルガノシロキサン)等のシリコーン類;パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−オクチルデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、ステアリン酸イソブチル、ステアリン酸ヘキシル等のカルボン酸エステル類;水素化ポリイソブテン、非水素化ポリイソブテン等のポリ−α−オレフィン;四級セルロースエーテル誘導体、アクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマー、カチオン性多糖類等のカチオン性ポリマー;等が挙げられる。
【0065】
また本発明の毛髪化粧料には、増粘剤、香料、真珠光沢剤、防腐剤、酸化防止剤、タンパク質、ビタミン類、セラミド類、疑似セラミド類、ロウ、及び化粧品の分野で従来より使用されている任意の他の添加剤から選択される、少なくとも1つの添加剤をさらに含有し得る。
【0066】
本発明のコンディショニング用毛髪化粧料は、コンディショニング機能とともに他の機能を有する毛髪化粧料であってもよい。例えば、上記した様に、界面活性剤を含有させることで、シャンプーとしての機能を有するものであってもよい。
【0067】
【実施例】
以下に合成例及び実施例を記載して、本発明をさらに具体的に説明する。以下の合成例及び実施例に記載される成分、割合、手順等は、本発明の趣旨から逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に記載される具体例に制限されるものではない。なお、合成例及び実施例に記載される「部」及び「%」は、「重量部」及び「重量%」をそれぞれ意味する。
【0068】
(合成例1:シリコーン化合物[A]の合成例)
両末端にアミノ基を有するポリオルガノシロキサン(チッソ社製:サイラプレーンFM3321、分子量5000)100部とステアリルグリシジルエーテル(日本油脂社製:エピオールSK、エポキシ当量381)30.5部を混合し、80℃で4時間反応させ、長鎖アルキル基及び3級アミノ基を含有するシリコーン化合物を得た。
次に、50℃まで温度を下げた後、ジエチル硫酸6.2部を添加し、50℃で8時間さらに反応させ、長鎖アルキル基、4級アンモニウム塩基及び主鎖にポリシロキサン骨格を有するシリコーン化合物[A]を得た。
【0069】
(合成例2:シリコーン化合物[B]の合成例)
両末端にアミノ基を有するポリオルガノシロキサン(チッソ社製:サイラプレーンFM3321、分子量5000)150部とポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(日本油脂社製:エピオールEー1000、エポキシ当量565)22.6部(モル比3対2)とを混合し、80℃で4時間反応させ、ポリアルキレンオキシド基及びアミノ基を有するシリコーン化合物を得た。
次いで、ステアリルグリシジルエーテル(日本油脂社製:エピオールSK、エポキシ当量381)30.4部を添加し、さらに80℃で4時間反応させ、ポリシロキサン基、ポリアルキレンオキシド基、長鎖アルキル基及び3級アミノ基を含有するシリコーン化合物を得た。
次に、50℃まで温度を下げた後、ジエチル硫酸9.2部を添加し、50℃で8時間さらに反応させ、ポリシロキサン基、ポリアルキレンオキシド基、長鎖アルキル基及び4級アンモニウム塩基を含有するシリコーン化合物[B]を得た。
【0070】
(合成例3:シリコーン化合物[C]の合成例)
両末端にアミノ基を有するポリオルガノシロキサン(信越化学工業社製:信越シリコーンX−22−161B、分子量3000)90部とポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(日本油脂社製:エピオールE−1000、エポキシ当量565)22.6部(モル比3対2)とを混合し、80℃で4時間反応させ、ポリアルキレンオキシド基及びアミノ基を有するシリコーン化合物を得た。
次いで、ステアリルグリシジルエーテル(日本油脂社製:エピオールSK、エポキシ当量381)30.5部を添加し、さらに80℃で4時間反応させ、長鎖アルキル基、ポリアルキレンオキシド基及び3級アミノ基を含有するシリコーン化合物を得た。
次に、50℃まで温度を下げた後、ジエチル硫酸9.2部を添加し、50℃で8時間さらに反応させ、長鎖アルキル基、ポリアルキレンオキシド基及び4級アンモニウム塩基を含有し、主鎖にポリシロキサン骨格を有するシリコーン化合物[C]を得た。
