JP3859203B2 - 形態の安定した硬化ゲル状毛髪処理剤 - Google Patents

形態の安定した硬化ゲル状毛髪処理剤 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラギーナンを含有する水性基剤に基づく形態の安定した硬化ゲル状毛髪処理剤を対象とする。
【0002】
【従来の技術】
人の毛髪においては、これを強化し張りを与えるために、あるいは整えた髪形を維持するために、毛髪処理剤、特に粘性を有する、たとえばゲル状の調合物が使用されている。これらの製品は高い粘性を有するが、流動性は保持している。そしてこれらの製品は通常合成樹脂製のチューブに詰めら、使用時にチューブ内からひも状に押し出される。通常、毛髪処理剤には、たとえばポリアクリレート(カルボマー)のようなゲル形成剤と、たとえばポリビニルピロリドンのような整髪性重合物が、組み合わされて含有されている。このような目的に対して、従来、水性ゲルあるいは水−アルコール性ゲル内において良好な粘性を示し、適用後毛髪に張りを与え、整えた髪形を安定維持することができるという特性を備えた整髪性重合物が一般的に用いられている。
【0003】
しかしながら従来の毛髪用ゲルは、流れやすく、形態安定性がなく、一回の使用に適する分量に小分けして提供することは不可能であるという難点を持っている。また立方体や球体など三次元形態あるいはその他の魅力的な外形での提供も不可能である。圧力が加わると液化する流動性ゲルあるいは擬液性ゲルは、使用時に手あるいは毛髪から流れ落ちる可能性がある。さらに代表的なカルボマー・ゲルの場合、限られたpH−範囲内においてしか粘性を維持することができないという欠点がある。このことは、一方でpH値を一定の範囲内に制限しなければならないために製造に高い費用がかかるということ、他方でこの範囲から外れたpH範囲でしか使用することのできない物質は配合することができないということを意味する。
【0004】
EP−0923931には、天然基剤ににおいて、特定の水性コロイドと組み合わせてカッパ−カラギーナンを2%以上含有する固形理容剤が記載されている。これは実質的に身体保護用棒状物(スチック、リップペンシル)として使用されるということである。この処理剤の場合、所定の粘性を得るために、相当に多量のカラギーナンを必要とする。しかしカラギーナンの含有量が高い(2重量%よい多い)ために毛髪上に目障りで不快な滓が残るので、このような処理剤は毛髪処理として不適当である。カラギーナンの含有量を減らした場合、もはや製品に対して十分な粘性を付与することはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、良好に整髪することのできる、そして製造時点において安定した三次元形態に小分けすることができ、しかも、適用時には手で良好にすりつぶしたり、すり込んだりすることができ、また、毛髪上に良好に分布させ得る、幅広いpH−範囲において粘性を安定して維持できる、さらには毛髪上に不快で、目障りな滓を残すことのない、そのような毛髪処理剤を提供することを課題として出発した。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そしてここに上記の課題が、水性基剤中に
(A)カラギーナン、および
(B)一個以上の整髪性重合物
が組み合されて含有されていること、そしてその場合に(A)成分および(B)成分の組み合せ物が、当該処理剤が室温(20℃)において形態の安定した硬化ゲル状態を維持することができるような量、含有されていることを特徴とする、形態の安定した硬化ゲル状毛髪処理剤によって、解決され得ることが見出された。
【0007】
本発明において、硬化及び形態の安定したとは、特に次ぎのような構成物を意味する。すなわち直径8mmの円筒状押し型(スタンプ)を硬化ゲル状物に貫入し、この場合に0.5mm/秒の速度において1mmの圧縮深さまで貫入を行い、次いで0.5mm/秒の速度で押し型をもとに戻すことによって求められる圧縮に対する抵抗が、標準状態(20℃、相対大気湿度65%)において0.15N以上、望ましくは0.30ないし2.0N、特に好ましくは0.4ないし1.5Nであるような構成物を意味する。ゲルの形態安定性は少なくとも室温(20℃)より低い温度において、望ましくは30℃以下の温度において、特に好ましくは35℃以下の温度において保持される。
