JP3858023B2 - 製造を容易にするための構成を有する導波管スロット型放射器 - Google Patents

製造を容易にするための構成を有する導波管スロット型放射器 Download PDF

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    • H01Q21/0087Apparatus or processes specially adapted for manufacturing antenna arrays

Description

【0001】
<技術分野>
本発明は、導波管スロット型放射器に係り、特に、その製造を容易にするための技術を採用した導波管スロット型放射器に関する。
【0002】
<背景技術>
一般に、ミリ波帯や準ミリ波帯の通信分野におけるアンテナやその給電部に用いられる放射器としては、電磁波を効率よく放射できる放射器として導波管スロット型放射器が用いられている。
【0003】
この導波管スロット型放射器は、図16に示すように、内部断面が長方形の導波管1内を伝搬する電磁波Pによってその幅広側板1aに発生する磁流Fの流れ方向に合わせて細長いスロット2を設けて電磁波を外部へ放射させるように構成されている。
【0004】
なお、スロット2から外部へ放射される電磁波の強さは、スロット2が設けられている位置の磁流Fの大きさに依存している。
【0005】
この磁流Fの大きさは、幅広側板1aの中心線Cから遠い程大きくなる。
【0006】
また、この磁流Fは、管内波長λgの1/2の間隔で逆回りに発生する。
【0007】
したがって、例えば、導波管に設けた複数のスロットから同一強さで同一位相の電磁波を放射させる場合、導波管内を伝搬する電磁波の各スロットからの放射による減衰と位相を考慮する必要がある。
【0008】
このため、図17に示しているように、複数のスロット21 、22 …2n を管内波長λgの1/2の間隔で幅広側板1aの中心線を挟んで交互に設けるとともに、電磁波Pの入力端から遠いスロット程、幅広側板1aの中心線Cからの距離r1 、r2 …rn が大きくなるように設定している。
【0009】
このような原理で電磁波を放射する導波管スロット型放射器には、上記のように複数のスロット21 、22 …2n を導波管1の長さ方向に所定間隔で設けて放射器としての放射面を導波管1の長さ方向に広げた単一導波管アレー構造のものや、スロットを一つだけにした単一導波管単一スロット構造のものや、前記アレー構造のものを並列に設けて放射器として放射面を長さ方向と幅方向とに広げた平面構造のものがある。
【0010】
上記単一導波管アレー構造の導波管スロット型放射器は、例えば、誘電体漏れ波アンテナ等のような平面アンテナの誘電体基板の一辺に電磁波を同相給電するための給電部として使用することができる。
【0011】
また、前記平面構造の導波管スロット型放射器は、準ミリ波やミリ波帯の平面アンテナとしてそのまま使用することが可能である。
【0012】
このような導波管スロット型放射器を製造する方法としては、前記した単一導波管アレー構造については、従来から射出成形によって一体成形する方法が採用されている。
【0013】
また、平面構造の導波管スロット型放射器では、図18に示すように、単一導波管複数本分の幅を有する底板11の上に複数の幅狭側板12を平行に立設し、その上に底板11と同一幅を有し、スロット13が予め形成されている上板14を固定して、複数本の導波路を並列に形成する方法が採用されている。
【0014】
しかしながら、上記射出成形による方法では、導波管部分を形成するための鋳型を抜く方向とスロット部分を形成するための鋳型を抜く方向とが互いに直交しているので、鋳型が複雑となり、安価に製造することができないという問題がある。
【0015】
また、前記したように誘電体漏れ波アンテナ等の給電部として使用する導波管スロット型放射器の場合、誘電体基板に対する整合のために、スロットの前方にH整合板を設けることがある。
【0016】
この場合、この整合板が邪魔になってスロット部分を形成する鋳型を抜くことができず、この整合板を別体で形成する必要が生じるという問題がある。
【0017】
一方、前記したように底板11上に複数の幅狭側板12を立設し、その上に上板14を固定して平面型の導波管スロット型放射器を構成する方法では、複数の幅狭側板12の上下の縁と下板11、上板14との間に僅かな隙間があっても電磁波が漏れてしまい性能が悪化してしまうため、その接続作業に大変な手間がかかるという問題がある。
【0018】
一方、上述したような問題を解消し得る先行技術として、後述する非特許文献1が知られている。
【0019】
すなわち、この先行技術によるMillimeter−Wave Slotted Waveguide Array Antennaは、幅広面で2段重ねにした導波管の幅狭面に45゜傾斜スロットをλg/2間隔でかつ上下導波管で互い違いとなるように設けた導波管スロットと、2本の導波管を逆相で給電する給電部とで構成されている。
【0020】
しかるに、この先行技術では、逆相給電するための給電部が複雑であるとともに、スロット間隔が斜め方向で大きくなり、この方向に大きなグレーティングローブが発生し、かつ、鋳造でミリ波に必要な寸法精度を確保することが難しいというという問題がある。
【0021】
【非特許文献1】
IEICE Trans.COMMUN.,VOL.E84−B, NO.9 SEPTEMBER 2001,pp2369−23 76,”Millimeter−Wave Slotted Waveguide Array Antenna Manufactured by Metal Injection Molding for Automotive Radar Systems”by Kunio SAKAKIBARA,Toshiaki, WATANABE,Kazuo SATO,Kunitoshi, NISHIKAWA,and Kazuyuki SEO
<発明の開示>
本発明の目的は、上述したような問題を解決して、簡単な鋳型で安価に製造することができるとともに、その接合作業も容易にすることができ、しかもグレーティングローブの発生を無くすことができる導波管スロット型放射器を提供することにある。
【0022】
また、本発明の別の目的は、上述したような問題を解決して、簡単な鋳型で安価に製造することができるとともに、その接合作業も容易にすることができ、しかも整合板を一体的に設けることができる導波管スロット型放射器を提供することにある。
【0023】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様によると、
互いに対向する一対の幅狭側板と、該一対の幅狭側板の長さ方向に沿った一対の幅広側板とによって囲まれた断面矩形の導波路を有する導波管部と、
前記導波管部の前記一対の幅広側板の一方の幅広側板に設けられ、前記導波管部に入力された電磁波を前記一方の幅広側板の外方へ放射させる複数のスロットを有する放射部とを具備し、
前記導波管部が、第1の導波管部材および第2の導波管部材を含み、かつ、該第1の導波管部材と該第2の導波管部材とが前記一対の幅広側板の中心線に整合した長手方向の縁部同士で接合されて構成され、
