JP3861697B2 - カセットの脱着機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、テレホンカードやプリペイドカードなどのカード販売機に装着されるカード収納用カセットの脱着機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、一定の金額をカード化しておき、商品の対価をカードを用いて支払う商取引が一般化しつつある。この種のカードとしていわゆるプリカ、ハイカ、テレカなど、多種多様なカードが利用され、コンビニエンスストアなどで手軽に入手できるようになった。また、カードも手売り式から、店員の操作によるカード販売機での販売が主流になり、カードの在庫管理や手間の利便性も向上している。そこで、カード販売機では、他種のカードに対応するため、同一のカードを1つのカセットに収納し、カセットごと交換することにより、販売するカードの種類を自由に変更できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカード販売機のカセットでは、図3に示すように、カード繰り出し部20からカセット10を取り外すと、カード繰り出しに必要なレバー20Aがカード繰り出し部20の内部に脱落する。このため、カセット10を装着する際には、図4に示すように、レバー20Aを持ち上げなければならない。ところが、カード販売機は、小型かつ多種のカードに対応する必要上、上下左右に隣接する繰り出し部間の無駄なスペースを小さく設定している。このため、カード繰り出し部20の内部に指を進入させ、手作業でレバー20Aを持ち上げることが困難となっており、このため専用の治具30を用いてカセットのセットを行っている。この際、両手を使った作業となるため、作業性に難が残る。
【0004】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、カセットの交換作業を簡単かつ迅速に行うことができるカード収納用カセットの脱着機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は以下の構成を有する。
即ち、この発明は、カード販売機に装着されるカード収納用のカセットの脱着機構であって、前記カード販売機に設けられたカセット装着部から前記カセットを引き抜くことにより起立して、前記カセット内のカードを繰り出す際に使用されるレバーを下方から支持するストッパを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、カセットがカセット装着部から引き抜かれると、ストッパが起立し、レバーを下方から支持する。これにより、カセットをカセット装着部から引き抜くことによるレバーの脱落が防止され、再びカセット装着部にカセットを装着する際にレバーを持ち上げる必要がなくなる。
【0006】
また、上記カセットの脱着機構において、前記ストッパは、前記カセットの引き抜き方向と直交する方向を軸として前記カセット装着部の底面側に回動可能に設けられ、前記カセットが引き抜かれると起立するように付勢されたことを特徴とする。
さらに、上記カセットの脱着機構において、前記カセット装着部の底面であって前記レバーの先端が落下する部位付近に凹部を形成したことを特徴とする。
さらにまた、上記カセットの脱着機構において、前記カセットの後方側に、該カセットを引き抜く過程において前記ストッパが起立するまで前記レバーを下方から支持するための支持部を取り付けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図1および図2を参照しながら、この発明の実施形態に係るカセットの脱着機構を説明する。なお、図1および図2において、上述の図3に示す要素と共通する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、この実施の形態に係るカード販売機のカード繰り出し部200の上視図であり、図2は、カード繰り出し部200の側視図である。図1および図2において、カード繰り出し部200は、カセット10に収納されたカードを繰り出すためのものであり、カード販売機の前面側に取り付けられている。このカード繰り出し部の内部には、カセット10を収納するためのスペースがカセット装着部20Eとして設けられている。
【0008】
レバー20Aは、カード繰り出し部200に装着されたカセット内のカードを上方から付勢するためのものであり、支点Sを軸として回動可能に設けられ、カードの繰り出し方向に延在するように形成されている。
カセット装着部20Eの後方底面側には、ストッパ20Dが設けられている。このストッパ20Dは、カセット10がカセット装着部20Eから引き抜かれることにより起立し、レバー20Aを下方から支持するようになっている。すなわち、ストッパ20Dは、カセット10の引き抜き方向と直交する方向を軸としてカセット装着部20Eの底面側に回動可能に設けられており、起立する方向にスプリングにより付勢されている。
【0009】
カセット装着部20Eの前方底面側には、レバー20Aの先端が落下する部位付近に凹部20Cが形成されている。この凹部20Cは、落下したレバー20Aの先端に指をかけやすくするためのものであり、凹部20Cの底面からレバー20Aの先端部の一部が浮いた状態となるように形成されている。
カセット10の引き抜き方向の後方側には、このカセットを引き抜く過程においてレバー20Aを一時的に下方から支えるためのレバー支持部20Fが取り付けられている。
【0010】
以下、この実施の形態の動作を説明する。
