JP2002231777A - 半導体ウェーハ用検査装置 - Google Patents

半導体ウェーハ用検査装置

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JP2002231777A
JP2002231777A JP2001023001A JP2001023001A JP2002231777A JP 2002231777 A JP2002231777 A JP 2002231777A JP 2001023001 A JP2001023001 A JP 2001023001A JP 2001023001 A JP2001023001 A JP 2001023001A JP 2002231777 A JP2002231777 A JP 2002231777A
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semiconductor wafer
cassette
inspection apparatus
test tank
cooler
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Yumio Nakamura
由美夫 中村
Masayuki Wakui
正幸 涌井
Masaaki Ishizaka
政明 石坂
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Panasonic Holdings Corp
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Orion Machinery Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】槽内における結露を防止して、低温環境下の半
導体ウェーハに対する高精度で安定性及び信頼性の高い
検査を行う。 【解決手段】検査装置本体2に設けた試験槽2eと、こ
の試験槽2eの内部に設けてカセットCに接触させて冷
却する冷却器3と、試験槽2eの内部に乾燥気体Adを
供給する乾燥気体供給部4と、冷却器3を予め設定した
冷却温度Tcに制御し、かつ乾燥気体供給部4を制御し
て試験槽2eの槽内露点Toを冷却温度Tc未満に制御
する制御部9を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハ上
の電極に一括してプローブ端子を接触させて検査を行う
半導体ウェーハ用検査装置に関する。
【0002】
【従来技術及び課題】従来、半導体ウェーハに温度負荷
を与えて初期不良の検査を行う半導体ウェーハ用検査装
置は知られている(特開平11−284037号公報等
参照)。
【0003】この種の検査装置は、半導体ウェーハ上の
電極に一括してプローブ端子を接触させて検査を行う一
括コンタクト方式を採用するため、半導体ウェーハを保
持し、かつ前記半導体ウェーハと前記プローブ端子を負
圧により吸引するカセットを備えている。図8に、カセ
ットCを示す。カセットCは四角形に形成したカセット
ベース21を有し、このカセットベース21の下面周縁
部には補強フレーム22を固着するとともに、カセット
ベース21の上面周縁部には係止用フレーム23を固着
する。また、カセットCの裏面となるカセットベース2
1の下面の所定位置には、複数の一側コネクタ24…を
配設するとともに、カセットベース21の上面には、サ
ブヒータを内蔵する円盤形のコンタクタ25を取付け
る。そして、このコンタクタ25と円盤形のウェーハト
レイ5間に半導体ウェーハWを挟んで保持する。
【0004】この場合、コンタクタ25は、図8に部分
拡大図で示すように、半導体ウェーハW上における多数
の電極We…に一括してプローブ端子(バンプ)P…を
接触させるためのボードであり、一側コネクタ24…に
接続する導体配線を有するガラス基板27と、このガラ
ス基板27に重なる異方導電性ゴム28と、この異方導
電性ゴム28に重なり、かつバンプB…を有する薄膜シ
ート29からなる。なお、28e…は導電粒子を有する
異方導電性ゴム28の導通部である。
【0005】また、円盤形のウェーハトレイ5の外周面
には、外方に突出した被吸気口取付部30を設け、この
被吸気口取付部30の先端に、逆止弁を内蔵する一対の
被吸気口31,31を取付ける(図3参照)。この被吸
気口31,31の向きは、カセットCの中心に対して放
射方向となる。そして、予め、被吸気口31…から真空
吸引することにより、ウェーハトレイ5とコンタクタ2