前記放射部の複数のスロットが、前記第1の導波管部材および第2の導波管部材とにそれぞれ所定の間隔で、前記一対の幅広側板の中心線を挟んで互い違いに、前記第1の導波管部材に画成された第1のスロット群および前記第2の導波管部材に画成された第2のスロット群とを有し、
前記第1のスロット群および前記第2のスロット群は、それぞれの各スロットの一辺が前記一対の幅広側板の中心線に一致するように設けられていることを特徴とする導波管スロット型放射器が提供される。
【0024】
上記目的を達成するために、本発明の第2の態様によると、前記所定の間隔は、当該導波管スロット型放射器によって放射しようとする電磁波の前記導波管部内における管内波長λgの1/2の間隔に設定されていることを特徴とする第1の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0025】
上記目的を達成するために、本発明の第3の態様によると、前記第1のスロット群および前記第2のスロット群は、それぞれの各スロットの幅が、当該導波管スロット型放射器によって放射しようとする電磁波の入力端に近い方から遠い方へ向かって順に大きくなるように設定されていることを特徴とする第1の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0026】
上記目的を達成するために、本発明の第4の態様によると、前記電磁波の入力端が前記導波管部の長手方向の一端に形成されるエッジ給電型になされていることを特徴とする第3の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0027】
上記目的を達成するために、本発明の第5の態様によると、前記電磁波の入力端が前記導波管部の長手方向の中央に形成されるセンタ給電型になされていることを特徴とする第3の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0028】
上記目的を達成するために、本発明の第6の態様によると、前記導波管部の内壁に、前記導波管部の長手方向に所定の間隔をおいて複数の反射抑制体が設けられていることを特徴とする第3の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0029】
上記目的を達成するために、本発明の第7の態様によると、前記複数の反射抑制体がリブからなることを特徴とする第6の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0030】
上記目的を達成するために、本発明の第8の態様によると、前記複数の反射抑制体が溝からなることを特徴とする第6の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0031】
上記目的を達成するために、本発明の第9の態様によると、前記導波管部の長手方向における前記電磁波の入力端が形成されていない少なくとも一端が、終端板によって終端されていることを特徴とする第3の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0032】
上記目的を達成するために、本発明の第10の態様によると、当該導波管スロット型放射器から放射される電磁波を効率よく誘電体漏れ波アンテナに給電するためた整合部形成部材が前記導波管部に一体的に設けられていることを特徴とする第1の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0033】
上記目的を達成するために、本発明の第11の態様によると、前記導波管部は複数の導波管部材を含み、前記複数の導波管部材には、前記幅狭側板を形成する帯状の基板と、該基板の長さ方向に沿った一方の縁部から該基板の直交する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第1の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った他方の縁部から前記第1の半幅板に平行に対向する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第2の半幅板とで断面チャンネル状に一体形成された二つのチャンネル状部材とが含まれていることを特徴とする第1の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0034】
上記目的を達成するために、本発明の第12の態様によると、前記二つのチャンネル状部材は、該二つのチャンネル状部材の前記第1の半幅板の端面同士および前記第2の半幅板の端面同士を互いに接合させた状態で一体化されていることを特徴とする第11の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0035】
上記目的を達成するために、本発明の第13の態様によると、前記複数の導波管部材には、前記幅狭側板を形成する帯状の基板と、該基板の長さ方向に沿った一方の縁部から該基板に直交する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第1の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った他方の縁部から前記第1の半幅板に平行に対向する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第2の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った一方の縁部から該基板に直交し且つ前記第1の半幅板と反対方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第3の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った他方の縁部から前記第3の半幅板に平行に対向する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第4の半幅板とで断面H状に一体形成されたH型部材が含まれていることを特徴とする第11の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0036】
上記目的を達成するために、本発明の第14の態様によると、前記導波管部は、前記H型部材と、前記二つのチャンネル状部材とからなり、前記H型部材と前記二つのチャンネル状部材の一方の前記第1の半幅板の端面同士および第2の半幅板の端面同士を互いに接合させ、前記H型部材の第3の半幅板と前記二つのチャンネル状部材の他方の前記第1の半幅板の端面同士および前記H型部材の第4の半幅板と前記二つのチャンネル状部材の他方の前記第2の半幅板の端面同士を互いに接合させた状態で一体化されていることを特徴とする第13の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0037】
上記目的を達成するために、本発明の第15の態様によると、前記H型部材の各端面にはそれぞれ前記第1のスロット群および第2のスロット群と互い違いに第3のスロット群および第4のスロット群とが設けられていることを特徴とする第13の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0038】
