JP3472346B2 - ワイヤドット印字ヘッド - Google Patents
ワイヤドット印字ヘッドInfo
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- JP3472346B2 JP3472346B2 JP15667794A JP15667794A JP3472346B2 JP 3472346 B2 JP3472346 B2 JP 3472346B2 JP 15667794 A JP15667794 A JP 15667794A JP 15667794 A JP15667794 A JP 15667794A JP 3472346 B2 JP3472346 B2 JP 3472346B2
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Description
けるワイヤドット印字ヘッドに関するものである。
て、ドットを形成するための印字ワイヤの数は、9ピン
または24ピンが主流であった。しかし、今日では、そ
の倍のピン数、すなわち48ピンの印字ヘッドも出現し
ており、このように印字ワイヤの数を増やすことによっ
て印字速度の向上等が図られている。
を示す概略構造断面図である。この印字ヘッドは、24
ピンを同一平面に配置した2つの印字ヘッド組立体1
A,1Bを二層に重ねた構造、いわゆる多層型印字ヘッ
ドであり、この2つの印字ヘッド組立体1A,1Bの各
ピンA1 〜A24とB1 〜B24(図12または図13参
照)を同一平面に配置して、印字ヘッドが各ピンと直交
する方向に拡がって外径形状が大きくなるのを防いでい
る。なお、図9において、A層の印字ヘッド組立体1A
の構成要素には数字の後に符号Aを、B層の印字ヘッド
組立体1Bの構成要素には符号Bをそれぞれ付して示し
ている。したがって、A,Bを除いて他の符号(番号)
が一致している部材は、両印字ヘッド組立体1A,1B
の間で対応しているものである。
ド組立体1Aと印字ヘッド組立体1Bは、印字ヘッド組
立体1Bの前面にガイドフレーム2が取り付けられてい
る点と、印字ワイヤ3の長さが異なる点を除いて、略同
一な構造として形成されている。そして、図9におい
て、符号4は第1のヨーク、5は印字ワイヤ3を自由端
側に固着し他端側を板バネ6に固着してなるアーマチュ
アであり、このアーマチュア5は板バネ6に蓄えられる
エネルギーで揺動される構造になっている。7は第1の
ヨーク4と共に板バネ6を挟持している第2のヨークで
ある。8はアーマチュア5を板バネ6の力に抗してコア
9に吸着させておく磁束を形成するための永久磁石であ
る。10はベースヨークであり、中心には貫通孔11が
形成されているとともに、この貫通孔11の周囲に略等
間隔で24個のコア9が一体に形成され、この各コア9
に励磁コイル12が巻装されて電磁石として形成されて
いる。
巻回した状態でB層側のベースヨーク10を示す上面図
で、図11は各コア9に励磁コイル12を各々巻回した
状態でA層側のベースヨーク10を示す上面図である。
なお、図10及び図11において、符号A,Bに付して
いるルビは、各層にそれぞれ設けられている24個の電
磁石の番地を示しているものである。
B層側の印字ヘッド組立体1B側の貫通孔11Bに印字
ワイヤ3Aを通して、第1のヨーク4AがB層側の印字
ヘッド組立体1Bのベースヨーク10Bの裏面に当接さ
れた状態にして組み付けられるとともに、印字ヘッド組
立体1Aの印字ワイヤ3Aと印字ヘッド組立体1Bの印
字ワイヤ3Bが、印字ヘッド組立体1Bの前面に第1の
ヨーク4Bと当接されて配置されるガイドフレーム2の
ワイヤガイド13によって前後方向スライド自在に保持
され、この状態で印字ヘッド組立体1Aと印字ヘッド組
立体1Bとガイドフレーム2が図示せぬ手段によって互
いに固着されて、1つの印字ヘッドとしてユニット化さ
れている。
りアライメントされた印字ワイヤ3で形成されるピン配
列は、図12に示すようにA層側とB層側とで縦千鳥に
配列されたり、あるいは図13に示すように菱形に配列
されたりする方法が採られる。なお、図12及び図13
において、符号A,Bに付しているルビは、各層にそれ
ぞれ設けられている24個の印字ワイヤ3の番地を各々
示しているもので、図12及び図13と図10及び図1
1との間で符号が対応するものは、同じ符号の電磁石と
対向して配置されている印字ワイヤ3の番地を示してい
る。
と、印字ヘッド組立体1Aと印字ヘッド組立体1Bは、
励磁コイル12に電流が流されていない状態では、永久
磁石8の磁束がベースヨーク10,コア9,アーマチュ
