JP3857796B2 - 配管間距離等測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、離隔して配設された配管の端面間の距離や角度を測定することができる配管間距離等測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、製鉄所や、化学プラントや、船舶における複雑な配管設備は、多数の配管の端部同士をフランジ結合によって接続することによって行われている。ところで、配管の途中には、所定角度に屈曲された部分もあり、この部分の接続は、通常、両側の直管部分の配管がなされた後に行われている。
【0003】
具体的には、角度計測器や巻尺を用いて、作業者が一方の配管のフランジから他方の配管のフランジまでの角度と距離を粗測定し、これらの測定データに基づいて、工場で任意角度に湾曲した配管を仮止め状態で特別に製造し、それを現場に運び込んで修正した後、再び工場において本溶接を行ってから、再度現場に持ち込んで本来の据え付け作業を行っていた。しかし、本溶接時に、若干の溶接誤差が生じる場合があり、これにより、現場と工場との往復をさらに何回か強いられる場合もあった。
【0004】
そこで、図10及び図11に示すように、軸線a1 、a2 が同一平面上にない2つの配管80、81の端部に、基準位置にボルト孔82、83を有する第1及び第2のフランジ84、85を取付け、これらのフランジ84、85の中心p0 、p3 間の直線距離lや角度を演算によって正確に求め、この直線距離lに基づいて、基準位置にボルト孔82、83を保持した状態で、両端がフランジ84、85にそれぞれ接続される曲管86を製作し、この曲管86を用いて配管80、81を接続する方法が提示されている。
【0005】
上記した配管間距離測定方法を図11を参照して説明すると、まず、各種測定器を用いて、第1のフランジ84の中心p0 からその軸線a1 上の点p1 までの直線距離l1 と、前記第2のフランジ85の中心p3 からその軸線a2 上の点p2 までの直線距離l2 と、前記点p1 と点p2 との間の直線距離l3 と、点p1 から見て点p2 を決定づける軸線a1 回りの旋回角度θa と、点p2 から見て点p1 を決定づける軸線a2 回りの旋回角度θb と、軸線a1 と点p1 と点p2 とを結ぶ軸線a3 とのなす角度φa 及び軸線a2 と軸線a3 とのなす角度φb を測定する。その後、これらの測定値をマイクロコンピュータによって演算処理し、配管80、81のフランジ84、85の中心p0 、p3 間の直線距離lや角度を求めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した配管間距離測定方法は、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。
即ち、第1のフランジ84の中心p0 と、第2のフランジ85の中心p3 との間の直線距離lを求めるためには、直線距離l1 、l2 、l3 及び旋回角度θa 、θb 、軸線のなす角度φa 、φb 、即ち、7つの変数を測定する必要がある。
【0007】
このように、上記した従来の配管間距離測定方法では、多くの変数を設定する必要があるため、測定結果に誤差を生じる可能性が高くなり、その演算結果においても誤差を生じることになり、正確な直線距離lや角度を求めることができない場合がある。
また、変数ごとに測定器を設ける必要があるため、配管間距離等測定装置の全体構成が大型化、複雑化し、製作費用も高くなる。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、測定すべき変数を可及的に少なくすることによって、構造を簡単かつ軽量化して取り扱い性を向上することができると共に、安価に製作することができる配管間距離等測定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の配管間距離等測定装置は、所定位置にボルト孔をそれぞれ有する第1、第2のフランジ間の距離と角度を三次元的に測定する装置であって、前記第1のフランジにその基部が取付けられ、前記第1のフランジの軸線にそのガイド方向が平行となった第1のガイド部材と、前記第1のガイド部材に摺動可能に取付けられた第1の摺動ブロックと、前記第2のフランジにその基部が取付けられ、前記第2のフランジの軸線にそのガイド方向が平行となった第2のガイド部材と、前記第2のガイド部材に摺動可能に取付けられた第2の摺動ブロックと、前記第1、第2の摺動ブロックに取付けられて、一方が前記第1のフランジの軸線と交叉し、他方が前記第2のフランジの軸線と交叉する位置で、しかも、前記第1、第2のガイド部材に所定の固定角度(φ1 、φ2 )で連結される直線状の連結ロッドと、前記第1の摺動ブロックに取付けられた前記連結ロッドの前記第1のフランジの基準位置に対する旋回角度(θ1 )を検知する第1の角度センサと、前記第2の摺動ブロックに取付けられた前記連結ロッドの前記第2のフランジの基準位置に対する旋回角度(θ2 )を検知する第2の角度センサと、前記連結ロッドが前記第1のフランジの軸線に交叉する前記第1のガイド部材上の長さ位置を検知する第1の距離センサと、前記連結ロッドが前記第2のフランジの軸線に交叉する前記第2のガイド部材上の長さ位置を検知する第2の距離センサと、前記連結ロッドが、前記第1のフランジの軸線と交叉する位置と、前記第2のフランジの軸線と交叉する位置との距離を測定する第3の距離センサとを具備する。
