JP3860318B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置、複写機等の記録部における給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の装置では、記録紙を収納する給紙トレーを配置する方法として、一般的に、地面に対して水平に配置する方法と、急勾配に傾斜させて配置する方法との二つがあった。給紙トレーは、記録紙を収納できる程度の大きさを必要とするため、装置全体の小型化を図るためには、給紙トレーを急勾配に傾斜させて配置する方法を採るのが好適である。すなわち、給紙トレーを傾斜させて配置した方が地面に対して水平に配置するよりも装置を設置するのに必要な面積を小さくすることができる。また、給紙トレーを傾斜させることによって、記録紙は自重により下端が揃うため、記録紙の上端を囲うための枠を必要としない。このため、給紙トレーは、記録紙全体を覆うほどの大きさを有する必要はなく、上方に開口していれば足りる。従って、給紙トレーを傾斜させて配置することにより、装置全体を小型化させることができる。この場合、給紙トレーの長さ方向にはみ出す部分が、記録紙自身の重さによって給紙トレーの背面側に垂れ下がることを防止するため、給紙トレーの延長上で伸縮自在の給紙ガイドを設けると都合が良い。
【0003】
次に、従来の給紙装置における給紙トレーについて、図6を参照して説明する。図6は、従来の給紙装置における給紙トレーの平面図である。
【0004】
図6において、給紙トレー本体701は、記録紙702を載置する面と、記録紙702の側面を囲う枠とから構成され、各種サイズの記録紙702を収納できるように形成されている。セットガイド703は、記録紙702の幅方向を揃えるため、記録紙702のサイズに合わせてスライド可能に構成されている。ここでは、一例として、セットガイド703は、A4サイズの記録紙702を収納できるように設定されている。
【0005】
また、給紙トレー本体701の記録紙搬送方向側であって記録紙と当接する面には、記録紙702の最上層の角部が当接するように分離爪704が設けられている。この分離爪704は、給紙の際、給紙トレー本体701に載置された複数枚の記録紙702から最上層の1枚のみを他の記録紙702から分離するものである。図示しない給紙ローラが最上層の記録紙702を送り出すと、この分離爪704があることによって最上層の記録紙702がたわむ。更に給紙ローラが記録紙702を送り出すと、記録紙702は自身の弾力によって分離爪704を弾いて乗り越える。これによって、最上層の記録紙702を一枚だけ送り出すことができる。
【0006】
また、給紙トレー本体701の記録紙搬送方向側で記録紙702の一端が当接する面上には、カセットリブ705が設けられている。このカセットリブ705は、記録紙側に突出するように複数設けられており、複数の記録紙702を給紙トレー本体701に載置すると、このカセットリブ705によって、これに当接する記録紙702を揃えることができる。また、カセットリブ705があることによって、記録紙702が給紙トレー本体701に当接する面に生ずる摩擦力を低減させることができるため、給紙口への記録紙702の搬送を容易に行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、給紙トレーを傾斜させて配置する方法を採ると、記録紙702の下端にその自重が集中するため、たとえカセットリブを設けたとしても記録紙702下端と給紙トレーとの接触面における摩擦力が大きくなる。その結果、給紙トレーを地面に対して水平に配置する方法に比べ、複数の記録紙702自体が受ける摩擦力によって給紙状態が不安定になり、最上部の1枚を分離する記録紙702の分離性能が著しく低下するという問題点がある。特に、厚みがあって重量のある記録紙を多数枚セットして給紙する場合には、一層分離性能は低下し、適切な自動給紙を行うことができなくなる。
【0008】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、給紙トレーを傾斜させて配置した場合でも、良好な自動給紙を行うことができる給紙性能の高い給紙装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を講じた。
【0018】
請求項1記載の給紙装置の発明は、記録紙を積載する給紙トレー本体と、前記記録紙を最上層から順に搬送する給紙手段と、前記記録紙を前記給紙手段方向に押圧する底板と、前記給紙トレー本体の端面に設けられ前記記録紙一端の一部を該端面から浮かせた状態で保持する一又は複数の台状突起と、この台状突起の上面に設けられ前記底板と連動して摺動するベルトと、給紙待機中は前記底板を押し下げる押し下げアームと、一端が前記ベルトに他端が前記底板に取り付けられたスプリングに連結され、前記底板が前記押し下げアームにより押し下げられたとき前記ベルトを前記底板に引き込まれた位置に摺動させ、前記底板が押し下げられていないとき前記ベルトを給紙手段側に摺動させるベルトアームとを備える構成を採る。
