JPH08218458A - 固定装置付流出口器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷温水混合器具において、器具の固定装置の
ために必要な空間の大きさを減少させる。 【解決手段】 洗面台、流し台、ビデなどの装置の冷水
温水混合装置をもつ流出口器具が、流出口器具の器具本
体１が、装置の器具台４に固定するための、回転を固定
され保持されたねじ棒３を設けられており、器具台４の
開口を貫通する前記ねじ棒３上に、板がナット６を用い
て器具台４の下面に押し付けられているものである。こ
の流出口器具においては、前記ねじ棒３が貫通孔を有
し、流出口器具の器具本体内において、水流入通路また
は水流出通路に水蜜に固定され、また、保持作用に加え
て、流入導管または流出導管への連結部材として形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、洗面台、流し台、
ビデなどの装置の冷水温水混合装置をもつ流出口器具に
して、流出口器具の器具本体が、装置の器具台に固定す
るための、回転を固定して保持されたねじ棒を設けられ
ており、器具台の開口を貫通する前記ねじ棒上に、板が
ナットを用いて器具台の下面に押し付けられている流出
口器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の流出口器具が例えばドイツ国特
許ＤＥ３３３０１５６Ｃ１から知られている。さらにド
イツ国実用新案第１６５７９３３号から、回転可能な筒
が給水装置本体を貫通して導かれ、ねじを用いて、洗面
台板の下側の板にねじ止めされる固定装置が知られてい
る。ここでは特に、筒の突出した領域にハンドシャワー
を置くための円錐形が形成されており、濯水のためのホ
ースが筒を貫通して導かれている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、独立
請求項に記載の大概念に従った流出口器具において、接
続導管と固定装置とを、固定装置に必要な空間が減少さ
れるように構成することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本課題は本発明に従い、
ねじ棒が貫通孔を有し、流出口器具の器具本体内におい
て水流入、流出管に水蜜に固定され、また、保持作用に
加えて、流入、流出導管への接続部材として形成されて
いることにより解決される。本発明の他の態様が請求項
２から請求項６までに記載されている。

【０００５】本発明の手段により、所要空間の減少が有
効に達成される。器具本体に固定された、同心の貫通孔
を有するねじ棒を介して、一方においては、流出口器具
が流し台のような水洗台に固定され、他方においては、
弁内に生じた混合水がねじ棒に適合した継手部品へと導
かれている。この構成により特に、器具本体内において
挿入管や挿入ホースの挿入に必要な自由空間が、混合水
のホースの作用や搭載性を制限することなしに創出され
る。

【０００６】さらに、ねじ棒を通り弁に冷水または温水
を導くことも可能である。最後に、圧力の無い溢流温水
調整器をもつ流出口器具を駆動する場合、加圧冷水がね
じ棒を介して有利に、器具本体内の弁へと導かれ得る。

【０００７】

【実施例】本発明の実施例が図面に示されており、以下
詳細に説明する。流出口器具は本質的に、器具本体１、
冷、温水の流量制御と混合のための弁２、ねじ棒３、圧
力板５、ナット６、および流出濯水器７から構成されて
いる。

【０００８】流出口器具において、２本の接続導管１４
（１本の接続導管だけが図示されている）を通り、冷
水、温水が別々に器具本体へと導かれ、ここでは別々の
通路を通り弁２に到達する。弁２は構造部品またはカー
トリッジハウジングとして形成され、張力ねじ２１によ
り器具本体に対し軸方向に水蜜に固定されている。把手
２２により、図示していない弁部品が動かされ、その
際、中央軸２３回りに回転させることにより、冷、温水
の混合関係、すなわち混合水の温度が調整され、また、
矢視２２０の方向に上下に揺動させることにより、貫通
流の全体量が調整される。弁２内で生じた混合水は、器
具本体１の通路１５を通り、ねじ棒３の貫通孔３１へと
導かれ、貫通孔３１内を流れ、接続継手７２内の反対側
の端部に達する。混合水はここからホース７１を通り、
携帯流出部保持器１１内に置かれ、または、引き出され
る流出濯水器７へと流れ、次に、自由空間へ流出する。

