JP3856893B2 - 管路端末処理構造及び処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はガス導管、水道管、下水道管、電力線や通信線などの敷設管路などの、主として地中に埋設された管路に対し、補修又は補強の目的で内張りを施した後、その管路における内張り材の端末を処理した構造及び、その処理の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の管路における内張り材の端末を処理する構造としては、特開平7−35263号公報に記載されたものが知られている。この構造は図2に示すように、管路1の端末のやゝ奥の内面に内方に突出する環状突起2を形成し、その管路1の内面に内張り材3で内張りし、当該内張り材3における環状突起2に近接した管端側の内張り材3内に拡開リング4を嵌合し、その拡開リング4を拡開して内張り材3を管路1の内面に圧接して固定したものである。
【0003】
この構造は、内張り材3に収縮力が作用して内張り材3の端末部が管路1の内方にずれようとしたとき、拡開リング4も内張り材3に伴われて移動するために拡開リング4と環状突起2との間に内張り材3が挟圧され、内張り材3が内方にずれるのを阻止して当初の内張り状態を維持するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種の内張り材3においては、熱可塑性合成樹脂管の外面又は肉厚内に織物などの繊維層を形成したものを使用するのが好ましいのであるが、前述の構造においては内張り材3の端末が管路1内に解放されているために、管路1内の流体が前記繊維層を伝わって移動し、管路1の損傷部から管路1外に漏出することがある。
【0005】
前記構造においては、管路1の端末部においては管路1と内張り材3とが密着して気密に保持することができるが、管路1の中央部においてはその両者が完全に密着している訳ではなく、繊維層からその隙間を通じて流体が漏出することが避けられない。
【0006】
また近年内張りの目的として、地震などにより管路1が破断した場合においても内張り材が破断することなく、流路を確保し得るようにすることが考慮されており、破断した管路がその長さ方向に相当大きな変位を生じても、内部の内張り材が破断することなくその変位に追従し得るものであることが求められるようになっている。
【0007】
然るに前記構造においては、かかる大きな変位に追従することができない。例えば長さ2mの管路を2本突き合わせてその内面に前記構造による内張りを施し、その管路を一気に相対的に20cm引き離す試験を行ったところ、内張り材3が破断するか、そうでなければ拡開リング4が座屈し、いずれにしても内張り材3内の気密を確保することができなかった。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、内張り材3の繊維層を通じて流体が漏出することがなく、また地震などにより管路1が破断して大きな変位が生じた場合においても、内張り材3が破断したり拡開リング4が座屈したりすることなく、流路を確保し得る管路端末処理構造及びその処理方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
而して本発明の管路端末処理構造は、管路内に挿通されて管路内面に沿って圧接された熱可塑性合成樹脂よりなる内張り材の端末に、当該内張り材の外面から内面にかけて断面略U字状の弾性体リングを嵌合し、当該弾性体リングの内側部分の内側から拡開リングで拡開し、弾性体リングの外側部分を管路内面に気密にかつ長さ方向に摺動可能に圧接したことを特徴とするものである。
【0010】
本発明の構造においては、前記内張り材が、熱可塑性合成樹脂管の外面又は肉厚内に、繊維層を一体に形成したものとすることが好ましい。
【0011】
また前記弾性体リングの外側部分の外面には、周方向に多数の凹凸条を形成することが好ましく、また前記弾性体リングと管路内面との間には、不乾性の液状パッキンを介在せしめることが好ましい。さらに前記内張り材と弾性体リングとは、接着剤などで固着することが好ましい。
【0012】
また本発明の第一の管路端末処理方法は、管路内に熱可塑性合成樹脂よりなる内張り材を挿通し、当該内張り材を拡圧して前記管路内面に沿わせると共に、その内張り材の端末部に縮径部を形成して管路内面との間に隙間を形成し、その内張り材の端末にその内張り材の外面から内面にかけて断面略U字状の弾性体リングを嵌合し、当該弾性体リングの内側部分の内側に拡開リングを嵌合し、当該拡開リングを拡開して弾性体リングの外側部分を管路内面に気密かつ長さ方向に摺動可能に圧接することを特徴とするものである。
【0013】