上記目的を達成するために、本発明の第16の態様によると、前記導波管部は、前記二つのチャンネル状部材の間に前記H型部材を複数個挟装してなり、前記H型部材のそれぞれが前記第1の半幅板と第3の半幅板の端面同士および前記第2の半幅板と第4の半幅板の端面同士を互いに接合させるように隣接して設けられ、その一方の端のH型部材と前記二つのチャンネル状部材の一方の第1の半幅板の端面同士および第2の半幅板の端面同士を接合させ、他方の端のH型部材の前記第3の半幅板と前記二つのチャンネル状部材の他方の前記第1の半幅板の端面同士および他方の端のH型部材の前記第4の半幅板と他方の前記二つのチャンネル状部材の前記の第2の半幅板の端面同士を接合させた状態で一体化されて構成されていることを特徴とする第13の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0039】
上記目的を達成するために、本発明の第17の態様によると、前記複数のH型部材のそれぞれの各端面にはそれぞれ前記第1のスロット群および第2のスロット群と互い違いに二つのスロット群が設けられていることを特徴とする第16の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0040】
上記目的を達成するために、本発明の第18の態様によると、前記導波管部に一体的に設けられ、当該導波管スロット型放射器から放射される電磁波を効率よく誘電体漏れ波アンテナに給電するための整合部形成部材が前記導波管部に一体的に設けられていることを特徴とする第11の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0041】
上記目的を達成するために、本発明の第19の態様によると、前記二つのチャンネル状部材は、前記第1のスロット群および第2のスロット群とが画成される前記一方の幅広側板を含む前記一対の幅広側板と前記一対の幅狭側板とが前記一対の幅広側板の中心線で二分割された形状で断面チャンネル状に鋳型を用いて射出成形によって形成されていることを特徴とする第11の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0042】
上記目的を達成するために、本発明の第20の態様によると、前記H型部材は、前記幅狭側板を形成する帯状の基板と、該基板の長さ方向に沿った一方の縁部から該基板に直交する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第1の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った他方の縁部から前記第1の半幅板に平行に対向する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第2の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った一方の縁部から該基板に直交し且つ前記第1の半幅板と反対方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第3の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った他方の縁部から前記第3の半幅板に平行に対向する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第4の半幅板とで断面H状に鋳型を用いて射出成形によって一体形成されていることを特徴とする第13の態様に従う導波管スロット型放射器が提供される。
【0043】
<発明を実施するための最良の形態>
以下、本発明の各実施の形態を図面を用いて説明する。
【0044】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明による第1の実施形態として単一導波管アレー構造の導波管スロット型放射器の外観構成を示す斜視図である。
【0045】
図2は、図1の導波管スロット型放射器の分解構造を示す分解斜視図である。
【0046】
図3は、図1の導波管スロット型放射器の平面図である。 すなわち、図1乃至図3に示すように、本発明の第1の実施形態による導波管スロット型放射器20は、前述した単一導波管アレー構造のものである。
【0047】
この導波管スロット型放射器20の導波管部21は、第1および第2の導波管部材として、互いに平行に対向する一対の幅狭側板(narrow side plate)21a、21bと、この幅狭側板21a、21bの長さ方向に沿った縁部間をそれぞれ連結するように互いに平行に対向する一対の幅広側板(broad side plate)21c、21dとによって囲まれた断面矩形(長方形)の導波路(waveguide)21eとを有している。
【0048】
この導波管部21は、一対の幅広側板21c、21dの中心線Ca、Cbで接合される二つのチャンネル状部材22A、22Bによって構成されている。
【0049】
一方のチャンネル状部材22Aは、図2に示しているように、複数の導波管部材として、一方の幅狭側板21aを形成する帯状の基板23Aと、この基板23Aの長さ方向に沿った一方の縁部(上縁)から基板23Aに直交する方向に、幅広側板21c、21dの幅wの1/2に等しい距離だけ延びた第1の半幅板24Aと、基板23Aの長さ方向に沿った他方の縁部(下縁)から第1の半幅板24Aと平行に対向する方向に、幅広側板21c、21dの幅wの1/2に等しい距離だけ延びた第2の半幅板25Aとによって一体的に構成されている。
【0050】
また、他方のチャンネル状部材22Bは、複数の導波管部材として、他方の幅狭側板21bを形成する帯状の基板23Bと、この基板23Bの長さ方向に沿った一方の縁部(上縁)から基板23Bに直交する方向に、幅広側板21c、21dの幅wの1/2に等しい距離だけ延びた第1の半幅板24Bと、基板23Bの長さ方向に沿った他方の縁部(下縁)から第1の半幅板24Bと平行に対向する方向に、幅広側板21c、21dの幅wの1/2に等しい距離だけ延びた第2の半幅板25Bとによって一体的に構成されている。
【0051】
このように構成される二つののチャンネル状部材22A、22Bは、第1の半幅板24A、24Bの端面同士および第2の半幅板25A、25Bの端面同士を互いに接触させた状態で、図示しない接合手段(溶接やネジ止め等)によって互いに離間しない状態に一体化されている。
【0052】
このように接合された状態で、第1の半幅板24A、24Bは、導波管部21の幅広側板21cを形成している。
【0053】
また、第2の半幅板25A、25Bは、導波管部21の幅広側板21dを形成している。
【0054】
第1の半幅板24A、24Bによって形成される幅広側板21cには、その中心線Ca(すなわち、第1の半幅板24A、24B同士の接合線)に一辺が一致する複数n(この例では、n=8)の例えば、矩形形状のスロット301 、302 、…、308 が、当該導波管スロット型放射器2によって放射しようとする電磁波の導波管部21内における管内波長λgの1/2の間隔で、その中心線Caを挟んで互い違いに設けられている。
【0055】