【0019】
この構成により、記録紙の一端が給紙トレー本体と当接する面を小さくすることができるため、その当接面に生ずる摩擦力を小さくすることができ、良好な給紙を行うことができる。また、記録紙を載せたベルトが台状突起上を摺動することによって、記録紙を給紙手段へ案内することができるため、記録紙の自重による摩擦力の影響を受けず、良好な給紙を行うことができる。さらに、給紙動作の際、底板が記録紙を給紙手段方向に押圧する動作と、ベルトが記録紙を載せて移動する動作とのタイミングを合わせることができるため、簡易な構成で両動作のずれによる給紙不良を防止することができる。
【0020】
また、請求項2記載の給紙装置の発明は、記録紙を積載する給紙トレー本体と、前記記録紙を最上層から順に搬送する給紙手段と、前記記録紙を前記給紙手段方向に押圧する底板と、前記給紙トレー本体の給紙方向側の端面上に設けられ前記底板と連動して摺動するベルトと、給紙待機中は前記底板を押し下げる押し下げアームと、一端が前記ベルトに他端が前記底板に取り付けられたスプリングに連結され、前記底板が前記押し下げアームにより押し下げられたとき前記ベルトを前記底板に引き込まれた位置に摺動させ、前記底板が押し下げられていないとき前記ベルトを給紙手段側に摺動させるベルトアームとを備える構成を採る。
【0021】
この構成により、記録紙を載せたベルトが摺動することによって、記録紙を給紙手段へ案内することができるため、記録紙の自重による摩擦力の影響を受けず、良好な給紙を行うことができる。また、給紙動作の際、底板が記録紙を給紙手段方向に押圧する動作と、ベルトが記録紙を載せて移動する動作とのタイミングを合わせることができるため、簡易な構成で両動作のずれによる給紙不良を防止することができる。
また、請求項3記載の給紙装置の発明は、記録紙を積載する給紙トレー本体と、前記記録紙を最上層から順に搬送する給紙手段と、前記記録紙を前記給紙手段方向に押圧する底板と、前記給紙トレー本体の給紙方向側の端面上に設けられ前記底板と連動して摺動するベルトと、前記底板を押し下げる押し下げアームと、一端が前記ベルトに他端が前記底板に取り付けられたスプリングに連結され支点によりシーソー状に回動するベルトアームとを備え、給紙待機中は、前記底板が前記押し下げアームにより押し下げられて前記スプリングが伸びることにより前記ベルトアームが前記給紙トレー本体側に回動して前記ベルトを前記底板に引き込まれた位置に摺動させ、給紙中は、前記底板が前記押し下げアームからの押圧を解除されて前記スプリングが縮むことにより前記ベルトアームが前記給紙トレー本体とは反対側に回動して前記ベルトを前記給紙手段側に摺動させる構成を採る。
この構成により、給紙動作の際、待機位置にあったベルトを給紙手段の方向に摺動させるとともに、底板が記録紙を給紙手段方向に押圧する動作と、ベルトが記録紙を載せて移動する動作とのタイミングを合わせることができるため、簡易な構成で両動作のずれによる給紙不良を防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る給紙装置100における給紙トレーの平面図である。
【0023】
図1において、給紙トレー本体101は、記録紙102を載置する面と、記録紙102の側面を囲う枠とから構成され、各種サイズの記録紙を収納できるように形成されている。セットガイド103は、記録紙102の幅方向を揃えるため、記録紙102のサイズに合わせてスライド可能に構成されている。ここでは、一例として、セットガイド103は、A4サイズの記録紙102を収納できるように設定されている。
【0024】
また、給紙トレー本体101の記録紙搬送方向側であって記録紙と当接する面には、記録紙102の最上層の角部が当接するように分離爪104が設けられている。この分離爪104は、給紙の際、給紙トレー本体101に載置された複数枚の記録紙102から最上層の1枚のみを他の記録紙102から分離するものである。図示しない給紙ローラが最上層の記録紙102を送り出すと、この分離爪104があることによって最上層の記録紙102がたわむ。更に給紙ローラが記録紙102を送り出すと、記録紙102は自身の弾力によって分離爪104を弾いて乗り越える。これによって、最上層の記録紙102を一枚だけ送り出すことができる。
【0025】