5の吸着状態(負圧)が維持されている。
【0006】一方、カセットCは、通常、検査装置本体
に収容し、半導体ウェーハWは120〜150℃に加熱
されるとともに、検査装置本体に備える接続基部のドラ
イブ回路からコネクタ24…を介して検査用信号が付与
され、予め設定した時間だけ目的の検査が行われる。
【0007】ところで、このような従来の半導体ウェー
ハ用検査装置は、半導体ウェーハWを高温に加熱して検
査を行うものであり、低温環境下で半導体ウェーハWの
検査を的確に行う検査装置はほとんど存在しないのが実
情である。このため、低温環境下の半導体ウェーハWに
対する高精度かつ安定性及び信頼性の高い検査を行うこ
とができず、このような要請に応える半導体ウェーハ用
検査装置の実用化が望まれていた。
【0008】本発明は、このような従来の要請に応えた
ものであり、特に、低温環境下の半導体ウェーハに対す
る高精度で安定性及び信頼性の高い検査を行うことがで
きる半導体ウェーハ用検査装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、半導体ウェーハWを保持し、かつ半導体ウェーハW
上の電極We…に一括してプローブ端子P…を接触させ
るカセットCと、このカセットCを収容し、かつプロー
ブ端子P…に接続して半導体ウェーハWの検査を行う検
査装置本体2を備える半導体ウェーハ用検査装置1を構
成するに際して、検査装置本体2に設けた試験槽2e
と、この試験槽2eの内部に設けてカセットCに接触さ
せて冷却する冷却器3と、試験槽2eの内部に乾燥気体
Adを供給する乾燥気体供給部4と、冷却器3を予め設
定した冷却温度Tcに制御し、かつ乾燥気体供給部4を
制御して試験槽2eの槽内露点Toを冷却温度Tc未満
に制御する制御部9を備えることを特徴とする。
【0010】この場合、好適な実施の形態により、乾燥
気体供給部4は、圧縮した乾燥気体を供給するエアドラ
イヤ4pを備えて構成できるとともに、制御部9は、試
験槽2eに付設して槽内露点Toを検出する露点センサ
9dと、この露点センサ9dの検出結果により乾燥気体
供給部4を制御する制御部本体9cを備えて構成でき
る。一方、冷却器3は、カセットCのウェーハトレイ5
に接触させて冷却することができる。
【0011】これにより、カセットCに接続するドライ
ブ回路を、カセットCに対する配線長さの短縮化及びバ
ラツキ解消を目的として試験槽2eの内部空間に内蔵さ
せた場合であっても、半導体ウェーハWに対しては、冷
却器3により当該半導体ウェーハWのみを局部的に冷却
することにより、半導体ウェーハWの発熱を吸収し、か
つカセットC(半導体ウェーハW)のみを必要な冷却温
度Tcに維持できるとともに、制御部9による乾燥気体
供給部4の制御により、試験槽2eの槽内露点Toは冷
却温度Tc未満に制御され、結露の発生が防止される。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0013】まず、本実施例に係る半導体ウェーハ用検
査装置1の構成について、図1〜図4を参照して説明す
る。
【0014】図4は、半導体ウェーハ用検査装置1にお
ける検査装置本体2の外観を示す。検査装置本体2は正
面パネル40に設けた複数の出入口41…を有する試験
槽2eを備える。また、試験槽2eの右側には機器ボッ
クス43を設け、この機器ボックス43の正面パネル4
4にはディスプレイ45と引出式キーボード(操作部)
46を配するとともに、下部にはコンピュータ等の収容
部47を設ける。なお、48aはタッチパネル式表示
部,48bは両手操作用セーフティロックスイッチ,4
8cは非常停止スイッチである。
【0015】一方、Cは、半導体ウェーハWを保持する
カセットであり、図8に示すように、検査装置本体2と
は別体に構成する。カセットCの構成は、前述したよう
に、カセットベース21を備え、このカセットベース2
1の下面周縁部には補強フレーム22を固着するととも
に、カセットベース21の上面周縁部には係止用フレー
ム23を固着する。また、カセットCの裏面となるカセ
ットベース21の下面の所定位置には、複数の一側コネ
クタ24…を配設する。さらに、カセットベース21の
上面には、円盤形のコンタクタ25を取付けるととも
に、このコンタクタ25と円盤形のウェーハトレイ5間
に半導体ウェーハWを挟んで保持する。ウェーハトレイ
5の外周面には、外方に突出した被吸気口取付部30を
備えるとともに、この被吸気口取付部30の先端には、
逆止弁を内蔵する一対の被吸気口31,31を備える。