カセット10がカセット装着部20Eに収納された状態では、ストッパ20Dは、カセット10の先端部が押し当てられ、これにより倒された状態となっている。そして、カードの販売時には、レバー20Aがカセット10内のカードを上方から適切に付勢した状態でローラ20Bが回転し、カードをカセット10から1枚ずつ繰り出す。
【0011】
次に、作業者によるカセットの取り外し作業に伴ってカセット10がカセット装着部20Eから引き抜かれると、カセット10の先端部がストッパ20Dから離れ、このストッパ20Dがスプリングの反発力により起き上がる。これにより、カセット10が引き抜かれた後のレバー20Aは、ストッパ20Dにより下方から略一定の高さに支持され、レバー20Aは落下することなく待機する。従って、カセット10を再び装着する際には、レバー20Aがストッパ20Dにより予め持ち上げられた状態にあるので、治具などによりレバーを持ち上げるまでもなく、カセット10をそのままカセット装着部20Eに装着することが可能になる。
【0012】
ここで、カセット10を引き抜く過程において、カセットの後方側に設けられたレバー支持部20Fがレバー20Aを下方から支えながら、カセット10と共に引き抜き方向に進む。そして、起立した時のストッパ20Dの上端部とレバー20Aとの間に隙間が確保されるのに十分な位置までカセット10が引き抜かれ、ストッパ20Dが十分起立すると、ストッパ20Dの起立動作が完了する。そして、レバー20Aは、カセットのレバー支え部20Fからストッパ20Dへと受け継がれて支持される。この後、レバー20Aはストッパ20Dにより一定の高さに保持され、待機状態となる。このように、カセットを引き抜くことによりレバーがストッパ20Dにより支えられ、カセット収納時のスペースが形成される。
【0013】
レバー20Aが待機状態にある時に、ストッパ20Dに意図しない外力が加わり、レバー20Aが落下した場合を考える。この場合、レバー先端付近の落下面には指先が入る程の凹部20Cが設けられているので、この凹部20Cに指先を差し込んで落下したレバー20Aを持ち上げることにより、レバー20Aを再び待機状態にセットし直し、カセット10を装着することが可能となる。
【0014】
この実施形態によれば、治具なしでも片手で簡単にワンタッチでカセットをセットすることができ、かつカセット交換作業に要する時間を大幅に短縮することができる。また、カセット交換時、視線を繰り出し部に近づけることなく、楽な姿勢で作業を行うことが可能となる。
以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、カード販売機に設けられたカセット装着部からカセットを引き抜くことにより起立して、前記カセット内のカードを上方から付勢するためのレバーを下方から支持するストッパを備えたので、カセットの交換作業を簡単かつ迅速に行うことができる。
また、前記ストッパが、前記カセットの引き抜き方向と直交する方向を軸として前記カセット装着部の底面側に回動可能に設けられ、前記カセットが引き抜かれると起立するように付勢したので、カセット装着部からカセットを引き抜くことにより起立して、前記レバーを下方から支持することが可能になる。
【0016】
さらに、前記カセット装着部の底面であって前記レバーの先端が落下する部位付近に凹部を形成したので、外力によりレバーが落下したとしても、手作業によりレバーを再び待機状態にセットすることが可能になる。
さらにまた、前記カセットの後方側に、該カセットを引き抜く過程において前記ストッパが起立するまで前記レバーを下方から支持するための支持部を取り付けたので、カセットが引き抜かれる過程においてレバーの落下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係るカセットの脱着機構の構成を示す上視図である。
【図2】 この発明の実施の形態に係るカセットの脱着機構の構成を示す側視図である。
【図3】 従来技術に係るカセットの脱着機構の構成を示す図である。
【図4】 従来技術においてカセットを装着する際の問題を説明するための図である。
【符号の説明】
10…カセット、20,200…カード繰り出し部、20A…レバー、20B…ローラ、20C…凹部、20D…ストッパ、20E…カセット装着部、20F…レバー支持部、30…治具。
Claims (4)
- カード販売機に装着されるカード収納用のカセットの脱着機構であって、
前記カード販売機に設けられたカセット装着部から前記カセットを引き抜くことにより起立して、前記カセット内のカードを上方から付勢するためのレバーを下方から支持するストッパを備えたことを特徴とするカセットの脱着機構。 - 前記ストッパは、前記カセットの引き抜き方向と直交する方向を軸として前記カセット装着部の底面側に回動可能に設けられ、前記カセットが引き抜かれると起立するように付勢されたことを特徴とする請求項1に記載されたカセットの脱着機構。
- 前記カセット装着部の底面であって前記レバーの先端が落下する部位付近に凹部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載されたカセットの脱着機構。
- 前記カセットの後方側に、該カセットを引き抜く過程において前記ストッパが起立するまで前記レバーを下方から支持するための支持部を取り付けたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載されたカセットの脱着機構。
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