ア5,第1のヨーク4,第2のヨーク7を通る磁束路を
形成し、コア9とアーマチュア5との間に磁気的吸引力
を発生させる。これにより、アーマチュア5が第1のヨ
ーク4と第2のヨーク7との間に固定されている板バネ
6を撓ませてインパクトに必要なエネルギーを蓄えた状
態で、コア9側に印字ワイヤ3と共に吸引されている。
の励磁コイル12とコア9により作られる磁束Φ2が、
アーマチュア5とコア9との間に流れている永久磁石8
の磁束Φ1を打ち消す。すると、永久磁石8の磁束Φ1
が打ち消されたことにより、それまで撓まされていた板
バネ6が開放される。これにより、アーマチュア5の先
端に固着されている印字ワイヤ3が図示せぬ印字媒体に
インパクトされ、このインパクトによりドットを形成し
て印字を行う。
向に動かされ、また横方向の印字マトリクスを複数のド
ットで受け持ち印字を行っている。すなわち、一般的に
複数のドットはA,B各層で1ピンづつで構成、つまり
#1のドットはA層のA1 ピンとB層のB1 ピンとで交
互に印字することにより画素を形成してきた。
うに、コア9と励磁コイル12とでなる電磁石を用いる
印字ヘッドにおいては、1つの電磁石が発生する磁束が
ベースヨーク10を通って隣接する電磁石内に流れ込
み、そのコア内部の磁束を変化させる、いわゆる磁気干
渉が発生する。図14は、その磁気干渉の原理を示すも
のである。そこで、この磁気干渉について図14を用い
てさらに説明すると、各コア9には永久磁石8の吸引磁
束Φ1がベースヨーク10を通って常に流れ込んでい
る。今、あるピン(印字ワイヤ)31 を駆動させると、
コア91 内には永久磁石8の磁束を打ち消す磁束Φ2が
発生する。そして、この一部は共通のベースヨーク10
を通って隣接するコア92 ,93 にも流れ込む。このと
きの磁束Φ2の方向は永久磁石8の磁束Φ1の方向と同
じであり、アーマチュア52 ,53 を吸引している力は
この間強くなる。これが、磁気干渉と呼ばれるものであ
り、この磁気干渉はアーマチュア5の運動に影響を及ぼ
す。そして、従来の多層型印字ヘッドでは、印字ワイヤ
3の配列が各層同じで、単に24ピンヘッドを2つ重ね
た構造であることから、各層での磁気干渉による影響も
全く同じであった。このため、48ピンヘッドを使用し
た場合でも、印字速度は最高で24ピンヘッドの2倍ま
でであり、むしろ印字ヘッド製造の複雑さにより、それ
より以下の性能で使用せざるを得ず、高速性の点で満足
できるものではなかった。
のであり、その目的は印字動作を早めて高速な印字を実
現可能なワイヤドット印字ヘッドを提供することにあ
る。
っては、励磁コイルが巻装されたコアを有する電磁石が
複数配置されているベースヨークと、一端に印字ワイヤ
を有しているとともに他端が板バネを介して前記電磁石
と対応して配置されている複数のアーマチュアと、前記
板バネを撓ませて前記アーマチュアを前記コア側に磁気
吸引しておくための保持力を前記コアに付与している永
久磁石とを備え、前記励磁コイルへの通電により前記永
久磁石の磁気吸引力を消磁し、前記励磁コイルに対応し
ている前記印字ワイヤを駆動させるとともに、前記印字
ワイヤの2つを該印字ワイヤの印字側端を同一行方向に
並置させたものを一組とし、これを複数組列方向にずら
して配列させ、各組の印字ワイヤを交互に駆動させて、
各々の組が前記同一行方向に並ぶドットを印字可能なワ
イヤドット印字ヘッドであって、前記一組の印字ワイヤ
のうち、一方の印字ワイヤに対応する前記励磁コイルに
通電がなされると、この励磁コイルの磁束が他方の印字
ワイヤに対応する励磁コイルが巻装される前記コアに、
このコアが前記アーマチュアを吸引する磁束として作用
するように、交互に駆動される前記一組の印字ワイヤに
対応する前記電磁石を互いに隣接する位置に配置したワ
イヤドット印字ヘッドとすることにより達成される。
字ワイヤを交互に駆動させて連続印字する印字ヘッドに
おいて、交互に駆動される印字ワイヤに対応する電磁石
を互いに隣接する位置に配置し、一方の励磁コイルに通
電がなされると、この励磁コイルの磁束が他方の励磁コ
イルと対応するコアにアーマチュアを吸引する磁束とし
て作用すると言うように、互いの励磁コイルによる磁気
干渉を交互印字と言う規則的なタイミングを利用して、
他方のアーマチュアのコアへの吸引を早めることができ
る。
詳細に説明する。図4は本発明に係るワイヤドット印字
ヘッドの概略構成断面図である。この印字ヘッドは、2
4ピンを同一平面に配置した印字ヘッド組立体1A,1
Bを二層に重ねた構造、いわゆる多層型印字ヘッドであ