この被吸気口31,31の向きは、カセットCの中心に
対して放射方向となる。そして、カセットCは、予め、
被吸気口31…から真空吸引することにより、ウェーハ
トレイ5とコンタクタ25の吸着状態(負圧)が維持さ
れている。なお、32はシーリング部材を示す。
【0016】他方、図1〜図3は試験槽2eの内部構造
を示す。50と51は試験槽2eの内部における左右に
離間して配した固定フレームである。固定フレーム50
と51間には複数の水平支持板52…を上下方向に一定
間隔置きに架設する。そして、任意の水平支持板52
(他の水平支持板52…も同じ)の上面には接続基部5
3を固定して設置する。接続基部53は、半導体ウェー
ハWに検査用信号を供給するドライブ回路を備える回路
基板部を有するとともに、上面には、カセットCの一側
コネクタ24…に接続する複数の他側コネクタ54…を
配設する。なお、接続基部53の上面には、カセットC
に対する不図示の位置決め部を有する。
【0017】さらに、水平支持板52の上面には、図2
及び図3に示すように、四本のガイドシャフト57…を
垂直に起設し、このガイドシャフト57…によりカセッ
ト支持部58及び冷却器支持部59を昇降自在に支持す
る。この場合、カセット支持部58にはガイドシャフト
57…に対応する位置にリニアベアリング60…を取付
け、このリニアベアリング60…にガイドシャフト57
…を挿通させるとともに、冷却器支持部59にもガイド
シャフト57…に対応する位置にリニアベアリング61
…を取付け、このリニアベアリング61…にガイドシャ
フト57…を挿通させる。これにより、位置の固定され
た接続基部53の上方に昇降自在のカセット支持部58
が配されるとともに、カセット支持部58の上方に昇降
自在の冷却器支持部59が配される。
【0018】そして、冷却器支持部59には、カセット
Cの上面、即ち、カセットCのウェーハトレイ5に接触
させて冷却することができる冷却器3を備え、この冷却
器3は冷却器支持部59により上方へ変位自在に支持さ
れる。即ち、冷却器支持部59に開口部62を形成し、
この開口部62の内方に冷却器3を収容するとともに、
冷却器3から外方へ突出させて設けた係止プレート63
i,63jを冷却器支持部59の上面に形成した段差凹
部64i,64jに載置する。なお、段差凹部64i,
64jには、図2に示すガイドピン65…を起設し、こ
のガイドピン65…に係止プレート63i,63jに設
けたガイド孔66…をスライド自在に係合させる。ま
た、冷却器3は、底面に設けたアダプタ11を介して前
述したウェーハトレイ5の上面に適合させる。
【0019】冷却器3は、図1に示すように、複数のペ
ルチェ素子を用いたサーモモジュール6…を備える。各
サーモモジュール6…の冷却面(下面)はアダプタ11
の上面に密着させるとともに、各サーモモジュール6…
の放熱面(上面)は冷却盤12に密着させる。この冷却
盤12は、サーモモジュール6…の放熱面を冷却するも
ので、内部に設けた水路を冷却水供給部13から供給さ
れる冷却水Lwが循環する。
【0020】また、水平支持板52の上面には、冷却器
支持部59を昇降させる左右一対の駆動シリンダ67
p,67qを配設する。一方、カセット支持部58は、
図2及び図3に示すように、左支持板部58p,右支持
板部58q,後支持板部58r及び前支持板部58fに
より矩形枠形に構成し、左支持板部58pと右支持板部
58qの内縁には、前述したカセットCの係合辺部Cp
及びCqが装填(挿入)するスリットレール部68p及
び68qを設ける。なお、カセット支持部58には、カ
セットCをスリットレール部68p及び68qにおける
所定の位置まで進入させた際に、自動でカセットCを引
き込んで正規の位置に装填する不図示の自動装填部を備
えるとともに、図3に仮想線で示すように、吸気機構側
の吸気口69,69を自動で位置決めしてカセットCの
被吸気口31,31に自動で接続する自動吸気系接続部
70を備えている。
【0021】他方、カセット支持部58と冷却器支持部
59間には、カセット支持部58と冷却器支持部59を
連結する四つのリンクシャフト71…を設ける。このリ
ンクシャフト71…の機能により、カセット支持部58
は、冷却器支持部59に対して一定のストローク範囲で
昇降自在となるように支持される。
【0022】また、試験槽2eには、槽内露点Toを検
出する露点センサ9dを付設するとともに、試験槽2e
の内部へ乾燥気体(乾燥空気)Adを供給する乾燥気体
供給部4を併設する。乾燥気体供給部4は、膜式のエア