このようにすると、各スロット301 、302 、…、308 から放射される電磁波は同相で励振され、かつ、各スロット301 、302 、…、308 の間隔が管内波長λgの1/2であるので、グレーティングローブの発生を抑圧することができる。
【0056】
これらの各スロット301 、302 、…、308 のうち、導波管部21の一端側から数えて奇数番目のスロット301 、303 、305 、307 は、一方のチャンネル状部材22Aの第1の半幅板24Aの接合部側の縁部から反対の縁部へ向かって、例えば、矩形形状となるように切欠かれて形成されている。
【0057】
また、各スロット301 、302 、…、308 のうち、導波管部21の一端側から数えて偶数番目のスロット302 、304 、306 、308 は、他方のチャンネル状部材22Bの第1の半幅板24Bの接合部側の縁部から反対の縁部へ向かって、例えば、矩形形状となるように切欠かれて形成されている。
【0058】
なお、スロット301 、302 、…、308 の形状は、矩形に限らず、矩形の両端に丸みを帯びた長孔状のものや、半円状、半楕円状でものであってもよく、要はその一辺が中心線Caに一致しているものであればよい。
【0059】
図3に示しているように、各スロット301 、302 、…、308 の導波管部21の長さ方向に沿った長さPは同一である。
【0060】
また、各スロット301 、302 、…、308 の導波管部21の長さ方向に直交する方向の幅q1 、q2 、…、q8 (接合側縁部からの深さ)は、前記した従来の導波管スロット型放射器に形成されるスロット2の幅に比べて格段に大きくなされている。
【0061】
前記したように、導波管スロット型放射器の各スロットから放射される電磁波の強さは、スロットの長さ方向に流れる磁流の大きさで決まり、この磁流の大きさは、導波管の幅広側板の中心線からの距離によって決まる。
【0062】
そして、その距離Xn と電磁波の放射電力を決めるコンダクタンスgn との間には、以下の関係が成立する。
【0063】
n =K・sin2 (πXn/a)
ただし、aは導波管の幅広面の幅、Kは定数である。
【0064】
ここで、上記のように、各スロット301 、302 、…、308 が幅広側板21cの中心線Caまで延びている場合、この中心線Caに近い位置の磁流の大きさは、上式から非常に小さいため放射には寄与しない。
【0065】
また、この場合、各スロット301 、302 、…、308 から放射される電磁波の強さは、幅広側板21cの中心線Caから各スロット301 、302 、…、308 のエッジの位置、すなわち、各スロット301 、302 、…、308 の幅q1 、q2 、…、q8 に依存する。
【0066】
したがって、導波管部21内を伝搬する電磁波の各スロット301 、302 、…、308 からの放射による減衰を考慮して、各スロット301 、302 、…、308 の幅q1 、q2 、…、q8 を、導波管部21の一端側(左端側)の入力端に近い方から遠い方へ向かって順に大きくなるように設定することにより、各スロット301 、302 、…、308 から放射される電磁波の強さを一定にすることができる。
【0067】
なお、導波管部21の他端側は、終端板31によって終端されている。
【0068】
また、終端部に達する電磁波の電力が小さく、反射による悪影響が少ない場合には、導波管部21の他端側は、金属板で塞いでもよい。
【0069】
このように、上記構成の導波管スロット型放射器20では、導波管部21が、互いに対向する幅広側板21c、21dの中心線Ca、Cbで接合される二つのチャンネル状部材22A、22Bによって構成され、且つ、スロット301 、302 、…、30n の一辺が一方の幅広側板21cの中心線Caに一致するように設けられている。
【0070】
このため、例えば、図4Aに示すように、凹状の鋳型35と凸状の鋳型36とを用いて、二つのチャンネル状部材22A(22B)をいわゆる射出成形によって成形する。
【0071】
そして、成形後に、図4Bに示すように、これらの鋳型35、36をそれぞれ矢印で示す上下方向に抜くことにより、二つのチャンネル状部材22A(22B)をスロット30i 部分を含めて同時に製造することができる。
【0072】
したがって、鋳型35、36を用いて、二つのチャンネル状部材22A(22B)をいわゆる射出成形によって成形することにより、導波管スロット型放射器20全体として安価に且つ容易に製造することができ、量産化が可能となる。
【0073】
また、幅広側板21c、21dの中心線Ca付近から放射される電磁波は、前記したように微小であるので、二つのチャンネル状部材22A、22Bの接合部に多少の隙間があったとしても、導波管スロット型放射器20全体としての性能が悪化することがない。
【0074】
したがって、二つのチャンネル状部材22A、22Bの接合作業は、それ程には厳密性を有することなく、簡単な接合作業で済ますことができる。
【0075】
なお、上記のように各スロット301 、302 、…、308 の幅q1 、q2 、…、q8 が異なる場合には、各スロット301 、302 、…、308 から放射される電磁波の位相が変化することにより、各スロット301 、302 、…、308 のインピーダンスが変化し、導波管部21内に反射波が生じる場合がある。
【0076】
この反射波が無視できない場合には、図5、図6に示すように、スロット301 、302 、…、308 が設けられている幅広側板21cと対向する幅広側板21dの内壁に、反射抑制体として導波管部21の長さ方向と直交する方向に延びた所定高さのリブ37を突設させることにより、入力端側に戻る反射波を抑圧するようにしてやればよい。
【0077】
なお、この反射抑制体としてのリブ37は、図5に示しているように、各スロット毎に1つずつ設ける以外に、2つの隣接するスロット30i 、30i+1 に対して1つずつ設けるようにしてもよい。
【0078】
また、反射抑制体として、このリブ38の代わりに、図7に示すように、導波管部21の長さ方向と直交する方向に延びた所定深さの溝38を設けるようにしてもよい。
【0079】
また、これらの反射抑制体(37、38)を基板23A、23Bの内壁に設けることも可能である。
【0080】
なお、上記のようにリブ37や溝38からなる反射抑制体を設けた場合でも、前記凸状の鋳型36に、リブ37を形成するための溝を設けるか、あるいは溝38を形成するためのリブを設けることで、前記と同様に容易に射出成形によって成形することができる。
【0081】
上記導波管スロット型放射器20は、単一導波管アレー構造のものであったが、スロットが単一の導波管スロット型放射器の場合でも上記と同様に適用することができる。
【0082】
すなわち、この場合、導波管部21が、幅広側板21c、21dの中心線で接合される二つのチャンネル状部材22A、22Bによって構成されること自体は上記と同様である。
【0083】
そして、この場合には、一つの矩形のスロット30を幅広側板21cの中心線Caに一辺が一致するように設けることにより、二つのチャンネル状部材22A、22Bをより簡単な鋳型で製造することができるとともに、その接合作業もより簡単な接合作業とすることができる。
【0084】