【0008】
カラギーナンおよび整髪性合成重合物は、当該処理剤が室温において形態の安定した硬化ゲル状態を保持することができるような量、含有されている。形態の安定な硬化ゲルを得るためには、通常水中にカラギーナンが約3重量%以上含有されていることが必要であるが、このような量は、毛髪上に望ましくない残滓を形成する要因となるので、毛髪処理剤においては受け入れることができない。ところがここに驚くべきことに、カラギーナンの量を毛髪上に望ましくない残滓が形成されないような量まで減らした場合でも、カラギーナンを基剤とする硬化ゲル状毛髪処理剤を製造することが可能であることが見出された。すなわちこの場合、整髪性重合物を一個以上および/あるいは一価あるいは多価アルコール一個以上を15重量%以上および/あるいはカルシウムイオンあるいはカリウムイオンを含有する塩を一個以上加えることによって、所望のゲル硬度を得ることができる。
【0009】
本発明による組み合せ物はカラギーナンの含有量が少ない(たとえば2重量%未満)にもかかわらず優れたゲル粘性を示す。これによって望ましくない残滓形成という問題点を解決することができる。従ってこの組み合せ物は、特に整髪性重合物を添加することによって、整髪用毛髪処理剤として使用することが可能である。
【0010】
〔カラギーナン〕
カラギーナン、特にカッパ−カラギーナンあるいはイオタ−カラギーナンは有用なゲル形成剤である。特に好ましいのカッパ−カラギーナンあるいはカッパ−カラギーナンを含有するカラギーナン混合物である。たとえばFMC社製の(登録商標)Sea Kem CM611のような中程度の分子量を有するカラギーナンが非常に有用である。ゲル形成剤は、当該処理剤が室温(20℃)において形態の安定な硬化ゲル状態を維持することができるような量、用いられる。たとえば0.5ないし5重量%、望ましくは1ないし2.5重量%未満、特に好ましくは1.3ないし2重量%が適量である。この場合にゲルの粘性はしばらく時間を置いて、すなわち二日ないしは三日の間隔を置いて調整することができる。しかしまずゲル形成剤を、必要な場合には約80℃の加熱下において、水に溶解した後、補助的に外から冷却しながら50ないし55℃以下に急速に冷却することよって、ゲルの硬化を促進することができる。
【0011】
〔カルシウムイオンおよびカリウムイオン〕
カルシウムイオンおよびカリウムイオンは水溶性塩の形態で、たとえばハロゲン化物、硫酸塩などの形態で、中でも好ましくは塩化物の形態で、用いられる。この場合に塩の量は0.2ないし1重量%、特に0.4ないし0.8重量%であることが望ましい。カリウムイオンは、濁りのない透明なゲルを得ることができるので、好ましい。
【0012】
〔整髪性重合物〕
純粋にカラギーナンから成る硬化ゲルは、一般的な整髪性重合物を添加しなくても、ある程度毛髪強化作用を有することが判っている。しかし十分に毛髪を強化するには相当に多量のカラギーナンが必要であり、このように多量のカラギーナンは目障りな残滓を形成するという望ましくない副作用を伴なう。カラギーナンの量を減らした場合、整髪性が失われるだけでなく、ゲルの形態安定性および持続性も失われる。そこで本発明による毛髪処理剤は付加的に合成あるいは天然の整髪性重合物を一個以上含有する。
【0013】
付加的整髪性重合物は0.1ないし30重量%、特に0.5ないし15重量%含有されることが望ましい。整髪性重合物として非イオン性、アニオン性あるいは両性重合物を使用することができる。カチオン性基を含まない重合物、すなわちアニオン性、非イオン性および両性重合物が好ましい。ここで合成重合物とは、天然に得られるものではなく、純粋に合成されたものを意味する。特にエチレン系不飽和単量体からラジカル重合によって、あるいは重縮合によって製造される重合物である。本発明による毛髪処理剤においては水性基剤に基づいて溶液ないしは均質な分散液の形態で提供することができるように、特に水、アルコールあるいは水−アルコール−混合物に対して良好な溶解性あるいは分散性を有する重合物が好ましい。本発明において整髪性重合物とは、0.01ないし5%の水溶液、アルコール溶液あるいは水−アルコール溶液の形態で使用した場合に、毛髪上に重合物皮膜を形成し、これによって毛髪を強化することができるような重合物を意味する。
