JP3859033B2 - 人体局部洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体局部を温水にて洗浄する人体局部洗浄装置に関するものであり、特には、配管施工及びメンテナンスが容易な人体局部洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
人体局部洗浄装置は、用便後等に人体局部を温水にて洗浄するために用いられる機器であり、長期間に渡り人体局部洗浄装置を使用しない場合には、衛生面から、或いは配管内の凍結を防止する意味から、人体局部洗浄装置内から水を外部に排出(水抜き)させる必要性がある。また、既設の便器上面に設置される人体局部洗浄装置にあっては、その取付けに際し、トイレ室内の障害物により給水ホースを接続するスペースが極端に制約される場合がある。
【0003】
従来使用されていた人体局部洗浄装置を図1及び図2を用いて説明すると、人体局部洗浄装置(以下本体12という)への給水は、水道本管1から分岐金具2により分岐した給水ホース3を、給水部に設けた給水口4に接続して行なわれる。給水ホース3及び給水口4の接続は、図2に示すようにパッキン16を介して行なわれ、その他に本体12内に異物が侵入することを阻止する為の網状ストレーナ6を備えた水抜き栓5を、本体12の上流側であり且つ給水口4の下流側に設けている。
【0004】
前述した本体12からの水抜きは、図2に示される水抜き栓5を取り外すことにより行なわれ、給水ホース3の給水口4への接続は、障害物がない場合にはそのまま通常に行なわる。障害物がある場合には、給水口4の接続されている給水部がOリング11により回転自在に本体12に接続されているので、給水口4の向きを変えることにより障害物を避けて行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本体12を設置する便器及びトイレ室内は、定まった規格があるわけではなく、不特定に設計されるために、給水ホース3を接続できるスペースがどの方向になるかを予め特定することはできず、また、仮に無理に接続しても、給水ホース3は、急角度で曲げると折れたり、内径部がつぶれ通水面積が狭くなり、洗浄水量を充分に確保出来ない等の課題がある。図2に示す給水部は、水平面に沿って回転可能であるため、ある程度給水ホース3を急角度で曲げるような接続を避けることが可能であるが、回転可能であるが故に、構造が複雑になり、給水圧に対して弱く、水漏れの発生しやすい場所となってしまう。
【0006】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、本体12への給水を多方向から可能と成し、且つ、給水圧に強く水漏れのない人体局部洗浄装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、以下の構成を有するものである。
(1) 複数の給水口を備える給水部と、前記複数の給水口の少なくとも1つに接続した給水ホースと、前記複数の給水口の少なくとも1つに接続しストレーナを備えた水抜き栓と、を有する人体局部洗浄装置において、前記複数の給水口は、その全ての給水口において、前記給水ホース及び前記水抜き栓の何れも接続可能であって、前記水抜き栓に備えたストレーナが、前記各給水口の水路合流点を含むように位置する人体局部洗浄装置。
(2) (1)において、水路合流点から複数の給水口のそれぞれの端部までの距離を等しくした人体局部洗浄装置。
(3) (1)または(2)において、複数の給水口同士が全て同一の形状を有し、給水ホースの給水口への接続部分と水抜き栓の給水口への接続部分とが同一の形状を有する人体局部洗浄装置。
(4) (1)から(3)の何れかにおいて、複数の給水口が、互いに直交する方向に設けられた人体洗浄装置。
(5) (1)から(4)の何れかにおいて、給水部が、可動部分を有しない人体洗浄装置。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に用いる水路開閉弁は、水道本管から洗浄ノズルに至る水経路に流れる水を、選択的に通水又は遮断可能なものであれば特に限定されるものではなく、適宜開閉可能な手段を講じることが可能であるが、好適には、応答性の優れた電磁弁を用いることができる。また、水路開閉弁は、給水部と別体であっても、一体であっても良く、適宜自由に選択可能である。
【0009】
本発明に用いる加熱手段は、常温水を加熱することにより、人体局部を洗浄するのに必要な温度の温水にまで加温可能なものであれば特に限定されるものではないが、好適には、水路開閉弁の下流側で、且つ、洗浄ノズルの上流側に温水タンクを設け、該温水タンク内にシーズヒータ等の電熱線を内蔵したものを用いることができる。
【0010】
本発明に用いる洗浄ノズルは、人体局部に向けて洗浄水を放出可能なものであれば特に限定されるものではないが、好適には、人体局部洗浄装置の非使用時には本体12内に存在し、使用時には水圧又はモータ等の電気的駆動手段により伸長し、洗浄水を放出するものを用いることができる。
【0011】
給水口4と給水ホース3の接続、及び、給水口4と水抜き栓5の接続は、通常ねじによる締結であるが、確実に締結可能なものであれば特に限定されるものではない。ねじ以外のものでは、弾性体による止め輪等により接続してもよく、また、給水ホース3と水抜き栓5とをそれぞれ別々の方法により接続しても良い。
【0012】
