JP3861643B2 - ナビゲーション装置の自車位置補正方法 - Google Patents

ナビゲーション装置の自車位置補正方法

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置に係り、特に、地図データ上に表示される自車位置マークを補正する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載される簡易通信ナビゲーション装置では、GPS衛星より送信されるGPS測位データ、及び基地局より送信される地図データを受信する。そして、GPS測位データに基づいて自車両の走行位置座標を認識し、地図データ上に自車両マークを重畳表示することにより、自車両の走行位置を車両の乗員に示すようにしている。
【0003】
図8は、従来における簡易通信ナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、該簡易通信ナビゲーションシステム100は、車両に搭載されるナビゲーション装置101と、センター(基地局)102から構成されている。
【0004】
ナビゲーション装置101は、情報の加工等の各種処理を行う処理部103と、圧縮された画像情報の展開や画像の加工を行う画像処理部104と、画像情報を記憶する画像記憶部105と、GPS衛星120より送信されるGPS測位データを受信するGPS部106と、センター102との間で通信を行う通信部107と、画像以外の情報を記憶する記憶部108、及び各種の車両情報を取得するゲートウェイ109と、を具備している。
【0005】
また、センター102は、ナビゲーション装置101との間で通信を行う通信部110と、地図データを格納する地図データベース112と、ナビゲーション装置101側へ送信する地図データを地図データベース112から読み出す等の処理を行うサーバ111と、を具備している。
【0006】
そして、車両走行中において、ナビゲーション101はGPS衛星120より送信されるGPS測位データを受信し、該測位データに基づいて自車両の走行位置座標を検出する。そして、この位置座標をセンター102に送信し、センタ102では、この位置座標周辺の地図データを地図データベース112より読み出して、これをナビゲーション装置101へ送信する。
【0007】
ナビゲーション装置101では、センター102より送信された地図データ上の、自車両位置座標となる部位に自車両位置マークを重畳して、画面表示する。これにより乗員は、自車両の走行位置を知ることができる。このような簡易ナビゲーションシステム100では、車両に搭載されるナビゲーション装置101に地図データを保存する必要がないので、構成を簡素化することができるという利点がある。
【0008】
ところで、上述した簡易通信ナビゲーションシステム100では、センター102より送信される地図データ上の、GPS測位データより得られる自車両の位置座標となる位置に自車両マークを重畳表示する構成であるので、必ずしも自車両マークが地図データ中の道路上に表示されるとは限らない。このため、自車両マークが道路上にくるように補正する必要があり、このような補正方法として特開平5−60566号公報に記載されている投影法や、特開平9−304093号公報に記載されているパターンマッチング法等の補正方法が用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した投影法やパターンマッチング法を実現するためには、リンクやノードのデータやマッププレーンデータ、道路をパターン化したデータ等を付加して、ナビゲーション装置101とセンター102との間の通信を行わなければならず、通信データ量の増加によるコストアップ及び通信時間の増大を招く。更に、多種のデータを通信する必要があるので、地図情報料が高価になるという問題が発生していた。
【0010】
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、通信データ量を増加させることなく、地図データ上に表示する自車両マークの位置を補正することのできるナビゲーション装置の自車位置補正方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、車両に搭載され、GPS衛星より送信されるGPS測位データと基地局より送信される地図データとを受信し、前記地図データ上に前記GPS測位データに基づく自車位置マークを表示して、自車の現在の走行位置を示すナビゲーション装置の、自車位置を補正する方法であって、前記GPS測位データから自車の位置座標を取得する