JP3860756B2 - 吐水管 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、吐水管に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、内パイプと、この内パイプが差し込めない程度に大きな曲がりを有する外パイプよりなる二重管構造の吐水管を開発中である。そして、それは、ストレート形状の大径パイプにこれより長尺でストレート形状の小径パイプを挿通させ、小径パイプの両端面を大径パイプの両端面より突出させた状態で大径パイプの胴と小径パイプの胴とを同時に曲げ加工させてなるとともに、得られた吐水管の内パイプを、水栓胴体に形成される湯水混合室の湯水または水の取り出し口に連通させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この二重管構造の吐水管を備えた水栓を例えば洗面室の洗面台に設置した場合、洗面室に既設されている照明装置を点灯させて洗面室全体を明るくし、内パイプから湯水または水の吐水を行い手洗い等の動作を行っても、前記照明装置だけでは手元部分が必ずしも明るくはなかった。
【0004】
この発明は、湯水または水の吐水を行っているときに、手元部分の暗がりの箇所も明るく照らし続けることができる吐水管を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の吐水管は、水栓胴体に形成される湯水または水の取り出し口に連通する内パイプとこの内パイプの外側に設けられる外パイプよりなり、整流作用を有する吐水口部が、リング状の先端取付け部材を介して最下流端に装着されている二重管構造の吐水管において、湯水または水の吐水により回転する回転羽根を収容する収容箱を前記水取り出し口と内パイプ間に設け、前記回転羽根の回転力を受けて電力を発生する発電機を設け、前記吐水口部の外周にLED照明灯を設けるとともに、前記内パイ プと外パイプ間に形成される空間にリード線を設け、このリード線の一端を前記発電機に接続する一方、前記リード線の他端を前記LED照明灯に接続してなり、また、前記先端取付け部材の外周面が外パイプの先端内周面を介して外パイプに取り付けられており、さらに、前記LED照明灯への接続を、前記空間に設けたコネクタからLED照明灯の数だけ分岐された分岐配線を用いて行うとともに、各分岐配線が吐水口部の外周に設けた前記LED照明灯に到達するよう、前記先端取付け部材および吐水口部は分岐配線通過可能な溝をそれぞれ外周面に有し、しかも、前記吐水口部は分岐配線とLED照明灯の接続箇所が位置するリング溝を外周面に有し、また、吐水口部を覆うリング状のカバー体を設けてある。
【0006】
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1、図2は、例えば洗面用の湯水混合水栓に適用したこの発明の一実施形態を示す。 図1、図2において、1は、二重管構造の吐水管で、内パイプ2とこの内パイプ2の外側に設けられる外パイプ3よりなる。すなわち、内パイプ2は、湯水混合水栓の水栓胴体(図示せず)の湯水混合室に形成されている湯水または水の取り出し口に連通しており、この取り出し口から供給された湯水または水の吐水路jを形成する小径のパイプである。外パイプ3は、内パイプ2を空気層Wを介して覆う大径のパイプである。
【0009】
なお、湯水混合水栓の前記水栓胴体は、給湯配管に接続される湯導入部と、給水配管に接続される水導入部と、両導入部に連通する前記湯水混合室とを有する。
【0010】
4は、洗面台Hに設けた湯水混合水栓取付け面部で、手前に洗面ボールBが連設されている。そして、湯水混合水栓は、前記湯導入部の直上に配置された樹脂製で、回動式の湯用ハンドル5と、前記水導入部の直上に配置された樹脂製で、回動式の水用ハンドル6とを前記取付け面部4の表面4a上に有する。
【0011】