また、前記した導波管スロット型放射器20、20′は、導波管部21の一端から電磁波を入力するエッジ給電型になされている。
【0085】
しかるに、図8、図9に示すセンタ給電型になされた導波管スロット型放射器40のように、導波管部41の中央に設けた給電用導波管部42から電磁波を入力するように構成してもよい。
【0086】
このセンタ給電型の導波管スロット型放射器40の導波管部41を構成する一方のチャンネル状部材22A′には、前記した導波管部41の一方の幅狭側板41aを形成する基板23A、第1の半幅板24Aおよび第2の半幅板25Aの他に、基板23Aの中間部から基板23Aと直交する方向に延設されて給電用導波管部42の一方の幅狭側板を形成する給電部基板26A、給電部基板26Aの一方の縁部から給電部基板26Aおよび第2の半幅板25Aに直交する方向に第2の半幅板25Aの幅と等しい距離だけ延びた第3の半幅板27A、給電部基板26Aの他方の縁部から給電部基板26Aおよび第2の半幅板25Aに直交する方向に第2の半幅板25Aの幅と等しい距離だけ延びた第4の半幅板28Aが設けられている。
【0087】
同様に、他方のチャンネル状部材22B′には、導波管部41の他方の幅狭側板41bを形成する基板23B、第1の半幅板24Bおよび第2の半幅板25Bの他に、基板23Bの中間部から基板23Bと直交する方向に延設されて給電用導波管部42の他方の幅狭側板を形成する給電部基板26B、給電部基板26Bの一方の縁部から給電部基板26Bおよび第2の半幅板25Bに直交する方向に第2の半幅板25Bの幅と等しい距離だけ延びた第3の半幅板27B、給電部基板26Bの他方の縁部から給電部基板26Bおよび第2の半幅板25Bに直交する方向に第2の半幅板25Bの幅と等しい距離だけ延びた第4の半幅板28Bが設けられている。
【0088】
これら二つのチャンネル状部材22A′、22B′は、その第1の半幅板24A、24Bの端面同士、第2の半幅板25A、25Bの端面同士、第3の半幅板27A、27Bの端面同士および第4の半幅板28A、28Bの端面同士を接合させた状態で一体化され、給電用導波管部42に入力された電磁波を導波管部41の中間部で分岐させてその両端方向へ伝搬させる。
【0089】
そして、二つのチャンネル状部材22A′、22B′の第1の半幅板24A、24Bによって形成される幅広側板41cの中間部から一端までの範囲には、一辺を幅広側板41cの中心線Caに一致させた複数(この例では4個)の例えば、矩形形状のスロット30a1 、30a2 、…30a4 が、管内波長λgの1/2(またはその奇数倍)の間隔で互い違いに設けられている。
【0090】
また、幅広側板41cの中間部から他端までの範囲には、一辺を幅広側板41cの中心線Caに一致させた複数(この例では4個)の例えば、矩形形状のスロット30b1 、30b2 、…30b4 が、管内波長λgの1/2(またはその奇数倍)の間隔で互い違いに設けられている。
【0091】
したがって、給電用導波管部42から入力された電磁波のうち、導波管部41の中間から一端方向に向かう電磁波は、スロット30a1 、30a2 、…30a4 からほぼ同一位相、同一振幅で放射される。
【0092】
また、導波管部41の中間から他端方向に向かう電磁波は、スロット30b1 、30b2 、…30b4 からほぼ同一位相、同一振幅で放射される。
【0093】
ここで、スロット30a1 、30b1 の位置を適切に設定すれば、スロット30a1 、30a2 、…30a4 およびスロット30b1 、30b2 、…30b4 から放射される電磁波の位相と振幅を合わせることができる。
【0094】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として誘電体漏れ波アンテナの給電部として用いる導波管スロット型放射器について説明する。
【0095】
図10は、本発明の第2の実施形態による導波管スロット型放射器を給電部に適用した誘電体漏れ波アンテナ50の外観構成を示す斜視図である。
【0096】
図11は、図10の誘電体漏れ波アンテナ50の分解構造を示す分解斜視図である。
【0097】
すなわち、図10および図11に示すように、誘電体漏れ波アンテナ50では、金属の地板導体51の上に図示しないスペーサを介して誘電体基板52が隙間のある状態で配置されている。
【0098】
また、この誘電体漏れ波アンテナ50では、誘電体基板52の少なくとも一面側に誘電体基板52の一辺と平行な金属ストリップ53が所定間隔で設けられている。
【0099】
そして、この誘電体漏れ波アンテナ50では、誘電体基板52の一辺側に同相で給電された電磁波が金属ストリップ53の作用によって表面から漏出される。
【0100】
このような構造の誘電体漏れ波アンテナ50の誘電体基板52の一辺側に電磁波を給電するために、前記導波管スロット型放射器20(前記導波管スロット型放射器40であってもよい)とほぼ同様に形成された導波管スロット型放射器60が、そのスロット面を誘電体基板52の一辺側端面に平行に対向させるように配置されている。
【0101】
この場合、導波管スロット型放射器60と誘電体基板52の一辺側との間には、導波管スロット型放射器60から放射される電磁波を効率よく誘電体基板52の一辺側に入力させるための整合部55が設けられている。
【0102】
この整合部55は、導波管スロット型放射器60に一体的に設けられた整合部形成部材としての整合板56と、地板導体51の一端側に形成された低段部57aおよび段差壁57bによって構成されている。
【0103】
ここで、整合板56は、図11に示すように、一方のチャンネル状部材22A″の基板23Aと連続するように所定距離だけ延びた帯状の第1の板部56aと、第1の板部56aの縁部から第1の半幅板24Aと平行に対向するようにして誘電体基板51の一辺側の表面近傍まで延びた帯状の第2の板部56bとを有している。
【0104】
なお、この整合板56と地板導体51の低段部57aおよび段差壁57bとで構成される整合部55は、その内部をテーパー状としておくことにより、導波管スロット型放射器60のスロット面(幅広側板面)から誘電体基板52の一辺側端面までの空間の高さを段階的に狭めて、導波管スロット型放射器60のスロット30から放射される電磁波を、誘電体基板52の一辺側端面に集中させて効率的に入射させることができる。
【0105】
このように整合板56を有する導波管スロット型放射器60の場合でも、前記したように、射出成形によって二つのチャンネル状部材22A″、22B″を、簡単で安価な構造の鋳型によって容易に製造することができる。
【0106】
すなわち、これは、二つのチャンネル状部材22A″、22B″の型抜き方向とスロット部分の型抜き方向とが同一で、しかもその方向が整合板56の部分の型抜き方向と一致しているからであり、誘電体漏れ波アンテナ50全体としての量産化に寄与することが可能となる。
【0107】
なお、上記導波管スロット型放射器60は、誘電体漏れ波アンテナ50を構成する地板導体51の一端側の低段部57a上に配置された構造となっている。
【0108】
しかるに、図12に示す導波管スロット型放射器60′の一方のチャンネル状部材22B″のように地板導体51′の先端側に一体的に形成してもよい。
【0109】
このようにすれば、誘電体漏れ波アンテナ50全体としての部品数を減らすことができる。