第1のステップと、前記自車の位置座標を、前記基地局に送信すると共に、該基地局より送信される前記位置座標近傍の地図データを受信する第2のステップと、前記地図データ上の前記位置座標上に、前記自車位置マークを仮置きする第3のステップと、前記仮置きされた自車位置マークが、前記地図データ上の道路上に存在する場合には、この仮置きされた位置を自車位置として設定し、仮置きされた自車位置マークが地図データの道路上に存在しない場合には、仮置きされた位置座標を中心とした所定領域を設定し、この所定領域内にてX軸方向に走査して、道路部分が最も多いY座標を検出し、且つ、該所定領域内にてY軸方向に走査して、道路部分が最も多いX座標を検出し、検出されたX座標、Y座標を、自車位置として設定する第4のステップと、前記地図データ上の、前記第4のステップで設定された自車位置に、自車位置マークを重畳して画面表示する第5のステップと、を具備したことを特徴とする。
【0013】
請求項に記載の発明は、前記地図データ上に存在する道路に、優先度を設定し、前記所定領域内にて、複数の道路が検出された際には、優先度の高い道路を選択し、自車位置を設定することを特徴とする。
【0014】
請求項に記載の発明は、前記地図データ上に存在する道路は、優先度毎に異なる色彩で表示され、当該色彩に基づいて、優先度を認識することを特徴とする。
【0015】
請求項に記載の発明は、前記所定領域は、GPS測位データの誤差範囲により設定されることを特徴とする。
【0016】
【発明の効果】
請求項1の発明では、GPS測位データより自車両の位置座標を取得し、地図画像データ上の自車両位置に、自車マークを仮置きする。そして、この位置が、地図画像データの道路上であれば、この仮置き位置を自車両位置として設定する。他方、道路上でなければ、この仮置き位置を中心とした想定誤差範囲(所定領域)を設定し、この範囲内で、道路を検索し、検索された道路上に自車両位置を設定する。従って、簡単、且つ高精度な自車両位置の設定が可能となる。
【0017】
また、想定誤差範囲内にて、X軸方向に走査(スキャンニング)し、道路部分が最も多いY軸位置をY座標として設定し、同様に、Y軸方向に走査し、道路部分が最も多いX軸位置をX座標として設定する。その結果、高精度な自車位置の補正が可能となる。
【0018】
請求項の発明では、地図データ中の各道路に優先度を設定し、想定誤差範囲内にて複数の道路が検索された際には、優先度の高い道路を選択する。従って、自車位置を補正する際の精度をより一層向上させることができるようになる。
【0019】
請求項の発明では、優先度に応じて地図データ中の道路の色が異なるように設定されるので、各色毎に設定された優先度を認識し易くなる。
【0020】
請求項の発明では、想定誤差範囲が、GPS測位データの誤差範囲により設定されるので、自車位置を補正する精度を向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るナビゲーション装置の自車位置補正方法が適用されるナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、該ナビゲーションシステム21は、車両に搭載されるナビゲーション装置1と、センター(基地局)2から構成されている。
【0022】
ナビゲーション装置1は、情報の加工等の各種処理を行う処理部3と、圧縮された画像情報の展開や画像の加工を行う画像処理部4と、画像情報を記憶する画像記憶部5と、GPS衛星20より送信されるGPS測位データを受信するGPS部6と、センター2との間で通信を行う通信部7と、画像以外の情報を記憶する記憶部8、及び各種の車両情報を取得するゲートウェイ9と、を具備している。
【0023】
また、センター2は、ナビゲーション装置1との間で通信を行う通信部10と、地図データを格納する地図データベース12と、ナビゲーション装置1側へ送信する地図データを地図データベース12から読み出す等の処理を行うサーバ11と、を具備している。
【0024】
地図データベース12に記憶される地図データは、地図画像データと地図座標データとから構成される。また、該地図データは、スクロール方式でなく、ページめくり方式とされている。
【0025】
また、ページめくりするタイミングは、現在表示されている地図画像から自車位置がはみ出る手前の段階で、次の地図画像となるように切り換える。このように操作することにより、自車位置が地図端部付近に達することがなく、乗員にとって見易い表示とすることができる。
【0026】
