JP3857378B2 - インパクトプリンタ - Google Patents

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JP3857378B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、行方向あるいは円周上に沿って並べて設けられた複数の印字ハンマを保持したハンマバンクを、行方向に沿って往復移動させ、この往復移動の過程で任意のパターンを印字するインパクトプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
スプリングチャージ式印字ハンマは、図3および図4に示すように、印字ハンマの板バネ5を例えばマグネット2の磁気吸引力によってヨーク1上に保持し、釈放用電磁コイル7に所定パルス幅の釈放電流を供給することによって前記印字ハンマを釈放飛行させるものであり、複数の印字ハンマの板バネ5をヨークベース3に固定し、板バネ5に対応するように釈放用電磁コイル7およびヨーク1を設けることにより、印字機構部を形成する。
【0003】
前記印字機構部は行方向に沿って往復移動するハンマバンク(図示せず)に搭載されており、このハンマバンクを往復移動させるための駆動手段を備えることにより、前記ハンマバンクの往復移動の過程で各印字ハンマを釈放・駆動して印刷用紙上に印字を行う。
【0004】
前記した印字機構部において、釈放用電磁コイル7の巻き数は、最終層において8割以上まかれるのが無駄のない使用方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記した従来の印字機構部には次のような問題がある。
【0006】
実装密度の向上に伴い、コイルボビンの間隔も当然狭くなる。このため、ヨーク1に巻かれる釈放用電磁コイル7のターン数には隣接コイルとの干渉問題があり、おのずと限界が出てくる。したがって高密度化に伴い、釈放用に流れる磁束アンペア・ターンが減少する傾向がある。この減少により、十分に磁石の磁界を打ち消すことができず、動作が不安定となる。
【0007】
これを解決する手段として特開平04−223176号公報に開示されているように、隣接する釈放用電磁コイルをヨークの先端部および後端部に千鳥状配設するものがある。
【0008】
しかし、前記のように釈放用電磁コイルを前後させると、この釈放用電磁コイルに流れる電流、印字ハンマの打撃力、および印字ハンマのリピータビリティ等の性能においてばらつきが生じ、印字品質に悪影響を及ぼす。
【0009】
本発明の課題は、インパクトプリンタの印字機構部において、高密度実装の場合でもアンペア・ターンを増加させ、良好なハンマ特性が得られ、ひいては印刷動作を安定させ、印字品質を低下させないこの種プリンタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、所定ピッチで並べて配置された複数の印字ハンマと、この印字ハンマを非印字位置に保持するために磁気吸引力を発生する磁石手段と、前記印字ハンマを吸着、保持するためのヨークおよびヨークベースと、前記印字ハンマを駆動するために各印字ハンマに対応して設けられ、所定幅のパルス電流が供給されて前記磁石手段の磁界を打ち消す釈放用電磁コイルとを備えるインパクトプリンタにおいて、前記電磁コイルの最終層の巻き数をそのコイルの隣接する電磁コイルと合わせて最大で1層分となるようにし、かつ交互に配設する構造とすることにより達成される。
【0011】
あるいは前記構成において、電磁コイルの最終層の巻き数を1層分の半分とし、千鳥状に配設するとよい。
【0012】
前記構成によれば、高密度実装の場合においても、その巻き数を増加できるので、より少ない電流で十分に磁石の磁界を打ち消すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施例を示すもので、印字ハンマは磁気回路を構成するヨーク1、ヨークベース3、フロントヨーク4、磁気を発生するマグネット2、および印字をつかさどる印字ピン6、印字エネルギーをバネのたわみとして蓄えるための板バネ5、マグネット2の磁気を打ち消し板バネ5を飛翔させ、印字ピン6によりドットを形成させるための釈放用電磁コイル7より構成されている。
【0015】
以上の構成において、釈放用電磁コイル7は図1に示すように巻線している。すなわち、釈放用電磁コイル7は、最終層のみが半分まで巻回されている。また、隣接する釈放用電磁コイル7は互い違いに配置されている。
【0016】
前記構成により、隣接する印字ハンマの特性を変えることなく、高密度実装することが可能となる。
【0017】
これにより、隣接するコイル間の隙間が2線分以下しかなく、それ以上巻き数を増加させることができなかった構造においても、その領域を半分ずつ隣接コイルで所有することが可能となる。例えば、図2において1層巻きの場合、さらに巻き数がほしいが2層にするとそのコイルと隣のコイルがそれぞれ1層分増えて干渉する場合においても、1層分のスペースがあれば,その1層の領域を隣接コイルで半分ずつ交互に分配所有することが可能である。この場合、最大で1.5倍の巻き数増加が見込める。
【0018】
【数1】
Figure 0003857378
【0019】
これによりアンペア・ターンを増加させることができ、その結果、十分に磁石の磁界を打ち消すことができ、高密度実装でも十分な特性を得ることができる。
【0020】
なお、本発明は前記構成にのみ限定されるものではなく、最終層の巻き数を0.5層でなく、それ以下の巻き数(例えば0.3層)とすることも可能である。
【0021】
また、最上層の巻き数を0.5層以上とし、そのコイルに隣接するコイルとの巻き数を合計して1層以下となるように設定することもできる。例えば、奇数桁は0.7層で偶数桁は0.3層の組み合わせ等である。あるいは、1番桁は0.7層、2〜11番桁は0.3層の組み合わせである。このように隣接するコイルの巻き数の比率を変える場合は、印字ハンマの特性を補正する意味でも有効である。
【0022】
さらに前記実施例では説明を簡単にするため、釈放用電磁コイルの最終層の巻き数を1層とした場合について例示したが、2層、3層、4層等の多層の場合についても、巻き数の増加率は少なくなるものの、同様の効果を得ることができるのは言うまでもない。
【0023】
また、本発明は、ドットプリンタのスプリングチャージ式の構成を例に説明したが、励時したときにハンマを吸引して印字する電磁石方式、あるいは、コイルを駆動源とするプリンタに適用可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、インパクトプリンタの印字機構部において、高密度実装の場合でもアンペア・ターンを増加させ、良好なハンマ特性が得られる。つまり、本発明によれば、インパクトプリンタの印字機構部において、高密度実装の場合でも印刷動作を安定させ、印字品質を低下させないこの種プリンタを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明プリンタに使用される印字ハンマの一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の駆動コイル部の拡大図である。
【図3】従来例における印字ハンマの斜視図である。
【図4】図3の駆動コイル部の拡大図である。
【符号の説明】
1…ヨーク、2…マグネット、3…ヨークベース、4…フロントヨーク、5…板バネ、6…印字ピン、7…釈放用電磁コイル。