【0110】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態として平面構造の導波管スロット型放射器について説明する。
【0111】
図13は、本発明の第3の実施形態として平面型の導波管スロット型放射器80の外観構成を示す斜視図である。
【0112】
図14は、図13の平面型の導波管スロット型放射器80の分解構造を示す分解斜視図である。
【0113】
すなわち、図13、図14に示すように、この導波管スロット型放射器80の導波管部81は、一つのH型部材82と、前記した二つのチャンネル状部材22A、22Bとによって構成されている。
【0114】
ここで、H型部材82は、導波管部81の一つの幅狭側板を形成する帯状の基板83と、その基板83の長さ方向に沿った一方の縁部(上縁)から基板83に直交する方向に導波路形成に必要な幅広側板の幅wの1/2に等しい距離だけ延びた第1の半幅板84と、基板83の長さ方向に沿った他方の縁部(下縁)から第1の半幅板84に平行に対向する方向に前記w/2に等しい距離だけ延びた第2の半幅板85と、基板83の長さ方向に沿った一方の縁部(上縁)から基板83に直交し且つ第1の半幅板84と反対方向に前記w/2に等しい距離だけ延びた第3の半幅板86と、基板83の長さ方向に沿った他方の縁部(下縁)から第3の半幅板86に平行に対向する方向に前記w/2に等しい距離だけ延びた第4の半幅板87とで断面が横H状に一体に形成されている。
【0115】
このように構成されたH型部材82を有する導波管部81は、H型部材82の第1の半幅板84と一方のチャンネル状部材22Aの第1の半幅板24Aの端面同士および第2の半幅板85と一方のチャンネル状部材22Aの第2の半幅板25Aの端面同士を互いに接合させるとともに、H型部材82の第3の半幅板86と他方のチャンネル状部材22Bの第1の半幅板24Bの端面同士および第4の半幅板87と他方のチャンネル状部材22Bの第2の半幅板25Bの端面同士を互いに接合させた状態で一体化されて構成されている。
【0116】
このように一つのH型部材82と二つのチャンネル状部材22A、22Bからなる導波管部81には、一方のチャンネル状部材22Aの基板23Aで形成される幅狭側板81a1 、H型部材82の基板83で形成される幅狭側板81b1 、一方のチャンネル状部材22Aの第1の半幅板24Aとこれに接合するH型部材82の第1の半幅板84とで形成される幅広側板81c1 、一方のチャンネル状部材22Aの第2の半幅板25Aとこれに接合するH型部材82の第2の半幅板85とで形成される幅広側板81d1 とで囲まれた断面矩形(長方形)の第1の導波路81e1 が形成される。
【0117】
また、H型部材82の基板83で形成される幅狭側板81b1 、他方のチャンネル状部材22Bの基板23Bで形成される幅狭側板81a2 、H型部材82の第3の半幅板86とこれに接合する第1の半幅板24Bとで形成される幅広側板81c2 2、H型部材82の第4の半幅板87とこれに接合する他方のチャンネル状部材22Bの第2の半幅板25Bとで形成される幅広側板81d2 とで囲まれた断面矩形(長方形)の第2の導波路81e2 が形成される。
【0118】
そして、H型部材82の第1の半幅板84には、他方のチャンネル状部材22Bの第1の半幅板24Bと同一にスロット302 、304 、…、308 が設けられる。
【0119】
また、H型部材82の第3の半幅板86には、一方のチャンネル状部材22Aの第1の半幅板24Aと同一にスロット301 、303 、…307 が設けられている。
【0120】
したがって、この導波管スロット型放射器80では、導波路81e1 、81e2 の一端側から同一振幅の電磁波を同相入力すれば、幅広側板81c1 、、81c2 にそれぞれ設けられたスロット301 、302 、…、308 からほぼ同相で同一振幅の電磁波が外部に放射されることになる。
【0121】
また、この導波管スロット型放射器80の場合も、幅広側板81c1 、81c2 、81d1 、81d2 の中心線Ca1 、Ca2 、Cb1 、Cb2 で接合される複数の部材82、22A、22Bによって構成されている。
【0122】
また、この導波管スロット型放射器80は、幅広側板81c1 、81c2 の中心線Ca1 、Ca2 に一辺が一致する、例えば、矩形形状のスロット301 、302 、…、308 を設けた構造である。
【0123】
したがって、この導波管スロット型放射器80は、前記した二つのチャンネル状部材22A、22Bと同様に、H型部材82もスロット部分を含めて簡単な鋳型で安価に製造することができる。
【0124】
なお、上記導波管スロット型放射器80の導波管部81は、一つのH型部材82と二つのチャンネル状部材22A、22Bによって構成されている。
【0125】
しかるに、このような導波管スロット型放射器は、複数mのH型部材821 、822 、…、82m と二つのチャンネル状部材22A、22Bとで構成することもできる。
【0126】
図15は、導波管スロット型放射器90として、m=4、すなわち、導波管部91を4つのH型部材821 、822 、…、824 と二つのチャンネル状部材22A、22Bとで構成した例を示している。
【0127】
この場合、4つのH型部材821 、822 、…、824 を、j番目(j=1、2、3)のH型部材82j 、第3の半幅板86と(j+1)番目のH型部材82j+1 の第1の半幅板84の端面同士およびj番目のH型部材82j の第4の半幅板87と(j+1)番目のH型部材82j+1 の第2の半幅板85の端面同士が互いに接合するように隣接して設けられている。
【0128】
そして、その一方の端のH型部材821 の第1の半幅板84と一方のチャンネル状部材22Aの第1の半幅板24Aの端面同士およびH型部材821 の第2の半幅板85と一方のチャンネル状部材22Aの第2の半幅板25Aの端面同士を接合させる。
【0129】
また、他方の端のH型部材82の第3の半幅板86と他方のコの字型部材22Bの第1の半幅板24Bの端面同士およびH型部材824 の第4の半幅板87と他方のチャンネル状部材22Bの第2の半幅板25Bの端面同士を接合させた状態で一体化して、導波管部91が構成される。
【0130】
このように構成された導波管スロット型放射器90の導波管部91には、一方のチャンネル状部材22Aの基板23Aからなる幅狭側板91a1 、H型部材821 の基板83からなる幅狭側板91b1 、一方のチャンネル状部材22Aの第1の半幅板24Aとこれに接合するH型部材821 の第1の半幅板84からなる幅広側板91c1 、および一方のチャンネル状部材22Aの第2の半幅板25Aとこれに接合するH型部材821 の第2の半幅板85からなる幅広側板91d1 で囲まれた断面矩形(長方形)の導波路91e1 が形成される。
【0131】
また、H型部材82j の基板83からなる幅狭側板91bj 、H型部材82j+1 の基板83からなる幅狭側板91bj+1 、H型部材82j の第3の半幅板86とこれに接合するH型部材82j+1 の第1の半幅板84とからなる幅広側板91cj+1 、H型部材82j の第4の半幅板87とこれに接合するH型部材82j+1 の第2の半幅板85とからなる幅広側板91dj+1 で囲まれた断面矩形(長方形)の導波路91ej+1 が、各j=1〜m−1(m=4)についてそれぞれ形成される。