【0010】
請求項2記載の配管間距離等測定装置は、請求項1記載の配管間距離等測定装置において、前記固定角度(φ1 、φ2 )は、それぞれ90度である。
【0011】
請求項3記載の配管間距離等測定装置は、請求項1又は2記載の配管間距離等測定装置において、前記第1、第2のフランジの基準位置は、それぞれのフランジの何れか一個のボルト孔の中心又は何れか隣り合う2個のボルト孔間の中心位置である。
【0012】
請求項4記載の配管間距離等測定装置は請求項1〜3のいずれか1項に記載の配管間距離等測定装置において、前記第1、第2のガイド部材の基部は、前記第1、第2のフランジに直接取付けられるフランジ固定部材に横方向に移動自在に取付けられた中心位置決めブロック上に取付けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
【0014】
まず、図1〜図8を参照して、本発明の第1の実施の形態に配管間距離等測定装置Aについて説明する。
図1に示すように、相互に接続されるべき配管10、11が三次元空間内に配置されており、これらの配管10、11の軸線A1 、A2 は相互に交叉しない状態にある。
【0015】
図1〜図3に示すように、配管10、11の対応する端部には、それぞれ第1及び第2のフランジ12、13がそれぞれ同心円的に取付けられており、第1及び第2のフランジ12、13は、配管10、11と軸線A1 、A2 を共有している。また、第1及び第2のフランジ12、13はそれぞれ所定位置、即ち、基準位置に、円周方向に間隔をあけて複数のボルト孔14、15を設けている。
【0016】
そして、第1及び第2のフランジ12、13の上面には、それぞれ、フランジ固定部材の一例であるフランジ固定プレート16、17が固定状態に取付けられており、フランジ固定プレート16、17上には横方向に移動自在に(本実施の形態では摺動自在に)中心位置決めブロック18、19が取付けられている。そして、中心位置決めブロック18、19上には、直線状の長尺杆からなる第1及び第2のガイド部材20、21の基部が取付けられている。また、第1及び第2のガイド部材20、21は、そのガイド方向が第1及び第2のフランジ12、13の軸線A1 、A2 と平行になっている。
【0017】
上記した構成をさらに詳しく説明すると、中心位置決めブロック18、19の上部には、軸線A1 、A2 回りに回転自在な回転盤22、23が取付けられており、軸線A1 、A2 から偏心した位置に第1及び第2のガイド部材20、21の基部が突設されている。
第1及び第2のガイド部材20、21には、それぞれ、第1及び第2の摺動ブロック24、25が、軸線A1 、A2 と同一方向に摺動自在に取付けられている。
【0018】
そして、図1及び図8に示すように、この第1及び第2の摺動ブロック24、25を介して、直線状の連結ロッド28の両端が第1及び第2のガイド部材20、21に所定の固定角度φ1 、φ2 で連結されている。即ち、第1及び第2の摺動ブロック24、25には、それぞれロッド挿通孔26、27が設けられており、ロッド挿通孔26には連結ロッド28の一端(一方)が摺動自在に挿通され、ロッド挿通孔27には連結ロッド28の他端(他方)が摺動自在に挿通されている。そして、連結ロッド28の軸線A3 の一端は第1のフランジ12の軸線A1 と固定角度φ1 で交叉すると共に、その他端は第2のフランジ13の軸線A2 と固定角度φ2 で交叉している。なお、図8において、それぞれの交叉点がP1 、P2 で表されている。
ここに、固定角度φ1 、φ2 は、例えば、90°、60°、45°とすることができ、好ましくは、後述する理由によって、90°とする。
【0019】
中心位置決めブロック18、19内には、それぞれ、第1及び第2の摺動ブロック24、25に連結された連結ロッド28の両端の第1及び第2のフランジ12、13の基準位置に対する旋回角度θ1 、θ2 を検知するエンコーダからなる第1及び第2の角度センサ29、30が取付けられている。ここで、基準位置として、第1及び第2のフランジ12、13に設けられたボルト孔14、15の中心や、何れか隣り合う2個のボルト孔14、15間の中心位置を用いる。
