JP3857872B2 - 半導体ウェーハ用検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェーハ上の電極に一括してプローブ端子を接触させて検査を行う半導体ウェーハ用検査装置に関する。
【0002】
【従来技術及び課題】
従来、半導体ウェーハに温度負荷を与えて初期不良の検査を行う半導体ウェーハ用検査装置は知られている(特開平11−284037号公報等参照)。
【0003】
この種の検査装置は、半導体ウェーハ上の電極に一括してプローブ端子を接触させて検査を行う一括コンタクト方式を採用するため、半導体ウェーハを保持し、かつ前記半導体ウェーハと前記プローブ端子を負圧により吸引するカセットを備えている。図6に、カセットCを示す。カセットCは四角形に形成したカセットベース21を有し、このカセットベース21の下面周縁部には補強フレーム22を固着するとともに、カセットベース21の上面周縁部には係止用フレーム23を固着する。また、カセットCの裏面となるカセットベース21の下面の所定位置には、複数の一側コネクタ24…を配設するとともに、カセットベース21の上面には、サブヒータを内蔵する円盤形のコンタクタ25を取付ける。そして、このコンタクタ25と円盤形のウェーハトレイ5間に半導体ウェーハWを挟んで保持する。
【0004】
この場合、コンタクタ25は、図6に部分拡大図で示すように、半導体ウェーハW上における多数の電極We…に一括してプローブ端子(バンプ)P…を接触させるためのボードであり、一側コネクタ24…に接続する導体配線を有するガラス基板27と、このガラス基板27に重なる異方導電性ゴム28と、この異方導電性ゴム28に重なり、かつバンプB…を有する薄膜シート29からなる。なお、28e…は導電粒子を有する異方導電性ゴム28の導通部である。
【0005】
また、円盤形のウェーハトレイ5の外周面には、外方に突出した被吸気口取付部30を設け、この被吸気口取付部30の先端に、逆止弁を内蔵する一対の被吸気口31,31を取付ける(図3参照)。この被吸気口31,31の向きは、カセットCの中心に対して放射方向となる。そして、予め、被吸気口31…から真空吸引することにより、ウェーハトレイ5とコンタクタ25の吸着状態(負圧)が維持されている。
【0006】
一方、カセットCは、通常、検査装置本体に収容し、半導体ウェーハWは120〜150℃に加熱されるとともに、検査装置本体に備える接続基部のドライブ回路からコネクタ24…を介して検査用信号が付与され、予め設定した時間だけ目的の検査が行われる。
【0007】
ところで、このような従来の半導体ウェーハ用検査装置は、半導体ウェーハWを高温に加熱して検査を行うものであり、低温環境下で半導体ウェーハWの検査を的確に行う検査装置はほとんど存在しないのが実情である。このため、低温環境下の半導体ウェーハWに対する高精度かつ安定性及び信頼性の高い検査を行うことができず、このような要請に応える半導体ウェーハ用検査装置の実用化が望まれていた。
【0008】
本発明は、このような従来の要請に応えたものであり、特に、低温環境下の半導体ウェーハに対する高精度で安定性及び信頼性の高い検査を行うことができる半導体ウェーハ用検査装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】
本発明は、カセットベース21の上面に取付けたコンタクタ25とこのコンタクタ25の上方に配したウェーハトレイ5間に半導体ウェーハWを保持し、かつコンタクタ25に有するプローブ端子P…を半導体ウェーハW上の電極We…に一括してプローブ端子P…を接触させるカセットCと、このカセットCを収容し、かつプローブ端子P…に接続して半導体ウェーハWの検査を行う検査装置本体2を備える半導体ウェーハ用検査装置1を構成するに際して、検査装置本体2にカセットCを収容する恒温槽2eを設け、この恒温槽2eの槽内温度を第一冷却温度Teに設定するとともに、恒温槽2eに収容したカセットCのウェーハトレイ5に接触させる冷却器3を設け、この冷却器3の冷却温度を第二冷却温度Tcに設定してなることを特徴とする。
【0010】