【0132】
さらに、H型部材824の基板83からなる幅狭側板91b4 、他方のチャンネル状部材22Bの基板23Bからなる幅狭側板91a2 、H型部材824 の第3の半幅板86とこれに接合する他方のチャンネル状部材22Bの第1の半幅板24Bとからなる幅広側板91c5 、H型部材824 の第4の半幅板87とこれに接合する他方のチャンネル状部材22Bの第2の半幅板25Bとからなる幅広側板91d5 で囲まれた断面矩形(長方形)の導波路91e5 が形成される。
【0133】
そして、各H型部材82の第1の半幅板84と、第3の半幅板86と、二つのチャンネル状部材22A、22Bの第1の半幅板24A、24Bには、前記したように、例えば、矩形形状のスロット301 、302 、…、308 が設けられている。
【0134】
したがって、これら5(=m+1)個の導波路91e1 、91e2 、…、91e5 の一端側から同一振幅の電磁波を同相入力すれば、各幅広側板91cにそれぞれ設けられたスロット301 、302 、…、308 からほぼ同相で同一振幅の電磁波が放射されることになる。
【0135】
また、この導波管スロット型放射器90の場合も前記導波管スロット型放射器80と同様に、幅広側板81c1 、81c2 、…、81c5 、81d1 、81d2 、…、81d5 の中心線Ca1 、Ca2 、…、Ca5 、Cb1 、Cb2 、…、Cb5 で分割される複数の部材821 、822 、…、824 、22A、22Bによって構成されている。
【0136】
また、この導波管スロット型放射器90は、幅広側板81c1 、81c2 、…、81c5 の中心線Ca1 、Ca2 、…、Ca5 に一辺が一致する矩形のスロット301 、302 、…、308 を設けた構造である。
【0137】
したがって、この導波管スロット型放射器90は、各部材をスロット部分を含めて簡単な鋳型で安価に製造することができる。
【0138】
以上説明したように、本発明の導波管スロット型放射器は、導波管部が一対の幅広側板の中心線で接合される複数の導波管部材によって構成され、かつ、スロットの一辺が一方の幅広側板の中心線に一致するように設けられている。
【0139】
このため、本発明の導波管スロット型放射器は、スロットを含む部材を簡単な構造の鋳型による射出成形によって製造することができるとともに、接合作業も簡単に済むため、量産化が容易となる。
【0140】
したがって、本発明によれば、上述したような従来技術による問題を解決して、簡単な鋳型で安価に製造することができるとともに、その接合作業も容易にすることができ、しかもグレーティングローブの発生を無くすことができる導波管スロット型放射器を提供することができる。
【0141】
また、本発明によれば、上述したような従来技術による問題を解決して、簡単な鋳型で安価に製造することができるとともに、その接合作業も容易にすることができ、しかも整合板を一体的に設けることができる導波管スロット型放射器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明による第1の実施形態として単一導波管アレー構造の導波管スロット型放射器の外観構成を示す斜視図であり、
【図2】 図2は、図1の導波管スロット型放射器の分解構造を示す分解斜視図であり、
【図3】 図3は、図1の導波管スロット型放射器の平面図であり、
【図4】 図4A,Bは、図1の導波管スロット型放射器の要部の製造方法を説明するための断面図であり、
【図5】 図5は、図1の導波管スロット型放射器に反射抑制体としてリブを設けた場合について、一部を切り欠いて示す平面図であり、
【図6】 図6は、図5の6−6線断面を拡大して示す拡大断面図であり、
【図7】 図7は、図1の導波管スロット型放射器に反射抑制体として溝を設けた場合について、一部を切り欠いて示す平面図であり、
【図8】 図8は、図1の導波管スロット型放射器において、センタ給電型とした変形例を示す斜視図であり、
【図9】 図9は、図8のセンタ給電型の導波管スロット型放射器の分解構造を示す分解斜視図であり、
【図10】 図10は、本発明の第2の実施形態による導波管スロット型放射器を給電部に適用した誘電体漏れ波アンテナの外観構成を示す斜視図であり、
【図11】 図11は、図10の誘電体漏れ波アンテナの分解構造を示す分解斜視図であり、
【図12】 図12は、図10の誘電体漏れ波アンテナにおいて、導波管スロット型放射器部の一方のチャンネル状部材を誘電体漏れ波アンテナ部の地板導体と一体化した変形例を示す斜視図であり、
【図13】 図13は、本発明の第3の実施形態として平面型の導波管スロット型放射器の外観構成を示す斜視図であり、
【図14】 図14は、図13の平面型の導波管スロット型放射器の分解構造を示す分解斜視図であり、
【図15】 図15は、図13の平面型の導波管スロット型放射器において、H型部材を複数にした変形例を示す斜視図であり、
【図16】 図16は、従来より知られている導波管スロット型放射器の原理を説明するための図であり、
【図17】 図17は、従来の単一導波管アレー構造の導波管スロット型放射器の平面図であり、
【図18】 図18は、従来の平面型の導波管スロット型放射器の分解構造を示す分解斜視図である。

Claims (20)

  1. 互いに対向する一対の幅狭側板と、該一対の幅狭側板の長さ方向に沿った一対の幅広側板とによって囲まれた断面矩形の導波路を有する導波管部と、
    前記導波管部の前記一対の幅広側板の一方の幅広側板に設けられ、前記導波管部に入力された電磁波を前記一方の幅広側板の外方へ放射させる複数のスロットを有する放射部とを具備し、
    前記導波管部が、第1の導波管部材および第2の導波管部材を含み、かつ、該第1の導波管部材と該第2の導波管部材とが前記一対の幅広側板の中心線に整合した長手方向の縁部同士で接合されて構成され、
    前記放射部の複数のスロットが、前記第1の導波管部材および第2の導波管部材とにそれぞれ所定の間隔で、前記一対の幅広側板の中心線を挟んで互い違いに、前記第1の導波管部材に画成された第1のスロット群および前記第2の導波管部材に画成された第2のスロット群とを有し、
    前記第1のスロット群および前記第2のスロット群は、それぞれの各スロットの一辺が前記一対の幅広側板の中心線に一致するように設けられていることを特徴とする導波管スロット型放射器。
  2. 前記所定の間隔は、当該導波管スロット型放射器によって放射しようとする電磁波の前記導波管部内における管内波長λgの1/2の間隔に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の導波管スロット型放射器。
  3. 前記第1のスロット群および前記第2のスロット群は、それぞれの各スロットの幅が、当該導波管スロット型放射器によって放射しようとする電磁波の入力端に近い方から遠い方へ向かって順に大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の導波管スロット型放射器。
  4. 前記電磁波の入力端が前記導波管部の長手方向の一端に形成されるエッジ給電型になされていることを特徴とする請求項3に記載の導波管スロット型放射器。