【0020】
第1の摺動ブロック24には、連結ロッド28が第1のフランジ12の軸線A1 に交叉する第1のガイド部材20上の長さ位置(距離)L1 を検知するリニアエンコーダからなる第1の距離センサ31が取付けられており、第2の摺動ブロック25には、連結ロッド28が第2のフランジ13の軸線A2 に交叉する第2のガイド部材21上の長さ位置(距離)L2 を検知するリニアエンコーダからなる第2の距離センサ32が取付けられている。
【0021】
また、第1の摺動ブロック24には、連結ロッド28が、第1のフランジ12の軸線A1 と交叉する位置と、第2のフランジ13の軸線A2 と交叉する位置との距離L3 を測定するリニアエンコーダからなる第3の距離センサ33が取付けられている。
【0022】
なお、図5は、上記した連結ロッド28の変形例に係る連結ロッド34を示しており、連結ロッド34の両端は第1の摺動ブロック35と第2の摺動ブロック36にそれぞれ挿着されており、かつ、連結ロッド34に平行して、マグネスケール(株式会社ソニーの登録商標)からなる第3の距離センサ37が配設されており、その両端はそれぞれ第1の摺動ブロック35と第2の摺動ブロック36に挿着されている。
【0023】
図6に、上記した連結ロッド28のもう一つの変形例に係る連結ロッド38を示しており、連結ロッド38の両端は第1の摺動ブロック39と第2の摺動ブロック40にそれぞれ挿着されており、かつ、連結ロッド38に平行して、バーニア尺からなる第3の距離センサ41が配設されている。
【0024】
図7に、配管間距離等測定装置Aに用いる制御装置Bをブロック図で示す。
図示するように、マイクロコンピュータ42の入力インターフェース43には、第1の角度センサ29、第2の角度センサ30、第1の距離センサ31、第2の距離センサ32、第3の距離センサ33が接続されており、出力インターフェース44には、旋回角度θ1 、θ2 、距離L1 、L2 、L3 、及び、第1、第2のフランジ12、13の中心P0 、P3 間の直線距離Lや角度を表示するディスプレイ装置45が接続されている。
【0025】
次に、上記した構成を有する配管間距離等測定装置Aを用いた配管間距離測定方法について、図1、図8及び図9を参照して説明する。
まず、図1に示すように、配管間距離等測定装置Aを配管10、11の間に配設すると共に、フランジ固定プレート16、17を第1及び第2のフランジ12、13に固着連結することによって、第1及び第2のガイド部材20、21を第1及び第2のフランジ12、13に取付ける。
【0026】
中心位置決めブロック18、19をフランジ固定プレート16、17に対して横移動し、それぞれの交叉点P1 、P2 を第1及び第2のフランジ12、13の軸線A1 、A2 に合わせる。
【0027】
その後、第1及び第2の摺動ブロック24、25と連結ロッド28を操作して、連結ロッド28を第1及び第2の摺動ブロック24、25に設けたロッド挿通孔26、27内に挿通する。
これによって、図8に示すように、距離L1 、L2 、L3 及び旋回角度θ1 、θ2 が一義的に決定されることになり、これらの値は、第1及び第2の角度センサ29、30及び第1〜第3の距離センサ31〜33によって容易に読み取られると共に、制御装置Bに入力インターフェース43を介して入力されることになる。なお、固定角度φ1 、φ2 は既知であり、予め、マイクロコンピュータ42のメモリに記憶されている。
【0028】
マイクロコンピュータ42は、上記した入力データ及びメモリから読み出したデータに基づいてベクトル演算(図8において、(→d)=(→a)+(→b)+(→c))を行い、第1、第2のフランジ12、13の中心P0 、P3 間の直線距離Lや角度を含んだベクトル(→d)を速やかに演算すると共に、その値をディスプレイ装置45上に表示することができる。
【0029】
このように、本実施の形態では、連結ロッド28の両端がそれぞれ軸線A1 、A2 となす角度を固定角度φ1 、φ2 としたので、固定角度φ1 、φ2 を測定するための手段を不要とすることができ、配管間距離等測定装置Aの構造を簡単かつ軽量なものとすることができ、その取り扱い性を向上することができる。即ち、配管間距離等測定装置Aを容易に現場へ搬入、搬出することができ、第1及び第2のフランジ12、13間に容易に取付けることができ、従来技術と異なり、ワイヤを用いる必要がないので、余分な神経を使う必要がなく、測定作業を容易に行うことができ、さらに、安価に製作することができる。
また、連結ロッド28の両端がそれぞれ軸線A1 、A2 となす角度を固定角度φ1 、φ2 としたので、測定かつ演算すべき変数を可及的に少なくすることができ、第1、第2のフランジ12、13の中心P0 、P3 間の直線距離Lを正確に求めることができ、配管10、11間に介設される接続管を正確かつ効率よく製作することができる。