Claims (3)

  1. 所定ピッチで並べて配置された複数の印字ハンマと、この印字ハンマを非印字位置に保持するために磁気吸引力を発生する磁石手段と、前記印字ハンマを吸着、保持するためのヨークおよびヨークベースと、前記印字ハンマを駆動するために各印字ハンマに対応して設けられ、所定幅のパルス電流が供給されて前記磁石手段の磁界を打ち消す釈放用電磁コイルとを備え、前記釈放用電磁コイルが少なくとも2層よりなり、各釈放用電磁コイルのヨークへの巻き付け範囲がほぼ同じであるインパクトプリンタであって、
    前記ピッチを大きくすること無く巻き数を増加させる目的で前記電磁コイルの最終層の巻き数をそのコイルの隣接する電磁コイルと合わせて最大で1層分となるようにし、かつ前記釈放用電磁コイルが巻き付けられたヨークの軸方向における巻き位置が交互となる構造としたことを特徴とするインパクトプリンタ。
  2. 前記電磁コイルの最終層の巻き数を1層分の半分とし、かつ、その巻き位置が前記ヨークの軸方向における印字ハンマ側又はその対向側になるようにし、隣接する電磁コイルと互い違いに配設させる構造としたことを特徴とする請求項1記載のインパクトプリンタ。
  3. 前記印字ハンマは板バネと印字ピンとで構成されており、この印字ハンマの駆動によりドットを形成することを特徴とする請求項1または2記載のインパクトプリンタ。
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