ドライヤ(圧縮気体除湿装置)4pを備える。エアドラ
イヤ4pは、エア吐出口4poを流量制御弁15を介し
て試験槽2eに接続して当該試験槽2eの内部に連通さ
せるとともに、エア吸入口4piはエアコンプレッサ1
4に接続する。膜式のエアドライヤ4pは、水蒸気を選
択的に透過させる機能を有する高分子分離膜を利用して
除湿するものであり、例えば、特開平6−134244
号で開示される膜式気体ドライヤ等を用いることができ
る。
【0023】さらに、9cは制御部本体であり、この制
御部本体9cの入力側には、ウェーハトレイ5(半導体
ウェーハW)に対する冷却温度を検出する温度センサ1
9c,試験槽2eの槽内温度を検出する温度センサ19
e及び露点センサ9dを接続する。また、制御部本体9
cの出力側には、サーモモジュール6…を接続するとと
もに、エアコンプレッサ14と流量制御弁15を接続す
る。なお、制御部本体9cと露点センサ9dは制御部9
を構成する。
【0024】これにより、制御部本体9cは、温度セン
サ19cから検出される温度検出値と予め設定した温度
設定値に基づき、ウェーハトレイ5(半導体ウェーハ
W)に対する温度が予め設定した冷却温度Tcとなるよ
うに、サーモモジュール6…を制御することができる。
この場合、冷却温度Tcは−10〔℃〕に設定すること
ができる。また、制御部本体9cは、露点センサ9dか
ら検出される露点の検出結果(露点検出値)に基づいて
流量制御弁15を制御し、試験槽2eの槽内露点Toが
冷却温度Tc(−10〔℃〕)未満となるようにフィー
ドバック制御することができる。なお、17は、試験槽
2eの内部に配設して槽内の乾燥気体Adを撹拌する送
風機である。
【0025】次に、本実施例に係る半導体ウェーハ用検
査装置1の使用方法及び各部の動作について、図1〜図
4を参照して説明する。なお、一段の動作のみ説明する
が他の段も同様に動作する。
【0026】まず、非使用時には、カセット支持部58
及び冷却器支持部59は、図2に示す上昇位置で停止し
ている。
【0027】一方、使用時には、予め用意したカセット
Cを、検査装置本体2の出入口41から試験槽2eの内
部に収容し、カセットCの係合辺部Cp,Cqをカセッ
ト支持部58のスリットレール部68p,68qに挿入
する。この際、カセットCを所定の位置まで挿入してタ
ッチパネル式表示部48aのタッチパネルをタッチ操作
すれば、不図示の自動装填部により、カセットCは自動
で引き込まれて正規の位置に装填される。また、図3に
仮想線で示す自動吸気系接続部70により、吸気機構側
の吸気口69,69とカセットCの被吸気口31,31
が自動で位置決めされ、かつ自動で接続される。これに
より、カセットCのウェーハトレイ5とコンタクタ25
は、不図示の吸気装置により真空吸引され、半導体ウェ
ーハWとプローブ端子P…間には、設定した負圧(例え
ば、−53〔kPa〕)が付与される。
【0028】次いで、スタートスイッチをオンにすれ
ば、駆動シリンダ67p,67qが駆動制御され、カセ
ットCと接続基部53の接続及び冷却器3のセッティン
グが行われる。即ち、冷却器支持部59(冷却器3)及
びカセット支持部58(カセットC)を含む全体が一緒
に下降し、カセット支持部58に保持されるカセットC
に設けた一側コネクタ24…が、接続基部53に設けた
他側コネクタ54…に当接すれば、カセット支持部58
の下降は停止する。この際、カセット支持部58は、リ
ンクシャフト71…により冷却器支持部59に対して一
定のストローク範囲で昇降自在となるように連結されて
いるため、カセット支持部58の下降が停止しても、冷
却器支持部59はさらに下降する。そして、冷却器3が
カセットCの上面に当接すれば、冷却器3の下降は停止
する。この際、冷却器3は冷却器支持部59によって上
方へ変位自在に支持されているため、冷却器3の下降が
停止しても、冷却器支持部59はさらに下降する。
【0029】この後、さらに冷却器支持部59が下降す
れば、リンクシャフト71…によりカセット支持部58
が押圧され、カセット支持部58は強制的に下降せしめ
られる。この結果、カセットCに設けた一側コネクタ2
4…と接続基部53に設けた他側コネクタ54…は完全
に接続される。一方、コネクタ24…と54…同士が完
全に接続されれば、駆動シリンダ67p,67qの駆動
制御が停止する。図1は、この状態の位置関係を示す。
【0030】以上により、カセットCが試験槽2eにセ
ットされるため、半導体ウェーハWは、冷却器3によ
り、−10〔℃〕(冷却温度Tc)に冷却される。即
ち、制御部本体9cは、温度センサ19cから検出され