【0030】
本実施の形態においては、連結ロッド28が第1のフランジ12の軸線A1 と交叉する位置と、第2のフランジ13の軸線A2 と交叉する位置との距離L3 を最短距離とすることができる点で、固定角度φ1 、φ2 を90°とするのが好ましい。このように、距離L3 を最短距離とすることによって、配管間距離等測定装置Aの構造をコンパクトにすることができると共に、第1、第2のフランジ12、13の中心P0 、P3 間の直線距離Lを含んだベクトル(→d)の演算もより簡単に行うことができる。
【0031】
なお、距離L3 の最短距離化との関連において、同一平面上にない2直線を最短で結ぶ線分は、2直線にそれぞれ直交することを、以下説明する。
図9に示すように、同一平面上にない2直線g1 、g2 は以下の式(1)で表すことができる。
【0032】
【数1】
Figure 0003857796
【0033】
ここに、直線g1 は点X1 (x1 、y1 、z1 )を通り、その方向比は、u1 : 1 : 1 である。また、直線g2 は点X2 (x2 、y2 、z2 )を通り、その方向比は、u2 : 2 : 2 である。なお、ここで、u1 、v1 、w1 及びu2 、v2 、w2 はそれぞれ方向ベクトルである。
また、直線g1 を含み、直線g2 に平行な平面Rは、図9に示すように表される。
平面Rは点(x、y、z)を通るので、その方程式は次式(2)で表すことが出来る。
【0034】
【数2】
Figure 0003857796
【0035】
なお、ここで、a、b、cはそれぞれ平面R上の法線ベクトルである。
平面Rが直線g1 を含み、直線g2 に平行な条件は、次式(3)、(4)で表すことができる。
【0036】
【数3】
Figure 0003857796
【0037】
式(2)、(3)、(4)からa、b、cを消去すると、平面Rの方程式は次式(5)で表すことができる。
【0038】
【数4】
Figure 0003857796
【0039】
直線g1 、g2 間の最短距離は、図9から明らかなように、直線g1 、g2 の共通垂線H1 2 に等しい。また、この最短距離は、次式(6)で表すことができる。
【0040】
【数5】
Figure 0003857796
【0041】
以上、本発明を、幾つかの実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
【0042】
【発明の効果】
請求項1〜4記載の配管間距離等測定装置においては、連結ロッドの両端がそれぞれ第1及び第2のフランジの軸線となす角度を固定角度としたので、配管間距離等測定装置の構造を簡単かつ軽量なものとすることができ、その取り扱い性を向上することができる。即ち、配管間距離等測定装置を容易に現場へ搬入、搬出することができ、第1及び第2のフランジ間に容易に取付けることができ、従来技術と異なり、ワイヤを用いる必要がないので、余分な神経を使う必要がなく、測定作業を容易に行うことができ、さらに、安価に製作することができる。
また、測定かつ演算すべき変数を可及的に少なくすることができ、第1、第2のフランジの中心間の直線距離を迅速かつ正確に求めることができ、三次元空間に配設された配管間に介設される接続管を正確かつ効率よく製作することができる。
【0043】
請求項2記載の配管間距離等測定装置においては、両固定角度を90度としたので、連結ロッドが第1のフランジの軸線と交叉する位置と、連結ロッドが第2のフランジの軸線と交叉する位置との距離を最短距離とすることができ、配管間距離等測定装置の構造をさらに簡単な構造とすることができ、配管間距離等測定装置をより安価に製作することができる。また、第1、第2のフランジの中心間の直線距離や角度の演算をより簡単かつ正確に行うことができる。
【0044】
請求項3記載の配管間距離等測定装置においては、第1、第2のフランジの基準位置は、それぞれのフランジの何れか一個のボルト孔の中心又は何れか隣り合う2個のボルト孔間の中心位置とすることによって、容易に旋回角度を測定することができ、この面からも、第1、第2のフランジの中心間の直線距離や角度の演算をより簡単かつ正確に行うことができる。
【0045】
請求項4記載の配管間距離等測定装置においては、第1、第2のガイド部材の基部は、第1、第2のフランジに直接取付けられるフランジ固定部材に横方向に摺動自在に取付けられた中心位置決めブロック上に取付けられているので、第1、第2のフランジの大きさ如何にかかわらず、連結ロッドに沿った軸線とガイド部材に沿った軸線の交叉点を第1及び第2のフランジの軸線に容易に合わせることができ、配管間距離等測定装置の取り扱い性をこの面からも向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る配管間距離等測定装置の斜視図である。