水抜き栓5に設けるストレーナ6は、水抜き栓5の端部付近に設けられ、図3に示すように、水抜き栓5を給水口B8に接続した状態で、ストレーナ6の位置が給水口A7及び給水口B8の水路合流点から(合流点を含む)下流側に位置するように設置される。
【0013】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面を用いて説明する。図3は、本発明による人体局部洗浄装置に使用される給水部の部分断面図であり、水路開閉弁(図示省略)に一体に形成した給水口A7に給水ホース3を接続し、給水口B8に水抜き栓5を接続している。本体12への給水は、水道本管から分岐金具により分岐され、給水ホース3、給水部に設けた給水口A7、給水口B8に接続した水抜き栓5のストレーナ6を経由して行なわれる。図3に示す状況においては、給水口B8の方向に障害物A13があるために、給水ホース3を予め2つ設けられた給水口A7、B8のうち、給水口A7に接続することにより給水ホース3に無理な応力をかけることなく給水を行なえるようになる。尚、図6に図3に示す給水部の外観図を示す。
【0014】
図4は、障害物B14が本体12の後方にある場合を示した図面であるが、このような場合には、図3に示した場合とは逆に、給水ホース3を給水口B8に接続し、水抜き栓5を給水口A7に接続している。図3及び図4に示す給水口A7及び給水口B8は、同一形状をしており、また、給水ホース3及び水抜き栓5の給水口接続部分の形状も同一であるために、本体12の設置者は、設置場所の状況に合わせ、適宜給水ホース3の接続箇所を選択可能であり、接続部分の特殊な加工も必要としない。
【0015】
図5は、図3及び図4が給水口を2ヵ所に設けたのに対し、給水口を3ヵ所に設けた実施例を示している。図面に示すように、本実施例では、障害物C15が2方向にあるために、給水ホース3を給水口C9に接続している。また、給水口A7には、水抜き栓5を接続し、残る給水口B8には、封止栓10を接続して止水を行なっている。本実施例では、給水口A7、給水口B8及び給水口C9の水路合流点から各々の給水口端部迄の距離を等しくしているために、水抜き栓5をどの給水口に接続してもストレーナ6が水路合流点に位置し、本体12への異物侵入を防ぐことができる。
【0016】
以上説明した3つの実施例においては、給水口が2ヵ所及び3ヵ所のものを説明したが、必要に応じ4ヵ所以上の給水口を有するものであっても何等問題とはならない。更に、図3、図4及び図5に示した給水口は、互いに直交する方向に設けられているが、これは成形が容易に行なえるためにあえて直交するように設けているのであり、場合によっては、直交しない角度にて給水口を複数設けても良い。また、本実施例では、給水部と水路開閉弁が一体である場合について説明したが、別体であっても何等問題とはならない。
【0017】
【発明の効果】
本発明においては、人体局部洗浄装置への給水を、多方向から可能ならしめ、且つ、予め複数の給水口を設けているために、可動部分がなく、水漏れの心配がない、給水圧に強い人体局部洗浄装置を提供可能としている。更には、配管工事においても信頼性が高く、給水部と水路開閉弁を一体としたものは、シール部が少なくなり、安価に製造することが可能となる。また、ストレーナを水路合流点に達するように設けたことにより、どの給水口に水抜き栓を接続しても、確実に異物の侵入を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す人体局部洗浄装置の外観斜視図である。
【図2】従来例を示す人体局部洗浄装置の給水部の部分断面図である。
【図3】本発明の実施例を示す給水部の部分断面図である。
【図4】本発明の実施例を示す他の給水部の部分断面図である。
【図5】本発明の実施例を示す他の給水部の部分断面図である。
【図6】本発明の実施例を示す給水部の外観図である。
【符号の説明】
1.水道本管 2.分岐金具 3.給水ホース 4.給水口 5.水抜き栓 6.ストレーナ 7.給水口A 8.給水口B 9.給水口C 10.封止栓 11.Oリング 12.本体 13.障害物A 14.障害物B 15.障害物C
16.パッキン
Claims (5)
- 複数の給水口を備える給水部と、
前記複数の給水口の少なくとも1つに接続した給水ホースと、
前記複数の給水口の少なくとも1つに接続しストレーナを備えた水抜き栓と、を有する人体局部洗浄装置において、
前記複数の給水口は、その全ての給水口において、前記給水ホース及び前記水抜き栓の何れも接続可能であって、
前記水抜き栓に備えたストレーナが、前記各給水口の水路合流点を含むように位置する人体局部洗浄装置。 - 請求項1において、
水路合流点から複数の給水口のそれぞれの端部までの距離を等しくした人体局部洗浄装置。 - 請求項1または請求項2において、
複数の給水口同士が全て同一の形状を有し、
給水ホースの給水口への接続部分と水抜き栓の給水口への接続部分とが同一の形状を有する人体局部洗浄装置。 - 請求項1から請求項3の何れかにおいて、
複数の給水口が、互いに直交する方向に設けられた人体洗浄装置。 - 請求項1から請求項4の何れかにおいて、
給水部が、可動部分を有しない人体洗浄装置。
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1997
- 1997-07-07 JP JP18114697A patent/JP3859033B2/ja not_active Expired - Fee Related
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