【0014】
本発明によるゲルにおいては、特に、非イオン性、アニオン性あるいは両性の皮膜形成性、整髪性重合物が含有されていることが好ましい。この場合に非イオン性重合物として、次に挙げる単量体の一個以上から合成される単一重合物あるいは共重合物が有用である。すなわち単量体としてビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、酢酸ビニルのようなビニルエステル、ビニルアルコール、アクリルアミド、メタアクリルアミド、アルキル−あるいはジアルキル−アクリルアミド、アルキル−あるいはジアルキル−メタアクリルアミド、アクリル酸アルキルエステル、メタアクリル酸アルキルエステル、プロピレングリコールあるいはエチレングリコールが挙げられる。ただしこの場合にこれらの単量体のアルキル基はC1ないしC7のアルキル基、特にC1ないしC3のアルキル基であることが好ましい。たとえばビニルカプロラクタム、ビニルピロリドンあるいはN−ビニルホルムアミドの単一重合物が有用である。これらの他に有用な非イオン性の皮膜形成性、整髪性合成重合物として、たとえばビニルピロリドンと酢酸ビニルから成る共重合物、ビニルピロリドン、酢酸ビニルおよびプロピオン酸ビニルから成る三者重合物、ポリアクリルアミド(これは、たとえばCHEM−Y社から−登録商標−Akypomine P191の商品名で、あるいはSeppic社から−登録商標−Sepigel 305の商品名で販売されている)、ポリビニルアルコール(これは、たとえばDu Pont社から−登録商標−Elvanolの商品名で、あるいはAir Products社から−登録商標−Vinol 523/540の商品名で販売されている)、およびポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール−共重合物(これは、たとえばUnion Carbide社から−登録商標−Uconの商品名で販売されている)が挙げられる。特に好ましいのはポリビニルピロリドン、ポリビニルカプロラクタムおよびこれらと他の非イオン性単量体一個以上との共重合物、特にポリビニルピロリドン/酢酸ビニル−共重合物である。
【0015】
アニオン性の整髪性重合物としては、酸性基を含有する単量体から合成される単一重合物あるいは共重合物が有用である。この場合に場合によっては酸性基を含有しない共単量体との共重合物も使用することができる。酸性基は−COOH、−SO3 H、−OSO3 H、−OPO2 Hおよび−OPO32 の中から選択されることが好ましい。この中ではカルボン酸基が望ましい。酸性基は部分的にあるいは完全に中和されていても、あるいは中和されていなくてもよい。これらは50ないし100%アニオン性ないしは中性の状態にあることが望ましい。中和剤として、理容剤に適する有機塩基あるいは無機塩基を使用することができる。これに対する塩基として、たとえばアミノメチルプロパノール(AMP)のようなアミノアルコール、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン、アンモニア、NaOHなどが挙げられる。単量体としては酸性基を一個以上有する不飽和のラジカル重合性化合物、特にカルボキシビニル単量体が有用である。酸性基を備えた有用な単量体として、たとえばアクリル酸、メタアクリル酸、クロトン酸、マレイン酸ないしはマレイン酸無水物、あるいはこれらのモノエステルが挙げられる。
【0016】
酸性基を備えていない共単量体としては、たとえばアクリルアミド、メタアクリルアミド、アルキル−およびジアルキル−アクリルアミド、アルキル−およびジアルキル−メタアクリルアミド、アクリル酸アルキルエステル、メタアクリル酸アルキルエステル、ビニルカプロラクトン、ビニルピロリドン、ビニルエステル、ビニルアルコール、プロピレングリコールあるいはエチレングリコール、アミノ置換基を有するビニル単量体、たとえばジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタアクリレート、モノアルキルアミノアルキルアクリレートおよびモノアルキルアミノアルキルメタアクリレートが挙げられる。ただしこの場合にこれらの単量体のアルキル基はC1ないしC7のアルキル基、特にC1ないしC3のアルキル基であることが望ましい。
