JP3858817B2 - スピーカーシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビネットをスピーカースタンドに固定する際に、ビス1本で グラツキなく、縦方向あるいは横方向どちらでも固定でき、しかも、上下方向の任意の角度にも固定できるスピーカーシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、キャビネットをスピーカースタンドに固定するスピーカーシステムは数多くある(例えば特許文献1参照。)。その中でも特に、図5及び図6で示す従来例に記載されたものが知られている。図5(a)は従来のキャビネットを縦方向に固定した場合の斜視図を、図5(b)はキャビネットを横方向に固定した場合の斜視図を示すものである。図6はその分解斜視図を示すものである。図6において、キャビネット4の背面中央部にインサートナット4aが埋め込まれている。その上下左右に同ピッチで、位置決めピンが勘合するピン穴4bが形成されている。一方、スピーカースタンド5の支柱部上部にはビス穴5b、及びその上下には位置決めピン5aがピン穴4bと同ピッチで構成されている。
【0003】
【特許文献1】
実開平2−53685号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のスピーカーシステムにおいては、スピーカースタンド5に形成されている位置決めピン5aと、キャビネット背面に形成されているピン穴4bを勘合させることにより、ビス1本で 縦方向あるいは横方向、どちらでも選択できるようになっている。しかしながら、キャビネットとスピーカースタンドの接地面が平面であるために、角度を可変することができない。この角度の可変できないスピーカーを低い場所に設置した場合は、スピーカーの音が水平方向に伝達し、視聴者の耳より低い所に伝達され、正しい音場再現ができないという欠点があった。特に昨今の市場の主流となっている小型スピーカーシステムでは、ビス1本等で、容易に上下可変可能なスピーカーシステムが要求されている。
【0005】
本発明は、従来の縦横どちらでも設置可能な機能に加えて、ビス1本で任意の角度に可変ができるスピーカーシステムを提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明のスピーカーシステムは、スピーカーキャビネット背面中央部に、同半径で左右に形成した左右凹曲面と、この凹曲面に直交するように同一半径で上下に形成した上下凹曲面と、これら左右及び上下凹曲面の中央に設けられたナットを有するスピーカキャビネットと、
スタンドの支柱部上部に、前記キャビネット側の凹曲面と同半径に形成した凸曲面と、該凸曲面の中央部に設けたビス用長穴を有するスピーカスタンドと備え、
前記凹曲面は側部に各々立ち壁を形成し、一方の凸曲面は側面部を形成しており、
前記スピーカースタンドに形成した凸曲面に前記キャビネットの左右凹曲面又は上下凹曲面を嵌合する際に、各々形成された左右凹曲面の立ち壁間又は上下凹曲面の立ち壁間に、前記凸曲面の側面部を嵌合させて、前記スピーカスタンドのビス穴を介してキャビネットのナットにビスで固定し、該スピーカーキャビネットと該スピーカースタンドとを組立てるように構成したものである。これにより、キャビネット背面の凹曲面とスピーカースタンドの凸曲面が嵌合することにより、ビス用長穴の範囲で凸曲面の側面部により側面が規制されながら曲面方向に任意の角度に可変ができるという作用を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について、図1から図4を用いて説明する。図1(a)は本発明の実施の形態におけるスピーカーシステムの縦方向に固定した場合の斜視図を示し、図1(b)は横方向に固定した場合の斜視図を示す。図2はその分解斜視図を示す。図1において、1はキャビネット、2はスピーカースタンドである。図2において、1a(上)、(下)、(左)、(右)は同半径で形成された凹曲面であり、その左右凹曲面1aと上下凹曲面1aは直交するように形成している。1bは前述のキャビネット背面に形成された凹曲面1aの側部に形成される立ち壁、1cはキャビネットに埋め込まれたインサートナットである。2aはスピーカースタンド支柱部上部に形成され、キャビネット背面に形成された凹曲面1aと同半径で形成された凸曲面、2cはその凸曲面2a中央部に設けられたビス用長穴、2bはその凸曲面2aの側面部を示す。この凸曲面2a部の幅Lは、キャビネット背面に設けられた凹曲面1aの幅とほぼ同寸(わずかに小さく)に設定されている。これらのキャビネット1及びスピーカースタンド2をビス3で組立てるように構成している。