一方、吐水管1の最下流端には、整流作用を有する吐水口部7が後述するリング状の先端取付け部材8にねじ止めにより装着されている。この先端取付け部材8は、吐水路jを通過した湯水または水の入口側に位置する外周大径部8aと出口側に位置する外周小径部8bとよりなり、前記小径部8bは吐水口部7の上部内周面に形成された内ねじpに螺合する外ねじqを有する。9は、先端取付け部材8の中央を貫通する流出穴である。そして、前記大径部8aの外周面の全面が外パイプ3の先端内周面にろう付けされるとともに、内パイプ2の先端外周面および前記流出穴9を介して内パイプ2に先端取付け部材8が嵌め込み等の手段により取り付けられている。
【0012】
また、前記吐水口部7は、先端取付け部材8の流出穴9を通過した湯水または水の入口側に位置する外周大径部7aと出口側に位置する外周小径部7bとよりなる。外周小径部7bは、後述する分岐配線39とLED照明灯20の接続箇所が位置するリング溝40を外周面に有する。更に、前記大径部7aは、上流側から順に大きな内径を持つ部分とこれより小さな内径を持つ部分とよりなり、前記内ねじpは前記大きな内径を持つ部分の内周面に形成されている。10は、吐水口部7の中央を貫通する吐出穴で、吐水口部7を先端取付け部材8にねじ止めした後は、前記流出穴9に連通する。11,12は、いずれも整流板である。また、7’は吐水口部7を覆うリング状のカバー体である。
【0013】
以下、特徴的構成について説明する。
【0014】
20は、吐水口部7の外周に設けた複数個のLED照明灯である。これらLED照明灯20は、洗面台Hの洗面ボールBの底部に向けて照明光を照射するよう吐水口部7の前記外周小径部7bの外周面に下向き状態で設けられている。LED照明灯20の発光色は、緑、赤、青、黄の中から適宜選択できる。
【0015】
一方、吐水管1の最上流端には、湯水または水の吐水により回転する回転羽根21を収容する収容箱22が設けられている。すなわち、収容箱22は、前述した湯水混合室に形成されている湯水または水の前記取り出し口と内パイプ2の後端との間に設けられている。回転羽根21は複数個形成されている。前記収容箱22は、回転羽根21の収容室24を有する。この収容室24は、継手27を介して前記取り出し口と連通する。収容箱22は、継手27を介して前記取り出し口から収容室24に流入する湯水または水の流入孔24aを有する。また、30は、回転羽根21の回転に連動して回転軸29を回転させるよう回転軸29の一端および回転羽根21の基部に取り付けられた連結部材である。また、回転軸29は軸受31を介して軸部32内に横向き状態で収容されている。
【0016】
更に、回転軸29の他端は、回転羽根21の回転力を受けて電力を発生する発電機33に接続されている。この発電機33は、収容箱22の背面側に取り付けられている。
【0017】
25は、中央に流入穴26を有する後端取付け部材で、リング状の立ち上がり部25aとこの立ち上がり部25aの下面から横方向に突出したリング状の外向きフランジ25bとよりなる。このフランジ25bは、後述するリード線37の他端部が通過可能な切欠41を有する。そして、前記フランジ25bの上面が外パイプ3の後端折り曲げ部3aの下面にろう付けされるとともに、内パイプ2の後端外周面および前記流入穴26を介して内パイプ2に後端取付け部材25が嵌め込み等の手段により取り付けられている。そして、前記後端取付け部材25の直下には、収容箱22が位置している。収容箱22は、流入穴26を介して収容室24と内パイプ2の吐水路jを連通する連通孔24bを有する。
【0018】
そして、外パイプ3と内パイプ2間に形成される前記空気層Wにはリード線37が配置されている。このリード線37の一端は、コネクタ38を介してLED照明灯20の数だけ分岐された分岐配線39の各他端に接続されている。一方、分岐配線39の一端はそれぞれLED照明灯20に接続されている。これら分岐配線39が吐水口部7の外周小径部7bの外周面に位置するLED照明灯20に到達するよう、先端取付け部材8の外周大径部8aおよび吐水口部7の外周大径部7aは、分岐配線通過可能な溝XおよびYをそれぞれ外周面に有する。なお、この実施形態では、分岐配線39の一端とLED照明灯20との接続を容易にするために外周小径部7bは、分岐配線39とLED照明灯20の接続箇所が位置するリング溝40を外周面に有する。