【0017】
酸性基を有する重合物として、特に、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル、アクリルアミド、メタアクリルアミドおよびビニルピロリドンの中から選ばれる単量体とアクリル酸あるいはメタアクリル酸の共重合物、クロトン酸の単一重合物、並びにビニルエステル、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル、アクリルアミドおよびメタアクリルアミドの中から選ばれる単量体とクロトン酸の共重合物が有用である。天然の重合物としては、たとえばシェラックが有用である。
【0018】
酸性基を有する重合物として好ましいのは、網状あるいは非網状の酢酸ビニル/クロトン酸−共重合物である。同様に好ましいものとしてビニルメチルエーテルとマレイン酸無水物の部分エステル化共重合物が挙げられる。これらの他にアニオン性重合物として、たとえばアクリル酸、アクリル酸アルキルエステルおよびN−アルキルアクリルアミドから成る三者重合物、特にアクリル酸/アクリル酸エチル/N−t−ブチルアクリルアミド−三者重合物、酢酸ビニル、クロトン酸エステルおよびビニルアルカノエートから成る三者重合物、特に酢酸ビニル/クロトン酸エステル/ビニルネオデカノエート−三者重合物、並びにアクリル酸あるいはメタアクリル酸とアクリル酸アルキルエステルあるいはメタアクリル酸アルキルエステルから成る共重合物が好ましい。ただしこの場合にアルキル基は1ないし7個の炭素原子を含有していることが望ましい。
【0019】
両性の整髪性重合物としては、酸性基あるいはアニオン性基のほかに官能基として塩基性基あるいはカチオン性基、特に第一、第二、第三あるいは第四アミン基を含有する重合物が有用である。これに対して、たとえばアルキルアクリルアミド(特にオクチルアクリルアミド)、アルキルアミノアルキルメタアクリレート(特にt−ブチルアミノエチルメタアクリレート)およびアクリル酸、メタアクリル酸あるいはこれらのエステルの中から選ばれた二個以上の単量体から合成される共重合物が挙げられる。これらは、たとえばNational Starch社(米国)から- 登録商標- Amphomerあるいは- 登録商標- Amphomer LV−71の商品名で販売されている。これらの他に、(B)成分として使用することのできる、酸性基を有する共重合物として、アクリル酸、メタアクリル酸エステルおよびメタアクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライドから得られる共重合物(INCI−表示:ポリコータニウム−47)(これは、たとえばCalgon社から- 登録商標- Merquat 2001の商品名で販売されている)、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライドおよびアクリル酸エステルから成る共重合物(これは、たとえばStockhausen社からW37194の商標の下に販売されている)、あるいはアクリルアミド、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、2−アミドプロピルアクリルアミドスルホネートおよびジメチルアミノプロピルアミンから成る共重合物(INCI−表示:ポリコータニウム−43)(これは、たとえばSociete Francaise Hoechst社から- 登録商標- Bozequat 4000の商品名で販売されている)が挙げられる。さらにベタイン基を備えた単量体を含む重合物、たとえばメタアクリロイルエチルベタインとアクリル酸およびその単一エステルの中から選ばれた二個以上の単量体との共重合物(INCI−表示:メタアクリロイルエチルベタイン/アクリレート−共重合物)も有用である。
【0020】
〔水性基剤〕