り、この2つの印字ヘッド組立体1A,1Bの各ピンA
1 〜A24とB1 〜B24を同一平面に配置して48ピンの
印字ヘッドを構成している。なお、図4において、A層
の印字ヘッド組立体1Aの構成要素には数字の後に符号
Aを、B層の印字ヘッド組立体1Bの構成要素には符号
Bをそれぞれ付して示している。したがって、A,Bを
除いて他の符号(番号)が一致している部材は、両印字
ヘッド組立体1A,1Bの間で対応しているものであ
る。
ド組立体1Aと印字ヘッド組立体1Bは、印字ヘッド組
立体1Bの前面にガイドフレーム2が取り付けられてい
る点と、印字ワイヤ3の長さが異なる点とを除いて、略
同一な構造として形成されている。そして、図4におい
て、符号4は第1のヨーク、5は印字ワイヤ3を自由端
側に固着し他端側を板バネ6に固着してなるアーマチュ
アであり、このアーマチュア5は板バネ6に蓄えられる
エネルギーで揺動される構造になっている。7は第1の
ヨーク4と共に板バネ6を挟持している第2のヨークで
ある。8はアーマチュア5を板バネ6の力に抗してコア
9に吸着させておく磁束を形成するための永久磁石であ
る。10はベースヨークであり、中心には貫通孔11が
形成されているとともに、この貫通孔11の周囲に略等
間隔で24個のコア9が一体に形成され、この各コア9
に励磁コイル12が巻装されて電磁石として形成されて
いる。
回した状態でB層側のベースヨーク10を示す上面図
で、図6は各コア9に励磁コイル12を各々巻回した状
態でA層側のベースヨーク10を示す上面図である。な
お、図5及び図6において、符号A,Bに付しているル
ビは、各層にそれぞれ設けられている24個の電磁石の
番地を示しているものである。そして、この実施例で
は、B層の電磁石は貫通孔11Bの周縁に沿って、番地
B2 ,B4 ,B6 ,B8 ,B10,B12,B14,B16,B
18,B20,B22,B24,B23,B21,B19,B17,
B15,B13,B11,B9,B7 ,B5 ,B3 ,B1 の順
に形成されている。また、これに対してA層の電磁石は
貫通孔11Aの周縁に沿って、番地A2 ,A4 ,A6 ,
A8 ,A10,A12,A14,A16,A18,A20,A22,A
24,A23,A21,A19,A17,A15,A13,A11,
A9 ,A7 ,A5 ,A3 ,A1 の順に形成されていて、
B層とA層との間では同じ番号同志が互いに重なった構
造になっている。
印字ヘッド組立体1B側の貫通孔11Bに印字ヘッド組
立体1A側の印字ワイヤ3Aを通して、第1のヨーク4
AがB層における印字ヘッド組立体1Bのベースヨーク
10Bの裏面に当接された状態にして組み付けられると
ともに、印字ヘッド組立体1Aの印字ワイヤ3Aと印字
ヘッド組立体1Bの印字ワイヤ3Bが、印字ヘッド組立
体1Bの前面に第1のヨーク4と当接されて配置される
ガイドフレーム2のワイヤガイド13によって前後方向
スライド自在に保持され、この状態で印字ヘッド組立体
1Aと印字ヘッド組立体1Bとガイドフレーム2が図示
せぬ手段によって互いに固着されて、1つの印字ヘッド
としてユニット化されている。
りアライメントされた印字ワイヤ3で形成されるピン配
列は、図7に示すようにA層側とB層側とで縦千鳥に配
列にされたり、あるいは図8に示すように菱形に配列さ
れたりする方法が採られている。なお、図7及び図8に
おいて、符号A,Bに付しているルビは、各層にそれぞ
れ設けられている24個の印字ワイヤ3の番地を各々示
しているもので、図7及び図8と図4及び図5との間で
符号が対応するものは、同じ符号の電磁石と互いに対向
して配置されている印字ワイヤ3と電磁石の番地を示し
ている。
は、2ピンづつ、すなわち(B3 ,B1 )、(B2 ,B
4 )、(A3 ,A1 )、(A2 ,A4 )、(B7 ,
B5 )、(A7 ,A5 )、(A6 ,A8 )、(B11,B
9 )、(B10,B12)、(A11,A9 )、(A10,
A12)、(B15,B13)、(B14,B16)、(A15,A
13)、(A14,A16)、(B19,B17)、(B18,
B20)、(A19,A17)、(A18,A20)、(B23,B
21)、(B22,B24)、(A23,A21)、(A22,
A24)毎に左右に順番に千鳥状に分かれて4列に並べら
れている。
ピンづつ、すなわち(B3 ,B1 )、(B2 ,B4 )、
(A3 ,A1 )、(A2 ,A4 )、(B7 ,B5 )、
(A7,A5 )、(A6 ,A8 )、(B11,B9 )、
(B10,B12)、(A11,A9 )、(A10,A12)、
(B15,B13)、(B14,B16)、(A15,A13)、