また、地図画像データ中の道路の色は、道路のランクに応じて設定されている。例えば、国道を濃い青色、県道を青色、市道を薄い青色、といったように、道路のランク毎に色分けされている。また、道路と同色となる色は、同一のレイヤー上では存在しないように色の配分が成されている。つまり、道路以外の目的で青色は使用されていない。
【0027】
更に、地図画像データは、利用者の視認性を考慮し、一定量以上のドット数にて表現されている。ここで、ドット数とは、地図画像データを画像記憶部5内に展開した場合の、最小表示単位のことである。
【0028】
以下、本発明の第1の実施形態に係る補正方法の処理手順について、図2に示すデータフロー図、及び図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0029】
まず、概略的な手順を説明すると、図2に示すように、車両に搭載されるナビゲーション装置1は、GPS衛星20よりGPS測位データを受信し、且つこの測位データより得られる自車位置情報をセンター2に送信する。そして、ナビゲーション装置1は、センター2より、自車両位置近傍の地図データ(地図画像データ、地図座標データ)を入手する。そして、この地図データ上に自車両マークを重畳して画面表示することにより、車両の乗員に自車両の現在走行位置を知らせる。
【0030】
以下、図3を参照してより詳細に説明する。同図のステップS1に示す道路上の自車位置設定処理が開始されると、ステップS2で、GPS衛星20より送信されるGPS測位データに基づいて、自車位置を測定する処理が行われる。
【0031】
次いで、ステップS3の処理にて、センター2より送信される地図画像データ上の自車位置に、自車位置マークを仮置きする。即ち、地図画像データ上の、GPS測位データより得られた自車両の位置座標(Xi,Yj)に対応する位置を仮の位置として、自車位置マークを重畳する。
【0032】
その後、ステップS4の処理で、自車位置マークが仮置きされた地図画像データの色を参照する。上述したように、地図画像中の道路部位は、青色(濃い青色、薄い青色を含む)にて表示されており、その他の部位には青色は使用されていないので、自車位置マークが仮置きされた位置の色が青色であるかどうかにより、道路上であるかどうかを判定することができる。
【0033】
そして、青色であると判定された場合には、ステップS8の処理により、自車位置マークを、そのままの位置、即ち、座標(Xi,Yj)の位置に設定する。
【0034】
他方、青色でないと判定された場合には、ステップS5以降の処理にて、自車位置マークを中心とした所定領域から、自車位置を推定する処理を行う。以下、この処理について詳述する。
【0035】
GPS測位データによる測定誤差は、約10m程度であると想定される。そして、上述した画像の15ドットを10mに対応するように設定すると、自車両の位置は、測位データより得られる位置座標(Xi,Yj)を中心として、画像15ドット以内に存在するものと考えられる。この領域を想定誤差範囲とする。
【0036】
そこで、ステップS5の処理では、想定誤差範囲内のX方向についてスキャンニング(走査)し、Y軸方向の道路色(この場合は青色)の連続数が最も多いとされたときのY座標(Yy)をY軸方向の自車位置として設定する。
【0037】
同様に、ステップS6の処理では、想定誤差範囲内のY方向についてスキャンニングし、X軸方向の道路色の連続数が最も多いとされたときのX座標(Xx)をX軸方向の自車位置として設定する。
【0038】
図4,図5は、スキャンニングの処理にてX座標、及びY座標を求める際の様子を示す説明図である。いま、図4(a)に示すように、地図画像上の道路L1以外の部位に自車の位置座標(Xi,Yj)が与えられた場合について説明する。この場合には、同図(b)に示すように、位置座標(Xi,Yj)を中心として、X軸の正、負の方向、及びY軸の正、負の方向にそれぞれ15ドットずつとなる想定誤差範囲(所定領域)を設定する。
【0039】
図5は、図4(b)を拡大した図である。図5のX軸及びY軸は、位置座標(Xi,Yj)を原点(0,0)としたときの数値を示している。いま、Y軸方向にスキャンニングすると、X座標が「0」のとき、Y軸方向の対応点の個数が15個(−15〜−1までの15個)が得られる。同様にX座標が「1」のときは、23個(−15〜7までの21個)が得られ、X座標が「2」のときは、31個となる。そして、Y軸方向の対応点の個数が最大となるのは31個であり、このときのX座標は「2」〜「13」までである。従って、最後の座標となる「13」となる。つまり、自車位置のX座標(Xx)は「Xi+13」に設定される。また、これと同様に、X軸方向にスキャンニングすることによりY座標(Yy)が設定される。