本発明によるゲルは水性基剤に基づいて調合することが好ましい。この場合に水性基剤とは、純水性系あるいは水−アルコール系、望ましくはアルコール含有量が40重量%以下の系を意味する。アルコールとして、特に、化粧品において一般的に用いられている、炭素原子をないし5個有する低級の一価あるいは多価アルコール、たとえばエタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、グリセリンおよびプロピレングリコール、特に1、2−プロピレングリコールを含有することができる。水の含有量は、通常55ないし95重量%、好ましくは65ないし80重量%であり、アルコールの含有量は、通常0ないし30重量%、好ましくは1ないし25重量%である。アルコール含有量が40重量%以上になるとカラギーナンが析出するおそれがある。
【0021】
特に、アルコールは15重量パーセント以上使用することが望ましい。すなわちこれによって、カラギーナンの含有量が最低必要とされる2.5ないし3重量パーセントより少なくても、特に2重量パーセントより少なくても、形態の安定した硬いゲルを得ることができる。さらに、アルコールを15重量%以上使用する場合は、必ずしも保存料を添加する必要がない。
【0022】
本発明によるゲルは1ないし14の広いpH−範囲において一定の粘性に保持することができるという大きな特徴を有する。特に好ましいpH−範囲は2.5ないし8である。
【0023】
〔保存料〕
本発明によるゲルに使用するカラギーナンは天然のサッカライドから得られる重合物であるので、長期にわたって品質を保障するには、本発明による処理剤の保存に対して特別に条件が課せられる。保存料として、特にパラベン、たとえばメチルパラベンが有用であることが判っている。しかしエタノールを約15重量%以上含有する場合は、必ずしも保存料を添加する必要がない。
【0024】
〔糖〕
本発明による処理剤において透明で清澄な製品を得るという目的に対しては、糖を一個以上添加することが合目的的である。この場合糖として、特にモノ−およびジ−サッカライド、たとえばグルコース、ガラクトース、フルクトース、マルトース、ラクトースあるいはサッカロースが有用である。糖の添加量は、通常0.01ないし5重量%、望ましくは0.05ないし1重量%である。好ましいものとして、たとえば素材- 登録商標- Sea Kem CM 611のようなカラギーナンと糖の既成混合物が挙げられる。これはカラギーナンとデキストロースの混合物である。
【0025】
〔研和性および分布性改良用添加物〕
手によって良好に研和(すりつぶし、すり込み)することができるように、あるいは毛髪に対して良好に分布することができるように、さらには最適の粘性を得ることができるように、本発明による処理剤は上記成分の他に増粘剤あるいはゲル形成剤を含有することが望ましい。これに対しては、たとえばカルボキシビニル重合物、特に異種カルボポール型のポリアクリレート、ポリグリコール、セルロース誘導体、特にヒドロキシアルキルセルロース、並びに、たとえば天然あるいは合成ベントナイトのような無機増粘剤が有用である。これらの補助的増粘剤あるいはゲル形成剤の添加量は、通常約0.2ないし10.0重量%、望ましくは1ないし5重量%である。
【0026】
ゲルを良好に研和して毛髪上に良好に分布させる助けをする物質として、EP−0923931に記載されているキサンタン・ゴムおよびセルロース誘導体が有用である。この場合は熱湯に溶解する水性コロイド、特にカルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースが重要である。
【0027】
驚くべきことに、両性会合性増粘剤を使用することによって、カラギーナンを基剤とする硬化ゲルの研和性および分布性が著しく改善され得ることが、見出された。これに対する両性会合性増粘剤として、疎水性基並びに親水性基を備えた非イオン性重合物が有用である。会合性増粘剤は水溶性の重合物であり、界面活性剤様の疎水性構成要素を備えていて、親水性系、特に水性系においてそれ自身が他の物質と一体となって会合する、すなわ相互に作用し合うことができる。この結果生じる会合網目構造によって、系は粘性を帯び、あるいはゲル化する。