この場合、好適な実施の形態により、第二冷却温度Tcは、第一冷却温度Teと同一又は第一冷却温度Te未満に設定することが望ましい。また、冷却器3としては、ペルチェ素子を用いたサーモモジュール6…又は冷却液Lbが循環する熱交換器7を利用することができる。
【0011】
これにより、カセットCに接続するドライブ回路を、カセットCに対する配線長さの短縮化及びバラツキ解消を目的として恒温槽2eの内部空間に内蔵させた場合であっても、半導体ウェーハWに対しては、冷却器3により当該半導体ウェーハWのみを局部的に冷却することにより、半導体ウェーハWの発熱を吸収し、かつ半導体ウェーハWのみを必要な検査温度(第二冷却温度Tc)に維持できるとともに、ドライブ回路を含む恒温槽2eの内部空間は、第二冷却温度Tcに対して別途設定する槽内温度(第一冷却温度Te)に維持できるため、半導体ウェーハWに対する高精度で安定性及び信頼性の高い検査が実現可能となる。
【0012】
【実施例】
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0013】
まず、本実施例に係る半導体ウェーハ用検査装置1の構成について、図1〜図4を参照して説明する。
【0014】
図4は、半導体ウェーハ用検査装置1における検査装置本体2の外観を示す。検査装置本体2は正面パネル40に設けた複数の出入口41…を有する恒温槽2eを備える。また、恒温槽2eの右側には機器ボックス43を設け、この機器ボックス43の正面パネル44にはディスプレイ45と引出式キーボード(操作部)46を配するとともに、下部にはコンピュータ等の収容部47を設ける。なお、48aはタッチパネル式表示部,48bは両手操作用セーフティロックスイッチ,48cは非常停止スイッチである。
【0015】
一方、Cは、半導体ウェーハWを保持するカセットであり、図6に示すように、検査装置本体2とは別体に構成する。カセットCの構成は、前述したように、カセットベース21を備え、このカセットベース21の下面周縁部には補強フレーム22を固着するとともに、カセットベース21の上面周縁部には係止用フレーム23を固着する。また、カセットCの裏面となるカセットベース21の下面の所定位置には、複数の一側コネクタ24…を配設する。さらに、カセットベース21の上面には、円盤形のコンタクタ25を取付けるとともに、このコンタクタ25と円盤形のウェーハトレイ5間に半導体ウェーハWを挟んで保持する。ウェーハトレイ5の外周面には、外方に突出した被吸気口取付部30を備えるとともに、この被吸気口取付部30の先端には、逆止弁を内蔵する一対の被吸気口31,31を備える。この被吸気口31,31の向きは、カセットCの中心に対して放射方向となる。そして、カセットCは、予め、被吸気口31…から真空吸引することにより、ウェーハトレイ5とコンタクタ25の吸着状態(負圧)が維持されている。なお、32はシーリング部材を示す。
【0016】
他方、図1〜図3は恒温槽2eの内部構造を示す。50と51は恒温槽2eの内部における左右に離間して配した固定フレームである。固定フレーム50と51間には複数の水平支持板52…を上下方向に一定間隔置きに架設する。そして、任意の水平支持板52(他の水平支持板52…も同じ)の上面には接続基部53を固定して設置する。接続基部53は、半導体ウェーハWに検査用信号を供給するドライブ回路を備える回路基板部を有するとともに、上面には、カセットCの一側コネクタ24…に接続する複数の他側コネクタ54…を配設する。なお、接続基部53の上面には、カセットCに対する不図示の位置決め部を有する。
【0017】
さらに、水平支持板52の上面には、図2及び図3に示すように、四本のガイドシャフト57…を垂直に起設し、このガイドシャフト57…によりカセット支持部58及び冷却器支持部59を昇降自在に支持する。この場合、カセット支持部58にはガイドシャフト57…に対応する位置にリニアベアリング60…を取付け、このリニアベアリング60…にガイドシャフト57…を挿通させるとともに、冷却器支持部59にもガイドシャフト57…に対応する位置にリニアベアリング61…を取付け、このリニアベアリング61…にガイドシャフト57…を挿通させる。これにより、位置の固定された接続基部53の上方に昇降自在のカセット支持部58が配されるとともに、カセット支持部58の上方に昇降自在の冷却器支持部59が配される。