また、給紙トレー本体101の記録紙搬送方向側で記録紙102の一端が当接する面上には、台状突部105が設けられている。この台状突部105があることによって、記録紙102が給紙トレー本体101と当接する面積を小さくすることでき、その間に生ずる摩擦力を低減させることができる。これにより、給紙性能を高めることができる。
【0026】
また、記録紙102を載せて給紙を行う摺動ベルト106が、台状突部105上を覆うように設けられている。この摺動ベルト106の一端は、記録紙102を載置する図示しない底板に固定されており、他端は一つの支点を中心としてシーソー状に回動するベルトアーム107が取付けられている。さらに、このベルトアーム107には、摺動ベルト106に張力を与えるスプリング108が連結されている。このスプリング108の他端は、給紙トレー本体101に固定されている。
【0027】
次に、本発明の一実施の形態に係る給紙装置100をファクシミリ装置に適用した場合について、図2を参照して説明する。図2は、本発明の一実施の形態に係る給紙装置100をファクシミリ装置に適用した場合の横断面図である。図2において、ファクシミリ装置本体201は、送受信の制御を行う制御部202と、受信したデータを記録する記録部203と、給紙装置100と、図示しない読取部とを備えている。また、給紙トレー本体101の記録紙搬送方向側の上方には、給紙ローラ204が設けられている。この給紙ローラ204は、給紙トレー本体101に載置された記録紙102の最上層にある記録紙102を、記録を行う毎に1枚ずつ記録部203に搬送する。
【0028】
また、ファクシミリ装置本体201内部で、給紙トレー本体101の上方には、記録紙102を底板205に押し付ける押圧板206が回動自在に設けられている。給紙装置100を急勾配で配置する場合、水平に配置する場合よりも記録紙102が厚さ方向に膨らみやすく、記録紙を差し込みづらくなるが、押圧板206が記録紙102を底板側に押し付けるガイドとなり、搬送しやすい状態で記録紙102を給紙トレー本体101に載置することができる。なお、記録紙センサ207は、記録紙102の通過を検知し、搬送ローラ208は、送られてきた記録紙102を記録部203へ搬送する。
【0029】
図2においては、ファクシミリ装置本体201は、記録待機状態であり、底板205は、図示しないカムによって給紙トレー本体101の最低部に押し付けられている。また、摺動ベルト106の一端は底板205に連結されているため、この状態では、摺動ベルト106は底板205によって引き込まれており、ベルトアーム107も給紙トレー本体101側に傾いている。その結果、スプリング108は伸びた状態にある。
【0030】
次に、本発明の一実施の形態に係る給紙装置の動作について図3を参照して説明する。図3は、実施の形態に係る給紙装置100をファクシミリ装置に適用した場合の横断面図である。
【0031】
まず、記録待機状態の給紙装置100について、図3(a)を参照して説明する。給紙ローラ204の同軸上に、底板カム301が設けられている。また、この底板カム301と当接するように一支点を中心に回動自在で底板205を押し下げる押し下げアーム302が給紙装置100に設けられている。記録待機状態では、底板カム301の軸から遠い側が押し下げアーム302を押し下げ、さらにこの押し下げアーム302が底板205を最低部まで押し下げている。底板205が最低部に押し下げられるため、これに連結している摺動ベルト106が底板205側に引き込まれる。また、摺動ベルト106上に載っている記録紙102も給紙トレー本体101上の最低部に位置する。
【0032】
次に、給紙状態にある給紙装置100について、図3(b)を参照して説明する。図示しない動力源によって給紙ローラ204とともに底板カム301が回転すると、底板カム301の軸から近い側が押し下げアーム302と当接するようになるため、押し下げアーム302に加わる力がなくなる。その結果、底板205に付勢する底板スプリング303が、その弾力によって底板205を押し上げ、これに伴って摺動ベルト106も、スプリング108の張力を受けて記録紙102を載せたまま給紙ローラ204側に移動する。記録紙102が給紙ローラ204に当接すると、給紙ローラ204の回転により最上層の記録紙102が搬送される。この記録紙102は、記録紙センサ207を通過して、搬送ローラ208によって図示しない記録部に搬送される。押圧板206は、搬送中の記録紙102に接触しないよう、記録紙102の上方に退避する。
【0033】
次に、摺動ベルト106の動作について、図4を参照して説明する。図4は、本発明の一実施の形態に係る給紙装置の断面図である。
【0034】