代表的な会合性増粘剤として、ポリエチレンオキサイド・プレポリマーと、たとえばイソシアネートのような、少なくとも二官能性の重縮合性物質を、重合することによって得られる重合物が挙げられる。この場合疎水性基の調整に対して、多数のアリ−ル基、アルキル基、あるいはアリ−ル/アルキル−基と共にモノ−あるいはジ−オールが組み入れられる。これに基づいて、会合性増粘剤として、疎水性に変性されたポリアルキレングリコールが好ましい。この場合親水性要素はポリオキシアルキレン単位、好ましくはポリオキシエチレン単位あるいはポリオキシプロピレン単位あるいはこれらの混合によって構成される。疎水性要素は炭化水素基、たとえば長鎖のアルキル基、アルキルアリ−ル基、あるいはアリ−ルアルキル基によって構成されることが好ましい。
【0028】
特に好ましい会合性増粘剤は、疎水性に変性されたアミノプラスト−ポリエーテル−共重合物である。この構造および製造に関しては、WO96/40815を参照することができる。WO96/40815には、少なくとも二官能性のアミノプラスト単量体および少なくとも二官能性のアルキレンポリエーテル並びに疎水性基を有する一官能性化合物を酸性触媒下に重縮合させることによって得られる水分酸性あるいは水溶性共重合物が、記載されている。有用なアミノプラストはWO96/40815の図1に示されている。WO96/40815の一般式Xで表されているグリコルリル誘導体が特に好ましい。有用なアルキレンポリエーテルはWO96/40815の図2に示されている。好ましいアルキレンポリエーテルはポリエチレンオキサイドジオールである。これらは20ないし500、好ましくは50ないし350、特に好ましくは100ないし250のエトキシル化度を有する。疎水性基を有する一官能性化合物としてはWO96/40815の一般式XIVで表されている化合物が有用である。
【0029】
本発明において有用な会合性増粘剤は下記一般式(I)で表される重合物の中から選ばれる。
【0030】
【化1】
Figure 0003859203
【0031】
(ここでAmpはアミノプラスト・モノマーあるいはアミノプラスト・オリゴマーあるいはアミノプラスト・ポリマーの残基を意味し、AOはアルキレンオキサイド基を、Rは水素、C1ないしC4のアルキル基あるいはC1ないしC4のアシル基を、xおよびyは1以上の数を、nは整数を表す。)
【0032】
特に好ましいのは、(a)下記一般式(II)で表されるグリコルリル、(b)20ないし500、好ましくは50ないし350、特に好ましくは100ないし250のエトキシル化度を有するポリエチレンオキサイドジオール、並びに(c)必要に応じてエトキシル化されている疎水性アルコール、アルキルフェノール、チオール、カルボキシアミド、カルバメートあるいは疎水性カルボン酸を、酸性触媒下に重縮合させることによって得られる、WO96/40815の17ないし19ページに記載されているような、反応生成物である。この場合に特に好ましいグリコルリルは1、3、4、6−テトラメエトキシメチルグリコルリルである。
【0033】
【化2】
Figure 0003859203
【0034】
(ここでRはH、望ましくはOMeを表す。)
【0035】
有用な会合性増粘剤として、INCI−表示においてポリエーテル−1、PEG−180/オクトオキシノール−40/TMMG−共重合物およびPEG−180/ラウレス−50/TMMG−共重合物で表されるものが挙げられる。これらはSued−Chemie社から商品名−登録商標−Pure−Thix HH、L、MあるいはTXの下に販売されている。
【0036】
〔選択的添加成分〕
本発明による処理剤は、上記成分のほかに、毛髪処理剤において一般的に使用されている添加成分を含有することができる。たとえば湿潤剤ないしは乳化剤を0.1ないし15重量%;保湿剤;香油を0.1ないし0.5重量%;殺菌剤ないしは防黴剤、たとえば2、4、4−トリクロル−2−ヒドロキシジフェニルエーテルあるいはメチルクロルイソチアゾリオンを0.01ないし1.0重量%;緩衝物質、たとえばクエン酸ナトリウムあるいはリン酸ナトリウムを0.1ないし1.0重量%;着色料、たとえばフルオレセイン・ナトリウム塩を約0.1ないし1.0重量%;保護剤、たとえば植物抽出物ないしは薬草抽出物、タンパク質加水分解物ないしは絹加水分解物あるいはラノリン誘導体を0.1ないし5重量%;生理学上問題のないシリコン誘導体、たとえば揮発性あるいは不揮発性シリコン油あるいは高分子量シロキサン重合物を0.05ないし20重量%;遮光剤、酸化防止剤、遊離基受容体、ふけ抑制剤を約0.01ないし2重量%;光沢付与剤、ビタミン、柔軟剤、ブラッシング性改良剤およびべとつき防止剤を含有することができる。