【0018】
そして、冷却器支持部59には、カセットCの上面、即ち、カセットCのウェーハトレイ5に接触させることができる冷却器3を備え、この冷却器3は冷却器支持部59により上方へ変位自在に支持される。即ち、冷却器支持部59に開口部62を形成し、この開口部62の内方に冷却器3を収容するとともに、冷却器3から外方へ突出させて設けた係止プレート63i,63jを冷却器支持部59の上面に形成した段差凹部64i,64jに載置する。なお、段差凹部64i,64jには、図2に示すガイドピン65…を起設し、このガイドピン65…に係止プレート63i,63jに設けたガイド孔66…をスライド自在に係合させる。また、冷却器3は、底面に設けたアダプタ11を介して前述したウェーハトレイ5の上面に適合させる。
【0019】
冷却器3は、図1に示すように、複数のペルチェ素子を用いたサーモモジュール6…を備える。各サーモモジュール6…の冷却面(下面)はアダプタ11の上面に密着させるとともに、各サーモモジュール6…の放熱面(上面)は冷却盤12に密着させる。この冷却盤12は、サーモモジュール6…の放熱面を冷却するもので、内部に設けた水路を冷却水供給部13から供給される冷却水Lwが循環する。
【0020】
また、水平支持板52の上面には、冷却器支持部59を昇降させる左右一対の駆動シリンダ67p,67qを配設する。一方、カセット支持部58は、図2及び図3に示すように、左支持板部58p,右支持板部58q,後支持板部58r及び前支持板部58fにより矩形枠形に構成し、左支持板部58pと右支持板部58qの内縁には、前述したカセットCの係合辺部Cp及びCqが装填(挿入)するスリットレール部68p及び68qを設ける。なお、カセット支持部58には、カセットCをスリットレール部68p及び68qにおける所定の位置まで進入させた際に、自動でカセットCを引き込んで正規の位置に装填する不図示の自動装填部を備えるとともに、図3に仮想線で示すように、吸気機構側の吸気口69,69を自動で位置決めしてカセットCの被吸気口31,31に自動で接続する自動吸気系接続部70を備えている。
【0021】
他方、カセット支持部58と冷却器支持部59間には、カセット支持部58と冷却器支持部59を連結する四つのリンクシャフト71…を設ける。このリンクシャフト71…の機能により、カセット支持部58は、冷却器支持部59に対して一定のストローク範囲で昇降自在となるように支持される。
【0022】
また、恒温槽2eの内部には、図1に示すエア冷却ユニット14cとエア加熱ユニット14hを配設し、送風部15及び吸着方式のエアドライヤ16を介して恒温槽2eの内部に供給される外部エアAoの温度を調整する。温度調整された外部エアAoは、送風機17により内部を循環する。このような構成は、恒温槽2eの全体に対して設けてもよいし、各段毎に複数設けてもよい。
【0023】
さらに、18は制御部であり、この制御部18の入力側には、ウェーハトレイ5(半導体ウェーハW)に対する冷却温度を検出する温度センサ19cを接続するとともに、恒温槽2eの槽内温度を検出する温度センサ19eを接続する。一方、制御部18の出力側には、エア冷却ユニット14c及びエア加熱ユニット14hを接続するとともに、サーモモジュール6…を接続する。これにより、制御部18は、温度センサ19eから検出される温度検出値と予め設定した温度設定値に基づき、恒温槽2eの槽内温度が第一冷却温度Teとなるように、エア冷却ユニット14c及びエア加熱ユニット14h、さらには送風機17を制御できるとともに、温度センサ19cから検出される温度検出値と予め設定した温度設定値に基づき、ウェーハトレイ5(半導体ウェーハW)に対する冷却温度が第二冷却温度Tcとなるように、サーモモジュール6…を制御できる。この場合、第一冷却温度Teは、−5〜−15〔℃〕の選択値に、第二冷却温度Tcは、−10〔℃〕にそれぞれ設定することができる。
【0024】
次に、本実施例に係る半導体ウェーハ用検査装置1の使用方法及び各部の動作について、図1〜図4を参照して説明する。なお、一段の動作のみ説明するが他の段も同様に動作する。
【0025】