る温度検出値と予め設定した温度設定値に基づいて、ウ
ェーハトレイ5(半導体ウェーハW)に対する温度が予
め設定した冷却温度Tc(−10〔℃〕)となるよう
に、サーモモジュール6…を制御する。
【0031】また、エアコンプレッサ14から供給され
る圧縮空気は、エアドライヤ4pに供給されることによ
り除湿され、この除湿された圧縮空気、即ち、乾燥気体
(乾燥空気)Adは流量制御弁15を介して試験槽2e
の内部に供給される。一方、制御部本体9cは、露点セ
ンサ9dから検出される露点検出値に基づいて流量制御
弁15を制御し、試験槽2eの槽内露点Toが冷却温度
Tc(−10〔℃〕)未満となるようにフィードバック
制御する。この場合、槽内温度Teは、常温でもよい
し、必要により−5〜−15〔℃〕の選択値に制御して
もよい。
【0032】これにより、カセットCに接続するドライ
ブ回路を、カセットCに対する配線長さの短縮化及びバ
ラツキ解消を目的として試験槽2eの内部空間に内蔵さ
せた場合であっても、半導体ウェーハWに対しては、冷
却器3により当該半導体ウェーハWのみを局部的に冷却
することにより、半導体ウェーハWの発熱を吸収し、か
つ半導体ウェーハWのみを必要な検査温度(冷却温度T
c)に維持できるとともに、カセットC(半導体ウェー
ハW)や冷却器3等における結露を防止できるため、半
導体ウェーハWに対する高精度で安定性及び信頼性の高
い検査が実現可能となる。なお、試験槽2eの内部は、
圧縮した乾燥気体Adが供給されることにより、大気圧
よりも高い陽圧になるため、外気の侵入が阻止される。
【0033】一方、半導体ウェーハWには、接続基部5
3のドライブ回路からコネクタ54…及び24…を介し
て検査用信号が付与され、予め設定した時間だけ目的の
検査が行われる。検査が終了すれば、駆動シリンダ67
p,67qが駆動制御され、冷却器支持部59の上昇に
より、冷却器3とカセットC…の接触が解除されるとと
もに、カセット支持部58の上昇により、カセットCと
接続基部53の接続が解除される。また、自動吸気系接
続部70により、吸気口69,69と被吸気口31,3
1の接続が解除される。そして、不図示の自動装填部に
より、カセットCは自動で所定の位置まで押出されるた
め、作業者は手で検査装置本体2の出入口41から取り
出すことができる。
【0034】次に、本発明の変更実施例に係る半導体ウ
ェーハ用検査装置1について、図5〜図7を参照して説
明する。
【0035】図5に示す半導体ウェーハ用検査装置1
は、図1に示した実施例に対して、冷却器3の形態を変
更したものである。図5に示す冷却器3は、冷却液(不
凍液)Lbが循環する熱交換器7を利用したものであ
り、この熱交換器7には、ブラインクーラ80を接続す
る。したがって、この場合、制御部本体9cは、温度セ
ンサ19cから検出される温度検出値と予め設定した温
度設定値に基づいて、ウェーハトレイ5(半導体ウェー
ハW)に対する温度が冷却温度Tcとなるように、ブラ
インクーラ80の冷却部を制御することができる。な
お、図5において、図1と同一部分には、同一符号を付
し、その構成を明確にするとともに、その詳細な説明は
省略する。
【0036】また、図6及び図7に示す半導体ウェーハ
用検査装置1は、比較的容積の小さい密閉した試験槽
(試験チャンバ)2eを用いたものであり、図6の試験
チャンバ2eは、一つのカセットCの全体を収容するこ
とができる。一方、図7は試験チャンバ2eをチャンバ
分割体2eu,2edの組合わせにより構成し、カセッ
トCの一部を収容することができる。このような比較的
容積の小さい試験チャンバ2eを用いることにより、エ
ネルギーロスを少なくすることができる。なお、図6及
び図7において、図1及び図2と同一部分には、同一符
号を付し、その構成を明確にするとともに詳細な説明は
省略する。
【0037】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除で
きる。
【0038】例えば、冷却温度Tcは、低温領域におけ
る任意の温度を適用できる。また、冷却器3は例示以外
の他の冷却手段を排除するものではない。さらに、乾燥
気体Adとして圧縮空気を用いた場合を例示したが、窒
素ガス等の不活性ガスを用いてもよい。また、膜式のエ
アドライヤを例示したが、冷凍式や吸着式などであって
もよい。一方、露点センサ9dから検出される露点検出
値に基づいて流量制御弁15を制御する場合を例示した
が、エアドライヤ4pを直接制御し、乾燥気体Adの湿