まず、給紙動作開始状態について、図4(a)を参照して説明する。図4(a)は、最上層の記録紙102が搬送され始めた状態を示している。図示しない制御部から給紙開始信号が発せられると、図示しない動力源からの動力を受けて、給紙ローラ204とともに、図示しない底板カムが回転する。この底板カムの回転により図示しない押し下げアームが底板205に力を加えなくなるため、底板205は、底板スプリング303に弾力によって給紙ローラ204方向に持ち上がる。同時に、底板205に連結している摺動ベルト106が、スプリング108の張力によって記録紙102を載せたまま給紙ローラ204側に移動する。このスプリング108の張力は、ベルトアーム107を介して摺動ベルト106に伝達される。記録紙102が給紙ローラ204に当接すると、記録紙102が搬送される。この時、押圧板206は、搬送中の記録紙102に接触することのないように記録紙102の上方に待避する。
【0035】
このように、台状突起105によって記録紙一端の一部を浮かせるとともに、記録紙を載せたベルト自体を移動させて給紙手段に案内することができるため、記録紙102と給紙トレー本体101との当接面に生ずる摩擦力を極めて小さくさせることができ、良好な給紙を行うことができる。
【0036】
次に、記録紙搬送中の動作について、図4(b)を参照して説明する。図4(b)は、最上層の記録紙102が記録紙センサ207を通過して搬送ローラ208により図示しない記録部に送り込まれようとしている状態を示している。給紙ローラ204が最上層の記録紙102を送り出すと、図示しない底板カムが図示しない押し下げアームに力を加えて、底板205を押し下げる。すなわち、給紙ローラ204が、最上層の記録紙102を送り出した後もこの記録紙102に接触していると、記録紙102の搬送の妨げとなり、また、待機中の次の記録紙も送り込まれてしまうため、給紙ローラ204が記録紙102を送り出した時点で給紙ローラ204から搬送中の記録紙102を遠ざけ、円滑な記録紙の搬送を図っている。この時、摺動ベルト106は、底板205に連結しているため、他の記録紙102を載せたまま給紙トレー本体101の最低部に引き込まれる。
【0037】
このように、摺動ベルト106が、給紙待機中の記録紙102を載せて給紙トレー本体101の最低部に引き戻されるため、回転中の給紙ローラ204が搬送中の記録紙102及び給紙待機中の記録紙102に当接することがなくなり、記録紙の搬送を適切に行うことができる。さらに、給紙待機中の記録紙102と、給紙トレー本体101との当接面に生ずる摩擦力の影響を受けにくくなり、給紙待機中の記録紙102を円滑に移動させることができる。なお、押圧板206は、搬送中の記録紙102の搬送を妨げないように記録紙102の上方に待避している。
【0038】
次に、給紙待機状態について、図4(c)を参照して説明する。図4(c)は、最上層の記録紙102が記録紙センサ207を通過して搬送ローラ208によって図示しない記録部に搬送された後の状態を示している。底板205は、図示しない押し下げアームを介して図示しない底板カムの力を受けて、給紙トレー本体101の最低部に位置している。摺動ベルト106も、底板205によって給紙トレー本体101の最低部に引き込まれている。その結果、ベルトアーム107が摺動ベルト106側に傾くため、スプリング108が伸びた状態となる。また、給紙待機状態では、押圧板206は、最上層の記録紙102が給紙ローラ204と接触しないように記録紙側に降りている。
【0039】
次に、本発明に係る給紙装置の変形例について、図5を参照して簡単に説明する。図5は、本発明に係る給紙装置の変形例の横断面図である。この変形例では、上述した実施の形態のように、押し下げアームを介して底板カムによって底板205を押し下げるのではなく、スナバーカム501がスナバー104を押し下げることによって底板205を押し下げる。
【0040】
図5(a)は、給紙待機状態を示す。スナバーカム501がスナバー104をわずかに押し下げているため、最上層の記録紙102が給紙ローラ204に当接しない。図5(b)は、給紙中の状態を示す。図示しない制御部から給紙開始信号が出されると、図示しないモータが回転を始め、給紙ローラ204を回転させる。これに伴って、給紙ローラ204と同軸上に設けられているスナバーカム501が回転し、スナバー104に力を加えなくなる。すると、底板205が、底板スプリング303の弾力によって給紙ローラ204側に持ち上がる。同時に、底板205に連結している摺動ベルト106がスプリング108の張力によって記録紙102を載せて移動し、最上層にある記録紙102が給紙ローラ204に当接する。そして給紙ローラ204が最上層の記録紙102を送り出す。ここで、給紙ローラ204が記録紙を送り出した後は、給紙ローラ204が記録紙搬送の妨げとならないように給紙ローラ204の回転位置でスナバーカム501がスナバー104を押し下げる。スナバー104が押し下げられることにより底板205が押し下げられる。また、摺動ベルト106は、残りの記録紙102を載せたまま底板205に引き戻されるため、残りの記録紙102が給紙ローラ204に当接することはない。