【0008】
以上のように構成されたスピーカーシステムについて、以下その動作について説明する。まず、キャビネット1の背面に形成された凹曲面1a部にスピーカースタンド2支柱部上部に形成された凸曲面2aを縦方向あるいは横方向に任意の角度で嵌合させ、ビス3とナット1cで両者を固定する。この時、キャビネット1背面に形成された凹曲面1aの左右又は上下の立ち壁1bとスピーカースタンド2に形成された凸曲面2aの側面部2bがそれぞれ、面で接触し確実に嵌合されるため、両者はグラツキ、ガタツキなく固定される。ここで、図1(a)に示すようにスピーカシステムを縦方向とするためには、凹曲面1aにおける左右凹曲面1a(左)及び1a(右)とその立ち壁1bに対して、凸曲面2aとその側面部2bを嵌合する。また、図1(b)に示すようにスピーカシステムを横方向とするためには、凹曲面1aにおける上下凹曲面1a(上)及び1a(下)とその立ち壁1bに対して、凸曲面2aとその側面部2bを嵌合する。
【0009】
第3図はキャビネット1をスピーカースタンド2に水平に固定した状態を示す。キャビネット1背面中央部に設けられた左右凹曲面1a(左)及び1a(右)とスピーカースタンドに設けられた凸曲面2aが接触し、ビス3で確実に固定される。第4図は任意の角度α上向きに固定された状態を示す。キャビネット1は、該左右凹曲面1a(左)、1a(右)が該凸曲面2aをスライドし、凸曲面2a中央部に設けられた長穴2cの長さ分任意の角度に設定することができる。
【0010】
以上のように本実施形態によれば、ビス1本でガタツキなく、キャビネットを縦方向にあるいは横方向に、しかも任意の角度で、スピーカースタンドに固定できることとなる。
【0011】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、スピーカースタンドに形成した凸曲面にキャビネットの背面に形成した左右凹曲面又は上下凹曲面を嵌合することにより、従来例の縦横どちらでも組立て可能という機能を維持し、さらには、凸曲面の側面部に面接触する凹曲面の側部立ち壁が規制されながら曲面方向にビス用長穴の範囲でキャビネットを任意の角度に可変できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による縦方向または横方向に固定した場合の斜視図
【図2】本発明の実施の形態による分解斜視図
【図3】本発明の実施の形態による水平方向に固定した場合の要部断面図
【図4】本発明の実施の形態による、角度α傾け固定した場合の要部断面図
【図5】従来のスピーカーシステムを縦方向または横方向に固定した場合の斜視図
【図6】従来のスピーカーシステムの分解斜視図
【符号の説明】
1 キャビネット
1a キャビネット背面に形成された凹曲面
1b キャビネット背面に形成された立ち壁
1c キャビネットに埋め込まれたインサートナット
2 スピーカースタンド
2a スピーカースタンド支柱部に形成された凸曲面
2b スピーカースタンドに形成された凸曲面の側面部
2c スピーカースタンドに形成された凸曲面の中央部に設けられた長穴
3 キャビネットとスピーカースタンドの組立て用ビス
Claims (1)
- スピーカーキャビネット背面中央部に、同半径で左右に形成した左右凹曲面と、この凹曲面に直交するように同一半径で上下に形成した上下凹曲面と、これら左右及び上下凹曲面の中央に設けられたナットを有するスピーカキャビネットと、
スタンドの支柱部上部に、前記キャビネット側の凹曲面と同半径に形成した凸曲面と、該凸曲面の中央部に設けたビス用長穴を有するスピーカスタンドと備え、
前記凹曲面は側部に各々立ち壁を形成し、一方の凸曲面は側面部を形成しており、
前記スピーカースタンドに形成した凸曲面に前記キャビネットの左右凹曲面又は上下凹曲面を嵌合する際に、各々形成された左右凹曲面の立ち壁間又は上下凹曲面の立ち壁間に、前記凸曲面の側面部を嵌合させて、前記スピーカスタンドのビス穴を介してキャビネットのナットにビスで固定し、該スピーカーキャビネットと該スピーカースタンドとを組立てるように構成したことを特徴とするスピーカーシステム。
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2002
- 2002-12-19 JP JP2002367960A patent/JP3858817B2/ja not_active Expired - Fee Related
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