まず、非使用時には、カセット支持部58及び冷却器支持部59は、図2に示す上昇位置で停止している。
【0026】
一方、使用時には、予め用意したカセットCを、検査装置本体2の出入口41から恒温槽2eの内部に収容し、カセットCの係合辺部Cp,Cqをカセット支持部58のスリットレール部68p,68qに挿入する。この際、カセットCを所定の位置まで挿入してタッチパネル式表示部48aのタッチパネルをタッチ操作すれば、不図示の自動装填部により、カセットCは自動で引き込まれて正規の位置に装填される。また、図3に仮想線で示す自動吸気系接続部70により、吸気機構側の吸気口69,69とカセットCの被吸気口31,31が自動で位置決めされ、かつ自動で接続される。これにより、カセットCのウェーハトレイ5とコンタクタ25は、不図示の吸気装置により真空吸引され、半導体ウェーハWとプローブ端子P…間には、設定した負圧(例えば、−53〔kPa〕)が付与される。
【0027】
次いで、スタートスイッチをオンにすれば、駆動シリンダ67p,67qが駆動制御され、カセットCと接続基部53の接続及び冷却器3のセッティングが行われる。即ち、冷却器支持部59(冷却器3)及びカセット支持部58(カセットC)を含む全体が一緒に下降し、カセット支持部58に保持されるカセットCに設けた一側コネクタ24…が、接続基部53に設けた他側コネクタ54…に当接すれば、カセット支持部58の下降は停止する。この際、カセット支持部58は、リンクシャフト71…により冷却器支持部59に対して一定のストローク範囲で昇降自在となるように連結されているため、カセット支持部58の下降が停止しても、冷却器支持部59はさらに下降する。そして、冷却器3がカセットCの上面に当接すれば、冷却器3の下降は停止する。この際、冷却器3は冷却器支持部59によって上方へ変位自在に支持されているため、冷却器3の下降が停止しても、冷却器支持部59はさらに下降する。
【0028】
この後、さらに冷却器支持部59が下降すれば、リンクシャフト71…によりカセット支持部58が押圧され、カセット支持部58は強制的に下降せしめられる。この結果、カセットCに設けた一側コネクタ24…と接続基部53に設けた他側コネクタ54…は完全に接続される。一方、コネクタ24…と54…同士が完全に接続されれば、駆動シリンダ67p,67qの駆動制御が停止する。図1は、この状態の位置関係を示す。
【0029】
以上により、カセットCが恒温槽2eにセットされるため、半導体ウェーハWは、冷却器3により、−10〔℃〕(第二冷却温度Tc)に冷却される。即ち、制御部18は、温度センサ19cから検出される温度検出値と予め設定した温度設定値に基づいて、ウェーハトレイ5(半導体ウェーハW)に対する冷却温度が第二冷却温度Tc(−10〔℃〕)となるように、サーモモジュール6…を制御する。また、制御部18は、温度センサ19eから検出される温度検出値と予め設定した温度設定値に基づいて、恒温槽2eの槽内温度が第一冷却温度Te(−5〜−15〔℃〕の選択値)となるように、エア冷却ユニット14c及びエア加熱ユニット14h、さらには送風機17を制御する。
【0030】
これにより、カセットCに接続するドライブ回路を、カセットCに対する配線長さの短縮化及びバラツキ解消を目的として恒温槽2eの内部空間に内蔵させた場合であっても、半導体ウェーハWに対しては、冷却器3により当該半導体ウェーハWのみを局部的に冷却することにより、半導体ウェーハWの発熱を吸収し、かつ半導体ウェーハWのみを必要な検査温度(第二冷却温度Tc)に維持できるとともに、ドライブ回路を含む恒温槽2eの内部空間は、第二冷却温度Tcに対して別途設定する槽内温度(第一冷却温度Te)に維持できるため、半導体ウェーハWに対する高精度で安定性及び信頼性の高い検査が実現可能となる。
【0031】
一方、半導体ウェーハWには、接続基部53のドライブ回路からコネクタ54…及び24…を介して検査用信号が付与され、予め設定した時間だけ目的の検査が行われる。検査が終了すれば、駆動シリンダ67p,67qが駆動制御され、冷却器支持部59の上昇により、冷却器3とカセットC…の接触が解除されるとともに、カセット支持部58の上昇により、カセットCと接続基部53の接続が解除される。また、自動吸気系接続部70により、吸気口69,69と被吸気口31,31の接続が解除される。そして、不図示の自動装填部により、カセットCは自動で所定の位置まで押出されるため、作業者は手で検査装置本体2の出入口41から取り出すことができる。