【0041】
このように、給紙ローラ204が記録紙の搬送を終えた後、スナバーカム501がスナバー104を押し下げることにより底板205を下げることができるため、給紙ローラ204が搬送中の記録紙に当接することがなくなる。また、この時、摺動ベルト106は、給紙待機中の記録紙102を載せたまま底板205に引き戻されるため、給紙待機中の記録紙102が給紙ローラ204に当接することがない。このため、適切な給紙を行うことができる。
【0042】
なお、本発明に係る給紙装置は、給紙トレー本体を急勾配に傾斜させて配置させた場合のみならず、地面に対して水平に配置した場合でも有効である。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、記録紙の一端が給紙トレー本体と当接する面を小さくすることができるため、その当接面に生ずる摩擦力を小さくすることができ、良好な給紙を行うことができる。また、記録紙を載せたベルトが台状突起上を摺動することによって、記録紙を給紙手段へ案内することができるため、記録紙の自重による摩擦力の影響を受けず、良好な給紙を行うことができる。さらに、給紙動作の際、底板が記録紙を給紙手段方向に押圧する動作と、ベルトが記録紙を載せて移動する動作とのタイミングを合わせることができるため、簡易な構成で両動作のずれによる給紙不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る給紙装置における給紙トレーの平面図
【図2】上記実施の形態に係る給紙装置をファクシミリ装置に適用した場合の横断面図
【図3】上記実施の形態に係る給紙装置の部分断面図
【図4】上記実施の形態に係る給紙装置の断面図
【図5】上記実施の形態に係る給紙装置の変形例の断面図
【図6】従来の給紙装置における給紙トレーの平面図
【符号の説明】
100 給紙装置
101 給紙トレー本体
102 記録紙
103 セットガイド
104 スナバー
105 台状突起
106 摺動ベルト
107 ベルトアーム
108 スプリング
201 ファクシミリ装置本体
204 給紙ローラ
205 底板
206 押圧板
301 底板カム
302 押し下げアーム
303 底板スプリング

Claims (3)

  1. 記録紙を積載する給紙トレー本体と、前記記録紙を最上層から順に搬送する給紙手段と、前記記録紙を前記給紙手段方向に押圧する底板と、前記給紙トレー本体の端面に設けられ前記記録紙一端の一部を該端面から浮かせた状態で保持する一又は複数の台状突起と、この台状突起の上面に設けられ前記底板と連動して摺動するベルトと、給紙待機中は前記底板を押し下げる押し下げアームと、一端が前記ベルトに他端が前記底板に取り付けられたスプリングに連結され、前記底板が前記押し下げアームにより押し下げられたとき前記ベルトを前記底板に引き込まれた位置に摺動させ、前記底板が押し下げられていないとき前記ベルトを給紙手段側に摺動させるベルトアームとを備えることを特徴とする給紙装置。
  2. 記録紙を積載する給紙トレー本体と、前記記録紙を最上層から順に搬送する給紙手段と、前記記録紙を前記給紙手段方向に押圧する底板と、前記給紙トレー本体の給紙方向側の端面上に設けられ前記底板と連動して摺動するベルトと、給紙待機中は前記底板を押し下げる押し下げアームと、一端が前記ベルトに他端が前記底板に取り付けられたスプリングに連結され、前記底板が前記押し下げアームにより押し下げられたとき前記ベルトを前記底板に引き込まれた位置に摺動させ、前記底板が押し下げられていないとき前記ベルトを給紙手段側に摺動させるベルトアームとを備えることを特徴とする給紙装置。
  3. 記録紙を積載する給紙トレー本体と、前記記録紙を最上層から順に搬送する給紙手段と、前記記録紙を前記給紙手段方向に押圧する底板と、前記給紙トレー本体の給紙方向側の端面上に設けられ前記底板と連動して摺動するベルトと、前記底板を押し下げる押し下げアームと、一端が前記ベルトに他端が前記底板に取り付けられたスプリングに連結され支点によりシーソー状に回動するベルトアームとを備え、給紙待機中は、前記底板が前記押し下げアームにより押し下げられて前記スプリングが伸びることにより前記ベルトアームが前記給紙トレー本体側に回動して前記ベルトを前記底板に引き込まれた位置に摺動させ、給紙中は、前記底板が前記押し下げアームからの押圧を解除されて前記スプリングが縮むことにより前記ベルトアームが前記給紙トレー本体とは反対側に回動して前記ベルトを前記給紙手段側に摺動させることを特徴とする給紙装置。
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