【0071】
(合成例4:シリコーン化合物[D]の合成例)
両末端にアミノ基を有するポリオルガノシロキサン(チッソ社製:サイラプレーンFM3321、分子量5000)150部とポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(日本油脂社製:エピオールE−1000、エポキシ当量565)22.6部(モル比3対2)とを混合し、80℃で4時間反応させ、ポリアルキレンオキシド基及びアミノ基を有するシリコーン化合物[D]を得た。
【0072】
(実施例1)
以下の組成の組成物を調製した。
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.5%
セタノール 2%
シリコーン化合物[A] 1.5%
香料 0.2%
純水 バランス
合計 100%
【0073】
この組成物を、洗髪後の毛髪に適用し、濯ぎ流した(リンスとして使用した)ところ、毛髪は容易に櫛通しをすることができる状態になった。さらに、乾燥後の毛髪は、優れたなめらかな感触を有し、容易に櫛通しをすることができた。また、リンスとして繰り返し使用しても、べとつき等の悪い影響はなかった。
【0074】
(実施例2)
以下の組成の組成物を調製した。
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.5%
セタノール 2%
シリコーン化合物[B] 1.5%
香料 0.2%
純水 バランス
合計 100%
【0075】
この組成物を、洗髪後の毛髪に適用し、濯ぎ流した(リンスとして使用した)ところ、毛髪は容易に櫛通しをすることができる状態になった。さらに、乾燥後の毛髪は、優れたなめらかな感触を有し、容易に櫛通しをすることができた。また、リンスとして繰り返し使用しても、べとつき等の悪い影響はなかった。
【0076】
(比較例1)
シリコーン化合物[D]を用いて実施例2と同様の組成の組成物を調製し、同様にリンスとして使用したところ、乾燥後の毛髪のなめらかな感触及びしっとりとした感触は、共に実施例2と比較して劣り、櫛通しも悪かった。
【0077】
(実施例3)
以下の組成のシャンプー組成物を調製した。
ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム(3EO付加物) 16%
ラウロイルジエタノールアミド 2%
シリコーン化合物[C] 1.5%
香料 0.2%
防腐剤 0.1%
色素 微量
純水 バランス
合計 100%
【0078】
この組成物をシャンプーとして使用したところ、洗髪後の毛髪は容易に櫛通しをすることができる状態であった。さらに、乾燥後の毛髪は、優れたなめらかな感触を有し、容易に櫛通しをすることができた。また、シャンプーとして繰り返し使用しても、べとつき等の悪い影響はなかった。
【0079】
(比較例2)
シリコーン化合物[D]を用いて実施例3と同様の組成の組成物を調製した。この組成物をシャンプーとして使用したところ、乾燥後の毛髪のなめらかな感触及びしっとりとした感触は、実施例3と比較して共に劣り、櫛通しも悪かった。
【0080】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明によれば、毛髪に適用した後に水で濯ぎ流すことにより、毛髪になめらかな感触及びしっとりとした感触を付与し得る、優れた使用感触を有するコンディショニング用毛髪化粧料(リンス及びシャンプー等)を提供することができる。
Claims (8)
- 前記シリコーン化合物が、さらにポリアルキレンオキシド基を有する請求項1又は2に記載のコンディショニング用毛髪化粧料。
- さらに、脂肪族アルコール類又は界面活性剤を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンディショニング用毛髪化粧料。
- 前記シリコーン化合物を総量の0.3〜10重量%及び前記脂肪族アルコール類を0.01〜10重量%含有する請求項6に記載のコンディショニング用毛髪化粧料。
- 前記シリコーン化合物を総量の0.3〜10重量%及び前記界面活性剤を0.1〜50重量%含有する請求項6に記載のコンディショニング用毛髪化粧料。
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