【0032】
次に、本発明の変更実施例に係る半導体ウェーハ用検査装置1について、図5を参照して説明する。
【0033】
図5に示す半導体ウェーハ用検査装置1は、図1に示した実施例に対して、冷却器3の形態を変更したものである。図5に示す冷却器3は、冷却液(不凍液)Lbが循環する熱交換器7を利用したものであり、この熱交換器7には、ブラインクーラ80を接続する。したがって、この場合、制御部18は、温度センサ19cから検出される温度検出値と予め設定した温度設定値に基づいて、ウェーハトレイ5(半導体ウェーハW)に対する冷却温度が第二冷却温度Tcとなるように、ブラインクーラ80の冷却部を制御することができる。なお、図5において、図1と同一部分には、同一符号を付し、その構成を明確にするとともに、その詳細な説明は省略する。
【0034】
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除できる。例えば、第一冷却温度Te及び第二冷却温度Tcは、低温領域における任意の温度を適用できる。また、冷却器3は例示以外の他の冷却手段を排除するものではない。
【0035】
【発明の効果】
このように本発明に係る半導体ウェーハ用検査装置は、検査装置本体にカセットを収容する恒温槽を設け、この恒温槽の槽内温度を第一冷却温度に設定するとともに、恒温槽に収容したカセットのウェーハトレイに接触させる冷却器を設け、この冷却器の冷却温度を第二冷却温度に設定してなるため、特に、低温環境下の半導体ウェーハに対する高精度で安定性及び信頼性の高い検査を行うことができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る半導体ウェーハ用検査装置の内部構造の一部を含む構成図、
【図2】同半導体ウェーハ用検査装置の内部構造を示す一部断面正面構成図(図3中X−X線断面)、
【図3】同半導体ウェーハ用検査装置の内部構造を示す一部断面平面構成図、
【図4】同半導体ウェーハ用検査装置の外観正面図、
【図5】本発明の変更実施例に係る半導体ウェーハ用検査装置の内部構造の一部を含む構成図、
【図6】本発明の好適な実施例(変更実施例)に係る半導体ウェーハ用検査装置に用いるカセットの一部断面正面図、
【符号の説明】
1 半導体ウェーハ用検査装置
2 検査装置本体
2e 恒温槽
3 冷却器
5 ウェーハトレイ
6… サーモモジュール
7 熱交換器
21 カセットベース
25 コンタクタ
W 半導体ウェーハ
We… 半導体ウェーハ上の電極
P… プローブ端子
C カセット
Lb… 冷却液

Claims (3)

  1. カセットベースの上面に取付けたコンタクタとこのコンタクタの上方に配したウェーハトレイ間に半導体ウェーハを保持し、かつ前記コンタクタに有するプローブ端子を前記半導体ウェーハ上の電極に一括して接触させるカセットと、このカセットを収容し、かつ前記プローブ端子に接続して前記半導体ウェーハの検査を行う検査装置本体を備える半導体ウェーハ用検査装置において、前記検査装置本体に前記カセットを収容する恒温槽を設け、この恒温槽の槽内温度を第一冷却温度に設定するとともに、前記恒温槽に収容したカセットの前記ウェーハトレイに接触させる冷却器を設け、この冷却器の冷却温度を第二冷却温度に設定してなることを特徴とする半導体ウェーハ用検査装置。
  2. 前記第二冷却温度は、前記第一冷却温度と同一又は前記第一冷却温度未満に設定することを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハ用検査装置。
  3. 前記冷却器は、ペルチェ素子を用いたサーモモジュール又は冷却液が循環する熱交換器であることを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハ用検査装置。
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