本発明の方法においては、管路内に内張り材を挿通した後、管路の端末部において管路と内張り材との間に鞘管を嵌合し、内張り材内に加温加圧流体を送入して内張り材を拡圧し、内張り材を管路及び鞘管の内面に圧接することにより、内張り材の端末部に縮径部を形成することができる。
【0014】
また前記弾性体リングの外側部分の外面には、周方向に多数の凹凸条が形成されていることが好ましく、前記弾性体リングの外側部分の外面又は管路の内面に、不乾性の液状パッキンを塗布することが好ましい。
【0015】
また本発明における第二の管路端末処理方法は、内面に熱可塑性合成樹脂よりなる内張り材を圧接した管路を切断して端末を形成し、当該管路の端末部から前記内張り材を剥がして縮径部を形成し、その内張り材の端末にその内張り材の外面から内面にかけて断面略U字状の弾性体リングを嵌合し、当該弾性体リングの内側部分の内側に拡開リングを嵌合し、当該拡開リングを拡開して弾性体リングの外側部分を管路内面に気密かつ長さ方向に摺動可能に圧接することを特徴とするものである。
【0016】
この方法においては、前記管路の端末部において内張り材を加温して軟化させ、その管路と内張り材との間に先端が尖った鞘管を挿入することにより、内張り材の端末部の径を縮小させて縮径部を形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に従って説明する。図1は本発明の管路端末処理構造を示すものであって、1は管路であり、3はその管路1の内面に内張りされた内張り材である。この内張り材3は、ポリエチレンなどの半硬質の熱可塑性合成樹脂よりなる管であって、当該熱可塑性合成樹脂のみよりなるものであってもよいが、その外面又は肉厚内に織布、ブレード又は編物などの繊維層を形成して補強したものを使用することが好ましい。
【0018】
内張り材3は管路1の内面に沿って圧接せしめられており、その内張り材3の端末部は径を縮小して縮径部5が形成され、その縮径部5にはゴムなどの弾性体よりなる弾性体リング6が嵌合されている。
【0019】
弾性体リング6は、内張り材3の縮径部5の外面から内面にかけて、外側部分6a、端末部分6b及び内側部分6cよりなる断面略U字状の部材であって、内張り材3の端末を包み込むように嵌合されている。弾性体リング6は内張り材3の端末部に単に嵌合されただけであってもよいが、接着剤などで内張り材3に強固に固着されていることが好ましい。
【0020】
そしてその弾性体リング6の内側部分6cの内側には金属製の拡開リング7が嵌合されており、当該拡開リング7を拡開して径を拡大することにより、弾性体リング6を押し拡げ、その弾性体リング6の外側部分6aの外面を管路1の内面に圧接し、気密にシールしている。
【0021】
而して本発明においては、拡開リング7を拡開して弾性体リング6を管路1に圧接した状態において、当該弾性体リング6と管路1とが互いに摺動可能であることが必要である。すなわち管路1に対して内張り材3に長さ方向に大きな力が作用したとき、内張り材3が破断したり大きな変形を生じたりする前に、弾性体リング6が管路1に対して摺動するのである。
【0022】
弾性体リング6と管路1とが摺動可能でありかつ気密にシールするために、弾性体リング6の外側部分の外面に不乾性の液状パッキン8を塗布しておき、拡開リング7を拡開して弾性リング6を管路1に圧接することにより、その両者の間に液状パッキン8を介在せしめるのが好ましい。
【0023】
前記液状パッキン8は、ゴム又は合成樹脂を主成分とする、流動性を有する高粘度で粘着性を有する素材であって、これを物体の接合面に塗布することにより、固化して接着することなく、粘着、粘弾性の安定した薄膜を形成し、接合面を気密水密にシールするものである。このものは通常、液状パッキン又は液状ガスケットの一般名で市販されており、これらのうちから適当なものを選択して使用することができる。
【0024】
一般には溶剤を含むものと含まないものとがあるが、本発明においては溶剤を含まないか、又は含んでも少量であって、事実上不乾性のものを使用するのが好ましい。また粘度は高粘度のものが好ましく、100〜3000Pa・s程度のものが適当である。
【0025】
また本発明においては図4に示すように、弾性体リング6の外側部分6aの外面に、周方向に多数の凹凸条9を形成することが好ましい。このようにすることにより、弾性体リング6と管路1との接触面積が小さくなるためシール性が向上すると共に、摩擦抵抗が低下する。さらにこの構造に前記液状パッキン8を併用することにより、凹凸条9の凹部に液状パッキン8を保持し、シール性及び摺動性を向上させることができる。
【0026】
次に図3は、本発明の管路端末処理方法の第一の方法の工程を示すものである。先ず(a)に示すように、管路1内に内張り材3を挿通する。内張り材3は前述のように、熱可塑性合成樹脂管を繊維層で補強したものを使用するのが好ましく、管路1の内径より若干小径であって、内圧をかけることにより径膨脹可能のものを使用するのが良い。