【０００９】ねじ棒３を固定するために、器具本体１は
直径に段差を有する孔１２を形成されており、該孔の一
つの段部はねじ３３を有し、他の段部は平滑な壁１３を
有し、その際、段付孔１２内でねじ棒３の一端が、対応
するねじ３３を用いてねじ込み可能になっており、ま
た、平滑壁３３と協働し、リング溝３５内に挿入された
Ｏ−リング３４が設けられている。ねじ棒３は、組立時
比較的大きい回転モーメントで器具本体１の段付孔１２
にねじ込まれ、その結果、力ロックされ回転を固定され
た水蜜な結合が器具本体１とねじ棒３との間に形成され
る。ねじ棒３の反対側の端部領域には、特に図２から判
るように、挿入部３２が接続継手７２と連結させるため
に形成されている。さらに、器具本体１から突出した外
部被覆表面はナット６のためのねじ３３を有している。
特に、ナット６にＭ１４ｘ１，５のねじが挿入されるこ
とが好適なことが実証されている。

【００１０】流出口器具は下記のような手順で組立てら
れ得る。接続継手７２と、圧力板５と追加の保持板５１
とに関連したナット６とが、図２に図示するようにねじ
棒３から解体される。ここで、器具本体１に対し、ねじ
棒３と、ホースとして形成された両方の連絡導管１４
と、ホース７１とが器具台４の開口４１を貫通して差し
込まれ、ついで、図１から判るように、圧力板５が保持
板５１とナット６と共に、器具床４の下側からねじ棒３
上に持参され、器具台４に対して固くねじ止めされる。
つぎに、接続継手７２が連結部３２に差し込まれる。そ
の後で、ホース形態の冷、温水用の連絡導管１４が、対
応する供給導管網へ連結され、流出口器具が駆動可能に
なる。

【００１１】上述した実施例においては、ねじ棒３は器
具本体１の混合水流出通路に連結されている。代わり
に、冷水流入通路または温水流入通路のような他の通路
に連結されてもよいことは明らかである。また、ねじ棒
３は、圧力の無い溢流温水調整器をもつ器具の場合、流
出口器具を駆動するために、圧力水流入通路に連結され
てもよい、その際は、冷水供給流は弁２により２本の部
分流に分配される。ねじ棒３は黄銅または青銅で作られ
ると好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】器具台に固定された、引き出し可能な流出濯水
器をもつ単一レバー混合給水装置の形態の流出口器具を
示す図。

【図２】器具台を除去し、固定装置を展開した状態の、
図１の器具を示す図。

【符号の説明】

１ 器具本体 ２ 弁 ３ ねじ棒 ４ 器具台 ５ 圧力板 ６ ナット ７ 流出濯水器 １４ 連絡導管 １５ 通路 ２２ 把手 ３１ 貫通孔 ３３ ねじ ７１ ホース ７２ 接続継手

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗面台、流し台、ビデなどの装置の冷水
   温水混合装置をもつ流出口器具にして、流出口器具の器
   具本体が、前記装置の器具台に固定するための、回転固
   定に保持されたねじ棒を設けられており、器具台の開口
   を貫通する前記ねじ棒上に、板がナットを用いて器具台
   の下面に押し付けられている流出口器具において、前記
   ねじ棒（３）が貫通孔（３１）を有し、流出口器具の器
   具本体（１）内において、水流入通路または水流出通路
   に水蜜に固定され、また、保持作用に加えて、流入導管
   または流出導管への連結部材として形成されていること
   を特徴とする流出口器具。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の流出口器具において、
   前記器具本体（１）内に直径に段差がある孔（１２）が
   設けられており、第１段部にねじ（３３）が、他の段部
   にＯ−リングに密封接触する平滑壁（１３）が形成され
   ており、ねじ棒（３）の一端に段差を有して、対応する
   ねじ（３３）と、リング溝（３５）内に置かれた対応す
   るＯ−リング（３４）が配置されていることを特徴とす
   る流出口器具。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載の流出口器具に
   おいて、器具本体（１）と反対側のねじ棒（３）の端部
   に、接続継手（７２）への挿入部（３２）が形成されて
   いることを特徴とする流出口器具。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の流出口器具において、
   前記挿入部（３２）に、流出濯水器（７）用のホース
   （７１）が連結されていることを特徴とする流出口器
   具。
5. 【請求項５】 請求項３に記載の流出口器具において、
   前記挿入部（３２）に冷水流入導管が連結されており、
   圧力の無い溢流温水調整器をもつ器具を駆動するために
   器具本体に連結された弁（２）を用いて、冷水流入が２
   個の部分流に分配されることを特徴とする流出口器具。
6. 【請求項６】 請求項１から５のいずれか１項に記載の
   流出口器具において、前記ねじ棒（３）が黄銅または青
   銅から作られていることを特徴とする流出口器具。