【0040】
その後、図3に示すステップS7の処理では、地図画像上の、ステップS5,S6の処理で求められた座標(Xx,Yy)となる位置に自車位置マークを重畳し、画面表示する。こうして、補正された自車位置が、地図画像上に表示されるのである。
【0041】
このようにして、本実施形態に係る自車位置補正方法では、GPS測位データより得られる自車位置座標に基づいて、地図画像上に自車位置マークを重畳させる際に、自車位置座標が地図データの道路上に存在しない場合には、地図データ中の自車位置座標を中心とした想定誤差範囲内で、最適とされる位置を検索し、この位置に自車位置マークを表示するようにしているので、極めて簡単な処理で、自車位置の補正を行うことができる。
【0042】
また、従来のカーナビゲーションで、自車位置を道路上に補正する方法として利用される投影法や、パターンマッチング法を実現するために必要な、リンクやノードのデータや、マップマッチングデータ、道路をパターン化したデータ等が不要となる。
【0043】
その結果、通信量の低減による通信料の節約、及び通信時間の短縮化を図ることができる。また、多種の地図データを必要としないので、地図情報料金を低減させることができる。
【0044】
なお、想定誤差範囲内に道路が存在しない場合には、誤差の範囲を越えるものと判断し、自車両は道路上を走行していないものと判定する。
【0045】
次に、本発明の第2の実施形態に係る自車両位置補正方法について説明する。本実施形態では、上述した第1の実施形態に加え、地図データ中に存在する各道路に優先度を設定し、上述したステップS5,S6の処理で所定領域をスキャンニングし、複数の道路色が検出された際には、優先度に基づいて、自車両の位置を設定するものである。
【0046】
まず、地図画像データ中に含まれる道路の優先度の設定方法について説明する。本実施形態では、以下に示す(イ)〜(ホ)に示すように、各道路に対する道路色、及び優先度を設定する。
【0047】
(イ)選択ルート:赤色、優先度1
(ロ)道なり :紺色、優先度2
(ハ)直前自車位置の道路: 優先度3
(ニ)国道 :濃い青色、優先度4
(ホ)県道 :青色、優先度5
(ヘ)市道 :薄い青色、優先度6
なお、優先度は、「1」が最も高く、「6」が最も低い。また、(イ)の「選択ルート」とは、ルートガイド検索により検索された目的地までの経路であり、(ロ)の「道なり」とは、車両の走行する方向に適合する道路を示す。
【0048】
以下、図6,図7に示すフローチャートを参照しながら、第2の実施形態の処理動作について説明する。
【0049】
図3に示したフローチャートのステップS1〜S4と同様に、図6に示すステップS11〜S14の処理では、GPS測位データに基づいて、自車両位置を測定し、地図画像データ上の、自車両の位置座標に対応する部位に自車両マークを仮置きする。そして、この仮置きした位置が地図画像データ中の道路上である場合には、ステップS19(図7)の処理にて、自車両の位置座標をそのまま使用して、自車位置マークを地図画像データ上に重畳表示する。
【0050】
他方、自車両の位置座標が道路上でない場合には、ステップS15の処理にて、想定誤差範囲(自車両の位置座標から、15ドット以内の範囲)にて、X軸方向にスキャンニングする。
【0051】
そして、スキャンニングが終了するまでの間、ステップS16〜S18の処理を実行する。ステップS16では、想定誤差範囲内をX軸方向にスキャンニングし、連続する道路色が最も多いY座標を求める。そして、このY座標を自車位置のY座標とし、且つ、その道路の優先度と共に記憶する。
【0052】
次いで、ステップS17の処理にて、その他の種類(既に検出した道路以外の種類)の道路色を検出したかどうかが判定され、検出されない場合には、ステップS15へ戻る。また、その他の種類の道路色が検出された場合には、ステップS16と同様に、この道路色について、連続する道路色が最も多いY座標を求め、且つ、その道路の優先度を求める。
【0053】
そして、複数の道路が検出された際には、ステップS18にて、最も優先度の高い道路の位置座標をY座標として設定する。X軸方向のスキャンニングが終了すると、ステップS20へ処理が進む。
【0054】
ステップS20では、想定誤差範囲内にて、Y軸方向にスキャンニングする。そして、スキャンニングが終了するまでの間、ステップS20〜S23の処理を実行する。なお、この処理は、ステップS15〜S18で示した処理のX軸方向とY軸方向とを入れ替えた処理であるので、その説明を省略する。
【0055】