  5. 前記電磁波の入力端が前記導波管部の長手方向の中央に形成されるセンタ給電型になされていることを特徴とする請求項3に記載の導波管スロット型放射器。
  6. 前記導波管部の内壁に、前記導波管部の長手方向に所定の間隔をおいて複数の反射抑制体が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の導波管スロット型放射器。
  7. 前記複数の反射抑制体がリブからなることを特徴とする請求項6に記載の導波管スロット型放射器。
  8. 前記複数の反射抑制体が溝からなることを特徴とする請求項6に記載の導波管スロット型放射器。
  9. 前記導波管部の長手方向における前記電磁波の入力端が形成されていない少なくとも一端が、終端板によって終端されていることを特徴とする請求項3に記載の導波管スロット型放射器。
  10. 当該導波管スロット型放射器から放射される電磁波を効率よく誘電体漏れ波アンテナに給電するためた整合部形成部材が前記導波管部に一体的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の導波管スロット型放射器。
  11. 前記導波管部は複数の導波管部材を含み、
    前記複数の導波管部材には、前記幅狭側板を形成する帯状の基板と、該基板の長さ方向に沿った一方の縁部から該基板の直交する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第1の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った他方の縁部から前記第1の半幅板に平行に対向する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第2の半幅板とで断面チャンネル状に一体形成された二つのチャンネル状部材とが含まれていることを特徴とする請求項1に記載の導波管スロット型放射器。
  12. 前記二つのチャンネル状部材は、該二つのチャンネル状部材の前記第1の半幅板の端面同士および前記第2の半幅板の端面同士を互いに接合させた状態で一体化されていることを特徴とする請求項11に記載の導波管スロット型放射器。
  13. 前記複数の導波管部材には、前記幅狭側板を形成する帯状の基板と、該基板の長さ方向に沿った一方の縁部から該基板に直交する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第1の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った他方の縁部から前記第1の半幅板に平行に対向する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第2の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った一方の縁部から該基板に直交し且つ前記第1の半幅板と反対方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第3の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った他方の縁部から前記第3の半幅板に平行に対向する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第4の半幅板とで断面H状に一体形成されたH型部材が含まれていることを特徴とする請求項11に記載の導波管スロット型放射器。
  14. 前記導波管部は、前記H型部材と、前記二つのチャンネル状部材とからなり、前記H型部材と前記二つのチャンネル状部材の一方の前記第1の半幅板の端面同士および第2の半幅板の端面同士を互いに接合させ、前記H型部材の第3の半幅板と前記二つのチャンネル状部材の他方の前記第1の半幅板の端面同士および前記H型部材の第4の半幅板と前記二つのチャンネル状部材の他方の前記第2の半幅板の端面同士を互いに接合させた状態で一体化されていることを特徴とする請求項13に記載の導波管スロット型放射器。
  15. 前記H型部材の各端面にはそれぞれ前記第1のスロット群および第2のスロット群と互い違いに第3のスロット群および第4のスロット群とが設けられている請求項13に記載の導波管スロット型放射器。
  16. 前記導波管部は、前記二つのチャンネル状部材の間に前記H型部材を複数個挟装してなり、前記H型部材のそれぞれが前記第1の半幅板と第3の半幅板の端面同士および前記第2の半幅板と第4の半幅板の端面同士を互いに接合させるように隣接して設けられ、その一方の端のH型部材と前記二つのチャンネル状部材の一方の第1の半幅板の端面同士および第2の半幅板の端面同士を接合させ、他方の端のH型部材の前記第3の半幅板と前記二つのチャンネル状部材の他方の前記第1の半幅板の端面同士および他方の端のH型部材の前記第4の半幅板と他方の前記二つのチャンネル状部材の前記の第2の半幅板の端面同士を接合させた状態で一体化されて構成されていることを特徴とする請求項13に記載の導波管スロット型放射器。
  17. 前記複数のH型部材のそれぞれの各端面にはそれぞれ前記第1のスロット群および第2のスロット群と互い違いに二つのスロット群が設けられていることを特徴とする請求項16に記載の導波管スロット型放射器。
  18. 前記導波管部に一体的に設けられ、当該導波管スロット型放射器から放射される電磁波を効率よく誘電体漏れ波アンテナに給電するための整合部形成部材が前記導波管部に一体的に設けられていることを特徴とする請求項11に記載の導波管スロット型放射器。
  19. 前記二つのチャンネル状部材は、前記第1のスロット群および第2のスロット群とが画成される前記一方の幅広側板を含む前記一対の幅広側板と前記一対の幅狭側板とが前記一対の幅広側板の中心線で二分割された形状で断面チャンネル状に鋳型を用いて射出成形によって形成されていることを特徴とする請求項11に記載の導波管スロット型放射器。
  20. 前記H型部材は、前記幅狭側板を形成する帯状の基板と、該基板の長さ方向に沿った一方の縁部から該基板に直交する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第1の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った他方の縁部から前記第1の半幅板に平行に対向する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第2の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った一方の縁部から該基板に直交し且つ前記第1の半幅板と反対方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第3の半幅板と、前記基板の長さ方向に沿った他方の縁部から前記第3の半幅板に平行に対向する方向に前記幅広側板の1/2に等しい距離だけ延びた第4の半幅板とで断面H状に鋳型を用いて射出成形によって一体形成されていることを特徴とする請求項13に記載の導波管スロット型放射器。
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