【図2】第1のガイド部材の背面図である。
【図3】第1のガイド部材の平面図である。
【図4】第1のガイド部材の側面図である。
【図5】連結ロッドの変形例の説明図である。
【図6】連結ロッドの変形例の説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る配管間距離等測定装置に用いる制御装置のブロック図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る配管間距離等測定装置の各部の動作を示すベクトル図である。
【図9】同一平面上にない2直線を最短距離で結ぶ線分は、2直線にそれぞれ直交することを示す説明図である。
【図10】相互に交叉をしない2つの配管を曲管を用いて接続する場合の斜視図である。
【図11】従来の配管間距離等測定装置の各部の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
A 配管間距離等測定装置 A1 軸線
2 軸線 A3 軸線
B 制御装置 L 直線距離
1 距離 L2 距離
3 距離 P0 中心
1 交叉点 P2 交叉点
3 中心 R 平面
1 点 X2
1 2 共通垂線 g1 直線
2 直線 φ1 固定角度
φ2 固定角度 θ1 旋回角度
θ2 旋回角度 10 配管
11 配管 12 第1のフランジ
13 第2のフランジ 14 ボルト孔
15 ボルト孔 16 フランジ固定プレート
17 フランジ固定プレート 18 中心位置決めブロック
19 中心位置決めブロック 20 第1のガイド部材
21 第2のガイド部材 22 回転盤
23 回転盤 24 第1の摺動ブロック
25 第2の摺動ブロック 26 ロッド挿通孔
27 ロッド挿通孔 28 連結ロッド
29 第1の角度センサ 30 第2の角度センサ
31 第1の距離センサ 32 第2の距離センサ
33 第3の距離センサ 34 連結ロッド
35 第1の摺動ブロック 36 第2の摺動ブロック
37 第3の距離センサ 38 連結ロッド
39 第1の摺動ブロック 40 第2の摺動ブロック
41 第3の距離センサ 42 マイクロコンピュータ
43 入力インターフェース 44 出力インターフェース
45 ディスプレイ装置

Claims (4)

  1. 所定位置にボルト孔をそれぞれ有する第1、第2のフランジ間の距離と角度を三次元的に測定する装置であって、
    前記第1のフランジにその基部が取付けられ、前記第1のフランジの軸線にそのガイド方向が平行となった第1のガイド部材と、
    前記第1のガイド部材に摺動可能に取付けられた第1の摺動ブロックと、
    前記第2のフランジにその基部が取付けられ、前記第2のフランジの軸線にそのガイド方向が平行となった第2のガイド部材と、
    前記第2のガイド部材に摺動可能に取付けられた第2の摺動ブロックと、
    前記第1、第2の摺動ブロックに取付けられて、一方が前記第1のフランジの軸線と交叉し、他方が前記第2のフランジの軸線と交叉する位置で、しかも、前記第1、第2のガイド部材に所定の固定角度(φ1 、φ2 )で連結される直線状の連結ロッドと、
    前記第1の摺動ブロックに取付けられた前記連結ロッドの前記第1のフランジの基準位置に対する旋回角度(θ1 )を検知する第1の角度センサと、
    前記第2の摺動ブロックに取付けられた前記連結ロッドの前記第2のフランジの基準位置に対する旋回角度(θ2 )を検知する第2の角度センサと、
    前記連結ロッドが前記第1のフランジの軸線に交叉する前記第1のガイド部材上の長さ位置を検知する第1の距離センサと、
    前記連結ロッドが前記第2のフランジの軸線に交叉する前記第2のガイド部材上の長さ位置を検知する第2の距離センサと、
    前記連結ロッドが、前記第1のフランジの軸線と交叉する位置と、前記第2のフランジの軸線と交叉する位置との距離を測定する第3の距離センサとを具備する配管間距離等測定装置。
  2. 前記固定角度(φ1 、φ2 )は、それぞれ90度である請求項1記載の配管間距離等測定装置。
  3. 前記第1、第2のフランジの基準位置は、それぞれのフランジの何れか一個のボルト孔の中心又は何れか隣り合う2個のボルト孔間の中心位置である請求項1又は2記載の配管間距離等測定装置。
  4. 前記第1、第2のガイド部材の基部は、前記第1、第2のフランジに直接取付けられるフランジ固定部材に横方向に移動自在に取付けられた中心位置決めブロック上に取付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の配管間距離等測定装置。
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