【0019】
一方、前記リード線37の他端は、後端取付け部材25の前記切欠41を通って発電機33のコネクタ42に接続される。
【0020】
43は、座金44を介して湯水混合水栓取付け面部4の表面4a上に位置するカバー部材で、リング状のシール部材を介して収容箱22、発電機33およびリード線37を被覆する。
【0021】
而して、湯水または水の吐水により回転羽根21が回転し、この回転により発電機33が発電し、リード線37および分岐配線39を介してLED照明灯20が発光する。これにより、湯水または水の吐水を行っているときに、手元部分の暗がりの箇所も明るく照らし続けることができる。
【0022】
また、外パイプ3と内パイプ2間に形成される前記空気層Wにリード線37を配置するとともに、外パイプ3の先端内周面と先端取付け部材8の溝Xの間、また、吐水口部7の溝Yと吐水口部7を覆うリング状のカバー体7’の間に分岐配線39を位置させているので、リード線37および分岐配線39を湯水または水から確実に防水できる。
【0023】
なお、この実施形態では、洗面台の洗面ボールの底部に向けて照明光を照射するよう設置したものを示したが、この発明の吐水管1を台所のシンクの底部に向けて照明光を照射するよう設置した場合には、従来暗がりとなり易かった食器の底部やシンクの底部を明るく照らしながら食器やシンクを洗浄できる。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【発明の効果】
この発明では、湯水または水の吐水を行っているときに、手元部分の暗がりの箇所も明るく照らし続けることができる吐水管を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態における使用状態を示す斜視図である。
【図2】 (A)は、上記実施形態における構成説明図である。
(B)は、上記実施形態における要部構成説明図である。
【符号の説明】
1…吐水管、2…内パイプ、3…外パイプ、7…吐水口部、7’…カバー体、8…先端取付け部材、9…流出穴、20…LED照明灯、21…回転羽根、22…収容箱、33…発電機、37…リード線、39…分岐配線、40…リング溝、X,Y…溝。
Claims (2)
- 水栓胴体に形成される湯水または水の取り出し口に連通する内パイプとこの内パイプの外側に設けられる外パイプよりなり、整流作用を有する吐水口部が、リング状の先端取付け部材を介して最下流端に装着されている二重管構造の吐水管において、湯水または水の吐水により回転する回転羽根を収容する収容箱を前記水取り出し口と内パイプ間に設け、前記回転羽根の回転力を受けて電力を発生する発電機を設け、前記吐水口部の外周にLED照明灯を設けるとともに、前記内パイプと外パイプ間に形成される空間にリード線を設け、このリード線の一端を前記発電機に接続する一方、前記リード線の他端を前記LED照明灯に接続してなり、また、前記先端取付け部材の外周面が外パイプの先端内周面を介して外パイプに取り付けられており、さらに、前記LED照明灯への接続を、前記空間に設けたコネクタからLED照明灯の数だけ分岐された分岐配線を用いて行うとともに、各分岐配線が吐水口部の外周に設けた前記LED照明灯に到達するよう、前記先端取付け部材および吐水口部は分岐配線通過可能な溝をそれぞれ外周面に有し、しかも、前記吐水口部は分岐配線とLED照明灯の接続箇所が位置するリング溝を外周面に有し、また、吐水口部を覆うリング状のカバー体を設けたことを特徴とする吐水管。
- 前記LED照明灯は、台所のシンクの底部、洗面台の洗面ボールの底部、浴槽の底部あるいは浴室の洗い場の底部等の湯水または水の吐水の当たる位置に向けて照明光を照射するよう前記吐水口部の外周に下向き状態で複数個設けられている請求項1に記載の吐水管。
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