度や温度を可変して試験槽2eの槽内露点Toが冷却温
度Tc未満となるように制御してもよいし、制御方式と
しては、予め設定した制御プログラムに従ってオープン
ループ制御してもよい。
【0039】
【発明の効果】このように本発明に係る半導体ウェーハ
用検査装置は、検査装置本体に設けた試験槽と、この試
験槽の内部に設けてカセットに接触させて冷却する冷却
器と、試験槽の内部に乾燥気体を供給する乾燥気体供給
部と、冷却器を予め設定した冷却温度に制御し、かつ乾
燥気体供給部を制御して試験槽の槽内露点を冷却温度未
満に制御する制御部を備えるため、次のような顕著な効
果を奏する。
【0040】(1) 槽内における結露を防止できるた
め、低温環境下の半導体ウェーハに対する高精度で安定
性及び信頼性の高い検査を行うことができる。
【0041】(2) 好適な実施の形態により、乾燥気
体供給部に、圧縮した乾燥気体を供給するエアドライヤ
を用いれば、試験槽の内部を大気圧よりも高い陽圧とす
ることができ、外気の侵入を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る半導体ウェーハ用
検査装置の内部構造の一部を含む構成図、
【図2】同半導体ウェーハ用検査装置の内部構造を示す
一部断面正面構成図(図3中X−X線断面)、
【図3】同半導体ウェーハ用検査装置の内部構造を示す
一部断面平面構成図、
【図4】同半導体ウェーハ用検査装置の外観正面図、
【図5】本発明の変更実施例に係る半導体ウェーハ用検
査装置の内部構造の一部を含む構成図、
【図6】本発明の他の変更実施例に係る半導体ウェーハ
用検査装置の一部を示す模式的構成図、
【図7】本発明の他の変更実施例に係る半導体ウェーハ
用検査装置の一部を示す模式的構成図、
【図8】本発明の好適な実施例(変更実施例)に係る半
導体ウェーハ用検査装置に用いるカセットの一部断面正
面図、
【符号の説明】
1 半導体ウェーハ用検査装置 2 検査装置本体 2e 試験槽 3 冷却器 4 乾燥気体供給部 9 制御部 9d 露点センサ 9c 制御部本体 W 半導体ウェーハ We 電極 P プローブ端子 C カセット Ad 乾燥気体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 涌井 正幸 長野県須坂市大字幸高246番地 オリオン 機械株式会社内 (72)発明者 石坂 政明 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 2G003 AA10 AC01 AD01 AD03 AG01 AH05 AH07 4M106 AA01 BA01 CA62 DH02 DH45 DJ32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェーハを保持し、かつ半導体ウ
    ェーハ上の電極に一括してプローブ端子を接触させるカ
    セットと、このカセットを収容し、かつ前記プローブ端
    子に接続して前記半導体ウェーハの検査を行う検査装置
    本体を備える半導体ウェーハ用検査装置において、前記
    検査装置本体に設けた試験槽と、この試験槽の内部に設
    けて前記カセットに接触させて冷却する冷却器と、前記
    試験槽の内部に乾燥気体を供給する乾燥気体供給部と、
    前記冷却器を予め設定した冷却温度に制御し、かつ前記
    乾燥気体供給部を制御して前記試験槽の槽内露点を前記
    冷却温度未満に制御する制御部を備えることを特徴とす
    る半導体ウェーハ用検査装置。
  2. 【請求項2】 前記乾燥気体供給部は、圧縮した乾燥気
    体を供給するエアドライヤを備えることを特徴とする請
    求項1記載の半導体ウェーハ用検査装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記試験槽に付設して槽
    内露点を検出する露点センサと、この露点センサの検出
    結果により乾燥気体供給部を制御する制御部本体を備え
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハ用検
    査装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却器は、前記カセットのウェーハ
    トレイに接触させて冷却することを特徴とする請求項1
    記載の半導体ウェーハ用検査装置。
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