【0037】
〔製造方法〕
本発明による処理剤は次のようにして製造することができる。まず(A)成分のカラギーナン、並びに必要に応じて添加されるその他の理容作用剤および補助剤を、水性溶剤に溶解する。この場合にゲル形成剤の量並びにその他の理容作用剤および補助剤の種類および量は、形態の安定した硬化ゲルが得られるように、選択される。ゲル形成剤および他の添加成分が室温において完全に溶解しない場合は、成分が溶解するまで、たとえば約40ないし80℃に、加熱する。次いで溶液をそのまま放置して、ゲルを硬化させる。この工程は、補助的に50ないし55℃以下に急速に冷却する手段をとることによって、加速することが好ましい。
【0038】
本発明による処理剤は、室温(20℃)においても融化しないで、安定であり、三次元の形態を保持し得るという、従って有形物として製造することができるという、特徴を有する。三次元形態として、たとえば立方体、直方体、球体、卵形、ハート型、文字型、ロゴ型、動物体、星型あるいはその他のミニ彫刻品が適している。これらの形態は、加熱した組成物を、まだ流動性を有する間に、適当な型に流し入れ、冷却することによって、あるいは大きな塊から適当な刃物を用いて所望の形態に切り取ることによって、あるいは適当な打ち抜き機を用いて所望の形態に打ち抜くことによって得ることができる。
【0039】
形態付与の方法として、適当な受け型内において押し型を用いて所望の形態に圧縮成形するという方法が好ましい。受け型は澱粉素材によって形成することができる。たとえば品質調整澱粉末あるいは疎水性澱粉末によって、あるいはトウモロコシ粉末のようなペースト状穀物粉末によって形成することができる。まだ流動状態にあるゲル物体を澱粉末から成る受け型中に流し込む。ゲル物体が硬化するまでそのまま放置した後、澱粉末を、たとえばふるい、送風、洗浄などの固体除去法によって、除去する。表面に光沢を付与するために、また相互に付着し合うのを防止するために、続いて製品に対して表面処理を施すことが望ましい。これに対して、製品を短時間蒸気で洗浄し、あるいはグリセリンあるいはシリコン油で洗浄し、次いで乾燥するという工程をとることができる。さらに製品の表面を油脂あるいは蝋、たとえば蜜蝋で被覆することも可能である。
【0040】
次いで実施例に基づいて本発明の対象をさらに詳しく説明する。実施例に表示の重合物の含有量はそれぞれ固形物含有量である。
【0041】
【発明の実施の形態】
次の調合実施例において挙げた構成成分を、それぞれ、約70℃に加熱しながら溶剤に溶解する。次いで、第一形態付与工程では、そのまま放置して室温まで冷却する。これによってゲルが硬化する。この硬化ゲルを計量器によって計量しながら形状の安定した立方体あるいは直方体に裁断する。
二者択一的な、第二形態付与工程では、シャーレに疎水性澱粉末(National Starch社製の−登録商標−Dry Flo PC)を満たす。この澱粉末内に円形の窪みを形成し、この窪みに、流動状態を維持しているゲル物体を満たす。次いでゲルを冷却させる。硬化後、この硬化ゲルペレットを澱粉末内から取り出し、篩にかけ、グリセリンあるいはシリコン油(−登録商標−Baysilon PD5)で洗浄する。さらに光沢を付与するために、このゲルペレットを蜜蝋で被覆することも可能である。この硬化ゲル製品を40℃において二週間保存した場合にも、形態は変わらず保持された。
【0042】
Figure 0003859203
【0043】
Figure 0003859203
【0044】
Figure 0003859203
【0045】
Figure 0003859203
【0046】
Figure 0003859203

Claims (14)

  1. 水性基剤中に
    (A)1重量%以上で2重量%未満のカッパ−カラギーナン、と