【0027】
次いで(b)に示すように、管路1の端末から管路1と内張り材3との間に鞘管10を嵌合し、内張り材3の端末を閉そくして圧力流体挿入管11を取り付け、当該圧力流体挿入管11から内張り材3内に加温加圧流体を送入し、内張り材3を加温しつつ内圧をかけて膨脹させ、管路1内面に圧接すると共に、管路1の端末部においては鞘管10内面に圧接する。
【0028】
次いで鞘管10を除去し、管路1の端末からやゝ奥の位置で内張り材3を切断すると、(c)に示すように内張り材3が管路1内面に圧接されていると共に、その内張り材3の端末部に縮径部5が形成される。
【0029】
そして(d)に示すように内張り材3の縮径部5に弾性体リング6を嵌合し、当該弾性体リング6の外側部分6aの外面又は当該部分に対向する管路1内面に液状パッキン8を塗布する。弾性体リング6は前述のように、外側部分6aの外面に凹凸条9を形成したものが好ましい。
【0030】
そして(e)に示すように、弾性体リング6の内側部分6cの内側に拡開リング7を嵌合し、これを拡開して弾性体リング6の外側部分6aを管路1の内面に強固に圧接することにより、図1に示すような本願発明の管路端末処理構造を形成することができる。
【0031】
第二の方法は、既に内張り材3により内張りを施した管路1に対して、損傷部の切除や分岐の形成などの目的で管路1を切断したときに、当該切断によって生じた端末部を処理するための方法であって、管路1を内張り材3と共に切断して端末を形成し、その端末部において内張り材3の端末部を管路1から剥がして径を縮小して縮径部5を形成し、然る後先の第一の方法において述べたと同様の操作により端末を処理する。
【0032】
図5は当該第二の方法において、内張り材3に縮径部5を形成する状態を示すものであって、内張り材3の端末部を加温して軟化させ、管路1と内張り材3との間に先端の尖った鞘管10を挿入して内張り材3を内方に押圧し、径を縮小させて縮径部5を形成する。
【0033】
以下前記第一の方法で述べたと同様に、縮径部5の端末に弾性体リング6を嵌合し、その内側に拡開リング7を嵌合して拡開し、図1に示すような端末処理構造を形成する。
【0034】
【作用】
本発明においては、内張り材3の端末が弾性体リング6で覆われているので、その内張り材3の端末が直接内部の流体に接触することがなく、流体が内張り材3の繊維層を通じて移動することがない。
【0035】
また弾性体リング6が管路1に対して摺動可能に圧着されているので、内張り材3にその長さ方向に大きな力が作用したときには、弾性体リング6が管路1に対して摺動することによりその力に追従することができ、内張り材3が破断したり過大の変形を生じたりすることがない。
【0036】
先の従来技術について述べたと同様に、長さ2mの管路1を2本突き合わせてその内面に内張り材3による内張りを施し、その内張り材3の端末を本発明の構造で処理したものについて、その管路1を一気に相対的に20cm引き離す試験を行ったところ、管路1の両端末において弾性リング6が合計で約20cm内方に引き込まれており、内張り材3は何等の損傷や過大な変形を生じることがなく、また弾性体リング6も管路1の内方に移動した以外に異常がなく、内張り材3内の気密は確保されていた。
【0037】
【発明の効果】
従って本発明の構造によれば、内張り材3の端末が弾性体リング6で覆われており、内部流体に触れることがないので、内張り材3の繊維層を通じて流体が移動したり管路1の損傷部から漏出したりすることがない。
【0038】
また拡開リング7で拡圧することにより弾性体リング6が管路1に対して密着しているので管路1と内張り材3との間から流体が漏出することがなく、また弾性体リング6が管路1に対して摺動可能であるので、地震などで管路1が破断し、かつ大きな変位を生じたような場合でも、弾性体リング6が管路1に対して摺動することにより内張り材3に大きな力が作用することがなく、内張り材3が破断したり大きな変形を生じたりすることがない。
【0039】
また管路1と弾性体リング6との間に液状パッキン8を介在せしめることにより、シール性を高めて流体の漏出を阻止することができると共に、弾性体リング6は管路1に対して液状パッキン8により潤滑され、より滑らかに摺動して内張り材3の破断や変形をより確実に防止することができる。
【0040】
また弾性体リング6の外側部分6aの外面に凹凸条9を形成することにより、シール効果を高めると共に摩擦抵抗を軽減することができ、さらに液状パッキン8を併用することにより、凹凸条9の凹部に液状パッキン8を保持し、これらの効果をより高めることができる。
【0041】