その後、Y軸方向のスキャンニングが終了し、X座標、及びY座標が求められると、この座標を確定した座標(補正された自車両の位置座標)として使用する。こうして、道路の優先度に応じた自車両位置の設定が終了する。
【0056】
このようにして、本実施形態に係る自車位置補正方法では、地図画像データ中に含まれる道路に優先度を設定し、想定誤差範囲内に複数の道路が検出された場合には、検出された複数の道路のうち最も優先度の高いものを選択して、この道路上に自車が存在するものと設定する方法を採用している。従って、運転者の走行目的に適合した道路を選択して、自車位置マークを表示させることができるので、自車位置を補正する際の精度をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自車位置補正方法が適用されるナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る自車位置補正方法のデータフロー図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る自車位置補正方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】地図画像データ上に仮置きした自車位置マークが、道路上に存在しないときの様子を示す説明図である。
【図5】仮置きした自車位置マークを中心として設定される想定誤差範囲を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る自車位置補正方法の処理手順を示すフローチャートの第1の分図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る自車位置補正方法の処理手順を示すフローチャートの第2の分図である。
【図8】従来におけるナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置
2 センター(基地局)
3 処理部
4 画像処理部
5 画像記憶部
6 GPS部
7 通信部
8 記憶部
9 ゲートウェイ
10 通信部
11 サーバ
12 地図データベース
20 GPS衛星
21 ナビゲーションシステム

Claims (4)

  1. 車両に搭載され、GPS衛星より送信されるGPS測位データと基地局より送信される地図データとを受信し、前記地図データ上に前記GPS測位データに基づく自車位置マークを表示して、自車の現在の走行位置を示すナビゲーション装置の、自車位置を補正する方法であって、
    前記GPS測位データから自車の位置座標を取得する第1のステップと、
    前記自車の位置座標を、前記基地局に送信すると共に、該基地局より送信される前記位置座標近傍の地図データを受信する第2のステップと、
    前記地図データ上の前記位置座標上に、前記自車位置マークを仮置きする第3のステップと、
    前記仮置きされた自車位置マークが、前記地図データ上の道路上に存在する場合には、この仮置きされた位置を自車位置として設定し、仮置きされた自車位置マークが地図データの道路上に存在しない場合には、仮置きされた位置座標を中心とした所定領域を設定し、この所定領域内にてX軸方向に走査して、道路部分が最も多いY座標を検出し、且つ、該所定領域内にてY軸方向に走査して、道路部分が最も多いX座標を検出し、検出されたX座標、Y座標を、自車位置として設定する第4のステップと、
    前記地図データ上の、前記第4のステップで設定された自車位置に、自車位置マークを重畳して画面表示する第5のステップと、
    を具備したことを特徴とするナビゲーション装置の自車位置補正方法。
  2. 前記地図データ上に存在する道路に、優先度を設定し、前記所定領域内にて、複数の道路が検出された際には、優先度の高い道路を選択し、自車位置を設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置の自車位置補正方法。
  3. 前記地図データ上に存在する道路は、優先度毎に異なる色彩で表示され、当該色彩に基づいて、優先度を認識することを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置の自車位置補正方法。
  4. 前記所定領域は、GPS測位データの誤差範囲により設定されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のナビゲーション装置の自車位置補正方法。
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