(A14,A16)、(B19,B17)、(B18,B20)、
(A19,A17)、(A18,A20)、(B23,B21)、
(B22,B24)、(A23,A21)、(A22,A24)毎に
左右に順番に分かれて全体として菱形の枠を形成する状
態にして並べられている。
と、印字ヘッド組立体1Aと印字ヘッド組立体1Bは、
励磁コイル12に電流が流されないで励磁コイル12が
励磁されていない状態では、永久磁石8の磁束がベース
ヨーク10,コア9,アーマチュア5,第1のヨーク
4,第2のヨーク7を通る磁束路を形成し、コア9とア
ーマチュア5との間に磁気的吸引力を発生させる。これ
により、アーマチュア5が第1のヨーク4と第2のヨー
ク7との間に固定されている板バネ6を撓ませてインパ
クトに必要なエネルギーを蓄えた状態で、コア9側に印
字ワイヤ3と共に吸引されている。
流すと、この励磁コイル12とコア9とにより作られる
磁束Φ2が、アーマチュア5とコア9との間に流れてい
る永久磁石8の磁束Φ1を打ち消す。すると、永久磁石
8の磁束Φ1が打ち消されたことにより、それまで撓ま
されていた板バネ6が開放される。これにより、アーマ
チュア5の先端に固着されている印字ワイヤ3が図示せ
ぬ印字媒体にインパクトされ、このインパクトによりド
ットを形成して印字を行う。そして、この構造では、印
字ヘッドは横方向に動かされ、また横方向の印字マトリ
クスを複数のドットで受け持ち印字を行っている。
たときにおける印字ワイヤ3の変位と励磁コイル12へ
の励磁電流を時間と共に示したものである。ここでは同
一マトリクスを一番上に配列された2つのピンで交互に
印字する場合を一例としており、図中に実線で示す波形
はB1 ピンとA1 ピンを使って交互に印字する従来装置
の場合におけるワイヤの変位、点線はB1 ピンとB3 ピ
ンを使って交互に印字する本発明装置の場合におけるワ
イヤ変位を示してある。ここで、横罫線を同一方向に連
続して印字した場合、本発明では図3に示すようにB1
ピンとB3 ピンとが交互に駆動され、従来構造の場合で
はB1 ピンとA1 ピンとが交互に駆動される。
するときに、従来構造のように、B1 ピンとA1 ピンを
使って交互に印字したときにおける磁束の状態と、本発
明構造のように、B1 ピンとB3 ピンを使って交互に印
字したときにおける磁束の状態をそれぞれ比較して示し
たもので、左側に「従来構造」の場合を示し、右側に
「本発明構造」の場合を示している。
一方向に連続して印字したときにおける磁束の状態を
「本発明構造」の場合と「従来構造」の場合とについて
説明する。まず、B1 ピンの励磁コイルに励磁電流が流
されたときの状態(a)は、「本発明構造」及び「従来
構造」共、永久磁石8の磁束Φ1の作用と電磁石の磁束
Φ2の作用は同じである。
相対するコイル(「本発明構造」の場合はコイルB3 、
「従来構造」の場合コイルA1 )に通電が始まった
(b)の状態になると、「本発明構造」の場合では、そ
の電磁石B3 が発生する磁束Φ2の一部が隣接する電磁
石B1 のコア9B1 に流れ込み、電磁石B1 と相対する
アーマチュア5Bへの吸引を早める作用を及ぼす。これ
に対して、「従来構造」の場合では、電磁石A1 が発生
する磁束Φ2は電磁石B1 と相反するアーマチュア5B
への吸引を早める作用は及ぼさない。
た(c)の状態になると、「本発明構造」の場合では、
今度は電磁石B1 が発生する磁束Φ2の一部が電磁石B
3 のコア9B3 に流れ込み、電磁石B1 と相対するアー
マチュア5Bへの吸引を早める作用を及ぼす。これは、
連続印字が終了するまで、繰り返し互いに影響を及ぼし
合うことになる。これに対して、「従来構造」の場合で
は、コイルB1が発生する磁束Φ2はコイルA1と相反
するアーマチュア5Bへの吸引を早める作用は及ぼさな
い。したがって、本実施例の場合では、互いの印字動作
時間は短くなり、図2中に点線で示すようにコイルへの
通電周期Tcを短くして、従来の印字に比べて大きなマ
ージンを得ることができる。
ヤドット印字ヘッドによれば、印字ワイヤの2つを該印
字ワイヤの印字側端を同一行方向に並置させたものを一
組とし、これを複数組列方向にずらして配列させ、これ
ら各組の印字ワイヤを交互に駆動させて、各々の組が同
一行方向に並ぶドットを印字可能なワイヤドット印字ヘ
ッドにおいて、交互に駆動される印字ワイヤに対応する
電磁石を互いに隣接する位置に配置し、一方の励磁コイ
ルに通電がなされると、この励磁コイルの磁束が他方の
励磁コイルと対応するコアにアーマチュアを吸引する磁