    (B)15重量%ないし30重量のC1ないしC5の一価ないし多価アルコールの少なくとも一種と、
    (C)0.1〜30重量%の一個以上の、ポリエチレングリコールを除く整髪性重合物と、の組み合わせが含有されており、室温において形態の安定な硬化ゲル形態で存在する、室温において三次元の形態を保持する固形毛髪処理剤。
  2. さらに、少なくとも1つの両性会合性増粘剤を含む、請求項1に記載の毛髪処理剤。
  3. 整髪性重合物がアニオン性、非イオン性あるいは両性重合物の中から選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載の処理剤。
  4. 整髪性重合物が網状あるいは非網状の酢酸ビニル/クロトン酸−共重合物、ビニルメチルエーテルとマレイン酸無水物の部分エステル化共重合物、アクリル酸、アクリル酸アルキルエステルおよびN−アルキルアクリルアミドから成る三者重合物、酢酸ビニル、クロトン酸エステルおよびビニルアルカノエートから成る三者重合物、アクリル酸あるいはメタアクリル酸とアクリル酸アルキルエステルあるいはメタアクリル酸アルキルエステルの共重合物、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニル−共重合物、並びにアルキルアクリルアミド、アルキルアミノアルキルメタアクリレート、及びアクリル酸、メタアクリル酸あるいはこれらのエステルの中から選ばれる二種以上の単量体から成る重合物(ただし、これら単量体の少なくとも一つが酸性基を備えたもの)からなる群から選ばれたものであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の処理剤。
  5. 髪性重合物の含有量が0.5ないし15重量%であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の処理剤。
  6. 付加的に保存料が含有されてないことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の処理剤。
  7. 一価あるいは多価アルコールがエタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、グリセリンおよびプロピレングリコールの中から選択されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の処理剤。
  8. 選択される両性会合性増粘剤が、疎水性に変性されたアミノプラスト−ポリエーテル−共重合物であることを特徴とする、請求項〜7のいずれか1項に記載の処理剤。
  9. 選択される両性会合性増粘剤がポリエーテル−1、PEG−180/オクトオキシノール−40/TMMG−共重合物およびPEG−180/ラウレス−50/TMMG−共重合物の中から選択されることを特徴とする、請求項8に記載の処理剤。
  10. 付加的に糖が一個以上含有されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の処理剤。
  11. 糖がグルコース、ガラクトース、フルクトース、マルトース、ラクトースおよびサッカロースの中から選択されることを特徴とする、請求項10に記載の処理剤。
  12. 三次元幾何学的形態において提供されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の処理剤。
  13. 正方形、長方形、球形、卵型、ハート型、文字型、ロゴ型、動物体、星型において提供されることを特徴とする、請求項12に記載の処理剤。
  14. 形態付与工程において
    −澱粉素材から成る受け型内に押し型を押し込むことによって形状を造り、
    −この形状内に、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成を有する、まだ流動状態にあるゲル素材を注ぎ入れ、
    −ゲル素材が硬化するまでそのそまま放置し、
    −硬化した形状物から澱粉素材を除去することを特徴とする毛髪処理用三次元形状物の製造方法。
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