さらに内張り材3と弾性体リング6とを接着剤などで一体に固着することにより、流体の侵入を防止することができると共に、内張り材3に力がかかったときに内張り材3が弾性体リング6から脱落するのを防止し、弾性体リング6を確実に管路1に対して摺動させることができる。
【0042】
本発明の第一の方法によれば、管路1に内張り材3で内張りを施すに際して、その端末を本発明の端末処理構造により確実に処理することができ、また第二の方法によれば、既に内張り材3による内張りが施された管路1の途中を切断した場合に、そこに生じた端末に対して本発明の構造により、端末処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の管路端末処理構造を示す中央縦断面図
【図2】 従来の管路端末処理構造を示す中央縦断面図
【図3】 本発明の第一の管路端末処理方法の工程を示す中央縦断面図
【図4】 本発明における弾性体リングの主要部の拡大中央縦断面図
【図5】 本発明の第二の管路端末処理方法において、内張り材に縮径部を形成する状態を示す中央縦断面図
【符号の説明】
1 管路
3 内張り材
5 縮径部
6 弾性体リング
7 拡開リング
8 液状パッキン
9 凹凸条
10 鞘管
Claims (11)
- 管路(1)内に挿通されて管路(1)内面に沿って圧接された熱可塑性合成樹脂よりなる内張り材(3)の端末に、当該内張り材(3)の外面から内面にかけて断面略U字状の弾性体リング(6)を嵌合し、当該弾性体リング(6)の内側部分(6c)の内側から拡開リング(7)で拡開し、弾性体リング(6)の外側部分(6a)を管路(1)内面に気密にかつ長さ方向に摺動可能に圧接したことを特徴とする、管路端末処理構造
- 前記内張り材(3)が、熱可塑性合成樹脂管の外面又は肉厚内に、繊維層を一体に形成したものであることを特徴とする、請求項1に記載の管路端末処理構造
- 前記弾性体リング(6)の外側部分(6a)の外面に、周方向に多数の凹凸条(9)を形成したことを特徴とする、請求項1又は2に記載の管路端末処理構造
- 前記弾性体リング(6)と管路(1)内面との間に、不乾性の液状パッキン(8)を介在せしめたことを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の管路端末処理構造
- 前記内張り材(3)と弾性体リング(6)とを接着剤などで固着したことを特徴とする、請求項1、2、3又は4に記載の管路端末処理構造
- 管路(1)内に熱可塑性合成樹脂よりなる内張り材(3)を挿通し、当該内張り材(3)を拡圧して前記管路(1)内面に沿わせると共に、その内張り材(3)の端末部に縮径部(5)を形成して管路(1)内面との間に隙間を形成し、その内張り材(3)の端末にその内張り材(3)の外面から内面にかけて断面略U字状の弾性体リング(6)を嵌合し、当該弾性体リング(6)の内側部分(6c)の内側に拡開リング(7)を嵌合し、当該拡開リング(7)を拡開して弾性体リング(6)の外側部分(6a)を管路(1)内面に気密かつ長さ方向に摺動可能に圧接することを特徴とする、管路端末処理方法
- 管路(1)内に内張り材(3)を挿通した後、管路(1)の端末部において管路(1)と内張り材(3)との間に鞘管(10)を嵌合し、内張り材(3)内に加温加圧流体を送入して内張り材(3)を拡圧し、内張り材(3)を管路(1)及び鞘管(10)の内面に圧接することにより、内張り材(3)の端末部に縮径部(5)を形成することを特徴とする、請求項6に記載の管路端末処理方法
- 前記弾性体リング(6)の外側部分(6a)の外面に、周方向に多数の凹凸条(9)が形成されていることを特徴とする、請求項6又は7に記載の管路端末処理方法
- 前記弾性体リング(6)の外側部分(6a)の外面又は管路(1)の内面に、不乾性の液状パッキン(8)を塗布することを特徴とする、請求項6、7又は8に記載の管路端末処理方法
- 内面に熱可塑性合成樹脂よりなる内張り材(3)を圧接した管路(1)を内張り材(3)と共に切断して端末を形成し、当該管路(1)の端末部から前記内張り材(3)を剥がして縮径部(5)を形成し、その内張り材(3)の端末にその内張り材(3)の外面から内面にかけて断面略U字状の弾性体リング(6)を嵌合し、当該弾性体リング(6)の内側部分(6c)の内側に拡開リング(7)を嵌合し、当該拡開リング(7)を拡開して弾性体リング(6)の外側部分(6a)を管路(1)内面に気密かつ長さ方向に摺動可能に圧接することを特徴とする、管路端末処理方法
- 前記管路(1)の端末部において内張り材(3)を加温して軟化させ、その管路(1)と内張り材(3)との間に先端が尖った鞘管(10)を挿入することにより内張り材(3)の端末部の径を縮小させて縮径部(5)を形成することを特徴とする、請求項10に記載の管路端末処理方法
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