束として作用するというように、互いの励磁コイルによ
る磁気干渉を交互印字という規則的なタイミングを利用
して、他方のアーマチュアのコアへの吸引を早めること
ができ、これによって印字ヘッド全体の印字速度を高め
ることができる。つまり、印字ワイヤの複数組の各々に
おいて、その組に含まれた印字ワイヤに対応する励磁コ
イルを互いに隣接する位置に配置しているため、各々の
印字ワイヤの組で、一方の印字ワイヤが駆動されたとき
に発生する磁束が他方の印字ワイヤを吸引する方向に働
き、印字ヘッド全体にわたって同一行方向に並ぶドット
を印字する2つの印字ワイヤの駆動時間を短くすること
ができ、これによって各層での磁気干渉による影響を排
除し、印字速度を速めて高速印字を実現することができ
る。
較図である。
る。
図である。
構成断面図である。
の構造図である。
の構造図である。
示す図である。
示す図である。
である。
の構造図である。
の構造図である。
示す図である。
示す図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 励磁コイルが巻装されたコアを有する電
磁石が複数配置されているベースヨークと、 一端に印字ワイヤを有しているとともに他端が板バネを
介して前記電磁石と対応して配置されている複数のアー
マチュアと、 前記板バネを撓ませて前記アーマチュアを前記コア側に
磁気吸引しておくための保持力を前記コアに付与してい
る永久磁石とを備え、 前記励磁コイルへの通電により前記永久磁石の磁気吸引
力を消磁し、前記励磁コイルに対応している前記印字ワ
イヤを駆動させるとともに、前記印字ワイヤの2つを該
印字ワイヤの印字側端を同一行方向に並置させたものを
一組とし、これを複数組列方向にずらして配列させ、各
組の印字ワイヤを交互に駆動させて、各々の組が前記同
一行方向に並ぶドットを印字可能なワイヤドット印字ヘ
ッドであって、 前記一組の印字ワイヤのうち、一方の印字ワイヤに対応
する前記励磁コイルに通電がなされると、この励磁コイ
ルの磁束が他方の印字ワイヤに対応する励磁コイルが巻
装される前記コアに、このコアが前記アーマチュアを吸
引する磁束として作用するように、交互に駆動される前
記一組の印字ワイヤに対応する前記電磁石を互いに隣接
する位置に配置したことを特徴とするワイヤドット印字
ヘッド。 - 【請求項2】 2つの印字ヘッド組立体を重ね、多層型
に形成してなることを特徴とする請求項1に記載のワイ
ヤドット印字ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15667794A JP3472346B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | ワイヤドット印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15667794A JP3472346B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | ワイヤドット印字ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081964A JPH081964A (ja) | 1996-01-09 |
JP3472346B2 true JP3472346B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=15632912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15667794A Expired - Lifetime JP3472346B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | ワイヤドット印字ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3472346B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-14 JP JP15667794A patent/JP3472346B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH081964A (ja) | 1996-01-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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