JP3858064B2 - 円筒形洗浄槽と洗剤のピストン運動を利用した 内視鏡洗浄器 - Google Patents
円筒形洗浄槽と洗剤のピストン運動を利用した 内視鏡洗浄器 Download PDFInfo
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Description
本発明は、円筒形洗浄槽を採用して手前に低く傾けることによって消化器内視鏡スコープを使用後簡単にセットでき、スコープ有効部が真直ぐな状態で収容されるためブラシ洗浄も可能であり、電動または手動により洗浄槽を直立させたあと気泡混入の洗浄液を上部から下部に速く流すことにより、洗浄液が気泡により複雑な流れとなりスコープ外部を効果的に洗浄、さらに鉗子チャンネル内に付着した胃内溶液や血液を、気泡混入洗浄液によるピストン運動と流出の交互作業により、今迄にない効果的な洗浄を可能にしている。
【0002】
従来、内視鏡洗浄器は上部の桶形の槽の中にスコープを巻いた状態でセットし、洗剤を満たしての漬け置きと水によるシャワーすすぎ洗いであり、スコープ面と接触している洗剤が常時交換されないため洗剤の効力が十分発揮できないことと、スコープの重なっている部分は洗浄不良となる、さらに鉗子チャンネル内には洗剤を流すだけであり、洗剤はチューブ内の抵抗の少ない中心部を流れ、内壁に付着した血液などを十分洗浄することができない、したがって長い洗浄時間を必要としながら洗浄仕上がりは十分なものとは言えなかった。
【0003】
消化器内視鏡スコープによる感染防止のために内視鏡洗浄器が使用されるが、従来の洗浄器は30分以上の時間がかかるため、その都度の洗浄実施には複数台の洗浄器とスコープを用意しなければならず、費やす金額と労力は少なくない。
本発明は、スコープ表面の洗浄を短時間で十分に処理するために、円筒形洗浄槽を採用してスコープを真直ぐ挿入し垂直に垂らした状態で重なる箇所を作らず、気泡を混入した洗浄液を上端から下端に向けて循環させる、さらに従来十分な洗浄が困難であったチャンネル内洗浄には気泡混入洗浄液を注入してピストン運動させチューブ内壁面洗浄力を十分強力にした。
【0004】
長さ1330mmもあるスコープ有効部を真直ぐ挿入するのを可能とするために円筒形洗浄槽は移動する2個の支点により傾斜して挿入口を低く下げる、これによって従来洗浄器にセットする前に流し台で実施していたチャンネル内のブラシ洗浄が、洗浄槽に差し込んでからそのまま実施可能となった。
この傾斜/直立の移動はモーターを使用した電動と手動の2方法あり、両方法とも直立したときのみ洗浄を開始できる。
洗浄槽直立と同時に、洗浄液用ポンプ13によって洗浄槽下端9より洗浄液が注入され上部の水位センサー5で停止する、次に循環ポンプ17が作動して注入されている洗浄液を洗浄槽下端9より引いて洗浄液上端注入口4より注入循環させる、洗浄液上端注入口4と上端液面との間隔を開け液注入方向を調整することにより、気泡が多く発生するようにした。
この循環回路中の循環ポンプ17の後で二方に分岐しておりそれぞれが液循環用電磁弁15と排水用電磁弁16につながる、循環ポンプ17作動と同時に液循環用電磁弁15が開き、次の分岐で一方が循環用として洗浄液上端注入口4から洗浄槽内に注入され、もう一方は電磁弁8とチャンネル洗浄液ピストン機構7を経てスコープハンガー2のチャンネル洗浄用チューブジョイント1に送液される、チューブジョイント1を内視鏡スコープのチャンネル口に接続することにより、洗浄液はチャンネル内を通って先端より洗浄槽内に排出40される。
チャンネル洗浄液ピストン機構7は、電磁弁8とギヤードモーターによって一定サイクルでチューブを圧迫する機構および高弾性チューブ32から成っており、洗浄液循環開始とともにタイマーの制御で作動する。
作動は、電磁弁8が閉じて液の流れを停止すると同時にギヤードモーター接続のカムローラー30が回転して弾性チューブ圧迫レバー29が断続して高弾性チューブ35を圧迫、これによって以後のチューブ内の気泡混入洗浄液が前後に激しくピストン運動することになる、この運動を定時間させたあと停止と同時に電磁弁8が開き、剥離した付着物を洗浄槽内に排出40する、このピストン運動と排出は設定した時間ごとに洗浄終了まで継続する。
洗浄液による循環洗浄が指定時間で終了すると同時に循環用電磁弁15が閉じて排水用電磁弁16が開き洗浄液が排出される、タイマーでセットした排出時間が終了すると直ちに排水用電磁弁16が閉じ水道水給水用電磁弁18が開いて水道水が洗浄槽下端9より注入され水位センサー5で水道水給水用電磁弁18が閉じ注水が止まる、同時に洗浄液の場合と同じ作業でリンス洗いを開始し指定時間で排水される、このリンス作業は指定回数実施される。リンス洗いも洗剤洗浄と同じ作業をさせているため短時間で十分な効果がある。洗浄終了と同時にエアーポンプ12が作動してチャンネル内に残っている水を排出する。
このようにして従来にない効果的な洗浄を、半分以下の時間で実現した。
【0005】
内視鏡スコープは超精密機械であり表面をブラシで洗ったり強力な超音波を当てることは禁物である、したがって洗剤や水の流れを利用するしかなくその効果が対象面により強く発揮されるような液の流し方を考えた。
パイプの中に液を流すと、抵抗の生じる壁面はほとんど流れず中心部を早く流れてしまって壁面洗浄の効果は薄い、気泡を多く混入させて上から下に流すことにより気泡が流れを妨害さらに気泡が常時動くことによって流れは複雑となり壁面に効果的な接触をする。
チャンネルのような内径3mm以下の細いチューブの中でも同様であり、さらにチャンネルは組織採取鉗子の出入のため多数のキズが生じ、液を流すだけではほとんど効果がない、したがって気泡を間に挟んだ液をチューブ内で激しく連続的に往復運動させ、付着物を押したり引いたりして剥がし、さらに液を流して素早くチューブ外に押し出している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 内視鏡洗浄器の洗浄液および水の流路を説明した図である。
【図2】 内視鏡洗浄器の横面図である。
【図3】 洗浄液ピストン運動機構の簡単な説明図である。
【図4】 洗浄槽の気泡混入循環洗浄の説明図である。
【符号の説明】
1 チャンネル洗浄用チューブジョイント
2 スコープハンガー
3 スコープ挿入口
4 洗浄液上端注入口
5 水位センサー
6 洗浄槽
7 チャンネル洗浄液ピストン機構
8 電磁弁
9 洗浄槽下端
10 エアー用チューブ
11 逆流防止弁
12 エアーポンプ
13 洗浄液用ポンプ
14 洗浄液用ポリタンク
15 液循環用電磁弁
16 排水用電磁弁
17 循環ポンプ
18 水道水給水用電磁弁
19 排水ホース
20 水道水ホース
21 洗浄槽傾斜位置(スコープセットおよび取り出し時)
22 洗浄槽機構本体
23 液・注入/排出パイプ
24 キャスター
25 液・上部注入パイプ
26 洗浄槽傾斜・上部支点
27 洗浄槽傾斜・下部支点
28 弾性チューブ圧迫レバー軸
29 弾性チューブ圧迫レバー
30 カムローラー
31 ギヤードモーター軸
32 高弾性チューブ
33 チャンネル洗浄液ライン
34 チャンネル洗浄液ライン(スコープハンガーへ)
35 弾性チューブ保持ベース
36 内視鏡スコープ
37 スコープ有効部
38 スコープ先端部
39 気泡
40 チャンネル内洗浄液排出
Claims (1)
- チャンネル内を洗浄する気泡混入の洗浄液を、チャンネル内に注入してから一定時間激しくピストン運動させた後スコープ先端より排出する、この動作を反復させることによりチャンネル内の洗浄力を向上させた内視鏡洗浄器。
Priority Applications (1)
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JP22292697A JP3858064B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 円筒形洗浄槽と洗剤のピストン運動を利用した 内視鏡洗浄器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22292697A JP3858064B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 円筒形洗浄槽と洗剤のピストン運動を利用した 内視鏡洗浄器 |
Publications (2)
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JPH1132973A JPH1132973A (ja) | 1999-02-09 |
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ID=16790035
Family Applications (1)
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JP2008272285A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Olympus Medical Systems Corp | 超音波プローブ用洗浄具 |
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1997
- 1997-07-14 JP JP22292697A patent/JP3858064B2/ja not_active Expired - Fee Related
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